戦兎「仮面ライダービルドであり、てぇんさい科学者の卵 桐ヶ谷晴夜は、拐われたマナ達を探すために色んな町を巡って廻っていたが、突然プリキュア達が襲い掛かってきた!」
万丈「そんな晴夜の前に、エボルトと同じブラッド帝国の一人である伊能賢也が仮面ライダーブラッドへ変身した!そして門矢士によって別の世界へと送られた晴夜は、そこで別世界の仮面ライダークローズ、万丈龍我と出会い。彼に案内されるがままに別世界の仮面ライダービルド、桐生戦兎とも出会ったのだった」
幻徳「ふっふっふ。ようやくこの俺、仮面ライダーローグこと氷室幻徳があらすじ紹介に登場したぞ・・・」
一海「おい戦兎ォ!なんでみーたんが本編に登場してたのに、俺はみーたんと共演してないんだ!?」
幻徳「おいポテト、何出しゃばってきてるんだ。お前は故郷で野菜を育ててろ!もしくはVシネマでがっぽり貰った収入で三羽ガラス達と焼肉にでも行ってろ!あーあー、本編では一度も登場しなかったプライムローグしか強化フォームを持ってない俺と比べてさぞ有意義に食えるんだろうなぁ!!かっこいいもんなぁグリスパーフェクトキングダム!!!驚きだったよなぁクローズエボル!!!最高だよなぁクローズビルド!!!俺もVシネマで主役やりたいなぁぁぁぁ!!!!」[俺も是非!]
戦兎「うるさいよ幻さん、もう第8話始まるから。・・・相変わらずクソダサい文字Tだったな」
晴夜がビルドの世界に行っている間。同じ時間帯、大使館に身を潜めていた和也達・・・
あれから丸一日経ったが、晴夜と龍牙から連絡はなかった。
「レジーナ・・・」
ベランダに居たレジーナが和也が声をかける。
「かずやん・・・」
「晴夜と龍牙が気になってるのか?」
「うん・・・全然連絡がないから・・・」
レジーナは、二人が無事か心配で落ち着かない様子だった。
「アタシ、何も出来ないな・・・いつも、マナや晴夜が助けてくれていたから・・・」
敵だった自分を晴夜とマナは助けてくれた。そして、自分の父親を晴夜が救ってくれた事があった。それに自分も答えようとしたが、結局は…
「信じようぜ、あいつらならいつだってピンチを乗り越えていたろ」
「かずやん・・・そうね。アタシ達が信じないとね」
二人が話していていると、街の方から爆発音が聞こえた。
「なんだ・・・!」
「もしかして・・・」
「何かあった!」
「凄い音が聞こえたけど!」
めぐみやひめ達も爆発音が聞こえたのか、ベランダへ現れた。
「とにかく、行くぞ!」
急いで和也達は大使館を出て、爆発があった場所へと向かう。
それからしばらく経った後に、龍牙が大使館へと到着し扉を開ける。
「博士!」
「龍牙君、ダビィ、無事だったのか!」
「はぁ、はぁ、み、みんなは・・・」
「君が来る少し前に街の方で爆発があってね」
「今、みんなそこに行ったところだよ」
ブルーとジョーは龍牙にみんなの向かった先を教えた。
「そんな事より今まで、どこに行ったんだ?」
「後で話す・・・それより、博士あのドライバーあるか・・・」
龍牙が“あるドライバー”はあるかと拓人に尋ねる。
その頃、和也達はぴかりが丘の町の広場にやって来た。
「スマッシュ!」
町に着くとスマッシュが暴れていた。それを見てめぐみは皆んなに呼びかける。
「みんな行くよ!」
『ロボットゼリー!』
『デンジャー!クロコダイル!』
二人はドライバーにボトルを差し込み、レンチを下ろした。
「「変身!」」
「プリキュア!ドレスアップ!」
「「「プリキュア!くるりんミラーチェンジ!」」」
「プリキュア!きらりんスターシンフォニー!」
『流れる!潰れる!溢れ出る!ロボットイングリス!ブラァ!』
『割れる!食われる!砕け散る!クロコダイルインローグ!オラァ!〈キャー!〉』
「運命を変える切り札!キュアジョーカー!」
