第3話です
翌日、起きるとそれからは座学と訓練が始まった。
訓練では十二センチ×七センチ位の銀色のプレートが配られ、騎士団長であるメルド・ロギンスが直々に説明を始めた。
騎士団長がこんなところにいていいのか、と聞いたら
勇者様一向を半端なやつには預けられないということらしい。まあ、それ以前にメルド団長も面倒な雑事を副団長に押し付ける理由ができて助かったと言っていたので、副団長さんがかわいそうに思えたのは仕方ない。
「よし、全員に配り終わったな?このプレートはステータスプレートと呼ばれている。文字通り、自分のステータスを数値化して示してくれるものだ。最も信頼のある身分証明書でもある。これがあれば迷子になっても平気だからな、失くすなよ?」
非常に気楽な話し方をしてくれるメルド団長だが、これは彼がこれから戦友になる俺たちに対していつまでも他人行儀で話せないという事で、他の騎士団員にも普通に接するように忠告したためだ。
まあ、実際年上だったのでため口のほうが話しやすかったりするので、俺自身はありがたかったし、何人かも安心したような表情をしていた。たぶんこれは、年上から敬語を使われると居心地が悪いからといったところだろうけど。
「プレートの一面に魔方陣が刻まれているだろう。そこに、一緒に渡した針で指に傷を作って魔方陣に血を一滴垂らしてくれ。それで所持者が登録される。〝ステータスオープン〟と言えば表に人物のステータスが表示されるはずだ。ああ、原理とか聞くなよ?そんなもん知らないからな。神代のアーティファクトの類だ。」
「アーティファクト?」
疑問に思ったクラスメイトの誰かが、アーティファクトについて質問してくれた。
「アーティファクトっていうのはな、現代じゃ再現できない強力な力を持った魔法の道具のことだ。まだ、神やその眷属達が地上にいた神代に創られたと言われている。そのステータスプレートもその一つでな、複製するアーティファクトと一緒に、昔からこの世界に普及しているものとしては唯一のアーティファクトだ。普通は、
アーティファクトと言えば国宝になるもんなんだが、これは一般市民にも流通している。身分証に便利だからな。」
なるほど、と何人かがうなずき、針で指を刺してステータスプレートを見始める。
神城悠 17歳 男 レベル:1
天職:呪術師
筋力:50
体力:70
耐性:90
敏捷:150
魔力:200
魔耐:180
技能:呪術 操作 剣術 体術 気配感知 魔力感知
投擲術 封術 言霊 幻術魔法適正 付与魔法適正
言語理解
............平均が分からん
とりあえず、技能はまあまああるかな?
天職は呪術師ねぇ........それにしても魔力と魔耐がバカみてぇにある、どうしよ
「全員見れたか? 説明するぞ? まず、最初に〝レベル〟があるだろ?それは各ステータスの上昇と共に上がる。上限が100でそれがその人間の限界を示す。つまり、レベルは、その人間が到達できる領域の限界値を示していると思ってくれ。レベル100ということは、人間としての潜在能力を全て発揮した極地ということだからな。そんな奴はそうそういない。」
ステータスはゲームのような感じだが、レベルがあがってステータスもあがるわけではなく、日々の鍛練次第でステータスはあがるということらしい。それに、俺たち勇者様一向のために国の宝物庫まで開けてくれるらしい。........教会、太っ腹やなぁ
天職に関しては、
戦闘系→千人or万人に一人
非戦闘系→百人に一人、ものによってはもっと少ない
こんな感じらしい
そしてこの世界のレベル1の人の平均的なステータスは10らしい
ふと、ハジメの方を見てみると顔が若干青ざめていた。
大丈夫か?あいつ
「大丈夫か?ハジメ。どうした?」
とりあえず気になったのでハジメの方に行ってみた。
「う、うん。それがね........」
南雲ハジメ 17歳 男 レベル:1 転職:錬成師
天職:錬成師
筋力:10
体力:10
耐性:10
敏捷:10
魔力:10
魔耐:10
技能:錬成 言語理解
あ~なるほど~これはね
「まあ、大丈夫だろ。ステータス低くても言ってしまえば結局使い方にも左右されるからな。」
「なるほど!けど、上手くできるかな?」
ハジメのステータスの使い方を考察していると
早速、光輝がメルド団長にステータスを報告しに行った
天之河光輝 17歳 男 レベル:1
天職:勇者
筋力:100
体力:100
耐性:100
敏捷:100
魔力:100
魔耐:100
技能:全属性適正 全属性耐性 物理耐性 複合魔法
剣術 剛力 縮地 先読 高速魔力回復 気配感知
魔力感知 限界突破 言語理解
わお
「ほお~、流石勇者様だな。レベル1てすでに三桁か。
........技能も普通二つ三つなんだがな........規格外な奴め!頼もしい限りだ!」
「いや~、あはは........」
メルド団長のレベルが62でステータスの平均が300前後だから全て三桁というのはすごいのだろう。
ちなみに技能=才能である以上先天的なもので増えたりはしないらしい。唯一の例外というのが〝派生技能〟というものらしい。
これは、言ってしまえば一つの技能を磨き続けた末に〝壁を越えた〟というところまで至った者だけが持つ後天的技能であるらしい。
メルド団長がハジメのステータスを見ると、笑顔のまま固まり、「見間違いか?」と言っていた。それをみた檜山達がニヤニヤしながら
「おいおい、南雲。もしかしてお前、非戦闘系か?鍛治職でどうやって戦うんだよ?メルドさん、その錬成師って珍しいんっすか?」
「........いや、鍛治職の十人に一人は持っている。国お抱えの職人は全員持ってるな」
「おいおい、南雲~。お前そんなんで戦えるわけ?」
というめちゃくちゃウザイ言い方でバカみたいなことを言ってた。なので、
「お前ら、バカなの?後衛職だから前で直接戦うわけないじゃん。しかも、錬成師ってことは、俺たちの世界の武器とか作れたりするじゃん。」
と言ってやると、檜山達は顔を赤くして憤慨していた。まあ、ハジメはそのあと結局愛子先生のステータスを見せられて、呆然としていたがな。愛子先生がまさかの植物チートっていうね。しかも、魔力に関しては勇者位っていうかんじで、もうびっくりしたよ。........ん?人の事言えないって?気にするな。
ハジメとオリ主以外に誰を奈落に落とす?ちなみに、4つ目は誰のペアにするか全員にするか感想等で教えて下さいな
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雫一択で!
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恵里で!
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いや、ここは香織だろ!
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全員もしくは上の誰かと誰かで!
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誰も落とすな!