新訳・転生マブラヴ オルタネイティヴジェネレーション移設版   作:うさぎたるもの

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アンバールハイヴ・・・・・ハイヴ設立ならず そして歴史は動き出す

1983年12月20日

 

欧州側では海王星作戦が1月中旬付近に終わりその1週間後に火星政府との交渉が終わった1か月も経たないうちから、世界は流動的にではあるがそれでも加速度的に代わりつつあったのだ。

 

 

1983年1月20日過ぎには米国はようやく、企業側と政府側がともに重い腰を【ATSF計画】を始動し始めたのだ、実際にBETA大戦後の世界を見越した【次世代戦術機の開発】が米国内で極秘裏に開始されることになる。

 

後にステルス戦闘機のご先祖と言える戦術機も登場するはずだった、そう火星政府が地球側に商品としてMSと呼ばれる機動兵器の存在があり特に火星軍が力を入れていた兵器もあったからだ。

 

それをアメリカ側が技術の検証機や様々なことに必要だと言って結局は【中距離専用機】の【量産型ガンキャノン】や、【長距離支援用】の【量産型ガンタンク】を合計合わせて60機をまとめ買いしたのだ。

 

そのためか、さまざまな国を相手にする予定であったステルス機の開発計画、も【新規戦術機開発計画】の中にはあったが、どんなにステルスの性能を上げようとしても、現状は火星軍の量産型の支援型中距離機のレーダーですらも、簡単に居場所がわかるのでは意味がないと判断はされた。

 

だかそれでも研究する価値は、あると再評価された結果、新型戦術機計画の一端に、盛り込まれる結果となっていく。

 

言ってみれば確かに火星側のレーダーには効かないかもしれないがそれ以外の国々の戦術機や研究施設のレーザーから姿を見られないようにする技術検証機は必須であるというのだ。

 

 

実際にMSの技術はガンキャノンとタンクとはいえ第二世代型の戦術機より高性能で有りながら大量生産品で量産型可能なチタン系の合金を使われている為に防弾性も戦術機より格段に上であり、とどめにアメリカが開発していた、【ステルス技術】を普通に破れるほどの出力を持った量産型であるのだ、そのためにエース機や、限定生産機などの性能は考えるだけでも、頭が痛いことになっていた。

 

事実アメリカは戦後においては戦闘機がまた戦場の花になると思って開発に力を入れていたがだが現実は違っていた、確かにMSは強いが戦術機と、違って空をを飛べない弱点があるがだがそれに有り余るほどの、特性があったそれは、陸上においては、MSの方が、拠点攻撃・防衛に対しては圧倒的に有利になっていることであった。

 

確かに戦術機は、空を自由に飛べるように作られている為に、軽い上に装甲も撃たれ弱く戦闘機や下手おすれば戦車の砲撃、ですら倒せる機体ですらないのだが。

 

だがMSは戦車の砲撃を食らっても、倒れないどころか逆に、建物のを遮蔽物として使って確実に迫ってくるのだ、しかもだ、レーダー系が発達しているおかげもあり。

 

この時点で作られた【試作型の試作型さらには試作型タイプのステルス機】の戦術機実験小隊の機体は元々は【ソ連製のレーダーに映らないようにソ連の一部のレーダー周波等映らない特別仕様の機体】でそれなりのコストがかかっていたそれが、足の遅い支援機【ガンタンク】と中距離機【ガンキャノン】の砲撃によって一方的に敗れたのも痛かった。

 

故にアメリカは、戦術機とMSの技術の融合機を作るのか、またはMS機と戦術機は別々に開発部門を分けて独自開発するのかで色々ともめていたのだが結局は表向きは【ATSF計画】の計画を発動させつつ、アメリカ製のMS機の開発計画も同時にスタートさせることで決まった。

 

この時はようやく6月1日まで議論が長引いてしまった、それほどまでにステルス機の原型機が出した元々成果は大きかったのだから。

 

この結果アメリカ国内で世論が3分割したのだ、当たり前であった、アメリカの多くは軍人である、アフリカ大陸やインド方面にも普通に売り物の戦術機部隊や補給物資をタンカーや輸送機で売りに出しているのは民間人や企業人である。

 

