Re.ドキドキ&サイエンス   作:yu-ki.S

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前回までのあらすじ!

和也「一万年前。トランプ王国の戦いで現れたプロトジコチュー、エボルトが人間界に現れた!そんな中、仮面ライダーグリスこと 沢田和也 は愛の力を爆発させ、プロトジコチューとエボルトに正義のキックを……」

真直郎「兄貴!あらすじ詐欺はダメっすよ!」

ライ「プロトジコチューとエボルトを止めたのは、仮面ライダービルドとキュアハートでしょ? 後で読者から批判の声が……」

和也「いいんだよ!今回は俺が主役なんだからよォ!」

ガイ「しかしカシラ、今回あの人にガッツリ……」

和也「うるせェェェェェッッ!!別にヒロインが……ヒロインが……」

ガ・ラ・真「「「……こんなドルオタですが、やるときはやる!仮面ライダーグリス&ロゼッタ編をどうぞ!」」」


仮面ライダーグリス&キュアロゼッタ!不滅の心火! その1

──拝啓。お父さん、お母さん、じいちゃん、ばあちゃん、お元気ですか?

俺は推薦で入った農業専門高校で、新しい友達もできました。

最近はキルバスというイカれた異世界人によって平行世界が滅ぼされそうになったりしましたが、仲間が無事に倒してくれたおかげで、再び平穏な日々を取り戻す事が出来ました。そして仲間である亜久里と幻冬は中学生へとなり、晴夜達も高校二年生へと進級したそうです。

それはそうと、もうじき蝉が鳴き始める季節ですが。俺はある日、とんでもないことに気付いてしまったのです。それは……

 

「──何故、俺には彼女がいない」

 

「「「えっ?」」」

 

この俺、『かずやん』こと沢田和也……又の名を仮面ライダーグリスが、この歳にもなって未だに、彼女いない歴=今の年齢という状況である事でした。

 

「どうしたかずやん?」

 

「いきなりなんですか?」

 

俺の仲間が住む家の地下室に集まっていた晴夜と幻冬の二人は、突然の俺の発言に対して首を傾げていた。もう一人の仲間である龍牙は、カップ麺にプロテインをぶっかけたブツを食べている最中だった。

まぁ、そんな事はさておき……俺は先程まで読んでいたラノベ(学園ラブコメ)を床に置きながら叫んだ。

──そう、これが叫ばずにはいられなかったッ!

ここしばらく、俺達四人が一緒に集まることはそうそうなかった訳だが……問題はコイツらの状況と経緯にあった。

まず晴夜!コイツはパンドラパネルの研究を一人で続けているが、研究をほっぽり出してマナやレジーナと良く出掛けている。

次に龍牙!コイツは在ろう事か、まこぴーのマネージャーとなるべくして付いていく事が増え始めた。まこぴーの1ファン的には、彼女が幸せならオールオーケーですが、それはそうと筋肉バカは一度馬に蹴られるべきだと思う。

そして幻冬!コイツは亜久里と生徒会の役員として常に一緒にいるらしく、最近じゃ手作り弁当を貰っているとかなんとか……

 

「ア"ア"ア"ァァァァァァァァッッーーー!!おかしいだろ⁉︎ どうして俺だけこんなにモテないんだ!? 顔は悪くないはずだろ⁉︎ 運動神経もいいはずだろ⁉︎ 勉強も中の上くらいはあると自負している!

なのに何でなのかなぁ!なぁ‼︎ 何がダメなんだよ!教えてくれよ!」

 

こいつら男三人が青春真っ盛りな高校生or中学生ライフを送っているのにも関わらず、何故か俺だけが取り残された状況に陥っているのだ。

何故モテないのかと発狂する俺は、頭を抱え込みながら叫ぶように晴夜達に問い詰める。

すると晴夜と龍牙は互いに見合いながら、呆れ気味に答えてきた。

 

「なぁかずやん。俺が思うに、お前のモテない理由は……」

 

「ドルオタっぷりがキモいからだと思うぜ?」

 

「ぐあぁぁぁーーーーっ!メチャクチャハッキリ言いやがったなコノヤロー!!」

 

あまりにも残酷すぎる二人の言葉を聞いた俺は、ショックのあまり叫び声を上げながら項垂れてしまう。

 

「しかし考えてみてくれよ! まこぴーを崇めるのはファンとしては当たり前のことじゃないか!! それをキモイだとぉ!? ふざけんな!全国のまこぴー推しのファンとアイドル純愛至上主義者どもに謝れ! 泣いて五体投地しろやテメーコノヤロー!!」

 

「アイドル純愛至上主義者ってどんなパワーワードだよ」

 

そんな感じで顔を上げて叫び終わると、俺の表情が地面に三段アイスを落とした子供みたいに悲痛なものになっていた。

 

