晴夜「キュアハートこと大貝第一中学校生徒会長 相田マナ の前に突然、 早乙女純 と言う少年が現れ、自分を弟子にして欲しいと志願してきました」
龍牙「そして、仮面ライダービルドこと、イケメンぶってる自称・天才科学者の卵 桐ヶ谷晴夜 も早乙女純になんか色々と教えたりしました」
晴夜「おい龍牙!『イケメンぶってる』ってどういう事だよ!『自称』って何だよ!!」
龍牙「だってお前、自分で天才とかなんとか痛いんだよ、恥ずかしくないのかよ」
晴夜「いいじゃん別に!!……〜ったく!どうなる、第14話!!」
ここ四葉邸での一つの部屋では、ありすと多くの執事と会議が行われていた。
「それについてはこれまで通りということでお願いします」
ありすがそう言うとありすから右側の男性が「かしこまりました」と頭を下げる。
その後も、執事達からありすに四葉財閥の話し合いが行われた。
それからしばらくして、会議が終わるとありすを一人残して執事達は部屋を後にした。
「はぁ〜……」
執事達全員がいなくなると、ありすが溜め息をつくとドアを叩く音が聞こえた。
彼女はノック音に返事すると、ドアからセバスチャンが現れて、マナ達が来たと知らせた。
それを聞いたありすは嬉しそうな顔になった。
その後、四葉邸の庭でお茶会をするマナ達。
「アイちゃん、お元気でしたか?」
ありすが尋ねるとアイちゃんは笑顔を見せた。しかし、真琴と龍牙の表情は冴えなかった。
「まこぴー、龍牙君どうしたの?」
「王女様の事が気になって……」
確かに、早く王女様を見つけないといけないと全員が感じていた。
「どんな小さな事でもいいから、何か手がかりがあればいいんだけど……」
「そうだな、手がかりが無ければ、動くことも出来ないしな」
手がかりが無いかと真琴が考えながら右に向くと、彼女の目にバラが映った。
「バラ……そういえば、王女様はバラが、好きだったわ」
「「「「バラ?」」」」
「バラって言っても、種類も多くあるぞ」
みんながバラと言うと、セバスチャンはあるチラシを晴夜達に見せた。
「ローズレディコンテスト?」
「黄色いバラって言うのも、珍しいな」
セバスチャンが見せたチラシにはローズレディコンテストについて書かれており、その中には黄色いバラが写ってあった。
「バラを愛する最高のレディを決めるコンテストでして、優勝者には先日発見された新種のバラ、ロイヤルイエローが贈られるそうです」
王女様はバラが好き、これは手がかりではないかと晴夜は思った。
一方で、龍牙と真琴はロイヤルイエローと言われているバラを見て、それが見覚えのあるものだと気づいた。
「でもよ、真琴。これって、王家の庭にしか咲かないバラで、こっちの世界には無いハズだぜ……」
「そういえば……」
「ミステリーシャル……!」
「じゃあ、そのコンテストに参加して、ロイヤルイエローを手に入れましょう」
「「「「ええっ⁉︎」」」」
「確かに、優勝して手に入れるしか方法は無いしな。俺と龍牙は男だから出れないけどな」
数少ない王女様の手がかりを見つけ、それを手にするためにマナ達はローズレディコンテストに参加することを決めた。
そしてコンテスト当日となり、会場の五星ローズガーデンへとやって来た。
「ここがコンテストが行われるバラ園か〜」
「綺麗ね!」
「これだけのバラがあるんだ、ここに王女様が居るかもしれねぇ!」
「いくら何でもそれは無いんじゃないか」
「誰?アタシを呼んだのは」
全員が声のした方を見ると、金髪で赤いリボンをし、黒を基調にした服を着た青い目の少女がそこにいた。
「アタシ、王女様のように綺麗だから、来てあげたんだけど」
少女がそう言うと、マナが抱いていたアイちゃんに目が映る。
「なぁ、もしかしてこの子が王女様か?」
晴夜が小声で龍牙と真琴に聞く。
