Re.ドキドキ&サイエンス   作:yu-ki.S

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前回までのあらすじ!

晴夜「キュアソードこと大人気アイドル 剣崎真琴 は、映画の主人公『白雪姫』として出演することに!」

六花「そこで女優のおおとり環に厳しい事を言われながらも、真琴は無事に映画を完成させ環に認めてもらうことが出来たのでした」

龍牙「一方!仮面ライダークロー(レジーナ『ねえねえ、みんなこんな所で何やってるの?』ってレジーナ!?」

六花「何って…晴夜君と龍牙君と一緒にあらすじ紹介を……(レジーナ『へ〜、なんか面白そうだからアタシもやって良い?』えっ、ちょっと!?」

レジーナ「えーっと、クローズこと 上城龍牙 はアタシのジコチューに追い詰められると『スクラッシュドライバー』を使って新フォーム、仮面ライダークローズ・エビフライフォームに変身するのでした!」

龍牙「いやいやいや!エビフライフォームじゃなくて『クローズチャージ』だから!?
どっからエビフライ出てきたんだよ!?……いや、エビフライ美味いけど!!」

レジーナ「えー?だってあのフォームの頭ってエビフライみたいなんだもん。
……あ〜なんか飽きちゃった、後はよろしく〜♪」

晴夜「えっ!もう!?あぁちょっと!……あーもぉ…六花、最後決めちゃって…」

六花「えぇ〜……それじゃあ第17話、始まるわよ!」


第17話 レジーナの迷惑な一日

いつものジコチュークラブのボウリング場、ベール達三人が何やら何かを始めようとしていた。

 

「コント・ジコチュー」

 

と言うベール。

 

「おい、早くボケろコラ!」

 

マーモを叩くイーラ。

 

「そっちがボケなさいよ」

 

と叩き返すマーモ。

 

「全員ツッコミじゃコントにならんやろ。このジコチューめ」

 

「「あんたもな(ね)」」

 

「「「…どうも、ありがとうございました」」」

 

と三人が頭を下げる。

 

「くっだらない」

 

どうやらレジーナはジコチュートリオのコントがお気に召さなかったようだ。

 

「お前が何かやれって言ったんだろうが」

 

「あの小娘、一回どついてやろうかしら」

 

「よせ、キングジコチュー様の娘だぞ」

 

イーラとマーモが愚痴を言うと、ベールが二人を止める。

 

「あの子がよっぽど面白いわ」

 

 

『プリキュア!ハートシュート!』

 

 

レジーナはキュアハートの姿を思い浮かべる。

 

「キュアハート……アタシのものにしようと!」

 

立ち上がり、キュアハートを自分のものにしようと誓った。

 

「……あ、そう言えばあの赤色と青色をした子、あれなんていうのかしら?

ねー、アンタ達に聞きたい事があるんだけど」

 

「何でしょうか?」

 

「あの赤と青の色の子、なんて言うの?」

 

レジーナは三人に赤と青の色の子……ビルドについて聞いた。

 

「赤と青の色のヤツ?……ああ、ビルドか」

 

「ビルドって言うんだ。強いの?」

 

「ええ、おそらくプリキュアの四人よりも強いかと。それに奴はプリキュアではなく、仮面ライダーと呼ばれる存在です」

 

「もう一人、クローズって奴もいるぜ……」

 

「クローズ?……ああ、この前いた子ね、あの子は暑苦しくてヤダ」

 

レジーナはビルドに興味はあるが、クローズには大して興味が無いようだ。

 

「ビルドね……あの子もアタシの物にしようっと!」

 

ビルドの方も自分のものにしようとレジーナは決めた。

 

 

 

 

穏やかで天気がいい日、晴夜と龍牙は学校に向かおうとしていた。

 

「イテテテテ、体中が痛ェ……」

 

「お前がこの前、勝手にスクラッシュドライバーを使ったからだ」

 

この前、龍牙がスクラッシュドライバーを使った影響で龍牙は体中が痛むらしい。

 

「いいか、もうあれで変身するなよ!」

 

「なんだよ!真琴達のピンチを救ったじゃねぇかよ!」

 

「それが、問題なんだよ」

 

「はぁ?」

 

何が問題なのかわからない龍牙に晴夜が答える。

 

「サブキャラのお前が目立ったら、俺のヒーロー感が薄れるだろ!」

 

晴夜は意味のわからない発言を言う。…結構メタい発言である。

 

「はぁ〜!?なんだよそれ!って、なんで俺がサブキャラなんだよ!……つか、スクラッシュドライバーって何だよ!」

 

「スクラッシュドライバーはな……」

 

晴夜がスクラッシュドライバーを説明しようとすると、前の方でマナと六花、真琴が止まっていた。

 

