晴夜「仮面ライダービルドことてぇんさい科学者の卵 桐ヶ谷晴夜 は、仲間たちと共にスタークの作り出した謎の建築物に乗り込んで行った。その際、スタークは龍牙に驚きの新事実を教えた!」
スターク『お前の体に流れる血は俺と同じ世界を滅ぼす力だ!』
幻冬「スタークによって龍牙さんが『人でなし』であることをカミングアウトされてしまいました!」
六花「いや、『人でなし』だと意味変わってきちゃうから…… 」
幻冬「えっ?」
ありす「龍牙さん達はなんとか、晴夜さんの叔父さまを撃退することが出来ましたが、晴夜さんが持ってきた謎の箱がなんなのかは、まだわかっていません……あの箱は一体なんなんでしょうか?」
龍牙「でもそんなことは関係ねぇ!俺の新フォーム『クローズマグマ』の強さは
『一気に父さん』だからな!」
晴夜「んー? 『一騎当千』のことかなー?
さあ、こんな筋肉バカの龍牙がいなくても全く問題がない、第38話どうぞ」
四葉邸での夜、マナ達プリキュア組はお泊り会を開いていた。
「ではこれより・・・告白ターイム!」
そんな中、その場を盛り上がるようにマナが叫ぶ。
「何ですのそれ?」
「好きな人を告白するのではないでしょうか?」
「え、好きな人・・・⁉︎」
ありすの発言に戸惑う真琴。
「お泊り会と言えば告白タイムだもんね」
六花にキスしようとするマナ。トランプをしていたシャルルとラケル。アイちゃんに齧られ、ランスとヌイグルミの上にいたダビィが振り向く。
「そんな習慣が!」
「恐るべしお泊り会ダビィ!」
何か勘違いしている妖精達。
「じゃあ、ありす選手から!」
「は、はぁ・・・」
ありすが受け入れるとヘリコプターのプロペラの音が聞こえた。
ジコチューだと思い、アイちゃんと妖精達が警戒する。
「いえ、お父様ですわ」
否定して驚くマナ達が振り向き、外の方へと向かう。
「お父様~!」
嬉しそう走っていくありす。マナ達も一緒に付いて行った。
眼前には自家用ヘリが止まっておりセバスチャン達、家中の使用人達がお出迎えに出ていた。
「おー、ありす! 更に元気に大きくなったねぇ!」
「3ヶ月ではそんなに代わりませんわ」
ハグされるありすに笑う。「お久しぶりです」と後ろにいたマナが挨拶する。
「マナ君、六花君も元気そうだね!和也君も元気かねぇ?」
と返す星児にマナと六花は和也も元気だと頷く。
「おや、そちらは?」
真琴と亜久里の方を見る星児に、ありすは「剣崎真琴さん、円亜久里さん」と二人を紹介する。
「「初めまして」」
「素晴らしい! 全世界に向けてユニットデビューさせたくなるような美人揃いだ!」
カメラジェスチャーでマナ達を見ると、ありすは笑っているが、真琴と亜久里は困り気味。
「ところでお父様、突然の帰国でしたけど」
「急用が出来た。だから明日の大統領との晩餐会、私の代わりに頼めるかな」
「お安い御用です」
星児の任された仕事を引き受けるありす。
すまないと詫びる星児はこの後、スイスに飛ぶと伝えると「では皆さん、御機嫌よう!」と手を上げる。
ニッコリ見送るマナ達の後ろで、真琴と亜久里は驚いていた。
「大統領・・・」
「スイス・・・」
ありすの父から出た言葉に驚き、真琴と亜久里は言葉が出なかった。
その頃、晴夜の家の地下室では龍牙の他に、和也と幻冬の二人も来ており、龍牙の体の遺伝子の状況と未知のドライバーのデータを見せていた。
「改めて見ると、すげえな龍牙の体・・・」
「俺だって、驚いて何も言葉にできねぇよ・・・」
「ん?晴夜さん、そこの次のファイルは何ですか?」
幻冬が言うと、龍牙についての研究ファイルにはまだ続きがあった。試しに押してみるが開くまでには時間かかると表示され、パソコンを閉じた。
「さって、暗い話はここまでしようか?」
「そうですね、気分を変えましょうか?」
何か明るい話をしようと提案し、四人が考えると珍しく龍牙から口を開く。
「あ!俺さ、前から聞きたいと思ってたんだけど、和也ってどうやってマナと六花とありすと幼馴染になったんだ?」