「ちくしょう………何故なんだ……ドルオタに悪い奴はいねぇってのに……どうしてモテないんだ……」

 

「ま、まぁ……別にドルオタが悪いとまでは言わねぇよ。

ただお前の様な人種は、女子の好感度を上げたとしても。飽くまで友情としての好感度が上がっているだけで、その好感度が恋愛に通じる訳じゃないって事だ」

 

「なんというか……かずやんの場合、好感度がラブコメとかで出てくる様な感情へ行くよりも先に、スポ根とかバトル漫画みたいな、強い尊敬とか熱い友情の方に行きがちなイメージなんだよなー」

 

「そういう場合って、恋愛感情に繋がりにくいですよねー。

……まぁ、何というか。和也さんもその内いい人が見つかりますよ!」

 

「ありがとよお前ら慰めてくれて。おかげで俺のライフはとっくにゼロだよ!!」

 

何とか宥めてフォローしようとする三人だったが、それが逆に俺のグサグサと心に刺さっていた。ていうか慰める気あんのかよテメェら。

 

「ありすはダメなのか?」

 

すると龍牙が突然そんな事をほざき出し、ムカムカと燃え盛っていた心がすっと鎮火し、立ち上がりながら後ろの方へとそっぽを向く。

 

「あいつは………いずれ四葉財閥を背負う女だ。男と関わるほど暇じゃねェし、ただの幼馴染だし、俺とじゃ釣り合うわけねェだろ」

 

「そんなの分からないじゃないですか。付き合い長いんですから、ワンチャンあるかもしれませんよ?」

 

「何がワンチャンだよ。ませた事言ってんじゃねぇよ餓鬼ナスビ、麻婆茄子にすっぞ」

 

「なんでそこでマーボーナス!?」

 

俺は四葉財閥を継ぐありすには恋愛するような暇も興味もないと言うが、幻冬はそれに真正面からズバッと切り捨てて、否定してきた。

確かに俺とありすが幼馴染なのは間違いないが……それでも、四葉財閥を背負う覚悟を決めた女と俺が、一緒になるなんて事は有り得ない話なのだ。

だからこそ俺には、ありすに告白だなんて事をするつもりは、少なくとも今は一切なかった。

 

 

◆ ◆ ◆

 

 

「ありがとうございました」

「またのお越しを〜」

 

ライダー組の雑談会がお開きとなってから、しばらくして大貝町の噴水広場。

そこではありすと、五星財閥の令嬢である麗奈が、ユリの鉢花を売っていた。今年からハイエースを露天販売出来るように改造した様で、鉢花の販売を行っているらしい。

和也はその様子を近くのベンチで見ながら、最初にありすと出会った時の事を思い出していた。

 

それはまだ和也が小学生だった頃。幼馴染の一人であるマナが大きな屋敷に入り込んでしまった時があった。

屋敷には大きな庭があり、そこには沢山の草木や花々が咲き乱れていた。

その庭園に居たのが、当時のありすであった。

彼女はそこで毎日一人で遊んでいたらしいが、転びそうになった所をマナが助けた事をキッカケに、マナと六花と和也の三人はありすと知り合いとなったのだ。その後も彼らは一緒に遊ぶようになり、ありすが海外へ引っ越そうとするというハプニングはあったものの、一緒の小学校に仲良く通って仲を深めて行った。

しかしそんなある日、和也は家の都合で転校する事になった。マナ達は寂しそうにしていたが、それでも笑顔で彼を見送った。

 

(んで……戻ると俺は仮面ライダーになって、あいつはプリキュア、か……)

 

そして再開した時には、お互い特別な力を持つ存在となっていた事には驚きを隠せなかったが、こうして今も一緒に居る事に喜びを感じている和也。

だが同時に、

 

(………まぁ、どちらにしろ。俺とありすが……)

 

「あら、和也さん。ちょうど良かったです」

 

そう思いながら立ち上がると、和也の姿を目にしたありすがこちらに向かって来た。

 

「ん?何だ、ちょうど良かったって」

 

「今日この後、お時間ありますか?」

 

「………あ? いや、まぁ。大丈夫だけど……何で?」

 

「私と付き合って欲しいのです」

 

瞬間、彼の身体に雷が落ち、周囲は一瞬にして静まり返った。

 

「ゑ"ゑ"ゑ"ゑゑゑゑゑゑッッッッッ!?」

 

突然の超展開に理解が追い付かず、思わず変な絶叫が出てしまう和也。

そして彼の脳裏に思い浮かんだ、気持ち悪い妄想が今、上映される―――!

 

 

『和也さん!好きです!』

『俺もありすの事が好きだよ』

『嬉しい……じゃあ、キスして下さい……♡』

『ああ、良いよ……チュッ』

『んんっ……♡』

 

それは、レモンの味から始まる、財閥令嬢と田舎農家という身分違いの新たなる恋物語。

果たして彼は、彼女と結ばれる事が出来るのだろうか……

 

〜ドルオタ、令嬢と付き合うってよ〜

近日公開ッッ!