「あいつら、何やってんだ……」

 

「とりあえず、行ってみるか……」

 

二人がマナ達のいる所に向かう、するとそこにはレジーナがいた。

 

「君は……」

 

「はぁーい、ビルド……じゃ悪いわね。あなた名前は?」

 

「桐ヶ谷晴夜……」

 

晴夜はレジーナに自分の名前を教える。

 

「この前は酷い目に遭わせてゴメンね」

 

するとレジーナは晴夜達にそう言ってから微笑む。

 

「ゴメンで済んだら、プリキュアと仮面ライダーはいらないわ!」

 

「今度は何を企んで……!」

 

「戦いに来たんなら……!」

 

龍牙と六花と真琴が前に出て構える。

 

「アタシ、マナと晴夜の事がとーっても気に入ったの。

だから……友達にしてあげる!」

 

二人の目の前でレジーナは、友達になろうと言い出した。

 

「友達に?」

 

「してあげる?」

 

レジーナが言った事に龍牙と真琴と六花は、敵であるのに友達になろうなんて理解出来なかった。

 

「嬉しいでしょ?」

 

「嬉しいわけないでしょ!」

 

「真琴の言う通りだ!」

 

「プリキュア!ラブリンク!」

 

真琴の体が光り出し、キュアソードへと変身した。

 

「私はあなたを許さない!」

 

ソードはレジーナを指差して叫ぶ。

 

「何怒ってるの?」

 

「怒るに決まっているでしょ!」

 

「そうだ、お前達はトランプ王国を……俺達の故郷を……」

 

しかしレジーナは「そんなの知らないもん」と答え、滅ぼしたのは自分の父親だと言う。

それを聞いた二人は怒りが込み上げてきた。

 

「あなたね……!」

 

「このやろー……」

 

龍牙がビルドドライバーを装着しようとした時、

 

「ストーップ!」

 

マナがソードと龍牙とレジーナの間に入る。

 

「マナ、どいて!」

 

「とにかく落ち着こう。ね?」

 

「人が来ない内に……」

 

「真琴、ひとまず変身を解くビィ」

 

三人言われ、ソードは変身を解き、真琴の姿へと戻った。

 

「お前もだ、ドライバー外せ」

 

「……チッ!」

 

舌打ちすると龍牙もドライバーを外した。

 

「マナと晴夜とアタシは友達だよ。いいよね?」

 

「いいよ。友達になろう」

 

「俺もいいよ。よろしく」

 

「ちょっと、マナ⁉︎それに、晴夜君まで⁉︎」

 

晴夜とマナは何の迷いも無くレジーナと、友達になる事を受け入れた。

 

「どうして?この子と友達になるなんて、まさか本気じゃ無いわよね?」

 

真琴がレジーナと友達なるのを本気なのかと二人に問う。

 

「本気だよ。レジーナと友達になれたらいいなって思ってる」

 

マナがそう言うと、真琴は黙り込む。

 

「まこぴー?」

 

「信じられない……敵なのよ!マナと晴夜だって見たでしょ⁉︎ボロボロにされたトランプ王国を!」

 

「うん……」

 

「でも、何となくだけどレジーナは違う気がするような……」

 

晴夜はレジーナは他のジコチュー達とは違うと言うが…

 

「何が違うの⁉︎ キングジコチューの娘なのよ!」

真琴が真剣に何が違うのか聞きだす。

 

「そうなんだけど……その……何か憎めないって言うか……」

 

「あっ!まこぴー待って!」

 

「マナと晴夜が何を考えてるのか、全然分からない」

 

「待てよ、真琴」

 

真琴はマナが差し出した手をはたき、先に学校に行き、龍牙も後を追っていった。

 

「とりあえず学校に行こう、マナ、晴夜君」

 

「うん……」

 

「じゃあ、また後で」

 

「レジーナ、またね」

 

「またね」

 

晴夜とマナ、六花も学校へと向かった。

 

 

学校に着くと教室のドアの隙間から覗いていてから、大振りで歩いてくるが真琴は無反応。

 

「完全にまこぴーに嫌われた……」

 

「仕方ないでしょ」

 

真琴が何も言ってくれない事にショックを受け、マナは机の上で頬を乗せて涙を流す。

龍牙も晴夜に何故レジーナを受け入れたか聞いた。

 

「なぁ、何であいつと友達になったんだ?」

 

「先も言ったろ、レジーナはあんまり憎めないって、それに敵って感じがあまりしない。ただそれだけだ」

 

「それだけって……」

 

「はぁーい!」

 

「「「「レジーナ!」」」」

 

話の途中でレジーナが教室に入ってきた。

 

「どうしたの?」

 

