逃走中 ~森の果実にご用心~   作:ハルカン

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大詰め

「なあ、もういいだろ? 気が済んだろ? 俺をとっ捕まえてグダグダ自分の発明論を語ってるよりこの時間を発明に費やした方が懸命なんじゃないか」

 

「む……確かにそうですね、それでは付き合ってくれてありがとう。 実は発明品が完成しそうな喜びから浮き足立ってしまっていたんですよ! それじゃ!」

 

「はぁ~、ようやくかよ。 いい迷惑だぜ……」

 

 

ようやく自分の家に戻る気になったオレンジキッドと、解放されたプー……

 

 

 

【挿絵表示】

 

 

カービィ

「あれれ……? 何だろう、あのポスター……逃走中っぽいロゴで何か書いてある」

 

カービィが民家に貼られているポスターを見つけた

 

カービィ

「近日開催、逃走中×戦闘本能=戦闘中? 何コレ? 次は逃走中じゃないの? 面白そうだけど……真っ黒なハンターみたいなのがボール持って構えてるな……逃走中に代わる新しいゲームかな?」

 

 

牢獄

 

キキーモラ

「まだあと7人?」

 

コピーロボット

「こんなに残ってていいの? こんなにたくさん逃走成功しちゃって!」

 

シェゾ

「7人に96万円出せるのか、お前ら(スタッフ)? 約700万だぞ? そんなポンと出せる額じゃないだろう?」

 

バド

「もうミッション終わったから……っていうかクリアしたから6万円でお茶を濁すわけにはいかねえもんな? どうなんだその辺は?」

 

リンク

「いやでもたくさん逃走成功した方がいいよ、なるべく」

 

オリマー

「過去の歴史でも複数人の逃走成功はまだありませんからね」

 

 

カリンカ

「怖い、怖い、怖い……ここから正念場ってヤツよね? どうしよう……でもここからあと4分30秒耐え切れば逃走成功……ああ、すぐそばまで迫ってる!」

 

 

サムス

「4回目の出場にして……逃走成功まであと1歩よ。 初めて賞金を獲得してやるわ! 最後まで油断は禁物だけど……こうやってカメラに語ってるときとか危険よね」

 

 

アルル

「えっと今いるハンター4体で変わってない……? そうだよね、さっきのミッションハンター何も関係なかったもんね……危険度は変わってないんだよなあ」

 

 

ゼルダ

「イケたかも……これ、イケたかもしれない。 いやいや、逃走成功を確信すると捕まるっていうジンクスとかあるから気をつけないとそこは……」

 

 

ブルース

「ハンター4体残り7人……こっからまた何人減るか。 しかし……確実に2人以上はいけそうだな、だがハンターが本領発揮するかもしれん。 とにかく集中だ」

 

 

カービィ

「ゲーム終了まで……4分切ってるよ。 ここまで残ってるじゃん、何やかんやで」

 

ヌスット広場内をウロウロするカービィ

 

カービィ

「どこ行けばいいかな……うわあ!」

 

 

ピーーーーーーーーーーー

 

 

カービィ

「危な~い……ハンターいたよ。 入り口から道路歩いてたな」

 

ハンターを遠くから見つけ、その場から離れる……

 

カービィ

「すごいな僕、今逃走中してるってのを実感した! この終盤にて」

 

 

カリンカ

「もうお願い、お願い……ハンター動いてこっちこないで……時間止まって!」

 

時間が止まっては、ゲームが終わらない……

 

 

アルル

「最後はこの森で時間過ぎるのを待とう……」

 

森で最後を迎える決心をしたアルル。 しかし……

 

 

ピーーーーーーーーーーー

 

 

アルル

「ここなら、木とかを使ってハンターかわせるんじゃないかな……」

 

 

ピーーーーーーーーーーー

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

アルル

「そこ……うわあ、来た! 嘘!?」

 

ピーーーーーーーーーーー

 

見つかった……

 

アルル

「もう、来ないで来ないで!」

 

ピーーーーーーーーーーー

 

アルル

「ちょっと……ちょっと」

 

木を挟み、ハンターと対峙

 

アルル

「…………!」

 

ピーーーーーーーーーーー

 

ハンターが先に動き出した!

 

アルル

「もう……ちょっと、待ってよ! 待ってよ!」ポン!

 

 

【挿絵表示】

 

 

アルル

「待ってよ! ははは、あと3分だよ……今回は僕逃げ切りたかったなぁ……」

 

最後に逃げる方向を……間違えてしまった

 

 

ピリリ、ピリリ、ピリリ

 

ブルース

「メールが来てしまったか……ここに来てやはり誰か捕まったのか……?」

 

 

牢獄

 

シェゾ

「確保情報! アルル・ナジャ確保!」

 

バド

「うわぁ……マジか? 残り3分でか」

 

シェゾ

「残り6人!」

 

リンク

「それでもまだ6人も居るんだね……歴史的な回になるんじゃない?」

 

 

りんご

「残り6人全員で逃げ切って……ちょいとスタッフを困らせてあげるのも一興かな?」

 

 

カリンカ

「もう……お願いお願い……もうハンター来ないで……!!」

 

 

ゲーム残り時間は残り3分を切ろうとしていた……

 

その頃、オレンジキッドは森から自宅へ帰りあの機械をチェックしていた

 

「隣のアップルキッド君はアンドロイドけしマシンだか何だかよく分からないものを作っていたようですがそんなものが一体なんの役に立つのか……」

 

そうブツブツと呟きながら、次々と機械に怪しげな物体を放り込んでいく

 

「そして最後に先ほど森の中から取ってきたこのキノコを入れれば……完成だ! 名づけて何でもひっくり返すマシン!」

 

完成し、喜びの声をあげるアップルキッド

 

「そうなると本当に何でもひっくり返るのか試してみたいものですね……そうだ! このフライパンに卵を落として……そしてこのスイッチを入れれば! スイッチ、オン!」

 

それと同時に、見事フライパンの上の目玉焼きはひっくり返った

 

「やった! 見事発明は成功だ!」

 

 

時同じくして、ポーラの家では……

 

「すまねえな、遅くなって……何か知らないがやたら説教臭いオッサンに捕まっちまってよ」

 

「まあまあ、とりあえずジェフの隣に座りなよ」

 

「おう……うおっ!?」

 

「ウワッ!」

 

「えっ!?」

 

突然、ネス達の座っていた椅子がひっくり返った

 

「何が起きた……?」

 

「あれれ……科学で証明できない現象が……全部さかさまになったよ?」

 

「???」

 

 

その他の場所でもサイクルショップでは外に並べられていた自転車がひっくり返り

 

ヌスット広場では商品が全て逆さに陳列され

 

森の中ではキノコが全て傘が埋まり、根元が露出した状態に……

 

 

その元凶、オレンジキッドの元では……

 

「おや……何でもひっくり返すマシンがガタガタと怪しげな音を立てている……これはもしや……」

 

オレンジキッドが言い切る前に……

 

「うわあっ!」

 

ドカンという音を立ててマシンは爆発

 

「…………ケホッ。 ………………失敗ですか」

 

オレンジキッドの起こしたこの出来事が逃走者に最後の試練を与えることとなる!

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