晴夜「仮面ライダービルドであり、てぇんさい科学者の卵 桐ヶ谷晴夜は、拐われたマナ達を探すために色んな町を巡って廻っていたが、突然プリキュア達が襲い掛かってきた!」
龍牙「一方、プロテインの貴公子こと 上城龍牙 は、トランプ王国に行って手掛かりを探していたが、そこへ本物の仮面ライダーを名乗る仮面ライダーパルロこと ファレノ・ユウヤ が現れる。そして俺の前にソードが迴セ繧後◆縺ョ繧貞「�↓縲√ヱ繝ォ繝ュ縺ォ蜊大乾縺ェ鄂縺ォ繧医▲縺ヲ謨励l縺ヲ縺励∪縺��繝サ繝サ縺励°縺励∫ェ∫┯菫コ縺溘■縺ョ蜑阪↓迴セ繧後◆莉ョ髱「繝ゥ繧、繝繝シ繝�ぅ繧ィ繝ウ繝峨↓繧医▲縺ヲ騾」繧悟悉繧峨l縺ヲ縺�▲縺溘」
※訳(現れたのを境に、パルロの卑劣な罠によって敗れてしまう・・・しかし、突然俺たちの前に現れた仮面ライダーディエンドによって俺とダビィは連れ去られていった。)
晴夜「オイィィィィィィィ!?お前前回のショックで途中から台詞が文字化けし始めてるぞ!翻訳が無かったら何言ってるのか全然わかんねぇぞ!?」
龍牙「縺昴@縺ヲ菴輔d繧画匐螟懊�譁ケ縺ォ繧ゆス輔d繧我ク咲ゥ上↑遨コ豌励′豬√l蟋九a縺ヲ縺�k繝サ繝サ繝サ譎エ螟懊ぃ�√ル繧イ繝ォ繧ゥ��シ」
※訳(そして何やら晴夜の方にも何やら不穏な空気が流れ始めている・・・
晴夜ァ!ニゲルォ!!)
晴夜「取り敢えずお前は一旦病院に行ってこい!そして第5話始まるまでには戻って来い!」
クローズがパルロに破れ、ディエンドに連れされた一方で…
「くぅ、やべぇ・・・」
「数が多すぎる・・・」
「みんな・・・」
スタジアムでは、グリス、ローグ、ジョーカーの三人と妖精達が、シザースロストスマッシュと黒く染まったプリキュア達を抑えていた。
「諦めんな!晴夜が何か見つける筈だ・・・」
「はい(うん!)!」
三人は必死にみんな晴夜の所へ行かない様に、懸命にみんなを動きを抑える。
「面倒ねぇ・・・全員、ビルド殲滅の前にそいつら片付けなさい」
「「「「了解しました」」」」
シザーススマッシュの指示でプリキュアのみんなは更に力を入れ、強引にでも三人を押し込もうとする。
「ちょ、ちょっと・・・」
「つ、強すぎて・・・」
「抑えきれない・・・」
三人も後ずさりながらも力を入れて持ち堪えようとする。
すると、グリスがシザーススマッシュの方へと向く。
「だったら・・・」
『ローズ!』
ツインブレイカーにローズボトルを差し込むと、ツインブレイカーを向ける。
『シングルフィニッシュ!』
ツインブレイカーから出されたバラの茎が放たれ、プリキュアの身体を拘束した。
「幻冬!ジョーカー!みんなの動きを止めてあのスマッシュを倒すぞ!」
グリスが二人に指示を出す。
「そうかなら・・・」
ローグもネビュラスチームガンを取り出し、マグネットボトルを差し込む。
『マグネット!ファンキーアタック!』
ネビュラスチームガンを自分の方向とジョーカーのいる方向へと放つ。
「ジョーカー!退いてください!」
全員に直撃し、マグネットの引力によってプリキュア達は引き寄せられていき、身動きが取れなくさせた。
