サイコをスキャニングされちゃう被験者です♪   作:ゼノアplus+

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非日常、ミソラタウンにて 前編

2話

 

 

「起きろ。今日の実験は無しだ」

 

「……後5分……んにゅ……無し?」

 

 

今日もいつも通り、男に起こされる少女。しかし、そのセリフはいつも通りではなかったようでピクッと反応した少女はゴネることなく目を覚ました。

 

 

「どう言う風の吹き回し?外に出してくれるわけじゃないんでしょ?」

 

「……そのまさかだよ。今日はお前の望む場所へ行かせてやれ、っていう指令が下った。たくっ……上の意図が分からねえ」

 

「……ほんとに?」

 

「ああ。お守りは俺だ。あと黒の部隊から3人な」

 

「「「よろしく!」」」

 

 

唖然とする少女は、男の後ろに変な仮面をつけた金髪の女性、細身の男性、太り気味の男性がピースサインを向けてきているのが見えた。

 

 

「…………なんで?」

 

「知るか……って言いたいところだが、大方外のLBXでも見て学んでこいって事だろう。ガキの意見ってのは時々馬鹿にならねえ時があるからな」

 

 

男が語っている。しかしどこか面倒そうだ。

 

 

「でも、ボク……服はこれしかないよ?」

 

 

少女はそう言って自分が来ている患者服をひらひらさせアピールした。

 

 

「抜かりない、頼みましたよ真野さん」

 

「任せときな。ほら、男どもは出てなさい。お嬢ちゃん、名前なんだっけ?」

 

 

真野と呼ばれた、仮面をつけた女性がいつもの男に呼ばれ扉の中に入ってくる。男衆を追い払うと少女の方を向き直った。

 

 

「名前?知らないよそんなの。ボクはボクしかいないんだ。他の奴らにはボクがボクだって分かるんだからいいんじゃないの?ああ、いつもの男の子は灰原ユウヤって名前があるみたいだけどね」

 

「……随分と大人びた子供だねぇ。この前のガキとは大違いだよ。名前がないってのも呼びにくいし……折角だからつけてあげるよ」

 

 

真野は持ってきた服を少女に着させながら、う〜ん……と名前について悩んでいる。

 

 

「別に……いらないでしょそんなの」

 

「名前は大切だよ。よし、今日一日アンタはレイって名乗りな」

 

 

ビシッと指を指しながら少女の名前を決めた真野はどこか自信の有る顔をしているだろう。仮面で表情はわからないが。

 

 

「……なんでもいい。それより早く行こ」

 

「ふふっ、あいよ。行くよお前たち!!……って、どこに行くんだい?」

 

「考えてなかった……」

 

 

真野の純粋な疑問に、少女……レイはキョトンとしながら答えた。

 

 

「はぁ……行きたいところは?」

 

「どこに何があるか知らない。……じゃあ貴女が最後に行ったところ」

 

 

少し悩んでからレイは告げた。しかし真野も予想外だったのか一瞬呆けてから最後に訪れた場所を思い出す。

 

 

「あたしが最後に……って、ミソラタウン?あの街に嬢ちゃんが楽しめそうなところは……あぁ、確かあの商店街にはあれがあったね」

 

「……あれ?」

 

「行ってみてからのお楽しみさ」

 

 

レイには、真野が仮面の奥でニヤッと笑ったように思えた。

 

 

 

 

〜ミソラタウン商店街〜

 

 

 

「……ここ?」

 

「ああ、真野さんが言うにはキタジマ模型店というらしい。名前の通り模型……LBXも扱っている。お前には充分すぎる場所だろう」

 

 

レイと男がやってきたのはミソラタウンの商店街に店を構える『キタジマ模型店』だ。提案したのはもちろん、レイ達の後ろの方でこっそりと監視をしている真野達である。

 

 

「もちろん……いや〜姐さん分かってるね!ボクが一番楽しめる場所をさっ」

 

 