「遊びに行こっ、マナ、晴夜!」

 

「えっ?む、無理だから、これから授業……」

 

「授業なんてサボっちゃえばいいじゃない」

 

「そう言うワケには……」

 

マナが言いかけると、レジーナは指を鳴らす。

すると教室のドアを開かないようにして、先生が入れないようにした。

 

「これで授業出来ないわ」

 

「ノーッ!」

 

「まずい!」

 

すぐさまマナはレジーナを連れて教室から走り去った。

 

「すいません!すぐ戻ります!」

 

晴夜は先生に頭を下げ、教室を出てすぐにマナの後を追った。

 

「大丈夫か、あいつら……」

 

「心配だわ……」

 

龍牙と六花は不安を感じ、真琴は二人を黙って見ていた。

 

その頃、教室の外ではマナと晴夜がレジーナに注意していた。

 

「ダメだよ学校に来ちゃ!」

 

「マナと晴夜のためだよ?勉強よりも遊ぶ方が楽しいに決まってる。だからマナのためにやったの、嬉しいでしょ?」

 

「気持ちは分かるけど、とにかく今はダメだから!」

 

「学校が終わったら付き合うから。ね?」

 

「分かった……二人がそう言うんならそうするわ」

 

しぶしぶだが、理解してくれたレジーナは二人の元から離れていった。

 

「はぁ〜……」

 

「わかってくれたかな〜……」

 

マナがため息をつき、晴夜が髪をかきながら呟くと、二人は教室へと戻った。

 

 

そして放課後へとなり。マナは六花に頼まれ生徒会室へ向かおうとし、晴夜は授業使った機材を片付けを頼まれ、一緒に行こうとする。

 

「マナ、晴夜、学校終わったよ。遊ぼっ!」

 

するとレジーナが目の前に現れた。

 

「生徒会室に寄るからちょっと待ってくれない?」

 

「俺も、片付けあるから待ってくれない?」

 

「待てない」

 

もう少し待って欲しいという晴夜とマナの頼みを断るレジーナ。

 

「だからアタシが片付けてあげる!」

 

「ちょ、ちょっと待って!」

 

レジーナが指を鳴らそうとしたがマナが慌てて止める。

 

「片付けるってまさか……」

 

「学校を消すの」

 

衝撃的な発言を軽々しく告げた。

 

「「「ええっ⁉︎」」」

 

晴夜とマナは指を鳴らそうとするレジーナを止める。

 

「ダメだよ!絶対ダメだから!!」

 

「そうだよ!」

 

「どうしてダメなの?マナと晴夜のためなのに」

 

二人の発言に不思議がるレジーナに我慢できず、六花が説教を言おうとする。

 

「それはちょっと違うんじゃない?友達なら、二人の都合を考えても―――」

 

「アナタに聞いて無いから」

 

レジーナが指を鳴らすとバツ印のテープが現れ、六花の口を塞いだ。

 

「む!むむむむ!」

 

「六花?」

 

「行こっ!」

 

レジーナは晴夜とマナの手を掴み、すぐさま走り去っていた。三人が去って行くのを見届けた六花はテープを剥がす。

 

「マナ!晴夜君!もう……」

 

「早く早く!」

 

「分かったってば〜!」

 

「そんなに急がなくても〜!」

 

 

その頃、真琴は龍牙と一緒に校舎を出て、車が来るのを待っていた。

 

「じゃあね、龍牙」

 

「おお、仕事頑張れよ!」

 

真琴が校舎前に来た車に乗ろうとすると、マナと晴夜がレジーナに連れられているのを見えた。

 

「あいつら……」

 

「いいの?」

 

「早く出して」

 

真琴は車に乗り、仕事へと向かった。

 

 

 

「何処行こっか?」

 

レジーナは二人に何処へ行きたいのかを聞いた。

 

「ええっ?何処か行きたいところがあるんじゃないの?」

 

「別に、二人が行きたいところに行ってもいいよ」

 

「そ、そう。じゃあ街を案内するよ」

 

マナが街を案内すると言うと、レジーナもオーケーと答え、マナと晴夜が階段を登ろうする。その時、レジーナが指を鳴らすと、階段がエスカレーターの様になった。

 

「楽チンでしょ?」

 

それを見た晴夜は「あ〜……どうかな〜」と困り気味に応える。

 

 

その頃、ソリティアではお茶を飲みながら、六花、龍牙がありすに今日の事を話す。

 

「マナちゃんと晴夜さんがレジーナさんがお友達に?それは何だか、ややこしい事になりましたわね」

 

「マナと晴夜君、大丈夫かな?」

 

「だな……」

 

三人はマナと晴夜の心配をするが…

 

「だいじょーぶ!」

 

