神浜アンノウンストーリーズ-Kamihama Unknown Storys- 作:TAICHI121
地上波の方ではSPECの再放送が始まりましたね。
今回は説明回です。では。
「アレは何だったんだ・・・」
その日の夜、当麻はあの出来事を振り返った。
片想いの相手が、よく見かける先輩が、仲間と共にまるでアニメや漫画で見るような格好をして前衛アートのような異形の怪物と闘っていた。
「あ!あの公園で会った柴田さんだっけ?あの人なら何か知ってるかもしれない!」
あの人は趣味でそういう都市伝説や怪奇現象とかを調べていると言っていた、それならこの手の話も幾らか知っている筈だ!
と慌てて制服のポケットからメモを取り出すとスマホでメールを打ち始めた。
内容は自分が夕方話しかけられた真山当麻だということ、そして帰りに遭遇したあの出来事の大まかな説明。
すると数分で返事が来た。
『そうか、それなら詳しく話をしたい。明日授業が終わった後、学校付近のナストに来れるか?』
「やっぱり知っているのか・・・」
と呟き、16:50頃には来れそうですと返信するとスマホを充電器に挿して寝た。
神浜アンノウンストーリーズ
story2.たかが噂、されど噂 その2
次の日、授業が終わりファミレスへ向かうと窓際のテーブル席に薫がいた。
モッズコートは椅子に掛けている。それどころかパフェを平らげてカフェオレを飲んでいた。
どうも、と会釈をして椅子に座ると早速薫は言った。
「当麻、だったか。待ってたよ。俺は高いものを奢れはしないからな」
「そんな全然奢って貰わなくても」
「とはいえ、ドリンクバー程度なら奢るがどうする?」
「じゃお言葉に甘えて。」
当麻はドリンクバーを注文しコーラを取る。
「じゃ本題に入るか。」
「はい、お願いします。」
「当麻、アンタは昨日恐らく、いや確実に
「はい?」
「まぁいきなり言われてもピンと来ないよな」
「そりゃそうですよ」
「さて、どう説明したものか・・・」うむむと言いながら薫は考える、やがて椅子に掛けてあった肩掛けカバンから紙とペンを取り出すとパパっと絵を描き始めた。
「じゃ、この絵を見てくれ。」「ああ!昨日もこんな感じでした。」
薫の描いた絵は簡易的ではあるが、昨日の光景に似ていた。
「まず、これが魔法少女。でこっちが魔女だ。」
薫は武器を持った少女の絵と異形の大きい化け物の絵をペンで指す。
「どっちの事から知りたい?と行きたいところだが、この二者の関係上、まずは魔法少女について説明しよう。」
「はい。」
「まず魔法少女ってのはこのキュウべぇってこの生物、つってもこの絵はあくまでも魔法少女から聞いた俺のイメージでしかないがな」
薫は紙に書かれた白い猫とも狐とも犬とも取れない生き物の絵を指す。
「可愛いマスコットですね。」
「こいつは・・・なんと!願いを1つ何でも叶えてくれる!」
「お、おお」
「その代わりに魔法少女として魔女と戦わなきゃいけないって訳だ。あと魔法も使える。」
「なるほど。」
「しかしモノを買うときに代金を払うように、力ってのは
「代償、とは?」
「これだ・・・つってもわからないか」
次は装飾の施された卵型の宝石の絵を指す。
「このソウルジェム、端的に言えば変身アイテムだ。」
「なかなかきれいですね。」
「まぁ色々な形があるからな、ってのは置いといて、とにかく魔法を使えば使うほどこれが濁っていく。」
「エネルギーを消費するって、事ですか?」
「まぁそういうことにしておこう。これが濁りきると」
「きると?」
「魔法が使えなくなる・・・そして最悪の場合死に至る。」
「なんて重い・・・」
「ま、なんでも一つ願いを叶えられるのであれば、俺は妥当と思うが。」
「で、この濁りってどうにかならないんですか!」当麻は思わず言った。
「それでこれだ」薫はすぐさま装飾の施された黒い球体の絵を指す。
「グリーフシード、魔女を倒すとこいつが手に入る。で、こいつを使って濁りを取る訳だ。つっても無限ではなくコイツは使い捨てだけどね。」
「よかった・・・」
「ってのが魔法少女だ。分かったか?」