「えっ?どうやって・・・」
「俺も気になるな、どんな出会いだったんだ?」
「ありすさん見たいな大金持ちと何で友達になれたんですか?」
三人が和也に聞くと、和也が立ち上がって晴夜の作業机の道具を持ちながら話す。
「俺たちが初めて出会ったのは今から8年前だ・・・」
和也が語りだそうとうする・・・
和也が語りだそうとした一方、広い広いありすの部屋のベッドの上に居るマナ達がありすの父について話していた。
「それにしても豪快なお父様でしたわね」
「ありすのパパは世界中に支社を持つ四葉財閥の社長でランス〜」
「社長って何か知ってるの?」
真琴に聞かれ、ドヤ顔で知らないと返すランスに呆れる一同。
「でも、ありす。いつもそんなお父さんの仕事の手伝いして大変じゃない?」
大変は認めつつも楽しいとありすは返答する。
――だって夢の為だから、とのこと。
「夢?」
「はい、世界中の人を笑顔にするのが私の夢なのです」
笑顔で言うありす。それを聞いてすごいとランスは感心する。
「私がそんな考えを持ったのはマナちゃんと和也さんのお陰なんですよ」
とマナに言うが、言われた本人は少し驚く。
「あたしとかずやん何かしたっけ」
「その話聞いてみたいですわ」
「ではお話しましょうか、あれは、まだ私が6歳の時でした」
ありすはマナと六花、和也との出会いを語り出した。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
この頃のありすは体が弱くて、いつも家の庭で一人で遊んでたらしい。
ある日蝶を発見し追いかけるありすは、レンガ調の道の隙間に引っかかりコケてしまう。
「危ない!」
その時スライディングし、お腹でありすをキャッチしたのがマナだった。
「大丈夫?」
戸惑いながら頷いて名前を聞くありす。
口に手をあて「しっ!」とするマナがありすに言うと、空に向けて指を指すと、先ほどの蝶がマナの指の先端に止まる。
マナは腕をゆっくり下ろしてありすの目の前に持ってきてあげる。
「ちょうちょ、好き?」
と聞くマナに、少し間をおいて「はい」と答えるありす。
すると、裏門からマナを呼ぶ聞き覚えのある声が聞こえた。二人は少し驚き、蝶は飛んでいってしまった。
「勝手に入ちゃダメでしょ!」
「早く出ろ、叱られるぞ!」
裏門から小さい頃の六花と和也が叫ぶ。
「さっきの蝶々を追いかけてて」
入ってきた理由を話すと、自分のせいで逃してしまったと落ち込みながらありすは謝る。
「いいよ。それに・・・きっと、これでよかったんだ」
空を見上げて蝶を見送ると、やっぱり俯いてしまう。
「ここでもっといっぱいちょうちょが居るとこ知ってるんだけど、一緒に行かない?」
マナは蝶々が沢山いる所に案内しようと、ありすを一緒に誘う。
「え、でも・・・」
「あ、ごめん。急に言われても困るよね」
マナは両手を広げ、左右に動かしながら謝る。
「あ、いえ・・・
私・・・行ってみたいです」
ありすはそう答えると、驚きながらも嬉しそうな表情になったマナは門外の六花と和也を見る。六花と和也も嬉しそうである。
「じゃあ行こう!」
とマナありすと一緒に外へ向かう。それを見つけたメイドが止めに行こうとする。
「よいのだ」
しかし、そのメイドはセバスチャンにより追いかけるのを止める。
「全ての責任は私が取る」
ありすを連れ、四人は行ってしまった。
蝶がいっぱい飛んでいるそこは、辺り一面のコスモス畑であった。
「うわぁ~!」
驚きの声をあげるありす。コスモス畑を走る四人だが、途中でありすが転ぶと心配するマナと六花と和也。だが、コケたまま転がって笑ってるありすを見て三人も寝転がる。
「あたしね、ホントはあなたの事知ってたんだ」
「門の外から時々見てたんだ。でも、ずっと庭から出てこないから」
「何か理由があるのか?家から出ないのは?」
ありすは自分は体が弱くて家から出ちゃいけないと父親に言われてると理由を話す。
