晴夜「仮面ライダービルドことてぇんさい科学者の卵 桐ヶ谷晴夜 は、キュアソードの正体が 剣崎真琴 なのでは?という疑問を抱き、キュアハートこと 相田マナ とその仲間達と一緒にテレビ局へ行ってソードの正体を確かめることに!」
クローズ「一方その頃、仮面ライダークローズこと(晴夜『しかし、彼女は自分がキュアソードであることを否定してしまった』っておい!なに被ってんだよ!!まだ喋ってんだろうが!」
晴夜「は〜、だーかーらー!お前の出番はもう少し先なの!我慢しなさい!!」
クローズ「お前は俺のお母さんかっ!!」
晴夜「んなわけないだろ」
クローズ「さぁどうなる⁉︎第6話!」
晴夜「あっ!また俺のセリフ取られた‼︎主役なのに〜」
マナがまこぴーの握手会に訪れたその翌日、真琴は番組の収録を終える。
(どれだけ歌えば……あの方に届くの、どうすれば……)
そんな中、彼女はそう心の中で思っていた。
「ねえ真琴、仕事のオファーがあんだけど?」
真琴に仕事の話をするDB、それを聞いた彼女は振り返る。
「レストランを訪ねてお料理体験をするそうよ。たまに歌以外の仕事もいいんじゃない?」
歌以外の仕事もやってみたら?とそう真琴に話す。
「いいわ……ただし一つ条件があるわ」
「条件?」
と、真琴が提示してきた条件という言葉にDBは『?』を出すのだった。
そして次の日、ちょうど学校から帰ってきた晴夜とマナと六花。
すると、相田家の周りに人だかりができていた。
「ん?何だ?」
「あれ?何だろ?」
自分の家の周りに人だかりが出来ていることに驚くマナ。六花と晴夜も加えて、彼女は実家の中に入っていった。
「テレビの取材⁉︎」
「すごーい!」
六花が友達の店に取材が来た事に驚き、マナが凄いと声を上げていると、晴夜は健太郎に「凄いですね!取材なんて」と話し掛ける。
「そうなんだよー!是非この店でって希望があって、急に決まったんだ!」
健太郎は店に取材が来た事を嬉しそうに語る。
「ここはぶたのしっぽ亭の2代目として、しっかり腕を振るわないと!」
「気合い入ってますね!」
「大丈夫!パパの料理は日本一だもん!」
店に取材が来た事だけでも嬉しいと感じた健太郎だったが、マナの言葉で更に嬉しくなった。
「わしゃまだ認めておらんがな……」
後ろの椅子に座っている宗吉がそう答え、健太郎は苦笑いをする。
マナのお母さんはそんな宗吉を宥めていた。
「まあまあお父さん。アイドルが来るって話だし、笑顔で迎えましょう!」
「アイドル?」
「アイドルとは、すごいですねぇ〜」
「誰が来るの⁉︎」
「えーとね……確か……」
あゆみは誰が来るのか思い出そうとしていると、玄関のドアが開いた。
入って来たのはなんと、真琴とマネージャーのDBだった。
「こんにちは」
「おはようございます」
それぞれの挨拶をする二人。
「まこぴー!」
真琴を見て嬉しそうな表情を浮かべるマナ、晴夜と六花は驚き、そしてマナは真琴に近づく。
「嬉しー!まこぴーが家に来てくれるなんて!」
手を出して握手を求めるマナだが、直ぐに手を引っ込めてすぐに笑顔を見せる。
「仕事で来ただけよ…………あなたのお家だったの?」
「はい!あたし、相田マナって言います!マナって呼んでくださいね!」
「私は菱川六花です」
「俺は桐ヶ谷晴夜、以後お見知り置きを」
それぞれ自己紹介し、真琴は晴夜の方をジッと見ていた。
「な、何か?」
「……別に。(ビルドもいたのね)」
そう言って真琴は顔つきを変えず、厨房へと向かった。
そして収録が始まった。
「まずはにんじんを洗って?」
「はい」
にんじんを真琴に渡す健太郎、
…が、彼女はにんじんをボールに入れると、なんとその中に洗剤を入れ始めた。
「えっ……⁉︎」
「なっ……⁉︎」
「ちょ、ちょっと……⁉︎」
晴夜と六花とマナの三人は、真琴の思わぬ行動に驚く。
「洗剤はなしで!ねっ!」
すぐに彼女を止める健太郎。
「す!すみません!真琴は料理初めての物で‼︎」
