巨大企業SA社で、逃走中という名のゲームを司るゲームマスター・カンティーヌ
「……………………よし」
彼の操作により、エリアに4体のハンターボックスと砂時計が出現した
いよいよ、恐怖の渦巻く逃走劇が幕を開ける……!!
ゲーム前、エリアのとある場所に集められた逃走者達
アルル
「僕がこの砂時計を引っ繰り返すの? これを……僕のタイミングでいいの?」
ブルース
「好きにやっちまえ……俺はもう覚悟は出来ている」
ルルー
「それをひっくり返した後、2分後にハンターがエリアに4体出るんだから!」
サムス
「もう腹を括ったわ……どうぞ!」
ゼルダ
「やっちゃっていいわよ!」
アルル
「よし……行きます!」
アルルによって、砂時計が引っ繰り返された……
今から2分後、エリアに4体のハンターが放たれ、恐怖のゲームがスタートする……
アルル
「逃げろー!」
一同
「おー!」
そして、エリア内に散らばる19名の逃走者達……
リンク
「どこかちゃんと隠れる場所をさ……ね。 見つけとかないと」
カービィ
「え~……? まあ適当に歩いていこうかな」
りんご
「早朝だからか静かだなあ……これはなかなかハンターを見つけるには有利かも」
果たして、逃げ切るものは現れるのか……!?
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START
ゲームが、始まった……
ルルー
「始まったわね? どっからでも来なさい! 振り切って見せるわ!」
コピーロボット
「始まっちゃったね……頑張るよーんだ」
アルル
「いつ来るか分からないからね……全身で感じてないと」
オリマー
「もう出ましたか……? 早くないですか? 2分早いな……」
ハンターから逃げた時間によって、賞金を獲得できる。 それが……
サムス
「森の中の町ですかね……広場がありますし……あっちにはなんですかね? 幼稚園?」
夜明けの街が、今回の逃走エリア
カービィ
「うわー、もう……建物が揃ってるし。 ここ……デパートの裏に隠れてようかな……。 建物あるけど見通し悪いわけでもないね」
今回の逃走劇の舞台は、ツーソンの村
エリアの中央には「ヌスット広場」と呼ばれるバザー会場
エリアの東側には森が広がっている
広さはおよそ、東京ドーム3個分
このエリアを19名の逃走者が逃げ回る
カリンカ
「うわ! もう2万超えた……あそこに自首電話ある! ここいればいつでもリタイアできるわ……」
賞金は1秒200円ずつ上昇。 逃げ切れば、賞金96万円を獲得できる
さらにこのゲームでは自首も可能。 エリア内2箇所にある自首電話から申告すれば、その時点までの賞金を獲得できる
ただし、エリアには4体のハンター。 捕まれば、賞金はゼロ
スタッフ
「目標は?」
ウルフ
「そりゃ勿論96万だろ! 丸々頂いてやるよ、俺様がな……」
今回の逃走時間は80分。 逃げ切れば96万円……
ハンターは視界に捉えた逃走者を、見失うまで追跡する
コピーロボット
「森の方を目指してみるかな……ハンターを見つけやすく、かつ見つかりにくいんじゃないの?」
逃走しやすそうなエリアへと向かうロックマンに化けたコピーロボット
コピーロボット
「ハンターの気配を感じるのは不可能に近いからね~……俺達よろしくロボットでしょ? アンドロイドに理屈が通用しないよね、キャハハハ!」
オリマー
「早めにね……隠れる場所を確保しておかないと。 そこでずっと待ち続けるんですよ」
隠れ場所を探す宇宙飛行士のサラリーマン。 彼の戦略は……?
