Re.ドキドキ&サイエンス   作:yu-ki.S

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前回までのあらすじ!

晴夜(エボルト)「アン王女からこの俺、異世界の生命体 エボルト についての話を聞いた仮面ライダービルドこと 桐ヶ谷晴夜 はパネルから再構築された装置を使い、ハザードレベルを上げてエボルトに立ち向かった!ついでにキュアハートこと 相田マナ も順調にヒロインレベルを上げていくのだった…」

イーラ「いや、なんだよヒロインレベルって!この話と何の関係があるんだよ!?」

晴夜(エボルト)「特に関係ない。ちなみに現時点でのキュアハートのヒロインレベルは4.5となっている。一方キュアソードのレベルは4.3、キュアダイヤモンドは3.8だ」

ベール所長「何の情報だよ」

晴夜(エボルト)「それに比べてマーモのヒロインレベルは…たったの0.5か・・・ゴミめ…」

マーモ「とりあえずぶっ殺す」

イーラ「そしてビルドに憑依したエボルトに、クローズ達はどう立ち向かっていくのか?
そんじゃあ、第43話始めるぞ」


第43話 最恐のフェーズ!

晴夜が命を懸けて龍牙を助けた後、エボルトと共に消滅しようとしたが、晴夜はエボルトに体を乗っ取られてしまい、エボルトの完全体は防いだがフェーズ3へとなってしまった。

 

「フェーズ3・・・完了」

 

そう言うとエボルトリガーを取り出し、起動させようとしたが何も起動しなかった。

 

「やっぱ駄目か!人間の体を中途半端に乗っ取ったため力が解放出来ない・・・」

 

エボルトリガーの力を解放できないと知ったエボルトは、エボルトリガーを下ろすと上を向く。

 

「やってくれたなぁーーー!晴夜ァァァーッッ!」

 

するとエボルトは周りに衝撃波を出しながら叫ぶ。

 

「何グダグダ言ってんだ・・・さっさと晴夜を解放しろ!」

 

もう一度ナックルを取り出し、ドラゴンマグマボトルを差し込んだ。

 

『ボトルバーン!』

 

グリップを上へと上げ、そのままドライバーに差し込む。

 

『クローズマグマ!』

 

ナックルを差し込み、ドライバーのレバーを操作した。

 

『Are you ready?』

 

音声が鳴り響くと、拳を手に当て構える。

 

「変身!」

 

龍牙は変身と叫ぶが、やはり後ろからマグマライドビルダーが出てくることはなかった。

 

「なんで、変身出来ないんだ!」

 

「言ったはずだ。お前はもう変身出来ない!」

 

「え?」

 

「どういうこと?」

 

「お前の体内あった俺の遺伝子は全て俺が取り込んだ。つまりお前はただの無力な人間に成り下がったんだよ」

 

「そんな・・・じゃあ、もう龍牙は仮面ライダーになれないってこと!?」

 

「まあ、そう言う事だ。よかったな願いが叶って」

 

龍牙はもう変身出来ないと言われ戸惑うと、グリスが前に出てツインブレイカーを構える。

 

「だったら、俺が晴夜を助けてやる!」

 

グリスが一人、ダブルツインブレイカーで攻撃するが、エボルにダメージを与える所かエボルは一歩足りとも動かなかった。

 

「今、無性に腹が立っているんでね・・・遊びは終わりだ!」

 

エボルがグリスのツインブレイカーの攻撃を止め、腕を掴むとグリスを何度もパンチや蹴りを繰り出しグリスを叩きつける。

 

「さらに強くなってやがる!」

 

龍牙が呟くとエボルはグリスの首を掴みながら持ち上げ、グリスを空高く掘り投げる。それと同時にエボルの右足にエネルギーが収束されていく。グリスが落下しそうになった瞬間、エボルは収束された右足でグリスにキックを繰り出し、攻撃を喰らったグリスは壁にへと激突した。

 

「ぐわぁぁぁ!」

 

壁に激突したグリスは強制変身解除してしまった。

 

「マジかよ・・・」

 