「さぁ〜、でも一応聞いてみようぜ」
「そうね……」
龍牙が言うと、真琴が頷き少女に聞いてみた。
「あなた、バラが好きなの?」
「バラ、嫌いだわ!アタシより美しいものはすべて」
真琴が薔薇が好きなのかどうか少女に聞くと、バラは嫌いと言って指を鳴らすと同時に、少女の横にあったバラが全て枯れてしまった。
「ど、どう?」
「違うみたい……」
「だな……」
彼女が王女様じゃないと晴夜が聞くと、彼女からは何か違う気配を感じ始め、警戒する晴夜は後ろにボトルを準備していた。
「あ!それカワイイ!」
急に少女はマナの頭のキュアラビーズを指差す。
「貰ってあげる」
「え?ええっ⁉︎ゴメンなさい、これはちょっと……」
「それじゃあ、交換しない?」
マナがラビーズは渡せないと断ると、少女は交換しないかと提案してきた。
「この世界の平和と」
この事を聞いたマナ達が驚く。
「冗談よ。じゃあもう行くね。お見送りは結構よ」
そう言い、少女は去っていった。
「何だあの子……?」
そしてしばらくして、コンテストが始まろうとしていた。
『さぁお待たせしました!ローズレディコンテスト最初のステージ、ソシアルダンスです!』
「そ、ソシアルダンス?」
「ソシアルダンスって何だ?」
「それはあれ……まぁ見ればわかるだろ」
「わかんねぇのかよ!」
晴夜が誤魔化したことに龍牙が呆れると、「おーほっほっほ!」と高笑いが後ろから聞こえてきた。
「場違いなお猿さんが迷い込んでると思ったら、ありすのお友達でしたの?」
すると晴夜達の後ろからロールヘアーの金髪少女が現れた。
「お、お猿さん?」
「俺たちのことか?」
「麗奈さんたら、お猿さんは酷すぎますわ」
「そう?じゃあお猿様どうかしら?」
「流石麗奈様、ピッタリですわ」
麗奈達の発言にマナと六花、晴夜は意図を察した。何も知らない龍牙と真琴は理由を三人に聞く。
「どうしたの?」
「ありすは友達の悪口を言われると、我を忘れて怒っちゃうのよ。まだ小学生の時、マナをいじめた中学生をやっつけちゃった事があるの」
「一人でか?」
「ええ」
「マジかよ……」
龍牙と真琴が事情を知ると、ありすが麗奈達の方へと歩き出し、全員が心配になった。
「麗奈さんたら、相変わらず冗談がお上手ですね」
晴夜達はありすが怒る所か落ち着いている事に安心した。ありすは麗奈についてみんなに紹介した。
「こちら、このバラ園の持ち主で、幼馴染の五星麗奈ちゃんです」
「幼馴染と言うより、ライバルかしら。四葉財閥より一つの数字が多い、五星財閥の一輪挿しのバラ、五星麗奈よ」
第一印象としては麗奈は目立ちたがり屋だと感じた。
どうやらこの子もコンテストに参加するようで、麗奈もありすも参加するのだと聞いてきた様だ。
「はい。この四人で」
「そこのお二方は?」
麗奈は晴夜と龍牙の方を指した。
「えっ〜と、僕らはありす達の応援来たので」
「そうですか。ん?あなた剣崎真琴では?」
「そうだけど」
麗奈は真琴がありす達と一緒に出ると知ると、真琴の参加は卑怯だと言い出し、後ろにいた少女達も卑怯だと言い出した。
だが、麗奈の狙いは悪口を言ってありすを怒らせ事。しかし、ありすは怒る所か冷静に答えた。
「お待ちください。これは最高のレディを決めるコンテスト。アイドルだろと関係ないと思いますわ」
「「そうだよ!」」
「それに、アイドルは参加禁止だなんて誰も一言も言ってねぇぞ!」
「まあ、そんなルールないからな」
「そうですわ」
麗奈は返す言葉も無くなり、ありす達を叩き潰すと宣言して、ありす達の前から去っていく。
「龍牙」
「何だよ」
「あの四人、またなんかやるかもしれない。俺たち二人で注意しとくか」
「わかった」
晴夜と龍牙で麗奈たちを見張ることにした。
「麗奈様、ありすも参加するとなると、かなり強敵になるかと」
