時間軸は原作本編開始より一年前です。
小学生編①
さて、唐突だけどうちの末っ子について語りたいと思う。
私の弟、名前は
何よりお兄ちゃんとかお父さん達と違ってファッションにも興味があるのがいいよね。素材がいい上にファッションについて私が色々教えてるから小学校では結構モテてるみたいだけどそれも当然。むしろモテてなければ小学生とはいえ目が節穴すぎると思ってた。
見た目はサラサラで艶のある平均よりちょっとだけ長い黒髪に私がいつも外で遊ぶ時は必ず日焼け止めクリームは塗るように言ってる事でキープ出来てる外で遊ぶことが多い小学生にしては色白でもちもちした柔肌。顔も小さくて目も大きいし手足は長くてスラッとしてる。その上気配りもできてお兄ちゃんより女の子の気持ちが分かってる。うん完璧。
はぁ、鈴兎は顔目良し、スタイル良し、性格良し、ファッションセンス良し、人間性良しっていうスーパーハイスペックだから一緒にモデル出来ないかな。今はまだ小学生だからダメだけど中学生になれば……ね?それに私も中学生から始めたからお父さん達も何も言わないだろうし。
「
ん、鈴兎の声が聞こえる。どうしたのかな?
「今から公園に遊びに行ってくるね!」
む、遊びに行くのはいいけど天気予報はちゃんと確認したのか聞かないと。
「その前に天気予報ちゃんと見た?」
「うんっ、晴れだったよ」
「なら良し。行ってらっしゃい」
「行ってきます!!」
うん、可愛い。それに公園に行くって言ってたけど遊びに行くのにも汚れても大丈夫なレベルでお洒落してるの良いね。
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んーっ、宿題終わりっ!
ポツ、ポツ、ポツ
・・・・・・あれ?よく見たら外雨降ってる?鈴兎は傘持って行ってないよね?私この後バイトだから迎えに行けないんだけど……
「ふわーあ。武田氏に送る用のレビュー終わりー。水分補給してまた次のクソゲーに潜るか」
あっ、ちょうどいい所に降りて来た。なんかまたゲームやろうとしてるけどそれより鈴兎の方が優先。バイトは先輩と店長に迷惑がかかるからさすがに最優先でやらないといけないけどお兄ちゃんのは休みの日ならいつでも出来るはず。
「お兄ちゃん!ゲームする前に鈴兎迎えに行ってきて。私この後バイトだから!」
「んあー、迎え?なんで」
「外見て、雨降ってるでしょ?天気予報では晴れって言ってたから鈴兎は傘を持たないで遊びに行ったの。だから早く傘持って迎えに行ってきて」
「ん、了解。場所はいつもの?」
「うん、いつものところ」
「おーけー、じゃあ行ってくるわ」
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「あっ、もうすぐ習い事の時間だから帰るねー」
そう言って一緒に遊んでいた双子の片割れが帰る準備を始めた。
「あー、もうそんな時間か。俺も習い事だから帰るわ!」
そしてそれを見たもう片割れも急いで帰る準備を始めた。
「じゃあなっ鈴兎!」
「それじゃあまた月曜の学校で」
公園の時計の針が3時半を指す頃、男女の双子それぞれはそう言って帰っていった。
「うーん、じゃあ私も帰ろっかな?」
双子の片割れと仲のいい女の子も仲のいい相手が帰ったことで帰り支度を始めた。
「1人だとすることないし僕も帰ろうかな」
残った2人はお互い帰りの準備を済ませて途中まで一緒に帰ってきた。
「それじゃあまた」
「うん、また月曜日」
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「あれ、楽郎くん……?あっ違う。でも小さいけど楽郎くんの面影があるような……?」
ん?今
「こんにちは。お姉さんは兄の友人ですか?」
「ふぇっ、兄?え、それじゃあお兄さんの名前ってもしかして」
「はい。僕の兄の名前は楽郎ですよ。用があるなら帰ってから伝えますけど何かありますか?」
そう言うとお姉さんは頬を赤くしてアワアワし始めた。なんか見ててちょっと愉快。
「あっ、別に用事とかはない、です。けど名前聞いてもいいですか?」
まぁ瑠美姉が言ってたやけに楽兄のことを気にしてるめちゃくちゃ素材がいい先輩って多分この人の事だろうし、名前くらいは別に教えてもいいかな?
