龍牙「前回に引き継ぎ、今回も俺たちがあらすじ紹介するぜ!」
真琴「キュアハートこと 相田マナ はレジーナが居なくなってしまったことで落ち込んでしまい、突然現れた赤いプリキュア キュアエース にラビーズを没収されてしまう」
六花「一方、仮面ライダービルドこと 桐ヶ谷晴夜 は、ハザードフォームになってレジーナを止めようとしたが、ハザードトリガーの負荷に耐えられず暴走してしまい、レジーナを手にかけようとしたと言う罪悪感で戦意喪失してしまう」
ありす「しかし、スタークとなった晴夜さんの叔父である総一郎により、晴夜さんはビルドとなってハザードレベルを上げる為に戦うのでした…」
和也「マナと晴夜はこれからどうなるの!?第26話!見てくれよな!!」
第26話 新たな誓い!ビルドとハート!
晴夜が総一郎と会っている一方、大貝町の商店街ではお祭りが開催された。
龍牙、六花と真琴も学校帰りにお祭りに来ていた。
「「「こんにちは!」」
「「いらっしゃい!」」
ぶたのしっぽ亭も屋台を展開し、フランクフルトを出していた。
「う~ん、いい匂い」
「美味そう〜!」
龍牙達が健太郎が焼いていたフランクフルトを見る。
「味見してみる?」
「「いただきます」」
健太郎からフランクフルトを受け取り、三人はフランクフルトを口にする。
「あの、マナは……」
真琴はマナの事が気になり、あゆみに聞く。
「昨日からずっと部屋で寝たままでご飯も食べてないのよ」
「そうですか……」
「やっぱり、マナも……」
やはり、マナも晴夜と同じで立ち直れずにいる様子。
「何かあったのかい?」
「えっ?な、何がって?」
「マナが塞ぎ込むなんて、滅多に無い事だからね。
もしかしてレジーナちゃんとケンカでもしたんじゃないかって思って」
「あれはケンカと言うレベルでは無かったけど……」
「えっ?」
「大丈夫です。今は辛いかもしれないけど、マナはきっとすぐに元気になると思います」
「そうっす。マナは絶対いつものマナに戻るはずだ」
真琴と龍牙がマナは絶対元気になって戻って来ると言うと、健太郎は「ホッ」と笑う。
「そうだね。マナは本当にいい友達を持ったな」
「ええ」
その後、場所を変え。和也とありすとセバスチャンも合流した。
「晴夜とマナの状態はどうだ?」
和也が聞くと龍牙達が首を横に振る。
「そうか……」
「マナと晴夜は落ち込んでるみたいね」
「無理ねぇよ……レジーナを奪われた上に……」
「マナはラビーズも没収されちゃったビィ」
「晴夜は、自分が暴走してしまった事をまだ責めてるケルか?」
ラケルが龍牙に聞くと、龍牙が縦に首を振る。
「それもだけど、一体何者なのかしらね、キュアエースって……」
「その件ですが…」
「どうしたんだよ?何かわかったのか?」
和也がありすに聞くと、セバスチャンが説明する。
「いいえ、あれからキュアエースの行方を探っておりますが、有力な情報は未だ掴めておりません」
「相当手強い相手でランス~!」
キュアエース関して情報は未だ無いとありす達が言う。
「あら?マナちゃんのお爺様」
ありすの目に大荷物を運ぶ宗吉が映った。
四人は宗吉の元へと駆け寄る。
「「「「こんにちは!」」」」
「おや、こんにちは」
龍牙達五人が宗吉に挨拶する。
「この大量な荷物で何するんだ?」
龍牙が荷物について宗吉に尋ねる。
「お祭りのイベントでフリーマーケットをやるんじゃ。
マナにも手伝ってもらう約束だったんじゃが……」
「良かったら手伝わせて下さい」
「いいのかい?」
「もちろんですわ」
「俺らに任せて下さい!」