「大丈夫。あの子は友達の悪口を言われたり危険な目に遭ったりすると怒ってキレちゃうの」
どうやら麗奈はありすをワザと怒らせて失格にさせるのが狙いみたいだ。
そして、コンテスト最初のステージ、ソシアルダンスが始まった。
ありす以外の三人もうまく踊れていた。
「みんな上手いな!」
「ああ!初めてとは思えないな!」
だが、麗奈は三人がうまく踊れているのに苛立ち出した。
「どうなってるの?」
取り巻きの子が麗奈に近づき、三人の誰かのヒールにヒビを入れておいたと麗奈に伝える。
すると、彼女の言う通りマナのヒールのかかとが折れ、尻餅をついてしまった。
「あいった〜」
「マナちゃん!」
「何で?まさか……!」
「おーっほっほっほはっ!ブザマね。ブザマなお猿さんね」
麗奈の発言に晴夜達はこれは意図的なものだと察した。
「(そっか、ありすを怒らせるためにわざとやったのね!)大丈夫。こうすればほら」
マナが立ち上がってそう言うと、もう片方のヒールのかかとを折った。
「もっとダンスがしやすくなったわ。さっ、ダンス再開よ」
「マナちゃん……」
その様子を見た麗奈は舌打ちをする。
次のステージは絵画、マナ達はガーデンのバラをメイン絵画を書き始める。
「あの麗奈って子、ありすを怒らせてコンテストを失格させようとしてたのね!」
「きっとまた、何か仕掛けてくる来るはずだよ」
「皆さん、描けました?」
自分のを書き終えたありすがマナ達の元に来た。
すると、後ろから麗奈の取り巻きの子が一人で、走りながらマナ達の絵画に絵の具を撒き散らした。
「ごめんあそばせ。手が滑りましたわ」
「これではどうする事は出来ませんわね」
そう言ってから麗奈達は高笑いを始めた。
「あなた達、いい加減に―――!」
六花が麗奈達に怒ろとした時、
「おかげでいい絵になりましたわ」
ありすがそう言ってみんなに自分の絵を見せると、先よりも綺麗な絵になっていた。
「すごーい!」
「私達にも教えて!」
(次こそは……!)
そして次のステージではピアノ演奏が始まる。
「ピアノかー」
「これなら自信あるかも」
どうやらトップバッターは六花のようだ。
「六花、頑張れ!」
「頑張るケル!」
「任せてといて!」
そのまま六花はピアノの大屋根を持ち上げると、なんとその中で子猫が眠っていた。
「何でこんな所に子猫がいるのよ……!」
しかも猫は気持ち良さそうに寝ていたので、起こすのがかわいそうだと感じていた。
「あらあら、犬猿の仲って言いますけも、お猿さんも猫も嫌いなようね」
猫がいるからピアノが弾けないわかっていて、また麗奈は高笑いをし始める。
「ありすが怒んなくても、こっちが我慢出来ないよ!」
「ええ!」
マナと真琴が我慢出来なくなったその時、ピアノを弾く音が聞こえた。
そのピアノを弾いていたのは、ありすだった。
「なんて優しい音色……」
「イライラが癒されて行く……」
「それだけじゃない、猫を起こさないように、猫の部分だけ避けて弾いている」
「凄すぎるよありす!」
「スゲェ才能だぜ!ありす!」
「お嬢様をあなどっては困りますな」
ありすの凄さに麗奈はかなり悔しがっていた。
そして、いいよ最終選考の発表まで進んでいた。
『さぁ!これより最終選考に残った二人を発表します!まずは、五星麗奈さん!』
「当然」
『そしてもう一人、四葉ありすさん!』
「「「やったぁ!」」」
「よっしゃあー!」
「いいぞ!ありす!」
マナ達や晴夜達だけではなく、シャルル達もアイちゃんも喜んでいた。
というわけで決勝は、ありすと麗奈の勝負となった。
『最終ステージはテニスです!今年のローズレディの座は、このゲームの勝者に送られます!』
最後のステージのテニスが今、始まろうとしていた。
「ありす〜、頑張るランス〜!」
「「「「頑張ってー!」」」」
「はい!」
そして試合が始まった。