「ありがとう!幻冬!」
「行くぞ!」
三人はシザーススマッシュへと向かっていく。
「ブロス達にも勝てなかったあなた達で、私に勝てるつもりかしら?」
「行くぜ!」
「覚悟しろ!」
「みんなを元に戻して!」
三人がシザーズに向かって飛びかかろとすると、シザーズは腕からハサミ状のエネルギーを複数生成し、一斉に射出し、三人に命中した。
「「「うわぁぁぁぁぁ!!」」」
命中した三人は観客席からスタジアムのグランドまで吹き飛ばされ、地面へと叩きつけられ三人は強制的に変身解除してしまった。
「いってえ・・・」
「みんな、大丈夫・・・」
「ええ、なんとか・・・」
「なんや、もう終わってるやないか」
後ろから同じ犯人グループの仲間である斗賀野光臣が現れた。
「まぁ、でも参加さしてもらうで!」
光臣もロストボトルを取り出した。
「あれって!」
「ロストボトル・・・」
「まさか、あいつも・・・」
ゼブラのロストボトルを見て驚くと光臣はロストボトルの栓を回した。
すると光臣の身体もシザーズロストスマッシュになったのと同様に液状化し、ロストボトルと一つになると、ゼブラロストスマッシュへと姿を変えた。
「あぁ!!こいつだメポ!」
「この人がみんなの前に現れて拐っていたミポ!」
あの時、MHのメンバーを襲い拐っていたのは、斗賀野光臣だとメップルとミップルが叫ぶ。
「てめぇか、こんな事をしたのは・・」
襲った犯人だと知り、和也が怒りを感じる。
「なんで・・・晴夜さんを狙うんですか!」
幻冬が何故晴夜を狙っているのかを問う。
「あの小僧が最後のピースを持ってるからだ」
「最後のピース・・・何のことだ?」
和也にはゼブラスマッシュの言う、晴夜が持つ最後のピースとは何かわからなかった。
「その為に、あの坊やにまず絶望感に落とす必要があるのよ」
「その手始めにこの子達に協力してもらったってわけ」
ゼブラが後ろで拘束されているプリキュア達を指す。
「そんな・・・そんなことのために晴夜を絶望させるなんて許さない!」
「うるさいやっちゃな!」
ジョーカーはそう叫ぶと、鬱陶しく感じたゼブラロストスマッシュがこっち向かって突進して来ようとする。
「ちょっと!待ったぁぁぁぁーー!!」
その時、大きな声が聞こえ上を向くと、三人と妖精達の前に大きな光が発せられ、そこに人影が四つ見えた。
「世界に広がるビッグな愛!キュアラブリー!」
「天空に舞う蒼き風!キュアプリンセス!」
「大地に実る命の光!キュアハニー!」
「夜空にきらめく希望の星!キュアフォーチュン!」
「「ハピネス注入!」」
「「幸せチャージ!」」
ラブリーとプリンセス、ハニーとフォーチュンの二人一組となって、声をそろえる。
「「「「ハピネスチャージプリキュア!」」」」
「ハピネスチャージプリキュアの皆さん!」
「どうしてここに・・・」
説明しよう!ハピネスチャージプリキュアは、ドキドキプリキュアの次に誕生した新しいプリキュアで。この間の子供達が眠り続ける事件の中、晴夜と龍牙達仮面ライダーらと共に、事件解決させた間柄なのだ!詳しくは第0話をご覧下さい!