「世界に広がるビッグな愛!キュアラブリー!」
「天空に舞う蒼き風!キュアプリンセス!」
「大地に実る命の光!キュアハニー!」
「夜空にきらめく希望の星!キュアフォーチュン!」
「「ハピネス注入!」」
「「幸せチャージ!」」
ハピネスチャージプリキュアはそれぞれ二人一組となって、声をそろえる。
「「「「ハピネスチャージプリキュア!」」」」
二人の仮面ライダーと五人のプリキュアが、現れたクローンスマッシュへと向かっていく。
「ラブリービーム!」
ラブリーが目からビームを放ち、まずスマッシュを破壊した。
「プリンセストルネード!」
「ドラゴンズウィンド!」
ジョーカーとプリセンスが猛烈な風と竜巻を起こしてスマッシュをひるませる。
「リハビリには足んねえぞ!」
その隙にグリスがドライバーのレンチを下ろす。
『スクラップフィニッシュ!』
グリスの左右の肩のパーツから黒いヴァリアブルゼリーが発射され、ライダーキックの態勢に入る。
「オリャャャャャャャ!」
グリスから放たれたライダーキックがスマッシュを破壊した。
「これで終わりです!」
『クラックアップフィニッシュ!』
ローグもドライバーのレバーを下ろし、スマッシュへ飛んでスマッシュを挟み、全てスマッシュは破壊した。
「ヘェ〜意外ににやるもんだね」
スマッシュが破壊されると、そこに龍牙を倒したフェルノ・ユウヤが現れた。
「まぁ、お前らを倒せば障害は消える」
『マックス!ハザードオン!』
ハザードトリガーを取り出しトリガーを起動させ、サソリ型のガジェットのスコピオーンガジェットが手に置かれた。
『パルロスコーピオン!』
ガジェットにボトルを差し込み、ドライバーのレバーを回す。
『Are you ready?』
ハザードライドビルダーが現れ、後ろから緑色のユニットが出現した。
「変身」
ビルダーが重なってハザードフォームへとなり、パルロスコーピオンアーマーが装着された。
『オーバーフロー!真縁の一撃!パルロスコーピオン!ヤベーイ!』
両腕のアームに鋭い爪・デスシザークローを持つ緑色の仮面ライダー、パルロがグリス達の前に現れた。
「あの時、仮面ライダー!」
「じゃあ、あいつが・・・」
「そう、マナ達を襲った仮面ライダー・・・」
「気をつけて下さい。奴は一人で全員を倒したんです」
パルロが現れ七人が構える。それを見たパルロが腕を上げると・・・
「先輩達!」
後ろからプリキュア5、ハートキャッチ、スイートそして、ドキドキプリキュアのメンバーが現れた。
「なんか、こっちに向かってくる感じだけど・・・」
「来るからにはこちらも覚悟が必要だわ!」
「でも、先輩達と戦うなんて・・・」
「さぁ、行けえ!」
パルロの指示でドキドキプリキュア以外のメンバーはハピネスチャージプリキュアと交戦に入る。
「みんな・・・あっ!」
グリスにキュアダイヤモンドとキュアロゼッタがグリスに襲いかかる。
「六花、ありす・・・やめてくれ!」
必死にグリスはダイヤモンドとロゼッタの攻撃を必死に受け流す。
「真琴さん、亜久里ちゃん・・・」
そしてローグ。こっちはソードとエースの連携に苦戦、いや攻撃出来なかった。彼にはただ受け続ける事しか出来なかった。
「エースショット」
「うわぁぁぁぁぁ!」
エースショットを至近距離で受け、ローグが変身解除してしまった。
「幻冬!」
それ見てグリスが二本のツインブレイカーにボトルを差し込む。
『『シングル!ツイン!』』
そしてグリスはツインブレイカーを放とうする。
「うっ!」
だが、彼には幼馴染のダイヤモンドとロゼッタにツインブレイカーを向けられなかった。
「ダイヤモンドシャワー」
「しまった!」
躊躇してしまった隙にグリスの足が凍らされてしまった。
「ロゼッタリフレクション」