「俺も、やるぜ!」
「あの、私も手伝います」
宗吉の手伝いを出た五人はフリーマーケットを始める。フリーマーケットの会場では、真琴が売り子を担当し、そこには人が多く集まっていた。おそらく、ほとんどが真琴のファンだろ。
「流石、アイドルやってるだけにすげぇな」
「当たり前だ!まこぴーはな、みんなの太陽なんだよ!」
真琴はみんなにとっての太陽だと、和也は叫ぶ。
「何か趣旨変わって無い?」
「賑やかになるのはいい事ですわ」
龍牙と和也と六花とありすの四人は荷物を運ぶ手伝いを担当していた。
「そう。人が集まれば活気が生まれる。活気のある町はみんなを笑顔にする」
「マナちゃんの分まで、私達で祭りを盛り上げましょう」
「そうね」
「しゃあ!頑張って行こぜ!」
(あいつも、いい加減いつもの感じに戻ってくれねぇかな……)
六花達がマナの分まで祭りを盛り上げようとしている一方、龍牙は晴夜の事を考えていた。
その頃、マナはレジーナを奪われたショックで昨日からずっと部屋に籠り切りで、ご飯も食べていなかった。
「マナ、何か食べないと体に毒シャル」
「いらない……」
サンドイッチが乗った皿を持ったシャルルが促す。
「しっかりするシャル!あなたは伝説の戦士プリキュアシャルよ!」
励まそうとしたシャルルだが、マナの顔は暗いままだった。
「あたしはもう……」
彼女がそう言いかけたその時、
「きゅぴらっぱ~!」
どこからかアイちゃんの声が響き、マナの家が光に覆われた。
「何、今の……?」
マナがベットから降りると、ドアをノックする音が聞こえた。
「表が忙しくなってきたから、少しの間アイちゃんを見てくれる?」
「えええええっ⁉︎」
ドアを開けたあゆみが抱えていたのは、ジョーと一緒にどこかへと行ったハズのアイちゃんだった。
「アイちゃん、どうしてここに⁉︎」
それなのに、マナはここにいるアイちゃんに驚く。
「あなたの妹なんだから、ここにいるのは当たり前でしょ?」
「い、妹⁉︎」
なんと、突然アイちゃんがマナの妹ということになってしまった。
「じゃ、お願いねー」
あゆみが部屋を後にする。
「どういう事シャル?」
「多分、さっきの魔法であたしの妹と思い込まれたんじゃないかな……?」
「えええええ~っ⁉︎」
「あっ、そういえば」
再びあゆみが部屋に入ってきて、急いでシャルルは隠れた。
「ど、どうしたの?」
「桐ヶ谷君が来てるわよ」
「えっ?」
「さあ、どうぞ」
あゆみが言うと後ろから晴夜が現れた。
「よぅ……マナ」
「晴夜君……あれ?その傷どうしたの?」
マナの言う通り、晴夜の顔には多くのすり傷が出来ていた。
「じゃあ、ごゆっくり」
「はい……」
あゆみはまた、部屋を後にして下へと向かった。
「マナ、その……この前は……」
晴夜が何かを言いかけようとすると…
「マナ、せいや」
「「えっ?」」
二人の名前を呼ぶ声が聞こえ、驚くとアイちゃんを見る。
「アイちゃん…今、俺たちの名前を……」
「アイちゃん、今マナって、せいやって呼んでくれた⁉︎」
今、アイちゃんが自分達の名前を呼んだのだと気付く。
「アイちゃん、マナ、せいや、いっしょきゅぴ~!」
アイちゃんが二人に笑顔を見せる。
「アイちゃん……」
「あい」
「お世話ラビーズ?これを使って欲しいの?」
手に握っていたお世話ラビーズをマナに差し出す。
マナはラビーズをコミューンにセットして円を刻むと、ラッパが出て来た。
「マナ、せいや、げんきげんき~!」
そのラッパを吹いてマナと晴夜を元気づけた。
「もしかして、俺たちを励ましてくれるの?」