 

 

「……あの、もしもーし……」

 

ありすの声により、現実へと引き戻された。するとそこには、少し心配そうな表情を浮かべた彼女が居た。

 

「大丈夫ですか?急に大きな声を出して……具合でも悪くなったんですか?」

 

「え、あ。だっ、大丈夫だ!問題ねェ!!」

 

「そうですか。それで、お返事の方は……」

 

「も、もちろん!行きますッ!喜んでッッ!」

 

「では、一時間後に大貝ショッピングモールでお待ちしてます」

 

「おぉ!」

 

和也は浮かれに浮かれまくりながら猛ダッシュで家へ戻りつつ、現状を整理しようとする。

 

(何ですかァァァこの神展開はァァァ!!いや、こんな都合の良い出来事がある訳がないッ!これは夢だーー!)

 

しかしどれだけ頬をつねっても、近くにあった電柱に頭突きをしても、痛みを感じるだけで一向に目が覚めない。

 

(夢じゃない〜〜〜!!そうか。これは、俺のモテ期の始まり……!さっきまでの不安は何だったんだ!まさか俺にも春が来たというのか……!?)

 

そうこうしている内に、自宅に到着した。

 

「アレっ?どうしたんスか兄貴、額を真っ赤にしながらスキップして……」

 

ウッキウキで玄関の扉を開けようとすると、スクーターに乗ったリーゼントの青年……土方真直郎が目の前に現れた。

真直郎は、和也が前居た転校先で叔母と一緒に不良に絡まれていた所を救った事をキッカケに、和也を兄貴と呼んで慕うようになり。今では故郷から遥々、和也達が作った野菜を受け取ったり、時折農家の手伝いをしながら、彼らに新作のパンを提供する様になったのだ。

 

「んぁ? あぁ、真直郎か。実はさ俺、近いうちに童貞を卒業する予定なんだ……」

 

「え、ドユコトっすか」

 

「わかんねーかなぁ!俺とありすが!デートする事になったって事だよォ!!」

 

「……おえぇェェェェ!?マジっすか!本気ですか!?」

 

「本気と書いて、マジと読むゥッ!!」

 

「ひょえー!流石は兄貴!そこにシビれる憧れるぅッ!」

 

和也の話を聞いた真直郎はひっくり返りながら、まるで自分の事の様に興奮していた。だがある事に気付くと、首を傾げながら疑問を呟く。

 

「……でも兄貴、兄貴ってまこぴーのこと好きだったスよね?良いんスか、ありすさんに浮気しちゃって」

 

その言葉を聞いた瞬間、和也はスンッと冷静になった。

 

「あ?何言ってんだ真直郎。いいか?まこぴーはなぁ、みんなのアイドルなんだ。

例えトイレでう●こ捻り出そうが、男とエッチな事しようが、子どもを産もうが、まこぴーは永遠にみんなの嫁であり続けるンだよ!

それに既婚者にもまこぴーのファンがいて、そこにまこぴーの愛あるならば!まこぴーの嫁である事の証明になるッッ!そして俺に彼女が出来ようが、まこぴーの嫁である事実は依然変わりない。つまり、俺はまこぴーに浮気した事にはならない!

何故なら俺は!新しくできる彼女と同じくらいッ!まこぴーの愛で溢れているからだァ!!」

 

「………おぉ!なるほど、そういう理屈なんスね……!流石は兄貴、そこまで考えて……!」

 

和也の無茶苦茶な理論に、思考放棄しながら感心する真直郎。

 

「さて、俺はありすのデートの準備で忙しいんだ。新作パンの試食は今度に回して、お前も手伝ってくれ」

 

「わ、分かりましたッ!ガイさん達も呼んでおきます!」

 

そう言って和也は、ガラケーを取り出してメールを打つ真直郎と一緒に家の中へ入ってデートの準備を進めた。

 

 

 

 

そして30分後──

 

「ねぇ、あのお兄ちゃんの服、なに?」

「こら指差さない」

 

いち早くショッピングモールで待機していた和也は、先までの普段着から黒いタキシード姿の服装へと着替え、体をピシッとさせながら彼女を待っていた。

 

「………和也さん?その服は?」

 

「こんな特別な日に、普通の格好なんて野暮でしょが」

 

「はぁ……?」

 

そこへありすが、約束した時間通りに到着した。

何で畏まった服装になっているのか疑問に思っていたありすは、特別な日と聞いて頭にクエスチョンマークを浮かべた。はて、そんな日でしたか?と思うが、たまにある幼馴染の奇行だと考えてスルーする。流石財閥令嬢だけあって、図太い精神の持ち主である。

 

