傷を負った桶の娘を自らの力で治療してる琳。
―その背後に忍び寄る人影、その正体とは…!?
前話でも言いましたが、今話で地底編のメインヒロインが登場します!
それでは地底編第2幕、スタートです!
「…そろそろ終わりかな?」
「……!」
桶の娘の傷は完全に塞がった。もう、後少しもすれば―
「―キスメ!こんな所にいたの?」
「…!…♪」
俺の背後から声が聞こえ、振り返ると…金髪のポニーテールと茶色の大きなリボン、茶色の瞳の容姿に、黒いふっくらした上着の上に、焦げ茶色のジャンパースカート。更にそのスカートの上から黄色いベルトのような物をクロスさせて何重にも巻き、裾を絞った服装の女の子が腰に手を当てて立っていた。
「………。」
「琳さん…なに見とれてるんですか?」
文がジト目で言ってきた。
「―ち、違う…そんなんじゃねぇよ!」
「どうでしょうか~?」
…文のやつ鋭いな…確かに、俺はリボンの娘に見惚れていたが、意味が違う…何て言うか…彼女、かなり強い気を持っている気がするんだ…
そして、リボンの娘は俺の方を見て
「それから…貴方は…一体誰?」
「…俺の名は琳、外の世界から来た旅人だ。」
「貴方が…へぇ~」
リボンの娘は俺を暫く見た後、キスメと呼ばれた桶の娘の方を向いて言った。
「キスメ、駄目じゃない…一人でこんな遠くまで来て…」
「………。(シュン)」
「それにこの怪我、一体何したの?…」
…等と言う事をリボンの娘は1時間くらいキスメに言っていた…その様子はまるでお母さんみたいだった。
1時間後
「…って言う事だから、これからは気をつけてね!解った?」
「………。(コクン)」
そして、リボンの娘は俺と文の方を向くと。
「私の名はヤマメ。『黒谷 ヤマメ』です。宜しくお願いしますね!」
「…さっきも言ったが、俺の名は琳。外の世界から来た旅人だ。こちらこそ宜しく…黒だ―」
「堅苦しいからヤマメでいいよ!…その代わり、私も貴方の事は琳って呼び捨てにするけど良い?」
「あぁ、良いぜ!」
むしろそっちの方が気が楽だからと言う言葉は俺の中に止めて置いた。
「でも…こんな所(地底)に来るなんて、琳も相当の物好きねぇ~…まぁ、私としては大歓迎だけどねぇ~♪」
「…其の言葉を聞いて安心したよ。…拒まれたらどうしようかと思ったから…」
俺がそう言うと、ヤマメは「ニシシ」と笑うと
「何言ってんの、地底の住人は皆誤解され易いけど、皆良い人ばかりだから楽しんでお行き、誰も拒みゃしないから!…それに、琳はキスメの恩人だ。恩人を拒む馬鹿が何処にいるのよ!」
「…恩人か…ちょっと照れるなぁ…」
俺がそう言うと、ヤマメは俺の方をジーっと見て
「それに…琳の活躍は『文々。新聞』で知ってるから、誰もあんたを拒みゃしないよ。…あたしもちょっと気になるし…」
「…すまん…最後の方、上手く聞き取れなかった…」
「な…なんでもないわよ!?(汗)…ね~♪」
「~♪(ね~♪)」
ヤマメとキスメは互いに笑顔で「ね~♪」って言い合っていた。…文に関して言うならば、その様子を見ながら、口元に手を当ててニヤニヤしてた…
「うふふふふ~青春ですねぇ~琳さん♪」
「…一体どう言う事だ…」
「あらあら~解りませんか~?」
…解らん。
「そうですか~まぁ、琳さんですしね~」
「そっか~琳だからか~」
「~(か~)」
『うふふふふふ~♪』
…一体どう言う事だ…!?
今話も無事に投稿する事が出来て安心している海風です。
そして…遂にヤマメちゃんが登場~!!(祝)(喜)
私の中でヤマメは、咲夜さんや幽香姉さんと共に、好きなキャラランキングのトップを争う程、大好きなキャラです!
因みに、私のiPhoneのホーム画面もヤマメです!←だからどうした
…では、そろそろ裏話といきましょうか…
〈キスメ〉
私の小説に登場するキスメは、基本無口ですが一言二言であれば、話す事ができます。…まぁ、私のオリジナル設定です。
〈黒谷ヤマメ〉
二次設定では、地底のアイドルと言われてますが、こちらのヤマメは地底に住む普通の女の子です。
他にも、キスメの保護者的な面もあり、キスメにはお母さん口調になる事もある。
〈文々。新聞〉
みなさん御存知、射命丸 文が書いてる新聞。最近は地底でも好評だとか…理由は察してください。
次話予告といきますと、久しぶりの戦闘回です!お相手は一角のあの人…と言えば解るでしょうか?(苦笑)
それでは次話で!