ロゼッタリフレクションが二つに割り、それを手に取り武器として振るい始め、グリスを攻撃し出した。
「あ・・・ぁぁ・・・」
攻撃を受けたグリスも、かなりのダメージを受けた。
「かずやん!」
「幻冬君!」
「みんなやめて!」
ハピネスチャージプリキュアも訴えるが、やめるどころか更に激しく攻撃してくる。
「ビートソニック!」
「サンシャイン・ダイナマイト!」
「ミルキィローズ・ブリザード」
一斉に技を放たれ、ハピネスチャージプリキュア全員に直撃した。
「みんな!マナ!お願いもうやめて!」
こっちもキュアハートに呼びかけるが、ハートはやめるどころかさらに攻撃を仕掛け、等々受けきれずジョーカーが飛ばされた。
「レジーナ!大丈夫か!」
「龍牙!?」
そこへ間に合った龍牙が現れ、ジョーカーを助けた。
「龍牙・・・遅えぞ」
「悪い・・・真琴・・・」
「上城龍牙、やはり来たか〜」
パルロが龍牙の前へと現れた。
「パルロ・・・てめえを倒す。そうしねえと俺の気がすまねえ!」
「ふん!クローズドラゴンを失ったお前に何が残ってるんだ」
「まだ、俺にはこいつがある・・・」
龍牙は後ろから青いドライバー・・・スクラッシュドライバーを見せる。
「スクラッシュドライバー・・・そんなで、俺に勝ってるのか?」
「・・・うるせえ!」
『スクラッシュドライバー!』
スクラッシュドライバーを装着し、ドラゴンスクラッシュゼリーを取り出して差し込んだ。
『ドラゴンゼリー!』
龍牙の周りに巨大なビーカー出現し、龍牙は高々と叫ぶ。
「変身!」
レンチを下ろすとセットしていた袋が潰れ、龍牙の周囲をビーカーが囲むと青い液体が注入され、ビーカーが割れて彼の姿が変わる。
『潰れる!流れる!溢れ出る!ドラゴンインクローズチャージ!ブラァ!』
龍牙はスクラッシュドライバーで変身するフォーム、クローズチャージへと変身した。
「うぉぉぉぉ!」
腕にツインブレイカーを装着し、そのままパルロに繰り出そうとする。だが、パルロの前にソードが立つ。
「真琴・・・くぅ!」
ツインブレイカーをソードの前で止めてしまった。
「スーパクルソード!」
スーパクルソードが放たれる前に距離を取り、ギリギリで躱した。
「くぅ!」
「無駄だ。お前じゃあ、俺達に勝てねえよ」
「何が俺たちだ。みんなを操っているくせによ!しかも、真琴を盾にしやがって!」
「操ってる?ハッハッハッハッ!」
クローズの発言を聞いたパルロは、大きな声で笑い出した。
「何がおかしいの!」
「俺達は操ってなんかいない。これはこいつらの意思だ」
ハート達みんなの意思だと聞き、クローズ達はひどく驚いた。
「その事を教えた時のあの偽り君は相当ショックだったけどな」
「まさか・・・晴夜を!」
偽りと聞いて、クローズはまさか晴夜だと思ってしまった。
「ああ、こいつらで一斉になって事実を言ったら墜ちたよ。奴のドライバーとハザードトリガーも奪ってな」
「「「「「!?」」」」」
ビルドドライバーとハザードトリガーが奪われた、その事を聞いた一同は有り得ないって顔をした。
「あんた・・・許さない・・・」
ドラゴングレイブを強く握り、ジョーカーが怒りを感じた。
「なんで、そんな事するの!」
「何が目的なの!」
「話す必要はない」
ラブリーとプリンセスが何故なのか問うが、パルロは答えなかった。
「てめえ、許せねえ・・・晴夜を・・・」
クローズのその想い、他のみんなも同じ気持ちだ。
「ふん!奴はドライバーもハザードトリガーも奪われた。さらに、今ここでお前達は俺に破れ・・・その時、奴が来た時、もう奴に何も残ってない!まぁ、来るはずも無いけどな」
そう言ってドライバーとトリガーも奪われた晴夜が来るはずもないと嘲笑う。
「馬鹿か、お前・・・」
「何・・・」