いきなり後ろからレジーナが現れ、三人が驚いた。

 

「なんで!ここに?」

 

「喉が渇いたって言うから」

 

ドアから晴夜とマナが現れ、彼女が喉が渇いたからと聞いた二人が連れて来たと答える。

 

「ありすが入れてくれる紅茶はとっても美味しいんだよ」

 

「じゃ、作って」

 

ありすの紅茶は美味しいとマナが言うと、レジーナは六花とありすの間に座り、ありすに紅茶を作ってと命じる。

 

「マナちゃんと晴夜さんのお友達ですもの。美味しい紅茶をお入れしますわ。

しばしばお待ちくださいな」

 

「えー?アタシは今すぐ飲みたの!」

 

「急いでは、美味しい紅茶は飲めませんわ」

 

ありすはレジーナに言うと、レジーナは仕方なく待つ事にした。

 

「はぁ〜、仕方ないわね。じゃ、そこのアンタ何か食べるもの持ってきて」

 

「え、俺か?」

 

レジーナが龍牙に指を指しながら命ずる。

 

「いいから、早く」

 

「なんで俺が!」

 

(龍牙頼む、後で、バナナとヨーグルトとやるから!)

 

晴夜がモーションで持ってきてもらう様に伝えると、龍牙はそれを察知した。

 

「……ったく」

 

龍牙は仕方なく立ち上がり、何か食べるものがないかソリティアの中に入る。

 

「この子名前は?」

 

「アイちゃんだよ」

 

マナがアイちゃんを抱きながら紹介すると、レジーナを見たアイちゃんが微笑んだ。

 

「カワイイ〜!」

 

「遊んであげてよ。シャルル、お願い」

 

「オッケーシャル」

 

コミューンに変わったシャルルにラビーズをセットし、円を描くと音符が出現。音符から流れた音に合わせて、アイちゃんだけでなく、妖精達とレジーナも楽しそうに踊り出した。

 

「何ボサっとしてんの?紅茶、早く作ってよ」

 

「え?あ、はい」

 

そう言ってからまた一緒に踊り出した。それから、しばらくアイちゃんと一緒に遊び続けるレジーナ。

 

「ねえ、あれからまこぴーと話した?」

 

六花がマナに聞くと仕事が忙しくて話していないみたいだ。

 

「そっか……」

 

「ちょっと、アタシのマナと馴れ馴れしく話さないでくれる?」

 

「アタシのって……マナはモノじゃないわ。それに私はマナの幼馴染で―――」

 

「マナの友達はアタシよ。だから……あなたはもうお払い箱なの」

 

レジーナは六花を指差して言う。

 

「はぁ⁉︎」

 

「六花……」

 

「マナ、行こっ!晴夜も!」

 

そう言うとレジーナは二人の手を掴み、そのままどこか行ってしまった。

 

「レジーナさん、もうすぐ紅茶が―――」

 

「いらなーい」

 

「みんな、ゴメーン!」

 

レジーナ達が行ってしばらくして食べ物を見つけた龍牙がソリティアから出てきた。

 

「おい、食べ物見つ―――ってあれ?晴夜達は何処いった?」

 

「さっき、走って行ったわよ」

 

「はぁ!?……何だよそれ!」

 

「やはり、一筋縄では行きませんわね」

 

 

 

それから、しばらく経ち。『ぶたのしっぽ亭』で真琴の曲を聴きながら、マナが机の上で涙を流していた。

 

「まこぴ〜!」

 

「そんなにまこぴーに会いたいなら、もうレジーナと友達になるのを止めたら?」

 

六花が提案を出すと、「それはダメ」とマナが言った。

 

「どうしてですか?」

 

「友達だよって言うレジーナの言葉、嘘じゃないと思ったし……友達になれるってビビって来ちゃったんだもん」

 

「ビビってどう言う事?」

 

「うーん……」

 

「きちんと思っている事を真琴さんに伝えませんと」

 

ありすが言うが、マナはどう伝えればいいか頭を抱えて悩む。

 

「とにかく、相手がトランプ王国を滅ぼしたのは事実なんだし、まこぴーがレジーナを許せないのは当然よ」

 

「うん……でも、敵と友達になっちゃダメなのかな?」

 

「ダメって事は無いけど……」

 

「とても難しいと思いますよ」

 

「まこぴー、どうしてるかな……」

 

「気になるなら、私達が様子見て来ようか?」

 

「本当?だったら、これ」

 

マナは立ち上がり、紙袋を六花に渡す。

 

「これ、まこぴーに渡してくれる?」

 

「オッケー」

 

「はぁーい、マナ!」

 

同時にレジーナが店に入ってきて、マナの手を掴み、外へ出る。

 

