――これは、これから起こる戦いの前にあった、少し遡ったある事件の時に起こった出来事だ。
第0話 ビルド&NEWSTAGE3
ここは、妖精界の妖精達の学校、妖精学校である。ここの生徒は皆、未来のプリキュアの妖精になろうとしている妖精が多い。
「二人とも、近頃よく頑張ってますね」
そんな中、教室で先生が二人の妖精…グレルとエンエンを褒める。
「まーな。なんてったって俺達の夢はプリキュアの妖精になる事だから。な」
「頼もしいですね」
このグレルとエンエンは、かつて妖精学校で起きた事件を引き起こした二人だった。
ファントムと呼ばれる存在にプリキュアと数人の仮面ライダーによって事件が解決して以降、プリキュアの妖精になると言う夢を持ってしっかり頑張っていた。
「実は、君達に頼みたい事があります」
「「頼み?」」
「最近、新しいプリキュアが誕生しました。その名も、ハピネスチャージプリキュア!」
「「ハピネスチャージプリキュア?」」
先生はハピネスチャージプリキュアと言う新しいプリキュアが誕生した事を二人に話す。
「分かっているのは名前だけ。そこで、君達二人でこの教科書のために新しいプリキュアの事を調べて来て欲しいのです」
調べて欲しいと頼み、二人にプリキュア教科書を渡す。
このプリキュア教科書にはドキドキプリキュアまで書かれている。
しかし、今はプリキュアだけではなく、名前と写真だけで数人だが、仮面ライダー達も追加されていた。
その中でも、『仮面ライダービルド・仮面ライダークローズ』は妖精学校の生徒みんなが注目していた。
ビルドとクローズこと、『桐ヶ谷晴夜・上城龍牙』はファントム、プロトジコチュー、さらには、最強の生命体・エボルトを倒した為、既に妖精界では人気なのだ。
「お、俺達が?」
「そんな重大な事を?」
「頑張り屋の君達を見込んでの事です。それに、プリキュアの傍にいれば、学校で学べない事も色々学べるでしょう。行ってくれますか?」
「「行ってきまーす!」」
グレルとエンエンは、ハピネスチャージプリキュアを調べるために、人間界へ向かった。
しかし、ある日の夜、一人の女の子がクマの姿をした怪物に追われる夢を見ていた。
襲われそうになったその時、怪物――悪夢獣は掃除機で吸い込まれた。
「大丈夫?」
少女が上を見ると、母親とその子供と思われる妖精がいた。
「悪い夢を見たんだね。でももう大丈夫。悪夢は僕のお母さんが食べちゃったから」
「あなたは?」
「僕はユメタ。ようこそ!夢の世界へ!」
その妖精がユメタと名乗ると、周りの荒れ地が花畑へと姿を変えた。
「君へのプレゼントだよ。全部あげる」
「本当⁉︎」
ユメタがそう言うと、シャボン玉に入ったお菓子やおもちゃが少女の近くに浮かぶ。
「ねぇ、僕と友達になってくれる?」
「うん!遊ぼうユメタ!」
ユメタと少女は一緒に走っていった。
「遊びなさい。楽しい夢の中で。永遠に」
ユメタの母親――マアムが微笑みながらそう言った。
だが、これが大きな事件の始まりだった。
その翌日。
ここは、横浜の桐ヶ谷家。外には自作で二人で作り、出来た研究室がある。今は仮面ライダービルドとクローズの新たなアジトの場所である。
「よし、直った!」
「お、直せたのか?」
机には、フルフルラビットタンクボトル、クローズマグマナックル、ラビットタンクスパークリングが置かれていた。
「天才科学者の卵ですから!」
カッコつけて言うとあいからわずだなと呆れる龍牙。今机に置かれているのはプロトジコチューとエボルトの戦いで壊れたボトルと武器。あれからしばらくして、ようやく完璧に直す事が出来た。
「さって、そろそろソリティア行くか?」
「おお!」
今日はみんなとソリティアでお茶会する約束しているので、これから大貝町にあるソリティアへ向かう。
すると、部屋に流れていたテレビのニュースの方に目がいく。
『多くの子供達が眠り続ける事件が・・・』
「またか。なんか、最近多くねえか?」
「眠り続ける子供達の事件か・・・」
テレビに映っていたこの事件に晴夜達は、何やら不信に感じていた。
一方、ソリティアでは二匹の妖精が見えた。
「ここがソリティアかー・・・」
「うん。ドキドキプリキュアのみんなが集まる場所だね。それと、ビルド達もここにいるって」
グレルとエンエンは、ソリティアの前に来ていた。
「みんな僕達の事覚えてるかな?」
「覚えてるに決まってんだろ。だって友達じゃないか」
「でも・・・」
「勇気出せよ!お前は晴夜と会って勇気を持ってるようになったじゃあねぇか!」
以前の事件の時に晴夜はエンエンにスパークリングを渡し、『ヤバくなったら俺の所まで持って来い』と言った。エンエンとグレルはその時、怖いけど勇気を持って晴夜にスパークリングを渡すことが出来た。それ以来勇気を持つ大切さを学んだ。
「うん!」
突然ドアが空き、亜久里とアイちゃんがグレルとエンエンを見つめていた。
「こんにちは」
「「こんにちは~」」
アイちゃんの可愛さに二匹はメロメロになった。
「こんにちは、妖精さん。何かご用ですか?」
「妖精?」
二階にいたマナ達が下を見る。
「あっ!グレルだ!」
「エンエンも久しぶり!」
同時に、バイク音が聞こえ、ソリティアの前に一台止まる。それはマシンビルダーに乗った晴夜と龍牙で、二人もソリティアに着いたようだ。
「あれ!グレルにエンエン!」
「久しぶりじゃねえか!」
「晴夜!」
エンエンが晴夜に飛び込んだ。
「久しぶりだな、エンエン」
「うん!晴夜!僕、あの時、君のおかげであれから勇気出せように強くなれたよ!」
あの事件がきっかけで、エンエンは強くなれたと晴夜に言う。
「そうか!でも強くなれたのはエンエン、お前だよ!」
「うん!」
晴夜に笑顔で言うと、晴夜達はソリティアに入る。
「新しいプリキュア?」
「ハピネスチャージプリキュア?」
「ああ。最近生まれた新しいプリキュアだ」
グレルが新しく誕生したハピネスチャージプリキュアについて話す。
「あたし達の後輩か~」
「どんな子達なの?」
「俺達もそれを調べに来たんだ」
「でも、どこにいるか分からなくて・・・」
「新しいプリキュアの妖精、リボンなら知ってるシャル」
エンエンがどこに行けばハピネスチャージプリキュアに会えるのかと悩んでいると、シャルルが新しいプリキュアのパートナー妖精である・リボンを知っていると話す。
「えっホントか?」
「連絡取って貰えるかな?」
「任せるシャル!」
シャルルがコミューンへと姿を変え、連絡を取ろうとする。
「本当シャルルって、知り合い多いんだな・・・?」
「そういや、晴夜!お前あの伝説のプリキュアでも倒すこと出来なかったプロトジコチューとエボルトを倒して、今妖精界はお前に注目してるんだよ!」
グレルが妖精界でプロトジコチューとエボルトを倒し、トランプ王国を取り戻したビルドの事が話題となっていることを教えた。
「そうか。でも、エボルト達を倒せたのはマナや龍牙、みんなのおかげだよ!」
「晴夜・・・」
そう言われたマナが晴夜を見つめる。
「はーい!そこまで!」
六花が二人の間に入った。それもそのはず、晴夜とマナは今は付き合っているため、ほっとくと、色々と面倒な事になる。
「ねえマナ、この妖精達は誰?いつ知り合ったの?」
そこにレジーナがマナにエンエン達について質問をして来た。
「グレルとエンエンって言ってね、妖精学校の生徒なんだよ」
「妖精学校?」
「プリキュアの妖精になるために勉強する学校だよ。シャルル達もここを卒業したんだ」
二人と会ったのは、まだ六人で戦ってた頃で、妖精学校でプリキュアパーティを開くって聞いて行ってみた時だった。ファントムと戦ったりして色々あったが、その後はみんなで妖精学校を直して助っ人に来た先輩ライダーと一緒にプリキュアパーティを開いたのだ。
それから数日後、待ち合わせ場所でリボンを待っていた。
「早く会いたいな~!楽しみ過ぎて胸のキュンキュンが止まらないよ!」
「そんなに焦らなくても、もうすぐ会えるよ」
ありすが時計を見ると約束の時間を過ぎていた。
「でも・・・少し遅いですわね」
「約束の時間過ぎたけど・・・」
「もしかして時間忘れてるとか?」
「そんな事は無いと思いますが・・・」
亜久里がレジーナにそう言うと、大型モニターに流れたニュースに全員が目を移す。
『次は、子供達に広がる謎の現象についてです。数日前から、幼い子供達が眠ったまま目覚めないと言う謎の現象が起きています。病院で調べても異常は無く、原因は不明との事です。眠り続ける子供達は日を追って増えています』
街頭のモニターでは、眠り続ける子供達についてのニュースをやっていた。
「子供達が眠り続ける・・・?」
(・・・でも、何で子供と限られるんだ?)
