晴夜「仮面ライダービルドことてぇんさい科学者の卵 桐ヶ谷晴夜 は、〈ズズッズズッ〉
相田マナの幼馴染である、四葉ありすに出〈ズズズズッズズッ〉と、ジコチュー達と戦っていk〈ズズズズズズッズズッズズッズッズズッ〉いやうるせぇぇぇぇ!!!!
なに食ってんだよお前ぇ!!」
クローズ「えっ?なにってカップ麺食ってるだけだけど?」
晴夜「後にしなさいよそんなの!!今収録中だから‼︎」
クローズ「しょうがねーなー……四葉ありすの四葉ざい…ざい……………
……おい、なんて読むんだこれ?」
晴夜「読めないなら最初から読むんじゃないよ!
……そこから何やかんやあって、ありすがキュアロゼッタに変身しました!」
クローズ「おい!もう終わりかよ‼︎スタークの話は?
キュアソードの話はしないのかよ!?」
晴夜「お前のせいで尺がなくなっちまったんだろうが!
あーもう!どうなる⁉︎第5話!!」
翌日、四葉家の庭では晴夜達が集まり、剣崎真琴について話していた。
「『アイドル 剣崎真琴、デビュー曲は発売一週目でミリオンヒット‼︎ 現在では、スター街道ばく走中の歌姫である』
……本当に彼女がキュアソードなの?」
六花は本当に剣崎真琴がキュアソードなのかとありすに質問する。
「はい、クローバータワーにキュアソードが現れたあの日の展望台に登った人の数と、降りた人の数が食い違っているのです。
真琴さんとそのマネージャーさんのお二人は、展望台から降りた形跡がございません」
「あの子がね〜……」
「で、でもそれだけじゃ?」
「いえ、他にもございます」
そう言った後、資料を六花と晴夜の二人に見せるセバスチャン。そこには指紋、足のサイズ、毛髪から採取されたDNAの情報が載っていた。
「指紋、足のサイズ、毛髪、全てのデータを確認しましたが一致しています」と答えるセバスチャン。
「科学捜査班出動させちゃったの⁉︎」
「四葉家凄すぎ〜……」
四葉家の行動力に改めて驚く六花と晴夜。
とその時、マナが立ち上がる。
「マナ?どうした……」
「まこぴーがキュアソード!アイドルとプリキュア……両方こなしちゃうなんて凄すぎる!
くう〜!こうしちゃいられない!」
マナはそう言って、まこぴーの元へと走り出す。
「お、おい?」
「ちょっとどこ行くの⁉︎」
「決まっているでしょう〜!まこぴーに会ってもう一度話をしてくる!」
「どこにいるのか知ってるの⁉︎」
その時、猪突猛進気味だったマナは六花の言葉で立ち止まる。
「そもそも相手は芸能人よ?そんな簡単に会えるわけないでしょ?」
「あ……そうでした……」
それを聞いてマナは落ち込む。
「結局会う手段がないないか……」
晴夜が紅茶を飲みながら呟くと…
「それでしたら私にお任せ下さい」
その言葉を聞いた晴夜達はありすの方を向き、当の本人は笑みを浮かべる。
場所が変わり、スタークとジコチュートリオが居るクラブ。
「四人目のプリキュアだと?」
「ああ!ったく‼︎次から次へと増えてよ⁉︎ そのうち100人ぐらいになっちまうんじゃねえの?」
イーラはポップコーンを食べながら不満を叫ぶ。
「そうなる前にお前が始末しておけよ?」
「何で人任せなんだよ!」
「まっ、1000人まで増えたら本気出すわ」
ソファに寝ながらベールはそう適当に返事する。
「この野郎!」
『まぁ、イーラ。そうカリカリするな〜!』
「うるさいな‼︎」
イーラは別のソファにもたれていたスタークに怒鳴る。
ふと、マーモは三人に呟く。
「たとえ四人でも手を組んだりしたら厄介よ?」
それを聞いていたイーラ、そして寝そべっていたベールは起き上がる。
「王女の手掛かりを得るまで泳がせておくつもりだったけど……手遅れになる前に、潰しちゃおうかしらね?」
不気味に笑うマーモ、それを聞いたスタークは立ち上がる。
『それはお前達で勝手にやりな……俺は俺の目的がある。
…おっと、忘れる所だった』
そう言い出すとマーモに、人をスマッシュに変える武器『スチームブレード』を見せる。
『マーモ、次にジコチューした奴にそいつを使いな‼︎』
そう言ってスタークは彼女にスチームブレードを渡した。
その頃、晴夜達はとある建物の前に立っていた。
「真琴さんはここで音楽番組の収録があるそうですわ」
「テレビ局?」
シャルルが言うと、晴夜は最初はテレビ局、次にありすの方を見る。
「なるほどな……
(でも、何でありすはそんなことを知ってるんだ?