つまり現場に補給物資や商品を売りに行ったら、火星軍と名乗る勢力が今まで物資を降ろしていた基地施設全てを使っており、ここにいた兵士達は故郷に一時帰国している事やほかの戦線に回されていることなど。

 

その時ガンダムを含めたモビルスーツ大部隊やクラップ級、ラーカイラム級の戦いを見てしまったことも大きかった、無論そのそれらのデータは一部の閲覧不可能にして、アメリカの企業の人間達に渡したうえで本土に無事に帰らせているのだ。

 

だからこそアメリカの民間人たちも火星勢力がどれほどの技術力を持っているのか軍事力を知っているのだ。

 

これが後にアメリカの中に【アメリカを中心に世界動かす派閥】や【火星派閥】【反火星派閥】と三大派閥の出来上がりの瞬間で有った。

 

実際にアメリカの威信をかけた巨大なプロジェクト中なのだ、それなりの派閥構成が出来上がるのは無理はなかった。

 

 

 

一方の日本も耀光計画始動するしかなかったアメリカの【ATSF計画始動】を受け、国産次世代機開発研究機構は目標を第3世代機開発へと方針転換したが。

 

こちら側もやはり今まで日本が作った戦術機と、その戦術機のデータと交換で特別に硫黄島からMSの武装品として称して【ガンダム大将軍リアルタイプ等身仕様】が火星政府の極秘命令で日本に渡ったのだ。

 

これが1983年の三月末の出来事で有った、これにより日本帝国の近衛や天皇家等一部の勢力の取り込みが火星政府の目的でしかない、そもそも火星本部の近くに日本帝国が存在する、どうしても良い隣人として付き合うために必要な処置でもあった。

 

これにより日本の一部の近衛軍と一部の天皇家の周辺に政治的な味方を作るように火星政府も動いていた。

 

そしてこの結果はのちの日本帝国にMSの技術力と戦術機の技術力の融合型として、第三世代機の集大成として【武御雷】が誕生するのだがその姿形はどちらかというと【武者ガンダム】であった、これはある意味では仕方がないことであった。

 

日本の戦術機思考が接近戦になることや近衛機などに多いことからも【ガンダム大将軍】のデータを元に日本政府と近衛軍ができうる限りの技術力で再現したのが【武者ガンダム】で有ったが。これのテストパイロットになったのは【譜代武家である篁家の当主】のチーム達で有った、結局の所日本側と火星側が政治的取引があったのは言うまでもない。

 

そのような結果ではあったとしても結果としては日本側は元々は白兵戦を主体として作られたはずの、ガンダムの設計思想を出来うるかぎり受け継いだのが、武者ガンダムの誕生秘話であった、実際にプロトタイプ武者ガンダムの登場は1999年6月までずれ込むのだから。

 

それはまだずいぶん先の話であるがすでに【譜代武家である篁家の当主】率いる、1チームは佐渡島の軍港に入っており、最初の契約者は佐渡島に来るように集められた【アイリスディーナとベアトリクス・ブレーメ両少佐】と共に配属されたそれぞれの国の契約者達も同じく要塞内部に設置された大会議室でアンバール方面の戦い等の説明を映像付きで情報共有とアイリスもまたベアトリクスも同じ場所には配属されてはいなかった。

 

【最初の契約者】と称号があるからだ、テオドール・アイリス・ベアトリクスは、つまり硫黄島にはベアトリクス、佐渡島にはアイスリとテオドールは少々変わった配属で今はアンバール地方の基地となっていた、本来はマダガスタル島の基地に配備されている所ではあったが、上が決めた戦場だったのだから仕方がないことともいえた。

 

 

一方の欧州側も仮EU本部をロンドンへ移転作戦中の時期でもあった。

EU側は仮の本部機能をブリュッセルからロンドンへ移転、ベルファストの本部が完成するまでの一時的措置にしたのだ。

 

確かに海王星作戦は成功を収めたがそれはあくまでも一地方の戦略が成功しただけであり、あの時は火星軍が戦場に介入しなければどうなっていたか・・・それがわからない無能は流石に欧州側にはいないだけであった。

 

いまだにBETA大戦は、欧州側が徐々にだが、BETAの大群によって、徐々に戦線が押されているのは仕方がないのだが、今回のBETA側が出した損害は普通に30万~500万以上とも言われており。