「今日はお前らに預けたパンドラボックスを取り返して帰るとするよ!家の地下室にあるんだろ。チャオ〜!」

 

「行かせるか!」

 

「待って!」

 

龍牙とハートが追おうとしたが、エボルは一瞬にして龍牙達のもとから去っていった。

 

「みんな!」

 

エボルが消えていくのと同時にダイヤモンドにローグ達四人が合流した。ローグは壁の所で倒れていた和也に気づいた。

 

「和也さん!」

 

すぐにローグは和也に駆け寄り介抱する。

 

「大丈夫ですか?」

 

「ああ、なんとかな」

 

ローグに支えられ立ち上がると、エースが晴夜が居ないことに気づく。

 

「晴夜さんは?」

 

「晴夜はエボルトに体が乗っ取られたわ」

 

「「「「えっ⁉︎」」」」

 

晴夜がエボルトに乗っ取られたと聞きダイヤモンド達が驚くと、ソードが膝を折って下を向いている龍牙に近づく。

 

「龍牙・・・」

 

「俺は・・・なんで、俺はいつも肝心な時に助けられねぇんだ!」

 

変身出来ず、晴夜を助けられない。龍牙は自分の無力感に押しつぶされそうになっていた。

 

 

 

その頃、地下室に到着したエボルはパンドラボックスに近づき持ち運ぼうとするが、箱はすり抜けて掴むことが出来なかった。

 

「ん?…晴夜・・・許さん!」

 

エボルが箱が置かれていた台座を蹴ると箱は消えてしまった。先まで置かれていたパンドラボックスは台座から見せた立体映像だった。本物は既に何処かへ行ったと知り、エボルトの怒りはさらに上がった。

 

 

 

 

そのまましばらくして、地下室を出たエボルトはジコチュークラブへと戻った。

 

「おいおい、随分と荒れているなエボルト」

 

ソファで座っていたベールがエボルトに話しかける。

 

「何が言いたいんだ」

 

「なぁに、そろそろお互い腹を括って話そうと思ってな」

 

ベールがそう言うとエボルトはもう一つのソファに座った。

 

「・・・俺の目的は自分の力を取り戻すことが第一だ。そのためにキングジコチューにも手を貸している」

 

「キングジコチュー様への忠誠は今までと変わらないと?」

 

ベールが質問すると、エボルトはエボルトリガーを取り出す。

 

「ああ、だがビルドに邪魔されたから力を取り戻せなかった。後はこの装置にハザードレベル6以上の力を集めなければならないがそう簡単にはいかん」

 

「それで、どうやってエネルギーを集めるんだ」

 

どうエネルギーを集めるのかと聞くと、エボルトはソファの上で寝転がる。

 

「気長にやるさ。この一万年間人間界にいたんだ、俺はお前らと違って人間と言うものを観察したいんだ」

 

「観察し終えたらお前は人間界を滅亡させるのか?」

 

「さあ〜な、それは俺の機嫌次第だ」

 

 

 

 

その頃、エボルトが晴夜を乗っ取って去った後、四葉邸へと集まった龍牙達。

パンドラボックスも、今は四葉邸に居る龍牙達の前に置かれていた。

 

「どうです?何かわかりましたか?」

 

「いえ、晴夜様から持ってきたデータですが、データが多くなかなか・・・」

 

セバスチャンが今見ているのは、晴夜の地下室から持ってきた父親のデータファイルだった。六花はもしかしたら何か手掛かりがないかと考えていた。

 

「探しましょう、もしかしたら私達の力となるデータがあるはずです!」

 

「かしこまりました!」

 

もう一度、パソコンに目を向け六花達が求めている研究データを探す。すると、龍牙が口を開く。

 

「セバスチャンさん、俺をもう一度ライダーに戻す方法とかわかるか?」

 

「残念ですが、先程見たところ。龍牙様の場合は晴夜様、和也様、幻冬様と違い、エボルトの遺伝子によりライダーシステムが使えるようにしていたらしく、今の私たちには・・・」

 

「そうすっか・・・」

 

「龍牙・・・」

 