―――あれ、ここの看板……)」
晴夜はそう思いながらテレビ局の中へ入った。
「どうやって中に入るの……?」
六花にそう聞かれたマナがどうやって入るかと考えていると、ありすは誰よりも先に歩き出した。
「ちょ、ちょっとありす⁉︎」
ありすの行動に叫ぶ六花。目の前には警備員が立っているにも関わらず、彼女は奥の方に入ろうとしていた。
そしてありすが目の前に来ると、警備員は「いらっしゃいませ」と頭を下げ、彼女は「ごきげんよう」と答えて検問を抜ける、
それを見た晴夜達はただ呆然とする。
「うそ……」
「なんだ、普通に入れるじゃない」
マナはそう言って歩き出すが、それを見た晴夜は思わず
「あっ!待って!マナ、ストップ‼︎」と叫ぶ。
晴夜の発言に『?』を出す六花、しかしマナはそれを気にせずに行く。
「ごきけんよ〜う!」
と言ってありすと同じ様に通ろうとする。
「ちょっと待って下さい!ここは関係者以外立ち入り禁止です!」
…と、普通に警備員に止められてしまった。
「ええ⁉︎」
「やっぱり……そう簡単に入れないよね……」
「いいんです、彼女たちは私のお友達ですから」
「失礼しました!」
ありすの言葉を聞いた警備員にすぐに通して貰い、エレベーターの中でマナ達は「どうゆうこと?」と問う。
「ここは父が経営している会社の一つなんです」
「あぁ〜、なるほど」
「えっ?どう言う事?」
マナは六花の納得に振り向き、それに晴夜が答える。
「実は気付いてたんだけど、ここの看板に『ヨツバテレビ』って書いてあったんだ」
その事にマナ達は気付いた。
「ヨツバテレビ……」
「名前で気付くべきだったわね……」
名前で気付くべきだったと苦笑する二人だった。
その後エレベーターを降り、晴夜達は真琴が収録中のスタジオに到着した。ありすが扉を開けて中に入ると、曲が聞こえてくる。
「この曲……」
その音楽に反応して、晴夜達はステージを見ると、そこには収録中の剣崎真琴の姿があった。
そして収録が終わったのだろうか、スタッフに挨拶しながらマネージャーと真琴が歩く姿に、マナは目を光らせていた。
「ま、まこぴーだ……!」
「さすが、ここで見るとテレビで見るよりも数段可愛な〜」
「素敵な方ですわね」
「見惚れている場合、今日は正体を確かめに来たんだから」
「ハイ」
ありすはそう言って、その間に沈黙が流れる。
「……ん?次の作戦はないのか?」
「え?ありませんが」
「えぇ⁉︎」
ありすの言葉に六花は思わず声を上げてしまう。
それに周りのスタッフが反応し、注目が集まる。
六花は謝る様な姿勢になると、スタッフ達は仕事へと集中する。
「どうするんだ?いきなり聞くわけにもいかないだろ」
「大丈夫です。きっと、マナちゃんが何とかしてくれますわ」
「確かにマナなら……ん?そう言えば、マナはどこだ?」
「え?えぇ⁉︎」
六花はマナがいない事に気付き、叫ぼうとした時に晴夜とありすが六花の口を押さえる。
「ムー⁉︎」
「ダメですよ」
「また大声出したら、今度は怒られるぞ!」
「……」
晴夜とありすの注意を受けて、六花はコクリと頷く。
それを確認すると二人は六花の口から手を放し、あたりを見渡し、一度スタジオを出た。
「恐らくだけど、マナは剣崎真琴の楽屋に行ったんだと思う」