「マジかよ!」
「え、そうだったの!」
「まずいことしちゃった?」
理由を聞いて、マナと六花と和也はうろたえる。
「いいんです。こんなに楽しい思いをしたのは初めてですから」
三人に返すとありすが咳き込む。
「大丈夫⁉︎」
六花と和也に心配して起き上がる。
「平気ですこのくらい」
ありすが言うと、和也が自分の水筒からお茶をコップを入れ、ありすに渡す。
「飲めよ、少しは喉が楽になる」
「ありがとうございます」
ありすがそれを飲むと、また三人を見る。
「それよりも、もっと色んなところに行ってみたくなりました」
「ホント⁉︎」
「なら、色んな所を見よぜ!」
「よし、行っちゃおう!」
マナ達三人が嬉しそうに言うと頷くありす。
「あたし、相田マナ!」
「私は、六花、菱川六花!」
「俺は和也、沢田和也!かずやんってあだ名があるんだ!」
三人が自分の自己紹介した。
「ありす・・・四葉ありすです」
ありすは自分の名前を名乗った。
それが四人の出会いだった。
それからありすは、よく家を抜け出してマナと六花と和也と遊ぶようになった。山中を進み、滝に行ったり、それからは、四人で砂浜を走り回たり、ダンボールのスライダーやお菓子買い食い、似顔絵を描いたりして遊んでいた。
ある日の雨の竹林。頭をかばってるありす後ろでは何やら小屋の前の入り口のカーテンを開けると入るとすぐに天井を見上げているありす。
「なんですの、ここ?」
「六花とかずやんとで作ってたの」
「私達の秘密基地だよ」
「俺達にとって特別な場所だ」
するとありす・マナ・六花・和也の順に水滴が落ちてくる。未完成だと説明し、四人で完成させようとマナが言う。
「お手伝いします」
「約束だよ」
「はい!」
約束するありすは、その後みんなと葉傘で雨の中を楽しそうに走る。
ところがその日、ありすが熱を出してしまった。
息が荒いありすに濡れタオルをおでこに乗せるセバスチャン。
その後、仕事から帰宅してきた父:星児がセバスチャンから理由を尋ね、残念だと呟く。
それからしばらくし、ありすはマナ達と遊ばなくなり、不安になった三人は四葉邸への門の前にやってきた。
「最近居ないね・・・」
「どうしたんだろ?」
「また体悪くなったのか?」
三人が心配していると、セバスチャンが三人の前にやってきた。
「ありすお嬢様はもう一緒に遊ぶ事はできません」
「「「え⁉︎」」」
もう遊べないとセバスチャンの発言に三人が驚く。
ありすはこれから外国へと引越しすることになったと、セバスチャンは三人に告げた。
ここよりさらに環境の良い所で暮らすべきだと父親が決められたのだ。
「いつですかそれは・・・」
「今日、もう間もなく」
「そんな・・・」
もうすぐありすとのお別れという事実に、三人は言葉が出なかった。
そんな中、ありすは部屋で一人で何かを持ってポツンと立っていた。すると、ドアから出発だと伝えられた。
「マナちゃん、六花ちゃん、和也さん・・・ごめんなさい」
自分が書いた三人の似顔絵を見て、涙が出そうになる。
「ありす〜!」
その時、自分を呼ぶ声が聞こえ、辺りを見回し、木のところを見るとそこにはマナ、六花、和也の三人がいた。そのまま三人は室内へと入っていた。
「三人ともどうやってここに?」
「それより外国に引っ越すなんて・・・」
「なんでこんなことになったんだ?」
三人にこうなった理由を語る。
「私が・・・お父様の言いつけを破ってしまったから・・・」
「本当に行っちゃうの?」
「秘密基地作るんじゃないの?」
マナと六花の二人が言うと、ありすは一緒に作りたいが父親には逆らえないと答えると、和也がありすに近づく。
「ありすの心はどうなんだ?」
和也の問いに悩むとドアを叩く音が聞こえ、「出発するよ」と父:星児の声が聞こえてきた。
それを見たマナはドアのノブに鍵をかける。
「ごめんなさい!でも・・・」
「ん?誰だね君は・・・そうか、ありすを連れ出したというのは君だね」
