我が名は我王神太刀。紅蓮の炎に抱かれろ!漆黒の雷に溺れろ。掌握解放紅蓮の炎雷! 作:ノーブンサイ
黒音姉の部屋で遊園地の映像を見ながら配信していた。
「あの!桜花さん、スカートの中に顔を入れた上に舐められてるんですが?わざとじゃないですよね?」
「えっ?故意にやってるよ。今宵さんの足美味しい。ジュル。」
「もう、イヤァァ助けてママァ。」
「桜先輩と今宵打ち解けてんな。お風呂配信、お泊り配信、何でもできんじゃね?」
「黄金騎士にはどう見えてんの!あんたの彼女嫌がってんじゃん。」
「彼女じゃないですよ。ルカさん、冗談は胸だけにしてくれよ。何で今宵をお化け屋敷で腕を引っ張ってきて服脱げてんの?誰得?あと今宵のパンツ気がつけよ。」
「うっさいなぁ。着物着て無我夢中で駆け出したら脱げてたの。走り切ったら黒猫ちゃんのパンツがさ。冴島の彼女じゃん。やっぱ。ねぇアンタ涼音先輩に絡みつかれて興奮しない上に何も微動だにしないとか未来の少子化が危ういんじゃないの?まあ涼音さんに絡まれても全て受け入れちゃう凛音も凛音らしいけど。」
「凛音さんって?誰?」
あー言わなきゃ良かったという表情のルカ。
「ルカ・イグリッド私の本名よ。凛音もライバーだからさ、その内ね。」
「ぁ、あ、あーん誰か助けて」
「もう一歩で僕のモノになる、甘いよ黒音さん」
「知ってるよ。とても2O代中盤に見えない。バイト先では年上の後輩で俺に辛く当たってくる人、ちっさくてかわいい人」
「うん、そう小生意気な年下の苦手な男の子、どうしてこう人誑しなんだから、桜にしろ、凛音にしろ、涼音先輩も虜にするとかアンタ何者よ?黒猫燦も餌食にするつもり?本命が居ながら弄ぶとか男は死ねばいいのに。ほんとに」
「だからー凛音って誰?弄ぶほどモテないし。今宵は親友なんだ。今も昔も。涼音さんはお姉さん?」
こうなったルカはもう喋らないことは職場で把握してる。初めて会ったときも男性スタッフに厳しかった。比較的子供な俺にも距離を置いたくらいだ。
「ハッハッハッ!結くんからママの称号を奪還できる。素晴らしいよ黒音さんのお胸がぁ甘ーい」
「はい!桜先輩、もうやめてあげましょうね。今宵も流石に怯えてますよ」
「アッアアン。ちょっ冴島ぁ僕の何処を触っているんだい?」
「桜先輩?いやっ何処って腰ですよ?いやらしい声だして俺を困らせる気でしょ。」
感情が昂ぶっている時に後輩に感度が高いところを両手で鷲掴みにされて声を上げてしまう。どこまでも幼く、女の弱点を知らない純真な奴だな。もう今日は満足したよ。
「また、しようよ。今宵ちゃん。ハァハァハァ。冴島ぁ、先輩じゃなくて二人っきりのときは桜でいいよ。ねぇ鋼牙。」
「さ、桜さんでいい?ちょっと恥ずかしい。」
こんなときの鋼牙はかわいい。なんだかんだでカラオケメンバーに対して
一定の男女の距離がある歳下の男の子はかわいいのだ。桜とルカは珍しいものが見れたと安らいでいた。
「おい、今宵大丈夫か?」
着衣の乱れを直して腕を引っ張り立たせる。今宵は俺の腕を引っ張り返し
「コーガ、好き!どこにも行くな。バカバーカ。うわぁーん」
「彼氏とかじゃなく、友達としてだろ?分かってるよ。」
「うさちゃんがライダーに勝つ?キリングバイトだろ。お前よく知ってんな。俺と友達になろうぜ。今宵。」二人の幼少期の思い出が蘇る。
「コーガくん初めまして、今宵の姉の涼音です。今宵とは六つ違いでね。かーわいいコーガくん、妹の好きなものは私も好きなんだよ。だから、大きくなったら私と結婚してね。」
「うん、いいよ」
と軽く返事してしまったことが俺たち三人の関係にヒビが入っていくことをまだ知らない。
サンタさんにお願いごとをしたら知らない家庭の末娘になっていた。優しい母、そしてよく分からない六つ上の姉、前世の知識を拒否なく全てを聞いてくれた人は親友のコーガと姉の涼音さんだけだった。
涼音さんは女としての生き方を教えてくれた人だった。ときにおぞましいものを見せてくるのも彼女だった。正直に言えば前世が男の俺ですら、涼音という少女はそこが見えない。サンタの力で作られた母と姉もチートスペックを持っているようなモテようだ。
母はちやほやされているし、姉は真実の愛を求めている。光源氏計画、自身の理想の夫を作るべく幼く純真でアッチも疎い私の親友、冴島鋼牙をそれの対象にしている。それだけはいけない。私の親友は私の夫になる可能性は微レ存にもある。
私は前世が男だから、まだどっちが好きかわからないほど成熟してはいない。でも彼が我王だと知ったとき彼がほかの女と話をしているときに胸がチクっとする。これが嫉妬?彼のときおり見せる私への視線は姉を見る時より私を見る方が多い。姉への優越感に浸りたい。女としての私を見てほしい。
「コーガ、あたしのこと好き?親友とかそんなんじゃない。女としてどうなの?」
「わりい。今宵、まだお前とのこと、桜さんとルカや涼音さんをお姉さんと見るようにお前を妹あるいは親友程度にしか見れん。だけど、これからそういう目で見れるかもしれん、頑張れ」
クズがそういうとこだよ。とルカは呆れている。
「結月凛音、彼女が一番好意高そうだね。ルカ、カラオケで釘刺してきたからね、黒音さんを傷つけたら許さないって」
「そうね桜、我王こと冴島が一緒ってバレてたからね。どんだけ好きなの?凛音の絶対音感。言われたときははぁ?って感じだけど、凛音の愛が強すぎて最後は刺されるんじゃない。」
「ふふっ、笑えない。初めてッこんな感情って言ってたからね。」
あたしが凛音に我王のバイト先教えたの。だれかは貴女が見据えてって言ったんだけど、いつになったら帰るんだろ?コイツら。コーガくんとの蜜月を過ごしたいんだけど。
今宵がコーガをねぇ。この子昔っから、人と違う線にいたのよね。女に対してのコミュ症、なんか大学生くらいの男の子特有のぼっち感、違う価値観、観察のしがいがあるって言うか。恋愛対象は男の子じゃないのもわかってるし、子供特有の恋愛で互いに恋愛感情に近い感情だったしね。不思議じゃないか。ここらで締めますか。
「はいはい、ここで締めます。五人のライバーによる仮想遊園地配信の打ち上げ終了します。あっ別に今まで配信されてたわけじゃないから安心してね
えっ?と全員顔を見合わせてる。かわいい。
「改めて自己紹介で我王マネージャー兼あるてま三期生白猫燦兎、黒音涼音をよろしくね。元あるてま立ち上げライバーなんだけど。」
黒音涼音が立ち上げライバー、これも捏造。この世界のサンタは天使な小生意気みたいな奴なのかもしれない。