ついに始まる琳と美鈴の対決!
戦いの女神はどちらに微笑むのか!?
紅魔館編で最も熱い戦いが繰り広げられる紅魔館編 第2幕スタート!
『………。』
お互いに一定の距離をとり、お互いの出方を警戒していると…
「!」
「………。」
ガッ
先に動いたのは、美鈴の方だった…彼女は間合いを一気に詰め、俺に鉄拳を放ったが、直前、俺が腕をクロスさせて彼女の一撃を受け止めた。
「…少女とは思えない力だな…」
「私も伊達に妖怪やってないからねぇ~」
などと言う会話を、俺達は攻防中にしていた…
シュッ
お互い再び距離をとり、互いに舞を始めた。…俺は小林拳の…美鈴は、太極拳の…
その頃、テラスでは…
「レミィ…この勝負…」
「えぇ…先に動いたほうが負ける…」
「お姉様…一体どう言う事ですの?」
「咲夜、こいつに教えてあげて…」
「畏まりました…現在、琳君も、美鈴も、お互いに相手の攻撃を避けるか、受け止めるかした時に生まれる隙を突くのかと思われます。」
「成程…良く解ったわ!…それにしてもこの試合…」
「えぇ…久しぶりに面白いものが見れるわねぇ」
その頃、門の所では…
「「………。」」
お互い、全く違う型をつくり、構えていた…
「「………。」」
あいつもカウンター狙いか…下手に動けば太極拳の餌食だが、美鈴も同じ事を考えているのだろう…こんな時どうすれば…
*******
「うぉりゃあ!」
「―せい!」
ビュンッ
「うおぅっ!」
ビタンッ
「ててて…畜生、またやられた…」
「○○よ、何で負けたか解るか?」
「…全く解らん…」
「なら、さっきの出来事を思い出してみるのじゃ!」
「ええっと…確か、俺も師匠もお互いカウンター狙いで構えてると…急に師匠の方から向かって来たから、俺はチャンスと思って技をかけようとしたら、俺が掴んでるのは師匠の道着で、俺が驚いた隙に技をかけられて…っは!」
「…気がついた様じゃのぅ!」
**********
…なんて事もあったな…って、待てよ…この状況…あの時と全く同じだ…師匠…貴方の技、試させて頂きます…
ビュッ
「「「「「「「「「!?」」」」」」」」」
その場にいた俺を除く皆が驚いた…それもその筈…俺は急に、美鈴向かって走りだした。
その頃のテラス
「ちょ、ちょっとお姉さま…彼、何やってるの…」
「…先に動いたのは琳…この勝負、決まったか…」
「あんた達、まだ油断しない方が良いわよ!…彼が先に動いたのは何か理由がある筈よ…ねぇ咲夜?」
「はい。…琳さんは、ただ闇雲に攻撃する人ではありません…この行動も、何か考えがあってかと…」
門の方に戻る
…動かないって事はカウンターが狙い…ならその誘い…乗るまで!
「…誘いと解っての上で攻める…さぁ、どう出る…『風剣士の琳』!」
ガシッ
「!?」
ファサッ
「掛かった!」
「な…何時の間に…」
「うぉりゃぁ!」
ブンッ
「一本!」
テラスから審判の…小悪魔だったか?の声が聞こえ、俺はこの勝負が終わった事を確信した。
「…私の…負けだ…」
…この状況を軽く説明すると、俺の方から美鈴に向かって行き、美鈴は俺を、太極拳の餌食にしようと、俺の服を掴んだのだが…肝心の俺はいなく、手の中にはローブだけが残されていた。美鈴から抜け出した俺は、美鈴の懐に潜り込み、思いっ切り背負い投げを繰り出した。
「…しかし、噂通りだな…」
「何がだ?」
「私を背負い投げする時、私が落ちる位置に小さな竜巻を発生させ、それをクッションにして、私への衝撃を少なくした…」
「…ばれていたか…」
「当たり前だ!…一体何で、そんな事をしたんだ?」
「…女の子には優しく…ってな!」
「全く…琳は優しすぎるよ…」
今話は結構勢いで書いた覚えがあります(苦笑)
…早々の次回予告と行きますと…
美鈴に勝利した琳、その背後に忍び寄る影、その正体とは…
次回、紅魔館編第3幕「二つに一つ」
それでは次話で!