「確かに、マナならあり得そう」
「マナちゃんらしいですね」
そう三人が話し合い、三人は剣崎真琴の楽屋へと向かった。
一方、剣崎真琴の楽屋では、マネージャーと今後のスケジュールの打ち合わせをしていた。
「最近、ちょっと忙しい過ぎるわね、仕事減らそうか?」と、マネージャーは相談するが、真琴は大丈夫だと平然と答える。
「大丈夫、私の歌を待ってくれている人の為だから平気」
その言葉を聞いて、嬉しそうな顔するマネージャーは、「飲み物でも買ってくる」と言って部屋を出た。
「……疲れている暇なんてないのよ」
ふと真琴は、鏡に向かってそう呟く。するとノック音が鳴った。
「どうしたの?お財布でも忘れたの?」
「失礼しま〜す」
最初はマネージャーかと思っていた真琴。しかし入ってきたのはマナだった。
「あなた、あの時の‼︎」
「改めて、初めましてキュアハートです‼︎ あたしの仲間になって下さい‼︎」
「は?」
マナは早速キュアハートと名乗り出し、手を差し伸べた。
それから彼女はあれからの経験や、仲間が三人に増えた事、ビルドの事を話す。
「まこぴーはあたしの憧れでとっても可愛いのに、歌うときは凛々しくてすごいな〜って思ってたんです。そんなアイドルがプリキュアだったなんてホント感激です。まこぴーが仲間になってくれたら百人力、いや千人力ですよ!」
と熱弁するマナ。しかし、真琴は椅子の背もたれを強く握ってご立腹、怒っていそうな顔をしていた。
「あれ?えーっと………キュアソードさん……ですよね?」
「何のことからしら?」
マナのバックから顔を出すシャルル。
「あなた、ここは何処だか分かってるの?テレビ局よ!」
すると真琴はマナに向かって怒りの声を上げた。それに反応して、シャルルはバックに隠れる。
「私達プロがお茶の間に夢を届ける場所なの。あなたの勝手な思いで踏み荒らしていい様な場所じゃないわ」
真琴はそう説教し、それを聞いていたマナはショボーンとした。
「ちょっとなんの騒ぎ?」
そこへマネージャーが戻ってき、続くように晴夜達も楽屋に到着した。
「見つけた」
「やっぱり真琴さんの控え室に来ていたんですね」
「ん?マナ?」
晴夜はマナの顔色がさっきまでとは違うことに気づいた。そのまま晴夜達は真琴に頭を下げ、マナを連れて退場した。
「どうかしてるわ、あの子」
先程のマナの行動を見て、真琴はそう言うのであった。
それから、マナは自分が真琴に言った事と何を言われたのかを晴夜達に話した。それを聞いた三人は納得した。
「なるほどね……」
「それで落ち込んでいたのか……」
「……あたし、握手すれば誰とでも友達になれると思っていた、プリキュア同士ならばなおさら……きっと仲良くなれるに違いないって……」
その事を聞いていた晴夜達は黙って聞いて、マナは話し続ける。
「でも大切な事を忘れてた……
仲良くなるにはちゃんと、相手の気持ちを分かろうとしなきゃ駄目なんだ。まこぴーはアイドルで歌を歌うのが大事なのに……真剣な気持ちを邪魔しちゃった……」
そう悲しそうな顔で話をしていると、その様子を見ていた晴夜は彼女に語りかける。
「大丈夫だよ」
「えっ?」
マナは晴夜の方を見る。
「俺達が話を聞く限り、マナはすぐに行ってしまう場合が多いけど、今の自分の間違えが分ったなら大丈夫!
