第一話 平和の終焉
2000年12月31日
ソマリア沖アデン湾
かばんちゃん視点
この日は大晦日。
20世紀最後の大晦日。
誰もが新しい時代に期待していた。
そんなことにも関わらず、私はいつも通り、日本連邦海軍第一艦隊のイージス艦«月光»の乗組員として、アフリカの海賊の目撃情報が最も多い海域の哨戒任務に就いていた。
「前方、不審船あり。全艦砲撃用意。」
「了解! 全艦、砲撃用意!」
「周辺の船舶に不審船の発見を連絡しろ。それと、南アフリカ海軍にも出動要請を出しておけ。」
「了解!」
3時間後・・・
「不審船の海域離脱を確認。我々も現海域を離脱する。」
「了解!」
そういって、私達は台北海軍基地に進路を採った。
2001年1月1日
台北海軍基地
かばんちゃん視点
「ふぅーー。やっと戻ってきた。」
私は部屋に戻り、机に置いてあった新聞を読んだ。
その新聞のある記事が私の目にとまった。
内容はこんな感じ。
«号外»
«フランス アルザス=ロレーヌ地方の返還をドイツに要求»
昨日、フランス共産党の党首であるベルナール=フィリップ氏はドイツ帝国首脳部にアルザス=ロレーヌ地方の返還を要求。期限は2001年1月2日までであり、この期限を過ぎた場合は宣戦布告もやむを得ないという文書を送りました。
これに対し、ドイツ帝国首脳部は「他国に対する許されざる侵略行為である。」との声明を発表した。
この発言から、ドイツ帝国政府はフランスの要求を拒否する可能性があるとして、フランス政府はドイツとの国境地帯に陸海空軍の三軍を置くことを決定した。
つまりは、戦争になるかもしれないということか。
「うん? 確か、ドイツ帝国の陣営である帝国協定にはロシア帝国など合わせて5ヵ国が入っていたはずだ。そして、我々の陣営である大東亜連合に加盟している中華民国はドイツ帝国の植民地国家であるドイツ領チベットと領土問題を抱えていて、中国軍はドイツ領チベットとの国境地帯に軍隊を置いている。もし、開戦時に中国軍がチベットに侵攻したら、第三次世界大戦が起きるぞ。」
そんな時、召集がかかった。
「おい。上官殿から来てほしいと言われているみたいだぞ。」
「中島司令官、山本優子二等兵、只今出頭しました。」
「まぁ、そこに座ってくれ。」
「了解!」
「フランスの事については知っているな?」
「はい。新聞で知りました。」
「そうか。実は中華民国がドイツと領土問題を抱えていてな、すでに中国軍はドイツ領チベットとの国境地帯に軍隊を置いている。」
「つまり、どういうことですか?」
「中華民国政府から日本連邦政府に救援要請が来ている。そこで、君には中国に送る予定の第六大隊の大隊長になってほしいんだ。」
「ちょっ、待ってください。僕にはそんな力は・・・」
「それなら、なおさらこのチャンスを逃すわけにはいかないだろう。実戦経験を積むチャンスだからな。」
「・・・分かりました。」
ドイツ帝国が降伏した後、ドイツ帝国皇帝はどうしますか?
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廃位させる。
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存続させるが、日本の影響下
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存続させるが、政治上の権限を剥奪する