シャングリラ・フロンティア ~Side:Alinoiyu~ 作:ゆくゆく
昨日はログアウトした後寝落ちしたせいでお腹も空いたしお風呂も入りたいしで、朝は忙しかった・・・しかもちょっと眠いし・・・
「んにゃ・・・眠ぅ・・・」
「あはは、由衣が眠そうなの珍しいねぇ。夜更かししたの?」
「うん・・・ちょっとゲームしてて・・・」
「・・・・・・え?マジ?ゲーム?それって・・・シャンフロ?」
あっ、やべっ。うーん、いい機会だし言っちゃおう。
「・・・うん、そーだよ真理佳。ゴメンね、今まで心配かけて。」
「・・・ううん、良かったよ・・・良かった・・・」
井上真理佳。私の親友・・・唯一の友達。私と一緒にシャンフロをやっててくれた子。私が問題を起こしたあと他にやってた子達は離れていっちゃったけど、彼女だけは残ってくれた。本当に今まで色んな心配をかけて、それでも一緒にいてくれた。
「真理佳、今までゴメン。それと・・・ありがとう。」
「ん〜〜〜!もう心配かけないでね!」
「昨日は急に休んじゃうし、心配したんだよ?でも、なんでシャンフロまた始めたの?もうやらなーいみたいなこと言ってたじゃん。」
うっ・・・
「あー、言わなきゃダメ?」
「いや、言いたくないなら良いけどさぁ。気になるなぁ〜?」
あれ、これ気づかれてるのでは?
「・・・転校生のザーイド君、昨日スゴい暗い感じだったんだよねー。誰かさんが休んでた日に。」
あっ、バレてますねー。うう、しょうがない。この先真理佳とやることもあるだろうし・・・
「えーっと、実は・・・」
Now Loading・・・Now Loading・・・Now Loading・・・
「へぇぇぇえー。あの男嫌いの由衣ちゃんが〜?男の子に誘われて〜?シャンフロを〜?へぇぇぇえー・・・へぇぇぇえー!」
あれ、なんか怒ってる?
「あのー、真理佳さーん?なんか怒ってる?」
「べっつにー?私が今まで誘っても再開してくれなかったのに、ザーイド君に誘われてすーぐ再開したことなんて怒、っ、て、な、い、け、どー?」
うっ、完全に怒ってらっしゃる。・・・真理佳がいたから私は壊れきらずにすんだんだけど・・・ちゃんと謝っとこ。
「えっと、真理佳にはすごい感謝してる。私が問題を起こした時も真理佳が居てくれたから今、こうして立ち直れてる。」
「えっ、ちょ、どうしたの。いきなり。」
「真理佳は私の大事な友人で、失いたくないから。ごめんなさいっ!」
許して欲しいとかは言わない。私だって同じことされたら怒るだろうし。
「・・・別にそこまで言って欲しいわけじゃなかったんだけどなぁ・・・あはは、なんか照れちゃうな・・・」
「うん、でもこちらこそどういたしまして、だよ。由衣と一緒にいる時間は楽しい。だから私は由衣と一緒にいるんだよ。見返りがどうこうとかじゃないよ。」
・・・ほんとに真理佳は私なんかにはもったいないくらいの良い友人だ。
「あー、もう。この話終わり!今度一緒にシャンフロしようね!」
「・・・うんっ!」
「よろしい。ところで、昨日の夜のドラマ見たー?あの生肉を使ったトリックが・・・」
「あはは、何それ!帰ったら見てみるね。」
真理佳とはこれまでも話してたけど、すごく久しぶりな気がする。こんなに心から笑えたのは。これもザーイド君のおかげなのかな・・・
さて、今日も帰ったらシャンフロだ!