「アーイ!」
「アイちゃん……あたしの方がお世話されちゃった……」
「……アイちゃん、ありがとう」
晴夜がアイちゃんに近づき、礼を言う。
「アイちゃん、晴夜君もお祭りに行かない?」
マナがアイちゃんと晴夜に外のお祭りに行かないかと聞く。
「アーイ!」
「ああ!」
それに対し、晴夜とアイちゃんが頷く。
晴夜とマナとアイちゃんの三人は外に出て商店街のお祭りを回る。
「美味しい!」
「アーイ!」
マナの顔に少しずつだけど、笑顔が戻ってきた。
その後、近くのベンチに座る。
「なんか、少しだけ落ち着けたかも」
「だいぶいつもの調子のマナに戻ってきたシャル」
「ごめんね、シャルル。心配かけて」
マナがシャルルに今まで心配をかけた事を謝る。
「マナ……この前は、ごめん……」
「え?」
そしてマナは、突然謝り出した晴夜に驚く。
「あの時、俺がハザードトリガーの力に飲み込まれていなければ、レジーナを……」
「……そんなことないよ。晴夜君はレジーナを取り戻そうと、一生懸命頑張っていた」
「でも、俺は暴走してレジーナを倒そうした…」
晴夜は、自分が暴走したことにまだ責任を感じていた。
「自分を責めないで。晴夜君がレジーナを取り戻そうとしていたのは、みんな知ってるから!」
「そうシャルよ!それに晴夜があの時、戦ってくれなかったらシャルル達全員やられてたシャルよ!」
マナとシャルルが気落ちしている晴夜を慰める。
「マナ、シャルル……ありがとう……
…さって、もう少し屋台でも周るか!」
晴夜がベンチから立ち上がる。
「うん!」
「賛成シャル!」
「アーイ!」
再び三人と一匹の妖精はお祭りの中を周る。
「みんな、最高に楽しそうだな」
「お祭り賑やかだね。レジーナも見たら喜ぶだろうな……」
レジーナも一緒に見れたらとマナが言うと、晴夜は総一郎が告げた事を伝えるべきか悩んでいた。
「マナ、実は……」
「レジーナ……?」
「えっ?ちょっと!」
突然、レジーナらしき人影を見つけたマナは駆け足で追った。晴夜もマナの後を追いかけた。
そのまま二人は商店街の裏側に向かうも、そこには誰もいなかった。
「どうしたんだよ、マナ」
「今レジーナが、でも……いるわけ無いか……」
レジーナがいないと思い出し、マナが落ち込む。
「いつまで背中を丸めているつもり?」
突然、女の子の声が聞こえ、二人が振り向くと片手にアイスを持った二人より年下の少女が壁際に立っていた。
「あっ、ちょっとアイちゃん!」
その少女の元へとアイちゃんが飛んで行くが、特に驚いたそぶりを見せず、微笑んで抱いた。
(なんで、俺達以外の子にアイちゃんが……この子は……)
少女を不思議に感じる晴夜。
「そんな事では、いずれあなたの大事なものを失う事になってよ、相田マナさん。
それに、桐ヶ谷晴夜さん。あなたもですよ」
その少女は、どういうわけか二人の名前を知っていた。
一方その頃。フリーマーケットの会場では、真琴が客引きをしてると知ってきた真琴のファンで溢れていた。
「「サインください!」」
そこへファンの二人がサインを下さいと頼みこんできた。
「ごめんなさい。今日はプライベートですのでサインはちょっと……」
DBがプライベートだと言い、サインは断られた。
「「ええ~っ、そんな……」」
ファンの二人のプシュケーが黒く染まり出す。
「まあいっか」
「まこぴー、生で見られたし」
しかし、そう言うと二人のプシュケーは染まらなくなった。
「我慢する事無いじゃない。あなた達の望み、叶えてあげるわ」
