ようやく部活も再開したのでまた書き始めます。
朝。
朝露を垂れる道草を揺らしながら、走る車が一台。
電のインテグラだ。
ぷらずまとの再開(?)から3ヶ月、電も雷も六甲を充分に走り込み、立派に走れるようになった。
そこでぷらずまがある提案をした。
ーーーーたまにはバトルしてみてはどうだ?ーーーー
その提案には、電も雷も賛成だった。
そろそろ対戦相手がほしい頃だったし、ちょうどいい相手なんてそこら中に転がっている頃合いだった。
結局、電の対戦相手は深雪に、雷の対戦相手は白雪に決まった。
電としては、対戦相手に満足だった。電自体覚えているかどうかは知らないが、ぷらずまははっきりと覚えていた。
あの不慮の事故、鎮守府でもいろいろ迷惑をかけているからだ。
とにかく、電は否定せずただただバトルに備えた。
深雪が乗るのはスターレットだが、遠慮するきは全くなかった。
雷だが、白雪とのバトルには行きたくなかった。
別に関係を持つわけでもない後輩だし…まぁそういうのごバトルの楽しみでもあるのだが。
ーーーーーーーー新和家ガレージ 午後3時ーーーーーーーー
電「ふぅ…とりあえずこんなもんかな。」
雷「あら、電。もう一本行ってくるの?」
電「うん。あと一本だけ、ね。あんまり走り込みすぎてもあれだし。」
雷「そうよね。私はもうちょっと休んでから行くわ。」
ぷ「いいのか?昼走っとけば分かることも結構あるぞ?」
雷「別にいいのよ。今回のバトルはあんたが主役なんだし。」
ぷ「おいおい、まさか参加したくないだなんて…」
雷「言うわけないじゃない。私だって勝つつもりで望むわよ。ただ、気合いの入り方が違う。それだけよ。それじゃ。」
そういうと、雷はあくびをしながら階段を登っていった。
電もため息をつくと、インテグラに乗り込み、ガレージをあとにした。
ーーーーーーーー六甲山中腹ーーーーーーーー
トゥルルルルルル…トゥルルルルルル…
ガチャッ
電「もしもし…?」
雷『あら、電。どうかした?』
ぷ「悪いが…レッカーをよこしてくれないか?」
雷『なんかやらかしたようね。とりあえず電話掛けてるってことは怪我もないみたい。で?どんな感じなのよ?』
ぷ「いや、怪我してないってことにはならないと思うぞ…トンネルの後の直角コーナーあるだろ?あそこで事故った。」
雷『あー…あそこ見づらいもんね。とりあえずレッカー出しとくから、そこで待ってなさい。あと私も行くから。』
ぷ「はいよ。」
ガチャッ
電「どうすんの…?これ。」
ぷ「どうすんのって…治すしか…ないだろ。」
電「だよね…。」
表六甲の最終コーナー。そこには、ガードレールに真っ正面から突っ込んだインテグラ。
フロントが少し歪み、もうこのままの状態では自走できないだろう。
しかも、まっすぐ突っ込んでしまったため二車線を塞ぐ形となり、他の一般車が迷惑そうにこちらを見つめる。
電はその面を、泣きそうな顔をしながらただ見つめるしか手立てはなかった。