レイの服装は白いパーカーにジーンズの短パンというシンプルな格好。ただ一日どこかに行くだけなので真野もシンプルな服しか買ってこなかったようだ。男の格好は黒いスーツだ。どうやらこの男も黒の部隊らしい。

 

 

「姐さん?あぁ……真野さんのことか。たくっ……慕いすぎてもどうせ今日限りの付き合いだ。程々にしとけよ」

 

「分かってるよ。ていうか、貴方のことはなんと呼べばいいの?」

 

「あぁん?…………真崎でいい」

 

「へぇ……んじゃ1日よろしくね真崎さん」

 

「おう」

 

 

会話をしながらキタジマ模型店の前までやってきた。ガラス越しだが、3人ほど客がいるようだ。2人はそのまま自動ドアを潜り店内に入った。

 

 

「いらっしゃい……っと、みない顔だね?」

 

「姪がどうしても他の街の模型店に来てみたいって言いましてね。ほら、挨拶しなさい」

 

 

男がどこか胡散臭そうな口調で、店員らしきバンダナを巻いた女の人と話している。レイは真崎の言葉を聞いて挨拶をした。

 

 

「レイって言いまーす。お姉さん、ここの店員さん?」

 

「そうだよ。あたしの名前は北島沙希、よろしくね」

 

 

店の真ん中、ジオラマが置いてある場所には黄色と青のジャージを着た少年。ピンク色の服に短いスカート、白いソックスに耳当てをしている少女。そして青い服を着崩している少し不良そうな少年がバトルをしていた。2人は一度それを無視して店内を見る。レイは物珍しそうに、真崎は興味なさそうに適当に店を散策している。

 

 

PIRIPIRI……

 

 

店内に鳴り響く電子音。真崎の携帯である。

 

 

「……失礼。レイ、適当に見ていなさい。金は渡しておこう」

 

「ありがと〜、行ってらっしゃい」

 

 

レイは真崎から多少のクレジットを受け取るとまた店の散策を始めた。

 

真崎が外に出ると、真野達3人が手でこっちにこいと合図をしている。

 

 

「なんすか……細井が監視についているから良いですけど……任務中ですよ?」

 

「そんなこと言ってる場合かい!!アンタ見てわからない?あの店の中にいるジャージのガキ、山野バンだよ!!」

 

「山野バン……?あぁ……プラチナカプセルが内蔵されているコアスケルトンの。そういやあんな顔でしたね」

 

「あたし達は今すぐデクーで乗り込む。アンタは嬢ちゃんの避難を」

 

 

真野と矢壁がCCMを構えてLBXの準備をしている。

 

 

「ちょっと待ってくださいよ。確かにアレは最優先目標ですが、今の俺たちの任務はアイツの監視。下手なことをして騒ぎになったらどうするんです?この間だって真野さん達失敗したでしょ?カバーパッドの機体に負けたんですから自重してください」

 

「だけどねえ!!」

 

「それにほら、今日は俺たち以外に監視はいないし、アイツだって楽しそうにしてる。実質休暇みたいなもんすよ。この際ですから俺らも楽しみましょうや」

 

「…………一理ある。そうだね、まぁたまにはいいんじゃないかい」

 

 

真崎の気怠そうな説得は少し真野の逆鱗に触れかけたが、どうやら彼らも普段の職務に疲れているらしい。悪魔の誘惑のような真崎の言葉であっさり落ちた。実際に真崎達4人以外に組織の監視はいないため問題はないのだ。彼らが報告しなければ何も起きなかったのと同じなのだ。

 

 

「焦って悪かったよ。失敗を取り戻そうと躍起になってたみたいだ」

 

「分かってくれたらいいんすよ。んじゃ、俺はアイツのとこに戻るんで」

 

 

そう言って真崎は店内に戻る。あたかも今通話が終わったかのようにCCMを閉じながらの入店だ。仕込みはバッチリである。しかし、真崎は入った店の中で衝撃的なものを見ることになる。

 

 