ここに来る前に見たニュースでも思っていた事だが、晴夜は子供と限られているのが気がかりだと考えていた。
「シャルル~!こっちですわ~!」
すると、後ろから声が聞こえた。
「あっ!リボンシャル!」
するとリボンが驚いて尻を打った。
「大丈夫?」
「あっ、はい!」
マナが茂みの中に首を突っ込み、大丈夫かと尋ねる。
「初めまして。妖精のリボンと申します。時間に遅れてゴメンなさい・・・実はトラブルが起こりまして・・・」
「トラブル?」
「ちょっとマナ!」
「早く!茂みから出ろ!」
「街中の茂みに首を突っ込むなんて、一流のレディのする事ではありませんわ!」
マナが茂みに顔を突っ込んでいるといつの間にか周りから騒がれていた。
それからしばらくし、リボンの案内で、晴夜達はハピネスチャージプリキュアのいる大使館へと向かい、到着した。
「めぐみ!起きて!めぐみ!」
ソファでキュアプリンセスの 白雪ひめ が、眠り続けているキュアラブリーの 愛乃めぐみ の頬を引っ張ったり無理矢理目を開けようとするが、彼女には何の反応も無かった。
「――と、このように。うちのめぐみがソファーでうたた寝したまま、全く起きなくなってしまったのです・・・」
「なるほど・・・確かにトラブルだね・・・」
リボンが事情を説明し、その様子を晴夜達は見ていた。
「この二人が新しいプリキュアか?」
「みたいだな。でも、今のこの状態って・・・」
だが今の彼女の状態は、彼らにとってどこか見覚えがあるような状態だった。
「これって、ニュースで言ってたのと同じじゃない?」
「えっ?」
今のめぐみ状態はニュース出ていた子供達の現象と同じだと感じた。
「子供達が目覚めないと言う、不思議な現象が起こっているのです」
「それで、全然目を覚まさないって・・・」
めぐみの今の状態がそれと同じだと説明する。
「じゃあこのままめぐみ起きないの⁉︎」
「ちょっと待って」
ひめがどうしようと狼狽えていると、上から髪色の青い男性が降りてきた。
「あの人は?」
「彼はブルー。地球の守り神です」
「神様⁉︎マジで・・・神の会うの二度目だ」
神と聞くと晴夜は、以前ファントムとの事件で会った仮面ライダー鎧武・・・あの人も今は宇宙の神様だと聞いていた事を思い出した。
そのままブルーはめぐみの頭に手を触れる。
「微かに妖精の力を感じる」
「妖精の・・・?」
めぐみから微か程度だが妖精の力を感じるとブルーが言う。
「それって、この現象は妖精が引き起こしているんですか?」
「おそらく・・・みんな、めぐみの夢の中へ入って、調べてくれないか?」
「夢の中へ・・・」
「そんな事が出来るのですか?」
「こちらのブルー様は、地球の神様であらせられますわ。それ位お茶の子さいさいですわ」
リボンが説明するとみんな『へぇ〜』と感心する。
「では行くよ。鏡よ鏡、みんなを夢の中へ!」
ブルーの力によって、晴夜達は夢の中へと向かった。
すると、グレルとエンエン以外の妖精を除いた全員が上から落ちていた。
「「うわぁぁぁぁ‼︎ぐふぅ!」」
先に晴夜と龍牙が落下し、その上からほかのメンバーが降ってきて、そのまま下敷きとなった。
「いてて・・・」
「みんな、重いからはやく降りてくれ!」
「彼女を重いなんて言わないで!」
「違うよ!何人も乗ってるから重いんだよ!早く」
晴夜がマナにそう言うとみんなが晴夜と龍牙の上から降り、二人もようやく立ち上ると上からブルーの声が聞こえた。
『めぐみや子供達に何が起こっているのか、見て来ておくれ』
「もー!神様いきなり過ぎるわ!」
ひめが怒鳴ると、みんなは辺りを見回す。
「ここは・・・」
「ここが、夢の世界か・・・」
そこは、まるで一つの島の様に広い場所だった。
「亀が空を飛んでる!?」
「美味しそうなスイーツ!・・・では無くて、雲に乗っています!」
「なんて素敵な世界ですの!」
いつの間にかマナは雲に乗って遊んでおり、まるで孫悟空のような姿だった。
「ちょっとマナ!」
「アタシにも乗らせてマナ!」
「もう、晴夜君止めてーーって・・・無理か」
こんな、科学で測れない世界。晴夜が黙っているわけがない。
「おお〜!すごい!これが夢の世界!科学でも計れない世界!最高だ〜!テンション上がる〜!」
髪を押さえながらハイテンションとなりながら走り出す晴夜。
「この世界の構造どうなってのかな〜この成分はどうなってるのかな〜テンション上がる〜!ウォー!あれもーーー!」
なんだか、この世界で一番生き生きしてるような様子だった。
龍牙達はいつ見ても相変わらず。まあ、同然こうなるか、と思っていた。
一方のひめはどうなってるのこの人、という風に見ていた。
「・・・あの人大丈夫なの?」
「いつものことよ」
「あいつはただの科学バカなんだ・・・」
新しい発見をするとハイテンションとなるのは、晴夜のいつもの悪い癖だとひめに説明すると、上の方を見た。
「いたー!おーい!」
フグの上に乗って楽しんでいためぐみを見つけた。
「あれ?ひめー!やっほー!」
ひめ達に気付いて手を振ったその時、滑ってフグから落ちてしまう。
「危ない!」
落ちそうになった所をマナが救い、ハピネスチャージプリキュアとドキドキプリキュアのピンク同士が出会った。
「「こんにちは!初めまして!」」
見事にハモった二人は笑い合った。
「助けてくれてありがとう!あたし、愛乃めぐみ!」
「あたしは相田マナ!」
「「よろしくね!」」
これも見事にハモると、そのまま地面へと着地する。
「もーめぐみ!何のんきに遊んでるのよ!」
「だって、ここすっごく楽しいんだもん!そこらのお菓子も食べ放題なんだよ!」
「マジ⁉︎夢みたい!」
「夢ですわよ・・・」
リボンに突っ込まれるていた。一方、龍牙とグレルとエンエンに晴夜に駆け寄る。
「なぁ、おい!そろそろ・・・ってダメか・・・」
「この成分はどうなってだろ♪どんな物理から・・・いや〜最高だな〜♪」
戻ろうと言おうとするが、晴夜の目はまだ調べたいと訴えている。すると、エンエンが一人の少女と遊んでいる妖精に目がいく。
「ねぇグレル」
「お、何だ?」
「あそこにいるの、ユメタじゃない?」
「ホントだ!おーい!ユメター!」
「グレル!エンエン!どうしてここに?僕の事覚えてるの?」
ユメタと言う妖精は、グレルとエンエンの友達だった。
「え?当たり前だろ。俺達友達じゃないか!」
「友達・・・?」
友達だと聞いたユメタは後ろへ下がろうとする。すると、後ろの何かに当たった。振り向くとどっから取り出したのか、なんかの計測器を持った晴夜がいた。
「グレルとエンエンの知り合いか?」
自分の世界から戻ってきた晴夜が尋ねるとマナ達も駆け寄る。
「ああ。コイツはユメタ。前に妖精学校の同級生だったんだ」
「へぇ〜俺は桐ヶ谷晴夜よろしく!」
自己紹介するとエンエンがユメタについて話す。
「ユメタは夢の妖精、バグなんだよ」
「バグは悪い夢を食べてくれるって言うけど、本当なの?」
「悪い夢って食べても美味しくなさそうね」
「食べるの?」
ひめがユメタにそう聞くと頷いた。
「うん。でも僕はまだ悪夢を食べられないんだ。怖くって・・・」
「そっか、俺達と同じだな」
「えっ?」
「僕らはプリキュアの妖精になるために勉強中なんだ」
「お互い頑張ろうぜ!」
二人が話していると、一人の少女が目に映る。
「ん?」
「?マナ、どうしたの?」
「あの子・・・ニュースで映ってた」
ユメタとかくれんぼをしていた少女が、先程ニュースで見た子と同じだと言う事にマナが気付く。
「えっ?と言うことは・・・」
「ここにいる子供達は・・・まさか現実で眠り続けている子供達の意識なのか?」
「マジかよ・・・!」
この夢の世界にいた子供達は、全員現実で眠り続けている子供達の意識だった。
「ねぇ!教えてくれないか!」
「おいユメタ!これどう言う―――!」
晴夜とグレルがどう言う事かと言おうとしたその時、突如竜巻が晴夜達の周りに発生した。
竜巻が消えると、そこは先程の場所とは違う荒れ地だった。
「な、何事!?」
「俺達、場所を移動されたのか?」
「子供達は!?」
「子供達はみんな遊んでいるわ」
マナ達の前に、掃除機に乗ったユメタの母親、マアムが現れる。
「あなたは⁉︎」
「私は夢の妖精マアム。ユメタの母親よ」
「ユメタの・・・」
「お母さん・・・?」
「もしかして、あなたが子供達をこの世界に・・・?」
「あそこはユメタと子供達の大事な夢の世界。勝手に入ってはダメよ。さぁ、そこから出ておゆき」
目の前に巨大なドアが現れて開く。
「子供達を残しては出て行けないよ!」
「何故子供達を夢の世界に閉じ込めているの⁉︎」
「私はユメタの夢と笑顔を守りたいだけ」
「ふざけないで!アンタの考えてる事は、ジコチューそのものよ!」
「邪魔する者は許さない!」
マアムはそういうと彼女の尻尾の掃除機から、悪夢獣が出て来た。
「何か凄いの出て来た!」
「私が吸い込んだ悪夢よ。さぁ、痛い目に遭いたくなかったら、出ておゆき!」
「言ったでしょ!子供達を置いては行けないって!みんな!行くよ!」
マナの声とともにドキドキプリキュアのメンバーが構える。
「「「「「プリキュア!ラブリンク!」」」」」
「「プリキュア!ドレスアップ!」」
ラブリーコミューンとラブアイズパレットを操作して、体が光り輝き出し、姿を変えようとする。
「みなぎる愛!キュアハート!」
「英知の光!キュアダイヤモンド!」
「ひだまりポカポカ!キュアロゼッタ!」
「勇気の刃!キュアソード!」
「愛の切り札!キュアエース!」
「運命の切り札!キュアジョーカー!」
『響け!愛の鼓動!ドキドキプリキュア!』
六人が久々に並んで名乗りをあげる。
「プリキュア・・・あの子達が・・・」
「誰だろうと、ユメタの笑顔を奪う者は許さないわ!悪夢!」
まず始めにハートが攻撃を繰り出し、回し蹴りを放ってロゼッタの方に吹き飛ばす。
「ロゼッタ!」
「はい!」
背中にロゼッタウォールを叩きつけ、攻撃をこれで防ぐ。
距離を取って跳躍し、全身を回転させてロゼッタに向かって飛んだ。
「危ない!」
「プリキュア!ロゼッタリフレクション!」
「プリキュア!スパークルソード!」
ロゼッタがロゼッタリフレクションを展開して防いでいる間に、横からソードがスパークルソードを放った。
すぐさま近づいて後ろを取り、蹴りを繰り出して上へ吹き飛ばした。
今度はダイヤモンドが攻撃を繰り出し、隙を見つけて両脚で首を抑えて回転し、悪夢獣を地面に叩きつけた。
「これも喰らいなさい!」
上からジョーカーがミラクルドラゴングレイブから大量の衝撃波を放った。
「カッコいい~!」
「私達の出る幕は無さそうね」
「めぐみさんとひめさん、ドキドキプリキュアが頑張ってくれれば、自分達は戦わなくていいって思ってたよね?」
「ギクッ!」
「図星かよ・・・」
「呆れましたわ・・・」
「まあ、これなら俺達も戦う必要もないか」
戦わなくてもいいと思っていたひめにツッコミながらも、晴夜と龍牙も変身する必要がないと呟く。
「ときめきなさい!エースショット!ばきゅ~ん!」
と言ってる間にエースショットが命中し、悪夢獣が消滅した。
「凄い・・・」
「流石、エース!なぁ、晴夜!・・・晴夜?」
(なんだ・・・あの落ち着いた表現・・・何かあるのか?)