「?」
DBは頭を下げてスタッフや健太郎に謝る。
「ま、まあ……きっと緊張しているのよね」
あゆみは苦笑いをしながらそう話す。
――ちなみに野菜を洗剤で洗いたい場合は、専用の洗剤を使った上で短時間で洗い、ちゃんと水で最後まですすぎましょう。
「じゃ、じゃあ……今度はベーコンを切ってもらおうかな」
健太郎はそう言って真琴にベーコンを渡す。真琴はまな板にベーコンを置くと、包丁をまるで剣を構えるような姿勢で持つ。
(えっ?あれって……ま、まさか……‼︎)
晴夜の嫌な予感は数秒後に的中。真琴は包丁を振り下ろして、ベーコンをまな板ごと真っ二つにしたのだ。
それを見た皆は余りにもあんまりな光景に呆然としてしまい、スタッフが間を空けて突っ込みを入れる。
「真琴ちゃん………剣道じゃないんだから……」
「えっ?」
「すみません!すみません!」
DBは必死で謝るが、だんだん表情が険しくなる宗吉。それに唖然とする晴夜とマナと六花。
「き、きっと緊張が解けないのよ……」
そう言ってあゆみは宗吉をゆだめる。
「そ、そうだ!卵を割りましょう!卵を!」
そう真琴に指示するカメラマンは、「ハードルを下げて……」と健太郎に小声で指示する。
「じゃ、じゃあ……」
卵の割り方を教えようとする健太郎だが、既に真琴が右手と左手で、それぞれ三個ずつ卵を持っていた。
「割ります」
そう言って右と左で卵をぶつける。当然だが、次の瞬間には「ぐちゃあ」となった卵の残骸が真琴の服に付いた。
「マジか……」
晴夜は真琴の行動に呆れて、それを見たマナ達は絶句、宗吉の表情が更に険しくなった。
「ワザとじゃないんだよね……?」
「そうだよ……まこぴーの顔真剣だもん……」
マナの言う通り、真琴の表情は真剣そのものだった。
「まこぴー、食べ物には愛情たっぷり優しくね?」
「えっ?食べ物だったのこれ?」
手に付いた可哀想な卵を見てそう答える真琴。
マナ達は、彼女が卵を食べ物だと知らずに割っていたと知り、再び絶句する。
「かあー!卵が食いもんとも知らねぇで何が料理だ!出直してきな!」
宗吉はそう言ってその場からいなくなる、そして真琴は不安そうな表情をするのだった。
夕方、とんでもない新事実を知らしめられたスタッフ達は落ち込んでいた。
「はあ、参ったな……明日まこぴー、ちゃんと来てくれるかな……別の企画を考えた方がいいんじゃないのか?」
そう言いながら引き上げるスタッフ。彼らが居なくなったのを確認して、健太郎はドアを閉める。
「いや〜驚きましたね〜、あんなに料理が苦手とは……」
健太郎はそう、座っている宗吉やマナ達に聞こえるように話す。
「苦手とかそういう問題じゃねえ」
「お父さんは料理には心を込めてほしいのよね?」
「心を?」
マナはその事に頭をかしげ、宗吉はそうだと言う。
「そうだ、一度まな板に向かったらとことん食べる相手を思って作る……それが料理ってもんだ」
「食べる相手を思ってか……でも」
晴夜は思う、それは包丁で切ろうとした時の真琴の姿。
その姿は、まるで『獲物』を狙ってるかの様だった…
一方、車で移動中の真琴とDB。
「悪かったわね。このところ歌に煮詰まってる様だから、気分転換になればと思ったんだけど……」
「ううん、悪いのは私……」
真琴はもっと料理の事を勉強してからいけばよかったと後悔する。
「どうしてあの店を選んだの?知ってたんでしょ?あそこがマナって子の家だってこと」
運転をしながら聞くDBに真琴は答えた。
「あの子達がどんな生活をしてるか見たかっただけ」
「で、どうする?この仕事キャンセルしてもいいのよ」
そう言われた彼女は、窓の風景を見ながら考える。
その数時間後、ありすも来てマナの部屋で先のことを話していた。
「まあ……真琴さんがいらしたですの?」
「びっくりでランス〜」
マナからそう聞いて驚くありすとランス。
「きっと僕たちの事を調べにきたケル!」
「それはないと思うけど……」
「まぁ、確かにそんな感じはしなかった……」