「あいつは、絶対来る・・・必ずな!」
「ああ、その通りだ」
「あなたは桐ヶ谷晴夜を何もわかってない」
「晴夜に甘い考えは捨てなさい!」
一緒に戦ってきたクローズ達は、当然来ると信じていた。
「何故だ・・・あの偽物君が来るんだ?」
その考えに、パルロは理解できなかった。当然である、何故なら…
「あいつが俺にとって最高の相棒だからだよ!」
相棒だから絶対来るとクローズが答える。そう、彼らは理屈で信じているわけではない。
仮面ライダーの意味を勘違いしている・・・いや、そもそも仮面ライダーという名前の“真の意味”が分かってない、理解しようとしていない今のパルロには、一生理解出来ないであろう。
何故なら彼は仲間だから、己の信じた正義の為に戦って来たから。そして、たとえ彼は自身の心が折れていたとしても、龍牙達は必ず立ち上がって来るだろうと信じている。彼は、仲間達に心無い事を言われたから、裏切られたから、心が折れたからという事実だけで終わる人物ではない。そんな事実など、彼にとっては最早“廊下に落ちたゴミ屑”と同じくらい価値の無いものだ。
それが、今まで桐ヶ谷晴夜という人間が、桐ヶ谷晴夜という仮面ライダーが築き上げて来た、鉄よりも固い“信頼”だった。
すると・・・
「おいおい、滅茶苦茶おいしい所じゃねえか」
どこからか、聞き慣れた声が聞こえた。
「この声・・・」
「やっぱり・・・」
「来た!」
戦場の中、灰色のオーロラの様なカーテンが横切り、そこに一人の少年が姿を現わす。
「晴夜!」
「よう、帰って来たぜ」
ビルドの世界から答えを導き出した晴夜が戻ってきた。
「バカやろ・・・お前はいつも遅えんだよ!」
クローズは仮面の底で涙目が出て、晴夜が戻ってきたことに喜ぶ。
「晴夜!」
「来るならもっと早く来てよ!」
「ラブリー!プリセンス!久しぶり!」
晴夜はラブリーとプリセンスを見て久しぶりと言う。
「あの人が・・・」
「桐ヶ谷晴夜・・・」
初対面のハニーとフォーチュンは晴夜の登場に驚く。
「どうやら、無事に戻ってこれたな」
さらにそこへ、晴夜をビルドの世界へと送った張本人である門矢士も現れた。
「晴夜!」
そして一緒にいたシャルルが晴夜に飛びつく。
「シャルル。ごめん、心配かけたな。もう大丈夫」
大丈夫と言うと士が晴夜に近づく。
「もう一人のビルドには会えたか?」
「えぇ、あの人のおかげで思い出しました俺が信じるものを・・・そして、覚悟も・・・」
「そうか・・・じゃあ、後は頑張りな。俺は見学させてもらう」
「そんな・・・戦わないシャルか?」
「安心しろ・・・奴の目を見ればわかる」
士は晴夜から離れ、戦いの見学を始める。晴夜はパルロ達に体を向ける。
「パルロ・・・伊能はどこだ?」
「偽物君に話すことはないよ。ビルドドライバーも失った今のお前に勝ち目はない」
「どうかな・・・」
晴夜はパルロに、あっちの世界で貰ったビルドドライバーを見せる。
「何・・・だが偽りの仮面ライダーが俺には勝てないんだよ」
パルロは自分には勝てないと言うが・・・
「わかってねえな、お前じゃあ、こいつには勝てねえよ」
「なんだと・・・」
「なぜなら・・・こいつが仮面ライダーだからだ!」
クローズは晴夜を指を指し、こいつが仮面ライダーだから。パルロとは根本的に違う、真の仮面ライダーだからだと強く叫ぶ。
「こいつがベルトを巻いてるのはお前のように支配するためでも!誰かを屈服しようとするためじゃねえ!」
パルロと晴夜との違いを言い続ける。
「多くの人の希望を未来を創るためだ!誰かの為に戦う、誰でも手を差し伸べる!誰かの明日を守って明日を創る。それが出来る・・・仮面ライダービルド・・・桐ヶ谷晴夜だからだ!」
クローズが晴夜が何故ビルドドライバーを巻き続けてきたのか、そのことを強く叫ぶ。