察するとドアを強く叩き開けようとする。
「ありす!」
「ありす!」
「ありす!」
三人が叫ぶと、ありす三人の遊んでいた日々を思い出していく。
「私・・・私は・・・ここに居たいです・・・
私、マナちゃんと六花ちゃん、和也さんと一緒に居たいです!」
ありすの意思が伝わり四人は手を取り合う。
その一方で強引にでもドアを開けようと星児が指示を出そうとしていた。
「お待ちを・・・」
セバスチャンが星児や使用人達の前に現れ、手伝えと頼まれるが出来ないと反抗する。
「何?」
「私の仕事はお嬢様の幸せを願い、護る事。それを阻むと言うのなら例え相手が誰であろうと・・・お相手いたしますぞ」
「なるほど、ありすの友人を入れたのもお前だな」
と察すると星児は使用人にセバスチャンが攻撃するよう指示をし、セバスチャンが使用人達の足止めに入る。
「セバスチャン・・・」
「六花!」
六花がパットで何かを調べていた。
「それは・・・」
「この家の事がわかるからって」
このパットは、セバスチャンが三人に渡したものらしい。
「よし、大体わかったわ」
「ありす、行こう外へ!」
マナがありすの手を握り、四人は飛び出した。しばらくして星児と使用人達が入ってきたが既に四人の姿はなかった。
四人はありすの部屋にあった抜け道から部屋から脱出した。
「こんな抜け道あったなんて」
「この家、こういう仕掛けが沢山あるの」
話してる間に使用人達がマナ達四人を見つかり、慌てて逃げる。
「どうしよう〜」
「任せて!」
六花が二つの像の鼻を突っつくと、通路から鉄球が現れて使用人達の進路を妨害した。
その後、四葉邸の抜け道を使い外へと繋がる道を四人で探し回り、ようやく外へと繋がる入り口へと到着した。
「いまだ!誰もいねえ!」
「急ごう!」
四人は急いで門へと走って行く。すると噴水から星児が現れた。
「ありす、待ちなさい、ありす〜!」
「お父様!ごめんなさい!」
父親に謝りながらありすはマナ達と共に走る。使用人達と共に走って追いかけるが、流石に年か星児は息を切らしている。
「ありす・・・何時の間にあんなに走れるように・・・」
しかし、星児はありすの姿が逞しく見えていた。
「もう少しだよ〜!」
四人は既に門の前とやってくると、床下のシャッターから使用人達が現れた。
「そんなのありかよ!」
「こっち!」
引き返そうとすると既に後ろの方にも多くの使用人がいた。
「そんな!」
完全に四人は使用人達に囲まれていた。
「ありす・・・」
使用人達の前に星児が現れた。
「お願い、ありすを連れて行かないで!」
マナが星児に連れ行かないで頼み込む。
誰もが、ありすを連れて行ってしまうと思われていた。
「驚いたよ。何時の間にか元気になったんだね」
だが、待っていた言葉は全然違っていた、ありすはマナと六花と和也を見る。
「はい・・・マナちゃん達と出会って、沢山元気を貰いました」
マナと六花の手を握り、後ろにいた和也は笑顔でその様子を見ていた。
「この子達が、好きかい?」
星児の質問に頷き、ありすが自分の思いを語る。
「お父様、私、ここに居たいです。マナちゃんと六花ちゃんに和也さんとずっと一緒に居たいです!」
――これが四人の出会いであり、始まりの話だった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
時は戻り、桐ヶ谷家の地下室へと場所は戻る。
「何というか・・・」
「破茶滅茶過ぎて言葉が出ねぇ」
「まぁ、これが俺たちの出会いだな。じゃあ、次は俺から指名させてもらぜ!えっ〜と・・・」
突如、晴夜のビルドフォンから電話の音が鳴り、晴夜がそれに出た。
「・・・わかった、今から行くよ!」
「どうした?」
「マナ達からだ。四葉邸でジコチューとスマッシュが現れた」
「マジかよ!」
「急ぎましょう!」
四人は急いで四葉邸へと向かう。すると、和也は晴夜の机に置かれていた新しく作られたドラゴンスクラッシュゼリーが目に入る。
(借りるぞ!)
