Re.ドキドキ&サイエンス   作:yu-ki.S

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前回までのあらすじ!

晴夜「仮面ライダービルドことてぇんさい科学者の卵 桐ヶ谷晴夜 は、マナ達と共にレジーナによるジコチューゲームに参加することに!」

龍牙「そこで俺たちはスタークから、スマッシュが晴夜の父親である桐ヶ谷拓人によって作られたものであると教えられた」

晴夜「一方、ハート達はレジーナのジコチューゲームに勝利したが、ロイヤルクリスタルを全て奪われてしまう」

龍牙「その時!五つ揃ったクリスタルが突然光り出し、そのまま何処かへ飛んで行ってしまうのでした…」

晴夜「ロイヤルクリスタルは一体どこに飛んで行ってしまったんだ?
どうなる、第22話!」

和也「……今来た所なんだが、俺の分もある?」

晴夜「ごめん、もう終わったから……」


第22話 クリスタルを追って雪山へ

五つのクリスタルが揃うと急に光り出し、五つともどこかへ飛んで行ってしまった。

 

「ちょっと!どうなってんの!?」

 

「俺達に分かるわけねぇだろ!」

 

「もう!追うわよ!クリスタルを!」

 

『俺は面倒だからここまでだ、チャオ!』

 

そう言ってスタークは煙を纏って消えていった。

 

「もう〜!行くわよ!」

 

レジーナとジコチュー達はクリスタルを探しに向かった。

 

「あたし達も行こう!」

 

「待って!行こうってどこに!?」

 

「……あ」

 

確かにクリスタルがどこへ行ったのか知らない。

すると、ソリティアの前にピンクのリムジンが停まり、セバスチャンが出て来た。

 

「皆様、お困りのようですね。ここはわたくしめにお任せを」

 

「セバスチャンさん……?」

 

「現在クリスタルは北西の方角にマッハ3の速度で移動しています」

 

リムジンに搭載している装置で、飛んで行ったクリスタルの位置を特定する。

 

「凄~い!」

 

「そんな事まで分かるシャル⁉︎」

 

「この車すごい技術だな〜」

 

「人工衛星から送られて来る情報で、位置を特定出来るんですわ」

 

「さらっと言ったけど……」

 

「相変わらず、すげぇ〜な」

 

俗に言う、かがくのちからってすげー!って奴である。

 

「人工衛星まで……流石財閥だな〜」

 

「セバスチャンさんって何者のなんだよ……?」

 

「四葉家の出来る執事さんでランス~」

 

ランスが自慢気に言う。そのままクリスタルの行方を調べていると、突然クリスタルの反応が消えた。

 

「む?反応が消えました」

 

「どういう事ですの?」

 

反応が消えてしまい、クリスタルの位置が分からなくなってしまう。

 

「クリスタルの位置が分からなくなった……と言う事ですか?」

 

「はい」

 

「そんな……」

 

「クリスタルが消えた所へ行ってみよう!」

 

マナがクリスタルが消えたところに行って、探しに行こうと提案するが…

 

「座標が示す限りでは、氷河地帯のようですが」

 

セバスチャン曰く、クリスタルの位置が途絶えた場所は氷河地帯だと言う。

 

「氷河地帯………かなり遠くへ飛んでいったな」

 

「それってどんな所ケル?」

 

「夏でも溶けない氷に覆われた場所よ」

 

「涼しそうケル!」

 

「まぁ、最初はそう思うかもしれないけど、実際に行くとかなり寒いぞ。この格好のままだと凍死するな」

 

「ケル~……」

 

晴夜の発言にラケルは怯えた。

 

「どうやって行くビィ?」

 

「氷河地帯とは、かなり遠いからな……何か飛べる乗り物があれば……」

 

「皆様、ここも私にお任せを」

 

 

 

晴夜達は現在、セバスチャンの操縦するヘリコプターで、ロイヤルクリスタルを見失った所まで向かっていた。

 

「凄いね、セバスチャンさんって」

 

「何でも出来るスーパーマンシャル!」

 

「まさかヘリコプターで行くなんて思わなかったよ」

 

「真琴さん、どうなさいました?」

 

「何としても、レジーナ達より先にクリスタルを見つけないと!」

 

「そうですわね」

 

「「うん」」

「「「ああ!」」」

 

