Re.ドキドキ&サイエンス   作:yu-ki.S

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前回までのあらすじ!

晴夜「仮面ライダービルドことてぇんさい科学者の卵 桐ヶ谷晴夜 は、かずやんからマナ達とありすとの出会いについて聞いていました…」

六花「ちょっと待って!」

晴夜「あれ?六花?まこぴーと亜久里ちゃんもどうしたの?」

真琴「どうしたも何も、私達のメイン回があったはずなんだけど……」

あぐり「その時の記憶がどうも曖昧なのですけど、何か知りませんか!?」

晴夜「・・・あ〜うん、多分それは…カットですね

六・真・あ『カットォ!?』

晴夜「原作者のユート氏のモチベーションが原因なのか、話の構造の問題なのか、ドキドキ!プリキュア本編の話をいくつか飛ばしたそうです」

あぐり「何ですかそれは!?納得いきませんわ!!」

六花「アイちゃんのイヤイヤ期は!?ラケルの恋の話は!?亜久里ちゃんの人参克服回は!?」

晴夜「・・・しょ〜がないな〜、それじゃあ特別に…」

真琴「も〜頼むわよ、晴夜……」

晴夜「おまけ編でダイジェストにしてお送りしましょう!!

六・真・あ『オイィィィィィィ!!!!!?』

晴夜「それじゃ、そんなこんなで第39話、始まりま〜す」


第39話 最凶のライダーが現れる

崩壊したトランプ王国。そこに呼ばれたベール達三人は、キングジコチューの怒りを受けていた。

 

「キサマらァー!」

 

「「「ヒィ〜、申し訳ございません!」」」

 

「プリキュアと仮面ライダーを倒すどころか、奴らは倒せず、見す見す成長しているとは、どうゆうことだァー!」

 

キングジコチューの発言にベール達は何も言えず、黙ってお叱りを受けるしかなかった。

 

「まあまあ、キングジコチュー様〜」

 

するとベール達の後ろから、天球儀や星座早見盤など宇宙に関連する器具がモチーフとして全身にあしらわれている、一人のライダーが現れる。

 

「誰だお前?」

 

「おいおい、この声を忘れたのか?」

 

しばらく考え込むとベールは思い出し、口を開く。

 

「まさか、スタークか!」

 

「ビンゴー‼︎」

 

そのライダーは手を叩くとベールに指をさして叫ぶ。

 

「だが、スタークじゃない、エボル……仮面ライダーエボルだ」

 

そしてそのライダー――仮面ライダーエボルは自分のライダーの姿の名を名乗る。

 

「スターク……いや、エボルよ。それがキサマが我のために手に入れた力か?」

 

「その通り。キングジコチュー様の力となる、まさに最強の仮面ライダーでございます」

 

跪きながら、エボルがキングジコチューに言う。

 

「なら早速、まずは我に攻撃した仮面ライダービルドを倒せ‼︎」

 

「はい」

 

エボルは命令を実行するためキングジコチューの元から去り、人間界へと向かおうとしていた。

 

(このままでは、俺がジコチューのナンバー2の座を、奴に取られる!)

 

ベールが心の中で自分の評価と今の座をなんとか守ろうと内心焦っていた。

 

(キングジコチュー、悪いがビルドを倒すのはまだ先だ。まずは、上城龍牙からなんだよ)

 

一方、エボルの心中では晴夜よりも龍牙からと呟く。

――今、最凶のライダーがビルド達に襲い掛かろうとする。

 

 

 

 

その頃、晴夜の家の地下室にマナと真琴がやってきた。

 

「晴夜君、龍牙君!」

 

「おぉ!マナに真琴どうした?」

 

マナと真琴の手には弁当箱を持っていた。

 

「マナのお父さんと一緒に作った桃マン。作り過ぎちゃって……」

 

「ありがとう」

 

二人が作った桃マンを受け取ると、晴夜はパソコンのある机に戻り、パソコンに目を向ける。

 

「今度は何調べてるの?」

 

真琴にそう問われた晴夜が、二人にパソコンの画面を見せた。

 

「“エボルドライバー”?」

 

「あぁ、ビルドドライバーの原型になったものだから、知りたくって調べてみたいんだけど……」

 

晴夜がパソコンのキーボードのエンターキーを押すと、『know leage』…誰も知らないと出された。

 