オリマー
「そして賞金がいい頃合になったら……何するか? ……自首でしょ!」
スタッフ
「……流行らせたいんですか?」
オリマー
「いやいやそんなつもりはございませんよ……」
ワイリー
「ワシには世界征服の資金が必要……いやいや、新ロボットの資金が必要なんじゃ……」
バド
「誰だ? あれ……あのヨボヨボのじいさんは」
ワイリー
「おい、そこの若造! 誰か捕まったか?」
バド
「何か、さっき世界征服って聞こえたぞ……中々危ない思考をしてるんじゃねえのか、あのじいさん……よし」
何かを思いついた様子のバド
バド
「じいさん……どうした? 一緒に行動しとこうぜ」
ワイリー
「ふむ……まあ一人でおるよりはマシかの」
バド
「……このじいさんと一緒に行動しとけば、いざって時ハンターに追われてもじいさん抜いちゃえばいいから。 世界征服とか言ってるのに情けはいらねえよな」
絶好の囮を、見つけたようだ……
りんご
「色んな店がありますね……しかし、私は素寒貧(すかんぴん)のオケラという……目に毒」
ヌスット広場の中にいる、あんどうりんご
りんご
「この家は何でしょうかね? 空き家ですか……? あれ? ポストに新聞が挟まってる……」
空き家と思しき家のポストに、気になる新聞を発見
りんご
「『都会の孤独な死 サングラス、ひげ、長髪、アロハシャツの男性』 あらららら…………お気の毒に」
同じくヌスット広場にやってきた、宇宙飛行士のキャプテン・オリマー
オリマー
「テントがいっぱいありますね……隠れられるところが……あるかな? お……あのレンガ壁の向こうに」
壁の向こうへと移動……
オリマー
「中側からは死角になりますよ、これ……いいんじゃないでしょうか? ここでしばらく時間を潰しましょう」
そして、更に反対の場所に…………
シェゾ
「入り口があそこにあるが……他に入ってこれる場所あるか?」
ヌスット広場は、川に囲まれている
現在、ヌスット広場の中には、りんご・オリマー・シェゾの3人が潜んでいる
シェゾ
「ちょっと待って、そこからも入ってこれるな…………」
そこへ……
ピーーーーーーーーーーーー
ヌスット広場にハンターが侵入
シェゾ
「いた、いた……」
ピーーーーーーーーーーーー
シェゾ
「見つかったか……? 逃げるぞ!」
ピーーーーーーーーーーーー
ヌスット広場の裏道を抜けていくシェゾ
ピーーーーーーーーーー……
シェゾ
「来てないな……? 危ないな……距離あるうちで良かった」
りんご
「あ……あそこ! ハンター! 来てます……誰か追ってった? 誰か追っていきましたよ!」
ピーーーーーーーーーーーー
シェゾを追うハンターを目撃したりんご
りんご
「ここ囲いがあるからな……逃げ場なくしやすいかもしれない」
そそくさと入り口からヌスット広場を抜け出す
りんご
「仮にこの中にハンターが2体入ろうものならおしまいですよ……一時退散!」
オリマー
「この裏にいれば何とかなるんじゃないですか?」
ピーーーーーーーーーーーー
シェゾを追ったハンターが、向きを変えた
オリマー
「本当にね……妻から、強く言われてるんです。 粘らなくていいと。 いいとこ見極めて何が何でも自首しなさいと。 あなたの足なんてたかが知れてると、言われてるんです」
ピーーーーーーーーーー
オリマー
「家のローンがね……貯まっているんで。 そのローンに少しでも私が稼いで充てなければなりませんから。 その妻からの期待やらプレッシャーやらを背負っているんですよ私は」
ローンで頭がいっぱいのオリマーに、ハンターが徐々に近付く……
オリマー
「妻の言うことはとても正論です。 だから私には自首しか……うおっ!?」
オリマー
「ちょっと……ちょっと待って……ハハハ」ポン!
オリマー
「フハハハハハ………………何ということだ。 これはしかられる!」
突然の出来事に、笑うしかない
オリマー
「こりゃ妻から大目玉食らうな……ハハハ」
ピリリ、ピリリ、ピリリ
ウルフ
「うお、何だ何だ? 早速かよ……確保情報?」
情報はメールで通知
カービィ
「え~……キャプテン・オリマー確保。 何をしてるのさ……」
キキーモラ
「全然ダメじゃん……この人」
アルル
「早速脱落者が出たね……」
オリマー
「即でしょ……」
リュカ
「家が並んでるね、この辺は…………」
民家の並ぶエリアへとやって来たリュカ
オレンジキッド
「どうも、そこの少年!」
リュカ
「うわっ…………? 誰、あなた……?」
オレンジキッド
「私の名前はオレンジキッド…………発明家です」
リュカ
「ふうん…………」
オレンジキッドと名乗る男に呼び止められた
リュカ
「何なんですか…………一人でいるのは怖いけど、こういう人とはあんまり関わりたくないよ……」
オレンジキッド
「私は今、色んなものを引っ繰り返す機械の発明のために、資金を募っているんですが…………君は私に200ドルを恵む気はないですか?」
リュカ
「悪いけど80分経たないと、僕はお金が入らないんで。 他を当たってもらえますか?」
オレンジキッド
「そうですか……お手数お掛けしました」
リュカ
「……あの人、人当たりはいいかもしれないけど……いや、無関係な奴にとやかく言うべきじゃないかな。 それにしても、ハンター怖いよ……」
その様子を見ていたゲームマスター・カンティーヌ
モニターをタッチし、3つのハンターボックスをオレンジキッドの民家内に設置した
リュカに資金援助を断られ、自宅へと戻ったオレンジキッド
そして、いつの間にか設置されたハンターボックスを視認
「おお…………何だこのオブジェは!? ふむ……中に誰か入っている?しかし、なかなか興味深いものだな…………」
果たして、これが今後ゲームにどう影響するのか…………!?