艦こREX!   作:Azzoo

14 / 16
第二話です。
視点は赤城さんでお送りしています。


1-2 霧島先生の噂

あの時見たのは、たしかに霧島先生だった。頭になんか神社の人がかぶるようなものを付けていたし、むろん眼鏡もかけていた。

加賀「見たの?霧島先生。」

赤城「え?あ、うん。あれは確かに霧島先生だった。」

加賀「やっぱりか…あの噂は本当だったんだ…。」

赤城「へ?噂?」

加賀「あれ?聞いたことない?『霧島先生は実は走り屋』だってこと。」

赤城「へー…そんな噂が…とにかく、なんか今日はもう私抜けるわ。なんか…抜かされたショックが…ね。」

加賀「うん。無理しない方がいいよ。あと、おやすみ。また明日ね。」

そういうと、加賀はFCに乗り、ターンしてまた赤城山を登っていった。

それを見届けた私は家路についた。

ーーーーーーー翌日ーーーーーーー

いつものように家を出た私だが、何故だか心が落ち着かない。抜かれたりバトルに負けたことは何度もあったのに、今回だけは何故か気持ちがざわついた。

加賀「おはよう。赤城さん。」

赤城「へ?あ、おはよう加賀ちゃん。」

加賀「やっぱり…昨日のことまだ気になってる?」

赤城「…うん。おかげで昨日はちょっとしか眠れなかったよ。」

加賀「とにかく、授業ぐらいはきちんと受けてね。その間に私はいろいろ聞き込みしてみるからさ。」

赤城「うん…ありがと。」

それからそんなに会話は続かなかった。加賀が私に気を使ってくれたからだと思うが。

私も何かしたいと思い霧島先に聞き込みをしようと思ったが、行動力が起きなかった。

ーーーーーーー16:00ーーーーーーー

金剛「いい加減起きなサイ!」

英語の金剛先生のえげつない頭部の殴りによって目が覚めた。今日は七限授業だったのを完全に忘れていた私は、授業の始めから熟睡していた。

えげつない殴りをかましたのは英語の金剛先生。帰国子女で母方がイギリス出身なのだそうだ。

赤城「…」

私ほあたりを見回す。加賀が『やれやれ。』という顔をしているのと、数人の男子生徒が笑っているのが見えた。

赤城「…先生?」

金剛先生がまた私の頭を叩く。そして数人が笑う。

赤城「はっ…じゅ、授業か…。」

休み時間から眠っていたため教科書一式もなく、そのまま7限を終えた。

ーーーーーーー16:30ーーーーーーー

加賀「赤城さん、今日は攻めるの止めない?」

赤城「ん?どうして?」

加賀(あれだけやらかしておいてまってく気づいてない…やっぱりなにか変だ…)

赤城「まぁ、加賀ちゃんが言うなら正当な理由もありそうだし、今日は無しにするよ。あ、それと。」

加賀「なに?」

赤城「霧島先生について何か分かった?」

加賀「ううん。全然つかめなかった。噂ばっかりで進展が全然なかったよ。」

赤城「本人には聞いたの?」

加賀「都合が悪いことに、霧島先生今日出張だった。」

赤城「そっか…じゃあまた明日ね。」

加賀「うん。」

そう言うと、加賀は急ぎ足で弓道場の方に向かっていった。

今日は何故か歩いて帰りたい気分だったので、バスには乗らず徒歩で帰宅した。

毎朝、バスが前を通る向日葵ガレージの活動を楽しみにして向かって行ったが、今日はあいにくシャッターが締まっていた。

なんでも、従業員が事故を起こして入院したのだそうだ。




赤城と加賀ご通う高校ですが、一応公立高校です。
まぁ、私自身私立高の生徒ですから、施設が充実している面については大目に見て下さい…
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。