「プレゼント交換パーティー!!いえええーい!」
「いぇーい」
「テンション低いですね上杉さん」
「お前が高すぎるだけだろ」
「そうですか。えへへ」
「えへへじゃねえよ。しかもなんなんだプレゼント交換パーティーって。今日はお前の誕生日だろ」
「よくぞ聞いてくれました。これはですね上杉さんが私に誕生日プレゼントをくれると言っていたので、私もお返しに何かあげようと考えたわけです」
「それだけ?」
「それだけです!」
そして、プレゼントで上杉さんのハートを掴み取り、
「イチャイチャする作戦です!」
「何言ってんだお前」
「あ、あああ!」
「ん?」
「……思ってること言っちゃいました」
「バカなんだな」
「うぅ。バカなんですぅ」
失敗したぁ。まさかそのまま言っちゃうなんて。しかもイチャイチャする作戦って。
は、恥ずかしい。
「ま、まあやるか、プレゼント交換パーティーとやら」
「はい!」
そう、私にはとっておきの切り札がある。
それがこのプレゼント。
「私からのプレゼントは写真です!」
「写真立て?」
「写真立て!」
「普通だな」
「ええ!?」
そんなぁ。二乃に協力してもらって3日間も考えたのに。
「まあ、サンキュ」
まてよ、二乃がプレゼントを渡す時にこう言えばフー君なんてイチコロって言ってたな。
「これに私と上杉さんの写真を入れましょう」
って。
「お、おう。そうだな。ありがとう」
「!」
上杉さんが照れてる。過去のデートでどんなにアピールをしても無視し続けていたあの上杉さんが。
さすが二乃恐るべし。
「じゃあ次は俺だな」
「楽しみです」
「俺からはリボンだ」
「リボン?」
「ああ。お前が付けてるリボンはそろそろ寿命だろ」
「ありがとうございます」
「な、なんで泣いてんだ」
「ふぇ?」
泣いてるの?
「どうしたんだ四葉」
私が?
「気に入らなかったか?」
そんなわけない。すごく嬉しいから泣いている。
「上杉さん。大好きです」
「は!?な、なんだ突然」
「えへへ。うーえすーぎさーん」
「おい!いきなり飛びついてくるな」
上杉さんあったかいなあ。
私まで心と体がぽっかぽかだ。
「そうだ!このリボン付けて写真撮りましょう」
「なんでだよ」
「それを写真立てに入れるんですよ」
「わかったよ。はいチーズ」
「いぇーい、じゃなくて!上杉さんも一緒に撮るんですよ」
「……えぇ」
「はやくはやくー」
「わかったよ。はいチーズ」
これぐらいのイタズラなら上杉さんは許してくれるよね。
「おま、顔近っ。てか!んん!」
カメラのシャッター音と同時に上杉さんの唇を奪う。
……わ、我ながら大胆な行動。
「急にするなよ!」
「いいじゃないですか」
「はあ」
「じゃあ」
もう1回します?
聞こうと思ってやめた。上杉さんから言って欲しいから。
「もう1回するぞ」
「はい!」