 

その数の補填をするまでは、アンバール方面では、いまだに一ヶ月が経過したのにも、かかわらずBETA側の進撃が無かったのであった。東ドイツ側もベルリンが落ちてはいなかった、十分欧州側の盾として機能していたのだ。

 

だからこそ、今のうちにロンドンへと、本部機能の移転が決まったのだ、欧州側もやはり火星政府との取引によって欧州側が作った戦術機のデータや戦術機と物々交換などで、【量産型ガンタンク】と【量産型ガンキャノン】と【粒子兵器】と【電磁砲の技術】除く武装などを技術交換したのである。

 

これにより欧州側もMSの技術力を解析した上で戦術機にどのように組み込むかそれを調べる部署が設立されて上に、戦術機の第二世代型の技術のスピンオフ計画が開始された。

 

元々MSの武装は一部を除けば、戦術機でもある程度の改造さえすめば、普通に使用することが可能になっていたからだ、特にジムの【100mmマシンガン】と【90mmマシンガン】と【380mmハイパーバズーカ】の三種類は対BETA戦戦において貢献できるのは、戦術機大隊に装備させた上にBETAとの実戦を通して使用した結果、この三種類は本当に使い勝手が良かったのだ。

 

 

特に380mmハイパーバズーカは反動が大きいがそれでも一撃で要塞級に大ダメージを与えられる上に当たり所が良ければ一撃で倒せるほどの威力を持っていたからだ。

 

残りの二つにしてみても、戦術機の元々の装備とあんまり大差ないために多少の反動と衝撃を抑える改修と射撃システムの変更によって簡単に扱えることも大きかった。

 

あとは一番欧州側に喜ばれたのは、【グフのヒートソード系の武装であった】この装備によって、要塞級でも、一撃で倒せる利点があるが、同時に戦術機のバッテリーの消耗率が大きく跳ね上がるために。

 

これの対策が必須であると欧州側の政府は考えていた事実ヒートホーク系もずいぶんと使い勝手が良くて小型種と中型種程度ならばある程度は簡単に戦術機でも倒せるようにはなっていた。

 

 

1984年 二月すでに火星政府が地球側と接触を持ってから半年以上が経過していた。

そのためかマダガスカル島はようやく完全に火星軍が軍事基地化の終わらせていたのだ、アンバール地方にBETAの拠点の一つである、ハイヴを作らせるわけにはいかないのだ。

 

だからこそ12月20日のアンバール地方には「陸上戦艦ヘビィーフォーク級」が20隻も置かれて、臨時の戦前基地と化していたのだから。

 

「まったくマーク中将のおかげで連邦で作られて使用していた陸上戦艦の指揮も我々フェンリル隊に任せるとは」

 

ゲラートは確かに部隊を率いていたが、基本的には三小隊程度でしかないのが、それがロンメル部隊や青の部隊の複数の地上系のジオン側のエース部隊の纏めの司令官としてアンバール地方で司令官としてこの地で踏ん張っていた。

 

やはりギラ・ドーガ系統のモビルスーツとゲタの組み合わせは十分に強かったのだから。

 

「ニッキやシャルにもそれぞれの部下に契約者達が入るようにしているが」

 

そんな考えをヘビィーフォーク級の司令官室で色々と紙の資料や報告書に目を通していると、乱暴にその扉を開けてきたのはニッキとシャルの二人であった。

 

彼と彼女は元々同僚であり、一年戦争も無事に終えたベテランモビルスーツ載りなのだから。

 

「またニッキの部隊の契約者のメンバーがケンカをしました」

 

「そっちこそ、シャルの部隊の契約者がケンカをおこしたんだろうが?」

 

二人とも同期であるためか、指揮官としてここでの部下を持った時も一緒であった、つまりはライバル同士でありながら、同僚である。

 

おまけにニッキの部隊の契約者の部隊はソ連部隊であり、シャルの部隊は東ドイツ側のテオドール達と篁とインド側の契約者がまぜこぜで入っていたのだ。

 

つまりこのケンカはある意味では必然でもあった、ゲラードは頭を抱えるようにニッキとシャルの言い訳を聞くことになった、これが結構な頻度で起きているのだから、ゲラードの悩みの種でしかないのは仕方がない。

