【RTA風味】ガンダムビルドファイターズ・古鉄チャート【スパロボ】   作:装甲大義相州吾郎入道正宗

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オリジナル設定を含むので初投稿です。


ホトギ・モトハルという男 withカイラ(1)

彼を語る上で欠かせない言葉があるとすれば【狼】に尽きる。

 

 

 

若き才能の持ち主が熾烈にしのぎを削るガンプラ塾。次代のメイジンを生み出すべく過酷な訓練に耐える塾生の中において、突出した才能を持って次代のメイジン候補最有力候補と呼ばれたトップ3、もしくは三大巨頭の若者達。

 

【紅の彗星】

ユウキ・タツヤ

 

【閃光の槍】

ジュリアン・エアーズ・マッケンジー

 

そして、

 

【鋼鉄の孤狼】

ホトギ・モトハル

 

前者2名がコミニュケーション能力にも秀でた人格者であったのに対して、ややぶっきらぼうで無愛想な性格をしているせいで近寄りがたい雰囲気を放つのが印象的な少年。

 

塾開講時からの古参であり、最年少の彼はビルダーの腕前は他2人を凌ぎ、高い完成度で製作されたガンプラによってファイターとしての才能の低さを補うファイトスタイルで好成績を残し続けてきた。

 

その軌跡はメイジン専属ビルダーを目指すエンジニア志望者達にとって年齢を超えた憧れのような存在として認知されている。

 

まるで未来を予測しているかのような立ち回り。相手を追い詰め、最速最短で勝利をもぎ取る速攻のバトルスタイル。一撃必殺で獲物の急所を狙う野生動物のように冷徹かつブレが無い様は貪欲でありながらどこか必死さを感じずにはいられない孤独な強さだった。

 

より早く、もっと鋭く。

 

そんな彼を知る多くの者は、ここまでの壮絶な成績を残したそのガンプラ塾生時代【前期】を語り始めるが、数少ない理解者、特に幼馴染は幼少期に作ったガンプラから話を始めるだろう。

 

例えばそう、元相棒でもあり幼い頃からの最も親しい友人。コシナ・カイラは当時を振り返って思い出す。

 

ーーーーーー

 

親との不仲。そして貧乏。ただそれだけで少女は生死の境を彷徨った。元より望んで産まれた訳ではないのか、彼女が家出をすれば最初こそ親は怒りの感情を向けたが、それが慣れてくると、そこに居ない者として無関心を貫いた。

 

幼少期特有の注目されたいが故の、思い出せないような小さな悪戯が原因となったそれは抜けない矢となって親子の間に突き刺さり、月日の流れがその関係を癒す事も無いまま、ただただ両者の関係を冷え込ませるだけの日々となった。

 

「アタシは…一人で生きていくんだ…」

 

登校もせず、家に帰らなくなって久しい毎日。誰に呟くでもない独り言は彼女が、仮の根所にしている路地裏を通り抜けていく。義務教育を受けるような年頃である彼女が、生きる為に必要な額の現金を稼ぐには知識が乏しく、毎日のように自販機の下や落ちた現金を探す時間で手一杯となり、それても育ち盛りの腹を満たすには不足していた。

 

幼い彼女にとってそれは耐え難い苦痛であり、徐々に追い詰められていく精神の中で窃盗や強盗、果てはゆすりタカリといった犯罪行為が何度も頭を過っては小さな理性で打ち消していた。そんな中、ふと顔を上げると何やら見知らぬ少年が路地裏に入り込んで箱を開封している姿を見かけた。

 

平時であれば気にせず、今日の食事代を探す為に足を背けるはずだったが、今まで見た事も無いような綺麗なイラストが描かれた紙箱が気になって近づいてしまう。

 

背中側からそっと近づいた為、少年の表情は窺い知れないが、どうやらそれに無中になっているらしく、こちらに気がつく様子も無い。パッケージに書かれた英語は学校すらロクに通っていない彼女には読めなかったが、ルビの振られたカタカナだけが辛うじて読めた。

 

「モビルスーツ…ゲイツ…? なんかのロボットか…」

 

なら食べ物や衣類でもなくオモチャか…。落胆するカイラを他所にビクリと反応する少年は振り返り、驚きの顔で見つめる。

 

(こいつマジで気付いてなかったのかよ…どんだけコレに夢中になってんだ…)

 