突然現れたリーヴァが指を鳴らすと同時に、ファンの二人のプシュケーが真っ黒に染まり、取り出される。
「暴れろ!お前らの心の闇を解き放て!」
闇を加えた二つのプシュケーからマジックペンと色紙のジコチューが生み出された。
「皆さん、逃げて下さい!」
セバスチャンが多く人を避難させるために誘導する。
全員がいなくなると、龍牙と和也はスクラッシュドライバーを装着し、真琴達三人はコミューンを構える。
「みんな!行くよ!」
真琴が叫ぶと龍牙はドラゴンゼリーを差し込み、和也もロボットゼリーをドライバーに差し込み、真琴達はラビーズをコミューンにセットした。
『ドラゴンゼリー!』
『ロボットゼリー!』
「「変身!」」
「「「プリキュア!ラブリンク!」」」
龍牙と和也のビーカーが割れ、頭部の『スクラッシュノズル』から液が噴出され、クローズチャージとグリスへと変身し、真琴達三人が光に包まれ現れると、プリキュアへと姿が変わった。
『『潰れる!溢れる!流れ出る!』』
『ドラゴンインクローズチャージ!ブラァ!』
『ロボットイングリス!ブラァ!』
「英知の光!キュアダイヤモンド!」
「ひだまりポカポカ!キュアロゼッタ!」
「勇気の刃!キュアソード!」
名乗り上げると全員が変身完了した。
「マナと晴夜君が変身出来ない分、私達で何とかしないと!」
「ええ!」
「うん!」
「心火を燃やすぜ!」
「行くぜぇ!」
五人がジコチューに向けて、走り出した。
「あーら、お早い登場ですこと」
「あなた達何者!?」
だがその時、ダイヤモンド達の前にリーヴァとグーラが現れた。
「私はリーヴァ」
「俺はグーラだ」
「どうぞお見知り置きを」
そう言ってリーヴァが投げつけたシルクハットをクローズ達は躱す。そのシルクハットはなんと木を真っ二つに切り裂いた。
「何⁉︎」
「ええっ⁉︎」
「よそ見してると食べちゃうぞ!」
ダイヤモンドに向かってグーラが突進する。
「プリキュア!ロゼッタリフレクション!」
前に出たロゼッタがロゼッタリフレクションを発動して抑えるが、グーラはこれを噛み砕いた。
「噛み砕きやがった!」
「アナタ達二人の相手はこれよ!」
リーヴァがクローズとグリスの目の前にシルクハットを投げると、中からスマッシュが二体現れた。だが、そのスマッシュはいつもと様子が違っていた。
「邪魔なんだよ!」
クローズとグリスがツインブレイカーで攻撃するが、まるで反応がない。
「何⁉︎ぐわぁ!」
クローズとグリスを吹き飛ばした。
「何だよコイツ?普通のスマッシュとは違う」
「それは、私達の力を与えて強化したスマッシュよ。簡単にはたおせないわよ」
「何だと!」
五人に二体のジコチューと二体の強化スマッシュが襲い掛かった。
その頃、商店街の裏にいるマナと晴夜は…
「あなたは……」
「マナ!晴夜!闇の鼓動シャル!」
「何……⁉︎」
シャルルがコミューンに変わると、戦っているみんなの声が聞こえた。
『スパークルソードが効かない!』
『コイツら!いい加減に!ぐわぁ!』
それは、みんなの苦戦している声だった。
「行こうシャルル。みんなの所へ」
「でもマナは変身出来ないシャルよ!」
「それでも行く」
みんなの元に行くとマナが言うと、少女の方を見る。
「ありがとうございました!」
「えっ?」
突然、マナが少女に礼を言った。
「あたし、レジーナがいなくなった事で頭が一杯になって、大事な事が見えなくなっていたんですね」
自分が反省すべき事を少女に伝える。
「でも、何が一番とかじゃなくて、あたしはみんなの笑顔を守りたい!
仲間達の笑顔も、レジーナの笑顔も!