 

「だってそうじゃないか・・・契約には国々の揉め事を持ち込まないと書かれているじゃないか」

 

ニッキの部隊はソ連の部隊で構成されているのだ、つまりだ東ドイツや日本そしてインドの混合部隊である、シャルの部隊に対して、何かしらの言葉や態度に示していたのだから。

 

「そっちこそ・・・ソ連の契約者達を全然抑えてないじゃないの? 日本の契約者やインドの契約者そして東ドイツの契約者対して態度や言葉がおかしいのよ」

 

「それは分かっているけど・・・ソ連の連中にも言ってなんとか言動は抑えてもらっているけどさ」

 

「だからって・・・連携の訓練でソ連の盾になれとか平然でいうかな、ニッキ小隊長殿」

 

「それは・・・悪いと思って、今はソ連の連中を中心にトルネードガンダムの機体の磨きをやってもらっている最中だ」

 

「だといいですけどね、ニッキも本当に部隊の人々の手綱をしっかりしてほしいですよ」

 

「そっちこそ・・・混合部隊でよくやっているな・・・どうせ篁少尉に頼んでなんとかしてもらっているだけだろうが」

 

「なによそっちこそ」

 

「なにを・・・・・」

 

 

こんな会話がほぼ毎日続くのだから・・・ゲラート司令は本当に大変である

 

『私の育てた部下が一応部下を得ているが、その者達に手綱をちゃんとできる経験はまだまだ先か』

 

こんな事を考えつつゲラートはニッキとシャルの口喧嘩を止めて、それぞれ必要な事を言って帰ってもらっていた。

 

「ふぅ・・・マーク中将からはエコーズと呼ばれる情報専門の部隊が送られてくるとこの資料には書かれているが・・・これらの部隊も私が責任を持つという事か」

 

そしてマークが新たにルナツー要塞から呼び出した【特殊治安部隊エコーズ】が駐留するアンバール地方には最大で1個大隊が派遣されていた。これは技術の等を盗もうとするする奴が後を絶たないからだ。主に一般人であるために誰が命令したのかそれすらもわからない状態になっていたのだ。

 

 

またマダガスカル島にはベクトラ級の代わりにロンド・ベル隊の元旗艦であった、【ネェル・アーガマ級機動戦艦】一番艦【ネェル・アーガマ】が配備運用されること成っていた。

 

ベクトラ級も整備が必要だからだ、アンバール地方の激戦のために一時的に宇宙に帰えるためにその間の旗艦としてルナツー要塞から来たのが、ネェル・アーガマだったのだ。

 

これは後のハイヴ攻略戦や地上の戦いにおいても、こちらの方が面を攻撃する能力が圧倒的に高い為に配備されたのだ、そしてベクトラ級に関しては元々は地球連邦軍が地球の衛星軌道上に配備運用する為に作った巨大な空母であり、その運用の為にも、二番艦の【ジェネラル】と三番艦【グランブルー】四番艦【エバーグリーン】の3隻は共に地球上の衛星軌道上に待機しながら月面から来るハイヴを地球上から打ち上げられるハイヴを打ち落とす迎撃任務をこなしていた。

 

これにより地球側の経済負担や宇宙からくるハイヴの迎撃の予算などまたは核兵器以上の戦略衛星の配備の阻止を意図的に地球側がするように色々と政治的にも軍事的にも火星側は動いていたのだから。

 

 

この迎撃任務には基本Zシリーズを配備・運用されているためにこのメガビームランチャー/ハイパー・メガ・ランチャーを装備したウェイブライダー形態で収納されている。

 

時たま地上のハイヴから時々何かが撃ちあがってくるためにその確保が出来るときは確保しできないときはそのまま艦隊の砲撃やZシリーズの攻撃によって問答無用で破壊しているのである。

 

さすがに突撃級、戦車級・レーザー種も、無重力空間ではなにもできないからだ、実際に打ち上げてくる物の中に、BETA種はいるが、あくまでも重力内で動くために作られたものたちは、どんなに頑張っても、無重力空間では、簡単におぼれてしまう。

 

そして、倒された残骸の多くはコンテナに収容された上で、ルナツー要塞にある、【空中元素固定装置】にもっていき、さまざまな資源に変換をしているのだ。

 