悪夢獣が消されてもマアムは動揺した顔を見せなかった。
「流石はプリキュアね。でも・・・!」
だが、倒した悪夢獣が復活してしまった。
「倒した悪夢が!」
「復活するなんて聞いて無いわよ!」
「そういう事か、どうりで余裕ある訳だ!」
それを見て、晴夜と龍牙はまずいと感じ出す。
「まずいな、仕方ない俺達も!」
「おお!」
「悪夢を倒せるのはバクだけよ!出ておゆき!」
晴夜達二人がドライバーを装着しようとした瞬間、晴夜達が立っている地面が開いた。
「ちょ、まだ・・・最悪だ〜!」
全員が落ちていき、現実世界に強制帰還してしまった。
残されたのは、グレルとエンエンが持っていたプリキュア教科書だけだった。
「プリキュアが来た・・・」
「大丈夫よ。ユメタにはお母さんがついているわ。ユメタの大切な友達、大切な場所、大切な夢、必ず守ってあげる」
そう言いながら、彼女は優しくユメタを抱きしめる。
その頃、晴夜達は夢の中から大使館へと戻っていた。
「疲れたー・・・」
「あんな夢を見た後じゃね・・・」
「これからどうする?」
「子供達を放っておくわけには行かないわ」
「しかし、夢の世界でどう立ち向かえばいいのか・・・」
「倒しても復活するんじゃ、どうしようもねぇな」
皆が悩んでいると、マナが立ち上がる。
「マナ?」
「応援を呼ぼう!プリキュア全員に連絡を取って、力を貸して貰おうよ!」
そう言うと、それを聞いていたグレルとエンエンが焦り出す。
「ま、待ってくれ!プリキュア全員と仮面ライダーでユメタをやっつけるのか⁉︎アイツは悪い奴なんかじゃない!」
「…そうだね。グレルとエンエンの友達だもんね」
「それに、これからどうやってあの夢の世界で、次はどう戦うか勝利の法則を決めねえとな!」
「子供達をどう助けるか、ユメタ君とどう話すかみんなで考える。そう言う事よね」
「そう言う事!」
「「ふーっ・・・」」
グレルとエンエンがホッとした表情を浮かべる。
「大丈夫、みんなで何とかしよう!」
「そっか!そうだな!」
「よろしくお願いします!」
「今日はもう遅い。決行は明日にしよう」
「じゃ、明日のためにおおもりご飯特製スタミナ定食でも食べますか!」
「え⁉︎何それ⁉︎あたしも食べたい!」
「私達は帰るの」
「ええ~っ、そんな~」
既に時間は夕方を回っていたので、決行は明日にする事となった。
晴夜と龍牙は親戚の家に泊まろとしたが、生憎留守のため、結局はマナと真琴の家に泊まるために大貝町に戻り、グレルとエンエンは大使館の方に泊まると言った。
大貝町のマナの家へと到着した。
「ごめんな、泊めてもらって」
「ううん。気にしないで!それより早く!早く!」
マナは晴夜の腕を引っ張り、一緒にぶたのしっぽ亭へと入る。
その夜、夢の世界。ユメタを含めた子供達が眠ったのを確認したマアムは宙に浮かび、プリキュア教科書を開いた。
「MHプリキュア!スプラッシュスタープリキュア!プリキュア5・・・・・・そして、ドキドキプリキュア!」
上空を円が囲むように何十の数の檻が現れた。
「ゆっくりお眠りなさい。プリキュア!」
マアムは自分の力によって、プリキュア教科書に書かれていた全てのプリキュア達を夢の世界へと閉じ込めた。
「プリキュア、戦いなど忘れて安らかに、永遠におやすみ」
その様子をたまたま目を覚ましたユメタが見ていたが、雲の布団の中に隠れて見なかった事にしたのだった。
(・・・この仮面ライダーって、誰なのかしら。この教科書に書かれているのは、何人か挙げられているけど名前と仮面を付けた姿だけで顔がないから、眠らせられない・・・まぁ、例え来ても悪夢の餌食にしてあげる)
マアムの手によって、仮面ライダー達とハピネスチャージプリキュア以外が永遠の眠りについてしまった
そして、翌日・・・
「晴夜!晴夜!」
「うっ・・・ふわ〜あ、何シャルル・・・?」
「晴夜・・・マナが起きないシャル・・・」
「そっか・・・えっ⁉︎」
すぐに起き上がり寝ているマナを揺する。だが、マナは気持ち良さそうに寝ていて反応がなかった。
「マナ・・・まさか・・・」
晴夜のビルドフォンから着信音が流れた。
「龍牙!」
『大変だ!真琴が寝たままで一向に起きねえんだ!』
真琴も同じだと知り、おそらく六花にありすも・・・
「とりあえず、昨日の大使館に行くぞ!」
『わかった』
電話を切り、急いで着替えを終え大使館へと向かう。
「シャルル、行ってくる」
「頑張るシャル!晴夜!」
晴夜はマナの部屋を後にして外に止めてあるマシンビルダーへと乗り込みヘルメットを被る。
(マナ、必ずお前とみんなを助ける!)
マシンビルダーに乗り、エンジンを走らせ、晴夜は大使館へと向かった。
しばらくし、晴夜と龍牙はハピネスチャージプリキュアのいる大使館へと到着した。
「となると、昨日の戦いで落としたプリキュア教科書を使い、君達以外を全員眠らせた」
「そういう事になります。幸い、あの教科書には俺達の事はあまり書かれてたかったから助かりました」
晴夜がこの状況の悪さをみんなにわかりやすく説明した。
「子供達と先輩を助けるために、もう一度夢の中へ行こう!」
「あぁ、俺達四人で行こう」
「俺も行く!」
「僕も!」
「グレル、エンエン・・・」
グレルとエンエンも一緒に行こうとする。
「子供達もプリキュアもユメタも、このままにはしておけない!」
「分かった、一緒に行こっ!」
「でも、まともに行っても勝てないわ」
「なら、二手別れて行動しよう」
「それならあたし達は二人だね」
忍者のプリカードを取り出して見せる。
「何だそのカード?」
「プリカードって言ってね、色んな服を着てその力を使う事が出来るんだよ」
「へぇ〜そんなことが出来るのか・・・よし行こう!もう一度夢の世界へ!みんなを助け出そう!」
別れるチームはハピネスチャージ&グレル・エンエン組とビルド&クローズと二手別れて行動することになり、再びブルーの力で夢の世界に突入した。
めぐみ達は気付かれないようにこっそり移動する。
「いい方法ってコレ?」
「見つからないように忍び込む。そう言う時は忍者でしょ!」
めぐみが自信を持って言う。
「全く、懲りない子達ね」
だが、すぐにマアムに気付かれてしまった。
「見つかるの早っ!」
「どうして・・・!?」
「言ったでしょ。ここは夢の妖精バグの世界。侵入者はすぐに分かるわ!」
「見つかったならしょうがない!プリキュアのみんなはどこ!」
「プリキュア達は甘く幸せな夢の中、それぞれが思い描く最高の夢の中で、楽しく過ごしているわ。プリキュア達はもう目覚めない。大人しく出て行った方が身のためよ」
「ユメタのお母さん!ユメタに会わせてくれ!」
グレルとエンエンがユメタに会わせてと頼む。
「あなた達は?」
「僕達、妖精学校で一緒だったユメタの友達です!」
「友達?ユメタから聞いた事無いわ。それに今まで一度も、ユメタに会いに来た事も連絡した事も無い」
「そうだけど・・・」
「ユメタに会わせて下さい!ちゃんと話がしたいんです!」
「ユメタには他に友達がいるわ。あなた達は必要無い!」
マアムはそう言うと尻尾の掃除機から、悪夢獣が出て来た。
「さぁ、出ておゆき!」
「そんな脅しには屈しません!だってあたし達、プリキュアだから!」
めぐみが変身アイテム、プリチェンミラーを取り出して言う。
「プリキュア・・・?教科書に書いてあったプリキュアは全員捕らえたハズ・・・」
「あたし達は新しいプリキュアです!ひめ!行くよ!」
「何かこうなる気はしてたわ・・・」
二人はプリキュアに変身し、悪夢獣に立ち向かった。だが・・・
「あなた達、弱過ぎるわ」
あっさりやられ、めぐみ達は牢屋に閉じ込められてしまった。
「だったらもう一度・・・あれれ・・・?」
もう一度変身しようとするが変身出来なかった。
「その中では変身出来ないから、大人しくしてなさい。後で他の二人もそこに入れてあげるわ」
そう言い、マアムは晴夜達の元へと向かった。
「もう最悪!」
「大丈夫だよ!こんなのあたしのスーパーパンチで!」
と言ってめぐみが牢をパンチするが・・・
「いったぁ~っ!」
「大丈夫、めぐみ?」
牢に向かってパンチを繰り出すが、逆に自分のダメージが大きいだけだった。
「無駄だよ」
そこに昨日会ったユメタが現れた。
「「ユメタ!」」
「夢の世界では、僕のお母さんが一番強いんだ」
この世界では母親のマアムが一番強いと話す。
「ユメタ!もうやめるんだ!」
「こんな事しちゃいけないよ!」
「お前だって分かってるだろ⁉︎こんな事は良く無いって!」
グレルとエンエンの二人は、ユメタに間違っていると訴える。
「どうして・・・?」
「「えっ?」」
「悪夢を食べて、子供達に楽しい夢を見せるのが僕らバグの役目、でも・・・子供達は夢から目覚めると、夢の事なんて忘れちゃう。どんなに仲良くなっても、僕の事だって忘れちゃうんだ」
しかしユメタは、夢が覚めるとみんなは自分の事を忘れちゃうと話す。
「そんなの・・・辛過ぎるよ」
自分の事を忘れちゃうと言うと暗くなった表情をする。
「そうしたら、お母さんがみんなを夢の中に留めてくれたんだ。友達がずっと一緒にいてくれる、永遠に楽しい夢が続くんだ。僕も楽しいし、みんなも喜んでるみんな幸せだよ?何がいけないの?」
「そ、それは・・・」
グレルはユメタの気持ちを考えると、どう言えばいいか言葉に詰まる。
「友達なら放っておいてよ」
牢から去ろとすると、めぐみが口を開く。
「友達だから、放っておけないんだよ」
「この子達はね、友達のあなたを放っておけないって言うから一緒に来たんだよ」
「ユメタ・・・」
「心配してなんて頼んでないよ!」
ユメタは持っていたプリキュア教科書を牢へと投げ飛ばし、どこかへと行ってしまった。
その頃、別行動の晴夜と龍牙は夢の世界で楽しく遊んでいる子供達を龍牙が双眼鏡で見ていた。
「いねえな・・・」
どうやらユメタ達やプリキュア達は、昨日の場所にはいなかったようだ。
「どうやら、あそこにいるのは子供達だけみたいだな」
「じゃあ、みんなはどこにいるんだ・・・別の場所とか?」
龍牙も離れた場所から様子を見ながら、プリキュア達は別の場所にいるのかと晴夜に聞く。
「分からない。けど少なくとも違う場所って言うのは確かだろう」
龍牙の言う通り、違う場所なのは確かだと晴夜が言うと、龍牙は頭を書きながら気になっていた事を口から漏らす。
「それにしてもみんな、どんな夢を見てるんだろ?」
「それぞれが思い描く最高の夢の中で、楽しく過ごしているわ」
「⁉︎」
声が聞こえ振り返ると、晴夜と龍牙もマアムに見つかってしまっていた。
「見つかったか!」
「ここは夢の妖精バグの世界。侵入者はすぐに分かるわ」
「お前だろ!みんなを夢の中に閉じ込めてんのは!」
龍牙がマアムを指差して叫ぶ。
「大人しく、みんなを解放してくれないかな?」
「プリキュア達は甘く幸せな夢の中よ」
「幸せな夢の中・・・?」
「ええそうよ。自分達の夢が叶った世界。プリキュア達はもう目覚めない。大人しく出て行った方が身のためよ」
「はいそうですかって言って出て行くバカがどこにいるんだよ!」
「いや、お前はバカだろ」
龍牙がマアムに向かってバカって言うと、バカはお前だろと晴夜が突っ込む。
「だから!なんで!バカ何だよ!バカって!!」
龍牙はいつも通り晴夜の肩を勢いよく揺らす。
「こんな時に喰いつくんじゃないよ」
晴夜と龍牙のいつものやり取りが始まると、マアムは額から汗を垂らしながらも自身の尻尾を掴む。
「変な子達ね・・・いいわ、あなた達には痛い目に遭わせてあげるわ!」
そう言うと彼女は尻尾の掃除機から悪夢獣を出す。
「はぁ〜最悪だ・・・やるしか無いようだな」