「はぁ〜……この通り、調べようにも調べられないんだ……」

 

調べられなくて晴夜がため息をつく。

 

「元気だしてよ、そんなだとアイちゃんからまた笑顔が消えちゃうよ!」

 

「……ごめん、今はアイちゃんに大事な時期だもな」

 

――その通り。今はアイちゃんがイヤイヤ期に入り、ここしばらくの間、みんなひと苦労でアイちゃんがイヤイヤ期を乗り切れるよう導いてきた。

そしてもう一つ、ラケルが人間の女の子に恋をした。その時は和也が恋のキューピットになってやるとラケルの恋を手伝ったが、その人には既に彼女がいたため失恋へとなってしまったが、その後は六花一筋へと戻った。

 

「さって、もう少し頑張って見ますか!」

 

またパソコンの画面に目を向け、エボルドライバーの検索に打ち込む。

 

(やっぱり、こんな風に一生懸命何かに取り組んでいる晴夜君を見ると、胸がドキドキする……)

 

「……マナ?どうしたの、胸を押さえて?」

 

「えっ? う、ううん、何でもない!」

 

そんな晴夜の姿を見て、マナが胸を押さえて心の内で呟く。

それを見た真琴が振り向いてどうしたのか聞き、それに続いて晴夜と龍牙もマナの方を見る。

 

「顔を赤いけどよ、また過労か?」

 

「体調悪いんなら、送るけど?」

 

「ううん、全然問題ないよ!」

 

晴夜達がそう言うが、マナは何でもないと誤魔化す。

――彼女が心のドキドキの原因に気付くのは、まだ先のようだ。

 

 

その日の夜、龍牙がベッドで寝てる中、まだ晴夜は『エボルドライバー』について調べようとしていた。

でも、父の研究を調べようとしても、エボルドライバーについては『know leage』と繰り返し現れる。

 

「ダメか……」

 

流石の晴夜も今回は諦めようと思っていた。そんな中、何かに気付き出す。

 

「待てよ……? 今まで、検索するときはパスワードが合わないければ『Erre』と出るはず……でも、何でこれは『know leage』とある。

…誰も知らない……もしかして!」

 

晴夜はパソコンに龍牙の遺伝子に関するデータをダウンロードした。

しばらくして、データのダウンロードが完了。と同時に、ついにエボルドライバーに関するデータファイルが開いた。

 

「開いたーー!」

 

「何だよ……まだやってたのか?」

 

晴夜が叫ぶと、寝ていた龍牙が目を覚めてしまった。

 

「開いたんだ!『エボルドライバー』に関するデータが!」

 

「マジかよ!」

 

龍牙が起きると二人は急いでパソコンに目を向けた。記載されていた内容はローマ字で書かれていたが晴夜が読み上げる。

「なんて書いてあるんだ」

 

「エボルドライバーは、一万年前のキュアエンプレスとの戦いで、敵であるエボルトが使っていたドライバー……その力は世界を滅亡させる力を秘めている…・・」

 

「それマジやばいドライバーってことか?」

 

「バカっぽく言えばそう言う事だ」

 

「バカって何だよ!…てか、一万年前って、メラン達の時からか!」

 

龍牙が思い出した。メラン、かつてキュアエンプレスのパートナーである妖精この時からこのドライバーを持つエボルトと戦っていたことになる。

 

 

『かつて、私達は巨大な闇の勢力と“世界の破滅を求める種族”と私達は死力尽くして戦った』

 

 

「おそらくな。メランが別れ際に言っていたのが、エボルトって敵なんだろ」

 

しばらく沈黙が続くと、龍牙が口を開く。

 

「なぁ、そのエボルドライバーって今どこにあるんだ?」

 

龍牙が質問すると、晴夜が画面を下へと動かす。すると、エボルドライバーの現在の場所とドライバーの状態が記載されていた。

 

「今はトランプ王国の地下に封印されているらしい。しかも、破損しているからジコチューの奴らが見つけて修理出来ねぇよ」

 

「なんだよ、俺ちょっとヤベーと感じたぜ……」

 

龍牙がホッとして言うと晴夜が画面を動かすと、下に方にまだリンクがあり、晴夜がそこをクリックすると、父が残したメモが記載されていた。

 