すると、晴夜が自分の頭に手を当てる。
「はぁ〜、最悪だ・・・毎度毎度、お前にさすられちまうなんて・・・」
相変わらずこいつには、自分の心をさすられてしまう発言だと呟くと、晴夜が前に出た。
「パルロいや・・・フェルノ・ユウヤだっけ?お前、俺の事をわかってないから教えてやる」
「何・・・」
「俺は偽物じゃない・・・俺は、ナルシストで自意識過剰な正義のヒーローだってな!」
「・・・!?」
その言葉を後ろから聞いていたキュアハートが頭を抑えると、何かが頭の中から流れる。
『自意識過剰な正義のヒーローの復活だ!』
「晴・・・夜?」
彼女は自分の頭から流れる、目の前に居る桐ヶ谷晴夜が言った言葉が脳裏をよぎった事に、その言葉がどこか聞き覚えのある様な気がした事に違和感を抱いた。元論、パルロはその事実に気づいていない。
「どっちにしろ偽物だ!ここで倒す」
パルロが言うと後ろにいたプリキュア達が晴夜へと向かってくる。それを見て晴夜はビルドドライバーを装着し、顔から笑顔が溢れる。
「さぁ、実験を始めようか?」
そう言うと懐からボトルを、ラビットとタンクのボトルを取り出し、数回振り始めると後ろからいくつかの数式や化学式が現れ、キャップを回した。
『ラビット!タンク!ベストマッチ!』
兎と戦車のシルエットが浮かび、『R/T』と表示された。そして、レバーを回して前後からビルダーが現れると、アーマーが形成された。
『Are you ready?』
その音声と共に晴夜は構える。
「変身!」
構えた後、両手を一度交差させてから広げると、アーマーが中央の晴夜に重なるように装着される。
『鋼のムーンサルト!ラビットタンク!イェーイ!』
赤い目からピンと兎の耳のような形状、青い目から戦車のような姿。
多くの人の明日を創り未来へと繋ぐ仮面ライダー・・・仮面ライダービルドへと変身した。
「勝利の法則は、決まった!」
ビルドは右のアンテナをなぞり上げながら右手を広げて、決め台詞を言った。
「行けえ!」
パルロの指示でプリキュア達が一斉に襲いかかる。
「はっ!」
ビルドはラビットの脚力を活かし高くジャンプして躱し、タンクの足で地面を割りながら着地した。それを何度も繰り返す。
「逃げてばっかりかい、偽物君」
「シューティング・スター」
キュアドリームが突進し、それを見てビルドはドリルクラッシャーを出し防御した。そして、何人ものプリキュアに囲まれていた。
「終わりだ」
「たしかに・・・そうだね。残念だけど、今周りにいる皆さんは退場を願うよ」
「何・・・」
「周りを見ろよ」
ビルドの周りを囲っていた地面はヒビが入っていた。そして、先程ビルドが着地して割れた地面が繋がった。
「ごめんね」
また、ビルドがラビットの脚力で高くジャンプした。そして、ヒビが繋がりあった事で円状に地面が破壊され、落とし穴となった。
「バカな・・・」
「凄い・・・」
「さっきの逃げていたジャンプはこの為の布石だったのね」
さっきのジャンプはこの為の布石だった事にフォーチュン達は驚く。
だが、そこにクローズ達と戦闘していたダイヤモンド達四人がビルドへと向かってきた。
「エースショット」
エースショットがビルドに向けて放たれたが、ギリギリで躱した。
「みんな・・・ごめん」
四人から離れ、違う二本のボトルを取り出しドライバーに差し込む。
『オクトパス!ライト!ベストマッチ!』
ボトルを差し替えドライバーのレバーを回すと新たにビルダーが出現し、新たなアーマーが作られた。
『Are you ready?』
「ビルドアップ!」
新たなアーマーが重なり、ビルドに装着され、音声が流れる。
『稲妻テクニシャン!オクトパスライト!イェーイ!』