「晴夜君とお父さんとジョーって人に頼まれて来たの!」
「ピンチだから助けに来て欲しいって」
トランプ王国から追われた二人は、晴夜の指示でハピネスチャージプリキュアがいる大使館へ行くように連絡した。どうやら、無事について応援を頼んでくれたようだ。
「ここは、任せてよ!」
ハニーがやる気満々で言うと、ラブリーが辺りを見回す。
「ねぇ、ところで、晴夜君は?」
晴夜がこの場に居ないことに気づく。
「今、こうなった原因を調べるために別行動中だ!」
「そういえば、龍牙君もいないけど?」
「龍牙も今は他のみんなを探していないの・・・」
和也とレジーナが晴夜と龍牙がいない理由を話す。
「なんや、まだプリキュアって他に居たんか?」
「でも、新人じゃ相手にならないわよ」
シザーズが和也達を吹き飛ばしたハサミのエネルギー体をいくつも作り、ハピネスチャージプリキュアへと向けて放った。
だが、四人はその隙に高く飛びシザーズの攻撃を躱した。
「今度はこっちから行くよ!」
ラブリー達の反撃が始まる。
「ラブリー!ハートリストラクション!」
「プリンセス!弾丸マシンガン!」
ラブリーは振り上げた両手に光のエネルギーを溜め、ハート型のエネルギー弾を連射すると、プリンセスが連続パンチで拳からエネルギー弾を無数に射出し、シザーズとゼブラに放ち続ける。
「ハニースーパーソニックスパーク!」
動けない隙にハニーがクローバー型のエネルギー弾を連射する。
「フォーチュン!今だよ!」
ハニーの後ろからフォーチュンが現れた。
「フォーチュンスターバースト!」
フォーチュンの手のひらから星形のエネルギー弾を放たれ、シザーズとゼブラが後ずさり倒れさせた。
「やるやないか〜」
だが、ハピネスチャージプリキュアの技をまともに受けてもゼブラとシザーズが起き上がった。
「でも、これを相手に出来るかしら」
シザーズが指を鳴らすと後ろから拘束が解けたプリキュアのみんなが集まってきた。
「先輩達どうしたんですか・・・!」
先輩プリキュアの変わりようにラブリーは驚く。
「あいつらの仕業だ・・・」
和也がシザーズとゼブラを指す。
「晴夜を絶望させるために、みんなにあんな事を・・・」
「そんな・・・酷い・・・」
プリンセスは晴夜を絶望させるために、こんな風にみんなを変えた事が許せなかった。
「とりあえず、ここは、一度退きましょう!」
フォーチュンが今の現状を見て一度退いた方がいいと提案する。彼女の言う通り、今のまま戦っても勝ち目はないに等しい。
「でも、先輩達が・・・」
「気持ちはわかるけど・・・今は一度退こう」
先輩プリキュアを置いて退くことにラブリーは納得がいかない様子だったが、プリンセスに言われ不満があったが受け入れる。
「わかりました。なら・・・」
幻冬がネビュラスチームガンを取り出し、周囲に向けて煙幕を張る。
「皆さん、今のうちに!」
和也達は煙幕の中に姿を隠す。晴れた頃にはそこには誰もいなかった。
「逃げたみたいわね」
「まぁええ、奴らじゃもう何も出来ない。ボスの所戻るでぇ。あの小僧の居場所を見つけてある」
「なら、こっちも向かいましょう。行くわよ!」
シザーズとゼブラ達はボスと呼ぶ男がいる場所へと向かう。
その頃、晴夜は『東都科学研究所』へと来ていた。
ここは、以前までは父の拓人と兄の巧、そして、叔父の石動総一郎がここの研究員だった。
今は廃棄の予定の場所ではあるが、まだ使えるコンピュータはありそうだった。
「よし、まだ使える」
晴夜はまだ起動できるパソコンを見つけ、キーボードを操作する。
「晴夜、ここに何をする気でシャル・・・」
「そもそも、勝手に使っていいケルか?」
「ダメなんじゃないんで、ランスか〜?」
「非常時だから、後で怒られた時に謝ればいい!」
無茶な理屈を言うもんだと三匹が顔を合わせる。そうしてる間に晴夜は研究ファイルの記録から何かを探し始める。
「どこだ・・・どこにある・・・」
必死に研究室の研究ファイルを開く、閉じると繰り返し、何かを探していた。