「⁉︎これは……」

 

晴夜は父が記載されていたメモを読む。

 

「何だよ?なんかわかったのかよ?」

 

「エボルトについて記載されている」

 

「エボルトって、さっき言ってた一万年前の敵だろ?もうそんな昔の敵について……」

 

「いや、エボルトは――」

 

晴夜は父が残したメモに記載されていた事を龍牙に話す。

 

 

 

その翌日。マナは晴夜の事が気になり、今日も桐ヶ谷家へとやってきた。

 

「おはようございます!」

 

マナが元気よく言うと、晴夜の祖父母が現れた。

 

「おや、マナちゃんいらっしゃい!」

 

「あの、晴夜君いますか?」

 

晴夜がいるか尋ねる。

 

「晴夜なら、朝早くから龍牙君と一緒に出かけてしまったよ」

 

「えっ⁉︎そうですか…」

 

晴夜がいないと知り、マナが桐ヶ谷家を後にしようとすると、玄関の所に立て掛けてあった一人の青年の写真に目が入る。

 

「(誰だろ?)あの、この人って誰なんですか?」

 

写真に写っている人は誰なのかと晴夜の祖父に尋ねる。

 

「それは、晴夜の兄『桐ヶ谷巧』だよ」

 

晴夜の祖父は写真に写っている人は晴夜の兄だと言うと、マナは驚いた。

 

「晴夜君、お兄さんがいたんですか?」

 

「まあね、晴夜とは確か六つ離れていたはずだよ。天才科学者の逸材だと言われていたよ」

 

「へ〜ぇ、晴夜君凄いお父さんが居れば、凄いお兄さんもいたなんて〜」

 

マナは凄い父親だけでなく凄い兄がいる事に関心していた。だがそれとは対照的に、晴夜の祖父母は辛い顔をしていた。

 

「そうとも言えないの……」

 

「どうしてなんですか?」

 

「巧は、1年前に亡くなったんだ……」

 

「えっ…」

 

晴夜の兄、桐ヶ谷巧は既に亡くなっていると告げられると、マナは驚いて言葉が出なかった。話によると晴夜の兄は別の家に住んでおり、そこで部屋が火事になり亡くなったと教えられた。

 

「そんな事が……」

 

 

 

晴夜の家に来ていたマナが晴夜の過去が辛く悲しいものだと感じていた、その頃。幻冬が亜久里に呼ばれ、大貝町の公園にやってきた。

 

「円さん、話って?」

 

「前から聞きたいことがあったのです……なぜ、貴方は仮面ライダーとなり、戦う道を選んだのですか?」

 

「どうして、いきなりそんな事を……」

 

「わたくしは今まで、自分の使命と思い、プリキュアになりました。

ですが、あなたは何故、仮面ライダーローグとなったのですか?」

 

亜久里にそう言われた幻冬は、静かに自分がライダーになった理由を話した。

 

「僕は、円さんみたいになりたかった……」

 

「わたくしに……」

 

「僕は、いつも弱くて、誰かの為に自分の正しい事を言える円さんが大きく見えた……

そんな時に、あの人が僕の前に現れて、このドライバーを渡された」

 

 

『強くなりたいか?力が欲しいか〜?ならこれをあげよう!これを使えば世界を救える力が手に入る!』

 

 

幻冬がスクラッシュドライバーを取り出し、見つめる。

 

「あの人に言われたんです、世界が大変な事になると。トランプ王国での悲劇を教えられ、この世界も同じようになるかもしれないと……そんな嫌です!だから、決めたんだ、みんなを守るために戦うって。その力があるのなら!」

 

幻冬が自分がローグとして戦う覚悟を亜久里に強く言うと、亜久里は目を閉じて近づく。

 

「……わかりました。あなたの思いは、晴夜さん達に負けないものを感じましたわ」

 

「円さん……」

 

「これからも、一緒に戦って下さい」

 

「うん……よろしく!」

 

二人が握手を…共にこれからも戦っていく約束であるような握手を交わした。

 

「お取り込み中失礼」

 

「「⁉︎」」

 

二人が振り向くとそこにはナイトローグと数体のガーディアンにクローンスマッシュがいた。

 

「あなたは……」

 

「何の用ですか?」

 

「お前達を人質に取る」

 