タコと電球がモチーフのオクトパスライトへとフォームチェンジした。ビルドは右肩にあるタコの無数の足をムチのようにして使い、近づけないようにする。
その隙にドライバーのレバーを回す。
『Ready go!』
右側のアーマーから黒い墨が発射され、みんなの目をくらませる。
『ボルテックフィニッシュ!』
ダイヤモンド達が墨で周囲が見えずにいた隙に、先程用意した落とし穴へと落とす。
「貴様!」
今度はパルロがビルドに向かってきた。
「次はこいつだ!」
『ウルフ!スマホ!ベストマッチ!』
違うボトルを差し込みドライバーを回し、ビルダーから新たなアーマーが形成される。
『Are you ready?』
「ビルドアップ!」
再び新たなアーマーがビルドへと装着された。
『つながる一匹狼!スマホウルフ!イェーイ!』
スマホとオオカミがモチーフで、左腕にはビルドフォンを模した『ビルドパッドシールド』という大型の盾を装備した、スマホウルフへとフォームチェンジした。
「じゃあ、これだ!」
『ビルドパッドシールド』から出現したアイコンを受けたパルロが後ずさる。
「無駄だ。ハザードトリガーを使ってる。俺のほうがハザードレベルは高い!」
パルロがドライバーのレバーを握り、思いっきり回す。
『Ready go!』
腕のPSデスシザークローが伸び、黒い強化剤によって力が蓄えられる。
『パルロスコーピオンアタック!』
パルロの腕のパーツから黒いエネルギーが放たれた。それと同時にビルドもドライバーのレバーを回す。
『ボルテックフィニッシュ!』
自身の周囲に映写したスマホのアイコンの中を狼の幻影に走らせ、パルロのエネルギー波を相殺した。
「貴様!」
「晴夜、これも使え!」
クローズが二本のフルボトルをビルドへ投げ渡した。
「サンキュー!」
そのボトルをドライバーを差し込む。
『ドラゴン!ロック!ベストマッチ!』
再びビルダーから新たなアーマーが形成されていく。
『Are you ready?』
「ビルドアップ!」
その掛け声とともビルドに新たなアーマーが装着された。
『封印のファンタジスタ!キードラゴン!イエーイ!』
「よりによって、ベストマッチかよ!」
クローズは自分が渡したボトルがベストマッチだったことに驚く。
「くぅ!キュアハート!」
危機を感じたパルロはキュアハートと呼びかけ、ガードベントしようとする。
だが、キュアハートは頭を抑えて動かなかった。
「何・・・」
『Ready go!』
よそ見をしてる間にビルドがパルロを鎖で拘束し、右手から強力なエネルギーを溜める。
『ボルテックフィニッシュ!』
放たれた火炎弾がパルロに打ちかまされ、パルロを吹き飛ばした。
「馬鹿な・・・なぜ、こんなにも・・・」
まさかのバザードトリガーも無しで、己と渡り合うビルドのここまでの強さに驚く。
「知らないのか?ビルドドライバーの最大の特徴はハザードレベルじゃあ、測りきれない強さがあるって・・・」
このことは、かつてエボルトに教わったことだ。
「己・・・」
「これで、フィニッシュだ!」
一本のボトル缶を取り出し、数回振って缶を開けビルドドライバーに差し込む。
『ラビットタンクスパークリング!』
音声が鳴り響き、ドライバーのレバーを回し、前後からビルドマークのスナップライドビルダーが出現し、アーマーが形成された。
『Are you ready?』
「ビルドアップ!」
アーマーがビルドの体に装着され、アーマーから無数の泡が弾け、音声が響く。
『シュワッと弾ける!ラビットタンクスパークリング!イエイ!イェーイ!』
パンドラボックスの残留成分から作り出したフォーム、ラビットタンクスパークリングへとフォームチェンジした。
「ラビット・・・タンク・・・スパークリング・・・」
ハートはラビットタンクスパークリングを見て、また脳裏に何かがよぎった。
