逃走中 ~森の果実にご用心~   作:ハルカン

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私の話を聞きなさい

 

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シェゾ

「お、メール来たぞ……ミッション結果『1体のハンターの消滅に成功した。 これによりハンターの数は4体となった』」

 

バド

「おお、スゲエ! 成功した! ハンターこれで4体?」

 

コピーロボット

「でも何かさ……『消滅に成功した』って書かれると見事クリアしたみたいな感じだけど、よくよく考えたらマイナスだったのがゼロになっただけだよね?」

 

リュカ

「確かにね……それを考えると、これミッションやった人は最初のミッションが失敗した尻拭いみたいなところがあるよね」

 

シェゾ

「まあまあ、そう言うんじゃない……最初のミッションで全部出るよりはマシだったと思わなきゃならん」

 

バド

「そういやコイツ捕まった際にゼーハー言ってたぜ。 ミッションに挑んだとか言って。 でもコイツミッションには貢献してないって言ってたよな?」

 

オリマー

「あ、そういえばそうですね……そんなこと言ってました」

 

シェゾ

「いや、だから挑むには挑んだんだが結局間に合わなかったって言っただろう……」

 

コピーロボット

「じゃあお前のせいじゃん! 俺達が捕まったのは!」

 

シェゾ

「黙れ! アルルから電話で頼まれて仕方なく動いたんだ! そもそも最初はミッションなんかやる気なかったんだよ! ミッションなんか挑むもんじゃない!」

 

ボンバーマン

「おいおい、姉ちゃんのせいにするなよ! お前が悪いんだ! 男の風上にもおけねえ奴だな、全く」

 

シェゾ

「勘弁してくれよ……何で俺が今ここで嫌われなきゃならないんだ……」

 

バド

「いや、お前は元々だろ? ヘンタイって呼ばれてるくらいだからな」

 

シェゾ

「元々嫌われてるか! そしてヘンタイって言うんじゃない!」

 

ルルー

「アンタは魔導物語の頃から嫌われてるわよ」

 

シェゾ

「たいぶ前からだな、おい!」

 

 

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ブルース

「ハンターは今4体か……どうにか減らしはしたものの少ないとは言えない数だな……」

 

現在ミッションによりハンター1体消滅。 エリア内にハンターは4体

 

ブルース

「またどっから来るのか分かんないぞ……」

 

 

カービィ

「余った17ドルで……何か買ってお腹を満たそうか」

 

ミッションが終わっても、未だにヌスット広場にたむろする小金持ち

 

カービィ

「あ……美味しそうなバナナ売ってる」

 

バナナ屋

「バナナいらんかね? ひとつ5ドルだよ」

 

先ほどミッションで入手したお金を使い……

 

カービィ

「じゃあ2つください!」

 

迷うことなく、バナナを2つ購入。 10ドルを消費

 

カービィ

「ホントはどせいさんから貰ったブタようかん食べたかったけど……その代わりだね」

 

逃走中に、食べ歩き……

 

 

りんご

「これで残り27分か……うわ、貯まってきましたね賞金が」

 

残り27分を切り、賞金は63万円を超えた

 

りんご

「私のね、野望にも必要なんですよ……それなりの額のお金が」

 

スタッフ

「野望って何ですか?」

 

りんご

「それはここでは言えませんよ……この野望は個人的に叶える所存である故、このような場所で発表などしないのです」

 

 

ワイリー

「あんまり動くと身体にも堪えるからの……とはいえ、ジッとしてるだけじゃ捕まるのを待つだけになるかもしれん」

 

走ることはしないが、歩みは止めないDr.ワイリー

 

ワイリー

「賞金を獲得して……ライトに差をつけてやるのじゃ! 毎度毎度あやつに負け続ける自分を許せん……」

 

 

ウルフ

「ん? あそこにまだ残ってるのかカービィ……あの野郎、何やってんだ?」

 

ウルフの視線の先には……

 

 

カービィ

「このバナナはむく前から美味しいというのが分かるよ」

 

食欲を満たそうとしているピンクボール

 

カービィ

「まず1本は、何もつけずに普通に食べるんですよね……」

 

逃走中に、バナナに舌鼓を打つカービィ

 

カービィ

「うん、これは実に美味しいバナナだよ! これ5ドルじゃもったいないんじゃないかな? 良心的な値段」

 

あっという間に1本食べきった……

 

カービィ

「美味しいね……さて、あともう1本残っているわけだけども」

 

 

ウルフ

「バナナ何で食ってんだ、アイツ……余裕綽々かよ」

 

 

カービィ

「さあ、果たして残ったこの1本のバナナに一体何が合うのか……」

 

そう言いながらスキップ交じりに向かう先は……

 

カービィ

「美味しそうな調味料が揃ってると言われてるみたいだね、この店は……」

 

 

ウルフ

「やべえな、アイツ火が点いちまってる……意味が分かんねぇ」

 

 

カービィ

「これ貰いたいんだけど……4ドルだよね?」

 

小物屋

「コンデンスミルクですね、毎度あり」

 

カービィ

「バナナって意外とね……コンデンスミルクが合うんですよね。 皆さん知らなかったんじゃないかな?」

 

 

ウルフ

「何か嫌な予感がするなぁ……あそこ、確か味付け小物屋だったよな。 まさかな……」

 

 

カービィ

「このギッシリ詰まった実のバナナの重さを感じながら……コンデンスミルクをかけて、味を一段上にあげる……コンデンスミルクとバナナの奇跡のコラボレーションが今ここに実現と!」

 

饒舌に語り、再びバナナに食らいつく

 

カービィ

「激ウマだね、コレ! 何もつけていない状態でも十分美味しかったけど、コンデンスミルクかけたら随分と味が際立ったよ!」

 

