新訳・転生マブラヴ オルタネイティヴジェネレーション移設版 作:うさぎたるもの
色々と変更しています 話を読んでおかしい思ったところは多少変えています。
1984年2月10日火星の議会においてジオン派閥のトップである、デキン・ソド・ザビが出席を果たしていた、無論ガルマ・ザビとドズル・ザビやミネバ・ザビもここには参加している、当然ハマーン・カーンなども政治的には参加しているのだ。
ギレン・ザビとキシリア・ザビの二人は現状では出番がないためか、自ら冷凍睡眠装置に入って眠っていた、全ての宇宙世紀の人材を呼び出しているのだ、自分達が現状の戦いにはふさわしくない程度は、ギレンもキシリアもわかっていたのだ。
そして連邦系のトップはレビルやゴップという重鎮であるのは間違いではない、その中にエゥーゴ系のトップが基本的にはブレックス准将になっている。ティターンズ派閥のトップはジャミトフもいるのだ、ティターンズ系もエゥーゴ系も共に母体は連邦軍であるのは間違いなかった。
特にバスク・オム等正史で暴走していた連邦軍士官も兵士もいるにはいるが、だが基本的には火星よりも外れた木星圏に配備される形になっていた。
そして最後に、特にややこしいのがネオ・ジオン派閥であった、元々ハマーンがネオ・ジオンと名乗っていることからも、組織名として使われているために、実質ハマーンでいいのではないかと思えるが、ここにシャアの勢力も入ってくるのだから、勢力としては面倒になってくる
クロスボーン系列、ベスパ系も新規に入っているOZ系も議会には参加しているが、彼等の一部の指導者たちも同じく木星圏に飛ばされているのだ、
特に鉄仮面やカガチ党の一部は問答無用で冷凍睡眠装置で眠らされている、二度と眠りから覚めないように厳重にするほどだ、流石に【無人虐殺兵器バグ】を使ったVガンダム世界のベスパと鉄仮面率いる特殊部隊の多くは殺されないだけでもまだましであった。
だからこそだ、指揮官クラスの人材不足のために、経歴や人材で真面な連中だけでも冷凍睡眠から解放するか、また木星配備の人材を持ってくるのかを火星政府は軍の上層部と共に話し合っていた。
「ですが、相変らず、兄上と姉上の二人が、未だに冷凍睡眠のままです、あとジオン派閥にも呼ばれてない連中も多いのですよ」
ガルマの言うことはなにも間違いではない、実際に組織力という意味では、ギレンやキシリアを冷凍睡眠から呼び覚ますのはアリだと思っている連中は、ジオン派閥の中にけっこういたりする。
元々一年戦争時においてジオンという国が連邦とまともに戦えていたのは、ギレンの手腕とキシリアの情報機関の成果のおかげでもあったからだ。
だかそこはデキンがガルマを何とか抑えるために声をあげる
「だがな、ガルマよ、ギレンもキシリアもな、この状況で呼び出せば、どうなるか、分からぬお前ではあるまい、現にギレンやキシリアは呼び出すと、確実に地球の一部の勢力とつながって、第三勢力して、こちらに牙をむいてくることは、間違いないのだ」
実際にギレンにしてみれば、ただでさえ、多い人口問題を戦争によって減らして、その後の人口管理も地球の管理もなにもかも、一人でやろうとしていた計画書がギレン死亡後に発覚されていることからも。
今次大戦では絶対に呼ばれることはないと、デキン自らが語っているのだから仕方がない、ギレンもキシリアもガルマやデキンがいる事がわかっている上に、もう一度チャンスがあるとすればBETA大戦後であるのは、火星政府の上層部もそれは分かっていた。
つまりだ、ギレンもキシリアも二人が冷凍睡眠に入ったのは、ほかの部下たちに任せても問題ないと判断したのだ、だからこそ今も木星圏内で静かに冷凍睡眠で眠っているのだから。
だかそれを知らないガルマにしてみれば、ザビ家が一斉に集まるのであれば、問題ないのではと議会で発言はしているが、やはりいまだにガルマは精神的にも幼いのは仕方がない、イセリナと結婚して若干精神的にも安定はしているが。
結果は人生経験が多いほど、この手の議会はやりやすかったりする
「では、ならば姉上は、どうですが、姉上のキシリアならば、政治的にはなにも問題ではありませんか?」
だがキシリア・ザビにしても、ニュータイプの世の中づくりを目指しているのだから、それなのにニュータイプと思える被験者を実験施設に送り込んで兵士に使えるようにするとかまたキシリア・ザビの配下の殆どは良い噂を聞かない連中がほとんどであった。
特にマッチ・モード隊やエグザムの奪還部隊やグールズなどはキシリアの配下ということで散々現場でめちゃくちゃにした経歴を持つ人たちがほとんどであった。
つまり当然キシリアにしてみれば冷凍睡眠から覚めたら確実に元配下も一緒に呼び寄せる程度は言うだろうという事で、同じく彼らも冷凍睡眠で強制的に眠らせているのだ。
バスクもジャマイカン等一部のティターンズ兵士やエゥーゴ兵士達もこうして強制的に冷凍睡眠装置で眠っている連中は多かったりする。
いくら政治力があっても、危なすぎる連中は木星から呼び出せるわけではなかった。
そこへ、ガルマをたしなめるようにドズルは自らが話す。