全部、守って見せる!」
「マナ……」
「……それで、アナタはどうなんですか?桐ヶ谷晴夜さん」
「俺は……正直言って、まだ自分が怖い」
晴夜がそう語ると、ハザードトリガーを出す。
「俺はこの力が怖い、これを使ってまた暴走するかもしれない……」
「晴夜君……」
「でも、俺はこれからも誰かの明日を守るため戦う!そのためライダーシステムがある!そのためにこの力を使う!」
戦う覚悟を晴夜も持っていると少女に言う。
「行くぞ!マナ!」
「うん!」
二人はフリーマーケット会場に向かって走り出した。
その頃、二体のジコチューはダイヤモンド、ロゼッタ、ソードにインクをかけ、色紙で吹き飛ばした。
「いい魚拓、いやキュア拓が出来たわね」
「みんな!」
「次はクローズ、グリス、あなた達のも作ってあげるわ」
「ふざけるな!作られてたまるかよ!」
「同意見だ!ここからは俺達の番だ!」
グリスが叫ぶと、ツインブレイカーにボトルを2本差す。
『シングル!ツイン!』
「はぁぁぁ〜!はぁ!」
『ツインブレイク!』
グリスは走りながらインクジコチューのインクをかわし、インクジコチューとストロングスマッシュハザードにツインブレイクを決め、スマッシュを倒した。
命中させると今度は色紙ジコチューとファングスマッシュハザードが攻めてきた。そして、クローズが二体の前に出る。
『クローズドラゴン!』
それを確認すると、今度はクローズドラゴンを差し込み、ドライバーのレンチを下ろす。
『Ready go!レッツブレイク!』『スクラップブレイク!』
「くらえ!」
「ジコォーーー!」
ツインブレイカーでのスクラップブレイクを決め、色紙ジコチューを吹き飛ばしスマッシュの二体目も撃破した。
「へぇ、中々やるわね」
「そいつはどうも、ぐわぁ!」
いきなり、グーラがクローズに向けて攻撃してきた。
「龍牙、大丈夫か?」
「ああ!てめぇ!きたねぇぞ!」
「きたない?油断してる方が悪いと思うが」
「このやろ〜!ハァッ!」
クローズがビームモードでグーラに攻撃した。しかし、グーラはその攻撃を飲み込んでしまった。
「マジかよ……!」
(クソッ……コイツら半端ねぇ、でもな……!)
クローズが立ち上がると倒れていたダイヤモンド達がヨロヨロの状態で立ち上がる。
「まだやるつもり?」
「私達は負けるわけには行かないのよ!」
「マナちゃんや晴夜さんの分までこの町を……!」
「みんなの笑顔を……守ってみせる!」
「まだまだ、俺たちの心火は消えないぜ!」
「あいつら二人が帰ってくるまで俺達は戦う!」
戦う心の折れないクローズ達が再び立ち上がる。
「うっとおしいわね……ジコチュー!」
リーヴァがジコチューに指示しようとした、その時。
「ちょーっと待ったー!」
五人の前に出たマナの叫びが、ジコチューを吹き飛ばした。
「マナ!」
「来てはいけません!」
「あなたは変身出来ないのよ!」
ダイヤとロゼッタ、ソードがマナへ逃げるように言うが…
「あたしはもう逃げない!大切な人達を守るために、あたしは戦う!」
ジコチューの放ったインクを落ちていたパラソルを広げて防ぐ。
「まだまだ!」
弾いたインクが色紙ジコチューに当たったことで仲間割れを起こし、次の瞬間、どこからかの砲撃が二人のジコチューに命中した。
「誰ジコチュー!」
「俺だよ!」
「「晴夜!」」
砲撃したのは、ドリルクラッシャーのガンモードにして構えていた晴夜だった。
「やった!」
「マナちゃん流石です!それに晴夜さんも!」
「お見事です。相田マナ。いえ、キュアハート」
すると、木の陰からあの少女が現れた。
「プリキュア五つの誓い!」
「一つ!プリキュアたるもの、いつも前を向いて歩き続ける事!」
マナは少女に続いてそう叫んだ。
「まさかあの子……!」
