新訳・転生マブラヴ オルタネイティヴジェネレーション移設版 作:うさぎたるもの
ここが間違っている こっちの表現方法がいいと 感想版や修正の指摘方でも書いてくれると作者もこっちがいいのかとなって どんどんと 修正していきます
読みにくい小説を読みやすい方に変更すには莫大な量なので、結構大変です
こうして格納庫で収容されているそれぞれの戦術機から降りてきた三人はマークの後ろについて格納庫から直接エレベータに乗って上の階へ向かって移動していた。
実際にこうして直中のエレベーターを使って移動するにも、マークが持っている認証コードとカードキーを使わないと動かない仕組みになっているのだ。
これは外部の人達を招いて、この船を奪われないようにするためのある種のセーフティ機能の一端であった。
だからこそマークは三人に色々とこのエレベータの中で話しているのだから。
「ここは結構でかい母艦ですからどうしても移動はエレベータになってしまうんですよ、この船だけでも本来ならば10万人程度は普通に入りますからね・・・ この巨体ですから、色々な課があるので」
そうなのだ、このエレベータだけでも地球側では普通に物資運搬用と考えられるほどでかい・・・だがそれも仕方はない、元々の宇宙世紀の世界では地球上の衛星軌道に浮かべて・・・各コロニーや宇宙要塞などの連絡用として使われる予定の船であったのだ。
それを普通に十隻も地球に配備して、今の戦線に堂々と投入しているのだから、火星軍と政府の財政は豊かな証拠でもあった。
無論それらの事情を知らない三人の反応は驚くしかない、ただでさえ十万人も近い人間をたったの三人で制圧をしたこの母艦を奪えるかというか・・・
「やはり、嘘かよ・・・あの通信は」
「・・・当たり前でしょうね、あれはいわばブラフよブラフ、見せ札程度と考えるのが当たり前よ、最もと私たちの上層部はまんまとその罠にはまったようだけどね」
「それは私達の上層部も同じだ」
実際にアイリスと、ベアトリクスの二人には極秘で船を一部でもいいから、奪えるならば奪ってこいというあり得る極秘命令が下っていたのだから。
最もとその命令も、格納庫に入った時にある程度の人数を見たことで、若干はあきらめてはいたが、その数の多さにベアトリクスとアイリスは本当にあきらめるしかなかった。
そして、マブラヴ側の人間にしてみればありえない人数ではあるが・・・機体の整備など警備部など色々と存在してるのだからこの人数は規定人数なのだ、だからこそ原作の地球連邦軍もこの船を一隻作った上に色々と仕様そのものを禁止にするとかして船のクルーの人数を極力は抑えていたが、それでもΖ部隊、ZZ部隊やジェガン部隊を配備していたのだ、整備士は多く見えても当然整備にかかる部隊の機体を大量に抱えているので、どうしても足りないほどだった。
最もそれを知らない人たちにしてみれば驚きの数字でしかないのは仕方がないが。
「なるほどね、だからこそ、今この話をしているわけですね」
アイリスはなんとかマークに話しかけるとマークも、その声と美人のアイリスに声をかけられたという事で少しだけ言葉に煮詰まりながらも。
「・・・ええ・・・そういうことです、実際に降りる階にはすでにフル装備の制圧部隊がいますから、自分を人質として使っても意味はあまりないといえます」
「・・・・・・ああ、そうだろうな、あれだけの機動兵器を揃えられる母艦が無防備なわけないだろうしな」
「こらテオドール、お前はその口調を極力なくせ、相手は通信であった中将様だ、我々の階級よりも圧倒的に上の立場が現場に来ているということは、それ相応の立場の人たちも交渉現場にいると考え方がいい」
アイリスにしても、腕がいい方に決まっているが、だがさすがに交渉の前でもこんな態度をしているとは、アイリスも頭を抱えるしかなかった。
それを見ていたベアトリクスは問答無用にバッサリと脅迫の言葉を普通にいう、それが当たり前のことだからだ。
「・・・そうね、テオドール・エーベルバッハ少尉、あまりうるさいとこの母艦から無事に戻れた上で元の部隊に戻ってもすぐに私たちが直々に逮捕するわよ」