「では、行きましょうか」

 

「おぉ!」

 

ありすが前に出て先へ行くと、和也は鳥のよう舞い上がりながらついて行った。

そんな彼の様子を、看板の影から応援している三人の男共がいた。

 

「カシラが舞い上がっている……」

「落ち着いて……頑張れ!」

「兄貴ィィィ!頑張れェェェェーー!」

「「うるせェ!少し静かにしてろコッペパンヘッド!?」」

 

興奮して手を振っている真直郎を押さえつけているのは、かつてブラッド帝国でブロス兄弟として晴夜達と戦い合ったガイとライだった。

和也がグリスとなって勝利した時、身寄りのない彼らを引き取って以降、彼らは和也の男心に惚れ込んで改心。今では和也の農家を手伝っており、彼を最も慕う取り巻きのような存在となっていた。

さて、話は戻り。ショッピングモールに入った和也とありすは服屋に入り、そこでありすがネクタイを見ていた。

 

「やはり、緑でしょうか?」

「流石、俺の好きな色知ってるね」

「そうなんですか?」

 

ありすは緑のネクタイを手に持ち、和也の胸に重ねながら色を見ていた。ガイ達視点では、和也のネクタイを選んでいる普通のデートに見える。

それから二人はショッピングモールを出て、しばらくその場をのんびりと歩いていた。

 

「あら?」

 

ありすは歩きながら、先程買ったネクタイを確認する為に袋の中身を見ると、キーホルダーのようなものがひとつある事に気付く。恐らく先程の買い物の時に、店員さんがオマケとして入れてくれたのだろうとアタリをつける。

これはどうすれば良いのでしょう?と、手に持ったキーホルダーをどうするか考えていると、横にいた和也にそれを渡す事にした。

 

「あ? いいのか?」

 

「えぇ、どうぞ」

 

「おう、サンキューな」

 

和也は手渡されたキーホルダーを見て、少し嬉しく思いながら早速スマホに付ける。

 

「今日はありがとうございました」

 

「いやいや、まだまだこれからだよ。この後──ん?」

 

何処かへ行こうと言いかけた和也は動く人影に気付くと、そこには建物の陰に隠れて、『カシラ!アタックです!』と書かれた看板を掲げる三人の舎弟の姿があった。

その姿に思わず苦笑いを溢すと、決意を固めた和也は「そろそろ行きましょう」と帰路につこうとするありすに声をかける。

 

「ありす!」

 

「はい?」

 

「あの、ありす……俺と……俺と結婚してください!」

 

急に呼び止められて首を傾げたありすの前に出た和也は、ガイ達三人が用意してくれた花束を前に出して、思い切り告白の言葉を放った。

舎弟三人組が「ウォォォォ!」と大盛り上がりする中、ありすは少し考えてから“すっ”とお辞儀をする。

 

「あの……ごめんなさい」

 

「…………えっ?」

 

「私はまだ、マナちゃんや晴夜さんと違い、そこまで考えていません」

 

ありすのお返事を聞いた和也は自身の耳を疑い、同じ様に二人の会話を大騒ぎしながら聞いていた三人は「アレっ?」と脳内が宇宙猫状態になっていた。

 

「…………あれ・・・俺達、付き合ってるんじゃ──」

 

「はい。お父様の誕生日プレゼントを選びを、です」

 

「…………………………ゑ?」

「「「ゑゑゑゑゑゑゑゑゑッッッッ!!??」」」

 

自身とありすの間に起こったすれ違いの事実を知った和也が、唖然としながら脳の活動をフリーズさせる。同時に三人も、まさかの展開に目を飛び出す勢いでシャウトしていた。

 

「では、和也さん。また」

 

「」

 

ありすが柔かな表情で何もなかったかのように去っていくと、その後ろ姿を見届けながら和也は膝から崩れ落ちた。

 

「「「カシラ(兄貴)ーーーッッッ!!??」」」」

 

ガイ達は慌てて駆け寄るがしかし、茫然と魂が抜けて某ボクシング選手の如く真っ白に燃え尽きていた。

 

「大丈夫ですか………」

「い、いてぇ………エボルトやジコチューより……いってぇ………」

 

今まで戦って来た強敵達から受けた攻撃よりも強いダメージを受けたのか、心臓を抑えながた嘆く。そんな和也へ三人は寄り添い、声をかけ続ける。

 

「旅に出ましょう………」

「心の傷は、旅で癒しましょう」

「兄貴!俺達も付き合いますよ!」

 

「お前ら………ぐうぅぅ〜!」

 

涙を振り払い立ち上がった和也は、ある決意を決めた。

 

 

そして翌日。

 

「新たな恋を目指して……出発だ!」

 

「「「おぉぉぉぉ!」」」

 

「しゃあ!行くぞぉぉぉ!」

 