ナイトローグが幻冬と亜久里を人質に取ると言い出した。

 

「随分と汚い手を取りますね」

 

「お前達が人質の隙に、プリキュア共に仮面ライダー達を倒す。そのために協力してもらうぞ」

 

ナイトローグが指を鳴らすと、スマッシュ達が幻冬と亜久里に襲い掛かろうとした。

その時、突然、スマッシュ達の体から火花が飛び散った。

 

「何⁉︎」

 

ナイトローグが驚くと、そこにホークガトリンガーを持った晴夜と龍牙が二人の前に現れた。

 

「晴夜さん、龍牙さん……」

 

「どうしてここに……?」

 

「ちょっと、人を探しをね!そしたら偶然二人を見かけて!」

 

「でも、おかげで手間が省けたぜ!」

 

二人が言うとナイトローグ達の方を向く。

 

「人質なんて、相変わらず卑怯だなベール。それとも、キングジコチューが怖いから、何とかしなければならないと思ってこんな手を取ったのか?」

 

「ギクッ!…そんなんじゃない!ええ〜い!お前ら、奴らをやってしまえ!」

 

図星なのを誤魔化し、ガーディアンやスマッシュ達に命令し、今にも晴夜達に襲い掛かろうとしていた。

 

「亜久里ちゃんは下がって、ここは俺たちがやる」

 

「わかりましたわ」

 

アイちゃんがいないため変身出来ない亜久里が晴夜達から離れると、晴夜達はドライバーを装着し、フルフルラビットタンクボトルとクローズマグマナックルとクロコダイルクラックボトルをドライバーに差し込む。

 

『マックス!ハザードオン!』『ラビット&ラビット!ビルドアップ!』

『ボトルバーン!クローズマグマ!』

『デンジャー!クロコダイル!』

 

ボトルを差し込むと三人はドライバーのレバーを操作し、三人の周囲に巨大な金型とナックル型のビルダー、そしてビーカーにワニの顎が出現した。

 

『『Are you ready?』』

 

音声が鳴ると三人が高々と叫ぶ。

 

「「「変身‼︎」」」

 

晴夜の体に形成されたアーマーを装着され、龍牙と幻冬は流れ出た溶岩と紫の液体が体を覆いアーマーへと姿を変える。

 

『オーバーフロー!紅のスピーディージャンパー!ラビットラビット!ヤベーイ!ハエーイ!』

『極熱筋肉!クローズマグマ!アーチャチャチャチャチャ チャチャチャチャアチャー!』

『割れる!食われる!砕け散る!クロコダイルインローグ!オラッ!〈キャー!〉』

 

三人が仮面ライダーへと変身すると、三人はスマッシュとガーディアンに向かっていく。

 

「ええ〜い、こうなったら!」

 

ナイトローグが指を鳴らすと亜久里の後ろからいきなりベンチジコチューが現れ、亜久里に襲い掛かろうとする。

 

「亜久里ちゃん!」

 

「逃げろ!」

 

「円さんー!」

 

 

「ソードハリケーン!」

 

三人が叫ぶと無数の光剣が竜巻に載せてジコチューにぶつかる。

 

「ソード!」

 

「オラァ!」

 

今度はグリスが現れ、ダブルツインブレイカーでクローズが目を離していたスマッシュに攻撃する。

 

「かずやん!みんな!」

 

「貴方達だけで何やってるの!」

 

「このやろー!何俺たちに黙って、何楽しいことしてるんだよ!」

 

グリスがクローズに叫ぶとハート達三人もやってきた。

 

「みんなどうしてここに?」

 

「ランスちゃん達が闇の鼓動を感じたからです!」

 

「それで、ここに来たってわけ!」

 

ロゼッタとダイヤモンドが説明するとアイちゃんが現れ、亜久里に近づく。

 

「アイちゃん、よろしくて!」

 

「アイ!」

「プリキュア!ドレスアップ!」

 

亜久里はアイちゃんから出現したラブアイズパレットにより炎に包まれ姿を変えた。

 

「愛の切り札!キュアエース!」

 

キュアエースとなり、ハート達と手を重ねて叫ぶ。

 

「「「「「響け!愛の鼓動!ドキドキプリキュア!」」」」

 