「……マジかよ」

 

 

平原ジオラマのDキューブの中で、赤いグラディエーター1機の前に倒れ伏す、3体のLBX……アキレス、クノイチ、ハンターの姿だった。

 

 

 

 

〜真崎が店の外に出ている間〜

 

 

 

 

「ふんふふんふふ〜ん……」

 

 

すこし時間を遡る。真崎が店の外に出た後、お金を貰ったレイは機嫌良く商品を見ていた。もちろん、他の客である3人の少年少女の視線を浴びながらである。

 

 

(……ピンとくるやつがないな〜。やっぱりデクーが一番かも)

 

 

レイが見ているのはLBXのアーマーフレームのパッケージだ。棚にはクノイチやウォーリアー、ブルドなどの市販品が大量に並んでいる。しかしレイのお気に召すものはどうやら無いらしい。

 

 

「ねぇ……そこの君」

 

「んん?」

 

 

レイに話しかけてきたのはジャージの少年、山野バンだ。

 

 

「LBX、興味あるの?」

 

 

初対面だからかとても恐る恐るレイに話しかけてきた。

 

 

「うん!面白いよねLBX。でも自分のは持ってなくてね〜……折角だし買っちゃおうかなって」

 

「だったら良いのがあるぞ。ほら、今週のLマガ」

 

 

後ろから雑誌を渡してきたのは首元のボタンを開けた不良そうな少年、青島カズヤだ。

 

 

「ほえ〜……いろいろ書いてある」

 

「LBXの情報がたくさん載ってるから、それを参考にしたらいいんじゃない?」

 

 

バンの隣からひょこっと出てきた少女、川村アミだ。Lマガをペラペラとめくりながらアミの話を聞いているレイ。

 

 

「どんな戦い方がしたいとか、どんな武器を使いたいとか言ってくれればそれなりのものは用意するぜ?」

 

 

レジの奥から出てきた茶髪の男性。この店の店長だ。

 

 

「う〜ん……ボクはブロウラーフレームとかパンツァーフレームとかの重いのが好きなんだよね」

 

「だったらグラディエーターなんてのはどうだ?シンプルで使いやすいウォーリアーに似たタイプだが、重装甲で重い一撃が放てるぞ。その分、使い手を選ぶけどな」

 

 

店長が手元から赤くペイントされたグラディエーターという機体を出してきた。名前からも見た目からも、ローマの剣闘士のような印象を覚える。

 

 

「へぇ……いいかも……」

 

「どうせだし、俺がカスタムしたコイツを使ってみるか?少しクセが強いけどな」

 

「えっ……いいの!?」

 

 

レイの目が輝いた。

 

 

「おう!!バン、カズ、アミ、誰か相手をしてやってくれないか?」

 

 

店長が気前よく言ってくれた。

 

 

「じゃあ俺がやる!!」

 

「いや待て、バン。ハンターの調整もまだ終わってなかったし、他の奴ともやってみたかったんだ。俺がやる」

 

「えぇ!!私がやりたかったのに!!」

 

「おいおい……ちゃんと決めてくれよ……」

 

 

どうやらこの3人はバトルが大好きらしい。俺が私がと騒いでいる無邪気な少年達を見て、微笑みながらレイは言った。

 

 

「アッハハ!!キミ達面白いね!!いいよ、3人まとめて相手をしてあげる♪」

 

「「「「「え?」」」」」

 

 

店内のレイ以外の全員が疑問の声を上げた。どうやらよほど驚いたらしい。

 

 

「お……おいおい、それは俺達を舐めすぎなんじゃないのか?そもそも、LBXを持ってないんだったら初めてだろ?」

 

「いや、レンタル……でいいのかな?それで色んなLBXを毎日のように使ってるから慣れてるよ」

 

 

得意そうに話すレイにカズヤはどうやら決めたようだ。

 

 

「へぇ……だったら、その鼻っ柱折ってやるよ!!バン、アミ、行くぜ!!」

 