それはある意味テオドールにたいしての脅しにもとれる発言ではあったが、だがテオドールの上官もその発言にはなにもいわないまま、降りる階に四人乗せたエレベータが到着したのだ。
チーーン
そしてゆっくりとエレベータの扉が開き、待っていたのはフル装備をしている兵士たちおおよそ五百名以上がサブマシンガンやナイフを携帯所持していたのだ、さすがの三人も、もはや黙るしかないのだ。
そもそもこれだけの巨体の船だ、制圧部隊が人数が格納庫にいた連中だけは足りないのだ、そしてその部隊と一緒にマークの後についていくしかない、先ほどまでの言葉や言動は黙るしかない。
その途中のフロアには普通に一般人が入れるエリアも存在しているし、コンビニなども扱っているブロックも存在しているのだ、それを見れるようにゆっくりとマークが交渉用に用意している部屋まで歩くのたが。
周りのコンビニなど娯楽施設が普通に存在している軍艦はほとんどないのだ、このマブラヴの世界では一般的な豪華客船と言っても、この時代である、そのほとんどの船は今では難民用が住むための館員施設となり果てているのだ、そのためか三人の口から様々な声が聞こえるのは仕方がなかった。
「・・・なるほど・・・」
「本当にすごいわね、この船は・・・いいえ母艦は、軍艦にここまでの機能を持たせるなんて」
「ちっ・・・なんだよ・・・その人数は」
三人ともそれらがやはり気になるのか、周りをみていた、実際にSPも交渉用の部屋の前に十人ほどいるのだ、そのためにテオドールは愚痴を言っているのは、ある意味で仕方がない、ただでさえフル装備の人間が五百名近く自分達の周りにいるのだから、どうしたって愚痴はでる。
「気になるのはわかるけど ついたぞ・・・」
実際にコンビニなど店がある場所からは結構近い場所に今回使う会議場は存在していたのだ。
本来の、この場所は・・・いってみればこの船の中で店を出すときに店の順番などでよく会議が使われる場所ではある。
本当の交渉部屋はまた別の所ではあるが、それよりも、このような豪華な娯楽施設が存在する部屋の近くの会議室で交渉をした方が、いいとマークが言い出したことでもあった、実際に地球側の現在の状況をハッキングで手に入れた情報で基づいて調べると軍艦艇の殆どは移住性が悪い上に、母艦もこのような娯楽施設がないと分かったからこそ。
交渉事で使うにはうってつけだと、火星政府も軍上層部も太鼓判を押したのだ。
それに本来の使い方はコンビニや娯楽施設のなどの物資をいれる順番にも使う会議場だからこそ、今回の交渉にはうってつけなのだ、長い交渉になるとトイレや食べ物を用意する必要があるために、コンビニが近くにある所は本当に良かった。
ただし今回は三人とも強化服を着て、その上にフライトジャケットを羽織っているが、それでも女性二人はマーク以外からも目を向けられてしまうほどにスタイルの良い女性なのだ。護衛のSP達や兵士達も色々と目が泳いでいたのはどうしようもなかったが。
そしてマークは議会場に入りそのまま議会の中央に座ると、三人は中央の椅子と机があるところになんとか座ると。そこでゆっくりマーク本人がしゃべりだした。
「それじゃあ、まずは交渉を当たりにちゃんと自己紹介を始めます火星軍の地球偵察機動部隊のトップで指揮官のマーク・ギュンター中将です」
するとマークの自己紹介が終わると黒いパイロットスーツを着ている黒髪のストレートの女性が話し始めた。
「ならばこちらもちゃんと自己紹介をしましょうか? 武装警察軍の戦術機大隊「ヴェアヴォルフ(人狼)」を率いる大隊長ベアトリクス・ブレーメ少佐」
次に金髪のこちらは黒とは違う薄い紫色のパイロットスーツをきた女性もやはり
「私は東ドイツ陸軍第666戦術機中隊の中隊長アイリスディーナ・ベルンハルト大尉だ、マーク中将」
最後には赤い髪をした男性で・・・なんだが不良っぽい感じをしていたが。
「・・・東ドイツ陸軍第666戦術機中隊の隊員のテオドール・エーベルバッハ少尉だ」
こうして三人は機体越しではなくて・・・ちゃんとした生身で自己紹介を終えると。
マークは当初から予定していたように三人に対して色々と話を始めた。