「愛をなくした悲しいベンチさん!このキュアハートがあなたのドキドキ、取り戻してみせる!」

 

五人が名乗りを上げ、いつもの決め台詞を言う。

 

「結局、こうなるのかよ!」

 

ナイトローグがいつものパターンだと呟く。

クローズがスマッシュとガーディアンを炎を纏った拳で倒していく。

 

「力がみなぎる!魂が燃える!俺のマグマがほとばしる! もう……誰にも、止められねぇ!」

 

クローズが最近のフレーズを言うとドライバーのレバーを操作した。

 

『Ready go!』

『ボルケニックフィニッシュ!』

 

クローズの体からマグマのオレンジの炎が吹き上がり、炎を纏ったクローズの拳がスマッシュを貫いた。

そして、グリスがドライバーのレンチレバーを操作し、高くジャンプした、

 

『スクラップフィニッシュ!』

 

グリスの肩や背中からヴァリアブルゼリーを勢いよく噴出して加速、ライダーキックを食らわせ同時に破壊した。

 

「くぅ〜!どこまで俺の邪魔をすればいいんだ!」

 

ナイトローグが叫んでる間にビルドがジャンプし、足を伸ばし空中で攻撃がガーディアンに命中し爆発した。そして、着地するとフルフルボトルを外し振り出した。

 

『タンク!』

 

タンクと鳴るとボトルを再び半分に分け、ドライバーに差し込む。

 

『タンク&タンク!』

 

レバーを操作し後ろからタンクの戦車のユニットが現れ、ナイトローグとジコチューに攻撃し、ユニット空中へと浮かぶ。

 

「なんだ!この面倒くさいちっこいのは!」

 

『Are you ready?』

 

「ビルドアップ!」

 

『オーバーフロー!』

 

ビルドからラビットラビットフォームのアーマーが外れ、ジャンプし、宙に浮かんだアーマーを装着する。

 

『鋼鉄のブルーウォーリア!タンクタンク!ヤベーイ!ツエーイ!』

『フルボトルバスター!』

 

フルボトルバスターを持ち、スマッシュ達に向けて砲撃を放ち、スマッシュを破壊しマグネットボトルを差し込む。

 

『マグネット!』

 

フルボトルバスターから形成された青いエネルギー弾がナイトローグとベンチジコチューを磁力で拘束した。

 

「今のうちだ!」

 

ビルドが言うとハート達が頷き、五人が手を上に掲げる。

 

「「「「マジカルラブリーパッド!」」」」

 

マジカルラブリーパットを出現させ、ラビーズを填め込むと、マジカルラブリーパッドの中央にそれぞれのシンボルマークを表したエネルギーカードを出現した。

 

「「「「私達の力をキュアハートの元へ!」」」」

 

四人がエネルギーカードをキュアハートのマジカルラブリーパッドに送る。

四枚のエネルギーカードがハートのマジカルラブリーパッドの画面の上に載り、ハート形を描き、五枚のカードを合わせた強力なエネルギーカードを生成する。

 

「プリキュア!ラブリーストレートフラッシュ!」

 

ハートはナイトローグとジコチューに向けてラブリーストレートフラッシュを放ち、直撃したジコチューは浄化され、ナイトローグも変身解除し、トランスチームガンも破壊された。

 

「おの〜れ……!」

 

倒れたベールは醜態を晒しながら悔しがって呟く。

 

 

「あ〜あ、俺が力を与えてやったのに……このザマとはねぇ〜」

 

すると総一郎が現れ、ベールに近づきながら彼が使ったバットボトルを拾い、ビルドの方を見る。

 

「よう、晴夜に龍牙!久しぶり、でもないか……」

 

総一郎が軽々しく挨拶すると、ビルドも総一郎の方を見る。

 

「俺も龍牙にアンタに用があったんだよ、叔父さん―――いや、異世界の生命体・エボルト……」

 

「「「「えっ⁉︎」」」」

 

ビルドの口からいきなり異世界の生命体という驚きの言葉を発言し、クローズを除いた全員が驚く。

 

「どうゆうことなの?」

 

「異世界の生命体って……」

 

グリス達にはビルドが言っていることが何がなんだかわからなかったため、ビルドがみんなに説明する。

 

「簡単に言うと、今いる叔父さんは叔父さんであって叔父さんではない、叔父さんの体を支配している」

 