試合はお互い、ほぼ互角と言っていい程の勝負が繰り広げられたため、試合は中々勝負が決まらず、最後のセットに持ち込まれた。
しかし、次のポイントを取ればありすの勝利だ。
「ありす!あと少しだよ。ん?」
サーブを打とうとしたありすの顔へ急に光が入り、ミスしそうになった。
「今、ありすの目に光が!」
「ああ、間違いなく何かが光った!」
「行ってみよう!」
五人はすぐに光が指した方に向かった。その光の正体は、取り巻きの一人がコンパクトを使って彼女に当てていたものだった。
「いた!」
「反則だぞ!」
五人は光を当ててた取り巻きの子を見つけた。
「来たわね」
そう言うと五人は驚くと、後ろの出っ張りから別の取り巻きの子が二人現れ、五人に泥水をかけた。
「あ!」
「無様、無様、無様!お猿さん達が泥だらけよ?」
ここまでやれば、さすがのありすも怒るだろと麗奈は心中で盛り上がる。
だがそれでも、ありすは怒らなかった。
「!?……何で怒らないのよ!」
「友達を、守るためです!」
「その友達が酷い目に遭っているのよ!怒りなさいよ!」
「不思議な事に、怒りが何故か湧いて来ないのです!」
「だから、何で!」
「分かりません。でも、私が変われたのなら、それは、マナちゃんや晴夜さん達のおかげです!」
「「「ありす……」」」
ありすのその言葉を聞いた晴夜達は、自身の心に響くのを感じた。
「あんな連中の、どこがいいのよ!」
「私には……最高に輝く宝物です!」
ありすの放ったスマッシュが決まり、遂に勝負がついた。
『やりました!優勝は四葉ありすさんです!』
ありすはローズレディコンテストの王冠を掴み取った。
「「「やったぁ!」」」
「よっしゃあー‼︎」
「ありす……最高だなー!」
「お見事です」
マナ達もありすの優勝にみんなは喜び、シャルル達やアイちゃんも大喜びしていた。
「使えない子達ね、消えておしまい!」
「「「失礼しま〜す!」」」
麗奈に怒られた取り巻きの子達は走り去っていった。
「フン!ありすが私に勝てたのは実力じゃないわ!友達のおかげよ!友達なんて……いなくなればいいのよ!」
麗奈が呟くとプシュケーが黒く染まり出す。
「――でも、本当は私も友達が欲しい……」
しかし、麗奈がそう呟きプシュケーが黒く染まらなくなると…
「いいんじゃない?友達がいなくなれば」
「!?」
麗奈の耳元からマーモが囁く。
「あなたの望み、叶えてあ・げ・る」
突如彼女の前に現れたマーモが指を鳴らすと同時にプシュケーが真っ黒に染まり、取り出される。
「お前の闇を我に捧げよ!」
マーモはプシュケーに闇を更に加えて圧縮し、自らの口にプシュケーを放り込んだ。そしてバラと一体化し、ビーストモードとなった。
「マーモビーストの誕生よ」
マーモがビーストモードになったのを見ると晴夜と龍牙はドライバーを出し、マナ達はコミューンとなったシャルル達を持って構える。
「みんな、行くよ!」
「「「うん!」」」
「「ああ!」」
二人はドライバーを腰に装着し、ボトルを取り出した。マナ達はラビーズをコミューンにセットした。
『タカ!ガトリング!ベストマッチ!』
『ウェイクアップ!クローズドラゴン!』
『『Are you ready?』』
「「変身‼︎」」
「「「「プリキュア!ラブリンク!」」」」
晴夜と龍牙の体に形成されたアーマーが装着され、マナ達は光に包まれプリキュアへと姿が変わった。
『ホークガトリング!イェーイ!』
『Wake up burning!Get up CROSS-Z DRAGON!!Yeah!』
「みなぎる愛!キュアハート!」
「英知の光!キュアダイヤモンド!」
「陽だまりポカポカ!キュアロゼッタ!」
「勇気の刃!キュアソード!」
「「「「響け!愛の鼓動!ドキドキプリキュア!」」」」