「そうですね、最初に火星軍といっても こんな・・・まだ20歳の中将が地球にたいして派遣しているのである程度の権限はあります、ここでなにかしらの行動をとらなければという条件付きですが、あなたたちの身側は大丈夫だといえますが」
「それに貴方達には地球の一般常識と情報の提供をしてくれるならば・・・そうですね・・・今の所貴方達三人限定の専用機として・・・あれを三機渡しましょう・・・アレはこちら側ではいえば第一世代機ですが・・・こちらにしてみれば・・・無論・・・メリットもありますが・・・それはこの書類にそれぞれがサインしてくれたらの話ですね」
そういうとマークが座っているすぐそばの扉が開き、そこから現れたのは緑色のまん丸の球体が出てきたのだから驚くなという方が色々とおかしいのだ。
「ハロハロ、マーク、ゲンキナイ・・・ドウシタマークイッショニアソボウ」
「ハロ・・・今は大事なお仕事の最中だからな、少し黙ってくれないか」
「リョウカイ・・・リョウカイ ハロ ダマル」
言語能力や認識能力もあり、移動もできるロボットが三人の前に現れたのだから、これで驚くなという方がどうかしているのだ。
「「「!!!!!」」」
実際に驚くのは無理は無いが、ハロシリーズはその役割が決められており、基本的な色、グリーンタイプはバランス重視である程度のことは何でもやってくれるのだ、これにはクルー達の暇つぶしの相手にもなっていることが多いからだ。
他のタイプは一芸特化タイプで、ブラックハロとタイプがいて封印が外されない限りは人を殺傷する能力を持つ武器は出せないが、それでも口からはゴム弾が大量にばらまかれる仕組みである。封印解除になると、ゴム弾からサブマシンガンの銃弾が一分で千発は飛び出してくるのだ、弾の補給はハロの両方のミミか両足にマシンガンの弾が入っている箱をそのまま、ブラックハロは補充できるほど賢いのだから。
「驚くのは無理はないがアレはハロというロボットだ。ハロは汎用性が高いためにさまざまなタイプがいるぞ。それに機動兵器すら動かせる」
実際にパイロット達の愚痴を聞いたりして一時的なカウンセリングマシーンとなっているのがハロである。
パイロットごとにハロを振り分けられているために、当然パイロットごとにそれぞれの個性が出ていたりするのは仕方がない。
これにはさすがに三人とも黙るしかない、自立型のロボットを見るのは初めてなのだから。
そして彼らが驚いている間にも、彼らにはマークが言っていた契約書を他の兵士達が三名に一冊丁寧にその契約書を渡しているのだから。
「確かに・・・それで渡された・・・この契約書を読んで・・・サインすればいいのよね」
ベアトリクスはこの渡れた契約書見て・・・驚くしかなかった。
またテオドールもアイリスディーナも一緒であった。
「なによこの契約書は・・・いい この内容は!!!」
「チッ・・・いったいなんだよこの内容は」
二人とも怒るのは無理は無いが・・・それでも仕方が無いのだ。
契約書の内容は以下の通りである
一【火星軍ならびに政府に地球上の一般常識の情報を提供すること】
ニ【この契約書を持っているものは・・・火星軍が有している一部の機動兵器の情報と兵器が与えられるが・・・それはあくまでも貸し出すだけであり、解析・改造・解体をしてはならない】
三【契約が完了した者にはそのニで渡される情報と兵器が与えられるが・・・同時にその情報は地球上の国家または一般人にも与えられるようにしなければならない・・・一部の国家が独占的に独裁することは認められない】
四【機体・兵器の情報を独裁した国家は・・・または団体には今後は火星軍・政府は一切援助ならびに・・・その国、団体に属している人間は問答無用で排除される、これは同じ国家の契約者にも影響される】
五【契約者は問題行動を起こさないこと、起こすと四条に引っかかり強制排除する】
六【契約者は各国の階級に縛るが、人権またはその国家の中での上下関係など・・・国家の厄介ごとを持ち込まないこと】
七【契約者が入手したこちらの情報すべては一度こちらが解析したうえで、各国に平等に配ること】