心の傷を癒し、新たな恋を見つけ、男を磨くため。和也と舎弟三人組は、ビニールの小舟に乗って大海原へ旅へ立った。

──そしてフラグ通り海が荒れ果て、大波に巻き込まれた彼らは無事に無人島へと漂着したのだった。

 

 

 

それから一週間経った頃……

 

「なぁ晴夜。かずやんの奴、どこ行ったんだろうな?」

 

「そういえば、マナ達も最近見てないって言ってたな。アイツどうしたんだ?」

 

「ガイの奴らも見かけねぇし、何処かへ出かけて遭難したのか?」

 

「いやまさか……あり得るなアイツらなら」

 

何も知らない晴夜と龍牙は、地下室の研究室で行方不明になった和也の安否を心配してた。

 

「おいビルド!無視してんじゃねぇよ⁉︎」

 

まぁでも和也の事だから普通に生きてるだろうと心配タイムを終わりにした二人へ、一人の少年が怒鳴り声を上げていた。自身の研究室内で騒ぎ立てる訪問者に対し、晴夜はめんどくさそうに顔を向ける。

 

「うっさいなぁ……で、何のようだイーラ?」

 

「だから!コイツを直せって言ってんだよ!」

 

少年の名前はイーラ、三年前に敵であるキングジコチューが率いたジコチュートリオの一人であり。ブラッド帝国の戦いで仮面ライダーマッドローグに変身し、晴夜達に協力した一人である。

そんな彼の前には、マッドローグの変身に使われるエボルドライバーが、机の上で鎮座していた。

 

「あの戦いから使おうとしても、うんともすんとも言わねぇんだよ。お前なら直せんだろ?さっさと直せ。ついでにお前らの持っているような強化アイテムも作れ」

 

「それが人にものを頼む態度かよ。ほんと自己中だなお前」

 

「生憎俺はジコチューなんでな。で、どうなんだ」

 

偉そうな口調で頼み事するイーラに、晴夜は呆れた様子を見せながらもエボルドライバーを手に取って分解を始める。

 

「確かにこれじゃ、まともに使えなさそうだな……」

 

器具片手にエボルドライバーの状態を見て呟くと、内部にあった破損したままの部品を手に取る。

 

「……なぁ龍牙。俺の記憶が正しければ、このエボルドライバーはエースとレジーナとの戦いで、一度破損していた筈だ」

 

「んぁ?……あぁ、そういやそうだな」

 

スクワットをしていた龍牙が晴夜の話を聞いて、崩壊したトランプ王国で繰り広げられたキュアエースとマッドローグになったレジーナとの戦いを思い出しながら答える。

 

「で、その破損したドライバーをイーラ。あの戦いの後で、お前がどうにかして直したんじゃないか?」

 

「あぁ、何かに使えると思って、お前の父親の研究所にあった設計図を頼りにな。すげー手こずったが、案外なんとかなるもんだな」

 

「やっぱりか……」

 

イーラの言葉を聞きながら、晴夜は破損している部品と別の部品を取り替えながら、ドライバーを着々と修理していく。

 

「確かにブラッド帝国との戦いを見る限り、案外なんとかなったかもしれねぇ。だが素人のお前が、父さんの見様見真似で修復なんて出来る訳ないだろ」

 

「何を言ってんだ?あの時ちゃんと変身できたんだから、修理も出来てただろうが」

 

「いいや、出来てないね。例えばここのパーツ。これは変身や必殺技を発動させる際に必要なエネルギーを生み出す発動機なんだが、お前これ破損部分へテキトーに溶接しただろ。これじゃあ作動するどころかまたすぐに破損するぞ。てかもう既に破損している。こんな作りじゃあ、仮に変身できたとしても本来のスペックの十分の一にも満たねぇ」

 

「……」

 

「あとは、ここの配線とかもぐちゃぐちゃに絡まってるし……あぁ、ここなんかユニット自体が歪んだままじゃないか。これだとエネルギーの逆流が起きて最悪爆発するぞ。

……いや、マジでよく変身できたなお前。ある意味俺達がクローズビルドになった時以上の奇跡だぞ」

 

あまりにもお粗末な修理に呆れて、一度だけとはいえイーラがマッドローグに変身できた事実を思い出しながら、思わず頭を抱えてしまう。隣で話を聞いていた龍牙は、相棒の難しい話についていけないのでガン無視していた。

 

「チッ、うるせぇな……なら、もっと頑丈なものを作れ。今度こそ壊されないようなヤツをな」

 

「はいはい、わかったよ。けど今は無理だ。材料がないからな」

 

「……ていうか思ったんだけどよ、今更必要かよ?何に使うんだよ?」

 

イーラの命令に適当な返事をしながら、晴夜はドライバーの修理を続ける。

そんな中スクワット100回三セットを終えた龍牙が、プロテインを飲みながら疑問に思っていたことを口にする。イーラは顔を歪めながら口を開いた。

 

