このタイトルで、誰と再会するか分かった人はマジですごいです。
仕事あり、再会あり、別れありの香霖堂編 第2幕、スタートです!
「琳、この縄跳びと言う紐はどう使うのだい?」
「あぁ、縄跳びか、これは、こういう風に両手に持って、こうやって回しながら飛ぶんだ」
「成程!次はこの電卓とか言う物なんだが…」
「これは、こういう風に、数字を入力して…」
と言う様に俺と霖之助は、香霖堂の商品の整理をしていた。
…まぁ、そんな時でも客は来るもので…
「―こんにちは」
「琳、悪いけど対応してくれないか…」
「解った!」
まだ整理が終えていない霖之助に代わり、俺が店先に出るとそこには…
「あら、貴方はこの前の…お久しぶりです!」
「………。」
…ナイフの女がいた…運命の悪戯ってやつ?
「…この間は急に襲い掛かったりして失礼しました…主人を護るのもメイドの務めですので…」
「いや、その節は俺の方も悪かった…偶然とはいえ、人の敷地に勝手に入ってしまって…ごめん。」
「では…おあいこですね♪」
「だな!」
『ハハハハハ!(フフフフフ♪)』
俺とナイフの女は、互いに笑い会った。
「…そう言えば、自己紹介がまだだったな。俺は琳、外の世界から来た。今は、幻想郷を旅してる!」
「私は『十六夜 咲夜』…紅魔館でメイドをしています。」
「宜しく!」
「こちらこそ♪」
互いの自己紹介が終わると、俺達は握手を交わした。
「そう言えば、十六夜さ―」
「咲夜で構いませんよ?」
「咲夜さんは、何か用があって来たんじゃないのか?」
「そうでした(汗)…先ほどお嬢様が、『咲夜、何か涼しくなる物は無いかしら?』…と仰っていたので…何かないですか?」
「そうだな…」
…少し考えた後、俺の頭に良い物が浮かんだ。
「…ちょっと待っててくれ」
「解りました。」
5分後
「お…お待たせ…ハァ…ハァ…」
「…随分疲れているようですが、何かあったのですか?(汗)」
「…ちょっと…霖之助を説得するのにね…はい、これ!」
俺は、手に持っていた物を咲夜に渡した。
「?…何ですかこれ?」
「…俺の世界にある風鈴って道具なんだ、これを窓際に掛けておくと、このぶら下がってる紙が揺れて、上の本体が鳴るんだ!…音を聞くと気持ちが涼しくなるかな?」
「どんな音なのでしょうか?」
そう言った咲夜は、風鈴の上にある紐を持った。すると急に風が吹き…
…チリ~ン♪
「…とても心地良い音色です。…これならきっとお嬢様もお喜びになると思います!」
「それは良かった!」
「それで、お代は?」
「五百円になります!」
やっと、整理が終わったのか、店の奥から霖之助が出できた。まぁ、正直言うと助かったが…
「それでは、五百円丁度で」
「どうもありがとう」
「それでは失礼します。…琳」
「ん?どした?」
「…貴方に出す手紙は誰に渡したら良いかしら?」
「ん~文にでも渡したら?案外届いたりして!」
「成程…参考にしておきます♪」
咲夜はそう言うと、歩き出した。
「霖之助、さっきはマジ助かった。」
「いや、琳の接客見てたけど、良い筋してるよ!紅魔館のメイドがあんな風に笑うのを見るのは初めてだしね。」
「…まぁ、咲夜さんとは、色々あったからな…」
俺がそう言うと、霖之助は「成程」と呟いた後、それ以上は聞かなかった。
翌日
「…僕としては、もう少し君に居て欲しい所だけど…本当に行くのかい?」
「あぁ、同じ所に留まるのは少し苦手でな…」
「そうか…それじゃあ気を付けて行っておいで!」
「あぁ、解った!」
俺が行こうとしたその時…
「琳、ちょっと待ってくれ!」
霖之助の声に振り返ると
「これを持って行くといい!」
「?…これは?」
「風の石で作られたペンダント…旅人を護るらしい…」
「そうなのか…ありがとう!行ってくる!」
「あぁ、行って来い!」
「おぅ!」
俺は香霖堂を後にした。
…次こそ人里に行きたい所だな…
…一部の乙女達が大喜びしそうなラストになってしまいましたが、霖之助は純粋に友達として渡しただけで、琳にも、霖之助にもBから始まる趣味はございません。(※他の人が書く霖之助は知らないです。)
…ぼちぼち裏話にしましょうかねぇ。
今回、咲夜さんを出したのは…Ep1のわだかまりを除くのを目的で書きました。
…やっぱり作者としては、琳と咲夜さんには良い関係でいてもらいたいし♪
それでは次話で!