和也がスクラッシュゼリーを握り、三人の後を追いかける。
その頃、四葉邸ではヘリコプタージコチューが上空に現れ、クローンスマッシュが地上に現れていた。
「お父様のヘリが!」
更にありす達が空を見ると、星児が乗っていたヘリコプターが今にも落ちそうになっていた。
「みんな行くよ!」
マナが言うと四人はコミューンとラビーズを取り出した。
「「「「プリキュア!ラブリンク!」」」」
「プリキュア!ドレスアップ!」
マナ達四人は光に包まれ、亜久里はアイちゃんから出現したラブアイズパレットにより炎に包まれと五人が姿を変えた。
「みなぎる愛!キュアハート!」
「英知の光!キュアダイヤモンド!」
「陽だまりポカポカ!キュアロゼッタ!」
「勇気の刃!キュアソード!」
「愛の切り札!キュアエース!」
「「「「「響け!愛の鼓動!ドキドキ!プリキュア!」」」」」
「愛をなくした悲しいヘリコプターさん!このキュアハートがあなたのドキドキ、取り戻してみせる!」
五人が名乗りを上げ、いつもの決め台詞を言う。
「急げ・・・⁉︎」
四葉邸の前へとやって来た晴夜達、だがその前にベールが変身したナイトローグが立っていた。
「ここから先には行かせん」
「…晴夜、和也は先にいけぇ!ここは俺達が食い止める!」
龍牙が言うと、幻冬も首を縦に振る。
「わかった・・・行くぞ」
晴夜と和也は四葉邸へと入って行くのと同時に、龍牙と幻冬はドライバーを装着し、ボトルを取り出す。
『ボトルバーン!クローズマグマ!』
『デンジャー!クロコダイル!』
二人がナックルとクラックボトルをドライバーに差し込むと巨大なナックル、ビーカーとワニの顎が出現した。
『Are you ready?』
「「変身!」」
二人が叫ぶと二人の体はマグマと紫の液で覆われ、しばらくしアーマーへと姿を変える。
『極熱筋肉!クローズマグマ!アーチャチャチャチャチャ チャチャチャチャアチャー!』
『割れる!食われる!砕け散る!クロコダイルインローグ!オラッ!〈キャー!〉』
クローズマグマとローグへと変身した二人はそのままナイトローグへと向かって行く。
「オラッ!」
「ぐぅ!」
クローズのマグマを纏った拳がベールに炸裂する。
「スタークはどうした!」
「奴なら今日は来ていない」
ナイトローグの言う通り、スタークの姿はなかった。
「戻ったら伝えとけ!俺は人間だってな!うぉぉぉぉぉぉぉ!」
クローズがナイトローグにたたみ掛けようと再び攻撃をする。
その頃、四葉邸の中ではマーモが作り出したジコチューとクローンフライングスマッシュが暴れていた。
「ロゼッタはお父さんを」
「わかりました!」
ロゼッタは今にも墜落しそうな、父が乗っていたヘリコプターへと向かう。
「お父様・・・」
ロゼッタはヘリのドアを壊し、父とパイロットを連れ脱出しようとしたその時、スマッシュがロゼッタの前に立ちはだかる。
「⁉︎」
『ツインフィニッシュ!』
しかし、どこからかの砲撃でスマッシュはロゼッタから離れた。
「和也さん!」
放たれた方を見るとそこにはツインブレイカーを構えていたグリスがいた。
スマッシュが立ち上がると、ビルドがラビットラビットフォームとなってスマッシュを抑えていた。
「ここは俺に任せろ!お前はみんなとジコチューの方を!」
「わかった・・・ロゼッタ、早く降りろ!」
グリスが叫ぶとロゼッタは父とパイロットを連れ地上へと着地した。
しばらくして、セバスチャンもやってきた。
「あとはお任せ下さい!」
「はい(無事でよかった)」
ロゼッタは父の無事を確認し、ホッとする。
「後は頼みます!行くぞ!」
「君は・・・君達は一体・・・?」
二人がジコチューの元へ向かおうとすると、意識を取り戻した星児が二人に話しかける。
「・・・プリキュア、キュアロゼッタです!」
「仮面ライダーグリス・・・」
「キュア・・・ロゼッタ、仮面ライダー・・・グリス・・・」
二人は名を名乗り、ジコチューの元へと行ってしまった。
「はぁぁぁぁぁ〜!」
ビルドとクローンスマッシュとの戦いはフルボトルバスターでの攻撃が次々と決まり、決着がつきそうだった。
『フルフルマッチデース!』
フルボトルバスターにフルフルボトルを差し込み、クローンスマッシュ目掛けて走って行く。
『フルフルマッチブレイク!』
ビルドの攻撃が決まり、クローンスマッシュは爆発し、ビルドはそのままジコチュー方へと向かった。
その頃、ロゼッタを除くプリキュア達がジコチューとマーモと戦っていた。
「うー!」
「強い!」
「悔しいけど、確かにパワーが上がってるわ」
ブラットリングの力により、マーモのパワーが上がり、エースとソードを押していた。そして、さらに鞭で攻撃しようとする。
だが、マーモの鞭は二人に当たらなかった。
「⁉︎」
「「グリス!」」
「せめて、かずやんって呼んでよ」
グリスがマーモの放った鞭をツインブレイカーで守る。
「グリス!邪魔しないでよ!」
「まこぴーを傷つけようとしたテメェは、許さねえ!