「あった」
次に開いたファイルを見て探していた研究ファイルを見つけた。
「これシャルか?」
シャルル達もパソコンの画面に目を向けると、そのファイルを開いた。
その研究ファイルは四年前の『遺跡発掘レポート』と書かれていた。
晴夜はスクロールを回し、下へと動かす。そこに記録されていた。発掘チームのメンバーを見る。
「やっぱり・・・何処かで見たことがある顔の人達だと思った・・・」
その発掘チームのメンバーは、リーダーに叔父の石動総一郎、サブに斗賀野光臣、岸波涼香の姿があった。そしてもう一人副リーダーの・・・
「流石にカンが鋭いな」
「「「だ、誰シャル!(ケル!)(ランス!)」」」
声が聞こえて妖精達が振り向くと、遠くから足音が聞こえ、こっちに向かってくることに気づく。
研究室に現れたのは、斗賀野光臣、岸波涼香らと同じ黒い服装を着ており、歳は晴夜よりも数十歳くらい上に見えた。
「伊能・・・賢也」
晴夜達の前に現れたのは、パソコンの画像に映されている発掘チームのメンバーの副リーダー、伊能賢也だった。
「・・・四年前、伊能賢也は若手の発掘チームの副リーダーだった・・・けど、あなたは何者だ。エボルトと何の関係がある・・・?」
晴夜は伊能賢也はエボルトと繋がりがあると睨んでいた。
「流石だね。天才科学者桐ヶ谷拓人の息子で、その兄・桐ヶ谷巧の弟でもあるね」
「答えになってない、何者だお前?」
「察し通り、私は・・・俺はこの世界の人間じゃない、エボルトと同じブラッド帝国のものさ」
「ブラッド帝国・・・」
「かつて、俺達もエボルトと同じように一万年前にキュアエンプレス達との戦いで敗れた種族の生き残りだ」
それを聞いて、かつてアン王女が言っていた、エボルトは世界を破滅させる種族の王にあたる存在、それと関係があると睨む。
「つまり、アンタ達もパンドラボックスに封印されていたのか?」
「いいや、俺達は封印される直前に逃れることが出来た・・・そして、一万年の月日が経ち、俺達は目覚めた・・・」
一万年前の封印を逃れ、一万年の時が経ち目覚めたと話す。
「俺達は、まずこの世界へと飛ばされ、パンドラボックスに封印されたエボルトを見つけるためにこの世界へとやってきた」
彼らはパンドラボックスを見つけるためにここに来たと言う。
「だが、肝心のエボルトの置かれた場所が分からなかった・・・」
「けど当時、遺跡の研究をしていた父さんの研究チームに入りパンドラボックスの所在を掴もうとした・・・」
「流石、鋭い推測力だね。その通り君のお父さんの元で情報を集め、パンドラボックスをようやく見つけた」
「そして、その時のチームリーダーだった総一郎叔父さんは、エボルトに身体を支配されたのか・・・」
「そう・・・そして、俺達はエボルトの後ろ盾になるために行動していた」
「後ろ盾・・・何をした」
「まず、トランプ王国の崩壊とプロトジコチューの解放の際に、国王に解放させるよう仕向けたのは俺達だ」
あの時、国王を唆してプロトジコチューの封印を解く様にさせたのは、伊能賢也によるものだと語った。
「なんだと・・・」
「それだけじゃない、他にもエボルトの遺伝子を持つ上城龍牙の監視も行った。
そして・・・桐ヶ谷巧の排除も」
「兄さんの排除・・・どうゆう事だ・・・兄さんは自殺したんじゃ」
桐ヶ谷巧・・・二年くらい前にエボルトにやられ。その後、エボルドライバーの情報を防ぐために自ら命を絶った筈だと聞いていた。
「そうか、君は真相を知らないだったね」
「真相・・・」
「まぁ、そうだろ、エボルトにすら教えなかったからな・・・君のお兄さんは自殺したんじゃない、俺達で消した」
「えっ?」
なんと、巧の死は自殺ではなく、他殺だと知り驚く。
「エボルトが甘くてね。エボルドライバーの隠した場所を教えてくれないなら始末すべきだったのに・・・」
「まさか、兄さんの部屋に火を付けたのは・・・」
「ああ、俺だよ」
伊能が巧を殺したと告白する。
「あの時、様子を見に行くために俺は彼の部屋を訪れた」
