幻想郷の奇跡   作:海風 光

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 ついに始まる琳と美鈴の対決!

 戦いの女神はどちらに微笑むのか!?

 紅魔館編で最も熱い戦いが繰り広げられる紅魔館編 第2幕スタート!


Ep15 太極拳対少林拳

『………。』

 

 お互いに一定の距離をとり、お互いの出方を警戒していると…

 

「!」

 

「………。」

 

ガッ

 

 先に動いたのは、美鈴の方だった…彼女は間合いを一気に詰め、俺に鉄拳を放ったが、直前、俺が腕をクロスさせて彼女の一撃を受け止めた。

 

「…少女とは思えない力だな…」

 

「私も伊達に妖怪やってないからねぇ~」

 

 などと言う会話を、俺達は攻防中にしていた…

 

シュッ

 

 お互い再び距離をとり、互いに舞を始めた。…俺は小林拳の…美鈴は、太極拳の…

 

その頃、テラスでは…

 

「レミィ…この勝負…」

 

「えぇ…先に動いたほうが負ける…」

 

「お姉様…一体どう言う事ですの?」

 

「咲夜、こいつに教えてあげて…」

 

「畏まりました…現在、琳君も、美鈴も、お互いに相手の攻撃を避けるか、受け止めるかした時に生まれる隙を突くのかと思われます。」

 

「成程…良く解ったわ!…それにしてもこの試合…」

 

「えぇ…久しぶりに面白いものが見れるわねぇ」

 

その頃、門の所では…

 

「「………。」」

 

 お互い、全く違う型をつくり、構えていた…

 

「「………。」」

 

 あいつもカウンター狙いか…下手に動けば太極拳の餌食だが、美鈴も同じ事を考えているのだろう…こんな時どうすれば…

 

*******

 

「うぉりゃあ!」

 

「―せい!」

 

ビュンッ

 

「うおぅっ!」

 

ビタンッ

 

「ててて…畜生、またやられた…」

 

「○○よ、何で負けたか解るか?」

 

「…全く解らん…」

 

「なら、さっきの出来事を思い出してみるのじゃ!」

 

「ええっと…確か、俺も師匠もお互いカウンター狙いで構えてると…急に師匠の方から向かって来たから、俺はチャンスと思って技をかけようとしたら、俺が掴んでるのは師匠の道着で、俺が驚いた隙に技をかけられて…っは!」

 

「…気がついた様じゃのぅ!」

 

**********

 

 …なんて事もあったな…って、待てよ…この状況…あの時と全く同じだ…師匠…貴方の技、試させて頂きます…

 

ビュッ

 

「「「「「「「「「!?」」」」」」」」」

 

 その場にいた俺を除く皆が驚いた…それもその筈…俺は急に、美鈴向かって走りだした。

その頃のテラス

 

「ちょ、ちょっとお姉さま…彼、何やってるの…」

 

「…先に動いたのは琳…この勝負、決まったか…」

 

「あんた達、まだ油断しない方が良いわよ!…彼が先に動いたのは何か理由がある筈よ…ねぇ咲夜?」

 

「はい。…琳さんは、ただ闇雲に攻撃する人ではありません…この行動も、何か考えがあってかと…」

 

門の方に戻る

 

 …動かないって事はカウンターが狙い…ならその誘い…乗るまで!

 

「…誘いと解っての上で攻める…さぁ、どう出る…『風剣士の琳』!」

 

ガシッ

 

「!?」

 

ファサッ

 

「掛かった!」

 

「な…何時の間に…」

 

「うぉりゃぁ!」

 

ブンッ

 

「一本!」

 

 テラスから審判の…小悪魔だったか?の声が聞こえ、俺はこの勝負が終わった事を確信した。

 

「…私の…負けだ…」

 

 …この状況を軽く説明すると、俺の方から美鈴に向かって行き、美鈴は俺を、太極拳の餌食にしようと、俺の服を掴んだのだが…肝心の俺はいなく、手の中にはローブだけが残されていた。美鈴から抜け出した俺は、美鈴の懐に潜り込み、思いっ切り背負い投げを繰り出した。

 

「…しかし、噂通りだな…」

 

「何がだ?」

 

「私を背負い投げする時、私が落ちる位置に小さな竜巻を発生させ、それをクッションにして、私への衝撃を少なくした…」

 

「…ばれていたか…」

 

「当たり前だ!…一体何で、そんな事をしたんだ?」

 

「…女の子には優しく…ってな!」

 

「全く…琳は優しすぎるよ…」

 





 今話は結構勢いで書いた覚えがあります(苦笑)

 …早々の次回予告と行きますと…

 美鈴に勝利した琳、その背後に忍び寄る影、その正体とは…
 次回、紅魔館編第3幕「二つに一つ」

 それでは次話で!
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