そうラケルに六花は言い、晴夜も同意した。
「大丈夫かな〜まこぴー……ちょっと失敗しちゃったし……」
「ちょっとじゃないけどね……」
六花はマナの言葉に苦笑いをしながら答える。
「おじいちゃんにあんな事を言われて落ち込んでるいるんじゃ……」
「そうよね、あなたのおじいさんが怒るなんて相当やばいよね?あれは……」
「うん、だから心配なのよ〜」
六花の言う言葉にマナはうなづく。
「マナは本当にまこぴーの事が好きシャルね」
「あたし、まこぴーを迎えに行ってくる!」
そう言って椅子から立ち上がり走り出す。
「ちょ!マナ⁉︎どこ行くの⁉︎」
「まこぴーを迎えに行ってくる!」
「えっ⁉︎ちょ……」
マナの言葉に驚く晴夜達、そして外に出るマナに六花が「ストッーーープ‼︎」と叫ぶ。
彼女の言葉に動きを止めるマナ、六花達も外に出てきた。
「迎えに行くってあなた……まこぴーが今どこにいるか知ってるの?」
「そういえば……知らない……」
何処に居るか訊かれたマナの答えに、六花は思わずため息を吐く。
「あっ、でもこの間マネージャーさんに貰った手紙に名刺が!」
「でしたらまずそちらにお電話してみるとか」
「けど、いきなり行っても門前払いになるだけだと思うよ?」
晴夜の言葉にマナはうなづく。
「だよね〜……また迷惑かけちゃうところだった……
みんな、また勝手な事言ってごめん……」
「大丈夫、でも意外と戻って来るかもよ……」
とそう言ったその時、二人の女性が歩いてきた。それは真琴とDBだった。
「まこぴー!本当に戻ってきた‼︎」
マナは真琴が戻って来てくれたことに喜びながら二人に近づく。
「良かった!戻って来てくれて!」
「何?」
「あの………良かったら、一緒にオムライスを作る練習をしませんか?いろいろコツがあるんです!」
マナは料理の練習を一緒にしようかと真琴に質問する。
「練習……私もちゃんと、お料理出来るようになりたくて戻って来たの……付き合ってくれる?」
「はい!本当……戻って来てくれて嬉しいです!」
「マナ、あなた事を心配して待ってたんですよ」
「仕事を途中で投げ出したくなかっただけよ……」
マナ達がそう話すと、真琴はそう答える。
「はい!でもやっぱり嬉しいです!」
そして、マナも笑顔で答える。
その後五人は厨房に集まり、オムライスの材料を揃えて、料理を始めた。
「では、どうぞ」
「よし、割るわよ」
そう言って、真琴は卵を一つ手に取ると、そのまま力強く叩きつけてしまい、卵の中身が台の上に出てきてしまう。
「あ……」
「肩に力入りすぎかも」
「力?」
「うん。卵にそこまで力を入れなくても、割れるので見ててください」
そう言うとマナは卵を一つ手に取り、ボウルの角で叩き、中で割る。
「へぇ……」
「コンコンパカッ!がリズムです」
「コンコンパカッ!……」
真琴はそう言いながら卵を手に取り、肩の力を抜いてマナがやった様にやると、綺麗に卵がボウルの中に割れた。
上手に卵が割れたことに彼女は嬉しそうにして、マナ達も笑みを浮かべる。
「お、できた!」
「「やった〜!」」
「お見事ですわ」
その後は、晴夜と六花が包丁の切り方を教えた。
次にありすが盛り付けについてアドバイスし、美味しいオムライスが完成した。
その時の真琴の笑顔に共鳴し、マナ達の顔は笑顔になっていた。
その頃、ジコチュークラブでは、イーラがボウリングをやっていた、
…がしかし、ガーターばかり出していた。
「ふっ……上手くいかない時って、何をやってもダメじゃない……」
「うるさいな!この間負けて帰って来たじゃないか!」
激昂するイーラはもう一度投げるが再びガーターだった。
苛立つイーラだったが、マーモは彼に向けて怒鳴る。
「しょうがないでしょう‼︎ビルドがあんなに強くなってるなんて‼︎予想外だったの‼︎」
「まずいぞ…」
『あぁ、まずいな…』
隣の椅子に座っていたベールとスタークが、パフェを我武者羅に食べようとするマーモにそう言った。
