海風です!
…まぁ、この度は更新が久しぶりになってしまい申し訳ありませんでした…(滝汗)
ここ最近はずっとスランプ気味で、アイデアが出ない日が殆どだったりで…(汗)
今話も前回と同じく、一話完結になっております!
さぁ、今回琳は誰と出会うのでしょうか?
まぁ、サブタイで解ると思いますが、解った方はそれを踏まえて楽しんでください!
それでは、一話完結編第2幕、スタートです!
デジャブというものを皆は体験した事があるだろうか?
以前どこかで見た、経験した事にとても良く似た(もしくは全く同じ)事を再び見たり経験したりする事だ。…そして、俺の目の前には…
「―ちょっと、琳も見てないで手伝ってよ!」
肩から下を木に挟まれた少女の体と、その脇に浮遊している、大きな青いリボンをつけた赤いショートヘアの女の子の生首があった。
…本っ当に…どうして“また”こうなってるんだろうねぇ…
―数時間前―
「―んぅっ?」
青娥達と出会った日から2日程たったある日、俺は魔法の森にある大きな木の根元で寝ていた。
「んん~ふあぁっ…」
軽く伸びをしながら簡単なストレッチを行い、荷物をまとめる。
「…そろそろ行くか…」
俺は纏めた荷物鞄を肩に掛け、歩き始めた。
…そして、魔法の森の中腹辺りに来たとき、それを目にした。
「………。」
バタバタバタッ…
推定12~3歳位と思われる(後ろからだからよく解らんが)少女が木の枝に挟まれ、動けなくなっていた。
「…あの~大丈夫ですk―」
「げぇっ…こんな時に人が!?…でも背に腹は変えられない…ちょっとそこの人、少し良いかしら…?」
俺が目の前の少女に話しかけようとした時、大きな青いリボンをつけた赤いショートヘアの女の子の生首が浮遊しながら俺に話しかけてきた。そして、赤髪の子は、俺の姿を見た瞬間、驚いたような顔をした。
「?…俺の顔に何かついてますか?」
「い、いえっ…大丈夫、何でもないわ。…悪いけど貴方の名前を教えてもらえないかしら?」
赤髪の子は動揺した様子で俺の名を聞いてきた。…何故だ?何故そんなに動揺する必要がある?
考えても解らなかった俺は、赤髪の子の返答に応じる事にした。
「俺の名は琳。幻想郷を旅する旅人だ。」
「そ、そう…琳っていうのね…」
赤髪の子はそう言うと少ししょんぼりした様な顔をした。…俺からも少し聞いてみるか…
「俺は名乗った。次はあんたの番だぜ。…あとこれは助けた方が良いのかな?」
「そうね、悪いけどお願いできるかしら?あと、私の名前は『赤蛮奇』これからはそう呼んでくれるかしら?」
「あぁ、解った…」
俺は赤蛮奇にそう言うと、彼女を助ける方法を模索し始めた。
しかし、見事にはまっているな…これは押したり、引っ張ったりするんじゃどうにもならんな…どうしたものか…
***********
『お姉ちゃん、大丈夫?』
『あ、俺の名前は○○。』
『そうだね…師匠が言っていたんだけど、こういう時はこの細い枝を切れば大丈夫だよ!』
**********
…っ!?
な…何だ今のは?もしかして、俺が失った記憶の一部か!?それに…俺のなm―
ギギッ…ギギギギギギッ―
過去の俺が言った俺の本当の名前を思い出そうとした時、さびたロッカーを開けた時の様な不快な金属音が俺の頭の中に木霊した。
「ぐっ…ぐあぁっ…」
この不快な音に耐え切れなかった俺は、思わず頭を抱えてその場に転がり、苦悶の声を上げた。
「ちょっ…ちょっと琳、大丈夫?」
俺の様子に心配してくれた赤蛮奇に俺は「大丈夫だ…」と伝えると、立ち上がり、両手を刀に添えた。頭の中に聞こえてきたあの音はもうおさまっていた。
「赤蛮奇…お前を傷つけるつもりは無いが、一応目を閉じていてくれないか?」
「目を?わかった…」
赤蛮奇はそう言うと、俺から離れた所にいき、目をとじた。
赤蛮奇が離れた事を確認した俺は、赤蛮奇の体を挟んでいる枝の細い方に狙いを定め、全神経を集中させて翡翠を抜いた。
―キンッ…トスッ―
金属音と軽いものが地面に落ちた音が森の中に響き、赤蛮奇の身体は自由を取り戻した。
「…っふう…疲れた…赤蛮奇、終わったぞ…」
俺がその場に座り込みながら言った言葉に返答する様に、首が体に戻った赤蛮奇が俺の前に現れた。
「ありがとう琳、“また貴方に助けられた”ね…」
「また?」
「いえ、こっちの話よ、気にしないで…」
「そ、そうか…」
…にしても、さっきの言葉…“昔会ったよう”な感じの言い方だったな…でも、俺と赤蛮奇は“今日初めて会った筈”だし…解らん…
―数分後
「それじゃ、俺もそろそろいくわ…」
「…名残惜しいけど仕方ないわね…またね、琳!」
「あぁ、またな!」
俺はそう言いながら赤蛮奇と別れ、再び歩き出した。
―side 赤蛮奇―
「やっぱり…変ってなかったね…」
私はそう言いながら、琳が歩いていった所を見つめていた。
「貴方はあの時から…“30年前に初めて出会った時”から何も変っていない…変ったのは名前くらいかしら、○○…」
私はそう言いながら近くの岩に座り、一人黄昏ていた。
―side Third person view―
【誰も知らず、誰も認識できない場所】
ここは幻想郷からも、外の世界からも隔離された空間。ここにはどんな人物も…そう、地獄の閻魔様でも認識できない曖昧な空間…ここに辿りつける者は誰もいない…“彼女達”を除けば。
「………。」
この謎の空間で一人の女性が佇んでいた。なぜこんな所にいるのか?答えはそう、ある者からの報告を待っているのだ。
「―様、彼は―と接触しました。」
「そう…ありがとう、少し休んだら次の行動を起こしてもらえるかしら?」
「かしこまりました。」
報告を終えた彼女は佇んでいた女性にそう言うと、謎の空間から消えた。
「お願いね…“この準備”を行えるのは貴女だけなの、藍…」
今回登場した赤蛮奇の口調ですが、原作や二次創作を一切参考にしていない為、殆ど私の中のイメージで話していました。
そして、所々であった琳の過去や赤蛮奇との関係。
まぁ、赤蛮奇にまつわる話は番外編で語る予定です。
そして、気になった方もいると思いますが、赤蛮奇は琳の本当の名前を知っています。
そして、最後に登場した謎の空間の女性達。まぁ、二人のうち半分は割れているので、もう一人も言わずもがな…というところですね(苦笑)
彼女達の目的も後々解ると思います!
解りづらかった時は、私の低い語彙力の問題です…(滝汗)
それでは次話で!