「愛を無くした悲しいバラさん!このキュアハートがあなたのドキドキ、取り戻して見せる!」
「ドキドキなんかいらないわよ!」
ハートが決め台詞を言うとマーモビーストがツタを使って攻撃して来て、それに対してビルド達は跳躍してかわす。
だが、ロゼッタ以外がツタにより拘束されてしまった。
「しまった!」
「くそ!」
「バラバラ作戦成功ね」
ハートやビルド達が動けなくれば、マーモはバリアしか使えないロゼッタは怖くないと思っていたが…
「はあああぁぁぁっ!」
ロゼッタの放った一撃が、マーモビーストに内からダメージを与えた。
「ちょ、ちょっと、話違くない⁉︎」
「私は、あの日に誓ったのです!プリキュアの力は、大切な人を、仲間を守るために使う!」
「フン!何が仲間よ!そんなものが必要無いのよ!」
「いえ、必要です!私は、マナちゃん達と出会うまで、友達がいませんでした」
ロゼッタはマーモのツタの攻撃をかわしながら友達の事を話す。ロゼッタもずっと友達が欲しかった。その思いが募って、悪口を言われると、怒りで我を忘れてしまっていた。
「何をゴチャゴチャと!」
「でも、マナちゃん達とプリキュアをやるようになって、色んな事を一緒に経験するようになって、私達の絆は強くなりました……
そして、より強い信頼で結ばれたからこそ、他の人の言葉に心を動かされる事が無くなったのです!」
「「「ありす……」」」
だが、遂にロゼッタも拘束されてしまった。しかし…
「真の絆を持つことが出来た今、私にためらいはありません。
……私は、友達を守るために、正しき力を全力で使います!」
ロゼッタがそう言うとツタを打ち破った。
「ラブハートアロー!」
ロゼッタが上に掲げるとラブハートアローが現れ、ラビーズをセットした。
「プリキュア!ロゼッタリフレクション!」
そしてロゼッタはロゼッタリフレクションを展開した。
「フン、バリアで何が出来るって言うのさ『えいっ!』へぶっ!!!?」
ロゼッタリフレクションをマーモに向けて放たれ、マーモの顔面に命中した。
同時に、ハートとビルド達の拘束も解けた。
「ありがとうロゼッタ!」
「さぁ〜て、こっちもこれで決めてやる」
ビルドがラビットタンクスパークリングを取り出し、ドライバーに差し込んだ。
『ラビットタンクスパークリング!』
『Are you ready ?』
「ビルドアップ!」
『シュワッと弾ける!ラビットタンクスパークリング!イエイ!イェーイ!』
ビルドはラビットタンクスパークリングへとフォームチェンジした。
「それが、スタークとイーラを倒した姿ね、だったら、アンタから倒してやるわ!」
マーモがツタでビルドに襲い掛かると、ビルドは一瞬の速さでマーモの懐に入り、すかさず攻撃した。
「速い!」
そのままマーモを吹き飛ばす。
「この〜」
マーモが立ち上がると、再びビルドに攻撃しようとするが、ビルドの動きにマーモは反応出来ず、また攻撃を食らってしまった。
「ビーストモードでも……歯が立たないって言うの⁉︎」
マーモが呟いているうちにビルドは、消防車ボトルをドリルクラッシャーに差し込み、ドリルが回り出した。
『消防車!Ready go!』
『ボルテック ブレイク!』
「ハァァァァ!」
回り出したドリルが炎を纏い、そのまま無数の泡と共にマーモから放たれたツタを全て燃やした。
「熱っつ熱っつ!」
「だったら、消しあげるわ!」
ダイヤモンドはラビーズをラブハートアローにセットした。
「プリキュア!ダイヤモンドシャワー!」
ダイヤモンドが放ったダイヤモンドシャワーで火は消えるが、凍らされて動けなくなってしまう。
その隙にソードがラビーズをセットし、クローズはドライバーのレバーを回した。
『Ready go!』
クローズの背後にドラゴンが現れ、クローズの右腕に力が収束されていく。