あまりの無防備に内心呆れ返る彼女だったが、至近距離でも何故か目元が良く見えない少年は、何故か興奮した様子で箱に描かれたロボットについて語り始めた。だが、一時の興味しか持たないカイラはそれを鬱陶しいと切り捨てて、いつも通り路地裏の奥へと歩を進める。

 

 

それが始めの出会い。

 

 

この時はなぜ少年が路地裏で紙箱を…ガンプラを眺めていたのか。なぜ怯える事もなく語り出したのか知る由も、知りたいとも思わなかった。

 

彼から溢れんばかりに放たれていた感情。それは生きる為に必死だったカイラにとって必要のない感情で、切り捨てたはずの【楽しい】という思いだった。それを写し出す鏡のような少年だったからこそ、余計に目の当たりにしたくなかったのだ。

 

だが、それでも少年は彼女と遊ぶ事をやめなかった。気が付けば路地裏でよく顔を合わせ、無視しても話し掛けてくる。その割りにはガンプラ以外の話になると途端に静かになる不思議な少年。

 

それは子供なりの自分の楽しい事は相手も楽しいという、一方的な決めつけから来る思い込みと構って欲しいという単純な動機だったのかもしれないが、彼との日々を過ごす内、カイラの中に少なくとも孤独という感情が薄れていったのは間違いなかった。

 

いつしか2人でガンプラを作ったり振り回して遊ぶ姿は微笑ましい、ありふれた光景として路地裏の遊び場を彩った。

 

だから、ある日突然別れの時が来たと告げられたカイラは普段の生意気な性格はなりを潜め、大声で泣きじゃくった。今まで蓋をしていた感情が溢れかえったように流れる滂沱の涙は、依存レベルまで高まった親しさの裏返しである事を何よりもはっきりと物語っている。

 

「アタシを、おいて、いくなよぉ…」

 

少年は困った顔をしながらも目尻には同じく涙が溜まっている。彼とてカイラと離れ離れにはなりたくないのだ。それでも自分だけで生きる手段を持たず、ここから離れるには相応の理由があった。

 

けれど女の子をこれ以上泣かせてはいけないと、あらかじめ用意しておいた物を差し出す。

 

「これ、ガンプラ…? アタシだけの……?」

 

それは少年が彼女の為に真剣に組み上げたプラモデル。女の子に送るには可憐さの一つもなかったが、始めて出逢った時と同じ思い出のガンプラをカイラの為にもう一つ作り上げたのだ。

 

世間一般から照らして見れば、きっと粗末な出来だったのかもしれない。しかしそれは彼とのお揃いの一品で、どこに居ても同じ物を持っているという2人の証。少女にとってこれが何物にも代え難い大切な宝物になるのは間違いなかった。

 

「また、会えるよな…ッ!」

 

無理やり笑って別れを告げる。きっとこれが最後にしてやれる彼へのお返しだと決心したのに、口から出たのは未練がましい再会の約束。

 

あぁそれでも、

 

少年は…アタシのモトハルは

 

当然とばかりに慣れもしない笑顔で、指切りをしてくれた。

 

 

 

 

 

 

 

「ん……」

 

夕方頃、自室より眠り慣れたベッドでカイラが目を覚ますと人の気配を感じて眠気眼で視線を向ける。

 

そこには部屋の隅にひっそりと置かれたガンプラ専用の作業台で、記憶よりだいぶ大人びた雰囲気に成長した少年、ホトギ・モトハルが真剣な表情で手を動かしていた。

 

壁一面に沿って並ぶ棚には、かつて大量のガンプラが所狭しと並んでいたが、今では唯一飾っていた思い出の品以外は伽藍堂の有様になって久しい。

 

だからこそ、その唯一の品が棚に無い事を違和感と直感めいた予想を浮かべるカイラ。

 

音を立てないように背後からそっと覗き込むと、まるで夢の続きのように彼の手元で分解されているのは当時と同じガンプラの姿。ただしそれが3体目なのをカイラだけが知っている。

 

「随分懐かしいの触ってんな。改造するにしても別のHGシリーズの方が良いんじゃないか?」

 

寝起きの悪戯気分でモトハルの肩に顎を乗せて、しな垂れ掛かるカイラだったが彼はまるで気が付いていないようにモクモクと作業を続けている。お互いの吐息を感じる距離感。それだけの密着状態であっても動じないだけの関係性が今の2人にはあった。