『おお!成功だ!ラビットタンクがこのボトルの成分に合うんだな!サンキューマナ!』
その時、手を握られた事が頭からよぎる。
ビルドは左足から泡――『ラビットバブル』を噴出しながらエネルギーを溜め、そのまま一瞬のスピードでタンクの『インパクトバブル』をまとった右足がパルロに繰り出され、パルロはバランスを崩した。
「くぅ!」
「はぁ!」
さらに左足に力を入れスピードを上げ、パルロを翻弄する。
「なぜ、押されるんだ・・・!」
スパークリングの圧倒的なスピードについていけていなかった。
「はぁぁ!」
ビルドのRスパークリングブレードの大型のエネルギー斬撃を繰り出し、スピードでさらにパルロを圧倒し、次の斬撃で吹き飛ばした。
「なんで・・・なんで!」
押されているパルロからは焦りが見え始め、ビルドに殴りかかるがビルドはその拳を掴み握力を入れパルロの拳をどかす。
「言ったはずだ。勝利の法則は決まったって!」
ビルドがさらにキックを入れパルロを吹き飛ばす。そして、ドライバーのレバーを回す。
『Ready go!』
そのまま高く飛躍し、キックの態勢に入る。
『スパークリングフィニッシュ!』
「ハァァァァァァァァァァ!!」
ビルドの右足が無数の泡を纏い、パルロにスパークリングフィニッシュを放つ。
「ぐぅぅぅ〜・・・ぐわぁぁぁぁぁーー!」
スパークリングフィニッシュを受けたパルロはかなりの深手を負い、強制変身解除された。
「バカな・・・ハザードトリガーを使ってないのにこの強さは・・」
ビルドも着地するとドライバーをボトルが外し変身を解除した。
「これが、俺の・・・桐ヶ谷晴夜が導き出し答えだ!俺は迷わない!
例え、周りが・・・世界から否定されようとも俺は、俺は戦う!そして、お前達の計画を止める!そう、伊能に伝えとけ!」
そう叫ぶとハートが晴夜の前に現れた。
「行かせない・・・うっ!」
ユウヤを庇おうと前に出たハートだが、また頭を抑え出す。
「仮面ライダー・・・ビルド・・・晴夜は・・・あっ!」
「マナ!」
「どけ!」
晴夜がハートに近づこうとすると、ユウヤは起き上がりハートを退かし前に出た。
「桐ヶ谷晴夜!覚えてろ!上城龍牙の次はお前だ!」
晴夜に指を指し、龍牙の次に倒すと言う。
「残念だけど、お前じゃ龍牙を倒せないよ」
「ふざけるな・・・弱い負け犬が吠える偽物コンビが!」
偽物のコンビ、そう言われると晴夜が微笑する。
「ふふっ・・・」
「何がおかしい・・・」
「先から吠えてるの君だと思うよ。フェルノ・ユウヤ」
「なっ・・・くっ!」
それを聞いたユウヤは動揺したのか、ビルドに受けた傷を押さえる。
「だせぇな・・・」
「言い返す言葉が何も出ませんよ」
「あたしよりもメンタル弱いかも」
「言い返す言葉もないわね」
返す言葉もなくユウヤは晴夜から離れる。それを見て和也達も微笑する。
「・・・くそッ!行くぞ!」
ユウヤがブロスと同じネビュラスチームガンを周囲に放ち、プリキュア達と共に逃げていった。
「大丈夫か?」
倒れていた龍牙に近づき、手を差し出す。
「おっ」
その手を掴み、龍牙は起き上がった。
「お前……なんか変わった?」
龍牙は今の晴夜を見て、着ているベージュのトレンチコート以外で何か変わったかと問う。
「そうか・・・ちょっと、会ってきた人がいるんだ」
「会ってきた?誰に?」
「いずれ話すよ。あっ!そうだ!」
晴夜があっちの世界で渡された、黒いウォッチのひとつを取り出した。
「これ」
それを龍牙へと渡した。
「なんだよこれ?」
「お土産」
何のことか龍牙は分からず、晴夜から貰ったウォッチを見つめる。
そこへ木の陰から、晴夜をこっちの世界へと戻した鳴滝が様子を見ていた。
「それでいい。桐ヶ谷晴夜」
「鳴滝・・・」
士が鳴滝に近く。