晴夜達はクリスタルを探そうと気合を入れる。

 

「そういえば、晴夜君と龍牙君とかずやんは別の場所でスタークと何をしていたの?」

 

「……」

 

「晴夜……」

 

「気にすんなよ、話すよ」

 

晴夜はみんなにスタークに聞かされた真実を教えた。スマッシュがライダーシステムと同じ仕組みであるものだと告げられ、それを作ったのは、晴夜の父親と告げられた事を。

 

「そんな……」

 

「でも、こいつのおかげで大事な事を思い出したよ、ライダーシステムは多くの人の明日を守るためのものだって!」

 

「珍しくガラにもない事言ってたよな!」

 

晴夜と和也が龍牙を見ると、龍牙が照れ臭そうに笑う。

 

「それにしても、レジーナは許せないビィ!」

 

「マナとの約束を破ったでランス~!」

 

「ケル!」

 

ふと、マナ達の約束を破ったレジーナに対し、ダビィ達が怒りを吐露する。

 

「でもあの時のレジーナ、何となくおかしかったんだ……」

 

「そうだな、いつもと目つきが違ってた……」

 

「本性を現したのかもしれないわ」

 

「マナと晴夜君がレジーナを信じたい気持ちは分かる。でもあの子はマナを裏切った。それは事実よ」

 

「次は、この前のようにゲームでは済まされないかもしれません」

 

「それにこれ以上、卑怯な事をするなら、許さねぇ!」

 

「ああ、もし今度また同じことするなら、ただじゃおかねえ!」

 

真琴達はレジーナが約束を破った事を許せないと話していると晴夜が…

 

「俺は、レジーナをまだ信じてみたい」

 

「晴夜君……」

 

「何言ってるの?レジーナはマナとあなたとの約束を破ったのよ!」

 

「そうだけど、レジーナの性格が変わったのは、あの美術館で赤いクリスタルを見つけてからだ」

 

「そう言えば……」

 

「じゃあ今のレジーナは、ロイヤルクリスタルがそうさせたって事……?」

 

「まだ詳しいこと分かんないけど……それに、この前のゲームの時、一瞬だけど目の色が戻ったんだ。

それに、あの時あんな事をしたのは、ジコチュー達が余計な事を言ったからで、言わなければもしかしら……だから、もう少し信じたいんだ」

 

晴夜もマナ同様、レジーナを信じる気持ちに、六花達は何も言葉が出なかった。

 

「晴夜君……ありがとう……」

 

 

ヘリはそのまま、氷河地帯へと向かう。

しばらくして、ヘリは近くの山荘に着陸し、クリスタルが消えた位置を確認する。

 

「クリスタルが消えたのは、あの山の山頂付近ですが、これ以上ヘリで近づくのは危険です」

 

ヘリではこれ以上行けないと、セバスチャンが言う。

 

「つまりここから先は、雪山登山ってワケですね」

 

「いかにも」

 

するとそこへ、山荘の管理人が現れた。

 

「アンタらまさか、山頂に向かうつもりかね?」

 

「あ、はい」

 

「そのつもりです」

 

晴夜とマナが登山すると管理人に話す。

 

「それはいかん。あの山は昔から霊峰とされ、山頂付近はなんぴとも立ち入ってはならんのじゃ。未だかつて、頂上に登った者はいない」

 

「えっ、そうなの?」

 

山荘の管理人が晴夜達に登山道するのは危険だと伝える。

 

「ご安心を。座標が示した地点は、立ち入り禁止区域の外です」

 

「そうだとしても、あの山は若い娘には厳し過ぎる。無理はせん方が……」

 

「それでも、行かなければ!あそこには、探し続けてたものがきっとあるんです!」

 

「そうなんだ!そこにあるかもしれない!だからどうしても行きたいだよ!」

 

真琴と龍牙の発言に何かを感じた山荘の管理人が二人に問う。

 

「何か、ワケがあるようじゃな」

 

「「はい」」

 

「であれば、あの山の光の伝説を信じなさい」

 

「光の伝説?」

 

「何なんですか?その伝説って?」

 

「あの山には昔から信じあう仲間、つまりパーティを奇跡の光が救うと言う伝説がある。

健闘を祈ってるよ」

 

『ありがとうございます!』

 

八人が管理人に登山の許可を頂き、お礼を言う。

 

「よし、行こう!奇跡の光を信じて!」

 

