サイコをスキャニングされちゃう被験者です♪   作:ゼノアplus+

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空白の一年編
本当の日常の始まり


33話、もしくは1話

 

 

イノベーター事件は収束を迎えた。元々イノベーター陣営であったレイ、八神、真野、矢壁、細井、少女は一次的に軟禁状態となり政府によって管理されたが、その生活は保障された。特に未成年であるレイと実験体の少女は丁重に扱われ、健康的な食事に清潔な環境の病院で過ごすことになりほぼ毎日検査三昧という少し退屈な日々が続いていた。

 

 

「……()()()、体調はどう?」

 

「お姉ちゃん、大丈夫だよ」

 

 

ヒカリ、と名付けられた少女はレイをお姉ちゃんと呼ぶようになり、国内最高峰の医療技術(オプティマ込み)によって革命と言えるほどの快復を見せていた。

名付け親はレイだ。自身の名であるレイは『光』に関連する語彙であるということからそのまま少女に『ヒカリ』と名付けたのだ。

 

 

「良かった。最近はどう?先生は痛いことしない?」

 

「うん。先生もお姉さん達も優しくしてくれてる」

 

 

残念なことに、完璧と言えるレベルでメタナスGXとレイの脳は接続していた。取り除く方がむしろ生命の危険を迎えることになるという判断が下されオプティマによる治療ですらレイの延命は期待できないという事態となった。この事を知っているのはレイ、八神、真野達3人、医者達のみであり外部には一切漏れていない。よってレイの寿命は20歳そこらのままである。

 

レイとヒカリの病室は同じ部屋で2人専用となっている。イノベーター研究所から押収された研究資料の数々によって2人に施された被人道的な実験の数々は医者達の知るところになり、それを知る者からは同情の視線で溢れている状態だった。

 

 

「お姉ちゃんは大丈夫?」

 

「うん、ボクはいつも通り元気さ。退院したら……一緒に暮らそう。小学校にも行こうね」

 

「学校!!行ってみたい!!」

 

「お姉ちゃんにまっかせなさーい!!」

 

 

虚勢である。レイとヒカリがこうして会話できているのも病院側の配慮によるもの。本来、なんの後ろ盾も無い彼女達は完璧に隔離され、稀有な症例としての臨床試験まみれの生活が待っていたはずだったのだ。それにストップをかけたのは、他でもない内閣総理大臣の財前宗助その人だ。彼は、オペレーションデイブレイクの発動時Nシティに居た。つまりサターンの落下地点に居たのと同義であり、シーカーの活躍がなければ今頃故人となっていた人物だ。

 

彼はレイ達によって生かされた命を、彼女達のために最大限の権力をもって応えた。その結果が今の2人と言えるだろう。

 

入院生活で、不明瞭だった2人のプロフィールが明らかになった。

 

レイ  本名、片倉アヤネ 現在15歳 親族は存命中の従姉妹家族のみ

ヒカリ 本名 本条ユウカ 現在9歳 親族は無し 天涯孤独の身

 

その他は伏せさせてもらうが、これで1番驚かれたのがレイだ。親類がいることはさておき、年齢である。バン達と同い年の13歳と思われていたが、2つ上の15歳、仙道ダイキや郷田ハンゾウと同い年であり中学校に通っていたならば3年生である。本来ならば義務教育として中学校までは必ず通う必要があるのだが、今更編入もできない。しかし次回からは高校生であり義務教育からは外れるため高校に行くには選択肢が生じることとなる。現在レイには保護者となる存在がいないため高校に通うことも厳しい状態となってしまったのだ。

 

バン達は二つも年が上だということに驚いたがそれだけで態度が変わるような人柄ではない。定期的に数人でお見舞いに来てはLBXマガジンや果物などを差し入れとしてくれる。レイは自覚していないが友人を超えて、親友とでも呼ぶような関係になっていた。

 