「ディケイド ・・・」
「感謝するぜ、あいつをこっちの世界に戻してくれてよ」
「君に感謝してもらう必要はない・・・私は彼が君を倒せる逸材になると思ってやったに過ぎん。これで失礼するよ。おのれ、ディケイド!」
オーロラカーテンが出現し、鳴滝は姿を消した。
「鳴滝・・・お前は何がしたい・・・」
すると、鳴滝が消えた途端、周りに凄い地震が起こり出した。
「な、何この揺れ!」
「震度が強すぎる!」
「なんだよ!これ・・・」
「みんな、何かに掴んでしゃがめ!」
晴夜が言うとみんな近くの椅子や柱に掴まり地震が治まるのを待つ。
「止まった・・・」
「なんなの、今の揺れ・・・」
「・・・ん?みなさん、何かこっちに来ますけど・・・」
幻冬がそう言って全員振り向くと、一体のドローンが現れた。
「ドローン・・・」
ドローンが目の前で着地すると、ドローンから映像が流れた。
『やはり、現れたか桐ヶ谷晴夜君』
「伊能・・・」
そこから現れたのは、晴夜のビルドドライバーを奪い、仮面ライダーブラッドとなった伊能賢吾だった。
『明日、ここに来た前、そこで決着つけようじゃないか世界の命運を掛けて・・・このパンドラ城でだ!』
映像から、かつてエボルトが作り出したタワーの様な建設物を連想させる建物、パンドラ城の姿を見せる。先の揺れはこれを誕生したための揺れだった。
「パンドラ城・・・」
パンドラ城。そこが、ブラッドとの決戦の舞台であった。
次回予告!
ついに始まるパンドラ城での最終決戦・・・
グリス達は外でブロス兄弟率いるオールスターズを止めようと必死に奮戦する。
ラブリー「先輩達はみんな助ける・・・!」
グリス「絶対ここから先は行かせねぇ」
ローグ「絶対に通させない!」
彼らは必死になって後を追わせないようにする。
そして、シーザスとゼブラのロストスマッシュへ戦う仮面ライダーディケイド。
ディケイド「ここから、あいつらの道は邪魔はさせない・・・」
晴夜と龍牙の進む道を守るために戦う。
そして、龍牙もキュアソードと戦う覚悟を決め、新たなガジェットを手に取る。
「・・・力を貸してくれ」
『ドラゴン!クリスタル!』
『クリア!』
『クリスタルクローズバースト!』
『Are you ready?』
「変身!」
『Burst up!GET CRYSTAL CROSS-Z-DRAGON!Yeah!』
新ガジェットによる新たなクローズが、キュアソードとパルロに挑む。
そして、晴夜も・・・
『ラビット!ロイヤル!ベストマッチ!』
『Are you ready?』
「変身!」
『光輝くスピーディウォリアー!ロイヤルラビット!イェーイ!』
新フォームとなったビルドが、キュアハートの暴走を止める。
そして、仮面ライダーブラットのいる最上階へ向かう。
そこで待ってる最後の決戦のために・・・
「さあ、最後の実験を始めようか・・・」
第9話 決戦前夜…それぞれの覚悟
おまけ
さぁ〜て!次回の『Re.ドキドキ&サイエンス!last science!』は〜?
「みんな元気?時見ソウゴです。次回の話で晴夜達はブラッド帝国事、完全再現にお金がかかる仮面ライダーブラッドと、ライダーの意味勘違い野郎の仮面ライダーパルロと決着をつけることになったよ。それにしてもさっきのパルロって人、分かり易すぎるくらいの小物っぷりだったね!なんか彼を見ていると何処ぞの45%おじさんとか思い出すよね♪
さて、次回は――
『晴夜、彼女を取り返す』
『仮面ライダーのオリジナルフォームは二次創作の特権である』
『だがクローズビルドが最高!最善!史上最強!異論は認めんッ!!』
――の三本だよ♪」
次回もまた見てね☆ぴかぴかピカリン!ジャンケンポン♪
ピース「はい!私の勝ち!なんで負けたのか、次回のお話までに考えて来てね♪」
完