逃走中 ~森の果実にご用心~   作:ハルカン

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ミッション1 オレンジキッド

 

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カービィ

「この家は、入れないのかな? ちょっとノックしてみよう」

 

家に入れないかと、ノックをしてみるカービィ

 

カービィ

「ごめんくださーい」

 

家の人

「……ピーナッツ、ウォールナッツ、ヘーゼルナッツ、ピーカンナッツ……」

 

カービィ

「…………???」

 

家の人

「マカダミアナッツ、カシューナッツ、アーモンドナッツ、ジャイアントコーン、まつのみ、ひまわりのたね、かぼちゃのたね、ピスタチオ、かきのたね……さて君はどれが好きですか?」

 

カービィ

「えーっとね、全部!」

 

家の人

「……どれも好きなんだね」

 

カービィ

「…………え? 結局何?」

 

家の人

「………………」

 

カービィ

「入れないのかな、この家は……」

 

時間の無駄だったようだ…………

 

 

サムス

「ただの鬼ごっこでも無ければ、かくれんぼとも違うのよね……このゲームは」

 

逃走中には今回で4度目の参戦となるサムス。 ハンターとの対決に対する心得は……

 

サムス

「ハンターは……直線上で挑むとダメよね……ただのかけっこじゃ、勝てる訳無いもの」

 

 

 

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ルルー

「細かい作戦なんか必要無いわ。 絶対脚では私が上よ……」

 

こちらは初参戦のルルー、こちらのハンターとの対決に対する心得は……

 

ルルー

「直接! 振り切ってやるわ。 ハンターなんか私なら直線でも振り切れるわよ……」

 

 

サムス

「直接対決で挑もうとすると、ダメよ。 入り組んだ地形を利用して視界から消さないと。 曲がり角を3回曲がればハンターは追ってる人を見失うわね」

 

 

ルルー

「色々作戦を立ててる場合じゃないわよ……ましてや曲がり角を使いに使ってそれを利用するなんて卑怯者のすることよ。 私の性にあわないわね」

 

 

サムス

「サシで撒ければそれが一番だけど……ハンターはそんな簡単にはいかないわ」

 

 

ルルー

「ハンターなんか全然怖くない……」

 

この2人は考えが対極的だ……

 

 

そのルルーの近くに……ハンターが接近

 

ピーーーーーーーーーーー

 

ルルー

「逃走中って絶対そういうものよね……」

 

ピーーーーーーーーーーー

 

 

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見つかった……

 

ルルー

「あらっ!? 来た!」

 

ピーーーーーーーーーー

 

ルルー

「来たわ……!」

 

驚異的なスピードで加速するルルー

 

ピーーーーーーーーーー

 

ルルー

「どうかしら…? まだ追ってるわ!」

 

ピーーーーーーーーーー

 

ルルー

「……!!」

 

ピーーーーーーーーーー……

 

なんと、ハンターを撒いた!

 

ルルー

「いかがかしら……? だから他の逃走者と違うのよ、私は……ハンターをサシで撒けるんだから」

 

有限実行の格闘女王

 

ルルー

「今回、私の逃走成功は確定したわね……」

 

かなり自信過剰な性格のようだ

 

 

バド

「なあじいさん、俺ととりあえず一緒になっとけば安心だから。 期待しておいてくれよな」

 

ワイリーをマークし続けるバド

 

ワイリー

「信用していいのか? オヌシは」

 

バドを完全に信用しているわけではないDr.ワイリー……その近くには

 

 

 

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ブルース

「ハンター……捕まるよりも追われることだろうな。 そっちの方が厳しい」

 

ブルースの近くに……ハンター

 

 

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見つかった……

 

ブルース

「いた、いた!」

 

ブルースの逃げる先には……

 

ブルース

「来たぞ! 来たぞ!」

 

バド

「え? うわ、うわ、うわ……!」

 

ワイリー

「お、ブルースか!? あっちじゃ! あっちじゃ!」

 

ピーーーーーーーーー

 

ブルース

「2人、そこ曲がれ曲がれ!」

 

バド

「じいさん、じいさん! こっちだ!」

 

ワイリー

「危ないのう……こっちか……」

 

3人とも、ハンターの視界から外れたようだ

 

ワイリー

「とにかく……奴の視界からいかに外れるかということじゃな。 ブルースのお陰で助かったわい。 あっちの方がこの男よりも役に立つじゃろうなあ……」

 

バド

「俺悪いことしてんのかな……いや、でも多少の犠牲は止むを得ないよな……ハンター見つけたらそのじいさん追い抜いちゃえば一回は振り切れる。 これいい作戦だなぁ」

 

 

ウルフ

「ここ隠れるか……ここに隠れよう」

 

ピリリ、ピリリ、ピリリ

 

ウルフ

「来た来た来た……何だよ……ミッション1。 お、来た来た……」

 

 

キキーモラ

「『ミッション1。 発明家オレンジキッドの家にハンターボックスを設置した。 その数は3つ』」

 

 

エンカー

「『残り55分になると扉が開き、ハンターが放出される』」

 

 

カリンカ

「『阻止するには、それぞれのハンターボックスの左右にある』」

 

 

サムス

「『2つのレバーを2人同時に下ろしロックなければならない』 え?」

 

 

リュカ

「ええ……2人同時?」

 

 

MISSION1 ハンター放出を阻止せよ

 

オレンジキッドの自宅に設置された3つのハンターボックス。 残り55分になると、ハンターが一斉に3体放出される

 

それを阻止するには、それぞれのボックスの横にあるレバーを2人同時に下ろさなければならない

 

 