それは、二年前・・・晴夜の兄、巧はエボルトを自分の部屋へと呼び寄せてそこで倒そうとした。だが、ドライバーをすり替えられ、エボルトに倒されてしまった。
『あっ・・・ぁぁぁぁぁ・・・伊能・・・』
エボルトが去って行き、巧が倒れているところに伊能賢也が現れると、何か書かれたメモを渡す。
『そこに・・・エボルドライバーがある・・・早く移送するんだ!』
伊能にエボルドライバーを移送して欲しいと頼む。
『わかった・・・これでお前の役目も終わりだ』
そう告げて巧の肩を叩くと、手から炎が作られ部屋の中へと放つ。すると、部屋の中一帯が燃え上がる。
『伊能・・・まさか・・・君も・・・』
『あぁ、俺もエボルトと同じブラッド帝国の生き残りだ・・・』
巧に自分がエボルトと同じと答える。この時、巧は人に裏切られたと感じた。
『エボルドライバーの情報をありがとう。これまで、スマッシュの開発、カイザーシステムのデータ感謝してるよ。けど、これでさよならだ』
巧の部屋を出ると、さよならと告げて去っていった。
『もう・・・絶対・・・絶対に人を信じない!』
人を信じない、そう叫んで巧は死んでいった。
「あんた・・・人の命を奪って何も感じなかったのか・・・」
「所詮は人間、短い命。なんだろうと邪魔するものは始末する。何か間違っているか?」
「お前・・・!」
そのことを聞かされ思い返す。あの時、自分の体の中にいた巧があそこまで人を信用しなかった訳も。
「だがそのおかげで君は俺に感謝すべきだと思うけどな・・・」
「何だと・・・」
「君を仮面ライダーに選んだのは俺だぞ」
「何・・・」
「本来なら、君の兄である桐ヶ谷巧に仮面ライダービルドとなってもらうはずだったが、生憎、始末してしまったから変わりを立てる必要があった。そこで・・・君を選んだ」
伊能が晴夜をビルドに選んだ理由を語り出す。
「君の持つ知識、技術は桐ヶ谷巧と比べても同じ程はある。まさに桐ヶ谷巧のコピーと言っていい程に。だから、君を選んだ。つまり、仮面ライダービルド、偽りのヒーローの発案者は、この俺だ」
ビルドの発案者は自らだと晴夜に明かす。
「それだけじゃない。君がトランプ王国へ二回目に飛ばされた時、あそこにいた上城龍牙と遭遇させたもの、こっちがした事だ」
龍牙との出会いすらこいつらの計画の一部だと言い、話を続ける。
「その後、君と上城龍牙は良いように成長していった・・・
しかし、予想外なことに、君はジャネジーで染まった国王を救い、復活したプロトジコチューを倒し、最後はエボルトも倒している」
国王の救出、プロトジコチューにエボルトの撃破は伊能達の予想を遥かに超えたものだった。
「正直、君がここまでやるのには、驚かされた。そして、激しく怒りを感じた」
「怒りだと・・・こっちは、お前らの怒りで一杯になりそうだけどな」
「こっちは、エボルトがいなくなって、今まで準備した計画が全て水の泡となった」
晴夜が怒りを感じていると言うが、伊能はエボルトがいなくなったために計画が水の泡となったと話す。
「だから決めた。俺達だけで新たな計画を始め、エボルトの意思を継ぐとな!」
「そんな計画、俺が止める!」
「出来ないよ。君には絶対に」
伊能が指を鳴らすと後ろからローブを被った人が近づき、後ろにはガイ、ライのブロス兄弟の姿もあった。
「・・・くるか」
晴夜はビルドドライバーを装着し、構える。すると、ローブを被った者がローブを脱ぎ捨てる。それを見て晴夜は目を大きくして驚く。
「マナ!」
それは、他のプリキュアと同じように黒く染まった服に目から光をなくしたキュアハートだった。
「やれ。キュアハート」
「はい、伊能様」
ハートが伊能の命令に従い、こっち向かってくる。
「ハァァァァ!」
「!?」
ハートが晴夜にパンチしようとし、晴夜は紙一重で躱した。
「マナ!お前・・・」
「マナ、どうしたシャル!やめるシャルよ!」
二人が呼びかけるがハートからの返事はなかった。
「ふん!ハァァァァァ!ヤッ!」
「くぅ!」