八【粒子兵器の情報を入手をしてもいいが、それを外に持ち出すことは厳禁である、これを破った国と契約者は即座に契約を打ち切られることとなる】
九【契約者は契約中はこちらの指揮系統に組み込まれるために、仮に元の階級があったとしても、腕が悪ければパイロット養成場に送り込むことがある】
十【契約者の搭乗する機体はこちら側で適正を見て決めるため上にそのデータは基本所属している国にも一切非公開になる】
十一【契約者は以上の契約を守る義務が生まれる、祖国から命令で契約者が載る機体をそのまま国に持ち帰ることは基本出来ない、するとしても専属の整備士などがついてくるが、危害などを加えるその国は二度と情報も技術も与えないこととする】
十二【契約者がいる国・臨時政府に対しては通常物資であればある程度の値段によって売ることができる、逆に契約者自身の給料で物資などを買い取ることができる】【ただし火星軍の機動兵器は一部を除いて売ることが一切できないが】【通常兵器は売買可能になる】
つまりだ四はたとえば東ドイツが情報を秘匿すれば東ドイツという国は今後火星政府ならびに軍隊からの援助は一切ない、また契約している人間も同時に排除するといっているのだ。
また六番が一番厄介でもあった・・・
当たり前だが・・・シュタージュにしてみれはこれが一番厄介でもあった。
下手をすると・・・東ドイツのパイロット達が集まるかもしれない・・・だがそいつらがシュタージュに従順とか普通に無いのだ、だからこそ家族や部隊などにスパイを入れているが。
この条件を飲めば、堂々とスパイ活動は出来ない下手すると、東ドイツだけが他の国においていかれると事もありえるのだ。
「私は・・・問題ない・・・地球の一般常識や情報等は・・・どの道手に入るからな、それならば早いうちに契約を済ませて火星側に色々と話しておいて損はないはすだ」
こうしてアイリスディーナは自らに渡された契約書にサインすると同時に、その文面は消えて【RXー79ー2フルアーマーガンダム】の情報がアイリスの契約書に現れたのだ、そうこの契約書は電子書籍であり、火星側では当たり前の契約書であったが、そして何よりも問題なのはこのガンダムの機体の動力炉の部分であった。
「なんだこれは・・・この数値は・・・それに・・・この武装と動力炉は、だからこそのあの威力なのか」
アイリスが驚くのも無理は無い・・・動力源すら普通に核融合炉なのだ、この世界にはまだ存在してない机上の設計図の核融合炉が・・・モビルスーツと呼ばれる機動兵器の動力になっていた。
「・・・いやだからなのか・・・マーク中将・・・なるほど・・・確かに勝手に解体されたら・・・これは危ないな・・・危なすぎるから、だからこれほどの契約書と制約がついているわけか」
「そうですね・・・実際に動力が動力ですからね・・・この船の名前も出てると思いますよ、動力源もMSより強力な物なので・・・整備には細心の注意を払っていますが」
「なんてものを・・・動力に」
「こんなものじゃあ・・・確かに契約は必須かよ・・・歩く核兵器だったなんて・・・冗談にもほどがある」
そうアイリスが驚くほどの何かが有るのか、それを知るために契約書にテオドールもベアトリクスもサインするとやはり自らの与えられる兵器の情報に見て驚くしかなかった。
「確かにこれは・・・・・・いいえ・・・地球上どの国家・・・団体・・・組織を捜しても・・・これは作れないわ・・・核融合炉なんて代物は」
「核兵器だと・・・」
ドイツ国民にしてみれば核兵器は禁忌に近い言葉を持っていたが・・・同時に恨んでいる兵器類の名前でもあった。だか現状МSの動力としては当たり前の技術なのだから、そこは我慢してもらうしかない、バッテリーシステムもあるにはあるのだが、そっちは別ルートで出す予定であったからだ、そのように最初の内から交渉内容は火星政府と軍隊の議会によってきめられていたことだ。
いくら転生者としてもだ、火星政府はすでにマークの手から離れているのだから、政府がこうしろと決めればこうするしかないのが現状である。