「俺が変身出来ねえなら、みんなに晴夜を頼むしかねぇのか・・・でも、悔しいぜ。

もう誰も失いたくねえのに・・・」

 

もう変身出来ないと言われ、自分が何も出来ない無力な存在になったのが心苦しかった。

すると誰かの携帯の着信音が鳴り出した。鳴り出したのは龍牙の携帯からだった。

 

「⁉︎・・・晴夜からだ!」

 

晴夜からだと言うと全員頷き、龍牙がその電話に出た。

 

『俺だよ、俺・・・どこに隠れてるんだ』

 

エボルトが電話の奥から何処にいるのか尋ねてきた。

 

「何の用だよ?」

 

『パンドラボックスを返せ、一時間以内に大貝町タミナールに来い!』

 

「行くわけねぇだろ!」

 

『晴夜に会えなくなってもいいのか、晴夜の人格なんていつでも消せるんだぞ。主導権は俺が握っているんだ。チャオ〜』

 

龍牙に脅しの言葉を言うと、エボルトからの電話が切れた。

 

 

 

場所が変わり、ジコチュークラブのエボルトの部屋でビルドフォンを切るとそのまま放り投げた。

 

「晴夜、聞いてたか・・・お前のせいで俺の計画は台無しになったんだーーー!」

 

晴夜に計画を壊されたため激怒になり、エボルトの叫びが部屋中が響き渡る

 

「ただで済むと思うなよ。まずはお前が何より大事な仲間を消す!」

 

 

 

その頃四葉邸では、エボルトからの電話が切れるとマナが椅子から立ち上がって四葉邸を出ようとしていた。

 

「ちょっと、待ってマナ!どこに行くの!?」

 

「晴夜君を助けなきゃ!」

 

「なら、俺も行く!」

 

マナが一人で行こうとすると、和也も一緒に行くと言い出した。

 

「和也さん・・・」

 

「俺たちがやらないで誰があいつを助けるんだよ!あいつはいつも他人の為に戦っていた・・・ラブ&ピース、初めて聞いた時はよくわからなかったが、詰まる所みんなそのために戦っていたはずだ」

 

「うん!」

 

「俺も行く!」

 

「駄目!龍牙は変身出来ないのよ!」

 

クローズに変身出来ない龍牙を真琴は止めようとする。

 

「それでも!あいつは俺のもう一人の相棒なんだ!」

 

龍牙が真琴に言うと、真琴がため息をし、止めても無駄だと悟った。

 

「もう〜!しょうがないわね!私も行くわ!」

 

真琴も一緒に行くと言い、四人で向かおうとする。

 

「みんなちょっと待って!」

 

突然、六花がみんなに言うと全員足を止めた。

 

「もしかしたら、晴夜さんをエボルトから解放できるかもしれません!」

 

「皆さん、晴夜様のお父様のデータのこれをご覧下さい」

 

セバスチャンが天井からスクリーンを出し、今パソコンに出てる映像をみんなに見せる。

 

「これは、三種の神器とエボルトについてですか?」

 

「そう!アン王女が言ってたでしょう!かつてのプリキュアは三種の神器を使ってエボルトを封印したって。もしかしたら・・・」

 

「なら、俺と龍牙で先にエボルトのところに行く」

 

「だったら、僕も・・・」

 

「お前はここに残れ。万が一の時、お前の力が必要だ」

 

「でも、それじゃあ二人が・・・!」

 

幻冬も行こうとすると、龍牙が幻冬に前に現れる。

 

「頼む。お前がみんな守ってくれ!」

 

龍牙が幻冬に残ってくれと頭を下げた。

 

「龍牙さん・・・わかりました!」

 

「すまねぇ・・・行くぞ」

 

「ああ!」

 

「セバスチャン、二人を送って下さい、後は私たちが」

 

「わかりました」

 

龍牙と和也は四葉邸を出るとセバスチャンのリムジンに乗り、エボルトの取引きの場所へと向かった。マナ達は確実に晴夜を助ける方法を見つけ出そうとする。

 

「急ぎましょう。時間がありません!」

 

「ええ!急いで晴夜を取り戻す対策を立てるわよ!」

 

(待ってて晴夜君・・・)