「………決まってんだろ。ダイヤモンドとの決着をつける為だ。その為にもコイツと、強化アイテムが必要だからな」

 

「だけど六花には、お前と戦う理由も必要性も無いぞ? それにもし戦うとしても、なんで今なんだ? 彼女と戦うチャンスや機会だって、何度もあった筈だ」

 

「…………う、うるせぇ!いいから次ここに来るまでに直しとけ!ついでに強化アイテムも作っとけよ!」

 

晴夜の反論にそれだけ言い残すと、イーラは瞬間移動で研究室から姿を消した。

 

「全く、素直じゃない奴だなアイツ」

 

「まぁ、あいつなりに色々と思うところがあるんじゃねぇのか? よくわからんが」

 

二人の会話を黙って聞いていた龍牙は、イーラが何を考えているのかイマイチ理解できなかった。晴夜はエボルドライバーの修理を行うが、敵も戦う相手もいない現状で、ドライバーの修理や強化アイテムの開発を積極的に行う必要があるとは思えなかった。

 

 

◆ ◆ ◆

 

 

──トランプ王国。三年前のキングジコチューとの戦いで人間界と繋がり、トランプ国家となった国。戦いで晴夜達と共に戦い、アン王女の婚約者であった岡田ジョーことジョナサン・クロコダイルが、今も現大統領として国を勤めている。

そんな彼は現在トランプ王国の大統領として、日本の政府機関へ来日していた。

 

「今日は、我が国でのライダーシステムについて話があります」

 

政府官邸にて各国家の首脳陣も何人か在席している中、ジョーはトランプ王国で開発されたライダーシステムについての説明を行う。

 

「現在、ライダーシステムは有事の際に人々を支援し、防衛のものであると考えています」

 

そこで彼は、ライダーシステムは決して支配力の為に使用してはならないという話。それと並行して、導入については、今は検討中とされている事を説明していた。

 

「大統領、ライダーシステムを狙っている組織についてはご存知ですか?」

 

「『ダウンフォール』、ですか?」

 

「えぇ。彼らは国の覇権を得ようと、ライダーシステムを狙っていると聞いてますが?」

 

「ご安心を。ライダーシステムは完全な防犯を用意しており……」

 

 

その頃、新型ドライバーが用意されている政府所属の国立研究所では……

 

「これが、新しいドライバーですか?」

 

念の為に警護として来ていた幻冬が、ケースの中に入ったビルドドライバーについて尋ねていた。

 

「あぁ。ハザードレベルに関係なく、誰でも使えるように改良を加えたものだ」

 

ビルドドライバーの開発者である、トランプ国家所属研究所の所長であり、晴夜の父でもある男性・桐ヶ谷拓人は、新たに改良したビルドドライバーの説明を行う。まぁ、その代わりスペックや性能は一律のままだし、まだ量産は難しいという欠点はあるけどね。と付け足しながら。

 

「そういえば、晴夜は元気にしてるかい?最近はあまり会えてないから」

 

「元気ですよ。最近ですと、ホワイトパネルについて独自に調べているそうです」

 

「そうか……ありがとう」

 

息子が多くの世界で色んな人達と出会い、そこから多くの事学んでいると聞かされ、どんどん自分を追い越していくのだと嬉しく思いながら、息子の成長に笑みを浮かべた。

 

「それはそうと、ここの防犯はガーディアンがしてましたけど……あれどうしたんですか?」

 

「ああ、あのガーディアンは各研究機関と合同開発したものでね。防犯対策として各政府機関にいずれは配備する予定だよ」

 

この政府機関を訪れた際に、幻冬は以前の戦いで見かけた機械兵『ガーディアン』がどうして配置されていたのかと気になり尋ねる。

対する拓人曰く、ガーディアンは元々トランプ王国の警備ロボットとして彼が開発・設計したものだが、結局エボルト達に良いように利用されてしまったのだと嘆いていた。現在は各研究機関と共同開発し、安全性と量産性を考慮したものを開発し、その実験も兼ねて配置しているらしい。

 

「なるほど、そういう訳だったんですか……」

 

「まぁ、またいつ何が起こるかわからないし、備えあれば憂いなしだからね」

 

そんな話をしながらも、二人は研究室の奥へと入って行こうとする。

だがその時。研究所内で突然、物凄い揺れが生じた。

 

「な、何だ……!」

「一体何があったんだ……!」

 

地震でも起きたかのような衝撃に慌てる研究員達の声が響く。それはジョー達のいる会議室も同じ様で、慌てて携帯を手に取り何が起こったのかを確認を行う。

 

「……なに⁉︎ か、彼らが来ただと……!?」

 

