ぜかまし編はもうちょっと待って下さい…(小声
1-1日常の赤城
私はいつも通りの日々を送る、普通の女子高生、
竪月赤城。
高三だから、免許は一応持ってる。愛車はFC。
維持費はかかるけど、それでも私の大切な相棒。
ガレージとか、そんなものはなく、ただ、ぽつんと車庫があるだけ。整備には、近くの中古車店のガレージを借りている。
私の友達の倉月加賀も同じFCに乗っている。
物語はある春の日。新学期が始まったところから。
ーーーーーーー竪月家 玄関ーーーーーーー
赤城「それじゃ、行ってきます!」
母「ちょっと待って赤城。はいこれ。」
お母さんが忘れかけていたお弁当を渡してくれた。
母「これでよし。それじゃ、行ってらっしゃい!」
赤城「うん、行ってきます!」
私は勢いよく家をでる。
そして、いつもの交差点で、加賀と出会う。
赤城「あ、加賀ちゃんおはよ!」
加賀「おはよ。相変わらず元気いいね。」
赤城「そりゃあもう!」
しばしのガールズトークの後、バスが来て、それに乗り込む。
赤城(今日は私の好きな体育の日…!やった!!!!)
加賀「そういえばさ、」
赤城「ん?何?」
加賀「赤城そん…って、大学とか行くの?」
赤城「大学?行かないよ(笑)。だって勉強面倒だしさ。実際、私自営業でもいいんじゃないかなって思うの。」
加賀「さすが赤城さん…ちゃんと将来のこと考えてるんだ…。」
赤城「いやいやいや(笑)まど決めてるわけじゃないよ?でもそんな感じでいいんかなー…ってさ。」
加賀「あー…なるほどね。」
しばらくすると、私達の通う高校が見えてきた。
高校の正面200メートルほど前でバスが止まり、徒歩で高校へと向かった。
ーーーーーーー15:55ーーーーーーー
高校の授業が終わり、下校の時間になった。
加賀「お疲れさま、赤城さん。…これからやっぱり赤城山に向かう?」
赤城「もちろん!いつも行ってるからね!加賀ちゃんは部活?」
加賀「うん。」
赤城「じゃ、午後7に赤城山ね!」
加賀「うん。じゃあね。」
そう加賀に別れを告げると、帰りのバスに乗り込み、自宅を目指した。
家に付くとすぐに私服に着替え、赤城山にFCを走らせた。
私は速さ第一だったから、アクセルは踏めるとこならほぼベタ踏みだった。
頂上に着くとすぐに売店でソフトクリームを買い、日暮れを待った。
ーーーーーーー午後6時ーーーーーーー
日暮れが近づくと、平日だったせいか、往来する車が減った。日暮れを眺めながら私は赤城峠を1往復して加賀を待った。
ーーーーーーー19時10分ーーーーーーー
この時間になると加賀も来て、連みながら追い越しとかの確認をしつつ、赤城峠を攻め込んだ。
私のFCは直線重視なので、むろん曲線では曲がらない可能性が高い。私がアンダーを出すと加賀が遠慮なく抜かす。
加賀のFCは曲線重視だが、結構直線にも強い。私が抜かされると加賀ミス待ちとなるので、大抵は下りきるまで加賀の後ろを走っている。
…なんでもない日常が突然崩れかけてしまったのはそのときだ。
ふと、バックミラーを見ると、一台の車が煽って来たのだ。
赤城(煽って来る…とりあえず受けといた方がいいかな。)
そう思うと、ウインカーを点滅させ、加賀に待避を促す。…ここまてはいつも通り。加賀が路肩に待避した。
…ここだ。アクセルを踏み込んだ瞬間に向こうが抜きにかかった…私は目を疑った。
その車に乗っていたのは、保健の先生の霧島先生だったのだ。
いつも通りアクセルベタ踏みでも追いつけない。全く。
ーーーーーーー赤城峠 麓ーーーーーーー
下りきり、パーキングに止めた私ほしばし放心状態だった。
赤城(なぜ…先生がここに…?)