「六花、ありす、お願いね!」

 

マナが見えなくなると、六花とありすはため息をついた。

 

 

一方、いつもの地下室では。

 

「なぁ、いつまでレジーナのワガママに付き合うつもりだよ!」

 

龍牙が何やら作業していた晴夜に、何時までレジーナのワガママに付き合うのかと尋ねる。

 

「さあな、でもワガママなだけで、やっぱりそんなに悪い奴とは思えない……」

 

晴夜がそう言うと、龍牙がため息をつく。

 

「ったく、本当お前って超が付くほどお人好しだよな」

 

龍牙が呆れながら呟く。

 

「それで、今何やってんだよ?」

 

龍牙は今やっている作業について聞くと、晴夜が答えようとする。

 

「ちょっと、試してみたい事を……」

 

「はぁーい、晴夜!」

 

突然、後ろからレジーナが現れ、後ろにマナもいた。

 

「レジーナ!どうして?ここに?」

 

「マナに教えてもらったの。さぁ、美味しいものを食べに行こう!」

 

「ちょ、待って、まだ作業が……」

 

晴夜の言葉を聞かずレジーナが晴夜の腕を掴み、外に出る。

 

「お、おい。あいつ本当に大丈夫か?」

 

 

 

その後、アイス屋に着いた三人はアイスを食べていた。

 

「美味しい!マナ、これすっごく美味しい!」

 

アイスを食べて喜ぶレジーナ。

 

「でしょ?ここのアイスはこの辺では一番なんだから」

 

「初めて来たけど、確かに美味しいなここのアイス」

 

「さっすがアタシの友達。使える〜」

 

「どうせなら、頼りになるって言って欲しいな〜……」

 

そして三人は外に出て、イスに座る。

 

「他のも美味しいよ。六花はチョコチップ。ありすはミント。まこぴーはベリー味が好きなんだ」

 

「確か龍牙はバニラが好きとかいってたな」

 

「へぇ〜」

 

と二人がみんなが好きなアイスの味を言うと、レジーナの機嫌が悪くなった。

 

「どうして?」

 

「「えっ?」」

 

「あなた達はアタシの友達でしょ?なのにどうして他の子の事を考えるの?」

 

「レジーナ……」

 

「他の子なんていらないの」

 

「ちょっと待って、それはちが―――!」

 

「それは違うよ」

 

「アナタ……」

 

「晴夜君……」

 

マナがレジーナの考えは違うと言おうとした時、先に晴夜が違うと言った。

 

「自分が気に入られないからって理由でそういう考えは違うと思うよ!」

 

「うるさいうるさい!いらない物は消しちゃえばいいのよ!」

 

そう叫ぶと、レジーナが立ち上がる。

 

「まずはあいつらを消して、あなた達をアタシの物にする」

 

そう言って、レジーナは二人の前から消えていった。

 

「レジーナ!」

 

「ごめん……少し言い過ぎたかも」

 

晴夜が先の発言は言い過ぎたとマナに謝る。

 

「ううん、晴夜君の言った事は正しかったよ」

 

「そうか……それより、レジーナは何処に行ったんだろ?

……まさか……!」

 

晴夜はレジーナがどこへ行ったか察し。すぐさまビルドフォンにボトルを差し込む。

 

『ビルドチェンジ!』

 

マシンビルダーと変形し、ヘルメットのボタンを押すとヘルメットが二つ現れ、その内の一つをマナに渡す。

 

「どうしたの?」

 

「カンだけど、わかる気がする。レジーナが行った所が」

 

「はっ⁉︎」

 

マナも何処にレジーナが行ったか察し、ヘルメットを被ると後ろに乗り、晴夜がエンジンをかけ走り出した。

 

 

 

一方その頃。撮影場では、真琴が仕事をしていた。

 

「マナからの連絡は無いビィ」

 

「そんな事聞いて無いでしょ?」

 

真琴が休憩の合間にマナから連絡があったか確かめるが、連絡は無かった。

 

「まこぴー」

 

と声が聞こえた真琴が振り向くと六花とありす、龍牙がドアの前に立って手を振っていた。

 

「はい、差し入れ」

 

「マナちゃん特製のオムライスですわ」とありすが中身を言うと六花が紙袋を真琴に渡す。

 

「どうして作った本人は来ないの?それに晴夜も!」

 

「それは……」

 

真琴はすぐに二人はレジーナと一緒だと察した。

 

「私、マナと晴夜が分からない」

 

「俺達もよくわからないし、晴夜自身も分からないってよ」

 

「えっ?」

 

真琴が驚くと、続けて六花が言う。

 

「マナもね、レジーナと友達になれる直感があるみたい」

 

六花が言うにマナの直感は、昔から侮れないらしい。

 