すると電話の奥から報告を受けたジョーは、驚きを隠せなかった。

一方研究所には、顔全体をマスクで隠し、手には武器を持った武装集団・国際テロ組織『ダウンフォール』が、研究者達へ銃を向けながら襲撃しに来ていた。

 

「テロリスト……ッ」

「バカな……こうも簡単に……!」

 

「──お久しぶりです。桐ヶ谷博士」

 

完璧にした筈の防犯対策が破られた事に動揺する拓人に、彼の名を知るフードを被った男が研究室に入ってきた。

 

「誰だね……」

 

「ふん。お忘れですか?浦賀ですよ……浦賀圭介!」

 

フードを被っていて誰なのかわからなかったが、男から名を聞いた拓人は一瞬驚きながらも、すぐに目の前にいる男が誰かを察した。その様子を見た幻冬は、拓人へ浦賀とは一体誰なのかを尋ねた。

 

「私の教え子の一人だ。トランプ王国に飛ばされてからは確か……私とは別件でロストボトルの開発を進めていた……と、エボルトから聞かされていた」

 

「思い出してくれましたか……」

 

かつての教え子だと話す拓人を見て、浦賀はフードの下で笑みを浮かべると、フードを上げて素顔を見せる。

その顔を見た二人は驚愕した。何故ならは彼の顔は、左半分は綺麗な顔立ちをしていたが、右半分は火傷をしたのか爛れており、醜く歪んでいたからだ。

 

「き、君はまさか……!」

 

「えぇ、貴方が今思った通り。俺はエボルト達によって、強制的にロストボトルの実験体となり死んだ。しかし、新世界の創造により俺は蘇った……完全に、とはいかなかったがな」

 

ロストボトルの実験体としてロストスマッシュになり、最終的に焼却処分させられた時に出来た顔の火傷跡は、エボルトが起こした悲劇を晴夜達の新世界創造でリセットした際に、自身の復活の弊害として起きた現象だと話す。そして彼は端末を取り出し操作すると、政府官邸周辺を警護していた筈のガーディアンが現れた。

 

「ガーディアンが……ッ!」

「ハッキングされたのか!?」

 

ハッキングされたガーディアンを見た幻冬は、手元にあった固定電話の操作を終えるとスクラッシュドライバーを腰に装着し、クロコダイルクラックボトルを取り出した。

 

『デンジャー!クロコダイル!』

「変身!」

 

ドライバーにボトルを装填した幻冬の下からビーカーとワニの顎が出現し、ビーカー内部にて身体がゼリー状の液体とヴァリアブルゼリーで覆われた。

 

『クロコダイルインローグ!オラァ!〈キャー!〉』

「博士は早く!みなさんと避難を!」

 

ワニの顎によってビーカーが砕け仮面ライダーローグが現れると、ネビュラスチームガンをガーディアン達へ放って、脱出していく拓人達を守るように奮闘する。

研究室に拓人達研究者達が居なくなったのを見て、ローグはドライバーのレバーを下ろす。

 

『クラックアップフィニッシュ!』

 

足からワニの顎型のエネルギーが現れ、ハッキングされたガーディアンの頭部を掴みながら次々と砕いていく。

 

「これが仮面ライダーの力か……」

 

仮面ライダーの力を目にした浦賀は、武装した一人にあるものを渡す。それは、黒いキャップが付いた銀色のエンプティフルボトルだった。

構成員の一人はボトルを数回振り、栓を回して体内に差し込む。

 

「なっ!?」

 

すると構成員は、戦闘機や爆撃機といった飛行兵器を人型にしたような姿で、顔面にはコックピットの計器類を再現したようなメーターがついた、ガーディアンとよく似たダークグリーンの怪人へと変わった。

 

「くぅ!はぁぁッ!」

 

ローグはネビュラスチームガンを放つが、何一つ効いている様子が見られない。

怪人が接近するとネビュラスチームガンを手からはたき落とし、そのまま腕を振って装甲の上から攻撃を与え、ローグを吹き飛ばして壁に激突させる。

 

「何の!これしきッ!」

 

吹き飛ばされながらも立ち上がって、反撃に出ようとパンチを繰り出したが簡単にあしらわれてしまい、腹部に蹴りを入れられてしまう。

それにより地面に倒れ伏せたローグの背中を踏みつけ、身動きを取れない様にしてしまう。

 

「無駄。そいつらはお前達の浴びたネビュラ光線や、ネビュラガスよりも更に濃度が高い『ファントムリキッド』から生み出した“ファントムクラッシャー”さ」

 

浦賀がそう告げると、ファントムクラッシャーは踏みつけたままの右手を向け、ローグの身体から粒子のようなものを放出させて吸収し始める。やがて粒子の放出が収まると、変身解除されて生身に戻ってしまった幻冬の姿があった。

 

「どうして、変身が……ぐぅッ!」

 