「ああ!」

「「おお!」」

「「うん」」

「ええ」

 

「行ってらっしゃいませ」

 

セバスチャンとアイちゃんは山荘で待つ事にした。

登山を始めると、晴夜と龍牙、和也はドライバーを装着し、マナ達四人はコミューンにラビーズをセットし、ジョーも鎧を纏った。

 

『ラビット!タンク!ベストマッチ!』

『ドラゴンゼリー!』

『ロボットゼリー!』

 

『Are you ready?』

 

「「「変身!」」」

「「「「プリキュア!ラブリンク!」」」」

 

『ラビットタンク!イェーイ!』

『クローズインドラゴンチャージ!ブラァ!』

『ロボットイングリス!ブラァ!』

 

「みなぎる愛!キュアハート!」

「英知の光!キュアダイヤモンド!」

「ひだまりポカポカ!キュアロゼッタ!」

「勇気の刃!キュアソード!」

 

「「「「響け!愛の鼓動!ドキドキプリキュア!」」」」

 

山をジャンプして先に進むハート達プリキュアとビルド達仮面ライダー。

だがジョーは六人より進むのが遅く、途中で息を切らしていた。

 

「大丈夫ですかー?」

 

「既に息が上がっていますが……」

 

「もう少しスピードを遅くしましょうか?」

 

「何の、これしき!これでも僕は……トランプ王国の……ナイトなのでね……」

 

「トランプ王国のナイトの能力が疑われそうな様子だけれど」

 

「そう言ってやるなよ。かわいそうだろ」

 

――ぶっちゃけ、鎧を脱いで登山用の服を着た方がいいのでは?と思った私は悪くないはず。

 

「手貸しましょうか?」

 

「雪山で無理は禁物でーす!」

 

「だ、大丈夫!いざと言う時は、速攻頼らせて貰うから!」

 

大丈夫だと言って、六人はさらに上へと登って行き、頂上よりかなり近い所で一度止まる。

 

「空気が薄くなって来た」

「だいぶ、高い所まで登ってきたらかな」

 

「気温もかなり低いわね。変身してるから耐えられるけど」

 

途中の広い所で足を止めるが、大分上まで来たので、空気は薄くて寒かった。

 

「ここで変身が解けたらかなり危ないな」

 

「ええ、気を付けないと」

 

「クリスタルが消えたのはどの辺り?」

 

「座標が示すポイントは、この辺りなのですが……見当たりませんわね」

 

ロゼッタが落ちた地点の地図を広げて答える。

 

「雪の下に埋もれているのかもな」

 

「マジか……」

 

グリスがそう言うと、六人が広大な雪の景色を見る。

 

「よーし!掘ろう!」

 

「えっ!?ここ一面を!?」

 

「それは……いくら何でも無理なんじゃ……」

 

しばらく遅れて到着したジョーが言う。

 

「よ〜し!なら、俺が!」

 

クローズがツインブレイカーを出して地面に向ける。

 

「おまえ、何する気だよ!」

 

すぐに、ビルドがクローズを止める。

 

「ん?いや、掘るの面倒だからこれで」

 

「バカヤロー!雪崩が起こるかもしれないからダメ!」

 

「バカって何だよ!バカって!」

 

ビルドとクローズが揉めてると、ソードが周りを見渡しながら何処かにあるかもしれないクリスタルに呼びかける。

 

「まこぴー?」

 

「どこにあるのー!クリスタル!奇跡の光の伝説が本当なら、お願い!光って!」

 

 

「来たわねプリキュアに仮面ライダー」

 

しかし、その呼びかけに反応したのはクリスタルではなく、レジーナとジコチュートリオだった。

 

「「レジーナ!」」

 

「話は聞いたぜ。クリスタル、この辺にあるんだな?」

 

「であれば頂くまでね」

 

「捜索ご苦労」

 

「どこまでちゃっかりしてるのよ!」

「晴夜さんとキュアハートに言う事は無いんですの……⁉︎」

 

ロゼッタがレジーナに問う。

 

「あるよ。クリスタルは渡さない」

 

「レジーナ……」

 

(目の色が……先より濃くなった?やはり、クリスタルが関係しているのか?)