そのままハートはパンチやキックを繰り出し晴夜を追い詰めようとする。
「やめてくれ!マナ!」
避けながらハートにやめるよう、晴夜は訴える。
「ビルドは世界の敵!」
しかし、ハートは攻撃を止めようとする気配を見せなかった。
「どうしたんですか?戦わないんですか、それとも・・・」
「戦えないか?甘い奴だな〜」
ブロス兄弟は晴夜がハートとは戦えない事を知りながら挑発してくる。
「・・・三人とも捕まってろ」
妖精達が晴夜にしがみつくとタカとガトリング、2本のボトルを取り出してドライバーへと差し込む。
『タカ!ガトリング!ベストマッチ!』
ボトルを差し込むとハートの攻撃を避けて窓の方へと向かって走り出し、ドライバーのレバーを回し、前後からスナップビルダーが出現、アーマーが形成されると音声が流れた。
『Are you ready?』
「変身!」
ホークガトリンガーを窓に向かって放ち、飛び込もうとした瞬間、二つのアーマーが合体し、晴夜の体へと装着された。
『天空の暴れん坊!ホークガトリング!イェーイ!』
ホークガトリングへとなり、飛んで行こうとするがその際の爆風の所為で上手く飛べず地面へと激突する。
「晴夜!大丈夫シャルか!」
「あぁ・・・」
打ち所が悪かったかすぐには起き上がれた。
「ラケル、ランス、二人は一度みんな所に行くシャル!」
「でも・・・」
「早く行くシャル!」
「・・・わかったでランス」
ラケルとランスは急いで二人から離れていく。
「ッ!?晴夜!」
「!?」
起き上がり、周りを見るとプリキュア達がこっちへと向かってくるのが見えた。
「「「「「ビルド・・・殲滅・・・ビルド殲滅・・・」」」」
前の方からたくさんのプリキュアがビルドに迫ってきていた。
「「「ビルド・・・殲滅・・・殲滅・・・」」」
横からはシザーズとゼブラが、彼らの後ろからダイヤモンド達三人が現れた。
「みんな・・・」
後ろから研究室から外に出てきた伊能とブロス兄弟、そしてキュアハートが現れ、完全に退路を断たれた。
「伊能ォーーーー!!!」
ビルドは叫びを上げ、ハザードトリガーを取り出しスイッチを起動させた。
『マックス!ハザードオン!』
トリガーを差し込みフルフルボトルを振り、赤いランプの出た瞬間と共に栓を回した。
『ラビット!』
フルフルボトルを半分に割りドライバーにボトルを差し込んだ。
『ラビット&ラビット!ビルドアップ!』
ドライバーのレバーを回しながら走り出す。
『Are you ready?』
ハザードビルダーとラビットユニットが出現し、ユニットが空中へパージされた。
「ビルドアップ!!!」
ビルダーがビルドの体と重なり、金型が離れてハザードフォームへと変身し、パージされたラビットユニットを走りながら装着した。
『オーバーフロー!紅のスピーディージャンパー!ラビットラビット!ヤベーイ!ハエーイ!』
ラビットラビットへとフォームチェンジし、伊能賢也へ向かって拳を振ろうとした。その時、ハートが伊能の盾になろうと前に出た。
「マナ・・・」
その時、上から何かが現れ、ビルドの拳を受け止めた。
「!?」
「こんな力しかないのに、仮面ライダーかよ。弱すぎだな」
現れたのは、クローズを倒した仮面ライダーパルロだった。その横には、キュアソードの姿もあった。
「まこぴー・・・伊能!みんなを元に戻せ!」
「ハッハッハッハッハッーー!」
ビルドは皆を元に戻すように言うと突然、伊能は周りに響くくらいの大きな声で笑い出す。
「何がおかしい!」
「お前、天才科学の血を引くくせにわからないのか」
「んだと・・・」
「君は誤解しているが、俺達は彼女らに何もしていない。仮面ライダーを殲滅しようとしているのは彼女らの意思なのだよ」
「・・・ふざけるな、そんなわけ・・・」
「ないと思いたいだろうが、これが現実だよ。彼女らは自分の意思で君らを倒そうとしている」
伊能はこれはみんなの意思によるものだと言う。
「自分達のエボルトによって作られた者、そのような存在を彼女らは敵視するのは当然のこと」
「・・・そんな・・・」