「取り戻したようですね、あなたの愛を。
それと、貴方も恐怖から抜け出たようですね、桐ヶ谷晴夜。いえ、仮面ライダービルド。
さあ、一緒に戦いましょう!」
少女がマナにラビーズを返す。
「はい!」
「ああ!」
二人が言うと、晴夜はリーヴァとグーラを見る。
「さあ、実験を始めようか!」
晴夜のいつもの台詞を言うとビルドドライバーを装着してボトルを振り出し、マナはラビーズをコミューンにセットした。
『ラビット!タンク!ベストマッチ!』
ドライバーのレバーを回し、前後よりアーマーが形成される。
『Are you ready?』
「変身!」
「プリキュア!ラブリンク!」
晴夜の身体にアーマーが装着され、ビルドへ。
マナは光に包まれ、光から現れるとプリキュアへと変身した。
『鋼のムーンサルト!ラビットタンク!イェーイ!』
「みなぎる愛!キュアハート!」
「愛を無くした悲しいサインさん!このキュアハートがあなたのドキドキ、取り戻して見せる!」
ハートの中から力が溢れ出す。
「そいつらの顔も真っ黒にしておしまい!」
「出来るかしら?あなた達に。
アイちゃん、行くわよ!」
「きゅぴ~!」
「プリキュア!ドレスアップ!」
「きゅぴらっぱ~!」
アイちゃんから出た光から箱――ラブアイズパレットが出現された。それが自動で開くと、少女はラビーズをセットし、中に入っていたロイヤルクリスタルを左から右へタッチしていく。そして、七つの炎のシルエットに包まれる。
燃える炎の中から現れると、その姿は少女から大人の女性へと姿が変わった。
「愛の切り札!キュアエース!」
「美しさは正義の証!ウインク一つで、あなたのハートを射抜いて差し上げますわ!」
その少女はなんとキュアエースに変身した。
『えええええっ⁉︎』
正体を知っていたビルドとハート以外の五人達は驚いた。
「行くわよ」
「はい!」
「ああ!」
ビルドとハートとエースが反撃を始める。
まず、色紙ジコチューがビルドに向けて攻撃をしてきた。色紙ジコチューが放った色紙を躱しながら前に出たビルドがボトルを変え、レバーを回す。
『ローズ!ヘリコプター!ベストマッチ!』
『Are you ready?』
「ビルドアップ!』
『情熱の扇風機!ローズコプター!イェーイ!』
「ん?あんなボトルあったか?」
クローズは今ビルドが使っているボトルを見たことないと呟く。
ローズコプターとなったビルドは、左肩にあるヘリコプターのプロペラ――『バトローターブレード』を装着し、飛びながら右腕の『イバラッシュアーム』からバラの茨の鞭を出してジコチューに攻撃する。
「痛いジゴォー!」
ビルドの攻撃に気を取られていると、次にハートがマジックペンジコチューにラッシュを繰り出す。
その隙にビルドはさらにボトルを差し替える。
『トラ!UFO!ベストマッチ!』
「また、知らねえボトル!」
『Are you ready?』
「ビルドアップ!」
また、新たなアーマーがビルドに装着された。
今度はトラとUFOがモチーフの姿になった。
『未確認ジャングルハンター!トラユーフォー!イェーイ!』
今度は色紙ジコチューに向けてUFO型のエネルギー体を出現させ、それに乗ってトラボトルの力によって数段に上がった格闘能力で色紙ジコチューを圧倒する。
そしてエースが色紙ジコチューの眼前で止まり、衝撃で後ろにいたグーラごと吹き飛ばした。
そして、ビルドはまたボトルを変える。
『キリン!扇風機!ベストマッチ!』
『Are you ready?』
「ビルドアップ!」
『嵐を呼ぶ巨塔!キリンサイクロン!イェーイ!』
今度はキリンの長首がモチーフの右腕――『キリネックブレイカー』と扇風機がモチーフの左腕――『サイクストーマー』を持つ姿へフォームチェンジした。
そして、ビルドはドライバーのレバーを回した。