晴夜は自分の変身アイテムである2本のフルボトルを取り出し、ビルドドライバーを装着した。
「やっとかよ!待ちくたびれたぜ!」
龍牙もビルドドライバーを装着すると、そこへ彼の変身アイテムのクローズドラゴンが現れ、ドラゴンボトルを差し込む。
晴夜はフルボトルを龍牙はクローズドラゴンをドライバーに差し込む。
『ラビット!タンク!ベストマッチ!』
『ウェイアップ!クローズドラゴン!』
ボトルを差し込みレバーを回すと、前後のスナップライドビルダーからアーマーが作られた。
『『Are you ready?』』
「「変身!」」
その掛け声とともに晴夜と龍牙の体にアーマーが装着された。
『鋼のムーンサルト!ラビットタンク!イェーイ!』
『Wake up burning!Get CROSS-Z DRAGON!Yeah!』
二人が久々に仮面ライダーへと変身した。
「あなた達!まさか、仮面ライダー!?」
二人がビルドとクローズになるのを見て、仮面ライダーなのかと言う。
「プリキュア教科書に書かれていたのを見たわ。あなたがビルドでそっちがクローズね。
あなたの事は良く知ってるわ」
「そう、作る形成するって意味のビルドだ!以後お見知り置きを!」
ビルドは初めて戦う人によくやる自己紹介を済ませる。
「さぁ、早く子供達とみんなを戻すんだ!」
「悪いけど、あなた達に構ってる暇は無いの。悪夢よ!その二人に痛い目を遭わせなさい!」
悪夢獣が襲い掛かると同時に、マアムはどこかへと向かった。
「コイツらは倒してもすぐに復活する!倒さずにやり過ごすぞ!」
「つまり、ぶっ飛ばしてやればいいんだろ!」
『ビートクローザー!』
クローズがビートクローザーを構える。
「まあ、そういうこと!」
ビルドもドリルクラッシャーを取り出す。
それを見て悪夢達がビルドとクローズに襲いかかる。
ビルドとクローズは武器を構え、悪夢達に攻撃する。
「ハァァ!」
「オラァ!」
二人の攻撃が命中するが、ダメージを受けてもすぐに立ちあがる。
「やっぱりダメか・・・なら!」
「あぁ!」
ビルドとクローズは武器を一度捨て、同時にドライバーを回す。
『Ready go!』
放物線が悪夢達を拘束し、ビルドとクローズが高く飛びライダーキックを構える。
『ボルテックフィニッシュ!』
『ドラゴニックフィニッシュ!』
「はああああぁぁぁっ!」
「オリャぁぁぁぁぁっ!」
ビルドとクローズがダブルキックを繰り出し、悪夢獣を命中させた。それでも、数まだ多い。
「仕方ない・・・」
スパークリングを取り出し、ビルドはドライバーに差し込む。
『ラビットタンクスパークリング!』
レバーを回すとビルドのライダーズクレスト型のスナップライドビルダーが出現し、アーマーが形成された。
『Are you ready?』
「ビルドアップ!」
『シュワッと弾ける!ラビットタンクスパークリング!イエイ!イェーイ!』
ラビットタンクスパークリングへとフォームチェンジした。
「キリがない!動きを止めて前に進むぞ!」
「わかった!」
クローズは、ビートクローザーを出し、ロックボトルをセットし、グリップを引っ張る。
『スペシャルチューン!ヒッパレー!ヒッパレー!ミリオンスラッシュ!』
ロックボトルの力で、悪夢達を拘束した。
その隙に、ドリルクラシャーにボトルを差し込み、同時にドライバーのレバーを回す。
『Ready go!』
地面へと向かってドリルクラッシャーを放つ。
『ボルテックブレイク!』
カブトムシのツノが拘束し、動けない間に二人は悪夢達から逃げる。
「それで晴夜、これからどうするんだ?」
「とりあえず、めぐみ達と合流しよう。多分あっちも見つかっただろうし」
ビルドフォンを使って連絡を入れてみた。
それから、しばらく経った後。ビルドとクローズを見失い、元の場所へと戻るとユメタが現れた。
「お母さん・・・」
「ユメタ、どうしたの?」
「あの・・・」
「なあに?」
「ううん・・・」
ユメタは自身の母になにかを言おうとしたが、やめてしまう。
「何にも心配しなくていいのよ。お母さん、あなたのためなら何でもするわ。悲しみからも、危険からも守ってあげる」
ユメタは母親の愛情を感じる。すると、マアムは何かを感じる。
「また誰かが悪夢を見ているわね。行かなくちゃ」
「お母さん大丈夫?疲れてるんじゃ・・・」
「疲れてても行かなくっちゃ。悪夢をやっつけるのがバグの役目だもの。ユメタは友達と遊んでなさい。いいわね?」
マアムは息子にそう言うと、悪夢の退治に向かった。
その頃、どうにかして牢屋から出ようとめぐみとグレルとリボンが牢を引っ張るが、ピクともしなかった。
「世の中そんなに甘くないってこと」
「おかしいなー・・・こう言う時はみんなで力を合わせれば開けられるハズなのに」
「ユメタ・・・」
牢の近くに落ちていたプリキュア教科書をエンエンが拾うと、中から何かが落ちて来た。
「これは・・・鍵?」
それは牢の鍵だった。
「「マジ⁉︎」」
その鍵でめぐみ達は無事、牢屋から出る事が出来た。
「あの子、このために来てくれたんだね」
「何だ、凄くいい子じゃん」
「ユメタ・・・」
そこにめぐみのキュアラインから着信音が鳴った。
「晴夜からだ」
電話の相手は晴夜からだった。
『無事か?』
「大丈夫。ちょっとドジっちゃって牢屋に閉じ込められちゃったけど。でも、ユメタ君が鍵をくれたおかげで出られたよ」
『こっちは悪夢を片付けた。と言っても気絶したりしただけどな』
「そっか、気絶なら完全に倒した事にならないから、再生もしないよね」
『とにかく、一度合流しよう』
「分かった。じゃあ後でね」
そう言って電話を切った。
「急いで晴夜達と合流しよっ」
「うん」
めぐみ達は晴夜達との合流に向かったのだった。
その頃、ユメタが一人湖を眺めていた。
「やっほー!」
ユメタがめぐみの股下を通り過ぎると、いきなり挨拶されて驚いた。
「き、君は⁉︎」
「あたし、愛乃めぐみ!改めてよろしくね!」
めぐみが自己紹介すると、後ろから晴夜が現れた。
「よう、また会ったね」
「君は・・・」
「桐ヶ谷晴夜、仮面ライダービルドだ!以後お見知り置きを!」
「仮面ライダービルド・・・!君が・・・!」
ビルドの聞いて驚くと後ろからグレルとエンエンが現れた。
「よう」
「鍵、どうもありがとう」
二匹は渡してくれた鍵を返す。
「ありがとう。みんなを助けてくれて」
「お前、悪い奴だと思ってたけど、結構いい奴だな!」
ユメタは振り向いて晴夜達から離れる。
「早く出て行きなよ。お母さんに見つかったらもう知らないよ」
「お前を放って出て行けるかよ!」
「ねぇユメタ、覚えてる?妖精学校辞める時に君が言った事」
エンエンはユメタが辞める時に言った言葉を言おうとする。
「君はこう言ったんだよ。『僕には将来の夢がある。だから夢を叶えるために学校を辞める。』って」
その時の言った事を言われると言葉に詰まる。
「お前の夢は、子供達を閉じ込める事じゃないだろ!」
「君の本当の夢は何!」
「僕の夢は・・・」
自分の夢を言いかけようとすると、何かを思い出し、言うのをやめた。
「ダメだよ!僕には無理だったんだ!」
「そんな事無いって!」
「諦めずに頑張り続ければ、きっと夢は叶うよ!」
「どうやったっても叶わないんだよ!楽しい夢の中で過ごした方がいいじゃないか!プリキュア達だって夢の中で楽しんでるよ!」
眠っているプリキュアのみんなも楽しい夢を見ていると言う。
「じゃあ見に行こうよ。プリキュアのみんなが夢の中でどうしてるのか、見てみようよ」
「そうだな、みんながどんな夢を見ているのか気になるしな」
ユメタが案内で滝の辺りで各々のプリキュア達の夢を見る晴夜達。
プリキュア達の夢は教師、医者、マンガ家、作家、女優と様々だった。
「夢色々だね」
「見てる側だと面白いな」
「真琴は歌姫か〜!(しかも、俺が真琴のマネージャーになってる)」
「やっぱり、マナは総理大臣か〜」
「ほら、プリキュアだっていい夢を楽しんでるじゃないか」
夢の中は確かにみんな楽しそうな表情で、笑顔に溢れていた。
「そうでも無さそうだよ」
「えっ?」
「ほら」
晴夜がある人物の夢を指差した。それはキュアドリームこと夢原のぞみの夢、教師になった夢だった。
「花の色はうつりなりけりな・・・えっと・・・何だっけ?」
次の文が分からず、慌てていたその時だった。勝手に手が動き、全文を書き終えると同時に拍手が起きた。
「――今のは私の力じゃありません。これは都合のいい夢ですね。私の将来の夢は、学校の先生になる事です。夢を叶えるためにはもっともっと勉強しなくちゃいけません。こんな風に本当に教壇に立てるように、頑張ります!楽しい夢をありがとう!」
のぞみの夢の世界にヒビが入った。
「夢は叶えばいいってものじゃない。だって夢は、なりたい自分になることだから。だから、自分の力で頑張らなきゃ!」
のぞみの夢が壊れようとしていた。
「どうして?」
不思議に思うユメタに、晴夜が膝を折りながら話しかける。
「まやかしの夢だからだよ。みんなもおかしいって思い始めて来たんだな」
他のみんなも気づいてるはずだ、これが夢なんだと。
「あなたにもあるんでしょ?頑張って叶えたい夢」
「でも・・・僕には・・・」
未だに迷ってる様子のユメタにひめが語りかける。
「私、あなたの気持ち分かるわ。このままじゃダメだって分かってるけど、怖くて勇気が出ない。私もそうだったから。」
「今は違うの・・・?」
「今は友達がいるから」
ひめがそう言うとめぐみが微笑む。
「お前にもいるじゃねえか。友達」
龍牙がグレルとエンエンを指す。
「ユメタ、お前の本当の夢を目指して頑張ろう!」
「僕達、力になるから!」
ユメタに言うグレルとエンエン。そして、晴夜もユメタに伝える。
「ユメタ・・・俺もさ、マナや龍牙、六花、ありす、まこぴー、和也、幻冬君、亜久里ちゃん、レジーナと出会ってなかったら、今の俺はなかったと思うんだ」
「えっ⁉︎」
「教科書には書かれなかったらしいけど。
俺はな、『エボルト』って言う敵に作れた、偽りのヒーローなんだ」
「偽りのヒーロー・・・」
「何それ・・・」
「どういう事なの、偽りのヒーローって?」
偽りのヒーローと言うことに知らない三人。その事を語る。
「ただ、利用されるだけの存在それが仮面ライダービルドの存在なんだ」
ボトルの回収、ビルドの成長、ライダーシステムの開発、すべてはエボルトを復活させるために利用された事だと話した。
「でも、みんなと会えたから。作り物のヒーローだった俺を、本当のヒーローだって言ってくれた。そのおかげで今自分がなりたいものが見えたんだ」
龍牙を見ると、龍牙も微笑む。
「けど、お前は俺とは違う。お前は自分でなりたいものがある。だから、お前なら出来る」
「僕に出来るの・・・?」
「出来ない確率はゼロじゃない、その夢を叶えるために頑張ってるんだろ!」
晴夜がユメタに、夢は叶えられると語ると…
「ユメタ!」
「お母さん・・・」
そこにマアムが急いだ様子でこちらに来た。
「無事で良かった・・・ユメタ、こっちへいらっしゃい」
だが、ユメタは行くのを躊躇した。
「どうしたの?さぁ、おいで」
ユメタはマアムの方へ行かず、晴夜とめぐみ達の後ろに隠れた。
「・・・あなた達、ユメタに何を言ったの!」
「俺達は何も言ってません。ユメタは自分の意志で踏みとどまって、選んだんです」
「とぼけないで!悪夢よ!私の息子に悪い事を吹き込むあの子達を呑み込みなさい!」
尻尾の掃除機から悪夢獣が出て来た。
「ホント、随分とタチが悪いな!言葉で言ってもわからないようだな」
龍牙はビルドドライバーを装着する。
「グレル、エンエン。ユメタを連れて離れてろ」