「と、ゆうことだ、わかったか偽物さん!」
パルロが反対の腕をビルドの腹を思い切り殴った。
「かぁ!?」
ビルドはバランスを崩し、殴られた所を抑える。
「「ハァァァァァ!」
「はぁ!?」
その隙に、ブルームとイーグレットがビルドに向かってダブルキックを放とうしたが、ギリギリで躱した。
「「「殲滅・・・殲滅・・・」」」
「ビルド殲滅・・・ビルド殲滅・・・」
「六花!ありす!亜久里ちゃん!まこぴー!」
ビルドが呼びかけるも、みんなから殲滅と言う言葉は消えなかった。
「頼むから・・・みんな・・・目覚ましてくれよ・・・」
下を向いてしまうとパルロがビルドを掴み上げる。
「いい加減、現実を認めろよ。みんなわかってんだよ。お前らは偽物の存在だってな!」
「ぐはぁ!?」
パルロはビルドの顔を払いのけるかのように殴り、ビルドが倒れる。
「いいか、覚えておけ。仮面ライダーは、本物の俺と奴だけでいい!お前は消えろ!」
「あ・・・ぁぁぁぁ・・・」
あまりのショックで、もう立ち上がることすら出来ない。
「おいおい、小僧まだ寝るにはあかんで」
「ビルドちゃんには、まだまだ絶望してもらわないと」
シザーズとゼブラが腕を掴み、強引にもビルドを起こす。
「晴夜を離すシャル!」
「邪魔や!」
シャルルが助けようとしたが簡単に払いのけられる。
「シャルル・・・」
「いい気味だな〜桐ヶ谷晴夜」
「今まで一緒に戦って守ってきたものが真実を知り振りかかる。現実とは恐ろしいですね〜」
ブロス兄弟がいい気味だとビルドを哀れむ。
「・・・くぅ・・・」
「これで、終わりしてやる・・・」
「待て」
パルロがトドメを刺そうとすると伊能が止めた。
「トドメを刺すのは君じゃない、彼女だ」
伊能はそう言って、後ろにいたハートを見る。
「キュアハート、トドメを刺してあげなさい」
「わかりました」
「ちっ!仕方ない・・・」
パルロが退くとハートがラブハートアローを持ち、ラビーズをセットするとビルドに向かって弦を引く。
「やめろ・・・やめてくれ・・・頼むから・・・もう・・・やめてくれ・・・」
「ハートシュート」
だが無情。嗚呼、あまりにも無情。ハートにはビルドの声が聞こえず、ハートシュートがビルドに向かって放たれた。
「マナァァァァーーーー!!」
絶望感に苛まれたビルドが叫ぶと、ハザードトリガーのメーターが逆回転を始めた。
「来たか・・・」
メーターが逆回転するとビルドの前に黒いエネルギー体の渦が作られ、ハートシュートと衝突した。
「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!」
その影響で大きな爆発が起こりビルドがそれに巻き込まれ吹き飛ばされ、強制変身解除で倒れた。
ハートが倒れた晴夜の前に現れ、足で晴夜の体の向きを変え、晴夜に装着されたビルドドライバーを外した。
そのまま持って行こうとすると晴夜がハートの足を掴む。
「マナ・・・」
だが、ハートが晴夜が掴んだ腕を足で振り払った。
「晴夜!しっかりするシャル!晴夜!」
シャルルは晴夜を心配するが、ハートは歩き続ける。
「マナ!こんな晴夜を見て何も感じないシャルか!」
シャルルが言うがハートは振り向かず伊能の元へと歩く。
「伊能様、これを・・・」
ハートがハザードトリガーを装着したビルドドライバーを渡す。
「ようやく手に入れた・・・最後のピースを・・・破滅を呼ぶ力をーーー!」
伊能はハートに渡されたビルドドライバーを装着した。
『マックス ハザードオン!』
今度は龍牙から奪ったグレートクローズドラゴンにコブラロストボトルを差し込む。
『グレートクローズドラゴン!』
グレートクローズドラゴンを差し込み、レバーを回す。
「変身」
『Are you ready?オーバーフロー!』
ドライバーから出てきたパイプ線がシザーズとゼブラと接続され、取り込まれようとしていた。
『Wake up CROSS-Z!Get GREAT DRAGON!ブラブラブラブラブラァ!