『Ready go!』
『ボルテック フィニッシュ!』
ビルドが扇風機の腕から風を纏いそのまま宙に上がり、キリンの腕から巨大なエネルギーが出現し、マジックジコチューに叩きつけ、近くいたリーヴァをも叩きつける。
エースとハートが背中を合わせる。
「二人ともよろしくて?」
「ええ!」
「ああ!勝利の法則は、決まった!」
ビルドが言うとラビットタンクスパークリングを出す。
『ラビットタンクスパークリング!』
スパークリングを差し込むとレバーを回す。
『Are you ready?』
「ビルドアップ!」
『ラビットタンクスパークリング!イエイ!イェーイ!』
ラビットタンクスパークリングへとフォームチェンジしたビルドは、ドリルクラッシャーにカブトムシボトルを差し込むと、ドリルクラッシャーのドリルが回る。
『カブトムシ!』
それと同時にドライバーのレバーを回す。
『Ready go!』
「はぁぁぁ〜!はぁ‼︎」
『ボルテックブレイク!』『スパークリングフィニッシュ!』
ドリルクラッシャーを地面に向けて放つと、泡が出ながら色紙ジコチューの下からカブトムシの巨大な角のエネルギー体が出現し、色紙ジコチューを拘束した。
「彩れ!ラブキッスルージュ!」
エースがルージュを唇に塗り、相手に向かってキスを投げると、前方にハート形のエネルギー体が生成される。
「ときめきなさい!エースショット!ばきゅ~ん!」
両手持ちして頭上に掲げたラブキッスルージュを振り下ろし、エースショットを放った。
ビルドの技を受けた直後にエースショットが命中し、色紙ジコチューは浄化された。
そして、今度はマジックペンジコチューに目を向ける。
「これで、フィニッシュだ!」
ドリルクラッシャーを投げ捨て、ビルドはドライバーのレバーを回した。
『Ready go!』
ビルドは高くジャンプして、キック態勢に入った。
『スパークリングフィニッシュ!』
そして、ハートはラブハートアローにラビーズをセットした。
「プリキュア!ハートシュート!」
そのまま、ハートはハートシュートを放った。
スパークリングフィニッシュとハートシュートを受けたマジックペンジコチューは浄化された。
「キュアエース……!」
「次は容赦しないわよ。それとビルド、あんたも覚えてなさいよ」
リーヴァとグーラの二人は撤退して行った。
「キュアハート!良かった……!本当に良かった……!」
いつものハートになって現れたのを見たダイヤモンドがハートに抱きつく。
「ゴメンね。心配かけて」
「いいのよ。ハートが元気を取り戻してくれたなら」
「ええ、本当に」
「お前も、もう大丈夫なのか?」
「……心配かけて悪かったな」
「無理すんなよ、何かあったら俺達を頼れよ!」
ビルドが謝るとクローズとグリスが彼の胸に拳を当て、ハートとビルドが元気になった事に喜ぶ五人。
「喜んでる暇はなくってよ、あなた達の試練はまだ始まったばかり。
早く登っていらっしゃい、わたくしのステージまで、待っているわ。アデュー」
最後にそう言ってエースは去っていった。
「キュアエース……」
「あの方は一体……」
キュアエース、彼女の謎はますます深まるばかりだった。
みんなが不思議に思っている一方、ビルドはハザードトリガーを見る。
(今日は敵に初めて見せたボトルだったから良かったが……やはり、この先この力は必要になってくるはずだ……)
そう思いながら、ハザードトリガーを握りしめるのだった…
次回!Re.ドキドキ&サイエンス!
第27話 プロとしての覚悟!
おまけ
キュアカグラ「何ボーっと生きてるアルか、さっさと戦いにいけネ。
あとついでに焼き鳥の鶏皮肉買ってこいヨ」
マナ「なんか思ってたのと違う・・・」
晴夜「最悪だ・・・」
まさにキュアカグラ。
完