強制変身解除された幻冬は動揺するも、テロリスト襲撃の混乱によって研究室に取り残された新型ビルドドライバーを守ろうと手を伸ばすが、ファントムクラッシャーはさらに強く踏みつけてきた。

 

「ライダーシステムは……俺が支配した」

 

新型ビルドドライバー片手に浦賀がそう言うと、避難していった筈の拓人達が武装したテロリスト達に銃を突きつけられながら戻って来ていた。それを見て時間稼ぎすらできなかった事実を知り、幻冬は悔しさのあまり拳を握りしめた。

こうして彼の奮闘虚しく、政府機関は浦賀の手に落ちてしまったのだった。

 

 

◆ ◆ ◆

 

 

──時を同じ頃、大貝町海岸沿いでは。

 

「あ、あぁ………やっと…帰ってこれた……」

 

「何度、三途の河が……見えたんでしょうか……」

 

「兄貴……次の傷心旅行は、日本列島内で……お願いします……」

 

一週間もの間、傷心旅行の旅に出ていた和也達四人組が、ようやく大貝町へと戻って来たのだ。だが四人とも服はボロボロ、髪は潮風と垢でボサボサとなっており、かなり酷い状態となっていた。

 

「……カシラ、何か変じゃありませんか?」

 

「しょうがねェだろ……洗濯してねェんだから!」

 

「いえ、何か街の雰囲気が……」

 

「あん?」

 

そんな中、街の雰囲気が違う気がすると話すライに、和也は何が違うのかと疑問に思いながら辺りを見渡す。

 

「どうしたんですか?お二人とも……早く帰りましょうよ~」

 

「……まぁ、いいか。おしお前らァ!帰って風呂に入るぞォ!!」

 

和也達はボロボロになった身体で家に帰るため、急ぎ足で海岸を後にする。

だが彼らが去って行った後、建物の陰に隠れて和也達の姿を見ていた人物が姿を現していた。

 

「……仮面ライダーグリス、とその舎弟たち。何で海から来たのか知らないけど……なんか面白い事になっているなァ〜」

 

その人物は、暗い茶髪に赤と青のメッシュを靡かせている美青年であった。

 

「まァ、ダウンフォールの奴らを政府機関に潜入させ終えたし、ほとぼりが冷めるまでは、ちょっくらバカンスにでも行くかァ〜!良いサンプルも、手に入った所だしねェ」

 

青年は銀色のボトルを軽く振って、愉快そうに笑いながらそれを懐に入れると、海の中へその身を投じた。

だが波紋広がる海の中に浮かんだ人影は鮫の魚影へと変化し、あっという間に海の向こう側へと泳ぎ去って行った。

これから起こる惨劇が待ち受ける、この街の行く末を思い嘲笑いながら。

 


Re.ドキドキ&サイエンス!After story

 

仮面ライダーグリス&キュアロゼッタ!不滅の心火! その2

 

 




おまけ

〜ナメック星人現る!【PR】〜

ナメック星人は伝説の超サイヤ人の脅威に晒されていた。

虫ケラ「10円!!」

伝説の超野菜人「なんなんだぁ?今のはぁ!」

虫ケラ「クソマァ!?」

いかにナメック星人と言えど、伝説の超サイヤ人の前には無力なのである。
圧倒的暴力の前に体力が無くなり、途方に暮れるナメック星人。
この日ばかりは文明の理に頼らざるを得なかった。ナメック星人は理系だった!
そこに見つけたのは、YAZUYAの『仙豆』という商品だった。
悩むナメック星人!悩むナメック星人!!
スマホのカートボタンをタップするナメック星人!!!

──26分後。

ナメック星人は早速仙豆を食べてみる事にした。
仙豆は1粒の栄養価が極めて高く、普通の人間なら1粒食べるだけで10日間は何も食べなくても平気でいられるという凄い機能が付いている。
ナメック星人は早速仙豆を食べてみた。

虫ケラ「・・・ぬ!ぬああああああああ!!」

素晴らしい!仙豆の非常に高い回復作用によりナメック星人の失った体力やその他諸々が回復出来てしまうのだ!

虫ケラ「喰らえ化け物!魔貫光殺砲!!」

伝説の超野菜人「フン、虫ケラめ・・・大人しくしていれば痛い目に遭わずに済んだ──ぐぉお!?
ばぁぁかぁぁぁなぁぁぁぁぁぁぁあああああああ!!!?」

なんということでしょう!伝説の超サイヤ人がナメック星人の放った魔貫光殺砲によって葬られたのだった!

人参「流石だぜピッコロ・・・」
飯「スゴイやピッコロさん!」
野菜人のオージ「ピッコロ・・・お前がナンバーワンだ」

虫ケラ「フン、仙豆を食ったおかげさ」

圧倒的回復力!YAZUYAの仙豆!
ナメック星人もオススメ!

次回!ブラッド星人現る!

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