 

晴夜はレジーナの変化にクリスタルが関係していると感じる。

 

「クリスタルを手に入れて、どうするつもりだ⁉︎」

 

「そんなのあなたに関係無いでしょ?」

 

「関係あるんだよ!あれはトランプ王国を……この世界を救う鍵かもしれないんだよ!」

 

「王女様も、クリスタルも、絶対あなたには渡さない!」

 

そう言ったソードはレジーナを指差した。

 

「フン。王女なんてどうでもいいし。アタシが欲しいのはクリスタル。クリスタルだけよ!」

 

そう言うと更にレジーナの目の赤色が濃くなった。

 

(また!でも、何でそこまでクリスタルを求めるんだ…)

 

「レジーナ、どうしちゃったの⁉︎あたしが知ってるレジーナじゃないみたい!」

 

「フン、アタシの何を知ってるって言うの?」

 

「レジーナ……!」

 

「これ以上話しても無駄よキュアハート。あの子はもう……友達じゃない!」

 

「待ってくれ!ダイヤモンド、もう少しだけ……」

 

「帰って!クリスタルはアタシの物よ!」

 

レジーナが指を鳴らすと同時に、上から巨大な雪玉が転がって来た。

 

「ラブハートアロー!」

 

ロゼッタは直ぐにラブハートアローを出現させ、ラビーズをセットする。

 

「プリキュア!ロゼッタリフレクション!」

 

そしてロゼッタリフレクションを発動させ、雪玉を投げ飛ばした。

 

「みんな消えてなくなっちゃえ!」

 

レジーナがもう一度指を鳴らすと同時に、今度は更に大量の雪玉が転がって来た。

 

「クソッ!まだ来るのよ!」

 

『ビームモード!シングル!シングルフィニッシュ!』

 

「ハアッ!」

 

グリスがツインブレイカーにボトルを差し込み、ビームモードで砲撃で雪玉を破壊する。その隙に、ソードがラブハートアローにラビーズをセット。

 

「プリキュア!スパークルソード!」

 

ソードはレジーナ達に向けてスパークルソードを放ったが躱されてしまう。

しかし、その攻撃で雪原が崩壊し、レジーナがクレバスの中に落ちて行く。

 

「レジーナ!」

 

落ちるレジーナの手を掴んでハートが救おうとするが、ハートも一緒に落ちてしまった。

 

「ハート!レジーナ!」

 

ビルドもハートとレジーナを追って下に落ちる。

 

「マナー!晴夜君ー!」

 

「マナちゃーん!晴夜さーん!」

 

ダイヤモンドとロゼッタが呼びかけるが、二人から反応が返って来ない。

 

「私のせいでキュアハートが……晴夜が……」

 

「ううん。マナと晴夜君は自分の意志でレジーナを助けに行ったんだと思う」

 

「そうですわね。マナちゃんと晴夜さんにとってレジーナさんは、今も友達なのかもしれません」

 

「それに、あいつら事だ。きっと大丈夫だ!」

 

「無事だって信じようぜ!」

 

「……うん!」

 

四人がソードを慰める。

 

「いずれにしても、早く助けに行かないと」

 

「変身してたから、多分死んではいないハズだと思うけど」

 

「それに、晴夜さんがフォームチェンジすれば……」

 

ダイヤ達がビルドとハートの安否について言い合っていると…

 

「諸君、今日の所は一時休戦と行こうじゃないか」

 

「休戦?」

 

急にクローズ達にベールが休戦を持ちかける。

 

「とか言って油断させて、一気に襲って来るつもりなんじゃ……!」

 

「テメェらなんか、もっと信じられねえよ」

 

「怪しい過ぎるんだよ!」

 

「そう考えるのは勝手だが、お前達も仲間を探さねばマズいのでは?」

 

「ま、そう言う君達もキングジコチューの娘に何かあったら困るだろうしね」

 

ジョーが聞くが、あまり心配してなさそうな答えが返ってきた。

 

「別にあたし的にはレジーナなんてどうなってもいいけど」

 

「でもアイツのためにキングジコチュー様にお仕置きされんのは勘弁だな」

 

「お互い争ってる場合じゃ無いと思うがな」

 

そう言ってベール達三人は姿をくらませた。

 

「とにかくまずは、キュアハートとビルドを見つけよう。さあ、僕達も行こう」

 

ジョーが言うと四人が頷く。

 

「かなり深いクレバスよ」

 

「皆さん、気を付けて参りましょう」

 