仙道と郷田は、内心『こんな奴が同い年!?』という認識であったが、その境遇を関係者として聞かされるとなんとも言えずたまにお見舞いに来るような関係だ。仙道が来る時は、アキハバラキングダム当日に知り合った妹の仙道キヨカも一緒であり既にヒカリとキヨカも同い年の9歳ということで仲良くなっている。ヒカリにとって初めての友達であり関係も良好だ。

 

 

ここまではただの前置きである。これからは現在の状況であり、イノベーター事件収束からおよそ半年近くが経過しているのを前提に話を進めていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

カランカラーン

 

 

「いらっしゃいませ」

 

 

ミソラタウン商店街、喫茶店ブルーキャッツ。ここ半年ほど閉店状態であり、地下のLBXバトルスペースの使用すらできなかったこの場所は、とある1人の存在によって完全復活を遂げていた。

 

 

「あ、あの!!サインお願いしていいですか!?」

 

「ええ、もちろんです」

 

 

マスターである()()レイは、第3回LBX世界大会アルテミスで決勝戦へと進出した世界屈指のLBXプレイヤー『白銀の戦姫』として名を馳せていた。美しく輝く銀髪、少女ながらも身麗しい見た目に誰が見ても最強と呼べるほど突出したLBXの操作技術を持つ彼女は、公式大会での記録が一切存在しないというその特異性からある種のカリスマ的存在だった。そんなレイがとある喫茶店のマスターをしているとなれば、商品関係なく注目の的になるのは時間の問題だったのだ。

 

八神レイ、名前の通り八神英二の養子となったレイは、檜山から受け取っていたブルーキャッツの鍵を使用し、自らの住居兼、職場として使用していた。女性物の制服は存在しなかったため発注となったが、檜山特性のオリジナルブレンドコーヒーのレシピなど商品に関するレシピはしっかりと残されており、レイが日常生活に順応、商品の再現に成功し開店準備が整うまでに半年を要したのだ。

 

 

「マスター、オリジナルブレンドとサンドイッチ!!」

 

「畏まりました。ヒカリ、オリジナルブレンド宜しく」

 

「うん!!」

 

 

現在、近所のミソラ第三小学校(仙道キヨカと同じ小学校)に通う()()ヒカリは偶にではあるが、放課後に店の手伝いをするようになっていた。命の恩人であり憧れの存在である義姉のレイと関わり続けた彼女はおかしな方向にすくすくと育ち厨房を任せることができるレベルまで達していた。小学4年生である。

 

 

『LBCカフェ ブルーキャッツ』

 

 

前マスター 檜山蓮の意志を継いだこの店は先代の雰囲気を壊すことなく、落ち着き静かな喫茶店ながらも棚に綺麗に並べられたLBX達を一望できるカフェとして有名だ。店主が未成年であることから営業時間は短いが店主はアルテミスファイナリスト、話題性は抜群でリピーターも多い。

 

 

「マスター、今時間あるかい?」

 

「ええ、なんですか?」

 

「この子のカスタムについてなんだけど……」

 

 

LBXプレイヤーとして名の知れているレイだが、彼女の本領はメカニックにある。リピーター達はレイのメカニックとしての技術を知っている者も多くこのように軽食ついでに相談に来る者も多い。客に寄り添った店としてもブルーキャッツは、ブームが去った後でも密かな人気を保っている。

 

 

「ご来店ありがとうございます。またのお越しをお待ちしております」

 

「ますー!!」

 

 

レイがマスターならヒカリは看板娘、身麗しい義姉妹の接客は今日も営業時間の終了を迎えた。

 

 

「今日もありがとねヒカリ。ボクが片付けとくから先にお風呂行ってらっしゃい」

 

「うん!!後でお姉ちゃんも来てね!!」

 

「アッハハ……間に合えばねー」

 

 

いつも通り、終業時間を迎え店の片付けを済ませたレイはヒカリを風呂に行かせ厨房の片付けを行なっていた。

 

 

(幸せすぎる……こんなに幸せで本当にいいのかな、真崎さん)

 

 