ウルフの嫌な予感は……的中

 

 

ウルフ

「予想通りだぜ……あれ、俺たちで稼いだ金の残りだぜ? 別に回収はしなかったが……何の躊躇いも無く己の食欲の任すままに遣いやがった、あのピンク玉……」

 

 

カービィ

「僕、この町気に入ったよ……このバナナだけでもこの町に来る価値あるね。 僕の頭の中のグルメナビゲーションにインプットされたよ」

 

 

ウルフ

「ものさしから物々交換していって、それを換金して浮いた金でバナナを買って、更にそれをいい味付けにしてその味を楽しむ……これ一体、何の番組なんだよ、これ? どこの層を狙ってるんだ? 新F3層か?」

 

 

カービィ

「アハハハハ……今日、楽しいなあ!」

 

バナナを2本食べきったカービィは……ゴキゲンだ

 

カービィ

「何だろう……ハンターに負ける気しないよ?」

 

 

ウルフ

「アハハハハじゃなくてよ……高笑いしてんじゃねえよ、全く……逃走中で何でアイツの食いしん坊攻撃を見なきゃいけねえんだよ」

 

 

カービィ

「はぁ~、美味しかった……これでまた頑張れるや」

 

満足したようだ……

 

 

ウルフ

「この後、金遣うミッションが来たらアイツどうするつもりなんだ?」

 

 

キキーモラ

「ハンターが1体減ったとはいえ……まだ4体もいるんでしょう? 怖い、怖い。 もう今、動悸が凄く激しい状態になっちゃってますよ」

 

森を移動するキキーモラ

 

キキーモラ

「とりあえず、ここの森でハンターかわせると思うんですけど……木に馴染みたいなあ。 忍者みたいに」

 

 

アルル

「この逃走中をやってるとね……これなかなか味わうことが出来ない感じなんだよね」

 

ハンターの恐怖に、とてつもないスリルを感じているアルル

 

アルル

「ドラコケンタウロスに追われてるおにおんの気持ちがよく分かるというか……もう食べられちゃうかも知れないっていうか、サバイバルの恐ろしさを垣間見れるっていうか。 貴重な体験だと僕は思うな」

 

 

歩き続けるキキーモラ

 

キキーモラ

「もうやれるだけやらないといけませんから……うわっ!」

 

 

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ピーーーーーーーーーー

 

向かった先にハンター!

 

ピーーーーーーーーーー

 

キキーモラ

「キャーッ! イヤーッ! 来ないでー!」

 

ピーーーーーーーーーー

 

キキーモラ

「あぁっ、ああ!」ポン!

 

 

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ドラコケンタウロスに襲われた、おにおんの気持ちが味わえたようだ……

 

キキーモラ

「ああ~ハンター怖い……怖いよぉ~」

 

 

ピリリ、ピリリ、ピリリ

 

りんご

「何だ……? 何てことは無かった。 メールです。 確保情報」

 

 

カリンカ

「あぁ~キキーモラ確保……ハンター1体減らしたのになあ。 残り11人」

 

 

その頃、アンドロイドけしマシンの完成を喜ぶアップルキッドの家では……

 

「そういえば、ネス。 ポーラちゃんは幼稚園が忙しくて来れないのは知ってるけどプーはどうしたの?」

 

「プー? ああ、今日プーに預けておいたタコけしマシンをここに持ってくるって言ってたけど……」

 

その時、ネスの体から音が鳴る

 

「あれ……? じゅしんでんわが鳴ってる……もしもし?」

 

「もしもし、ネス? プーが来たら、私の家でパーティーしようと思うの……デパートで買出しするからちょっと手伝ってくれない?」

 

電話の相手は、ポーラのようだ

 

「うん……分かった。 ジェフ、アップルキッドさんポーラから電話が来たんだけど」

 

ネスが事情を説明すると、3人は家からデパートへ向かう

 

 

その頃……森の中では……

 

「ふう……だいぶ遅れた。 急がなきゃな……未だ預かりっ放しのこれを返さなけりゃならないし、ネス達にも久々に会いたいしな」

 

木陰で水を飲む弁髪の少年。 この少年こそが、ランマ王国の王子・プーだ

 

「おや……誰かいるのか?」

 

「あれ……こんなところに見慣れない少年がいますね」

 

そこへ、何故か現れたのはオレンジキッド

 

「……おっさん、アップルキッド……? いや、違うか。 よく見なくても、全然似てない。 あのおっさんはもっとボロ雑巾みたいな格好だったし」

 

「アップルキッド君を君は知っているんですか? おや、よく見ると君が手に持っているのはアップルキッド君が発明したという機械では?」

 

「………………」

 

「私も数々の発明をしてきましたが、これは中々の優れものと聞いておりますね。 何でも一瞬で消すことが出来るとか……いやー、しかし」

 

「悪いな、おっさん。 俺は急いでるんだ、じゃあな」

 

「おやおや、どこへ行くんですか! まあまあ私の話を聞きなさい! 発明するというのはとても素晴らしいもの……」

 

「何だよ……」

 

完全に火が点いてしまったオレンジキッド

 

「私もこうやって森の中で歩いているとインスピレーションが拡大されて行くんですよ」

 

オレンジキッドに捕まり、ネス達のところへ向かうことが出来ないプー

 

「……とっとと、あいつらのところへ行ってこのマシンを渡しちまいたいのに」

 

「ちょっと君、聞いてますか? 今、私は何でもひっくり返してしまうマシンを開発していましてここでとったこのキノコを加えればもう完成という段階で……」

 

 

この後、衝撃のミッションが発動される……!!

 

 

ここまで、8人が確保された

 

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残る逃走者は、あと11人!

 

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