「何がまずいのよ⁉︎まずいのはこれ⁉︎」
『違う、そうじゃない』
「キングジコチュー様がお怒りだそうだ、俺達に残された時間は……そう長くない」
「くぅ〜‼︎もっと頑張りなさいよ!」
もっと頑張れと叫ぶマーモ。
「お前も頑張れよ!」とイーラがツッコむと、二人は喧嘩を始めた。
「やれやれ?そろそろ俺の出番かな、それにビルドの実力を試すのも悪くないな」
ベールが立ち上がって呟くと、スタークが座りながら警告をする。
『おい、ベール。やるなら気をつけろよ』
「どういう事だ、スターク……」
『プリキュアもそうだが、ビルドの方もどんどん強くなっている、油断すると痛い目を見るぞ〜』
不敵な笑いを溢してそう言うストークに、ベールは鼻で笑って返した。
そして次の日、料理番組の本場マナ達は真琴の様子を見守っていた。
今、真琴はチキンライスを作っており。それを終えると、とうとう卵で包もうしている。
「すごいな、一晩の練習で一人でここまで作れるようになるなんて……後は卵か」
「そうですわね」
「最後の難関よね」
「しっかり、まこぴー!」
マナ達は応援する形で真琴を見ていた。
そして、真琴はチキンライスを卵で包んでいき、そしてある程度火を通したら、お皿に盛り付ける……結構大きなオムライスを。
「やったね!まこぴー!」
「って、でか⁉︎」
マナは嬉しそうに言うが、カメラマンがオムライスの大きさに驚いて声をあげる。
「あれって、何人前作ったんだ……」
「ご、ゴメン!あたしがつい、四人分の材料用意しちゃって!」
「あぁ、構いませんよ。せっかくですから、皆さんで食べているところを撮影させてください」
カメラマンの人が笑顔で答えると、マナは安心したかの様な顔をする。
「じゃあ、まこぴー!仕上げお願いします!」
マナは真琴の元に行くと、ケチャップを手渡す。
「ハイ、どうぞ」
「これ、何?」
「こうするんですよ」
そう言って彼女は真琴と一緒に、ケチャップでオムライスに何かを描き始める。
そしてケチャップで描き終えると、そこにはハートマークがあった。
「ハートか」
「マナちゃんらしいですわ」
「確かにね」
「あ、六花やありすも手伝って!晴夜君も!」
「えっ⁉︎」
「わかりましたわ」
「しょうがないな」
そう言って、皆でオムライスに飾り付けをしていく。完成したオムライスはにんじんでトランプのスートのマークがあった。
その後マナ達は座り、スプーンを手に持って一緒にオムライスを食べる。
一口食べると、皆は同じ反応をする。
「「美味しい!」」
「美味しいですわ!」
「うまい!」
真琴も一口食べると、目を見開く。
「ホント、美味しい」
そして、真琴はしばらく考え事をする。
それにマナと晴夜は反応する。
「まこぴー?どうしたの?」
「何か考えごと?」
二人が聞くと、真琴はスプーンを置いて、晴夜やマナ達を見る。
「……大切な事を思い出しの」
「大切な事?」
「貴方達のおかげよ」
「あぁ……!まこぴー……」
「よくわかんないけど、よかった!」
マナは真琴にお礼を言われ、とても嬉しく感じた。晴夜も彼女が喜んでいる様子を見て満足そうにしていた。
「青春だね」
その様子を見ていたスポンサーの人とADはそう会話をする。
「撮ってるばかりじゃなくて、俺も食べてぇな……
オムライス……仕事なんかほっぽり出してたべちゃおうかな〜〜」
マナ達がオムライスを食べているのを見て、そう呟くカメラマンの男性。すると男性のプシュケーが少し黒く染まった。
「いやいや……仕事は仕事我慢我慢」
だがそう呟くと、カメラマンのプシュケーの黒い部分も小さくなった。
「食っちゃえばいいじゃん……」
突如、カメラマンにそう囁くイーラ、それに驚いたカメラマンは裏口のドアを見る。
そしてドアが開き、イーラが現れた。
「お前の望み……叶えてやるよ」
イーラはそう言って指をパチンと鳴らすと、男性のプシュケーが黒く染まり、男性の体から出てきた。
「暴れろ!お前の心の闇を解き放て!」