 

 

 

一方、取引き場所へと先に到着したエボルトが、体を伸び入れていると後ろにいるイーラとマーモを見てため息をつく。

 

「はぁ〜、俺を見張るようベールに命令されたか?」

 

「本当は面倒くさいけど・・・」

 

「このリングの所為で強引にだよ」

 

ブラットリングを見せ、命令だから仕方ないと二人が説明する。

 

「ったく、ベールの奴・・・まあいい、しっかり頼むぞ」

 

二人がわかったと言うと、しばらくして階段から風呂敷に包んだパンドラボックスを担いだ龍牙と一緒に来た和也が現れた。

 

「持ってきたか?」

 

エボルトが聞くと、龍牙が風呂敷からパンドラボックスを取り出し、エボルトに掲げて見せる。

 

「晴夜を解放しろ!」

 

「そのつもりはない!」

 

だがエボルトは腕をバッテンマークに掲げて、晴夜を解放しないと言う。

 

「んだと!」

 

「晴夜は俺を怒らせた。だから、奴の目の前でお前達を消す!」

 

自分の髪を引っ張り龍牙達を消すと宣言した。

 

「ふざけやがって!だったら俺が晴夜を助ける!」

 

和也はスクラッシュドライバーを装着し、ロボットスクラッシュゼリーを取り出し、ドライバーに差し込む。

 

『ロボットゼリー!』

 

スクラッシュドライバーにロボットゼリーを差し込み、マーモ達を指差しながら叫ぶ。

 

「変身!」

 

ビーカー内で黄色い液体が和也を包み、ビーカーが割れてグリスへと変身した。

 

『潰れる!流れる!溢れ出る!ロボットイングリス!ブラァ!』

 

「変身出来ないトランプ王国のライダーとただの人間界のライダーに何が出来る・・・

俺が出るまでもない、任せたぞ」

 

イーラとマーモの肩を叩き、エボルトは後ろへと下がった。

グリスは一人、イーラとマーモ二人を相手に戦いに挑む。龍牙もパンドラボックスを地面に置き、マグマボトルを取り出した。

 

「うぉぉぉぉ!オラァ!」

 

ボトルの力を使い、拳をイーラに繰り出すが簡単に掴まれてしまった。

 

「そんなんで僕に勝てると思うなよ!」

 

龍牙は簡単にイーラに払いのけられた。やはり生身でボトルの力を一部使ってるだけでは二人には通用しなかった。

 

「晴夜!必ず助けてやる!」

 

『『ビームモード!』』

 

一方のグリスはツインブレイカーのモードを変え、射撃で二人の動きを封じる。

 

『『アタックモード!』』

 

動きを封じた隙にツインブレイカーで二人に攻撃を決めて行く。そしてドライバーのレンチを下ろした。

 

『スクラップ フィニッシュ!』

 

2本のツインブレイカーにエネルギーが収束されていく。

 

「行くぞ!コラッ!」

 

エネルギーが収束されたダブルツインブレイカーで攻撃しようとした瞬間、

 

「ふぅん!」

 

エボルトの手から衝撃波が放たれ、グリスの攻撃がエボルトにより妨害され途切れてしまった。

 

「チャンス!」

 

グリスが態勢を崩すとイーラがナイフを放って攻撃をし、マーモは鞭を取り出し、鞭による攻撃を何度も繰り出しグリスを倒した。

 

「「これで、終わりだ(よ)!」」

 

イーラとマーモが同時にエネルギー波をグリスに向かって放たれた。

 

『クラックアップ フィニッシュ!』

 

目の前にローグが現れ、クラックアップフィニッシュのライダーパンチによりエネルギー波が相殺されグリスを救った。

 

「お待たせしました」

 

「対策は出来たのか?」

 

「はい、今皆さんこっち向かっています!」

 

ローグはドライバーのレンチを下ろした。

 

『クラックアップ フィニッシュ!』

 

ローグの両足がイーラとマーモを噛み付くように両脚で挟み蹴りを繰り出し、二人をそのまま吹き飛ばした。

 

「いてぇー!」

 