「エボルト……聞いたことがある。確か、以前に世界が破滅の王に……」

 

ソードが言うと総一郎が手を叩いて拍手する。

 

「ほう〜、そこまで調べているとは流石だな」

 

「だが、無駄だ!アンタのドライバーであるエボルドライバーは、今はトランプ王国にある。しかも、破損しているし、例え見つけてもアンタには直せない!」

 

強気で言うと、総一郎が不気味に笑う。

 

「果たしてそうかな〜」

 

総一郎が何かを取り出し、それを自分の腰に装着した。

 

『エボルドライバー!』

 

「エボルドライバー⁉︎そんな、誰が直したんだ!」

 

エボルドライバーと聞いた晴夜は驚き、ある程度推測する。

 

(確かに見つけるだけなら可能かもしれない、でも修復出来るだけの技術はない筈……)

 

一体誰が修復したのかとビルドが考えてる間に、総一郎はドライバーにボトルを差し込む。

 

『コブラ! ライダーシステム! エボリューション!』

 

総一郎がドライバーのレバーを操作する。ボトルにデザインされたコブラの口やピストン部分が連動し動き出し、総一郎の周囲からランナー『EVライドビルダー』が出現。異様なオーラを纏ったアーマーが形成された。

 

『Are you ready?』

 

「変身!」

 

総一郎が叫ぶとアーマーが総一郎の体に装着された。

 

『コブラ! コブラ! エボルコブラ! フッハッハッハッハッハッハ!』

 

その姿は複眼部分は赤く、コブラをモチーフにしているようなデザインが成されており、

肩部や胸部にある天球儀――『EVOコブラショルダー』、『アーミラリアクター』や頭部の星座早見盤――『マスタープラニスフィア』など宇宙に関連する器具がモチーフとして全身にあしらわれている、『仮面ライダーエボル』へと変身した。

 

「エボル、フェーズ1……!」

 

「あれが……」

 

「仮面ライダーエボル……」

 

エボルがビルド達に向かって歩き出した。

 

「ハート達は離れてろ。はぁ!」

 

「晴夜君……」

 

ビルド達四人の仮面ライダーがエボルに向かって走り出した。

ビルド達が同時に攻撃するとエボルは四人の攻撃は受け流しながら捌き、四人を振り払う。

 

「くぅ!これでフェイズ1かよ」

 

ビルドが戦慄を呟くと、ローグが一人でエボルへと向かって行く。

 

「幻冬君!一人じゃあ危険だ!」

 

しかしローグはビルドの声を聞かず、そのままエボルに一人で立ち向かう。

 

「準備運動には丁度いい」

 

「あなたは僕を騙した!それが許せないんだ!」

 

ローグが怒りの言葉を叫びながら、エボルに拳や蹴りを繰り出す。

 

「感情的だな、それでは俺には勝てない!」

 

しかし、エボルはローグの攻撃を躱しながらカウンターで圧倒し、ローグの腕を掴むとドライバーのレバーを回した。

 

『Ready go!』

『エボルテックフィニッシュ!チャオ!』

 

足元に星座早見盤を模したフィールドを発生させると、エネルギーを右足に収束させてキックをローグに放つ。

 

「ぐわぁぁぁぁ!」

 

吹き飛ばされたローグはそのまま変身解除してしまった。

 

「幻冬君!大丈夫ですか?」

 

「なんとか……」

 

倒れていた幻冬がエースに駆け寄る。

 

――仮面ライダーローグの装甲内部はヴァリアブルゼリーで満たされており、通常時は柔らかく動きやすいが、攻撃を受けると瞬時に硬化し、徹甲弾を受け止めるほどの防御力を発揮する。

しかし、エボルの腕部・脚部に付いている『EVOゼノベイダーグローブ・シューズ』は接触した物体を自在に分解・再構築できるため、攻撃対象の装甲を無視して内部中枢に攻撃を叩き込むことが可能。

そのため、ローグの優れた防御力は、エボルの前では無に等しかった。

 

「マジかよ、一撃でかよ!」

 

「上等だ!」

 

エボルを力を見たビルド達が三人で再び攻撃を繰り出し連携で行こうとするが、エボルにこれ一つ命中せず、防御されてしまう。三対一のビハインドなんてエボルは関係ないって感じである。