「は、はい。なんとなく。」
「じゃ、次は魔女について。」
「お願いします。」
「はい?」
「そもそも魔女は基本、結界っていう自分の巣に引きこもっている。」
「ああ、あのサイケデリックな空間ですか。」
「そうだ、魔法少女はこの結界を感知して、入り込むことができる。ま、そうでもしなきゃ魔女退治も大変だからな。」
「じゃ普通の人が結界に迷い込んだらどうなるんですか・・・」
「だいたい死ぬ。」
「え?」
「だから当麻、アンタはたまたま助かったんだ。普通なら死んでたかもしれないんだ。」
「死因は色々、使い魔っていう手下に殺されたり、結界の罠にはまって死んだり、魔女自体に殺されたりもした人もいたと聞いた。」
「は、はあ」
「そして何より、魔女は呪いを振りまく存在だ。」
「どういうことですか?」
「魔女はたまに普通の人を魅入る。魅入られるとあら不思議!操られるように集団自殺や事故を起こす。」
「だからあの時生気がなかったんですか・・・」
「ま、魅入られないように気を付ける事だ。」
「は、はい・・・ってか魔法少女しか対処できないんですか?」
「まるで怪異の専門家を見る目で聞いてきて・・・まぁ、魔女や使い魔は普通の人間でも対処できない事は無いんだけどね。これはその時が来たら話そう。」
「は、はあ・・・」
「以上が魔法少女と魔女についての大まかな話だ。」そう言い、薫はすっかり冷めてしまったカフェオレを啜った。
ふぅやっと終わったと当麻も炭酸の抜けたコーラを飲んだ。すると、
どすこい電話だよチェキラ♪どすこい電話だよチェキラ♪
変な着メロが聴こえた。
「あ、マナーモードにするの忘れてた。」どうやら薫のものだったようで薫はスマホを取り出した。
「え?なんですかその着信音?」
「あと歌は気にするな。ってことで離席させてくれ。」薫は席を離れた。
「もしもし?薫さん?」
「なんだ情報屋か。どうした?」
「薫さんがどうしてるかなーって、で、また例のうわさの聞き込み?」
情報屋、と薫に呼ばれた少年の声は尋ねた。
「いや実は・・・」
薫はさっきまで真山当麻という少年が魔女に巻き込まれて魔法少女に助けられたということ、そして当麻に魔法少女と魔女について話していたことを言った。
「フーン。折角だから彼に会ってみたいね。今から
「俺は来れるが当麻は何て言うか。少し待ってくれ。」電話を保留状態にすると再び席に戻る。
「当麻、電話の相手がアンタに会いたいかこっちに来れないかって聞いてるが、この後時間はあるか?」
「ええ、いいですけどどこまで?」
「調整屋だ」
「調整屋?」
「まぁ、魔法少女関連で色々やってる所だ。説明は向かいながらするとして、調整屋はこの新西区内だからそんなに遠くないはずだ。で結局行けるのか?」
「・・・ああ、新西区内ならいいですよ。」当麻はスマホの時計を見ながら答えた。
「そうと決まれば早速行くか」
「もしもし、本人も了承したから至急そっちに向かう」保留を解除して手短に答えを話す。
「あいよ、待ってるよ。」と情報屋は電話を切った。
会計を済ませ調整屋に向かいながら当麻は聞いた
「で、結局調整屋って何者なんですか?」
「さっき言ったソウルジェムを弄ることで能力を引き出したりできる魔法少女がやってる店。」
「え、そんなこともできるんですか?」
「その代わり当の本人は戦闘能力は皆無だし、あの中は完全中立地帯だ。」
「ってかアレ重要そうなのに弄っちゃって大丈夫なんですか?」
「知らん、失敗しない程度にやるんだろう。」
「それならいいですけど・・・」
「着いたぞ。」そう言った二人の眼先には
「え?ここって廃墟じゃ・・・」神浜ミレナ座と書かれた使われていない施設があった。
「ま、一見はな。ほら、入るぞ。」
「は、はい!」
「あ、中は意外ときれいだ。」廃墟の中に入った当麻はそうつぶやくと
「あら~薫さんじゃないのぉそしてそこの子が例の彼ね」燕尾服を思わせるような衣服を着た銀髪の少女と
「あー薫さん、来たんだね。例の彼も一緒で。まぁとりあえず座ったら。」ソファにメガネをかけ、学生服にパーカーを着た前髪だけ金に染めているに七三分けのボブカットの少年がタブレットPCを弄りながらソファに座るよう促した。
