新訳・転生マブラヴ オルタネイティヴジェネレーション移設版 作:うさぎたるもの
あまたの戦場で見られた【ガンダム】と書かれたシールドを持った機種不明機の存在と【空飛ぶ超ド級大型空母か戦艦】共に世界は大混乱になってしまった。
あの兵器群は何処で作られたのか?、はっきりいえば最初にアメリカが疑われたが、どんなに逆立ちしても戦場で見られたエネルギー兵器の運用・開発はできないのだ、空飛ぶ超ド級大型空母か戦艦も同じ手ある。
それをきっぱりとアメリカが否定したのだ。
だが実際にちゃんと考えるとこれはアメリカの謀略だ策謀だと考えたがそれでは現在派遣されているジョリーロジャーの戦術機集団と母艦は全く必要がないのだ。
超ド級の空飛ぶ空母または戦艦の威力を見ている欧州連合と中華連合にしてみれば、あり得ないと即断はできるだけの判断材料が残っていたことも大きかった。
だが東ドイツ戦線ではこの空飛ぶ超ド級の大型空母または戦艦を目視で確認もデータすら残っていなかった、あくまでも目撃された機体の多くは【フルアーマーガンダム】と呼ばれる謎の機体でなかったからだ。
また戦術機で一番儲けているは確実にアメリカである、確かに一機や二機程度ならばコスト度外視で作られた試作機と思えるのだ。
だがそれが数百機という数を運用するのには大規模な工場も施設も普通にその物量を可能にする巨大な生産拠点はという地球上では限られることになる。
それゆえに世界の情報部は必死になってガンダムの技術またはその機体、作った施設と工場を探す為に必死に動いていた。
そのころ北極点では10隻の超大型の母艦が北極の大地に着陸していた。
実際に無人機とはいえ、整備士は普通に乗っているのだ。今回初の地球上の戦闘データをガンダムから抜き取って、色々な装備や機体の整備を行う必要があったからだ。
そしてその母艦の一隻の内で今も火星とコロニー群の二つと通信を行っていた、これも普通に地球側の人口衛星をハッキングならびに自分達が用意した衛星を介して火星とコロニーに今までの戦闘データの纏めとそしてなによりもこれからのことで話し合いをしていた。
「データはそちらに送りました、確かにあの物量そのものは脅威となりえますが・・・ただ突撃してくるだけの的なんで、ビームガトリング砲、メガ・バズーカ砲など戦略級の兵器であれば問題なく倒せますね、ただしこちら側で用意した寒冷地仕様よりも色々とデータがおかしいのでビーム兵器の収支率が30%ほど地球の大気で低下しているのを、こちらの整備士の人達によって修正と整備をしている最中ですが」
そのデータを受け取ったドクターJ率いる科学班にそのデータを渡していた。
そもそも本来であればマーク一人だけであったはずが、転生をした神様の特典でジェネレーションシステム同じでガンダムシリーズ出てきた全てのキャラクター達をスカウトすることができるようになっていた。
ただし渡されたソフトでウイングならばウイングガンダム世界とその裏で戦った物語などを全て終わらせないと、実質キャラ達はロックされている状態であり、技術も同じなのだ。
ウイングガンダムをマークが使うために、5年の月日もかけて一つの世界を終わらせて技術とキャラクター達も一人づつではあるが、呼び出せるようになっているのだから。
このために転生者のマークは今の所ウイング勢で呼び出したのは、ガンダムを作ったドクター勢力とピースミリオンを運用したハワード達とトレーズとゼクス等OZの一部人材しか呼び出せなかった。
人材を呼び出すための資金が底をついたからだ、ソフトで追体験して、資金と資源を手に入れることはできるが、これはシステム的にはGジェネと同じであり、今回のBETA戦でもある程度の資金と資源をようやく手に入ったのだ。
ただし手に入った資金は五億であり資源は五億程度しかない、ニュータイプやエースベテラン等転生者のマークであってもニュータイプを一人呼ぶだけでも、最低ランクでも三億はかかるのだ、つまりあのカツ・コバヤシレベルであっても三億の値段がついているのだ。