晴夜がそう言うと、ビルドドライバーにハザードトリガーを付けた状態で装着した。
「分かった!」
「行くよユメタ!」
グレルとエンエンがユメタを連れてここから離れる。
「行くぞ」
晴夜が言うと、それぞれの変身アイテムを出す。
『ラビット!ラビット&ラビット!』
『ボトルバーン!クローズマグマ!』
晴夜と龍牙はフルフルボトルとマグマナックルを取り出し、差し込むと晴夜の前後から金具と赤いユニット――ハザードライドビルダーとラビットラビットアーマーが、龍牙の方は大きいナックル――マグマライドビルダーが後ろに現れた。
『Are you ready?』
「「変身!」」
『変わルンルン!』
「「プリキュア!くるりんミラーチェンジ!」」
全員が変身を完了させて、音声と名乗りが響く。
『オーバーフロー!紅のスピーディージャンパー!ラビットラビット!ヤベーイ!ハエーイ!』
『極熱筋肉!クローズマグマ!アーチャチャチャチャチャ チャチャチャチャアチャー!』
「世界に広がるビッグな愛!キュアラブリー!」
「天空に舞う蒼き風!キュアプリンセス!」
「ハピネス注入!」
「幸せチャージ!」
「「ハピネスチャージプリキュア !」」
全員の変身が完了すると、悪夢達が襲いかかる。
「行きなさい!」
四人も走り出し、悪夢達に戦いが始まる。
ビルドはラビットラビットの特徴である素早さと、フルボトルバスターを持ち悪夢達に攻撃する。
「はやー!」
「早いし、手足伸びるし、やばくない!?」
ビルドのラビットラビットフォームの能力に驚くハピネスチャージプリキュア。驚いてる間にビルドはフルボトルバスターのグリップを曲げ、一本のボトルを取り出す。
『スパイダー!フルボトルブレイク!』
フルボトルバスターの一撃を放ち、悪夢達を蜘蛛の糸で止める。
「最悪な状況になるかもしれないけど、覚悟はいいか?」
「任せな!こんなのザコの群れだろ!」
「バッチリ!」
「ここまで来たらやるっきゃないでしょ!」
「よし、行くぞ!」
四人は散らばり悪夢達を迎撃する。
「ラブリー!パンチングパンチ!」
ラブリーがパンチングパンチを連続で繰り出して怯ませた所に、拳から一撃を放つ。
「プリンセスカッター!」
プリンセスがプリンセスカッターを放ち、悪夢獣を斬り裂く。
「更にプリンセス!ゲンコツツインマグナム!」
両拳からゲンコツツインマグナムを放って近づけさせないようにする。
そして、クローズは悪夢獣を圧倒的な強さだった。
「うぉぉぉぉぉぉぉ!オラァ!」
クローズは向かってくる悪夢獣達をただひたすら殴り続ける。
「しゃあ!オラオラオラオラ!」
ドライバーのレバーを何度も回す。
『Ready go!』
クローズの体がマグマの炎を纏う。
『ボルケニックフィニッシュ!アチャー!』
ボルケニックフィニッシュで数体の悪夢獣達を吹き飛ばした。
「あいつを取り戻すまで、負けられるか!うぉぉぉぉぉぉぉ!」
クローズはさらに悪夢達に攻撃を仕掛ける。
「ハァ!ホラァ!」
ブレードモードのフルボトルバスターを振り続け、悪夢達を応戦する。
ビルドはフルボトルバスターのモードを変える。
『マグネット!フルボトルブレイク!』
悪魔獣を一箇所へとマグネットボトルの磁力で集めるとフルフルボトルを外し、さらにボトルを振り、ボトル栓を回し、タンクのシルエットが現れる。
『タンク!タンク&タンク!』
後ろから現れたタンクタンクアーマーが悪夢達に砲撃し、ユニットがパージされ装着する。
「ビルドアップ!」
『オーバーフロー!鋼鉄のブルーウォーリアー!タンクタンク!ヤベーイ!ツエーイ!』
タンクタンクフォームとなったビルドはフルボトルバスターをキャノンモードにして、
ボトルを4本を入れる。
『タンク!ガトリング!ロケット!ジェット!アルティメットマッチブレイク!』
青いエネルギー弾を放ち悪夢達を全員吹き飛ばす。
だが、それで悪夢達はさらに向かってくる。
「まだいるな・・・」
ドライバーからフルフルボトルを外しフルボトルバスターに差し込む
『フルフルマッチデース!フルフルマッチブレイク!』
ビルドの足が戦車のローラへと変わり、青いエネルギー弾を移動しながら放ちながら、さらに悪夢達を吹き飛ばす。
『ラビット!ラビット&ラビット!』
そしてもう一度、ラビットラビットへとフォームチェンジし、フルボトルバスターのモードを戻し悪夢達に向かっていく。
「たとえ今は押していても、悪夢には敵わないわ」
マアムは慌てている様子ではなかった。
一方、他のプリキュアの夢の世界では・・・
「パンが全部焼けてる・・・。失敗ゼロ・・・。毎日お客さんがいっぱい・・・?嬉しいけど、絶対おかしい!」
「花が枯れない・・・。これは現実ではありませんね」
さらに、プリキュア達の夢にヒビが入る。
「またプリキュアの夢にヒビが・・・!」
「みんな作られた夢から出ようとしてるんだよ!」
「こんな夢は絶対におかしい!みんなそう思ってるハズだ!」
「どうしてわざわざ・・・甘い夢の中で楽しく過ごしていればいいのに・・・!」
マアムがどうして夢の中に居ようとしないのかと、プリキュア達に疑問を抱いていると…
「まだ!わかんねぇのか!」
「俺たちは夢を叶えるためいつも努力している!けど・・・あんたのは違う!」
「それは、誰かに作られた夢じゃ、心の底から楽しめないわよ!」
「あなたの言っている夢は、夢を見せているというだけの悪夢だ!現実の夢と寝てる時に見る夢は、違うんだよ!」
『フルフルマッチデース!フルフルマッチブレイク!』
ビルドはフルボトルバスターに再びフルフルボトルを差し込み、フルボトルバスターにエネルギーを纏う。
「ハァァァァ!」
近づいて来た悪夢獣をフルボトルバスターを回転斬りし迎撃する。
更に、夢の方でも・・・
「確かに、現実は楽しい事だけじゃありません。嫌な事や辛い事もたくさんあります。でも、そう言う事から目を逸らしていたら、ダメだと思うんです」
「上手く出来なくて落ち込む事もあるし、自分が情けなくて泣く事もあります!でも!」
「涙を乗り越えたら、きっと強くなれる!」
「失敗しても大丈夫!やり直せばいいんだよ!何度でも!」
更にみんなの夢にヒビが広がっていく。
だが、荒れ地で戦う四人は息が乱れ始める。流石にここまでの連戦に限界が見えた。
「痛い目に遭いたくなかったら、大人しく言う通りにしていた方が賢明よ!」
マアムが叫ぶと同時に悪夢獣を更に出す。
「みんなを解放してくれるとありがたいんだけどな!」
諦めずビルドはフルボトルバスターで立ち向かう。
「まだまだ全然行けるぜ!真琴達を取り戻すまではな!」
感化されクローズも向かい、何度も殴り飛ばす。
「痛い目に遭うと分かってても!見て見ぬフリなんか出来ないよ!」
「ラブリーはやっと出来た友達なのよ!悪夢になんか奪われてたまるもんですか!」
ラブリーとプリンセスも必死になって悪魔獣達に立ち向かう。
その頃、他の夢の方でも影響が現れた。
「あたしは自分に嘘をつきたくない!あたしの夢は、この情熱は誰にも消せない!」
「自分の描いた夢だから、自分の力で羽ばたきたい!」
「大事な事だから直球勝負!自分の足で走らなきゃ!」
「自分の夢の種を育てられるのは、自分だけだしね!」
「私は、私のメロディをみんなの心に響かせたい!」
「私は、みんなと一緒に笑いたいな」
「私には友達がいる。自分一人では難しい事でも、友達がいれば必ず乗り越えられます」
「こんなのじゃない、本当の世界でみんなに歌を届けたいその時、近くであいつに見て欲しい」
「いつも一緒にいる彼が隣にいないなんて!全然キュンキュンしない!」
夢のヒビがまた大きく広がっていく。
その頃、現実の世界での大貝町で・・・
「幻冬!」
「和也さん!」
仮面ライダーグリスと仮面ライダーローグの沢田和也と柴崎幻冬がいた。
「どうなってんだよ。帰ってきたら六花にありす達がずっと眠てるってよ・・・」
「やっぱり・・・亜久里ちゃんもなんです」
「晴夜と龍牙の奴も来てるはずなんだが、どこに行ったんだ?」
二人が話していると一台の黒いリムジンが二人の前に現れ、ドアが開くと中から晴夜の父、拓人が現れた。
「晴夜の親父さん」
「二人にこれを渡しに来た」
拓人はアタッシュケースの中を開ける。
「これって・・・」
「俺達の・・・」
中に入っていたのは、あの決戦の日に壊れたスクラッシュドライバーとビルドドライバーだった。
一方、夢の世界ではビルド達は多勢に無勢。悪夢達相手に全員が疲れが見え出した。
「はぁはぁ・・・まさかまだまだ出て来るなんてな・・・」
フルボトルバスターを地面に付け、ビルドも膝を下り、息が乱れるのが激しくなった。
「これ、数十体以上はいるよね?」
「もー!どんだけ出てくんのよ!」
倒しても倒しても数が消えるどころか寧ろ増えている。
「この状況、ファントムの時とほとんど同じなんじゃねーか・・・?」
じわじわと悪夢達がビルド達を囲む。
「どんなに頑張ったって、あなた達に勝ち目は無いわ」
「・・・まだ分かんねぇだろ!」
「ああ!俺達はまだ帰れねえんだよ!」
ビルドとクローズが立ち上がる。
『ミリオンヒット!』
クローズもビートクローザーで悪夢獣達に攻撃する。
「この状況でもまだそんな事が言えるの?」
「悪いけど、俺達は諦めが悪いんでね!それに・・・ヒーローが逃げるわけにはいかねぇからな!」
『ラビット!フルボトルブレイク!』
ビルドもフルボトルバスターの光弾を放つ
「龍牙がまだいけるか?」
「たりめえだ・・・」
「「うぉぉぉぉぉぉ!」」
二人は諦めず、悪夢獣を迎撃する。
その様子を遊んでいた子供達がビルド達と悪夢獣が戦っていたを見ていた。
「あれって・・・⁉︎」
「そうだよ・・・あれ⁉︎」
子供達は、悪夢獣に追われていた事を思い出して泣き出した。
「聞こえる!」
「子供達の声が!」
「行かなきゃ!それに晴夜達を助けなきゃ!」
子供達の泣き声を聞いたプリキュア達が夢から出ようとする。
だが、それだけじゃない・・・
「今の・・・!」
「声が聞こえた・・・!」
声が聞こえ二人が顔を合わせ頷くとアタッシュケースの中にあるドライバーを掴む。
「「使わせてもらいます!」」
二人は走り出した。その時、二人の走る先に光の渦が現れた。
その少し前にブルーの力によって、子供達と妖精達の手元にミラクルドリームライトが現れた。
「子供達よ、妖精達よ、みんなに頼みがある。君達を、プリキュア達を夢の世界から救うために、みんなの応援が必要だ」
「このミラクルライトでプリキュアとライダーにパワーを送るんだ!」
「「それじゃあ行くぞ(よ)!」」
『プリキュアー!ライダー!頑張れー!』
グレルとエンエンがミラクルドリームライトを振ると、子供達も振り出した。
「ミラクルライトの力か!これなら!」
「ああ、イケるぜ!」
ミラクルライトの力でパワーが増していく。だが、それだけじゃない。二人のボトルにも変化が現れた。
「ラビットボトルが・・・」
「俺のドラゴンも」
二人のボトルが金色と銀色・・・二人はハザードレベル7へと変わった。
そして、プリキュア達の夢の世界が壊れ、現実の方で次々と目を覚ます。
「鏡よ鏡、目覚めたプリキュア達を夢の世界へ!」
ブルーの力により彼女らの窓から夢の世界へと繋ぐ。
みんなはその中に入っていく。
「「デュアル・オーロラ・ウェーブ!」」
「ルミナス!シャイニングストリーム!」
「「デュアル・スピリチュアル・パワー!」」
「「「「「プリキュア!メタモルフォーゼ!」」」」」
「スカイローズ!トランスレイト!」
「「「「チェインジ・プリキュア!ビートアップ!」」」」
「「「「プリキュア!オープン・マイ・ハート!」」」」