それにアイドルって簡単に集中力が消えたりしない……だから、もっと自信を持ってよ?」
「晴夜君……」
「そうよ」
それに晴夜達が振り向くと、真琴のマネージャーのDBが来た。
「剣崎真琴はいつだって真剣、だからあの子の歌は心に響くの」
「あなたは?」
「真琴さんのマネージャーさん」
「ついてきなさい」
晴夜達はDBに付いて行き、再びスタジオに入った。
そこではちょうど真琴の歌が始まっている様であった。
マナはあの部屋で話していた事を思い出す。
「あの子、不器用だから、普段はあんな言い方しかできないけど、その歌には大切な願いが込められているの。
それは自分の歌を聴いてくれた人が笑顔になってくれる事。
だから、いつもベストを尽くして、最高のパフォーマンスを披露しなくちゃならないの。貴女にもそういうのない?」
マネージャーに聞かれ、マナはそれに頷く。
「あります、あたしにも。
……あたし、謝りたいです」
「わかった。時間を作ってあげるわ」
「ありがとうございます!」
「頑張れ!マナ!」
「うん!」
そして、マナはステージで歌っている真琴の姿に釘付けになっていた。
一方、別の方向では一人の少女が険悪な表情で真琴を見ていた。
「何よ……ディレクターもカメラマンもうっとりしちゃって……あんな子がトップアイドルなんて認めない……みんなの注目もスポットライトも私のもなんだから……!」
少女が呟くと、プシュケーが少し黒く染まった。
「でも…………ぶっちゃけ歌も踊りも負けてるもんね……
もっと練習しよう……」
しかしすぐに冷静になり、そう呟くとプシュケーに染まっていた黒の部分も小さくなった。
「いいんじゃない?好きなだけ注目を浴びちゃえば……?」
突如、マーモが少女の耳元で囁く。
「だれ⁉︎」
少女は突然の声に驚くと、目の前にはマーモがいた。
「あなたの望み……叶えてあ・げ・る♪」
マーモはそう言って指をパチンと鳴らす。
するとプシュケーが全て黒く染まり、それが少女の胸から出てきて倒れる。
「暴れろ‼︎お前の心の闇を解き放て!」
マーモがそう叫ぶと、星の形をしたジコチューが現れた。
しかもそれだけじゃなく、スタークからもらったスチームブレードを少女に向けると、ガスが発射された。それにより少女の姿が、穴の空いた橙色の球体状の身体を持つ怪人・バーンスマッシュへと変わった。
その様子を見たスタジオの中にいる晴夜達一同は驚く。
「ジコチューシャル!」
「どうしてこんなところに⁉︎」
「スマッシュもいるケル‼︎」
バーンスマッシュは右腕の火器『スマッシュバーナー』から火弾を出し、周りの機材を手当たり次第破壊しており。マーモもジコチューに暴れる様に指示をする。
星の形をしたジコチューは回転しながら真琴に向かっていき、彼女はその攻撃を避けるが、ジコチューにぶつかった衝撃でバランスを崩し倒れてしまう。
「まこぴー!」
マナが叫んでいる時に晴夜はホークガトリンガーを出し、ジコチューとスマッシュに向けて撃ち、二体の動きを止めた。
マーモはそれを見て舌打ちする。
「チッ!ビルド!」
「あなた達……」
「大丈夫?」
「えぇ…」
晴夜は真琴の無事を確認するとマーモに話し掛ける。
「まさか、お前が人をスマッシュに変えていたのか!」
晴夜の問いマーモは違うと答えた。
「違うわよ、いつもやっているのはスタークよ!
この武器もスタークが作ったものらしいし」
「スタークが⁉︎」
「…でも、改めて使ってみると良く出来ているわね、なかなかの発明品だわ」
その言葉を聞いた瞬間、晴夜の顔がいつもと違うことにマナは気付く。その顔は、まるで怒っているような感じだった。
「晴夜君……」
「スタークに伝えとけ……そんなもん、発明って言わねぇんだよ‼︎」
(こんな風に怒っている晴夜君を見るの、初めて……)
「ジコチューの方は頼む、俺はスマッシュを倒す!」
晴夜がそう言って、ドライバーを出す。
「「「うん‼︎」」」
晴夜はビルドドライバーを腰に装着し、2本のボトルを取り出し、数回振って栓を回すと、ドライバーに差し込む。
『忍者!コミック!ベストマッチ!』
レバーを回すと前後からアーマーが形成され、音声が流れると晴夜は叫ぶ。
『Are you ready?』
「変身‼︎」
二つのアーマーが合体し、晴夜の体に装着されると再び音声が流れた。
『忍びのエンターテイナー! ニンニンコミック!イェーイ!』
「行くよ!」
マナと六花、ありすはラブリーコミューンを取り出し、それぞれのプリキュアに変身した。