半年前、レイは最も信用している人間を失った。彼の墓は共同墓地に建てられたがそこに遺骨はない。祈るのもレイを含めれば八神達4人のみであり少し寂しさを感じる場所であるが、レイの心にはいつまでも彼の声が残っている。

 

実のところ、レイは最近LBXとあまり関わる機会がない。客からの相談や展示用のLBXの掃除などは行うが、趣味としてLBXをいじくり回すには時間が足りない。店の営業、檜山の残したレシピの研究、ヒカリの学費に勉学(理系のみ)、生活必需品、家計の管理など日常生活を送る上で必要な行為全てを行なっているレイに、趣味に没頭する時間など存在しなかったのだ。

 

そんなレイであるが、LBXに関わることが少なくなっても日々の充足感を感じている。LBXが全てであった頃を鑑みれば世界一とも呼べる進歩だが、彼女は今までの経験が少なすぎたこともあり、突如舞い込んだ『幸せ』というものに慣れていないのだ。

 

 

カランカラーン

 

「ああ、ごめんなさい。今日の営業は終了して……ダイキ君?」

 

「よぉ」

 

「お邪魔します」

 

 

営業時間を過ぎ、closedの看板を出したはずなのに店に入ってくる1人の男と少女、仙道兄妹だ。

 

ダイキはアルテミス以来の因縁、キヨカはメカニックとして師匠のレイと親友のヒカリに会いに来ることが多くなっていた。ダイキは関係は希薄だが、若干シスコンの気があるのでキヨカを1人で遅い時間に出歩かせることなどしない。キヨカが八神姉妹の元に来る際は必ず同行していた。

 

 

「いらっしゃい2人とも。厨房の片付けだけ済ませるから少し待ってて。ヒカリは今お風呂だしちょっと時間かかるかも」

 

「分かった」

 

「うん」

 

 

ダイキに似てクールに育ったキヨカも冷静に返事をして数十分後、レイは片付けを終えて2人が待つテーブルに座った。

 

 

「ふぅー……今日もいい感じだったよ」

 

「……さすがお姉さん」

 

「……」

 

 

ダイキはコーヒーを飲み、キヨカはオレンジジュースを飲んでいる。どちらもレイが用意したものだ。

 

 

「体調は問題ないのか?」

 

「んー?ヒカリなら全然大丈夫だよ」

 

「違う、お前だレイ」

 

「ボクぅ……?うん、元気だけど……え、もしかしてダイキ君心配してくれてる?」

 

「そんなわけあるか!?」

 

 

ダイキは、イノベーター事件にはその場のノリで参加したが一連の事情はバン達に聞かされている。そこにはもちろんレイの事情も含まれており、アルテミスの因縁でレイに突っかかっていたことに罪悪感を感じている。不良だと言われ続けているが根は優しいのだ。

 

 

「大丈夫さ。こんな風にお店もやれてヒカリの面倒も見れてる。年齢的にどうしようもない手続きはやが……英二さんに任せっきりだけどこうして戸籍まで貰ったからね」

 

「……そうか」

 

「あっ、君たち夕飯まだでしょ?ウチで食べて行きなよ。親御さんには連絡しとくからさ」

 

「いや、そこまで世話になるわけには……」

 

「いいからいいから」

 

 

珍しくレイの押しが強く、キヨカのわくわくしたような視線を浴びているダイキはなし崩しに了承した。親への連絡は自分で行ったらしい。変な勘違いをされたくないという思春期特有のアレである。

 

 

「…………チッ」

 

「兄さん、舌打ち良くない」

 

「ああ、ごめんな」

 

 

喫茶店らしい制服にあまり似合っていない蝶ネクタイをつけて、エプロンを着ながら料理を始めるレイの後ろ姿を見たダイキは思わず舌打ちをしてしまう。キヨカに嗜められたがそれでも彼には思うところがある。

 

 

(コイツが料理をしているのが無性に気に食わねぇ。口を開けばLBXLBXほざいていたヤツが今やこんなに家庭的……半年でどうしてこうなれる?何がアイツをこうさせる?)