実際に転生する前までは普通に一般企業に勤めていた、一般のサラリーマンの青年である、政治も軍隊の事もほとんど知らない、軍事プロや政治家のプロに任せるのはあたり前であった、特に転生物の小説やコミックスやアニメ化されたものを見ても、転生者は確かに力は持っていても政治力は圧倒的に劣っていたシーンが描かれている。
だからこそマークは一指揮官としてこうして現場に出ているのだ。
「実際に宇宙空間などでは、バッテリー方式では使えないから核融合炉タイプに変更されたんだが、その様子では何かあったのか?」
実際にマークにしてみれば、核兵器はカナダを不毛の大地にしてしまった兵器の名前として知っているだけなのだ、【マブラヴ】【マブラヴオルタ】【トータルイクリプス】しかプレイしていない為に知識の偏りがあるマークはどうしてもちゃんとした知識がほしかった。
それからマークは東ドイツの三人組から世界情勢から一般的に常識などを聴いて、それを電子帳にメモしたり録音などをして、後から他の国家から情報を得て完全に情報の知り合わせ刷るようするためだ。
ちなみにハロはこの時もいて実際にこの交渉を全てこっそりと録音、録画もしていたのだ。
「わかった・・・つまり国連という組織もあると・・・そしてBETAによって滅ばされた・・・国家・・・亡命政権を他国で受け入れていると」
「おおむね・・・問題は無いわ・・・そして私は・・・警察側に属しているの・・・こんなときにも・・・ヒトは犯罪を犯すから」
『ちっ・・・嘘だろう・・それは・・・』
そんなテオドールの小さな思いは今は言葉にはできない、なんせ先ほどエレベータで脅しをかけられたばかりである、またこの制度もきちんと自分達が祖国に戻らないことには伝わらないシステムである。
つまりだ、帰る途中に拘束されて、それで殺されるという可能性もまだテオドールは残っている。アイリスは逆に有名である第666中隊の隊長なのだ、普通に部下を捕まえるほうがはるかにリスクは小さくて済む。
さまざまな話をして・・・再びテオドール・アイリスディーナ・ベアトリクスの三人はマークに連れられて、再び格納庫にやってきたが・・・そこには堂々と・・・ガンダムと書いてあったモビルスーツと呼ばれる機動兵器が30機だけ存在していたのだ。
最初に来た後部格納なのに、シャトルらしい姿をしているものが後部格納庫には存在していた。
それをみたテオドールはさすがに切れたようで、マークにたいしてつかみかかろうとしたが周りにいるSPによってとめられてしまった。
「おいマーク中将殿・・・俺たちの戦術機どこだ、なんでなくなっている!!!!!」
テオドールが切れるのも無理ではなかった 3時間以上会議場で拘束された上に、彼らの戦術機が見当たらないのだ、怒って当然だとおもってしまうが、マークは3人に向かってゆっくりと話始めた、
「まず最初に君たちの戦術機はあの大型貨物用のシャトルに格納している、ここでは推進剤の補給など色々とできないためだ、すまないがあれで帰ってくれ、三機ともきっちりとハンガーで固定しているから大丈夫なはずだ、無理に動かそうとしなければな」
それを聞いたテオドールは黙るしかないが、残り二人も帰りはどうするのか気になっていたところではあった、ここは高度5,000メートル以上の空中母艦の中である、アイリス機とテオドール機の推進剤の残りはここにくる頃には100メートルも飛べるかどうか怪しい状態であった。
逆に最新機のベアト機も重装を装備しているおかげでなんとかここにはこれたが、帰り道が危ない残り2機と大差ないほどの残量しか残っていなかった、さすがにシュタージュの最新鋭機でも五千メートル上空まで上がる事は想定して作られてはいなかったのだ、それに、どのみちテオドールもSP達からの拘束は離された上に黙っているしかないのが現状であった。
そうしているうちに彼らが見えてきたのは・・・戦術機とは全くの別系統で作られた機体、そう……契約書に現れたガンダムというМS3機が、コクピットブロックが空いた状態でそこにあり、その周りには整備員の人たちがいる。
「それぞれの契約書は同時に機体の番号や扱い方が載っているから・・・三人ともリフトを使ってコクピットブロックをあけているから・・・ガンダムに乗ってみるか」