当麻と薫はソファに座ると
「君のことはさっき電話で薫さんから聞いてるよ、当麻君。僕は情報屋の
「わたしは調整屋をやっている
「みたまさんに直樹さん、よろしくお願いします。」
一通りの自己紹介をすると直樹は
「まぁ、当麻君。なんというか災難だったね。」
「そうですよ・・・悪夢だと思いましたよ。」
「ところがどっこい夢じゃないんだよねぇ。まぁ君は死ななかっただけラッキーだよ。」
「確かにそうですけど。」はぁーとため息をつく
「そういえば薫さん、うわさの調査の進捗ってどうなった?」
「ある程度全貌は分かった、うわさが実在する可能性がグンと上がった。」
「どうして上がったんだい?」
「彼だよ。彼から行方不明者が聞いたんだ」薫は隣に座る当麻の方を向いた。
「なるほど」
「え?・・・ああ、昨日のアレですか。ってかそうなんて言ってませんよ」
「いや、あの態度は言ってるも同然だ。で、あれからまた学校を休んだやつとか出たか?」
「まだですけど・・・ただ」
「ただ?」今度は薫が聞き返す
「その昨日・・・」
レナとかえでが喧嘩してレナが絶交だと言い出すほどになっていて、その事でかえでやももこが相談をしてきたという話をするとみたまが
「あらぁ、確かにここ数日はももこがレナちゃんとかえでちゃんを宥めながら来ることが多かったわよぉ、それに当麻君があの三人と知り合いなんて驚いたわぁ」
「ま、まぁ学校同じですし、」
ふーんとみたま達が相づちを打っていると
「おっす調整屋ー!・・・って当麻!?それに薫さん!?」
「え!?十咎さん!?なんでここに・・・あ、魔法少女だからか。」
「なんだ噂をすればなんとやらってやつか」薫も反応した。
ももこがやってきた。しかもその横には桃色の髪を後ろで軽くまとめた少女がいた。制服は当麻たちの着ていたものとはまた違っていた。
「あらぁ、久しぶりね、ももこ、最近来ないから寂しかったわ。」
「嘘つけ、客も多くなって、思い出す暇もないし、どうせ情報屋も一緒だっただろ?」
「そんなことないわよぉ?で、そこの当麻君とは知り合い?」
「ま、まぁね」
「あ、あの、この人が調整屋さんですか?」割り込むように桃色の髪の少女が口を開いた。
「あ、そうだった今日はアタシじゃなくて新しい客の紹介だ。」ももこは本来の用件を思い出し、言った。
「どうもー調整屋さんです。八雲みたまって言うのよ?以後、ご贔屓にして頂戴ね。」
「え、あ、はい・・・ところで、あっちの人たちは?」少女はソファに座っていた当麻たちのほうを見ていった。
「まず、メガネをかけてるのが」とももこが言いかけると
「自己紹介ぐらい自分でするさ、僕は情報屋の近藤直樹。こちらもご贔屓に」ソファから立ち上がって言った。
「あ、俺は真山当麻って言います!十咎さんと同じ学校です!」ハッと当麻も立ち上がり言った。
「・・・あ、これ俺も自己紹介しなきゃいけない感じか。俺は薫、柴田薫。」ソファに座ったまま振り向き薫は言った。
「まぁ、皆そんな悪い人ではないから。それはアタシが保証するよ」ももこが付け加える。
「は、はぁ・・・」気になることはまだあったが少女は返した
「ところで、まだあなたの名前をを聞いてないわぁ」みたまは話を引き戻そうしたのか少女に聞いた。
「あ、そうでした!私、
「で、調整屋。本題に入るけど」
「なぁに?」
「そのいろはちゃんのソウルジェム、ちょっと弄ってあげてよ」
「え?本当にそういうことができるんですか?」ソファに座りなおした当麻は尋ねた。
「ほら、当麻も興味を示してるし頼むよ。」
「あら、軽々しく言うけど、お代はもちろんあるのよね?」
「もちろん、アタシが持つよ!」
「じゃ、ついでに見学料もいただこうかしらぁ」
「え、それでお金取るんですか?」当麻は聞くが、
「いや多分調整屋ジョークだから気にしない方がいいよ」すかさず直樹が突っ込む。
「は、はぁ」
「ちょ、ちょっと待ってください!ももこさん!・・・あの、その、助けてもらった上にそんな・・・」いろはは何か後ろめたさを感じていた。