 

 

「あっ、キヨカちゃーん!!」

 

「ヒカリ、お疲れ様」

 

 

ダイキがそう思考している内に、ヒカリが風呂から上がり2人の元へやってきた。

 

 

「キヨカちゃんのお兄さんもこんにちは!!」

 

「あ、あぁ……」

 

 

元気な人間は苦手な方なダイキは、もう何度も挨拶しているのにも関わらずヒカリにぎこちない返事をする。キヨカの友達なので下手に無碍にも扱えないが一般的な幼な子への対応など恥ずかしくて死んでもできない。

 

 

「ヒカリー、ちゃんと髪乾かした?」

 

「乾かしたー!!」

 

「ならよし!!」

 

 

(母親かお前は)

 

 

心の中でツッコミを入れたダイキだがそれは他の面子が見れば誰もが思うだろう。

 

むしろこのような一面を見せてしまえば、空気を読んで大人しくしているダイキ以外の面々なら悪いものでも食べたのではないかというほど驚き狼狽えるだろう。

 

 

「はいお待たせー。急に人数増えちゃったから適当になったんだけど許してね。それでもボクの自信作には変わりないけど」

 

 

出てきたのは白飯、味噌汁、野菜炒め、という日本人なら誰もが好むような代表的な食事だ。

 

 

「米は炊いてたし、味噌汁は今朝の残り、野菜炒めはカンタンに作れるから楽でいいよねっ!!」

 

 

(誰だお前。本当はレイの見た目をした俺のお袋だろう)

 

 

家庭的すぎるレイにダイキはついに言葉が出てこなくなった。本当に別人になったのではないかと真剣に疑い始めてしまうほどに。

 

 

「……レイ、後でバトルしろ」

 

「んん?んー……いいよ」

 

 

喫茶店の経営、美味いコーヒーを淹れ、母親並みに家事を行い妹の世話をする。ここまで忙しくしていればLBXを触っている暇などないはずだ。そうした考えがダイキの頭をよぎり少し苛立った。

 

 

(俺がテメェを倒すために出来ることは全部やったつもりだ。それなのにテメェはのうのうと日常生活にしけ込んでやがる……腑抜けているに違いない)

 

 

その考えは間違ってはいない。メカニックとしてLBXと関わることはあっても、プレイヤーとしてはこの半年一切の関わりを絶っていたレイは心の片隅で自分がどれほど弱くなったのか少し気にしていた。

 

尚、ダイキは殺伐とした思考の途中でも箸を持つ手は止まらず段々とおかずに箸が運ぶペースが上がっている。

 

隣を見れば、キヨカとヒカリは小学生らしい会話をしておりこちらのことは全く気にしていないようだ。時折ヒカリの頬についた米粒をレイが拭っているがそれはもう無意識の領域にしか見えない。

 

 

「そういえば最近ハンゾウ君見ないけど元気してる?」

 

「なんでアイツのことを俺に聞くんだ」

 

「いや、君達仲良いし」

 

「誰がッ……しらねぇよ。まあ、偶にLBXの大会に出てる噂は聞くがそれだけだ」

 

「元気そうだねぇ」

 

 

反射で強い言葉が出そうになったが今は食事の席、ダイキはイラつきながらも冷静に返すとレイはしみじみと感想を述べた。

 

 

「ねぇ、ちょっと相談があるんだけど」

 

「お前が、俺に?」

 

「まあね。こればっかしはボクだけじゃ決めあぐねてるんだよ」

 

「……言ってみろ」

 

 

ぶっきらぼうに返事をしているが、普段から舎弟達の話を聞いてやっているのもあり頼られるのには慣れているし悪い気もしない。それが因縁の相手(自称)ならば余計にその通りなのだ。

 

 

「実はお店の営業日を少なくしようかと思っててさ」

 

「なに?」

 

「お客さんには申し訳ないとは思ってるけどこの店のもう一つの機能を復活させようと思っててね」

 