「「「レッツプレイ!プリキュア!モジュレーション!」」」
「「「「「プリキュア!スマイルチャージ!」」」」」
「「「「「プリキュア!ラブリンク!」」」」」
「「プリキュア!ドレスアップ!」」
彼女達、プリキュアの全員が光の中で変身を完了していく。
そしてビルドやラブリー達を囲んでいた悪夢獣が、まとめて吹き飛ばされ、周りには多くのプリキュアが集まっていた。
今ここに、全てのプリキュアが集まったのだった。
「子供達を泣かせたのは!」
「あなた達ね!」
ブラックとホワイトが悪夢獣にそう叫ぶ。
「先輩プリキュア来たー!」
「凄っ!」
ラブリーとプリンセスの二人が驚いてると、ビルドとクローズが膝を折る。
「ふう〜、助かった」
「正直、危なかった」
「ったく、おっせーよ!危うくやられちまうトコだったんだぞ⁉︎」
「ゴメンね。遅くなっちゃって」
「遅くなってゴメンね晴夜」
「いや、目が覚めてよかった」
「ここからはあたし達も加勢するよ!」
「あぁ、本場はこれからだ」
「おお!」
ビルドとクローズは再び立ち上がる。
「わぁ〜!それ!ビルドとクローズの新しいフォーム!」
目を輝かせビルドとクローズをピースが見ている。
「ラビットラビットとクローズマグマね」
ルージュとサニーがクローズマグマに近づく。
「クローズマグマ、同じ赤ねえ」
「なんか、うちらと気が合いそうやな」
「そうか」
クローズが二人と話していると、何か冷たい視線を感じ振り返る。
「ソ、ソード・・・いや、これは・・・」
「龍牙・・・あなた・・・」
冷たい視線、いや嫉妬の視線がソードから放たれたものだ。
「それにしてもここはどこ?」
荒れ地の場所を見回す。
「あれは悪夢の怪物!ここは夢の中の世界だよ!」
「何だ夢かー。夢ならいっか」
「夢の世界が悪夢に支配されてしまったら、見る夢全て悪夢になってしまいます!」
「えぇ‼︎」
「眠るのが怖くなってしまいますわ!」
「悪夢達よ!プリキュア達とライダー二人を捕まえなさい!」
マアムが悪夢達を指示する。すると、彼らの前に大きな光が放たれた。
「待ちな!」
「ライダーは二人じゃない!」
声が聞こえ後ろを振り向く。
「和也、幻冬君!なんで!?」
「お前ら二人で何楽しんでんだよ、コラッ!」
和也が二人の頭を叩く。
「水臭いですよ!二人共!」
「けど、お前らのドライバーは・・・」
龍牙が言うと、和也と幻冬はスクラッシュドライバーを二人に見せる。
「晴夜の親父さんが急いで直してくれた」
「ここから、僕達も加勢します」
二人を見て晴夜は髪をかく。そして、笑顔で言う。
「お前ら・・・最高だな!」
それを聞いた二人は、ロボットゼリーとクラッククロコダイルボトルを取り出す。
『ロボットゼリー!』
『デンジャー!クロコダイル!』
「「「変身!」」」
和也と幻冬から巨大なビーカーが現れ、和也の方には黄色い液体を纏い。幻冬には紫の液体から巨大なワニの口のようなものまで出現し、その後二つのビーカーが割れ、姿を変えた。
『潰れる!流れる!溢れ出る!ロボットイングリス!ブラァ!』
『割れる!食われる!砕け散る!クロコダイルインローグ!オラァ!〈キャー!〉』
「心火を燃やして、ぶっ潰す!」
「大義の為の犠牲となれ!」
ラブリーとピースが感激しながら仮面ライダーを見た。
「仮面ライダーもキターッ!」
「新しい仮面ライダーだ!」
「ミューズと同じ小学生も仮面ライダーなの・・・」
グリスとローグも変身を完了し、共に並べ立つ。
「みんな!行くよ!」
三十八人のプリキュアと四人の仮面ライダーが悪夢獣との決戦が、今始まった。
全員が走って行き悪夢獣達に向かっていく。
「呆れる程たくさんいるわね!」
「あたしに任せて下さい!プリキュア!くるりんミラーチェンジ!チェリーフラメンコ!」
ラブリーが三枚のプリカードを重ね合わせてプリチェンミラーのトレイにセットし、ミラーボールを下から上へ回す。
ラブリーがチェリーフラメンコにフォームチェンジする。
「プリキュア!パッションダイナマイト!オ・レ!」
フラメンコダンスを舞いながらラブプリブレスを叩き、パッションダイナマイトを放って悪夢獣を一掃した。
「おお~っ!」
「カッコいい!」
「ラブリー達はプリカードってカードを使って、様々な力を使う事が出来るんだ」
「それじゃあ私も!」
「プリンセス!上だ!」
ビルドはフルボトルバスターで落ちてくるヤシの実を撃ち落とした。
「え?おわっ!危なっ!」
「空にもあんなにいっぱい!」
空にも大量の悪夢獣が飛んでいた。
「よくもやろうとしたわね!プリキュア!くるりんミラーチェンジ!シャーベットバレエ!」
プリンセスが三枚のプリカードを重ね合わせてプリチェンミラーのトレイにセットし、ミラーボールを下から上へ回す。
プリンセスがシャーベットバレエにフォームチェンジする。
「プリキュア!アラベスクシャワー!」
バレエを舞いながらラブプリブレスを叩き、雪花状の光の粒を下降させてアラベスクシャワーを放った。
命中した悪夢獣が、バレエの舞姿のまま凍った。
「おお~っ!こっちも凄い!」
「でしょ!」
話してる間に悪夢が後ろから攻撃しようとする。
『Ready go!』
ビルドが高くジャンプし、ライダーキックを放とうと足が伸びた。
『ハザードフィニッシュ!ラビットラビットフィニッシュ!』
そのまま伸びた足を縮んでその勢いで悪夢獣を吹き飛ばす程の勢いのライダーキックを放った。
「油断大敵だよ」
「流石晴夜!」
「イーグレット!行くよ!」
「ええ!」
ブルームとイーグレットが跳躍し、コンビネーションで悪夢獣を蹴散らす。
「私達も負けてられません!マリン!行きましょう!」
「やるっしゅ!」
ブロッサムとマリンも悪夢獣を蹴散らす為に構えた。
「「集まれ!二つの花の力よ!プリキュア!フローラルパワー・フォルテッシモ!」」
「今年も決まったっしゅ!」
見事に決まり、マリンはドヤ顔を作った。
「プリキュア!シューティングスター!」
ミルキィローズが周りの地面を沈め、そこにドリームがシューティングスターを放って一掃する。
「よーし!私も!プリキュア!ハッピーシャ―――!」
ハッピーがハッピーシャワーを放とうとしたが、足を引っ掛け、代わりに頭突きが悪夢獣に命中した。
「プリキュア!ファイヤーストライク!」
「プリキュア!マーチシュート!」
ルージュとマーチがハッピーの周りにいた悪夢獣に向けてファイヤーストライクとマーチシュートを放つ。
「決まった!ハッピーヘッドアタック!」
「ナイス直球勝負!」
「あはは・・・」
「キュアピース!私達も行きましょう!」
「ええ!」
レモネードとピースの前に土中から大量の悪夢獣が現れ、二人に向けてロケット弾を放った。
「嘘っ⁉︎」
『シングル!シングルフィニッシュ!』
ロケット弾を全部、後ろから放たれた攻撃とグリスによって全て相殺された。
「どうよ!」
「全弾命中!流石ね!」
後ろからアクア・サニー・ビューティ・グリスが射撃とシングルフィニッシュを放ったからだった。
だが、そこにまだ残ったミサイルが落ちてきた。
同じ頃、クローズとソードが高く悪夢を飛び越えビートクローザーのグリップを引く。
『ヒッパレー!ヒッパレー!ミリオンヒット!』
「「はあっ!」」
クローズのミリオンヒットとソードの手刀がミサイルを切り裂いた。
「龍牙君とソード凄い!」
「決めるよ!メロディ!」
「オッケー!」
「プリキュア!ラブサンシャインフレッシュ!」
「駆け巡れ!トーンのリング!プリキュア!ミュージックロンド!」
ピーチとメロディが必殺技を放つ。
「プリキュア!仮面ライダー!みんなまとめて消えなさい!」
だが、マアムの力によって周りの地面が消え、下のマグマに落ちてしまう。
「きゅぴらっぱ~!」
だがアイちゃんの力によってマグマが魚の群れになって、みんなを救った。
「ナイスきゅぴらっぱ~!」
「アイちゃん凄い!」
「ならば出でよ!メカ悪夢!」
今度はメカ悪夢が現れ、ブラックとホワイトに向けてロケットパンチを放つ。
「だあああぁぁぁっ!」
しかし、ブラックがカカト落としで動きを狂わせる。
「たあああぁぁぁっ!」
更にホワイトがパンチを掴み、メカ悪夢に向けて投げつけて命中させ、最後にブラックがもう一度カカト落としを放ち、頭部を凹ませメカ悪夢は爆発した。
だがメカ悪夢を操縦していた悪夢獣は小型艇で脱出し、後ろを向いていたムーンライトとエースを見つけて狙いを定め、ドリルを回転させて突撃する。
『クロコダイル!ファンキーショット!』
ムーンライトとエースの手刀が、小型艇を真っ二つに切り裂き、ローグがライフルモードにしたネビュラスチームガンを放つ。
「わたくし達の寝首をかこうなど、百年早いですわ。アデュー」
「流石」
投げキッスと同時に小型艇が爆発し、悪夢獣が消滅した。
だが、またメカ悪夢が現れた。そこにグリスはダブルツインブレイカーを出現させて、メカ悪夢達を攻撃する。
「速攻!」
グリスが叫びながら、攻撃をする。
「攻略!」
グリスはダブルツインブレイカーにボトルを合計4本差し込む。
「撃破!誰が俺を満たしてくれるんだ!コラッ!」
『『シングル!ツイン!ツインブレイク!ツインフィニッシュ!』』
グリスのダブルツインブレイカーの技が命中し、グリスの周囲のメカ悪夢全てを撃破した。
「どうだ!」
そして、次にローグにメカ悪夢が襲いかかる。
「数が多くても!」
ローグはダイヤモンドボトルを差し込む。
『ディスチャージボトル!潰れな〜い!』
ダイヤモンドボトルの力でダイヤモンドを放ちながら、メカ悪夢達を攻撃し、メカ悪夢達を集める。
「この世界から、みんなを助ける!」
ローグはドライバーのレバーを下ろす。
『クラックアップフィニッシュ!』
ローグの足からワニの顎型のエネルギーが出現し、メカ悪夢達を掴みながら、砕いていく。
グリスとローグにより全てのメカ悪夢は破壊された。
「プリキュア・・・ライダー・・・いくら悪夢を出しても打ち砕かれる・・・これがプリキュアとライダー・・・」
悪夢獣と戦い、悪夢を消滅させるプリキュア達とライダー達を見たマアムが呟く。
「でも負けられない!ユメタを守らなきゃ!」
疲弊しても尚、みんなに向かってくる。
「ラブだね。ユメタ君を守りたいって言うあなたの気持ち、とってもラブだね!お母さんの愛情でユメタ君は優しい子になったんだね」
疲弊していたマアムの傍に、ラブリーとプリンセス、ビルドが着地する。
「何が言いたいの?」
「ユメタは子供達を閉じ込める事を、望んでいるとは思えないんだ!ユメタはちゃんと自分で頑張れるくらい強い!信じてあげて下さい!」
「何を言ってるの?ユメタの事は母親の私が一番良く分かってるわ!だからユメタの幸せを考えて、夢を叶えで―――!」
「本当にそれが、ユメタの望みなのか?」
「えっ?」
「違うな。それは、ユメタの夢じゃ無くて、あなたの夢だ。我が子を守りたくて、守り過ぎてユメタを閉じ込めている!」
「お黙り!」
そう叫んで悪夢獣を出し、ラブリー達に襲い掛かろうとする。それを見ていたビルドはフルボトルバスターを構える。
「お母さん!もう止めて!」
するとユメタがビルド達の前に出て、自分の力で攻撃を防いだ。
「「ユメタ!」」
更に尻尾が掃除機に変化し、悪夢獣を吸い込んだ。
「ユメタ・・・!あなた悪夢を・・・!」
「お母さん、ゴメンなさい・・・!僕が弱虫だからいつも心配かけて・・・お母さんにこんな事させて!」
「何言ってるの、いいのよ。あなたを守るためならお母さん何だって―――」
「守ってくれるのは嬉しいよ!でも、子供達には将来の夢が、未来がある!僕のためにみんなの未来を犠牲に出来ないよ!辛くても、苦しくても、僕は自分の力で頑張りたい!