「初めて見たカニジコチューにお説教をしたと言う人ですから。頭で考えるよりも、心で感じたことを信じてまっすぐ行動しているのですよね……」

 

「でも相手はキングジコチューの娘だし、そう上手くは行かないわよね……」

 

「心配にならねぇか、マナや晴夜が」

 

龍牙が言う通り、確かに真琴は晴夜とマナの事が気になっていた。

すると、後ろから「見ーっけ!」と声が聞こえ、四人が後ろを振り向くとレジーナの姿があった。

 

「レジーナ!」

 

レジーナはそのまま、降りて着地する。

 

「マナと晴夜の友達はアタシだけでいいの」

 

彼女が現れると同時にスタッフの一人が入ってきた。

 

「スポンサーから、差し入れで〜す」

 

「あ!丁度いい!あなたを素敵なジコチューにしてあげる!」

 

そう言って彼女は、たまたま差し入れ持って来たスタッフのプシュケーを黒く染めた。

取り出されたプシュケーがひび割れ、缶のジコチューが作り出された。

 

「それと、コレはサービス!」

 

「それは、人をスマッシュに変える…」

 

「やめろ!」

 

レジーナは今度はスチームブレードをスタッフに向けてガスを発射し、スタッフはスマッシュへと変わった。

 

「あなた達邪魔だから、消えちゃって」

 

レジーナが作り出したスマッシュとジコチューが暴れ出す。

 

 

 

一方、晴夜とマナもジコチューが現れたことを知る。

 

「ジコチューが現れたシャル!」

 

「みんな……」

 

「マナ!捕まってろ!」

 

マシンビルダーのスピードを上げ、ジコチューが現れた場所へと向かう。

 

 

 

「みんな、行くよ!」

 

六花が言うと、六花達三人はラビーズをコミューンにセットし、龍牙はドライバーを装着し、クローズドラゴンにボトルを差し込み、そのままドライバーに差す。

 

『ウェイクアップ!クローズドラゴン!』

『Are you ready?』

 

「変身!」

「「「プリキュア!ラブリンク!」」」

 

龍牙の体にドライバーから形成されたアーマーが装着され、六花達三人は体が光に包まれ、プリキュアへと姿を変えた。

 

『Wake up burning!Get CROSS-Z DRAGON!Yeah!』

 

「英知の光!キュアダイヤモンド!」

「陽だまりポカポカ!キュアロゼッタ!」

「勇気の刃!キュアソード!」

 

全員の変身を完了すると、ジコチューの頭のプルタブが開き、そこから缶が連射され、ダイヤモンド達は跳躍してかわす。

 

「差し入れは無理矢理押し付けるもんじゃないでしょ!」

 

「まさしくジコチューですわ。何て自分勝手な……!」

「ラブハートアロー!」

 

ロゼッタがラブハートアローを出すと、ラビーズをセットする。

 

「プリキュア!ロゼッタリフレクション!」

 

ロゼッタリフレクションを発動させて攻撃を防ぐも、防ぎきれず破れてしまう。

 

一方、スマッシュと戦っていたクローズ。だが、スマッシュの方が優先な様子だった。

 

「こいつ、今までのスマッシュより強ぇ……」

 

「そうでしょう!スタークが強化してくれたから」

 

スタークにより、強化されたスマッシューースマッシュハザードによってクローズは追い込まれ、スマッシュはそのままクローズを倒れていたダイヤモンド達の所まで吹き飛ばし、クローズは変身解除まで追い込まれた。

 

「くそっ!なら!」

 

龍牙がスクラッシュドライバーを装着しようとするが……

 

「いい気味ね」

 

レジーナは倒れていた四人にトドメを刺そうとジコチューに命令する。

トドメを刺そうとしたその時、エネルギー弾がジコチューに命中した。

 

「誰⁉︎」

 

放たれた方を見ると、ホークガトリンガーを持った晴夜とマナがマシンビルダーに乗って現れ、マシンビルダーを停める。

 

「みんな!大丈夫か?」

 

「みんな!」

 

二人がみんな方へ駆け寄ろとすると、レジーナが二人の前に現れる。

 

「ねえマナ、晴夜。アタシ二人のために色んなことをいっぱいしてあげたよね?今度は二人の番だよ。アタシのために、この子達の友達を辞めて。いいよね?」

 

レジーナがマナと晴夜の二人に六花や龍牙、ありす、真琴との友達を辞めてと提案するが…

 

「嫌だ……」

 

「マナ……」

 

「ん?何?」

 

「辞めないよ!絶対友達辞めない!」

 

マナがそう言うとマナはラビーズをコミューンにセットした。

 

「プリキュア!ラブリンク!」

 