「もう一つ……ッ!!アングラビシダスか」

 

「そう」

 

 

アングラビシダス、ブルーキャッツの地下にあるLBXバトルの会場で行われるルール無用の大会だ。アンリミテッドレギュレーションよりも残虐、文字通り何をしても許されるという事実が多くの荒くれ者のLBXプレイヤーに人気だった。

 

 

「伝説のLBXプレイヤーが亡くなって、その後この店を継いだのがボクだってことはもうそろそろ皆に知られ始めてきた。だから会場の管理者としての立場もちゃんとしていこうと思っててね」

 

「悪くない話だ。俺の舎弟も通っていた奴が多かったからな。ストレスを他の奴にぶつけたバカを俺が絞める手間も省ける」

 

「ちゃんと番長っぽいことしてたんだね君。まあそういうわけだからさ、どう思う?」

 

「良いんじゃないか?お前と戦う機会が増えそうだ」

 

「アッハハ、やっぱりそこか」

 

 

肯定的な意見にレイもその方向へ思考を固めてきている。アングラビシダス出場経験のあるダイキのお墨付きならば余程のことがない限り失敗もないだろう。

 

 

「だが」

 

「……?」

 

 

一呼吸おいてダイキが怪訝そうな顔で言う。

 

 

「お前、負担増えるぞ」

 

「まあ承知の上だよ」

 

「いいやお前は分かってない。あそこに集まるのは常識知らずのクズ共だ、お前がアレらを御することができると?」

 

「そこに関しては大丈夫。全部ぶっ壊して全部直せば皆納得するさ」

 

「なっ……クククッ、良いねそれ。俺にも噛ませろ」

 

 

要は異論がある者は全員アングラビシダス式LBXバトルで完膚なきまでに破壊し反対意見を叩き潰す。自分のLBXを破壊されれば余計に反感を買うだろうが、そこはレイ持ち前のメカニックの側面でアフターフォローをしてLBXに関しての上下関係をしっかり叩き込むと言うわけだ。

 

思考が完全にイノベーター寄りである。話を聞いて一瞬絶句したダイキも、それが失敗する未来が見えないので笑いを抑えきれなかった。挙げ句の果てに協力者になろうとまで言っている。もはやタロットで占うまでもない。

 

完全に組んではいけない者同士が組んでしまった。

 

 

「「「「ご馳走様でした」」」」

 

 

「さてと」

 

「やるか」

 

 

 

途中まではダイキが押していたが、感覚を取り戻したレイがトロイを操り完勝していたのはその場にいた4人だけの秘密である。

 

 

「クソがッ!!!!」

 

「アッハハ!!!!まだまだ甘いねぇダ・イ・キ君?」

 

「テメェ!!」

 

「何を言っても負け犬の遠吠えでしかないんだよねぇ!?」

 

 

膝をついて敗北を噛み締めるダイキに、言葉による追い討ちをかけるレイ。ここ最近で1番テンションが高いと言うのは後のキヨカが言っていたらしい。

 

 

「キヨカちゃん……前見えないし何も聞こえないよー?」

 

「ヒカリ、アレは見ちゃダメ。お姉さんの悪いところは本当に学ばないで」

 

「聞こえないよ〜」

 

 

純粋無垢に成長しているヒカリの悪影響になるので、キヨカはヒカリの耳に耳栓を突っ込み両手で目隠しをした。当の本人は不満そうだが……






「ところでお兄ちゃん」

「なんだキヨカ?」

「お姉さんはいつお義姉さんになるの?」

「はぁ………………ッ!?何言ってやがる!!」

「私はお姉さんが良いと思う」

「絶対無い!!死んでもねぇ!!ナイトメアに誓える!!」

「…………往生際が悪い」

無印編終了後W編までの1年間を書き綴る予定ですが、原作通りW編を優先するか時系列順に書くかどうしましょうか。

  • 1年間を先に読みたい
  • W編を先に読みたい
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