「踏み外したら、終わりだな」

 

「無事でいて、キュアハート……晴夜……」

 

「待ってろよ!すぐに向かうぜ!」

 

六人がクレパスの中を慎重に降りていく。

 

 

 

その頃、クレパスの真下では……

 

「寒っ……!」

 

水滴が顔に当たったレジーナが目を覚ます。

その横では、レジーナの手を掴んだまま気を失ったマナが倒れており、近くには変身解除した晴夜も倒れていた。

 

「マナ……晴夜……

何……?クリスタル?…キレイ……」

 

レジーナは飛んで来た五つのクリスタルを両手で掴むと、クリスタルが光り出し、突然氷が崩れ出した。

 

「!レジーナ!危ない!」

 

「逃げろ!」

 

目を覚ましたマナと晴夜がレジーナを崩れる氷から離した。

 

「マナ、晴夜、あれ!」

 

崩れた氷の中から出て来たのは、氷に全身を覆われたアン王女だった。

二人が近づくと、レジーナの目の色が赤から青に戻り、クリスタルも光らなくなった。

 

「王女だ……」

 

「えっ?この人が?」

 

「トランプ王国の王女……?」

 

「クリスタルが、王女様の所に導いてくれたのかも!」

 

と三人が氷に覆われている王女様を見つめる。

 

「綺麗な人……」

 

「うん……」

 

「とても、優しい人だと、感じる……」

 

レジーナと晴夜、マナは目の前にいる王女様に見惚れていると…

 

「マナ……晴夜……これ……

約束破って、ゴメン……」

 

レジーナは持っていたロイヤルクリスタルをマナに渡す。

 

「レジーナ……」

 

「戻ったのか……」

 

「えっ?」

 

「あたしの知ってるレジーナに戻った!」

 

「ちょっとマナ……!」

 

マナは勢いよく、レジーナを抱き締める。

 

「やっぱりレジーナだ!」

 

「当たり前でしょ、変なマナ。でも、どういう事?戻ったって」

 

「この赤いクリスタルを初めて見た時、お前の目の色と性格が変わってたんだよ」

 

「ついさっきのレジーナは別人みたいで、クリスタルを見ると、目つきが変わっちゃってたんだ」

 

晴夜とマナが今でのレジーナの性格を話す。

 

「今は……どう?」

 

「変わらない。何だったのかな?」

 

「ああ!いつものレジーナだ」

 

と言ったら晴夜とマナは王女の氷に近づく。

 

「でも、あの人が王女様なら、急いでまこぴーと龍牙君、ジョーさんに知らせなきゃ!」

 

「まこぴーと龍牙、ずっと王女様を探してたからな」

 

「何のために?」

 

「それは……滅びてしまったトランプ王国を元に戻して、人々を救うためだよ」

 

「そうなると、アタシやパパはどうなっちゃうのかな……?」

 

「レジーナ……」

 

「あの人がパパを石にしたんだし……」

 

「ねえ、レジーナ。あたしにも何が真実なのか分からない。

でも、レジーナのパパがトランプ王国を元に戻してくれたら、王女様も、これ以上戦ったりしないんじゃないかな?」

 

「分かり合えるよ!俺たちとレジーナだって友達になれたんだ!」

 

「でも、パパって凄く怖いし……」

 

「大丈夫!あたし達が王女様とレジーナのパパの懸け橋になろっ!」

 

「何かあったら、俺たちが力になるよ!」

 

「うん……」

 

 

 

一方、ダイヤモンド達はクレバスを滑りながら降りていた。

 

「みんな~!」

 

「シャルル!」

 

マナとはぐれてしまったシャルルがダイヤモンド達と合流した。

 

「マナとはぐれちゃったシャル~!」

 

「大丈夫。マナもきっと近くにいる。多分晴夜も!」

 

「一緒に探しましょう!」

 

「だが、一つ問題がある」

 

「どうしたんですか?」

 

「この先には足場が無い、晴夜君のボトルのように飛べる力があれば……」

 

ジョーがこの先には道が無いと告げる。

 

「確かに、こんな時、晴夜が入ればな……」

 

「私に任せて!」

 

ダイヤモンドがラブハートアローにラビーズをセットする。

 

「プリキュア!ダイヤモンドシャワー!」

 