 

「へへへ…」

 

頬をこれだけ寄せても気付かない。気の強いカイラにとって他人には絶対見せないような緩んだ顔つきのまま時が流れ、ようやく眠気が覚めてきた頃、彼女は気が付いた。

 

かつてあれだけガンプラが好きだった少年が、【代償を払って】までガンプラを辞めてしまった理由を思い出す。

 

既に解決した問題とはいえ、当時は知人の殆ど全てを巻き込んだ大騒動になりかけた事件の記憶。あの時、なぜ自分は力になれなかったのか、渦巻く自責の念が押し寄せて肩を掴む手に力が掛かる。

 

反面、それだけの事があったにも関わらず、もう一度彼がガンプラに向かい合おうとしている事実に嬉しさを感じずにはいられなかった。

 

(あ〜ぁ。こりゃ久しぶりに集中しまくってんのか…。こうなるとまだまだ長げぇんだよなぁ)

 

今の彼の製作技術は世間一般から比較すれば優れていると言わざるを得ないが、世界最高峰のガンプラ選手権世界大会を基準として判断すれば、まだまだ粗が目立つガンプラと称されるだろう。

 

数年前まで猛威を振るった【鋼鉄の孤狼】の腕前を知る者が【その理由】も知らずに見れば歴然とした差に驚く事だろう。

 

それでも。彼は再びガンプラ作りに精を出すようになった。

 

なぜ今になって心変わりしたのか。【そもそもの原因】は解消されたのか。すぐにでも理由を聞き正したい所だが、この集中状態になると碌に反応すら返さないのは長年の付き合いで分かりきっている。

 

しかし机の横に置かれたチラシには地元商店でガンプラ大会開催のお知らせと書いてある為、ある程度の予想はついた。

 

なら、同居人として。幼い頃からの友人として。もっとも親しい隣人として。誰よりも彼に近い自分が手伝うのは吝かではないとカイラは自分に言い聞かせ、無駄とわかっても彼に宣言する。

 

「久しぶりにソイツ使うのか?しょうがねぇな…手伝ってやるよ!」

 

カイラは彼にしか見せない笑顔で言い放った。

 

 

 

 

 

現在のステータス(マスクデータ含む)

名前:ホトギ・モトハル

性別:男

ビルダーレベル:6

ファイターレベル:3

スキル:【集中】【ひらめき】【熱血】【トラウマ】new!

称号:【元????候補】【人誑し】【??】

交友関係:

???・?? 70/100

コシナ・カイラ 72/100 new!

保有ガンプラ:ゲイツ・アイゼン

 

 

【トラウマ】

過去の出来事から一時的にレベルが低下した状態。特定のイベントをクリアすると解除される。

 

一見デバフ系に見えるが、マイナス数値は初期レベルには影響しない為、実際には被害が無い。むしろイベントさえこなせば必要経験値や条件を無視してレベルが上昇する神スキルであり、走者が諦めている上限突破に必要な要素でもある。




ホモの心、子知らず


●コシナ・カイラ
出典はガンダムビルドファイターズ外伝。
準レギュラー扱いの女性キャラクターで、乱暴な性格をしているが作中で数少ないリアリストでもある。
出番はかなり多いが、恋仲になるようなお相手は最後まで現れなかった模様。
太眉、ギザ歯、三白眼、ボーイッシュかつ低身長で華奢なナイチチという作者がホモでなければ性癖のビルドストライクガンダム・フルパッケージなので危なかった。メインヒロイン枠。かわいい。

本来、彼女がガンプラに興味を持つキッカケとなったトオル兄貴枠にホモ君が収まっているので原作のようなユウキ・タツヤとの因縁は無い。
現在はホモ君の家に居候しながらバー「かいらすぎりい」に勤め、学校にも行かず働く日々。
走者は勘違いしているが、男性キャラと違って女性キャラの好感度70は既に恋人関係である。しかもモリモリ数値が上がっているのでチャートは既に狂う…狂いそう

実はホモ君より年上。

視点切り替えに煮詰まっているので答えて頂ければ幸いです。

  • ノンケパート増やせや猿ゥ!
  • 走者視点が基本ダルルォ!?
  • 第三者視点も好きなんだろぉ?
  • それも1つや2つではない…全部だ
  • セイきゅんとの三密濃厚接触
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