「何ですって・・・」
「おいおいおい」
「なるほど・・・これが貸し出される兵器というわけね」
三人とも・・・それぞれの反応をしながら、三人とも結局はガンダムというMSの魅力には抗えないまま、三人とも自分達の契約書の書かれた番号が振られた機体へとコクピットが空いているのを確認した上に乗ってみたのだ。
無論動かせないように起動プログラムはマークの命令により整備士達によって厳重にロックされている為にメンテナンスベットから動けないようになってはいるが・・・
それでも仮想戦闘プログラムなどは普通に入っているためにマークは三人が乗り込んだ機体に対して近くにあった通信施設から三機に対して通信を送っていた。
「三人とも仮想モードの立ち上げは契約書の書いてあるからわかるだろう、それで機体の動かし方を覚えるのもいいぞ」
こんな事をいえばやはり三人とも・・・直ぐに契約書の中身を見て早速仮想モードを立ち上げた瞬間に自分達はまるで空中に放りだされるような感じをしてしまった。
これには訳がある、第一世代機のガンダムは確かに性能はいいがカメラの死角があまりにも多い。元々はコアブロック搭載機ではあったが、第二世代型のMSとの修理や整備などの面でパーツを共通規格にするために、第二世代機に標準装備されているシートや360度によるカメラ映像がコクピットに映る技術なども普通に使われている。この2つの技術のおかげで色々な角度が移るために戦闘行動がだいぶ楽になっているのだ。
「これは・・・すごいわ・・・それに対G性能が・・・ここまですごいなんて・・・」
「なるほど道理で・・・中将は・・・普段着で動かせるわけです」
「こんな加速性能・・・・すごすぎる・・・それに思い描いたように・・・機体を動かせるなんて・・・本当にバラライカと同じ第一世代機かよ・・・これがモビルスーツ」
テオドールにしてみれば第一世代機にしか乗っていない・・・しかも自分が思い描くように動くのだ、これは本来・・・試作機の一機の一つでしないが、この世界では普通に量産されている。
ジムタイプよりもさまざまな性能が上であり、最もテオドール・ベアトリクス・アイリスの三人は知らないが・・・ガンダムは元々エース仕様機で、扱える人間が少ないために高いコストを払うならば低コストで大量生産できる機体のほうが色々とお得なのだから。
こうしてアイリス・テオドール・ベアトリクスの三人がそれぞれ思うように割り当てられたガンダムを仮想空間内で・・・移動力・・・攻撃力・・・防御力・・・なによりも兵装のバリエーションの多さに驚いていた。
ハイパーバズーカなんて弾数が少ないがそれでも当たれば、突撃級を十体はまとめて倒せる威力を有していたし、散弾方式ならば、レーザー級・タンク級すらも簡単に倒せる威力なのだ。
「道理で・・・すごいはずよね、アイリス・ディーナ」
「そういう事ね・・・確かにすごい機体ではあるけど・・・腕が悪ければ・・・意味を成さないわよ」
「確かにね・・・でも粒子兵器・・・いいえビーム兵器類は・・・本当に冗談では済まさない威力ね、サーベルもそうだけど・・・ダガーも便利ね」
「私は・・・持ち運びができる・・・ヒート系も行けると思うんだが・・・それはパイロット次第と思いたいな」
確かにそうなのだ、ビーム兵器は確かに強力ではあるが・・・それでも整備施設が必要なことを考えると・・・前線のパイロット達にしてみればヒート系がかなり使いやすいと考えるのは自然であったりする、それにヒート系でも十分に戦えるのだから別に問題ではない、むしろビームサーベル系が厄介なのだ、間合いなど新たに考えなければいけないのだから・・・。
実際にヒート系は実体剣にヒート発生装置を組み込んだだけではあったが、その熱電力を上げれば普通にガンダムタイプの装甲すら簡単に切れるようになる、元ジオン系のMSの多くがヒート系を使ったのは整備性や調達コストの安さにも向けられていたのだ。
こうして三人が自分達に分けられて与えられたガンダムに乗って、仮想空間でさまざまなことをためしていた。