イーラがそう叫ぶと、豚のジコチューが現れた。
「ウォーー!腹減ったブー!」
ジコチューがそう叫ぶと声が聞こえたのか、健太郎は廊下に向かう。
「闇の鼓動シャル……!」
「厨房の方ね……」
そして健太郎達が厨房に向かうと、ジコチューが厨房にあった食材を食べていた。
「な、何だ⁉︎」と驚く一同。するとドアが開きセバスチャンが入ってきた。
「皆さん、ここは危険です。早く外へ」
「でもまだ中に娘達が……!」
「大丈夫です。すでに避難しました」
そうセバスチャンが答え、あゆみはテーブルを見てマナ達がいないことを確認する。
「さあ早く!」
「は、はい!」
そして外に避難する一同。一同が避難した後、晴夜達がテーブルから顔を出す。
「みんな、準備は良いか?」
「「「うん!」」」
晴夜が確認すると、そうマナ達はうなづく。
「行くよシャルル!」
「わかったシャル」
「ラケル、私達も!」
「了解ケル!」
「ランスちゃん、準備はよくて?」
「もちろんでランス〜」
シャルル達はコミューンに変わり、マナ達はコミューンにキュアラビーズをセットした。
「「「プリキュア!ラブリンク!」」」
『『『L・O・V・E!』』』
マナ達は光に包まれて姿が変わり、キャリーにシャルル達が入ると彼女達はポーズを決めながら叫ぶ。
「みなぎる愛!キュアハート!」
「英知の光!キュアダイヤモンド!」
「陽だまりポカポカ!キュアロゼッタ!」
晴夜はドライバーを出し、腰に装着した。
そしてラビットとタンクのボトルを取り出し、2本のボトルの栓を回した。
「さあ、実験を始めようか!」
そう言ってボトルをドライバーに差し込むと、音声が鳴り響く。
『ラビット!タンク!ベストマッチ!』
音声が鳴り終わると晴夜はドライバーのレバーを回し、前後からスナップライドビルダーを出現させる。そして、二つのアーマーが形成された音声が流れるのと同時に晴夜は構えて叫ぶ。
『Are you ready?』
「変身‼︎」
彼の体に二つのアーマーが合体し装着され、体から蒸気が流れ再び音声が鳴り響く。
『鋼のムーンサルト!ラビットタンク!イェーイ!』
「愛を無くした悲しい豚さん!このキュアハートがあなたのドキドキ、取り戻してみせる!」
そして最後にハートが手でハートのマークを作り、そうジコチューに言った。
「ふん‼︎今日という今日は、お前ら全員まとめてコテンパンにしてやるぜ!」
彼らの前に現れたイーラはりんごを食いながらビルド達に言う。
そしてビルド達は…
「またあなたですの?」
「性懲りもなく現れて……」
「しつこい奴だな……」
…何度も現れるイーラに飽きれていた。
「それはこっちの台詞だ!やれ、ジコチュー!」
ジコチューに指示するイーラ。しかしジコチューは食材を食べてて動かなかった。
「食ってないで動け!」
イーラが怒鳴りながらりんごを投げつける。するとジコチューは壁に突進し、激突する。
「お店が⁉︎」
お店を壊されて思わず叫ぶハート。そしてジコチューは壁を食べ始めた。
「マジかよ……」
「食べてるし⁉︎」
「まあ?お行儀の悪い?」
「そんなものを食べたらお腹壊しちゃうよ!」
ズレた突っ込みを入れるロゼッタとハート。するとジコチューの体が更にデカくなった。
「大きくなった⁉︎」
「まあ!よく食べる子はよく育って本当ですのね!」
「そこは感心するところじゃないから!」
ロゼッタに突っ込みを入れるダイヤモンド、その様子にビルドは不味いなと呟く。
「このままだと店が食べられる、ならば……」
ドライバーからドリルクラッシャーを形成し、ガンモードにしてジコチューに向けて撃つ。しかし攻撃は命中したが、脂肪で跳ね返された。
「ダメだ、分厚い脂肪で防がれる」
その間にジコチューが壁を突き破ると、目の前にはオムライスが置いていて真琴もDBもいた。
「オムライス食べたい〜‼︎」
そして体が壁から抜け、料理に向かうジコチュー。
「ダビィ!」
「その顔……待ってたわ」