「カズ、本気!?相手は1人なのよ」

 

「おや?3対1でも負けるのが怖いのかな?アッハハ!!」

 

「……いいわ。やってやろうじゃないの!!」

 

「えぇ!?……はぁ……まあいいか。よし、やろう!!」

 

 

レイの煽りもあってやる気になったカズヤとアミに、仕方ないな〜と言いながらもバンもCCMを取り出した。どうやら3対1の変則バトルが始まったようだ。

 

 

「これがグラディエーターねぇ……ふぅん……良いカスタマイズだね。ボクの好みじゃないけど、いい機体じゃん」

 

 

レイは借りたCCMでグラディエーターの詳細データを見ている。店長が直々にチューンした機体だ。生半可な機体ではない。

 

 

「オッケー。やろっか」

 

 

チェックが終わったレイがジオラマにグラディエーターを投下する。グラディエーターが着地すると目の前にはすでに3機のLBXが待機していた。真ん中の白と青がベースの騎士がアキレス、狼のような鋭い目を持つワイルドフレームの機体がハンター、全身がピンクに塗装されたクノイチだ。ちなみにレイが操るグラディエーターの装備は『グラディウス』という剣と、『ラウンドシールド』という丸い盾だ。どちらも市販されているグラディエーターの基本装備である。

 

 

「準備はいいな?じゃあ……バトルスタートだ!!」

 

 

店長の掛け声でバトルが始まる。それと同時にピンクの閃光がグラディエーターに向かって駆けて来た。

 

 

「先手必勝!!行くわよクノイチ!!」

 

「アッハハ!!先制攻撃、確かにいいねぇ。でも……キミ1人だけ近づいちゃっていいのかな?」

 

「ッ!!離れろアミ!!」

 

「えっ?」

 

 

違和感を察知したカズヤがアミに警告するがもう遅い。トップスピードに乗ったクノイチは急には止まれず、そのままグラディエーターの懐まで来ると、その両手に持つコダチというビームの刃のクナイを振り上げた。

 

 

「アッハハ!!良い速度、並の機体やプレイヤーじゃこれでやられちゃうね」

 

 

レイは笑いながらグラディエーターの右足を左側にずらした。もちろんそうすれば体も一緒に逸れることになるので、クノイチ渾身の一撃は悲しくも空を切る。それを見逃すレイではない。攻撃をからぶったことで隙だらけのクノイチの細い胴に向けて、右腕に装備した剣の柄で思いっきり殴る。

 

 

「クノイチッ!?」

 

 

アミの叫びも虚しく、クノイチは吹き飛ばされた……と思いきやいつのまにかクノイチの腰に添えられていたグラディエーターの左手がクノイチをその場で崩れ落ちるだけの状態に留めた。そのままクノイチから青い光が迸りブレイクオーバー……戦闘不能になった。

 

 

「……ウソだろ。今のクノイチの攻撃……絶対ヒットしたと思ったのに」

 

「いや……ハンターはちゃんと捉えていたぜバン。アイツ……クノイチが武器を振り上げてから躱しやがった……偶然じゃ決して出来ないぞ」

 

「へぇ……今の、見えたんだ。アッハハ!!良いチームだね!!……じゃぁボクから行くよぉ!!」

 

「ッ……来るぞバン!!」

 

「ああッ!!」

 

 

グラディエーターが走り出す。ハンターはその得物……スナイパーライフルを活かすため後方に下がり、その間を守るようにアキレスが盾を構えた。

 

 

「アッハハ!!盾に頼りすぎじゃないかな?」

 

「そんなことはないさ!!」

 

 

グラディエーターが剣を水平に構え突きを放つ。それはしっかりガードしているアキレスの盾に突き刺さるが……僅かにアキレスが盾の向きをずらしたことで剣が上方へ逸れていく。

 

 

「カズッ!!」

 

「バッチリだぜッ!!」

 

 

ドンッ……

 

 