シェゾ

「ミッションが通知されたようだが……俺は行かないな。 前回のことを踏まえて今回俺はそう決めたからな」

 

 

コピーロボット

「誰かやるっしょ……18人いるし。 そんなもん誰かやるって。 まだ結構残ってるだろ? いい、いい、行かなくても」

 

 

アルル

「3体出たら合計7体か……。 やっぱ7体はダメだよね……行こうか。 地図に載ってるでしょ? えーとオレンジキッドさんの家。 あれ? 近くにアップルキッドって名前もあるけど、こっちは関係ないよね?」

 

 

リュカ

「ええ~やりたくない……やりたくないです。 何コレ……」

 

 

サムス

「これはやった方がいいわね……今、ハンターが7体になるのはかなりリスキーよ」

 

 

ウルフ

「まだ動かなくていいだろ……人数多いしよ」

 

 

バド

「どうしたらいいんだよ、こういうの……俺初めてだからよく分からねぇけど、2人必要ってことはそこのじいさん説得して一緒に向かえば止められるかもな」

 

 

エリアには4体のハンター。 放出されれば、合計7体となる

 

しかし……ミッションに動けば、ハンターに見つかるリスクが高まる

 

 

サムス

「動こうか……まだ全然体力あるから」

 

4回目の出場となる、サムス・アラン

 

サムス

「へとへとの時にやっても、しょうがないものね……今まで参加してきて学んだことだけど」

 

これが、経験者の戦略だ……

 

 

 

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リンク

「あっ、ゼルダ? ゼルダ? こっち! メール見たよね……? 2人必要だって書いてあったからさ」

 

 

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ゼルダ

「いや、それは向かいたいけど……オレンジキッドの家ってどこかしら? 地図にはアップルキッドって言う人の家も載ってるのよね」

 

 

りんご

「そうですね……気持ち的にはそのすぐ隣のアップルキッドという方のほうが親近感が湧くのですが……でもミッションですからオレンジキッドさんの家に向かいたいと思います」

 

 

 

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アルル

「ちょっと遠いは遠いけど……でもそれ言ってたら何にもならないからなあ」

 

 

ミッションへ向かうのは、りんご、アルル、サムス、ゼルダ、リンクの5人

 

 

リンク

「うわ……どうしようか。 どっちか捕まったら封印できないもんね?」

 

ハンターの封印には2人必要だ

 

ゼルダ

「でも、そしたら……絶対誰か来るんじゃない? 念のため……バドに電話してみたら?」

 

リンク

「そうだね……バドも頼めば向かってくれると思う」

 

どちらかが確保された際の保険のために、バドに電話を掛ける

 

 

ワイリー

「ハンターは一体どこから来るのかの……しかしあのロボットを複数作り上げる技術も気になるの」

 

バド

「あのじいさんと一緒にいれば一応2人一緒か……でもあの様子じゃ動く気がなさそうだな」

 

ピリリ、ピリリ、ピリリ

 

バド

「リンクからだ……もしもし」

 

 リンク

 「もしもし? バド? メールでミッション見た?」

 

バド

「見たぜ……ああいうのどうしたらいいんだ? 行った方がいいのか? お前ら出たことあるんだろ?」

 

 リンク

 「いや、そりゃ行った方がいいよ……僕は今、ゼルダと一緒にさ……そのオレンジキッドさんの家を目指してるから……」

 

バド

「マジで……? だったら別に俺が向かう必要は無いんじゃないのか?」

 

 リンク

 「でもそしたら僕かゼルダかどっちか捕まっちゃったりするのを考えると……」

 

 

ワイリー

「……あっち移動した方がいいかの」

 

バドが電話中に、ワイリーが移動を開始

 

 

 リンク

 「とりあえず、向かうだけ向かってみてもいいと思うよ」

 

バド

「……あれ? じいさんがいねえ。 おう、分かった……向かった方がいいんだな、とりあえず。 ほいじゃ」ピッ

 

バド

「ちょっと待って……じいさんどこ行った? 向かうとしたら連れて行きてぇんだけど……」

 

電話に夢中になりすぎて、思わずワイリーを見失ってしまったバド

 

 

りんご

「あの家ですね? 着いた……着きました!」

 

いち早く、オレンジキッドの家に到着したのはあんどうりんご

 

りんご

「ありました! ハンターボックスですね。 後はもう一人誰かが来るのを待つだけ……あれ?」

 

オレンジキッドの家の前でりんごが見つけたハンターボックス。 ところが……

 

りんご

「どう見てもボックスがひとつしか無いんですけど!?」

 

メールには確かに『3つのハンターボックスが設置された』と記載されていたが、実際にあったのはひとつ

 

りんご

「ちょっと待って……どういうこと? 私の視力は5.0ですから残る2つのボックスを視認出来ていないなど99パーセントの確率で有り得ないはず! そうなると残りの1パーセント……?」

 

 

サムス

「まだまだ遠いわね……オレンジキッドさんの家」

 

 

アルル

「焦らないで……ギリギリでもクリア出来ればいい」

 

 

リンク

「いいかい……2人で行くよ」

 

ゼルダ

「分かったわ……」

 

オレンジキッドの家に向かう何も知らない逃走者たち……しかし

 

 

りんご

「何故、3つのうちの2つが無い……? でもメールにはきっちりとボックス3つと記載されていた……でも無いからひとつしか封印できない……封印できないということはハンターが2体増える……即ち私達が不利になる! おお……理論上はそうなる。 これはあんどうりんご、最大のピンチ突入か!? これがいわゆるド頭のヤマというやつなのか!?」

 

果たして、残るハンターボックスははどこにあるのか……!?

 

りんご

「…………コマーシャル」

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