マナの体が光に包まれ、キュアハートへと姿を変えた。

 

「みなぎる愛!キュアハート!」

「愛を無くした悲しい差し入れさん!このキュアハートがあなたのドキドキ、取り戻して見せる!」

 

ハートが決め台詞を言うと晴夜は龍牙の方に駆け寄り、スクラッシュドライバーを構える龍牙の腕を掴む。

 

「やめろ!」

 

「何すんだよ!」

 

「これ以上、それで変身するとお前の身体が保たないんだ!」

 

「えっ⁉︎」

 

「どう言うことなの?」

 

「なんで、身体が保たないの?」

 

ソードとハートが理由を尋ねると、晴夜がスクラッシュドライバーについて話す。

 

「スクラッシュドライバーは、確かにビルドドライバー以上にボトルの力をフルに使える」

 

「でしたら、こちらの方が……」

 

「でも、その代わり変身者のアドレナリンが一気に上がり、自分でも力の抑えが利かなくなる。それが続くと身体がボロボロになるんだ」

 

それを聞いた瞬間、全員が唖然となる。

 

「どうして……どうして、そんな物を作ったの?」

 

ソードが聞くと、晴夜が答える。

 

「本当は……俺が使うはずだった」

 

「え?」

 

晴夜はスクラッシュドライバーは自分が使うつもりだったと話す。

 

「その力を使いこなせるようになれば、トランプ王国を取り戻せるように……」

 

「その必要ねぇ……」

 

すると龍牙が、晴夜が使う必要は無いと言う。

 

「お前、一人にカッコつけさせねぇよ!そんなもん、俺が乗り越えてやるよ!」

 

「龍牙……」

 

「それに、このゼリーの成分はドラゴン……つまり、俺のだろ!」

 

龍牙がそう叫ぶと、晴夜はため息を吐きながら髪をかく。

 

「はぁ〜……最悪だ。ったく、おいしい台詞言いやがって」

 

晴夜は龍牙の腕を持ち上げ、龍牙の立たせる。

 

「何かあったら、俺が全力で止める」

 

「頼むぜ!相棒!」

 

龍牙が拳を出すと晴夜も拳を出し龍牙の拳に当てる。

 

「ちょっと、晴夜!」

 

「ごめんな、レジーナ。俺には相棒を……友達を裏切れない!」

 

「どうして……」

 

「行くぞ!」

 

「おお!」

 

二人がドライバーを装着し、晴夜はラビットタンクスパークリングを、龍牙はドラゴンスクラッシュゼリーをドライバーに差し込む。

 

『ラビットタンクスパークリング!』

『ドラゴンゼリー!』

 

晴夜の周りにスナップライドビルダーが出現し、ランナーからアーマーが形成され、龍牙の周りにはビーカーが現れた。

『Are you ready?』

 

「「変身!」」

 

晴夜の体にアーマーが装着され、龍牙の方はビーカーに青い液が投入され、ビーカーが割れると頭部からゲル状の液が噴出し、それがボディとなって装着され、音声が鳴り響く。

 

『シュワッと弾ける!ラビットタンクスパークリング!イエイ!イェーイ!』

『潰れる!流れる!溢れ出る!ドラゴンインクローズチャージ!ブラァ!』

 

二人が変身を完了すると、クローズチャージから電流が流れてクローズの身体にダメージを与える。

 

「グゥゥ……こんなバチバチ、なんてことはねぇー!!!」

 

クローズが自分の身体に強く拳をぶつけると、身体から電流が消えた。

 

「お前……」

 

「……いける!力を抑えることが出来る!」

 

クローズが反撃に出て、襲ってきたスマッシュを吹き飛ばす。

 

「あいつ、本当乗り越えやがった……」

 

ビルドが感心していると、ジコチューが攻撃して来た。

ハートとビルドに当たると思っていたが、クローズとダイヤモンド達三人に命中してしまった。

 

「「みんな!」」

 

「マナ、晴夜、あなたたちのせいだよ。みんな可愛そう」

 

当たったのが二人のせいだとレジーナが言うが…

 

「マナや晴夜君のせいじゃない……マナと晴夜君の友達になったのは、なりたいと思ったのは私のほうなんだから!」

 

「私達は、自ら望んでマナちゃんと晴夜さんと共にいるのです!この程度の困難は、承知の上ですわ!」

 

「ダイヤモンド……」

 

「ロゼッタ……」

 

ハートとビルドはそう呟くと…

 

「レジーナ、違うよ。あたしの大事な人を消すなんて、そんなの友達がする事じゃない!」

 

「どうして逆らうの⁉︎どうして言う通りにしないの!友達なのに!」

 