「もう、やってられないわ!」

 

イーラとマーモは撤退していった。二人が撤退すると戦う気のなかったエボルトが出てきた。

 

「人間界のライダーが二人か〜いいだろ!相手になってやるよ!」

 

エボルドライバーを腰に装着し、ボトルを取り出しエボルドライバーに差し込んだ。

 

『コブラ! ライダーシステム! エボリューション!』

 

エボルトがドライバーのレバーを操作し、周囲からランナーが出現すると、異様なオーラを纏ったアーマーが形成された。

 

『Are you ready?』

 

「変身!」

 

叫ぶとアーマーが晴夜の体に装着された。

 

『コブラ! コブラ! エボルコブラ! フッハッハッハッハッハッハ!』

 

仮面ライダーエボル・コブラフォームになり、まずはローグに向かって行った。二人はお互いパンチやキックを繰り出し続けていた。

 

「ほぅ〜初めて頃に比べたら随分強くなったじゃないか!だが、ライダーの力を与えてやったのに俺には感謝もないのか?」

 

「あなたが僕にこの力をくれた事を感謝しています。でも、あなたがこの世界を苦しめようとするなら、僕はあなたと戦います!愛と平和のために!」

 

自分の戦う理由をエボルに向けて言う。

 

「和也さん・・・行きますよ!」

 

「おお!オリャァァァ!」

 

グリスとローグが二人掛かりでエボルに向かっていく。二人が同時に攻撃し合いエボルも防御するのに手一杯でグリスとローグが押していた。

 

「面白い!ならば、こっちも本気で行くか!」

 

ラビットエボルボトルを取り出し、コブラエボルボトルと入れ替えドライバーに差し込む。

 

『ラビット! ライダーシステム! エボリューション!』

『Are you ready?』

 

エボルの周囲からランナーが出現し、異様なオーラを纏ったアーマーが形成されエボルの体と重なった。

 

『ラビット! ラビット! エボルラビット! フッハッハッハッハッハッハ!』

 

エボルラビットとフォームチェンジすると、二人向かって近づいて来る。グリスがすぐさま攻撃しようとする。だがツインブレイカーの攻撃は全く効かず、ローグも加勢に出る。

 

「即席コンビで俺に勝てる思うな!」

 

エボルがグリスを掴むとローグがグリスを助けようと攻撃を繰り出す、だがエボルは攻撃してきた方にグリスを盾とした。

 

「ぐわぁ!」

 

「和也さん!このぉ!」

 

もう一度攻撃しようとするとまた盾にされてしまった。これでは攻撃出来ないと戸惑っていると、ローグを払いのけ掴んでいたグリスを遠くへ蹴り飛ばした。

 

「なんだ!この力は・・・!」

 

ラビットエボルの力は二人掛かりでも歯が立たなかった。龍牙も加勢しようとするがボトルを振って一部の力を上げるだけではどうにもならないと感じていた。

 

「・・・どうすれば…あん?あのボトル・・・」

 

龍牙はエボルのエボルドライバーのホルダーのボトルを見て何かを思い立ち、龍牙はエボルに接近し、エボルの体を掴む。

 

「龍牙さん!」

 

「俺の邪魔するな!」

 

エボルが肘打ちで龍牙に攻撃し龍牙を払いのけると、ローグを左腕から出たエネルギーで拘束するとドライバーのレバーを操作する。

 

『Ready go!』

 

エボルの右腕にエネルギーが収束され、エボルのライダーパンチがローグに直撃した。

 

『エボルテック フィニッシュ!チャオ!』

 

攻撃が決まるとエボルがグリスとローグが倒れた場所へと向かおとする。

 

「待てよ!」

 

龍牙の声が聞こえ、エボルが振り向く。

 

「こいつは俺の体内から採取したボトルなんだろ!」

 

龍牙がエボルのボトルホルダーから奪ったドラゴンエボルボトルを見せる。

 

「いつの間に・・・だがそいつはお前には扱えない!」

 

「だとしても、やるしかないんだ!」

 

右手でドラゴンエボルボトルを握り、エボルに一人向かっていく。そのままボトルを握ったまま生身にエボルに何度も拳をぶつける。

 