そしてダイヤモンドシャワーで氷の階段を作り、先へと進んだ。

 

 

その頃、マナ達がどうやって帰ろうか考えていると、光が自身達の元へとやって来ている事に気付く。

 

「ん?あの光は……」

 

「ダイヤモンドシャワーの光だ!」

 

「みんなが来てくれたんだ!」

 

「おーい!みんなー!」

 

晴夜とマナは叫びながら、みんなを呼ぶ。

 

「もう、そんな大声出さなくてもアタシが連れてってあげるってば」

 

そう言って指を鳴らすが、何も起こらなかった。

 

「あれ?」

 

不審に思ったレジーナは何度か鳴らしたが、やはり何も起こらなかった。

 

「何で?力が使えない……」

 

「「マナー!」」

 

「みんな……!レジーナ、みんなが来てくれたよ!」

 

マナは皆が迎えに来てくれた事を喜んでいると、レジーナは気まずい感じでそっぽを向く。

 

「じゃあ行けば……アタシが一緒に行くのはおかしいでしょ……

約束破って、酷い事しちゃったんだし……」

 

暗い顔をしてそう話すが、晴夜とマナは気にせずレジーナの手を掴む。

 

「じゃあ一緒に謝ろっ」

 

「えっ?」

 

「許して貰えるまで、何度でも俺もマナも一緒に謝るよ!」

 

「どうしてマナと晴夜が……?」

 

「友達だから。レジーナもみんなも」

 

「だからこそ、みんなにもレジーナの事を分かって貰えるまで、一緒に謝ろ!」

 

マナと晴夜はレジーナと一緒にみんなに謝ろうと言う、それを聞いたレジーナは…

 

「バカみたい……!」

 

「えっ?」

 

「?」

 

「本当にマナや晴夜みたいなバカ、見た事無い……!

でも、マナと晴夜を裏切ったアタシはもっとバカ……!バカバカバカ!」

 

マナと晴夜の優しさに、思わず涙を流す。

 

「レジーナ……」

 

「さあ、行こうぜ!」

 

マナと晴夜はそう言って、三人で一緒にダイヤモンド達の所へと向かう。

 

「マナー!晴夜ー!」

 

「シャルル!」

 

シャルルが三人の元に来た。

 

「マナ!晴夜君!」

 

「マナちゃん!晴夜さん!」

 

「みんな!」

 

「来てくれた!」

 

そして六人も降りて来た。

 

「三人とも、無事で良かった!」

 

ソードが二人の無事を確認するとレジーナの方を見る。

 

「私はやっぱり、あなたを信じる事は出来ない。

……でも、あなたがいなくなるとマナが悲しむから……」

 

「俺もソードと同じけど、晴夜が信じてるから、俺もお前を信じたくなった」

 

「ありがとね!信じてたよ!絶対みんなが来てくれるって!

そしたら、ダイヤモンドシャワーの光が見えて―――」

 

「起こったのですね!奇跡の光の伝説が!」

 

「そしてもう一つ奇跡が……!」

 

「ええ、これです」

 

晴夜は氷に覆われているアン王女を五人に見せる。

 

「アン!」

「「王女様!」」

 

「やっぱり王女様だったんだ!」

 

「見つかったのね!」

 

「ええ!」

 

「あれが、まこぴー達が探していた王女……(綺麗な人だな)」

 

六花達が行方不明だった王女が見つかった事を喜び、和也は初めて見た王女の感想を心中でそう呟く。

 

「「王女様!」」

「アン!」

 

ソードとクローズ、ジョーの三人がアンの元へ走り出した。

その時、近くまで三人がきた瞬間、雪ダルマジコチューが道を塞いだ。

 

「帰れ!この山は俺の物!」

 

「やっちゃいなジコチュー!」

 

「人を蹴散らして、トップで頂上を極めるのよ!」

 

どうやら、マーモとイーラが作ったジコチューらしい。

 

「俺が一番ナリ!」

 

雪玉を放ち、ソードとクローズ、ジョーを吹き飛ばした。

 

「ラブハートアロー!」

 

ロゼッタがラブハートアローを出現させ、ラビーズをセットした。

 

「プリキュア!ロゼッタリフレクション!」

 

ロゼッタリフレクションを発動し、雪玉を跳ね返した。

 

「行くよ!シャルル!晴夜君!」

 

「オーケー!」

 