「僕の名前ですか、
「え、6年生?ろくね……えぇ……」
おっ?その反応は僕が小6に見えないってことかな?かな?同じクラスの男子の中は背の順に並んだ時は真ん中よりちょっと背の低い側寄りだけど。
まぁそれはいい。同い年の相手なら相手の表情によってはその反応は煽りかな?って言ってるところだけど相手は先輩だし何より見た感じ多分煽りスキルとかほぼ0っぽい。
「それじゃあお姉さんの名前も聞かせて貰えますか?」
「あっ、私の名前は
斎賀・・・・・・あぁ、あの風雲斎賀城の。苗字までは知らなかったけど、そっかぁ、あそこの人かぁ。
その後は適当に雑談(主に楽兄のことについて)してたらいつの間にか4時になってた。そろそろ帰った方が良さそうかな?
ポツ、ポツ、ポツ
ん、そう考えてたら雨が降り始めた。傘忘れたから余計に急がないと。
「鈴兎くん。傘が無いなら一旦うちに来ませんか?そしたら雨に濡れないですし楽郎くんなら私の家を知ってるので迎えに来て貰えますし」
確かに傘が無いから厚意に甘えるのもあり?というわけで僕の答えは決まり、
「分かりました。玲お姉さんよろしくお願いします!」
「ン"━ッ!わ、分かりました。……おねえさん……えへへへ」
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「着きましたよ。ここが私の家です」
玲お姉さんの後を歩いて到着したのは普通の一戸建てを遥かに上回る面積の土地に建つ和風の御屋敷。偶に前の道を通る時に塀は見えるけど中は予想以上に凄く、大きいです
それからリビング?客間?よく分からないけど広い部屋に案内された。
さてと、連絡しないといけないわけだけど。瑠美姉って今日バイトだったっけ?とりあえず瑠美姉に連絡しよう。
うん。やっぱりバイトだった。瑠美姉経由で楽兄を叩き起して貰おうと思ったけど無理かぁ。それじゃあダメもとで楽兄に直接連絡しよ。
あっ、返信きた。ふむふむ、今公園に向かってる……そっかぁ。それじゃあ斎賀さんって言う楽兄のクラスメイトの家で雨宿りさせてもらってるって送っとこ。あと場所は知ってるって聞いたっていうのも追加で送信っと。
今度は凄く返信が来るのが早かった。なになに・・・・・・出来るだけ急いで向かうから玲さんに迷惑をかけないようにして待ってろ、ね。了解っと。
返信した直後、部屋の扉がスっと横に滑って玲お姉さんが扉の隙間からチラッと顔を出してた。
「鈴兎くん、お菓子、食べます?」
「はいっ、ありがとうございます!」
ワクワク、何が出るかな。
出たのは羊羹と醤油味のお煎餅だった。しかも緑茶付きで羊羹は白餡とこし餡が混ざったマーブル模様。
甘いのとしょっぱいのが両方がある上飲み物まであるのいいね。
(もっもっもっもっ)
玲お姉さんも正面に座って自分用に持ってきた羊羹食べてる。このお煎餅塩気がちょうどいい。羊羹は甘すぎず硬すぎず食べやすくて歯の心配しなければいくらでも入りそう。
ピンポーンッ
そしたら玄関のインターホンが鳴って先に食べ終わってた玲お姉さんが出ていった。
「おーい鈴兎、迎えに来たぞーっ!・・・・・・あっ、玲氏」
「みゃっ!?ら、楽郎くん?!」
インターホンを鳴らしたのは楽兄だった。玲お姉さんなんか滑舌バグってる?とりあえず呼ばれたから玄関に行こう。
「ほい、傘も持ってきたぞ」
「はーい。それじゃあ玲お姉さんありがとうございました」
「えっあ、はい。お粗末さまでした?」
ちゃんと帰る挨拶をしてから楽兄と一緒に風雲斎賀城の敷地から出てきた。
「なぁ鈴兎、1つ聞きたいんだが」
「ん、なに?」
「なんで玲氏のこと玲"お姉さん"って呼んでるんだ?」
「んー、その呼び方が1番ハマったからかな」
楽兄の質問にそう答えたら頭の上にいくつかはてなマークを浮かべてるような状態になったけどそれ以上は自分の胸に手を当てて考えるといいと思うよ。特になんで楽兄の前でだけあんなバグるのかとか。
多分明日は今日みたいに誘われることは無いと思うから図書館に行こう。
家に帰ってからは一旦少し寝て、楽兄に玲お姉さんの連絡先持ってるか聞こうと思ってたら忘れてそのまま9時に寝ただけ。
「お姉さん」を「義姉さん」に脳内変換したヒロインちゃん、バグる。オリ主くんの設定もだします。