牽制しあう少女達   作:黒巛清流

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前回の話はあんまりよくなかった感あるかもしれない
暇があれば加筆したい


第十一話 何でもしてあげるは男女ともにやばい

いつもの羽沢珈琲店、顔を青くしているひまりと蘭に向けて僕は手をぱんっと叩きながら告げる。

 

「さて、もうすぐテストだし頑張ろうか」

「…」

「やだぁ~」

 

目の前にあるのはテストの範囲をまとめた勉強道具でその量にひまりと蘭は顔を青くしている。この二人、赤点ギリギリの点数しか取れず次はやばいんじゃないかと巴とモカとつぐみに言われたので僕が勉強を見ることにしたのだ。

 

「でももし赤点だったら放課後補習だし休みの日もあるんでしょ?」

「そうだけど…」

「やだよぉ~」

 

二人とも地面に突っ伏しておりやる気が全く感じられない。うーん、どうすればいいだろうか…何かやる気が出ること…あ、報酬とかあればやる気だすかな? といっても特に何も…あっ。

 

「じゃあそうだね、今度のテストで一教科でも僕に点数で勝ったら。次の休み一日、二人の言うことなんでもしてあげる」

「「!?」」

「二人が勝った場合は土曜と日曜の二つに分けて個人個人に聞いてあげる」

「「!!!???」」

 

二人が勢いよく起き上がり驚愕した顔で僕の顔を見る。

流石に何でもすると言われても驚くかな、でも僕に出来るのはこれぐらいしかないし。

 

「え…あ…」

「ほ、本当に…?」

「うん、僕が出来ることなら何でもしてあげるよ」

 

そういって僕は笑った、この二人なら変なことは言わないと思うけど。

すると二人はどんどん顔を真っ赤に染めていく、特に蘭はまだ赤くなるのかと言うぐらい顔を真っ赤にして。

 

「んぷっ」

 

鼻血を噴いた。

僕は急いでテーブルにあった紙ナプキンを取り蘭の顔に当てる。凄い熱い、大丈夫だろうか。

 

「蘭、大丈夫? 急にどうしたの?」

「…だ、だいじょうぶ」

 

視線が僕の首元に注がれているけど大丈夫なのだろうか。身を乗り出しているから胸元見えるんだけど。男だからそこまでは気にしないけどちょっと恥ずかしい。

 

「あ、あの。ほ、本当に何でもいいの飛鳥くん?」

「え? うん、流石に僕が出来る範囲内だから親を頼らないといけないのは勘弁してほしいけど」

「も、もし。もしだけど。本当にもしもだけど! え、えっちなことを言われたら…どうするの?

「えっ」

 

ひまりの突然の言葉にちょっと顔を赤くする。えっと…えっちなこと? ひまりや蘭から? 僕からすれば大歓迎なんだけどそれを直接言うわけにはいかないから…。

 

「えっと…僕としてはなんとも言えないけど。もしも相手がそんなことを望んでいるなら…僕としては、叶えてあげたいな。とは思う…よ?」

 

そう少し恥ずかしいので身をよじるように言った瞬間、ひまりも鼻血を吹き出した。

 

 

 

 

その後、何とか鼻血を止めた後。二人は真面目に勉強をすることしたらしく必死にノートにペンを走らせている。表情は鬼気迫ると言ったようで何かをぶつぶつと呟いているが何を言っているかは聞き取れない。

 

「飛鳥を自由に飛鳥を自由に飛鳥を自由に飛鳥を自由に飛鳥を自由に…」

「なんでもしてくれる…なんでもしてくれる…」

 

まぁ、真面目に勉強してくれるのはいいことだね。人に教えることで僕も勉強できるし。

そのままたまにつぐみや巴やモカが混ざったりしていたがテストまで二人は真面目に勉強していた。蘭のお父さんにもいい報告が出来るかもしれない。

 

そしてテストの答案が返却されたのだがこれには正直驚いた。

 

「ふふーん」

「…(ドヤッ)」

 

国語 僕94点 ひまり97点

英語 僕89点 蘭98点

 

負ける気はなかったがなんと負けてしまった。他の点数は赤点スレスレという散々な結果だったが僕の点数を超えるという目的は達成していたのである。これなら総合点数で…だと勝てないってあきらめられていたかも、まあ超えたのは事実だし嘘はつきたくない。

 

「二人ともまさかこんなにいい点が取れるなんて驚いたよ。約束は守らないとね。二人は僕にどんなことをしてほしい?」

 

二日使うとなるとどうなるのかな。今度の休みは開けておかないと

そういうと二人は顔を赤くしてもじもじとし始めた。え、可愛い。

二人の中々見ない雰囲気にドキドキしているとひまりが先陣を切った。

 

「わ、私は! 家で一日世話してほしいです!」

 

手をビシッ! と上げてひまりは宣言する。

一日の世話…起こしたり料理したりだろうか。世話をするのは嫌いじゃないからいいけど。じゃあ朝から行ったほうがいいかな。親御さんにも許可を貰わないと。

 

「あ、あたしは…飛鳥と…え…え…」

 

蘭は顔の赤さを極限にしながら何かを言おうとしているとひまりはその蘭を「マジで言う気!?」みたいな表情で見つめていた。蘭はまた鼻血でも出るんじゃないかと真っ赤にして叫んだ。

 

「え…映画とか! 見に行こう!」

「…ヘタレた…ほっ」

 

映画とかなら普段でもいいのに。こっちからも何か考えてサービスとかしたほうがいいのかな。

…そもそも勉強してからあれだけど、なんで恋人と一緒に勉強しないんだろう。そもそも家で世話もいいんだろうか…で、でもひまりと蘭がいったんだから大丈夫…だよね?

 

とりあえず休みまで何をするか考えておかないと…。

 

 

 

おまけ

 

「みてみて~全教科95点以上~」

「わぁ…やっぱりモカってちゃんと勉強すると凄い成績取れるね!」

「・・・」

「え? ど、どうかした…?」

「むー なんでもなーい」




ほぼ一か月ぶりになってしまった…
色々書いてると遅くなってしまいますね。

次も別作品を書くので遅くなってしまうかもしれません。
ごゆるりとお待ちを

次回は二人のご褒美回ではなく別の話を書くかもです。
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