プリキュアや仮面ライダーみたいに!」
ユメタの言葉――息子の本音を聞いたマアムは驚きを隠せなかった。
「ユメタ・・・お母さんはあなたの悲しむ姿を見たく無かったの・・・ただあなたを守りたくて・・・それが・・・間違ってたの・・・?」
その時、悪夢獣が応援してる子供達のいる場所にハンマーで叩きつけて来た。
「おい、アイツら、子供達のいる場所を狙って・・・!」
「あの妖精、一体何を考えているんだ・・・⁉︎」
「子供達に手を出すなと教えたじゃない!」
「じゃあ、なんで!」
マアムがハンマーで叩いていた悪夢獣を吸い込もうとするが、既に疲弊状態だったため、吸い込む事が出来なかった。
「お母さん!」
「悪夢を・・・吸い込めない・・・」
「力を使い過ぎたんですわ!」
更に悪夢獣は空を雷雲に変え、周りにあったサンゴなどを消滅させた。
ブルームとイーグレットが悪夢獣を倒すが、すぐに再生されて反撃されるがかわした。
一方、ビルドがフルボトルバスターを放ち寄せ付けないようにする。
「くそっ!キリが無い!」
だが、それでも復活しキリがない。
「何度倒しても蘇って来る!」
「私達の力じゃ浄化出来ないって事・・・⁉︎」
『ボルケニックナックル!アチャー!』
ボルケニックナックルでクローズが殴り飛ばしてもやはり直ぐに復活した。
「マジかよ・・・倒しても復活するんじゃ、意味無ぇじゃねぇか!」
「今までよりタチが悪ぃ気がするぜ・・・!」
「このままじゃ・・・」
完全に悪夢達に囲まれるのは時間の問題だ。
「どうすりゃいいんだよ・・・⁉︎」
「これじゃキリが無いぞ・・・」
「何か方法は⁉︎」
「バクの力だ!バクの力なら、悪夢をやっつけられる!
だから、僕が行く!」
「待ちなさいユメタ!行っちゃダメよ!危ないわ!」
ユメタがプリキュア達とライダー達の所へ向かおうとするが、マアムに制止される。しかし、それでも彼の決意は変わらなかった。
「でも僕はバクだ!お母さんいつも言ってるじゃないか!悪夢をやっつけるのがバクの役目だって!悪夢をやっつけて、みんなの夢を守らなきゃ!」
「行かせて!お母さん!お願い!」
「ユメタ・・・行ってらっしゃい。お母さんここで見てるわ。しっかりね」
「うん!」
ユメタはグレルとエンエンと共に先へ進み、ラブリー達もすぐさまユメタ達を追いかけた。
ユメタ達が見えなくなった所でマアムは、涙を流したのだった。
先に進む途中で悪夢獣が襲い掛かるが、ラブリー達が同時にパンチを繰り出し、悪夢獣を消滅させる。
(怖いけど、プリキュアがいる!仮面ライダーがいる!)
「ユメタ!もうすぐだ!」
「頑張って!」
「うん!(友達がいる!僕は一人じゃない!)キュアハート!僕の力を受け取って!」
「ユメタ君!」
尻尾の掃除機からバグの力が放たれ、ハートの中に取り込んだ。
「あなたに届け!マイ・スイート・ハート!」
ユメタの力を受け取ったハートが近づいて来た悪夢獣にマイ・スイート・ハートを放つと、悪夢獣が再生しなかった。
「悪夢が消えた!」
「プリキュアのみんな!」
全てのプリキュアにもユメタの力が加わった。
『プリキュア!コラボレーションパンチ!ニューステージ!』
ピンクチームのプリキュア達がコラボレーションパンチ・ニューステージを放ち、悪夢獣を一掃した。
「凄っごい!って、ラブリーもちゃっかり混じってたし!」
プリンセスが横を見ると、いつの間にかラブリーがいなかった。
「もしかしたら・・・龍牙!銀のボトルを!」
「えっ?おぉ!」
クローズが銀のドラゴンボトルを投げ渡すと、ビルドはもう一つ金色へと変わったラビットボトルと今は色をなくしたジーニアスボトルを取り出す。
「ユメタ!この3本のボトルにお前のバクの力を合わせてくれ!」
ラビットとドラゴン、ジーニアスの3本のボトルをユメタに見せる。
「僕の力・・・」
「お前の力が奇跡を起こすんだ!」
3本のボトルを見てユメタは顔を上げた。
「うん!」
決意を決めたユメタは、そのままビルドが3本のボトルを上へと投げる。
「届いて、僕の力!」
ユメタから放たれた光が3本のボトルに当たると、3本のボトルが回り出し、一つになろうとする。
そして、3本のボトルは一つとなり、ボトル缶へと姿を変え、ビルドの手に置かれた。
「それ!」
「クローズビルド缶!」
それは、エボルトとの決戦の時に起こった奇跡のボトル『クローズビルド缶』だった。
「まさか・・・」
このボトルを見てこれから何が起こるのかを、クローズは考えがついた。
「さぁ、実験を始めようか・・・」
ビルドは決め台詞を呟き、ボトル缶を振る振ると周囲を数式、化学式が現れた。
「な、何この訳のわからない式は!」
「「「「出た!訳の分からない計算式!」」」」」
ファントムの時に見せらせてピンク勢の大半は正直言ってこれが嫌い。
そんなことを思ってる間にクローズビルド缶のボトルの缶を開けた。
『クローズビルド!』
そして、ボトル缶が差し込みドライバーのレバーを回す。ボトル缶が光り出すと、ランナーファクトリー『L&Pスナップライドビルダー』が前後から出現した。
「これって、やっぱり・・・」
ファクトリーはクローズを巻き込んでしまい、前後のランナーが金と銀のアーマーが形成されいくと、アーマーは赤と青へと姿を変わる。
『Are you ready?』
「ダメです!」
「変身!」
「な⁉︎」
ランナーはクローズをも巻き込んだまま重なり、体から煙が現れビルドマークが浮かび上がると。変身を完了した。
『ラビット!ドラゴン!Be The One! クローズビルド!イェイ!イェーイ!』
「やっぱ、俺達・・・」
「合体しちゃった・・・」
ビルド・ラビットラビットフォームとクローズの二つの外見を併せ持ったような姿をし、腰から下半身にかけてコートの裾のようなローブが現れた。
二人だからこその特別なフォーム・・・クローズビルドだ!
「うわぁ〜!凄い!合体した!」
「何これ、凄すぎなんだけど!」
ピースとマリンがクローズビルドを見て感激したような表情だ。
「ねぇ、これって二人意識が共有なの?」
「凄い・・・」
「何がどうなってんや?」
「合体しただけでも・・・驚いてるのに・・・」
二人の合体した姿にどう言葉にしていいかわからなかった。
「あれは二人の奇跡の変身!」
「クローズビルドよ」
ハート達は二人の奇跡の変身、クローズビルドだと話す。
「カッコいい・・・」
ユメタがクローズビルド見てカッコイイと呟く。それに対して・・・
「お前、二度とやらねえ言ったくせにまたやるのかよ!」
「しょうがねえだろ!ジーニアスとマジェスティが使えねぇから!他に無かったんだよ!」
「この科学バカ!」
「うっせえ!筋肉バカ!」
合体したせいで一人で痴話喧嘩をしている。
「悪夢〜〜〜!」
そこに悪夢達が襲い掛かろうとする。
「あ〜もう!後だ!行くぞ!」
「ったく、しょうがねえな!」
悪夢を見てクローズビルドが高く飛び上がり、悪夢へと向かっていく。
「悪夢〜〜〜!」
「「はぁ!」」
悪夢の攻撃を避けるとそのまま投げ飛ばした。
「「オオラァ!」」
さらにキックを繰り出し、悪夢を吹き飛ばす。それだけじゃない、バグの力も加わったクローズビルドは一撃で悪夢を消滅させる。
すると、さらに今度は悪夢達の群れが大量に現れた。
徐々に悪夢獣を追いつめて行くが、いきなり全ての悪夢獣が地面に潜った。
「地面に消えました!」
「何するつもり?」
すると地面から一つとなった悪夢が下から現れた。
「でっかくなっちゃった!」
そしてそのままクローズビルドとプリキュア達を閉じ込めた。
「ここは一体!?」
「なーんかやな感じ・・・」
その嫌な感じは的中し、巨大な悪夢獣がプリキュア達を踏み潰そうとした。
それをみんながなんとか躱す。
「何あれ!?」
「とにかく早く倒して、外に脱出しないと!」
「プリキュア!ピースサンダー!」
ピースサンダーが命中すると同時にドリーム・ルージュ・レモネードが足に攻撃し、腕からの攻撃はミルキーローズとマーチが同じく攻撃して受けるのを防ぐ。
「危ない!」
後ろから攻撃を受けそうになるが、ミントとロゼッタがバリアを展開して防ぐも、余りのパワーに砕かれてしまう。
「あの大きな腕が厄介だわ!」
「バランスを崩して、隙を作りましょう!」
「合点承知!」
「プリキュア!ピンクフォルテウェーブ!」
「プリキュア!ブルーフォルテウェーブ!」
ブロッサムとマリンがピンクフォルテウェーブとブルーフォルテウェーブを悪夢獣の足元に放って転倒させる。
「はぁ!!」
すると、どこからか黄金のラビットラビットアーマー・ベストマッチラビットを召喚すると、クローズビルドが後ろ足に着地すると同時に蹴り上げて高く飛び上がり、フルボトルバスターを出現させる。
『ラストマッチデース!ファイナルマッチブレイク!』
「これでどうだ!」
そのままフルボトルバスターの斬撃を放つ。すると、ホワイトとブラックが走って向かってきた。
「プリキュアの美しき魂が!」
「邪悪な心を打ち砕く!」
「「プリキュア!マーブルスクリュー!マックス!」」
ブラックとホワイトがマーブルスクリュー・マックスを放ち、巨大悪夢獣を倒した。
その頃、悪夢ドームの外では子供達を守るためグリスとローグが戦っていた。
「此処が夢の中だってんなら・・・こいつで行くか!」
スクラッシュドライバーを外し、ビルドドライバーへと付け替えると、グリスブリザードナックルがグリスの手元に出現した。
『ボトルキーン!グリスブリザード!』
ドライバーにナックルを差し込むと冷気が一面に漂い、グリスの足を膝上まで凍結させながらブリザードライドビルダーが出現。
『Are you ready?』
大量の液体窒素のような液体――ヴァリアブルアイスをぶちまけられ、和也を氷塊状態に。後ろから氷塊をアイスライドビルダーが押し割り、変身が完了する。
『激凍心火!グリスブリザード!ガキガキガキガキ!ガキーン!』
水色の氷を印象づけるような冷気を周囲に纏ったグリス、腕にロボットアームを装着したグリスブリザードとなった。
そのままロボットアームで悪夢獣の群れを必死に殴り続ける。
「オラァ!どうした!こんなもんか!」
グリスはドライバーのレバーを一回転させる。
『シングルアイス!』
グリスはロボットアームを悪夢獣達に向ける。
『グレイシャルアタック!バリーン!』
巨大化した左腕のアームで捕まえ、悪夢獣達を地面に叩きつける。
「これで終わりだ!心火を燃やしてぶっ潰す!」
グリスはレバーを回し、音声が鳴る。
『シングルアイス!ツインアイス!』