本当に内々尽くしではあったが、それでも同時に物資不足も懸念されていたこともあり、超大型の【分子分解機】と【分子製造機】が合計で20機Gジェネのソフトを起動させるとダウンロードコンテンツのプレゼントアイテムのように置かれていたのだ。
ただし転生者のマークがソフトを起動をさせないと現れなかったことからも、下手したら色々と大変なことになっていたこともあるが。
これのおかげで【100の鉄】を分解機に入れて【鉄の精製素材の分子Lv】までばらばらに出来るようになっている。
そして逆に製造機に同じく【鉄100】分子を入れると鉄が100個できるというチートな製造機そうでなければ 火星の周りに存在する衛星や隕石群だけではどうがんばっても基地や都市などは製造が出来ないのだ。
「ひょひよひょ・・・なるほど、なるほど こいつらはモビルドールと特性は一緒というわけか、ただ違いがあるとすれば・・・モビルドールほど賢くもない、やはり命令されたことに忠実な機体か生体兵器じゃな」
さすがである だてにウイングガンダムをほぼ一人で作った科学者は伊達ではない、その頭脳によって敵の弱点も特性も簡単に割り出してしまったのだ。
「はい・・・ただ一つだけ、懸念があるのは地球側で・・・こちらの機体を鹵獲するために向かってきた機体もいるということですね、」
「それは仕方なかろうて、あれだけ戦場で大暴れしおって、会話もせずに逃げるなんてことをすれば誰だっておいかけるじゃろうて、最もモビルドールのプログラムによって動いているためか通信もなにも出来ない上に、妨害されれば追いかけることが出来ないようにするまではインプットされているのじゃから、相手もかわいそうとおもうぞ」
そうなのである、実際にシュタージの機体は全機ともビームサーベルによって切られており、修理するにも大量の修理パーツが必須な上に、露骨にも自軍を助けてくれた機体を問答無用で捕まえようとする映像も残っているために、現在は多少の権限と予算が減らされている。
これがドイツ国内であれば揉み消しも可能ではあるが、普通に国連も参加している作戦でこんなまねをしているのだ。
自国の映像は消せるが、他国の人間しかも国連に属している人間を簡単にシュタージの権限で捕まえて、処刑や拷問してスパイにするなど、国際社会を考えると出来ないのだ。
特にこの時期のドイツはソ連には逆らえない国になっていることもあり、ソ連がそれを止めろと命じたらたとえシュタージでも止めるしかないのが現状であった。
ただシュタージ側も黙ってやられるほど馬鹿ではなかったのだ。その時の切られた時のデータをちゃんと持っており自分達の研究機関にそのデータを渡して解析を頼んでいたのだ。
「本当にあれは粒子兵器なのかしら・・・今対戦ではBETAのレーザー種しか持っていなかったはず・・・アメリカやソ連でもまだ開発中の代物が・・・あれ程量産されてしかも機体に配備できるとなると・・・例の計画・・・いいえそれは有り得ないわ・・・・ソ連のスパイを吐かした情報と我々が手に入れた情報ではあの計画は人工的な人間を作る計画よ・・・だとしたら・・・何処の国の機体なのかしらね」
ベアトリクス・ブレーメ少佐の言葉に今ではシュタージュの忠実な人間になっている【リィズ・ホーエンシュタイン】が
「わかりませんが・・・ただ言えることがあります、今はあの機体の情報は他の情報機関に任せて、今は国内のスパイや反乱分子の排除を考えるべきでは」
確かにそうである、シュタージといってもその権限が使えるのは国内だけである、イギリス・フランス・日本・中国・ソ連・アメリカといった早々たる国々があの機体の情報を探す為に動いているのだ。
それならば国内の反乱分子の排除などしてシュタージに逆らえる勢力をなくすことで、今後のその機体の情報をいち早く手に入れるべきと発言しているのだ。