「まぁまぁ、こういう時はお互い様さ、それに、ほら、こういう時は喜ぶもんだよ」
「はい、ありがとうございます!」ももこに言われいろはは微笑んだ。
「で、その、ソウルジェムを弄るって・・・?」
「そうそう!それってどうやって?」いろはに続き、再び立ち上がった当麻も聞いた。
「ふふっ、それはね、」
「それは!?」
「あなた、いろはちゃんのソウルジェムにわたしが触れるってこと。そして、他の魔力を注いだりぃ、潜在能力を引き出したりするの。」
「ほら、さっき言った通りだろ?」
当麻の隣で薫が言う。
「でもほんとにそんなことが・・・?」今度はいろはが口を開いた。
「一度経験、見学するとびっくりすると思うわよぉ」
「そんな馬鹿な」当麻も口をはさむ
「いやいやほんとにびっくりするからね、さっそく始めちゃいましょう」
「あっ、はい!」
「それじゃあ服は脱いで、そこの寝台に横になってねぇ」
「はい、わかりま・・・脱ぐ!?」
「ばんなそかな・・・って事は?」
「脱いだ服はそこのカゴに入れて、そして、当麻君には悪いけど、男子たちはいったん出てってねぇ」みたまは笑みを崩さないまま言った。
「は、はぁ・・・」しぶしぶ外に出ようとするが
「おいおい調整屋、ジョークもほどほどにな」
ソファに座ったままの薫が振り向き、再び言ったが。
「わかりました!!」意を決した表情でいろはは言う
「分かるな!!!」
「ったく・・・調整屋、いじめるのもほどほどにな」
「ってことで嘘でしたー」とみたまは言った。
「ええ・・・」いろははなんだか興ざめし、
「よかった・・・」当麻は安堵した。
「はい、そうリラックスしてー・・・しんこきゅー」
「すーーーーはーーーー」
「ゆったりぃ、身を任せてぇ・・・大地に沈んでいく・・・しずかにー・・・しずかにー・・・」
「はぁ・・・」
「なんか催眠術というか暗示をかけてるみたいですね」寝台に寝てみたまの言われるがままにするいろはを見た当麻は言った。
「まぁまだ見せ場じゃないからな」となりに居る薫が言う。
「ってかこれってあんま見世物じゃない気がするけどなぁ」
「まぁまぁわりとみたまはノリノリだったしいいんじゃない?」
ももこに対し直樹がケケッと笑いながら言った。
「それじゃあ、ソウルジェムに触れるわよぉ」そう言いみたまはいろは手元にあった卵型のそれ、ソウルジェムに触れた。ソウルジェムはまばゆい光を放った。
そしてくっ・・・といろはが何かに堪えるとそのまま泥のように眠った・・・
しばらくしてソウルジェムから放たれた光が消え、いろはが起き上がった。
「あ、」
「どうやら終わったようだね」
「どう?体の調子はいい感じかしら?」起き上がったいろはにみたまはさっそく聞く
「えっと・・・さっきよりずっと良いです」
「フフッ、それなら成功ね、最初は体がだるく感じたり違和感があるかもしれないけれど、しばらくすれば少しづつなじみ始めるから」
「はい、ありがとうございます!」説明を聞いたいろはは返す。
「で、」
みたまは当麻の方を見ると、
「当麻君は見ててどうだった?」と聞いた。
「なんか・・・すごく神秘的でした」当麻は愛想笑いをした
「そう、それならよかったわぁ・・・・」みたまは安堵したが・・・
「ん?どうしたんだよ調整屋、急に神妙な顔しちゃってさ。」さっきの柔らかな表情から一変、神妙な顔を浮かべた。
「さては調整屋、なにかヤバイものでも見たな?」薫が言った。
「え?それっていったい全体どういうk」
「あら。薫さんは全部まるっとお見通しなのね?」当麻を遮りみたまは言った。
「なんだビンゴなのか」
「そうか、当麻君といろはちゃんには言ってなかったけど、彼女は"調整"をするときに客の過去が見えるんだよ」?マークを浮かべる当麻といろはに直樹が教えた。
「なんでそんなこと知っているんですか?」
「情報屋だから。」当麻を適当に直樹があしらう。
「そう、彼の言う通りよ」
「ってことは・・・」
「いろはちゃんの過去もみえたわ」
「え・・・」