「あ〜、懐かしいな。前はこうやってお前の攻撃を受けたもんだ。だが・・・」

 

エボルが拳をぶつけ続ける龍牙を払う。

 

「あの時と決定的に違うのは俺の遺伝子が入っていない!」

 

ライダーに変身してないため龍牙が受けたダメージはいつもより計り知れなかった。

そこへハート達五人が到着した。

 

「龍牙!やめて!変身出来ないのに危険よ!」

 

キュアソードが駆け寄り龍牙に生身で戦い行くのをやめるように言うが、龍牙は立ち上がった。

 

「・・・大丈夫だ」

 

「龍牙・・・」

 

「あいつは、何度も俺を助けてくれた・・・だから、今度は俺があいつを助ける番なんだ!」

 

龍牙は再びボトルを握りもう一度エボルに向かって拳をぶつけ続けるが、エボルがまた龍牙を払う。

 

「諦められないねぇ。だが無駄だ!」

 

エボルが龍牙の抵抗は無駄だと言うが、龍牙はもう一度立ち上がった。

 

「まだまだ・・・何度だって・・・立ち上がってやるよ!」

 

もう一度、龍牙はボトルを強く握りエボルに拳で何度でも攻撃する。

 

「何度やっても無駄だ!お前はただの人間・・・」

 

エボルが言いかけると龍牙の拳が青いオーラを纏い、エボルに拳の攻撃が効き始めた。

 

「ぐぉ!」

 

「ハァ!」

 

さらに拳を繰り出し、エボルに青いオーラ纏った攻撃が決まっていく。

 

「うぉぉぉぉぉ・・・オリャァァァァァァ!!」

 

今までになく強い一撃がエボルの態勢を崩す程のダメージを与えた。

 

「どういうことだ!」

 

エボルが龍牙に何が起きたのか驚いていると、龍牙が握ってたボトルを見る。

すると、青い色だったドラゴンエボルボトルは金色に近い色へと姿を変え、龍牙のもとにクローズドラゴンも現れた。

 

「いけるか?」

 

クローズドラゴンに聞くとクローズドラゴンが頷き、クローズドラゴンはガジェットと変わり龍牙の手に置かれた。

 

「頼むぞ!」

 

龍牙はクローズドラゴンに色が変わったドラゴンエボルボトル――『グレートドラゴンエボルボトル』を差し込んだ。すると、クローズドラゴンのガジェットの色が変わった。

 

『覚醒!』

 

クローズドラゴンの起動スイッチを入れ、ドライバーに差し込む。

 

『グレートクローズドラゴン!』

 

“グレードクローズドラゴン”と音声が鳴ると、ボトルの成分が龍牙の体に取り込まれ、一瞬苦しみ出したが龍牙は構わず叫ぶ。

 

『Are you ready?』

 

「変身!」

 

ドライバーから音声が鳴り、クローズに変身する時と同じランナーと横からクローズドラゴンのアーマーが出現し、龍牙の体と重なり変身した。

 

『Wake up CROSSーZ!Get GREAT DRAGON!Yeah!』

 

「⁉︎クローズの色が変わった!」

 

「変身しやがった!」

 

「凄い・・・」

 

エボルトの遺伝子が無くなり、もう変身出来なかったはずの龍牙がもう一度仮面ライダークローズへと変身した。――だが、再び変身したクローズはいつも違った。

アーマーの色が変わり、クローズドラゴンのハーフボディも変わり、エボルドラゴンの印象があるような感じがした。

 

「はぁ!うぉぉぉ!」

 

新たなクローズ・・・グレードクローズがエボルに拳を向け攻撃する。

 

「バカな、お前から力の全ては奪ったはず!新たな遺伝子を創造したというのか!」

 

「うるせえ!」

 

「だが、所詮は俺の一部、負けるわけがない!」

 

エボルが言うとクローズは距離を取り、マグマナックルを取り出した。

 

「晴夜、お前がくれた力で俺たちは明日を掴む!」

 

マグマナックルにボトルを差し込み、ドライバーに差し込んだ。

 