そう言うとDBはラブリーコミューンに変化した。
「え⁉︎」
「コミューンになった⁉︎」
そして、真琴はコミューンにキュアラビーズをセットする。
「プリキュア!ラブリンク!」
『L・O・V・E!』
すると髪がサイドテールで薄紫色になり紫色のコスチュームで、髪飾りや耳飾りがスペード型になり、三人同様アームバンドとブーツの丈が長いが、アームバンドにはリボンがついている。左右非対称の袖で、腰の横にもリボンがついている。
「勇気の刃!キュアソード!」
「このキュアソードが愛の剣であなたの野望を断ち切ってみせる!」
手でスペードの形を作り、そう叫ぶソード。
「まこぴーがキュアソード!」
「やっと正体現してくれたな!」
キュアソードはビルドやキュアハート達を見て、コミューンにキュアラビーズをセットする。
倒れていたジコチューが立ち上がると同時に、キュアソードはコミューンにハートを描く。
「閃け!ホーリーソード!」
光の剣を無数に放ち、それがジコチューに直撃すると、浄化されていく。
「ラブラブラ〜ブ!」
そう言って、目がハートになったジコチューの姿はプシュケーへと変わり、持ち主の元へ帰っていく。
「ちっ‼︎覚えていろよ!」
そう捨て台詞を吐いてその場から消えるイーラ。光が降り注ぐと、壊れていた店内は元に戻っていく。
店内が無事元に戻ると、キュアハートは嬉しそうにキュアソードを見る。
「まこぴー!やっぱり、まこぴーがキュアソードだったんだね!もうキュンキュンだよ!」
そう言って抱き着こうとするが、華麗にかわされる。
「見ていられなかっただけよ」
「私達、この時を待っておりましたわ!」
そうソードの方を見て話すロゼッタ。
「うん!貴方と仲間になりたくて」
そしてハートは彼女に近づきそう言って、手を差し出すと、キュアソードはその手を見る。
(同じだ。私も……だから、私、ここに来たんだ。それと……)
キュアソードは体をキュアハートの方へと向け、キュアハートの手を見てから、ビルドも見る。
ビルドはなぜ見られているのか疑問を抱くが、ダイヤモンドはそれに気付く。
「晴夜君」
「え?…あぁ」
ビルドは戸惑いながらも気付き、手を差し出す。
それを見ると、キュアソードは微笑む。
「ありがとう」
そう言って手を握った。その時だった…
「この時を待っていた」
『!?』
いきなり聞こえた声に全員が反応すると、そこにはサングラスをした一人の男、ベールが立っていた。
「お前達四人が一堂に集まる、この時を、そしてビルドもいるのもな」
「どちら様ですの⁉︎」
「名乗る必要はない。お前達と会うのもこれが最後だ。
さらば、プリキュア!そして、仮面ライダービルド!」
そう言って、ベールが何かを放ち、全員はそれに身構える。
だがそれと同時に床に大きな穴が空き、その穴に落ちていく。
「な、なんだ⁉︎ウワァァァァァァ‼︎」
「「「「きゃああああ‼︎」」」」
そして穴が消えて、その場からビルドとハート達が消えると、ベールは呟く。
「もはやこの世界に光が届く事は無い。ここは我々、ジコチューの物だ」
飴を口にし小さく笑っていると、後ろからスタークが現れる。
『おいおい、笑ってる場合か?油断すると足元を掬われるわぞ』
「心配するな、あの世界では絶対に脱出できない」
『ならいいが…』
そう言って気づいた時には、ベールもスタークも消えていた。
次回! Re.ドキドキ&サイエンス!
第7話 ギリギリの戦い!そして、現れるもう一人のライダー
おまけ1
マナのGちゃん「食いモンを粗末にするな!!」
黒脚「……」
天の道を行き全てを司る男「……」
ビルド「……なんか言えよ!」
…女じゃなかったらやばかった。
おまけ2
キュアベーコン「私キュアベーコン!ベーコン食べる↑の大↓好↑き↓さぁ↑!!」
シザースムシャムシャ君「そしてボォクは、シザースムシャムシャ君!
シザース食べるのだぁいすきだぁ!!」
ビルド「帰って下さい!!」
キィーンキィーンキィーン……
完