「で、調整屋、アンタは何を見たんだ?」薫が水を差す。
「さすがにそれは言えないわ。」
「そうか・・・」
「とにかく、勝手に過去を見たのは悪かったわ。」
「でも一つ質問させてほしいの・・・あなた、何を願ったの?」
一瞬場が凍り付いた。
「わたしたち魔法少女が契約するときに叶えてもらった願いよ・・・」
「はい、もちろんです。私は・・・」
「私は?」なぜか当麻は言う。
「私は・・・」
「私は?」
「あれ?願い事・・・」
「え?」
「あっ・・・はぅッ!・・・またどうして!?」いろはは急に苦しみだした。
「いろはちゃん!」
「環さん!」
当麻とももこは叫んだ
「本当に調整は成功なんですか!?」そして当麻はみたまに言った。
「上手くいったはずよ・・・なのに・・・」
「あの子は誰・・・?私の願いと何の関係があるの・・・?」
「ごめんなさい。苦しめる気はなかったの・・・・」みたまは謝罪した。
「あの
(
「エクセレント・・・そりゃ調整屋が不思議がるわけだ。」やがて薫はにやりと笑いながらつぶやいた。
「あのー薫さん?」
「あの感じは多分薫さんのアンテナに引っ掛かったんだ。」当麻の疑問に直樹が答える。
「
「え?はい・・・あのー!何か知ってるんですか?」
「質問を質問で返すな、キュウべぇは知っているが、その小さいってのが気になって。そんな話誰からも聞いたことなかったからね」
「そうですか・・・」
そしていろはは何かを決心したように言った。
「やっぱり行ってきます!」
「いろはちゃん!まだ外に出ちゃだめだ!」ももこは止めるが、
「小さいキュウべぇ、だろ。アンタは自分の願いの正体をそいつが握っているんじゃないかって考えた?違うか?」薫が口をはさんだ。
「あーこれは完全にスイッチ入ってるよ・・・」直樹が小声でつぶやく
「そうです!私、
「もういい、アンタの事情はなんとなく分かった。その夢の正体を知りたい、だろ?」薫はフッと笑った。
「だから行ってきます!!」
いろはは走ってその場を立ち去った。
そして、
「当麻、こうしちゃいられない!追うから手伝え!」
「え?俺もですか!情報屋さんとか十咎さんじゃダメなんですか!?」
「いいから行くぞ!」言われるがままに当麻も薫と共に走っていった。
3人が続々と走り去って一瞬の静寂のあと、ももこは
「しまったぁぁぁぁあああ!!」
「どうしたんだい?何かまずいことでも?」いつの間にかはソファに座ったは直樹はももこに言った。
「まずいよ!いま外に出たら三人ともアイツにつかまるのに・・・」
「はぁはぁ・・ってあ!薫さん!!あれって・・・」当麻はいろはが路地裏に消えていくのを見つける。
「いろはだな、間違いない。行くぞ。」薫たちもいろはが消えた方面へと走る。
その頃いろはは・・・
「もしかしてあの時の・・・?」
紺色の髪の少女、というよりは女性に遭遇していた。どうしても先を急ぐなら自分を
「そう、まだ意識があったのね。邪魔が入ったおかげで遅くなったけどいまなら心置きなくあなたを町から追い出せる。」
はいろはに対しこう告げた。
「町から・・・追い出す・・・?」
to be continued・・・
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たかが噂、されど噂 その3
Q&Aのコーナー
Q.SPECどこまで見たの?
A.某Hul〇で5話までです。
Q.堤作品で一番好きなのは?
A.神の舌を持つ男ですそういやヤメゴクまだ見て無いなぁ。
Q.結局のところ自分は何をされてる方なの?
A.ご想像にお任せします。
【おまけのキャラ紹介】
主人公その2
19歳
176cm
神浜市立大学一年生。
神浜大始まって以来の変人と言われている。神浜市で起きている怪異について趣味で調査をしている。普段はカメオのついたループタイとよれよれの黒いYシャツの上にモッズコートを羽織り、ジーンズを履いている。そしてボサボサの黒髪。
甘党で缶入りカフェオレをいつも飲んでいる。
常に肩掛け鞄を持ち歩いている。
名前の由来はケイゾクの登場人物 柴田純から