『ボトルバーン!クローズマグマ!』

 

「力を・・・貸してくれ‼︎」

 

クローズの後ろからマグマライドビルダーが出現した。すると中で煮られていたヴァリアブルマグマを頭上からぶちまけた。足元からヤマタノオロチのように八頭の龍が伸び上がり、冷めて全身に固着したマグマを後ろから押し割って姿を現した。

 

『極熱筋肉!クローズマグマ!アーチャチャチャチャチャ チャチャチャチャアチャー!』

 

グレードクローズからクローズマグマとなると、ハート達全員が一度集まる。

 

「みんな聞いて!エボルトから晴夜を助ける作戦を言うわ!」

 

キュアダイヤモンドが晴夜を助ける作戦があるとみんなに言う。

 

「みんなでエボルトの注意を引いて!その隙にマジカルラブリーパットの力をエボルトにぶつけるのよ!」

 

「どういう事だ?」

 

「晴夜さんのお父様の調べでは、エボルトと三種の神器の力は相反するものと記されていました」

 

「なるほど、それをぶつければもしかしたら晴夜から離れるかもしれないって訳か!」

 

「ええ!その時、晴夜がエボルトと離れた瞬間に貴方達仮面ライダーが同時に技を叩き込むの!」

 

「任せろ!今の俺たちは負ける気がしねぇ!」

 

「みんなで晴夜君を助けるよ!」

 

「「「「「「おお‼︎」」」」」」

 

みんなが晴夜を助けようと意気込むとクローズ達三人はエボルトに向かっていく。

 

「待ってろ!晴夜。今助けてやるぞ!」

 

 

エボルの注意がクローズ達三人に目を向けていると、ハート達から注意が離れいる隙に五人が手を上に掲げる。

 

「「「「マジカルラブリーパット!」」」」

 

ハート達五人がマジカルラブリーパットを出現させ、キュアラビーズを填め込みハートを除く四人のマジカルラブリーパッドの中央にそれぞれのシンボルマークを表した。

 

「「「「私達の力をキュアハートの元へ!」」」」

 

四人がエネルギーカードをキュアハートのマジカルラブリーパッドに送る。

四枚のエネルギーカードがハートのマジカルラブリーパッドの画面の上に載り、ハート形を描き、五枚のカードを合わせた強力なエネルギーカードを生成され、後はタイミングを待つばかりだ。

 

ラブリーストレートフラッシュが確実に決めるため、クローズ達三人はエボルトに隙を作れるよう必死に攻撃する。

 

「ええい!面倒な奴らだ!」

 

エボルが呟いている隙にクローズはナックルをドライバーから外し、もう一度ボトルをナックルに差し込む。

 

『ボトルバーン!』

 

自分の手に当てナックルに収束されたエネルギーがエボルに向けて攻撃しようとする。

 

『ボルケニック ナックル!アチャー!』

 

「オラァ!」

 

「くぅ!」

ボルケニックナックルがガードしたエボルトを崩す一撃として決まった。

 

「今だ!」

 

「⁉︎」

 

クローズの叫び共にハートはパットからカードを離した。

 

「プリキュア!ラブリーストレートフラッシュ!」

 

エボルに向けてラブリーストレートフラッシュを放った。

 

「しまった!ぐわぁぁぁぁぁ!」

 

エボルにラブリーストレートフラッシュが直撃し、エボルトと相反する三種の神器の力がエボルトを晴夜の体から離れさせ、晴夜を解放した。

 

「やったー!」

 

「貴様ら・・・!」

 

晴夜がエボルトから離れたのを見たクローズはドライバーのレバーを操作し、エボルに接近していく。

 

「力がみなぎる!魂が燃える!俺のマグマがほとばしる!もう、誰にも止められねえー!」

 

『ボルケニック フィニッシュ!アチャー!』

 

マグマのように燃える炎を纏った拳のラッシュをエボルに向けて放つ。

 

「オラオラオラオラー!オラァァァァーー!」

 

マグマが爆破するようなクローズのラッシュ攻撃がエボルにダメージを与えた。

 

「これが、仮面ライダーの力・・・!」

 