『ドラゴンニック フィニッシュ!』
「プリキュア!スパークルソード!」
今度はクローズとソードがドラゴンパンチとスパークルソードを同時にマーモへ放ち、ダメージを与える。
「これで、フィニッシュだ!」
ビルドもドライバーのレバーを回し、高くジャンプした。そして、ハートはラビーズをセットした。
『Ready go!』
『スパークリングフィニッシュ!』
「はぁぁぁぁぁぁ!」
「プリキュア!ハートシュート!」
ビルドとハートがスパークリングフィニッシュとハートシュートを同時に放つ。
先にビルドの技が決まり、その後にハートの技が命中するとマーモビーストは消滅した。
浄化されたプシュケーが戻り、周りも元に戻った。
「お、覚えてなさい……!」
焦げてアフロになったマーモが引き上げていった。
その後、ありすはコンテストに優勝し、手に入れたロイヤルイエローを真琴に渡す。
「はい……何か王女様の事で感じますか?」
「今はまだ……でも、このバラが手に入ったのは、ありすのおかげよ。ありがとう」
「そんな……皆さんのおかげです!」
「本気のありす初めて見た。凄いね!」
真琴に褒められ、ありすは頬を赤くする。
「まこぴーがありすを褒めてる……!」
「私達だって褒められた事無いのに!」
「今日のありすは、カッコ良かったランス〜!」
「キュンキュン来たシャル!」
「これでプリキュアは、ますます強くなったビィ!」
「さらに、晴夜と龍牙もいるから心強いケル!」
「でも、みんなも凄いよ!」
「ああ!」
そこにアイちゃんがロイヤルイエローに触れると突然、ロイヤルイエローが光り出した。
すると、ロイヤルイエローは普通の赤いバラとなり、そこから黄色いラビーズが出て来た。
「これは……」
「ラビーズだよな?」
「どうして?」
晴夜達はロイヤルイエローからラビーズが出てきたことに疑問を抱いたのだった…
その頃、ジコチュークラブのボウリング場では、ボロボロになったマーモが帰ってきた。
「フン、プリキュアにビルド、クローズめ……!」
「何だよその頭!アフロじゃねぇか!」
マーモの髪を指差したイーラが大笑いしながら叫んだ。
「るっさいわね!ビルドにやられたのよ!」
「……ぷっ」
ベールの方も笑いを堪えている。
「アンタ達いい加減に笑うんじゃないわよ!」
「ざまぁないな、マーモ」
「休暇でも貰ってバカンスとしゃれ込みたいな」
「休みたいなら、永遠に休みをあげるわ」
後ろの方から声が聞こえて振り向くと、マナ達がバラ園で会った少女がジコチューのアジトに現れた。
「あ?」
「何だお前?」
「偉そうに!」
三人が文句を言っていると、少女の後ろから総一郎が現れた。
「おいおい、お前らそれぐらいにしとけ」
「スターク、そいつは何者なの?」
「アタシ?」
「アタシはレジーナ。キングジコチューの娘よ」
「「「ええっ〜!?」」」
その少女の名はレジーナ、キングジコチューの娘と名乗ったのだった。
次回!Re.ドキドキ&サイエンス!
第15話 シャウトせよ!六花の秘密
おまけ
麗奈「喰らいなさい!
スポーツ番長「あれはぁ!打った球が五つに見えるような幻覚を見せて、相手を混乱させるスマッシュをするという攻撃技…
『
晴夜「うわっ!!またお前かよ!?」
ありす「ふふふ。甘いですわよ麗奈さん?」
ドドドドドドドドドドドド!!
麗奈「!?こ・・これは!」
スポーツ番長「あ・・・あれは!かつて中国の達人が生み出したと伝えられている、背中に『幽波紋(スタンド)』と言われるヴィジョンを見せて相手を気迫させ、それを使って攻撃をする伝説の奥義…!!!!」
ありす「四葉家秘伝怪術奥義・・・
阿修羅・三千世界ッッッッッッッッ!!」
龍牙「・・・これってテニスだよな?」
晴夜「・・・これ、どっちかと言うと『テニヌ』じゃね?」
テニスの王女様
完