「そうね、確かに私たちは所詮国に飼われた犬かもしれないわ、そして私たちの使命は反乱分子ならびにあのドイツと密かにつながっていると思われる人間の排除しかないわね」
実際にあの戦闘の後にも普通にベルンハルト達はもう一つのドイツと繋がっている人間や反乱分子を尋問した後に普通に鉱山跡に連れ込んで銃殺刑にしている。
「ならば私が命じます【リィズ・ホーエンシュタイン】は東ドイツ陸軍第666戦術機中隊【黒の宣告】に配属を命じます、表向きは人材の提供よ、アイリスディーナ隊が、がんばってくれているおかけでわれわれは仕事がしやすくなっているけど・・・隊の損耗率と隊員の中には戦場には出れないということが今回の戦場でわかったから、そいつの代わりよ、ただし裏では今回もう一つのドイツから亡命してきた女性カティア・ヴァルトハイムの全てを調べることよ、そいつがもし煽動や反乱を企てるようならば」
その後は言わなくてもわかっているのだ。このドイツでは反乱した者達の末路は決まっているからだ。
「はい、わかりました」
こうして裏と表を使い分ける任務としてリィズ・ホーエンシュタインが黒の宣告に配属となることが決まった。
この間の火星軍先遣隊により、BETA殲滅戦がBETAに効いたのか、さすがに全ての戦場の、戦線のベータ合計合わせて五十万も一気に火星軍先遣隊によって消滅させられた結果。
ハイヴ内でのそれぞれのBETAを新しく作り出す時間もあるために、史実では起きていた要塞消失が、ここでは起きなかったのだ。
だからこそ一週間の時間もかけて、666中隊の二人の新人を徹底的にしごきあげて、何とか使えるレベルまでもっていくことができたのだから。
そして一週間が経過して・・・その間は世界は様々な情報が飛び交っては消えていたのだ。
その間にもベクトラ級10隻は、コロニーの艦隊にも連絡を入れており、また同時に最初のテストで手に入れた地球の環境のデータに合わせて一週間と短い間ではあったが、整備班達が忙しそうに色々とガンダムの設定をいじったり、ビーム兵器の環境の設定も再度設定を直していた。
北極点と利点を使えたことも大きい、この地球の北極点はBETA戦に合わせた気温上昇や気候変化によって、人間がたどり着くことが不可能になるほどの常にマイナス五十度以上の環境でさらには吹雪が吹雪くことで、ベクトラ級の姿形も自然の雪が覆い隠すほどでかかったのだ。
その為に毎日三回の除雪行為で、搭載しているモビルスーツを動かして雪や氷の除雪などを行っていたことで、手直しが早くなっていたのだから。
その為に初期のBETA戦時ではビーム兵器は確かに有効ではあったが、ビームライフルとビームガトリング砲、キャノン等の距離が離れれば離れるほど威力が吹雪によって減衰している率があまりにも高すぎた。
これはBETAによって占領された地域が全てにおいて山も水も何もないことからも、想像以上の気温や気圧によって起こったことでもあった。
おまけにパイロット達も当然ベクトラにも配備されているために、一部の機体を残して無人機設定から有人機設定に変更していたのも災いした。
転生者であるマークも階級的には中将であるのにも関わらず、ウイングガンダムを船に乗せているのだから次の戦いではウイングの大火力などを使う戦いになると考えれば。
ウイングガンダムにも寒冷地仕様の対策など盛り込まれる整備が入って当たり前である。
ここで可変機を持ってこなかったのは 可変機は環境によっては使えないことがあるのだ。可変する部分に雪など砂や海の真水などが入れば機械はだめになる可能性が高い上に、全身を整備するためにフルメンテナンスで多くの時間がとられるからだ。
ウイングも可変機ではあるが可変する部分が限定的であるために色々と改造や修復用のパーツを持ち込めるということであった。
こうして火星軍側もようやく準備を終えて、再びステルス性能を有したベクトラ級10隻が北極の大地から飛び立っていく。