ポケットモンスター アナザーディメンション   作:ヤシュー

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ルリシティへ

ルリシティへ向かうにはセキオウシティを通るルートとバトルトレインで向かうルート、そして今私達が歩んでいる40番道路を歩くルートがある。

40番道路はバトルトレインに沿って新たに作られた道でバトルトレインを使わずにルリシティに行くなら一番の近道だ。

 

「やぁやぁ、どうも~どもども、カインさんですよぉ!

そこのけそこのけDH団!

カインさん、頑張っちゃいますからね!」

 

私達が進んでいるとそんな声がした。

私には聞き覚えのある声だ。

 

「やった~勝っちゃった!カインさん強すぎちゃいました?

てってれー!今週のMVPはカインさん!

ヒューヒュー!!」

 

相変わらずの様だ。

 

「カインさん、お久しぶりです。」

 

「おや?おやおやおーや?アリスさん!お久しブリ大根!

ブリは大根に限ります。ふろふき大根、おでんも良いですね。」

 

相変わらず意味不明な言動だ。

 

「彼は、カイン。こう見えてジムリーダーだよ。」

 

「はいはい、私はカインさんです!名前覚えて下さいね!テストに出ますよ?

ジスタシティのジムリーダーと言えばカインさん!

キャーカックィー!

使うポケモンはなんと毒タイプ!毒対策してから来て下さいね!

そうそう、ダイアシティの周辺ならはがねタイプがいますよ!

是非捕まえてみては?

なんて、私のペンドラーのじしんで一撃ですけど。

そんなかんじで今日はここまで!ペケポン!」

 

ノエルが反応する暇もなく過ぎ去っていく。

相変わらず嵐の様な人だよな。

 

「ええっと・・・」

 

困った顔でノエルが私を見た。

まぁ、いきなりあれ見たらそうなるわな。

 

「あの人はカインさん。

ジスタシティジムリーダーでセカンドジムリーダーだよ。」

 

「セカンドジムリーダー?」

 

私が言うと聞き返した。

あー、ジムリーダーのランクってアトラティアだけの文化だっけ。

 

「あぁ、そっか、こっちに来たばかりだもんね。

アトラティア地方では毎年ジムリーダーだけの大会があってね。

そこでトップ4人が四天王になるんだ。

そして、その下にいるのが3人のジムリーダー。

ジムリーダーでは実力一番のトップジムリーダー。

次いでセカンドジムリーダー、サードジムリーダーと続くの。

なったからといって特別な事はないんだけどね。

強いジムリーダーだって証になるから。

それに、ジムチャレンジャーはこのランクを見て次のジムを決める人もいるからね。

ランクが高いほど難しいジム。

楽するなら下位8ジムを選べば楽にジムを突破できるかもね。

ちなみに、これからいくルリシティジムはランク17。

最下位のジムだよ。」

 

「17ですか?

18が最下位じゃないんですか?」

 

「うん。今はフェアリージムが閉鎖中でね。

不参加だからジムとして存在しているのは17なんだ。」

 

私が言うと不思議そうな顔をした。

 

「あの、フェアリージムはなんで?」

 

「あはは、フェアリージムのジムリーダー私なんだよね。

今はチャンピオンだから。

跡継ぎもいないし閉鎖中なんだ。」

 

私が苦笑いで言った。

基本的には全18のジムで稼働しないのは四天王の4つのみだ。

しかし、私は弟子なんかいなかった為、チャンピオンになってからジムリーダーが存在しない。

と言うのもジムリーダーは前ジムリーダーからの指名式。

前ジムリーダーが指名しない限りはジムリーダーになれないので希望者がいてもジムリーダーにはなれないのだ。

そして、私が指名をしない理由。

それは、私のジム時代のパーティーに勝てる者がいないから。

フェアリージム跡継ぎの条件はフェアリー統一で私のパーティーに勝つ事。

挑戦者はいる者の勝てる人は今の所1人も居ないのだ。

 

「あの、それって例えば私が志望したら・・・」

 

「残念だけどジムリーダーになるには最低10個のジムバッチを集める必要があるの。

そして、ジムリーダーはそのタイプを極めないといけないからジムバトルではそのタイプのポケモンしか使用禁止になるんだ。

フェアリージムリーダーになるならまずはフェアリータイプを6体集めないとだね。」

 

私が言うと少ししょぼんとしたが頷いた。

 

「私、フェアリータイプのジムリーダーになります!

まだフェアリータイプは持ってないけど、頑張りす!」

 

ノエルが言った。

確かにノエルとキバゴの相性を見ればトレーナーとしての素質はありそうだ。

 

「そうだね。まずは条件を満たしてから。

そしたら私が相手になるよ。」

 

私が微笑むとノエルが強く頷いた。

私達は40番道路を進みながら今後の目標を見つけ、それに向かい歩みだすのだった。

 




*ジスタシティ*
『ここはジスタシティ。全ての魂が集まる所。』

由来:紫色の宝石、アメジストから。

*施設
ジスタシティジム(どく)
ジスタ霊園
ポケモンの搭
ジスタ大聖堂
バトルトレイン ジスタステーション

人とポケモンのお墓がある街。
昔はゴーストジムだったがカインが勝手にどくジムに変更。
その後、ゴーストジムは新たに別の街に移設された。
昔からの名残でゴーストタイプが多く、街の人は慣れているが始めてくるとゴーストタイプのポケモンたちのイタズラで怖がる人もしばしば。

*キャラクター*
カイン SS
13歳 女性
身長170cm
*容姿
黒髪ロングストレート、黒目で少しキリッとした目付きにしゅっとした顔立ち。紫色のベストに白いYシャツ、紫色のネクタイ、紫色のスーツで黒い革靴。手には白いシルクの手袋をはめている。

*プロフィール
役職 ジスタジムリーダー
肩書き ポイズンクラウン

ちゃらんぽらんで言っている事が意味不明。
会った人は皆嵐の様な人だと言うほど。
しかし、実力はセカンドジムリーダーであり、どく対策をしたパーティを余裕で倒したりとかなり強い。
アリスがジムリーダーだった頃一番苦戦した相手もカインだったりする。
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