幻想郷の奇跡   作:海風 光

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 …お久しぶりです!
 最近PCが使える状況やなかったんで、投稿が遅くなりました(苦笑)

 あと、橙の語尾に「にゃ」がつく言葉の解りづらいところは()に訳を書いています(苦笑)

 それでは、八雲編第2幕スタートです!


Ep26 翡翠との出会い

「刀よりもその所有者の方が心配ですか?…一体何故です?」

 

 幽々子はそう言うと、首をかしげた。橙も同じように首を傾げていた。

 

「そうだな…とりあえず俺の刀…『翡翠』との出会いから話すべきかなぁ~」

 

「ほう…興味ありますねぇ~」

 

「琳のかたにゃの(刀の)話しかにゃ~?」

 

 双方の了承が得られたので俺は話し始めた。

 

「あれは確か…俺が外の世界にいた頃…」

 

************

 

―溯る事●年前―

 

「…ここでいいんだよな…長かった…」

 

 此処は、森乃道場(琳が外の世界にいた頃、下宿してた道場)からも、人里からも見えないところにある隠し長屋。あまりにも解りづらい所に隠している為、土地勘がある彼ですら迷うほどである。

 

ギギギッ…

 

 琳(仮名)は、鉄で出来た重い扉を開けた…すると中には…

 

「…マジかよ…」

 

 中には木刀や拳銃、トンファーブレードやチャクラム等、様々な武器が陳列されていた。そう、此処は武器庫なのである。

 

「確か…この中から一つ選べって言ってたよな…一体どれを選…んん?」

 

 琳が目にしたのは、周りの武器とは明らかに雰囲気が違う小刀であった。何故か、「封」と書かれた札が貼られてる上に、他の武器とは放して壁に立てかけられていた。

 

「…なんだろうこの刀…」

 

 琳はそう言いながら刀に触れようとしたその時―

 

「―兄ちゃん、不幸な目に合いたくなかったら俺に触れるのはやめときな…」

 

 突然、刀から声が聞こえたのです。

 

「えっ!?刀が…喋った?」

 

「そりゃあなぁ…俺は妖刀だからな…喋らない妖刀の方が珍しいぞ…」

 

 「妖刀=イコール喋るって言う考えも如何かと思うぞ」と、思わず突っ込みそうになった琳だったが、なんとか堪えて口を開いた。

 

「それで…お前は何で封印されているんだ?」

 

「ほう…それを聞くか…いいだろう、話してやるよ…」

 

 

 妖刀の話しをまとめると…昔々の大昔、まだこの国が武士同士で争っていた頃、名のある鍛冶屋が職人人生の粋を込めた最高の刀を作ろうと思い、寝る間も惜しんで鉄を熱しては叩き、熱しては叩きを繰り返し、刀は完成する手前まで来た時…今までの無理が祟ったのか、その鍛冶屋は金槌を持った状態で突然亡くなってしまった…あと一度叩けば完成という所で…。

 

刀の不幸はそれだけで終わるはずがなかった…偶然その鍛冶屋の前を通りかかった新米の呪術師がその完成間際の刀に呪いをかけたのだ…

 

それは…「この刀に意思を持たせ、この刀が認めた者以外が持つと、その者に危害を加える」という恐ろしい代物であったが…掛けた術者が新米であった為、意思までは持ったものの…所有者に与える危害の程度が「歩くと草や穴に足をとられて転ぶ」「頭上から突然蜂の巣や金ダライが落ちてくる」「突然足元にバナナの皮が現れ、それに滑って転ぶ」等々、悪戯極まりない程度であった。

 

 その所為もあり、刀の所有者がいなくなり、胡散臭い巫女に封印され、おまけに妖刀としても中途半端な為に…刀はいつしか孤独になっていたらしい。

 

 

「…酷い話だな…」

 

 琳はそう言いながら「封」と書かれた札を剥し、目の前の妖刀に手を伸ばした。

 

「お…おい、お前…俺を持つと不幸に見舞われるぞ…ましてやこんな場所だ…兄ちゃんの命が奪われてもおかしくねぇ…!?」

 

 妖刀が心配するのも解らなくもない…周りには2mもあるアックスや、棘つきのこん棒(鉄製)もある…こんなのの下敷きになったら一発で終わりだな…

 

「…大丈夫だ。呪い程度に負ける俺じゃねぇよ!…それに、呪いが起きた場合は、俺がそれだけ未熟だってことだからな…」

 

 琳はそう言いながら妖刀を手に取り、鞘から抜いて頭上に掲げた。

 

「…な、なんともないだろ?」

 

「…。…ふっ、いいだろう…認めてやるよ。俺の名は翡翠。これからよろしくな…相棒!」

 

「俺の名は○○。こちらこそよろしく頼むぜ相棒!」

 

 それが、琳と妖刀「翡翠」との出会いであった。

 

************

 

「―っと言う事だ。」

 

「成程…そんな過去が…」

 

「グズッ…かたにゃが(刀が)…かたにゃが(刀が)可哀相すぎるにゃ…未完成にゃにょに(未完成なのに)…変にゃにょりょい(変な呪い)までかけられて…」

 

 俺の話が終わった時、幽々子は俺の話しに頷き、橙は何に共感したのか…ボロボロと涙を零していた。

 

「…まぁ、そんな訳だから、俺もしくは翡翠が認めた奴以外が持つと、そいつに不幸が訪れるんだよなぁ…」

 

 俺は苦笑しながらそう言ったが、内心は盗んだ奴の身が心配でならなかった。

 

*************

 

―一方その頃―

 

―ツルッ…

 

「うおぁ!?」

 

「もう…藍ったら何をやっているの…」

 

「あ…足元に突然バナナの皮が現れて―」

 

―ボスッ…

 

ブゥゥゥゥゥン…(怒)

 

「今度は蜂の巣と大量の蜂ー!?」

 

 琳が心配した通り、案の定藍は翡翠の呪いの被害にあっていた…

 

「ほら、早くしなさい…もう少しで着くから…」

 

 そう言いながら紫が視線を向けた先には、白玉楼があった。

 





 ヤバい…最近学校の勉強含む色々な事があって書いてる余裕がなくなってきとる…(汗)…ってあ…失礼しました。(苦笑)

 …さて、今話の裏話といきますと、琳と翡翠の出会いは結構前から考えてたりした内容でもありました!
 そして相変わらず解らない琳の本名…まぁ、いつ思い出すかはここでは言えないですが、思い出すのは確定事項です!

 あと…ここでいうのもあれなんですが、本日新しく「地底の天人」という東方小説を書き始めたんで、そちらも見て頂けたら嬉しいです♪

 さて…次の投稿はいつになるかわからないですが…

 それでは次話で!
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