ヤベーイ!』
変身を完了させた伊能の今の姿は、龍のような複眼、ブラッディチェストアーマーにある胸部のコブラの意匠と黒いマントーー『BDベクターマント』・金の装飾が付いたブーツを纏い、ブラッドスタークと何処か似たような印象を見せるものとなった。
「遂にこの時が来た」
伊能ーー仮面ライダーブラッドは倒れていた晴夜の方を向く。
「桐ヶ谷晴夜、お前の人生もここで終わる」
ブラッドの手からエネルギーが収束されていく。
「さらばだ・・・」
晴夜に向けて放とうした次の瞬間、謎のカードがブラッドの前へと現れ、発射を防いだ。
「なるほど、これが狙いだったというわけか」
首に二眼レフカメラをかけ、彼らと同じように黒い服を着た青年が現れ、晴夜の前へと出る。
「誰シャル?」
「誰だお前・・・ブラッド帝国のものではないな」
それは、以前にも晴夜の前に現れた仮面ライダー・・・門矢士だった。
「悪いがコイツをやらせるわけには行かない」
士が前に出て、晴夜をやらせないと言う。
「俺の今回のするべき事はコイツを守ることみたいだからな・・・」
後ろで倒れている晴夜を見て話す。
「俺はお前らの中に潜入し、何をやろうとしていたのかを気になってな。いろいろ調べさせてもらった・・・その手始めに、このガキともう一人の方のガキの心を絶望へと導くことが、お前らの第一の計画って事だろ」
「そこまで知っていたとは何者だ、貴様・・・」
ブラッドが問うと一枚のカードを見せた。
「通りすがりの仮面ライダーだ、覚えておけ。変身!」
カードを腰に装着したドライバーに差し込み、サイドハンドルを操作した。
『KAMEN RIDE!DECADE!』
九つの影が一つになると数枚のプレートが現れ、その頭部を縦に貫きはめ込まれ、黒とマゼンタの世界の破壊者・仮面ライダーディケイドとなった。
「さって、行くか」
ディケイドがブラッドに向かっていく。二人の攻撃が繰り出し続け互角のように思えたが、ブラッドがやや押していた。
「ったく、吸血鬼には、吸血鬼だな!」
バックルから別のカードを取り出し、ドライバーへと差し込む。
『KAMEN RIDE!KIVA!』
今度は吸血鬼がモチーフのライダー・キバへとなると、またさらに違うカードを差し込む。
『FORM RIDE!KIVA BASSHAA!』
キバの仮面と右腕が緑色に変わり、手には専用武器『バッシャーマグナム』を装備した。
それをブラッドに向けて放ち、ブラッドを後ずさると、今度は地面に向かって放つ。
「くぅ!」
ブラッドが顔を上げると、ディケイドと倒れていた晴夜の姿はなかった。
「ちっ、逃げたか・・・」
逃げたと思うとブラッドは変身解除した。
「だが、これで計画の第一段階はクリアされた!これで、世界の終わりへと向かう」
ビルドドライバーとハザードトリガーを奪われた晴夜は、果たしてどのようにして立ち向かうのか。
次回!Re.ドキドキ&サイエンス!last science!
第6話 もう一人のビルドの世界
おまけ
伊能「君は誤解しているが、俺達は彼女らに何もしていない。仮面ライダーを殲滅しようとしているのは彼女らの意思なのだよ」
パンツ「おーーーーい!そいつが言ってることは、全て嘘です!!」
伊能「・・・ないと思いたいだろうが、これが現実だよ。彼女らは自分の意思で君らを倒そうとしている」
パンツ「ハァッ☆」
伊能「自分達のエボルトによって作られた者、そのような存在を彼女らは敵視するのは当然のこと」
パンツ「おーーーーーーーーーーーーーーい!!無視するんじゃないぞ!
このとてつもなく天才でイケメンサイヤ人!トランクスが相手―――」
伊能「ウルセェェェェェェェェェェェェェェ!!!!まだ喋ってんだろうがァァァァァァァァァッッッッッッッ!!!!!!」
パンツ「アアアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァァァァ!!」
これぞ正しくウザンクス。
完