晴夜がドライバーを装着し、ボトルを差し込む。マナはコミューンにラビーズをセットした。

 

『ラビット!タンク!ベストマッチ!』

 

レバーを回し、前後にランナーが現れるとアーマーが形成された。

 

『Are you ready?』

 

「変身!」

「プリキュア!ラブリンク!」

 

晴夜の体にアーマーが装着されて仮面ライダービルドに、マナの体が光に包まれてプリキュアへと姿を変える。

 

『鋼のムーンサルト!ラビットタンク!イェーイ!』

「みなぎる愛!キュアハート!」

 

二人は変身を完了した。

 

「レジーナ!下がってろ!」

 

ビルドが指示すると、レジーナは後ろへと下がる。

 

「プリキュア!スパークルソード!」

 

ソードがスパークルソードを放ち、ジコチューにダメージを与える。

 

「雪ダルマか、ならこいつの出番だ!」

 

ビルドはそう言って2本の違うボトルを差し込む。

 

『ハリネズミ!消防車!ベストマッチ!』

『Are you ready?』

 

「ビルドアップ!」

 

ドライバーから形成されたアーマーが重なり装着された。

 

『ファイヤーヘッジホッグ!イェーイ!』

 

ファイヤーヘッジホッグへとフォームチェンジしたビルドはラダーから火炎放射を出し、雪だるまジコチューに攻撃すると、雪だるまジコチューの体が徐々に溶け始めていく。その隙にビルドはドライバーのレバーを回す。

 

『Ready go!』

『ボルテック フィニッシュ!』

 

ハリネズミの右腕で雪だるまジコチューを吹き飛ばした。

 

「一気に行くぞ!」

 

「うん!みんなで行くよ!」

 

『ラビットタンクスパークリング!』

 

ラビットタンクスパークリングを差し込み、レバーを回すとアーマーが形成された。

 

「ビルドアップ!」

 

そう叫ぶと新たなアーマーが装着される。

 

『ラビットタンクスパークリング!イエイ!イェーイ!』

 

スパークリングへとフォームチェンジし、ドリルクラッシャーを構えるとボトルを差し込み、同時にドライバーのレバーを回した。

 

『Ready go!』『Ready go!』

『ボルテックブレイク!』『スパークリングフィニッシュ!』

 

クローズもツインブレイカーにクローズドラゴンを差し込む。

 

『クローズドラゴン!Ready go!』

『レッツブレイク!』

 

するとクローズの背後にドラゴンが現れた。

そして、グリスはドライバーからロボットゼリーを取り出し、ロケットボトルを差し込んだ。

 

『ロケット!』

『ディスチャージボトル!潰れな〜い!ディスチャージクラッシュ!』

 

すると、グリスの腕からロケットが形成された。

 

「「「「プリキュア!ラブリーフォースアロー!」」」」

 

ラブハートアローの弓を大きく展開させ、台尻部分の引き金を引き絞ると同時に、前にハート形のエネルギー体を生成される。

そして相手にウインクして、ラブリーフォースアローを放った。

先にビルドとクローズとグリスの技が決まると、次にハート達のラブリーフォースアローが命中したジコチューは浄化され、プシュケーはもとに戻っていた。

戦闘が終わり、王女の元へと向かうが、ベールが氷を浮かせた。

 

「王女は頂いて行くぞ」

 

「「王女様!」」

 

「アン!」

 

「「レジーナ!」」

 

「マナ……晴夜……」

 

レジーナはイーラとマーモに両腕を抑えられていた。

 

「行きましょう。お父様がお待ちです」

 

そして王女とレジーナは、ベール達に連れてかれてしまった。

 


次回!Re.ドキドキ&サイエンス!

 

第23話 突入!トランプ王国と禁断のアイテム!

 

 




おまけ

レジーナ「マナ、晴夜、あれ!」

マナ「こっ・・・これって!!」

晴夜「巨大・・・ロボット・・・?」

マッキー「遂に見つけた様だな」

マナ・晴夜・レジーナ『!?』

マッキー「300年前、かつてこの地で破壊の限りを尽くした『モビルアーマー』・・・
そしてそのモビルアーマーをひとつ残らず消し去ったのがこのモビルスーツ・・・
『ガンダム・バエル』だ・・・」

さあ、目覚めの時だ・・・!〈キィィィィィン!〉

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