っと乾いた銃声が一発鳴り響く。ハンターが放った銃弾は、剣撃を逸らされたことで体勢が崩れ欠けのグラディエーターの胴体に寸分違わず命中……

 

 

「アッハハ!!命中しないんだよねぇ……グラディエーター!!」

 

 

レイの声に応えるようにグラディエーターの目が光る。そしてグラディエーターはレイの操作により信じられない機動を見せた。

 

崩れた体勢で、曲げていた左足でアキレスの盾を下から蹴り上げた。するとどうだろう……蹴り上げられ、アキレスの手を離れた盾はハンターが放った銃弾を弾きその衝撃でグラディエーターの空いている左手にすっぽりと収まったのだ。

 

 

「グラディエーターの盾がない!!……いつのまに投げ捨てていたの!?」

 

「驚いている暇はあるのかい騎士君?」

 

「ッ……アキレスッ!!」

 

 

バンはレイの言葉で再起動しすぐに右手の槍でグラディエーターを突こうとする。

 

 

「甘いね騎士君。焦って先に倒そうとするのはまだまだ荒削りの証拠だよ」

 

 

グラディエーターはすぐにバックし、足元に落ちているグラディエーターの盾をアキレスに蹴り付けた。槍をついたばかりで反応できないアキレスはそのまま足に盾をくらい左足から膝をついた。

 

 

「いっちょ上がり!!」

 

 

グラディエーターはアキレスの大きな盾で常にハンターからの射線を切りながらアキレスに近寄り、袈裟斬りの要領で切り捨てた。アキレス、ブレイクオーバーである。

 

 

「アキレス……」

 

「アイツやべぇ!!ハンター、必殺ファンクション!!」

 

『アタックファンクション スティンガーミサイル』

 

 

カズのCCMから鳴り響く音声。そしてハンターの背中のトゲが射出されミサイルとしてグラディエーターに向かう。

 

 

「アッハハ!!面白い技じゃん!!でもダーメ」

 

 

グラディエーターはミサイルを見て、あろうことか跳躍。ミサイル群に突撃した。

 

 

「なに!?」

 

「切り捨て御免……ってね♪」

 

 

グラディエーターの剣撃。そして信管が反応する前に真っ二つになったミサイルが爆発した。そして爆炎がハンターの視界を塞ぐ。

 

 

「ハンター、グラディエーターの反応を探すんだ!!」

 

「狙撃手は位置バレしたらすぐに動かないとダメだよ」

 

「ッ!!」

 

 

爆炎の中からグラディエーターが飛び出す。

 

 

「ハンターッ……逃げr「遅い!!」ッ!?」

 

 

空中のグラディエーターは右手に装備する剣を思いっきりハンターに向けて投げつけた。それは寸分違わずハンターの首を直撃し、ハンターのブレイクオーバーの判定が下った。

 

 

「「「「「……………」」」」」

 

「アッハハ!!楽しかった〜!!バトルしてくれてありがとうね!!」

 

「…………おいおい、マジかよ」

 

 

ちょうどバトルが終わったタイミングで真崎が店に入ってきた。しかし店の雰囲気は重い。曲がりなりにも1点物の最新鋭LBXが2体、クノイチも並のカスタマイズではないのだ。そんな3体が、いとも簡単に……尚且つグラディエーターに一撃も加えることなく瞬殺されたのだ。ついさっき初めてグラディエーターを触った少女にである。

 

 

「騎士君はもう少し状況判断を覚えたほうがいいね。狼君は……狙撃手としての立ち回りかな。いざとなったらミサイルがある、とか思ってたでしょ。クノイチちゃんは……チームの火力を生かすために、狼君がポジショニングする間、ヒット&アウェイで時間を稼ぐべきだったね。あとちゃんと相手を分析してから動かないと」

 

 

笑顔で3人にアドバイスをしていくレイ。その顔はもはや笑顔を通り越して大天使だ。余程バトルが楽しかったのだろう。

 

 

一回の戦闘シーンは長い?

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