心火を燃やして、ぶっ潰す!」
グリスがマーモに向かって攻撃する。
その頃、ジコチューの砲撃がハートとエースを仕留めようとする。
ハートが怯むと四葉の盾が二人を守った。
「ロゼッタ!」
ジコチューの方へ目掛けてキュアロゼッタを投げ飛ばす。
ジコチューはキュアロゼッタ目掛けて大量のミサイルを放ち始める。
それをロゼッタウォールを使い、受け流しながら、ジコチューへと接近していく。
ロゼッタがジコチューが放った砲撃をロゼッタリフレクションで防いでいたのだ。
「ロゼッタ!」
ハートが心配して叫ぶと、ロゼッタはハートを横目で見る。
ロゼッタは微笑むとジャネジーの砲撃を防ぎ切ったと同時にロゼッタリフレクションが二つに割れる。
それを手に取ると、それを武器として振るい始め、ジコチューを攻撃し出した。
「喜ぶ顔が見たいから。世界中を愛と笑顔でいっぱいにしたいから。だから、さぁ、貴方も私と愛を育んでくださいな」
そう言って、ロゼッタはクラブのマークを手で作る。
そして、ラブリーパッドにラビーズをセットする。
すると、ジコチューの真上に黄色の風船が出現する。
「え?何?」
「ロゼッタバルーン!一、二の三!」
そう言って、手を叩くと風船が割れて、そこから光の蝶が無数に現れ、ジコチューを縛り付ける。
「ロゼッタバルーンは何が出るのか、毎回のお楽しみですわ!」
それを見ていたグリスもある決意をする。
――今のままでは、マーモに勝つに無理だと自覚していたからだ。
「負けてられねえな・・・俺達の出会った、この場所を必ず守る!」
グリスは持ってきたドラゴンゼリーをドライバーに差し込む。
『ドラゴンゼリー!』
差し込むと同時にグリスの体に電流が現れ、グリスの体にダメージを与える。
「かずやん!」
ビルドが駆けつけるのと同時にグリスの両腕から液状が現れ姿を変える。
『ツインブレイカー!』
グリスの両腕から今まで一つだったツインブレイカーが二つ現れた。
「はぁはぁ・・・愛と平和のためにな!うぉぉぉぉぉぉぉ!」
二つのツインブレイカーを装着し、マーモに攻撃を次と命中し、マーモが鞭でグリスに命中させるがグリスには全然ダメージがなかった。
「足りねえな!全然足りねぇな!」
グリスが叫びながらまたマーモに攻撃を次と決める。今のグリスは今までとは比べ物にならない強さだった。
「かずやんいつもより凄い・・・」
「和也の心に強調したのか・・・」
「みんな決めるよ!」
ビルドが推測している間にハート達が上に掲げて叫ぶ。
「「「「「マジカルラブリーパット!」」」」」
ハート達五人はマジカルラブリーパットを出現させ、キュアラビーズを填め込み、マジカルラブリーパッドの中央にそれぞれのシンボルマークを表したエネルギーカードを出現した。
「「「「私達の力をキュアハートの元へ!」」」」
四人がエネルギーカードをキュアハートのマジカルラブリーパッドに送る。
四枚のエネルギーカードがハートのマジカルラブリーパッドの画面の上に載り、ハート形を描き、五枚のカードを合わせた強力なエネルギーカードを生成する。
「プリキュア!ラブリーストレートフラッシュ!」
カードを前にスライドすると、そのカードが飛んでいき、変身するためのラビーズのマークに変わり、ジコチューに直撃する。