 

そのためか、この地球の近くには、【ラビアンローズ型】の補給地点が最大で、10か所の浮ドック艦として、存在しているために、ここにはZZガンダムを中核して、ようやく試作品として先行量産型として、作られたFAZZファッツシリーズも、100機程度が当然のごとく配備されていた。

 

これはドック艦の防衛が主な目的であり、たとえハイヴが近づこうが、超長距離射撃の特化した、FAZZ(ファッツ)集団の武装によって、簡単に宇宙空間に漂うハイヴ如きは簡単に消し炭に出来る。

 

宇宙空間ではこのような戦いを火星軍が引き受けている為に地球上の各国は迎撃予算を割かなくて済むようになっていた、実はこれが結構な負担になっていた国々もあったからだ。

 

最もそれに伴い地上では火星軍はホバークラフトシステムで動く【ビックトレー級陸上戦艦を3艦】【ヘビィ・フォーク級 陸上戦艦を10艦】をアンバール地方に配備しているのだ。

 

これは元々ルナツー内部で部品ごとで作り上げた物をベクトラ級で地上に輸送した上で3島の軍港の製造ドッグで作り上げたため事でより地球側の警戒度を上げてしまったが、これが次の配備場所とされている硫黄島などはなにも問題ではなかったがその砲撃力などはBETAの群れ相手に砲撃したことでその力を証明されたことで地球上の各国では、特にBETA側の激しい戦いが行っている国ほどこの砲撃戦艦をほしがっていた。

 

実際に大陸側ではなかなか戦艦からの支援砲撃が届かない場所が圧倒的に多いからだ。おまけに【ビック・トレー

級】のホバーであり、レーザー級からの攻撃も効かないと分かれば、前線の移動司令部や最前線の移動司令部などに使えるとどの国も思っていたことも大きい。

 

実際に火星政府としてもだ、幾ら別世界の地球連邦軍での活躍があったとはいえだ、こちらは完全に怪獣相手であるからどうしてもその実戦データもほしいことからも激戦区のインド方面軍【アンバール方面】にヘビィ・フォーク級 陸上戦艦を合計で10艦を配備・運用された結果、BETA側進撃速度が飛躍的に落ちたのだ、火星軍からの61式戦車などを配備・運用されていることからも、戦車程度の技術の流失することは、火星政府としても、織り込み済みであった。

 

元々戦車の役目は、MSに変わっているために、事実上この程度の技術が漏れたとしても、火星側はなにも痛くは無かった、こうして1984年 二月~六月まで間は何事も無く過ぎていった。

 

本来の歴史では奮闘も、虚しくベルリンが陥落が、陥落する予定ではあったが、だがこの歴史では、ベルリンは陥落すらしていなかった、またアンバール地方にもハイヴは立たないどころか、逆に第二ハイヴの攻略戦をいつやるのか・・・それを考えるための火星政府を巻き込んでの国連の議会が開かれようとしていた。こうして歴史はどんどん変わっていく火星軍と政府の介入によって。

 

 

実際にハイヴの戦利品などは火星側は全て破棄を目的として動いていた、そもそもマーク達にしてみればこれ以上のG元素をアメリカという国に渡す必要はないと判断するほどであった。

 

それほどまでにG弾の危険性を火星政府や軍の上層部や技術者達に伝えて地球でももしG弾が使われたらというシミュレーション結果をしたら十発も同時に使えば地球の軸が崩壊して、海が塩の大地になってしまう可能性が90パーセントであると出てしまったのだ。

 

だからこそ火星政府は、ハイヴ戦後の戦利品はなしと決めていた。G元素は今の人類には過ぎた元素であると火星側の上層部の決断であった。

 




ガンダム大将軍は武者ガンダムでも出てくる機体です リアルタイプとかあったはず

モデル的には初代ガンダム大将軍をリアルタイプにしただけです、 武者ガンダムもリアルにしたら結構カッコよかったので、日本に使わせようとして、こうなりました

実際に日本に送られた武装【大将軍】のやり方はアナハイムが宇宙世紀でテロリストや敵対勢力にMSを流す方法を使っています。足元がぐらついていると さすがに佐渡島も硫黄島も色々と大変なことになりますから。

 

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