 

「まだライダーシステムには慣れないな〜」

 

「エボルトだか、エボルだか知らねえが!これでも喰らえ!」

 

クローズがビートクローザーのグリップを引っ張る。

 

『ヒッパレー!ヒッパレー!ミリオンヒット!』

 

ビートクローザーの攻撃が決まるが、エボルはビートクローザーの攻撃を受けて止め、ビートクローザーを掴む。

 

「これで俺の力はまだ2%に過ぎないんだぞ」

 

クローズを払いのけて言うと、スチームガンを三人に向けて放ち、命中させる。

それによって三人からボトルが落ちていく。

 

「俺はまだまだ強くなる!だがお前には退場してもらう!」

 

一瞬でエボルがビルドに近づくと、エボルの紫のオーラを纏った拳がビルドに決まり、そのまま吹き飛ばした。

 

「くぅ!ぐわぁぁぁ!」

 

ビルドは踏み止まるが変身解除してしまい、そのまま苦しみながら倒れこむ。

 

「晴夜君!」

 

ハートが急いで晴夜に駆け寄るが、突然晴夜が苦しみ出し始めた。

 

「晴夜!」

 

「てめぇ!」

 

「お前らもこれで終わりだ!」

 

エボルがクローズとグリスを至近距離で光弾を放つと、二人も変身解除してしまった。

 

「龍牙!」

「和也さん!」

 

ソードとロゼッタの二人が駆け寄ると、二人はダメージを覆ったが問題はなかった。

だが、晴夜は違った。体から奇妙な紫色の血管が現れたのだ。

 

「晴夜君!しっかりして!晴夜君!」

 

「晴夜君に何をしたの!?」

 

エボルが晴夜達から落ちたボトルを拾いながら、晴夜にしたことを話す。

 

「人間界にはない毒を晴夜に埋め込んだ。保って二日ところだ。チャオ〜!」

 

最後にそう言うと、エボルは一瞬のうちに彼らの前から姿を消した。

 

「ぐわぁぁぁぁーー!」

 

「晴夜君!晴夜君ッ!」

 

苦しむ晴夜の姿に、ハートはただ叫ぶことしかない出来なかった。

 


次回!Re.ドキドキ&サイエンス!

 

第40話 ほとばしるマグマ!命懸けの変身

 

 




おまけ

だいたい1分くらいでわかる、38〜39話の間の話。

38.2話

マナ「マナです・・・先日遂に、アイちゃんがイヤイヤ期に入りました」

アイちゃん「あぁぁぁぁぁぁ!!」←ギャン泣きターイム!

ジコチュー「パワーがみなぎる…高まる…溢れ出る…!俺は今!究極のパワーを手に入れたのだぁ!うははは、うはははは!!」

ダイヤ「ダイヤモンドスワークル!!」

ジコチュー「ぐぉあぁ!!!?」

38.4話

真琴「もうだめだぁ、おしまいだぁ…」←虫歯になった。

ジコチュー「ギガドリルブレイクゥゥゥゥゥゥ!!」

龍牙「真琴ォ!逃げルォ!!」

38.6話

ラケル「この気持ち…この想い…!これぞまさしく愛ッッ!!」

六花「何故そこで愛!?」

かずやん「見せてみろ、お前の愛を!!」

ジコチューの素体「リア充くたばれぇぇぇ!!リア充爆破しろぉぉぉぉ!!!!」

ジコチュー「オロロロロロロロロ!!!!!!」←ゲロ吐きターイム!

38.8話

まなっしー「ヒャッハーーーーーーーー!!人参の妖精だニンジーーン!!人参食べるニンジーーン!!」

あぐり「ウワァァァァァァァァァァ!!」

農家の方「人参だ、食え」

あぐり「嫌です!!」

農家の方「ガタガタ抜かすなぁ!!」

ドゥーン…

かずやん「幻冬、ピーマン食えよ…」

幻冬「・・・・」

かずやん「ピーマン食えよぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」ドドドドド!!



オーマおじさん「あ!そう言うことね、完全に」[オーケー]
もやし「だいたいわかった」←だいたいわかってない。

平成醜くないかおじさん「世界の破壊者ディケイド!!」[オノレ]


Zi−O and Decade

作:トウエイ


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