「「「プリキュア、ラブリンク!」」」
マナ達は光に包まれて、姿を変える。
そして、マナ達もプリキュアへと姿を変えて現れる。
「みなぎる愛!キュアハート!」
「英知の光!キュアダイヤモンド!」
「陽だまりポカポカ!キュアロゼッタ!」
「愛をなくした悲しい星さん!このキュアハートが貴方のドキドキ、取り戻してみせる!」
最後にハートはジコチューに向かって決め台詞を言った。
それを見たマーモは「こうなったらあいつらからやっておしまい!」と命令する。
「あなた達……」
と声をかけるジコチューに構える三人。
しかし…
「さては新人アイドルユニットね!!」
というジコチューの言葉に驚く三人であった。
一方、ビルドはすぐさま真琴に向かっているスマッシュを阻み、四コマ忍法刀に搭載された四つの技を巧みに操ってスマッシュを翻弄しつつ、刀のトリガーを3回押した。
『風遁の術!』
ビルドの周りに風が出現し、風の力を刀に乗せてスマッシュを攻撃。そのままスマッシュを吹き飛ばす。
そして、真琴の方を見て彼女の名前を呼ぶ。
「剣崎さん。もし君がキュアソードなら、ハート達と一緒に変身して戦ってほしい!」
「ッ!……何のことかわからないわ」
「違うなら、それでもいい!でも、もし本当なら頼む!」
ビルドの頼みに黙り込む真琴。
(どうして……そんなに私を頼るの……)
真琴は、ビルドの力なら自身に頼まなくてもいけると思っていた。
「「「きゃああああああ!」」」
「っ! ハート!ダイヤモンド!ロゼッタ!」
ビルドがスマッシュと闘っている間に、三人はジコチューに攻撃され、吹き飛ばされた。
そしてジコチューはビルドと真琴の方へと顔を向ける……特に真琴を重視しながら。
「スターは私だけ!」
ジコチューはそう言って星を閉じたかと思うと、開いた瞬間、光を放ってきた。
「うっ!」
「ま、眩しい……!」
ビルドと真琴は手で目を隠すようにすると同時に、何か空気を切るような音が聞こえてくる。ビルドは攻撃だと思い、すぐに真琴の前に出て、四コマ忍法刀を構えた。
「……はっ!?」
真琴が目を開けるとビルドがジコチューの高速回転攻撃を四コマ忍法刀を盾にして、自分を庇ってくれていることに気づいた。
「うおおおおお!」
ビルドは足に力を入れ、攻撃を防ぐ。
それと同時にキュアハートも現れ、四コマ忍法刀に防がれたことによって回転が弱まったジコチューを止める。
「ジコ……⁉︎」
「貴方までどうして……⁉︎」
真琴はビルドだけでなく、キュアハートの行動にも驚いていた。
「誰にも邪魔をさせない!ここはまこぴーの、大事なステージなんだから!」
「!」
「まこぴーには、みんなが笑顔になる歌を届いてほしいから!」
「そうだ!だからこそ、彼女の歌は最高なんだー‼︎」
二人の言葉に真琴は黙り込む。
そしてビルドもジコチューを掴むと、キュアハートと目を合わせる。
「「せー!のっっ!」」
二人は掛け声を出すと同時に力いっぱい押し返し、ジコチューはそのまま壁に突き刺さる。
その隙にビルドはドライバーから違うボトルを取り出し、振り始めると、彼の周りに数式と化学式が出現した。
「さあ、実験を始めようか!」
2本のボトルの栓を回し、ドライバーに差し込む。
『パンダ! ロケット! ベストマッチ!』
ビルドはドライバーのレバーを回し、ランナーが出現すると今度は白と空色のアーマーが形成された。
『Are you ready?』
「ビルドアップ!」
二つのアーマーが合体して装着されると、再び音声が流れた。
『ぶっ飛びモノトーン!ロケットパンダ!イェーイ!』
その姿は、複眼はパンダの前身と飛行するロケットを模しており。右腕はパンダのような巨大な爪、左腕はロケットを模している様な姿になった。
「勝利の法則は決まった!」
決めゼリフを言うと、起き上がったスマッシュがビルドに向かってきた。
しかし、ビルドは巨大な爪――『ジャイアントスクラッチャー』を活かして、スマッシュの攻撃からカウンターを決めると、左腕のロケットをスマッシュに向けて発射する。ロケット――『コスモビルダー』による攻撃によってスマッシュは体制を崩した。
その隙にドライバーのレバーを回し、音声が流れる。
『Ready go!』
すると、スマッシュの周りに放物線が現れ、ビルドはそれの線に滑るような勢いで急降下と共に巨大な爪の一撃を食らわせる。
『ボルテック フィニッシュ!イェーイ!』
「はあぁぁぁぁぁぁぁ〜‼︎」
