ちょっと好きなキャラを出してから牽制させ合いましょう。
あと多分この小説にはシリアスはないかと思われます。
「~♪」
ギターケースを担ぎ、鼻歌を歌いながらファーストフード店へと足を向ける。
たまーにあの店のポテト食べたくなるんだよね。時間も割といいし昼食も済ませよう。
店に入るとなかなかの混み具合、ざっと店内をみると相変わらずの女性の多さに驚く。
そう、この街。女性の比率がすごく多いのである。比率を現すとざっと8:2、特に1~20代の女性が多い。
逆に10代の男性は少なく3~40代すぎの男性が多い感じがする。まぁアニメ系にありがちな展開な所為だろうか。おかげで近くに高校が三つもあるのにそのうち男が通っている高校は僕の所だけ、しかも男女比率はここも変わらず7:3である。これが女性中心作品による現象かな。
そんなことを思いながら注文をして席を探すと二人掛けの所が一か所だけ開いていたのでそこに座る。ここも人気だよねぇ…ギターケース邪魔になりそう…済みませぬ。大きめのハンバーガーに一番大きいサイズのポテト、そしてコーラ。食べる量意外と多いんだよね、よく驚かれる。ハンバーガーにかぶりつきながら店内を眺めているとうろうろしている女性が目に入った。年は僕と同じぐらい、肩にはギターケースが見える。トレイを持っているから席が見つからないのだろう。
ふと目が合った。僕の目の前が空いているので良ければという意味を込めて手で差すとほっとしたようにこちらへ来てトレイをテーブルに置き椅子に座った。トレイには飲み物とメガポテトが二つ乗っている、ポテト好きなのかな。
「ありがとうございます。まさかこんなに混むとは思わなくて…」
「いえいえ、いつもはここまで混みませんからね」
やっぱりあれかな。期間限定のメガポテト、一番大きいサイズの1.5倍という大盤振舞で店員の女性がふぇぇと言っていたりなんかテレビで見たことあるような人がてんてこ舞いになっていた。
というかめちゃくちゃ綺麗だなこの人、どこかで見たことあるような気がするけど…。
…あっ、そうかRoseliaのギターの人だ。
ライブで見た時はカッコいい感じの人だなぁって思ってたけど今のポテトをもぐもぐしている姿は可愛く見える。そういう風に見ていたらふと目が合った。
「あの…なにか?」
「えっと…もしかしてRoseliaの氷川紗夜さんですか?」
「え? そうですが…その」
「あ、申し訳ありません。僕は黒野飛鳥といいます。僕もギターをやっているので一方的に知っているんです」
実はIGNITION時代にちょっと顔を合わせてるんだよね、と言ってもすれ違ったぐらいだけど。
リーダーが「あとはよろしく」と言って向こうのボーカルが「当然よ」って言ってたけどあのシーンかっこよかったなぁ…
氷川さんは僕のギターにちらっと目を向ける。
「そうでしたか、では改めまして。氷川紗夜と申します」
そんな感じで自己紹介をすませ、少々行儀が悪いが食事をしながら音楽の話をしていた。
Afterglowが幼馴染とか氷川さんには双子の妹がいるとかその妹が蘭達と同じ学校とかギターの話とか、同じ楽器を使っているのもあるかもしれないけど話が弾む。気が付けばだいぶ話し込んでしまっていた。
「…あら、そろそろいい時間ですね。では私はそろそろ」
「はい、それでは」
紗夜さん(妹もいるのでそれでいいと言われた)を見送った後、僕も食事を終える。僕もそろそろお暇しようかな。なんか紗夜さんと話していたらギターも弾きたくなった。
CiRCLEにでも行こうかなぁ…。
「…」
氷川紗夜は自宅へと歩を進めながら先ほどあった少女の顔を思い起こす。
肩ほどまである青みがかった黒髪に愛らしいと言った表情、本当にギターが好きなのかギターの話をしている時はずっと笑顔であった。それでありながら所々少年のような言動や表情、まるで同世代の男性と話しているような気がして少し恥ずかしくなってしまいました。
それにあの手…おそらくずっとギターを触っているのでしょう、とてもしっかりとした手をしていました。
あれほどギターをやっているのでしたらどこかでライブなどをやっているかもしれませんね…一度聞いてみたいものです…日菜にも話してみましょうか…
・飛鳥に周りが抱く印象
活発そうな愛らしい少女、声は男でも女でも取れる。
丁寧に話すが時折口調に少年味が混じったりするので女性は思わず異性と話している気分になる(実際に異性であるが)
この世界女性が多そうだから男性と会話するのになれてなさそう。