「ラブラブラーブ!」
そう言うとジコチューは浄化され、プシュケーに戻ると、元の持ち主の元へと飛んでいき、この戦闘で無茶苦茶になったところを治す光が降り注ぎ、全て元に戻る。
「あ〜!もうー!」
ジコチューがやられ逃げようとすると目の前にビルドとグリスが現れる。
「行くぞ!晴夜!」
「オーケー!」
二人はドライバーのレバー操作をし、高くジャンプした。
『スクラップフィニッシュ!』
『ラビットラビットフィニッシュ!』
二人が同時にライダーキックをマーモに向けて放つ。マーモは防御していたが二人の力に耐え切れず吹き飛ばした。
「ぐっ・・・覚えてなさい!」
マーモは捨て台詞を言って消え去った。
「ちっ!しくじりやがって!」
ジコチューが浄化された事に気付き、舌打ちすると、その隙にクローズがナックルを外し、もうー度ボトルを差し込む。
『ボトルバーン!』
「力がみなぎる!魂が燃える!俺のマグマがほとばしる!・・・」
叫びながらナックルに手を当てた。
「もう・・・誰にも、止められねぇ!」
『ボルケックナックル!』
クローズのマグマの炎を纏ったナックルがナイトローグに炸裂し、ベールの姿に戻った。
「くぅ!この俺様が・・・覚えてろ!」
ダメージを喰らったベールはそのまま退いていった。
しばらくして晴夜達も四葉邸で星児の見送りするためにヘリポートへ合流する。
「和也君、久しぶりだね」
「お久しぶりです」
星児と握手すると、晴夜達の方に目を向ける。
「はじめまして、桐ヶ谷晴夜です」
「上城龍牙だ」
晴夜が龍牙を叩き「礼儀よく挨拶しなさいよ」と龍牙に囁く。
「柴崎幻冬です。はじめまして」
三人が自己紹介する。
「これからも娘と仲良くしてやってくれると嬉しい」
と言って去ろうとする星児。
だが、何かを思い出したのか、顔だけ向けてありすを見る。
「そうだ、伝言を頼めるかな?」
「え?」
「笑顔を護るのもいいが、あまり危険なマネはしないようにと。ね」
「それはどなたに?」
「もちろん、キュアロゼッタ君と・・・仮面ライダーグリスにだ」
「ハイ」
そのまま星児は海外出張へと出発した。
それからはみんなでありすの部屋へと戻り、話の続きをしていた。
次回!Re.ドキドキ&サイエンス!
第39話 最凶のライダーが現れる
おまけ
仮面ライダービルド昔ばなし『本当は悲しい赤ずきん』
かずやん「ねぇねぇ、お婆ちゃん」
ガルル「なんだい?赤ずきん」
かずやん「どうしてお婆ちゃんの声はそんなに低くてイケボなの?」
ガルル「それはね〜先祖の遺伝なんだよ」
かずやん「じゃあ、お婆ちゃんはどうしてそんなに毛むくじゃらなの?」
ガルル「それもね〜遺伝なんだよ」
かずやん「じゃあ〜お婆ちゃんはどうしてそんなに口が大きいの?」
ガルル「そ〜れ〜は〜ね〜……
遺伝なんだよ〜〜!!」
かずやん「うぁぁぁぁぁぁ!なんて可哀想なのお婆ちゃん!!?ずっと先祖の遺伝に苦しんでるいたんだね!知らなくてごめんねぇぇぇ!!」
ガルル「こっちもごめんねぇぇぇ!!こんな毛むくじゃらで狼みたいなお婆ちゃんでぇぇぇ!!うおぉぉぉぉぉぉぉぉん!!」
龍牙「・・・・コンビニ行ってくる」
晴夜「・・・わかった」
『遺伝』という名の鎖を解き放て!
完