仮面ライダーの力に関心していると、クローズ達三人が集まった。

 

「よし、今だ!三人で決めるぞ!」

 

「はい!」

「おお!」

 

クローズ、グリス、ローグの三人が同時にドライバーのレバーを操作し、三人は高くジャンプし、右足に収束されたエネルギーをエボルに向けて放つ。

 

『ボルケニック アタック!』

『スクラップ フィニッシュ!』

『クラックアップ フィニッシュ!』

 

「「「はぁぁぁぁぁ〜!」」」

 

三人のライダーキックが決まろとした瞬間、エボルがエボルトリガーを取り出した。

 

「ならば、その力を利用する!」

 

エボルトリガーを前に出し、三人のライダーキックを防ごうした。

すると、三人のライダーキックの力を取り込もうとしてエボルトリガーのメーターにあたる部分が回り出した。

 

「「「何⁉︎ぐわぁ!」」」

 

三人のライダーキックは決まらず、三人は吹き飛ばされた。

 

「どうして!」

 

「わからねぇ・・・いきなり跳ね返された」

 

吹き飛ばされた三人が起き上がると、エボルの握っていたエボルトリガーが化石のような色から、所々に白の装飾がなされ、黒く染まった色へと変わっていた。

 

「真の力よ、蘇れーーーー‼︎」

 

『オーバー・ザ・エボリューション!』

 

エボルトリガーが起動するとトリガーから黒い竜巻が出現し、周りにいた全員を巻き込んだ。

 

「「晴夜(君)ーーー!!」」

 

クローズとハートが黒い竜巻に巻き込まれた晴夜を庇い、その影響によりクローズは変身解除してしまった。

黒い竜巻は次第に強くなり、プリキュア以外全員変身解除してしまった。

 

「皆さん!竜巻の中で何か光ってますわ!」

 

エースが竜巻の中を指差すと竜巻の中心のあたりから何か光るものが見えた。

黒い竜巻が消えると空中に白いアーマーを纏ったライダーが浮かび上がっており、そこから音声が響いてきた。

 

 

『ブラックホール!ブラックホール!ブラックホール!レボリューション!フハハハハハハハハ・・・!』

 

 

「あれが・・・」

 

「完全体・・・!」

 

遂にエボルトが完全体となってしまい、エボルコブラに白服のようなアーマーを纏った様な姿になっている事に驚いてると、龍牙とハートはエボルトから解放された晴夜に近づく。

 

「晴夜・・・しっかりしろ!晴夜!」

 

龍牙が晴夜の肩を揺する。

 

「ん・・・」

 

「晴夜君!」

 

二人が晴夜が意識を取り戻し、起き上がったのを見てホッとした。

しかし・・・

 

「ここは・・・?」

 

「え?晴夜君・・・大丈夫?」

 

「晴夜・・・なんで君達が弟の名前知ってるの?」

 

「はぁ⁉︎何言ってんだよ!お前・・・」

 

自分の事を弟と言い、龍牙とハートは何がどうなったのかわからなかった。

 

 

「僕は・・・桐ヶ谷・・桐ヶ谷巧だ」

 

 

しかし、次に晴夜の口から放たれた言葉に、二人は驚いて声も出なかった。

桐ヶ谷巧・・・晴夜の兄。そして、ビルドになるはずだった人であり、龍牙を消そうと考えていた人。だが、既に死んだはずの人でもある。

一体何が起こったのか、ハート達には理解が出来なかった。

 


次回!Re.ドキドキ&サイエンス!

 

第44話 兄と弟…ジーニアスは止まらない!

 

 




おまけ

ヒロインレベル一覧(現時点)

桐ヶ谷晴夜・・・4.6

上城龍牙・・・3.8

沢田和也・・・1.2

柴崎幻冬・・・1.1

相田マナ・・・4.5

菱川六花・・・4.0

四葉ありす・・・2.7

剣崎真琴・・・4.3

円亜久里・・・3.0

晴夜「やだ・・・俺のヒロインレベル高すぎ・・・?」

圧倒的ヒロイン力・・・ッッ!!

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