[ツリアンシティ オズ研究所]
「ただいま、お兄ちゃん。」
「おう、おかえり。どうだった?」
「うん、生息地が変わってた元凶を突き止めた・・・かな?」
私が苦笑いでいった。
「元凶?どんな?」
「ダークホール団って組織がやってたみたい。
どうやって生息地を変えるほど大量に移動したかは知らないけど犯人はダークホール団って名乗ってたよ。」
私が言った。
すると、お兄ちゃんは少し考えて口を開いた。
「そうか、偶然・・・かな?
実は俺のとこにもホーリーホール団って奴等がきたんだ。
研究所のポケモン達を解放しろってね。」
ホーリーホール団?
聞いたこと無い名前だ。
「実は別の地方でブラックホール団、ホワイトホール団と呼ばれる組織が暗躍していた事があったらしくてね。
もしかしたらそいつらがアトラティア地方に来たのかもしれないね。」
確かに、名前も似ているし可能性はありそうだ。
「生息地を滅茶苦茶にするダークホール団とトレーナーのポケモンを野生に戻すように言うホーリーホール団か。」
「ホーリーホール団のリーダーは予想が着いている。
恐らくプラズマ団の幹部だろう。」
プラズマ団、確かイッシュ地方で暗躍していた組織だったっけ。
ゲーチスって人が指揮していたらしく、ポケモン解放を唱っていたと聞く。
確かに、活動理由が似ている。
「アリス、2つの組織の動向も気になるしこのまま放置するわけにもいかない。
そこでアリスには各ジムのリーダー達にこの事と協力の要請をしてほしい。
それと、とある方の護衛もね。」
そう言ったお兄ちゃんの後ろから1人の少女が現れた。
「えっと、ノエルって言います。
その、イッシュ地方から来ました。
この子は私のパートナーのキバゴです。」
そう言った彼女の頭にはキバゴが乗っていた。
「キバキバ!」
「私はアリスです。
よろしくね、ノエルちゃん、キバゴ。」
私が握手を求めるとノエルが握手をし、キバゴがノエルの頭からスルスルと降りてきて私達の繋いだ手にタッチした。
「よし、それじゃあ・・・」
「あ、あの!実は私もう1体ポケモン持ってて。
ただ、その子貰ったポケモンで私の言うこと聞いてくれないんです。
それで・・・」
人から貰ったポケモンは言うことを聞かない。
これはポケモンの性質なのか、親ではないトレーナーだとある程度の強さが無いと信頼してくれないらしい。
ジムバッチを持っていれば言うことを聞くがアトラティア地方に来たばかりのノエルは持っていないだろう。
「なら、ノエルちゃんもジム挑戦してみる?
ジムバッチがあれば言うことも聞いてくれるよ。」
私が言うと嬉しそうに微笑んでモンスターボールを投げた。
そこから出てきたポケモンはバンギラス。
私のメタグロスやドラパルトに匹敵する強さを持ち、600族と呼ばれる高い種族値を持つポケモンだ。
「バン!」
バンギラスは出てきてすぐにはかいこうせんを口に蓄える。
「も、戻って!」
ノエルのモンスターボールから放たれた赤い光を左手で払いのけてボールに入ることを拒絶した。
確かに、バンギラスは凶暴なポケモンだし、ここはバトルで大人しくさせるしかないかな。
「見せてあげる!これがチャンピオンの力だよ!ラプラス!バトルスタンバイ!」
私がそう言ってダイブボールをバク宙しながら投げる。
「ラプラス!《なみのり》!」
私が言うと出てきたラプラスがなみのりでバンギラスを一撃で戦闘不能にした。
「い、一撃!?」
ノエルも驚いている。
恐らく一撃で倒れたことが無かったのだろう。
バンギラス自身も起き上がると驚いていた。
「私のポケモンは鍛え方が違うからね。
ね?ラプラス?」
「ラプー」
ラプラスは嬉しそうに私に頬擦りをした。
他のラプラスよりも人一倍人懐こく、私のパーティーでは一番戦闘が苦手なポケモンだ。
だが、そのラプラスでさえ一撃。
もちろん、効果抜群の技であったがそれでも一撃で倒されるとは思っていなかったのだろう。
「さてと、そろそろ出発するよ。
まずはヒスイシティ。お隣の街だよ。」
*ヒスイシティ*
『ここはヒスイシティ。自然と共に生きる町。』
*施設
ヒスイシティジム(くさ)
ヒスイ農園
ヒスイ牧場
ヒスイキャンプ場
バトルトレイン ヒスイステーション
ヒスイの森
ヒスイの花園
ヒスイ植物園
自然に囲まれ、自然と共に生きる町で花畑とそこで取れるハチミツが有名。
ジムやバトルトレインと言ったバトル施設もあるため観光にも人気。
町民の8割が自給自足の生活をおこっており数年前まではヒスイタウンだったがジムとバトルトレインが出来た事でヒスイシティになった。
*キャラクター*
ノエル C
13歳 女性
身長146cm
*容姿
茶髪ロングストレート、黒目で少し大人びた顔つき。水色の裾がフリルになっているワンピースに白いハイソックス、水色のパンプスをはいており上から青いベストを着ている。
*プロフィール
役職 トレーナー
肩書き なし
イッシュ地方から来たトレーナー。
トレーナーになったばかりでバトルは苦手だが必死に頑張っている。
キバゴとのコンビネーションは抜群なのだがバンギラスは言うことを聞いてくれず一番の悩み。