その一撃にスマッシュは倒れた。ビルドは倒れたスマッシュにエンプティボトルを向けてスマッシュから成分を抜き取り、元の少女の姿へ戻した。
「あ〜も〜!何やってんの!〈ブツッ!〉あら?」
マーモがスマッシュに倒された事に舌打ちをしていたが突然、周りの電気が消えた。
「な、何⁉︎」
ステージの電気がつくと、一人の紫の髪の少女が現れた。
「もしかしてあの方は?」
「キュアソード‼︎」
「やっとお出ましのようね、ジコチュー!」
マーモはソードを狙うようジコチューに指示した。
ジコチューはすぐにフラッシュ攻撃で目を眩ませようとするも、ソードは目を瞑って目眩しを防いだ。
その隙に突進するジコチューだが、ソードはそれを避けてカウンターのキックを当て、ジコチューは吹き飛ばされてまた壁に激突する。
「ええっ⁉︎ 見えてるの⁉︎」
「こんな攻撃、見なくても避けられるわ」
そしてソードはその後も優勢に戦いを進めていた。それをチャンスと思い、ダビィの名を叫ぶ。
「ダビ〜!」
ソードはラブリーコミューンにラビーズをはめ込み、画面をなぞる。
「閃け!ホーリーソード!」
そう叫ぶと手のひらから無数の剣型のエネルギー技を放つ。
「ラブラブラ〜ブ!」
ジコチューの目はハートに変わり、浄化されてプシュケーに戻る。そして、プシュケーが持ち主の元へと戻っていくのを見て、ビルドやキュアハート達らはキュアソードを見る。
マーモはいつのまにか居なくなっていた。
「あの……ありがとう」
「おかげで助かったよ!」
二人がお礼を言うと、キュアソードは横顔で二人をみる。
「私はただ、ジコチューを野放しにしたくなかったの。
それとスマッシュの方を倒してくれた、ビルドへの借りを返しただけ」
「あ……」
キュアソードが歩き出したのを見て、キュアハートは止めようとしたが何も言えず、そのまま彼女は暗闇へと消えていった。
その日の夕方。『ぶたのしっぽ亭』に晴夜が訪れると、マナ達が手紙のようなものを持って立っているのに気付いた。
「マナどうしたそれ?」
「まこぴーのマネージャーさんからさっき置いていったの……」
「何が入っているの?」
マナが封筒を開けて中身を見て、四人は驚きの声を出す。
そして翌日。
『剣崎真琴ファン感謝デー』とステージに貼られ、ステージの方では真琴はファンのみんなに握手会が開かれていた。
「次の方〜」
と言うとマネージャーが妙に嬉しそうな顔にする。
その事に真琴は疑問を抱きながらもファンと握手するために顔を上げると…
「あなた!」
驚くことに、相手はマナだった。
「今日はファンとして来ました。
……あの、この前はすいませんでした!」
マナはこの前のことを詫びる。
「もういいわよ」
「あの、気付いたんです。まこぴーにとっての歌と同じように、私にもやらなくちゃいけない大事なステージがあることに」
その言葉でマナを見る真琴。
「まこぴーみたいに素敵にはできないですけど、それでも一生懸命ベストを尽くして頑張りたいと思います!」
「あなたのやりたい事って何?」と問う真琴にマナは答えた。
「皆の笑顔を守る事です」
そう言って真琴と握手し、真琴に父親が作った桃マンをあげて別れたマナは晴夜達の所に戻り、晴夜からどうだったのかと聞かれる。
「うん、伝えられたよ!」
「よかったね」
「うん!」
「ですが、真琴さんへ疑いは残ったままですが……」
「確かにね……」
同意する六花、しかし晴夜は問題ないと言う。
「別にいいんじゃない、今すぐ知らなくても」
「そうだよ!」
そんなマナ達の話している姿を、真琴はステージから見ていた。
その頃、どこかの洞窟で一人の少年が目を覚ました。
「ここは、どこだ?」
すると、一つの小さなドラゴンが少年の元に現れる。
少年が立ち上がると、そのまま洞窟の外に出た。
そして少年が見たものは――
「これは…!……いつのまに、ここまで酷くなってるのかよ!クソッ!」
そう叫ぶと、少年は怒りの叫びを上げながら地面に拳を叩きつけた。
次回!Re.ドキドキ&サイエンス!
第6話 真琴の正体とオムライスと料理の特訓?
おまけ
イーラ「そのうち100人ぐらいになっちまうんじゃねえの?」
〜イメージ〜
『プリキュアA「やっぱりプリキュアは!」
プリキュアB「100いても〜」
プリキュア100人「大丈夫!!」
プリキュアオールスター!!』
スターク(……2020年の時点ではまだ63人くらいだったなぁ…)
プリキュア100人まで、残り37人!!
完