レジーナがマナにどうして自分の言うとおりにしないのかと言うと、ビルドが反論する。

 

「友達だから!本当の友達になりたい、だから本音をぶつける!間違っているなら全力で止める!」

 

「聞きたくない!」

 

レジーナが言うとスマッシュハザードこと、アイススマッシュハザードが氷の氷柱をハートとビルドに向けて放つと、ソードとクローズがそれを防ぎ切り落とした。

 

「聞きなさい!友達なら、相手の話を聞くべきよ!」

 

「相手の事を考えやるそれも友達だろ!」

 

「ソード、龍牙君……」

 

「もう、アタシに説教しないで!」

 

「レジーナ……仕方ないな、ちょっと説教しないと伝わらないか!」

 

ビルドは只の話し合いでは伝わらないと感じた。

 

「ハート、晴夜、行くよ!」

 

「うん!」

「オーケー!」

「こっちもオーケー!」

「ですわ!」

「こっちもいいぜ!」

 

皆が気合いを入れると…

 

「龍牙、ツインブレイカーを出せ!」

 

「ツインブレイカー?」

 

何のことだかわからなかったクローズ、すると左腕から青い液体が集まり、武器となって現れた。

 

『ツインブレイカー!』

 

「おお!すげぇ!」

 

ツインブレイカーを出現させたクローズはそのままジコチューとスマッシュに攻撃する。

 

「オラァ!」

 

『ビームモード!』

 

ツインブレイカーのモードが変わると、砲撃に変わり、ジコチューとスマッシュに命中させ、相手の態勢を大きくて崩す。

それを見たレジーナは驚きを隠せなかった。

 

「卑怯よ!そんな力を持ってるなんて!」

 

「いや、こういう作りだったんだけど……とにかく、一気に決めるぞ!」

 

「うん!」

 

「「「「ラブハートアロー!」」」」

 

四人がラブハートアローを出現させ、ラビーズをセットした。

 

「「「「プリキュア!ラブリーフォースアロー!」」」」

 

そして、ビルドはドライバーのレバーを回し、クローズはレンチを降ろした。

 

『Ready go!』

 

高く二人がジャンプし、キックの態勢に入る。

 

『スパークリングフィニッシュ!』

『スクラップブレイク!』

 

「「はぁぁぁぁぁ〜はぁ!」」

 

ラブフォースアローとスパークリングフィニッシュ、スクラップブレイクがジコチューとスマッシュに命中し、ジコチューは浄化された。

そして、ビルドはエンプティボトルの栓を回し、スマッシュから成分を抜き取り、元の姿に戻してプシュケーも持ち主の元に戻るとあたりの光景も元に戻った。

そして、ビルドがレジーナの方を向く。

 

「レジーナ、俺たちと……本当の友達になろう」

 

「何それ?意味わかんない!」

 

レジーナはそう言って消え去っていった。

その後、撮影が終わると真琴は今後レジーナについてマナと晴夜に聞く。

 

「まだ、レジーナと友達続けるの?」

 

「自分でもどうかと思うけど、あたし、あの子が根っからの悪い子だと思えないの」

 

そう真琴に言うと、やっぱりレジーナを敵対視できないとマナは言う。

 

「でもあたし、トランプ王国のためなら何だってするし!」

 

「俺も、そのために俺はこれからも戦っていく!」

 

「私はレジーナの事、絶対許せないわ。いくらマナと晴夜の友達でも。

……これが私の本音だけど、いい?」

 

「えっ?」

 

「本当の友達は、本音をぶつけるんでしょ?だから、ぶつけてみたんだけど」

 

「まこぴ〜!」

 

マナは号泣しだした。

 

「後、差し入れのオムライス多過ぎ、一人じゃ食べきれないわ」

 

どうやら、差し入れで作ったマナのオムライスの量が多かったとマナに言うと食べるのを手伝って、と頼み込む。

本当の友達だからこそ、本音を言える友達がいる。今日の事は六人の友情が固いものだと知った日だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、一人の少年が大貝町に着いた。

その少年の手には、ロボットの絵柄が描かれているスクラッシュゼリーが握られている。

 

「久しぶりだな、大貝町……あいつら、元気してるかな?」

 

果たして、この少年は一体何者なのか…

 


次回!Re.ドキドキ&サイエンス!

 

第18話 三人の幼馴染への帰還、現れる黄金のライダー!

 

 




おまけ

上城クローズ「……いける!力を抑えることが出来る!」
↑登場して2話で克服した、ドキサイクローズチャージ。

万丈クローズ「……納得いかねぇ!?」
↑登場して6話掛けてやっと克服した、本編クローズチャージ。

・・・ほら、あれだよ、龍牙は晴夜達と会う前から仮面ライダーだから…(汗)

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