2回以上レバーを回し高く飛躍する。
『Ready go!』
グリスの繰り出すキックが吹き荒れる吹雪を纏う。
『グレイシャルフィニッシュ!バキバキバキバキ!バキーン!』
冷気を纏ったライダーキック。悪夢を粉砕する程の勢いを繰り出し、悪夢を吹き飛ばした。
「しゃあ!どうよ!見てくれた!」
だがしかし、振り向いた時には誰もいなかった。
「って、誰もいねえのかよ!」
その一方、ローグもビルドドライバーへと付け替える。
『プライムローグ!』
プライムローグボトルがローグの手元に出現すると、ボトルを分けドライバーへと差し込む。
『ガブッ!ガブッ!ガブッ!ガブッ!ガブッ!』
ドライバーのレバーを操作すると、金色に輝く線『プライムライドビルダー』がローグの周囲を囲み、ワニの顎が下から出現した。
『Are you ready?』
金色のパイプ線がローグの体に纏わりつき、それをワニの顎が砕く。
『大義晩成!プライムローグ!ドリャドリャドリャドリャ!ドリャー!』
背中に純白のマントを纏い胸元には、歯車とローグを象徴する鰐の口が組み合わさったライダーズクレストが記された姿、プライムローグとなった。
「大義のための犠牲となれ!」
そう言うとローグはドライバーのレバーを回す。
『Ready go!』
ローグは高く飛躍し、ライダーキックの態勢に入ろうとする。
『プライムスクラップフィニッシュ!』
ローグが悪夢達に噛み付くように両脚で挟み蹴りを繰り出す。そのまま噛み付いた足で蹴り飛ばした
すると、ドームの中から三体の悪夢獣を作りだし、妖精達と子供達のいる所に向かって飛んで来た。
「ユメタ!」
「危ない!」
「グレル!エンエン!」
「「(絶対に守るんだ!僕らの友達を!)」」
「不味いぞ!」
「グレル!エンエン!」
ドームから見えたクローズビルドが助けに向かおうとするが、間に合わない。
すると、グレルとエンエンのミラクルライトが光り、巨大な光が三匹の妖精を包み込み悪夢獣を消滅させた。
「これは・・・」
その時、光の中ではグレルとエンエンの前に一人の少女の影が見えた、
「君は誰?」
「私は坂上あゆみ。プリキュアよ」
「プリキュア・・・!でも、教科書に君の事は・・・」
「僕、先生から聞いたがあるよ。たった一度だけ変身した幻のプリキュアがいるって!」
「幻のプリキュア⁉︎」
「私にはパートナーの妖精がいないの・・・」
あゆみの服の胸には、スマイルプリキュアのキュアデコルが付いていた。
「私もあなた達と同じように友達を・・・プリキュアの皆を。そして、今、一緒に戦ってる仮面ライダーを助けたい!力を貸して!」
「「うん!」」
グレルとエンエンはあゆみの手を握る。
「「「みんなの思いを守るために心を一つに・・・」」」
すると、グレルとエンエンの宝石とあゆみのキュアデコルが光る。
すると、光の球体は上へと上昇し、そこから白い姿を纏ったプリキュアが現れた。
「想いよ届け!キュアエコー‼︎」
かつて誕生した幻のプリキュア、キュアエコーが再び誕生した。
「キュアエコー!」
「僕らのプリキュア〜」
「グレル!エンエン!本当だね!諦めずに頑張ればいつか夢が叶う!」
二人にとって初めてパートナーとなるプリキュアと出会えた。
「世界に響け、みんなの想い!!プリキュア・ハートフルエコー!!」
エコーから放たれた巨大な光が夢の世界を包み、空の色を青い空へと変え無数の悪夢獣を浄化していく。
「ドームが破壊された・・・」
それだけではなく、囲っていたドームも崩壊していき、その崩壊したドームの上を見上げるとそこには何かがいた。
「あれもプリキュアか?」
「あんなのいたか?」
「あれは?」
「あゆみちゃん・・・いや、キュアエコー!」
「キュアエコー」
「みんな!今よ!」
巨大な悪夢のドームが崩壊すると悪夢達が集結し、今度は巨大なタコの姿となった。
「何じゃありゃ⁉︎」
「巨大タコのようだな」
「デカい!でも!」
「絶対負けないんだから!」
全プリキュア達が一斉に走り出し、攻撃をかわして跳躍する。
プリキュア達が足に攻撃し、ラブリー達も攻撃するが反撃を受けてしまう。
だが、ドキドキプリキュアが二人を救った。
「大丈夫?」
「私達がついてるから、安心して」
「大船に乗ったつもりでいなさい」
「プリキュア五つの誓い」
「愛する事は守り合う事」
「ですわ」
「力を合わせて、まだまだ行くよ!」
「「オッケー!」」
全プリキュア達のコンビネーションが悪夢を圧倒する。
しかしそれでも、決定打にはなれず、逆に足で動きを封じこまれてしまう。
「捕まえた〜!」
悪夢タコの触手がプリキュアのみんなが捕まってしまった。その時・・・
『フルボトルブレード!』
そこへ、フルボトルブレードを持つクローズビルドが現れ、グリップにラビットボトルを差し込む。
『ラビット!フルボトルスラッシュ!』
赤いエネルギーを纏ったブレードが光り出し、フルボトルブレードの剣が伸びた
「「ハァァ!」」
タコの触手を攻撃し、プリキュアのみんなを離した。さらにフルボトルブレードにボトルを差し込む。
『ニンジャ!コミック!ベストマッチブレイク!』
クローズビルドが分身し、悪夢獣の足を全て切り落とすと、そのままフルボトルブレードを捨てた。
『フルボトルアロー!』
さらにドライバーから弓状の武器、フルボトルアローを出現させる。
『クローズドラゴン!』
クローズドラゴンをフルボトルアローに装填し、弓の弦を弾く。
『クローズフィニッシュ!』
ドラゴン状のエネルギーを纏った矢が悪夢獣を怯ませた。
そのままさらに悪夢獣へと飛び、キック、パンチと繰り出し、今度はクローズドラゴン・ブレイズに酷似した銀色のエネルギー体・ベストマッチドラゴンを召喚するとブレスを発射させ、悪夢獣をぶっ飛ばした。
「凄い・・・これが、仮面ライダー・・・」
ユメタがクローズビルドに強さに見とれると、クローズビルドは地面へと降りる。
「今の俺達は負ける気がしねえ!」
クローズの口癖を叫ぶとドライバーのレバーを回す。
『Ready go!』
赤と青と放物線が悪夢獣を拘束し、高く飛び放物線の上へと滑り込む。
「勝利の法則は決まった!」
『Are you ready?』
その言葉を叫ぶと同時にクローズビルドはキックの体勢へと入る。
「「ドリーム&マッチ フィニッシュ‼︎」」
そう叫んで悪夢獣へライダーキックをぶつけた。
「「うぉぉぉ〜〜!はぁーーーー‼︎」」
さらに押し込もう力を入れる。
「「「「「仮面ライダー‼︎頑張れ!」」」」」
子供達がライトを振りながらクローズビルドを応援する。
「行けえ!晴夜(さん)!龍牙(さん)!」」
「「「「いけぇ!」」」」
「「はぁぁぁ〜はぁーーー‼︎」」
クローズビルドの力が上がり、さらに押し込もうとし、放物線のゴールへと向かって滑っていく。
「あ、悪夢〜〜〜!」
ついにゴールを通過し、クローズビルドがタコ悪夢獣を貫いたライダーキック・・・ドリーム&マッチフィニッシュが決まり、悪夢獣は消滅した。
「「「「やったーーーーーーー‼︎」」」」
タコ悪夢を倒し、子供達は悪夢から解放された。クローズビルドは子供達の前へと着地した。
「「悪い夢は終わったよ」」
クローズビルドは子供達にそう告げる。
そして子供達は皆、現実で目を覚まして親と再会したのだった。
夢の中での事は全て忘れていたが、それで良かった。
その様子をマアムとユメタは水晶から親と子供の再会している姿を見ていた。
「親にとって、我が子を失う程の悪夢は無い。悪夢を食べるバグが、悪夢を見せていたなんて・・・。バグ失格だわ」
「お母さん、僕、将来の夢があるんだ」
「えっ?」
「自信が無くて言え無かったんだけど、ずっと思ってたんだ。どんな怖い悪夢にも立ち向かって行くお母さんは凄いって。だから僕は将来、お母さんみたいなバグになる!もう一度自分の夢を叶えるために頑張るんだ!」
その後、他のプリキュア達とグリス、ローグは先に現実世界に帰り、残ったのはハピネスチャージプリキュアの二人とキュアエコーと妖精達、晴夜と龍牙だけだった。
「夢から目覚めれば、みんな僕の事を忘れる。でも、それでいいんだ。楽しい夢を見て、今日一日頑張ろうって思ってくれたらそれで」
「俺は忘れないぞ。お前の事、絶対に忘れない」
「離れ離れになっても友情は消えないわ。心が繋がってる限り、ずっと友達よ」
「僕、教科書に書くよ。新しいプリキュア、ハピネスチャージプリキュアの事、僕達のパートナーになってくれたキュアエコーの事。そして、夢の中でみんなの夢を守ってくれているユメタって言う妖精がいる事、みんなに伝えるからね」
「グレル・・・エンエン・・・」
「また会おうね」
「俺達は永遠に友達だ!」
そんな三人を見てプリンセスはもらい涙を流す。
「プリンセス、もらい泣きし過ぎですわ」
「だって・・・だって・・・永遠の友達って・・・!」
「世界にラブがいっぱいだね!これにて幸せハピネス!」
二人が言ってると晴夜が近寄る。
「ユメタ。お前のおかげだ。ありがとうな」
クローズビルド缶からまた3本に戻ったボトルを見せて、ユメタにありがとうと言う。
「ううん。僕からありがとう。
それと、晴夜。僕は晴夜は本当の正義のヒーローだよ!」
「そう思って貰って嬉しいよ」
晴夜はユメタの頭を撫でる。
「じゃあ、帰るか。みんなの所へ」
「おぉ!」
二人も二人を待ってる人、仲間の元へ帰ろうする。
「晴夜!龍牙!ありがとう」
「またな」
別れを告げ、晴夜と龍牙もハピネスチャージプリキュアとキュアエコーと共に現実の世界へと戻る。
この小さなひと時の事件も晴夜と龍牙、ベストマッチコンビが解決し、プリキュア教科書に新たなページが書かれた。
――だが・・・これがさらに最悪な事態の戦いの始まりである事を、
この時は・・・まだ誰も知らなかった。
おわり
さぁ〜て!次回の『Re.ドキドキ&サイエンス!last science!』は〜?
「ウォズです。この本によれば、次回からの話では仮面ライダービルドこと 桐ヶ谷晴夜 が、彼女である 相田マナ をチャラ男にNTRれるというエロゲ展開を迎えたり、女の子達と逃走中をしたり、敵に殺されて異世界転生をしたりするそうだ。
まったく、わけがわからないよ。
さて、次回は――
『晴夜、彼女をNTRれる』
『ビルド、プリキュアに追っかけをされる』
『マイティビルド XX』
――の三本です」
次回もまた見てね☆ぴかぴかピカリン!ジャンケンポン♪
ピース「はい!私の勝ち!なんで負けたのか、次回のお話までに考えて来てね♪」
完