「確かに兄上や姉キシリアが呼び出せない理由はわかるだろう。宇宙世紀のジオン軍時代でやりすぎた連中を多く抱えているのが、姉のキシリアと兄のギレンなのだ、実際にソロモンが落ちる前提で作られた作戦など、あとでどう考えてもだめだと分かっていたがな ははははは」
確かにドズルの言うことは間違いではなかった、実際に宇宙世紀の時代では、ジオン側は絶対にソロモンが落とされるわけにはいかないのに捨て駒にされたのだ本来ならば助かるはずの増援も出さずにだ。
ガルマとしては頭ではわかっているがだがやはり十年過ぎてもいまだにザビ家全員が呼び出されるわけはないと、その辺は割り切っているほかの勢力もいるのだ、特にティターンズ勢力は本当に表には出せないレベル荒事を問答無用でもみ消しているのだ。
それがグリプス戦後の軍事裁判で暴かれるのが嫌なために敵対しているネオ・ジオン側に装備丸ごと投降している部隊が数多くいるのだ、一部はテロリストになった部隊もある、これはハマーンが地球にあれほど早く侵攻できた、裏側であった。
実際にサイド3にいたジオン共和国軍の全ては地球連邦軍との約束でグリプス戦役に参加できずにいたのだから。
それにサイド3が完全にネオ・ジオン軍に譲渡されたのはダブリンにコロニーが落ちた後であり、それ以降、旧公国軍の残党や、サイド3の防衛軍なとが吸収された上に、再編されている間に、グレミー達が反乱を起こしたのだ。そしてガンダムチームにトップ連中や幹部連中が落とされて、組織が空中分解している時に、シャアがそのまま組織を乗っ取ったのが、シャア側のネオジオン派閥となっているのだ。
このようにジオン側でも色々な派閥に分かれているうえに、また余計に他の爆弾をいれる余裕は火星軍や政府にはないのが実情なのだ。
だからこそゴップは冷静に判断をしつつ冷凍睡眠から呼び出せる人材もすでにリストアップされてはいたが、それでもそのリストはガルマには渡されてはいなかった。
「それに、ギレンやキシリアを呼び出して、なにをさせるといのうだ、現状火星政府が支配している地域の総人数は50億人しかいないのだ、そのうちに地球側には10億人も出した後なのだよ、ガルマ君」
確かにゴップの言うことは間違いではないさらにだ木星~火星の間の補給路や木星圏の人間も合わせるとここから、十億人が引かれるのだ。
「それにだ、木星側にも要塞やコロニー群を派遣しているのだよ、十億人もの人間が行って我々の補給路を確保してくれているのだ。」
確かにその通りであり、大量の艦艇やモビルスーツを作っても、乗れる人間がいなければ、ただの箱でしかないのだ、また宇宙世紀の技術のためにいまだに核融合炉には【へリュウム】3が必要なのだ。船団の護衛用のモビルスーツの開発や護衛船の開発も必須なのだから。
「そうだな、モビルドールプログラムは確かにドクターJ達の技術者が作って地球では試作運用されたが、たったの2回程度の実戦データしかなければな、そうは思わないかねジャミトフ君」
「はい・・・ゴップ議長のいう事は分かりますが、無人機の扱いであそこまで変わるとは、技術者という存在は少し厄介ではありますな」
ジャミトフもゴップにそう言ってうなずくしかない、確かに無人機はどの派閥も望み、その結果それを作れる人材をマークによってスカウトしてもらったが、だがドクター達は、どんなにこちらが望んでもそれ以上のモビルドール化の技術は出さない上に、
二回の運用データや戦闘データ諸々どこかに隠したのだ、これによってさまざまな勢力は事実上独自に無人機の製作の目入れは出しているがやはり何かしらの無人機の試作機を作り出すとドクター勢が確実に邪魔をしたうえでその設計データや試作機のデータごとを完全に消去しているのだから。
「本当に厄介だよ、あの科学者たちはね・・・だが無人化の配備がなければ地球のアンバール地方の味方の疲労度がたまるからね」
「確かにそうだが、ジオンだってこうして、連邦側と技術協力してなんとか作り出そうとしているが、あのドクター達の技術で技術で」
ガルマだって腹立たしいのだ、無人機の開発は本当に鼬ごっこだったりするのだ。
だが火星側にしてみれは五十億人しか存在していないのだ、いまだにモビルスーツの武器性能が圧倒的に上だから助かってはいるが。
それが将来的にも絶対性があるとは言いにくいのが地球や月の現状であり、そのために無人機による完全なモビルスーツ部隊を作り月面のハイヴなどに突入させるなどの計画があるのにもは関わらずだ。
どうもウイング世界の人間の多くは、モビルドール計画に嫌な思い出しかないらしいが、このマブラヴの世界ば必須の計画であるのは間違いではないのだ、だからこそ、なんとか手持ちの札で彼らを説得できないかという、会議を今も行っている最中なのだ。
こうして火星側の議会はいまだに答えを出さずに、議会は進んでいく、無人機計画以外にも様々な計画書があるのだから、一つに絞っている状態ではなかったりするのだ。
「さて・・・諸君第二ハイヴかまたはもう一つのハイヴの攻略戦のための会議をしようじゃないか、実際にアンバールの近くのハイヴは我々の負担の一端となっているからねジャマでしかないそれに・・・地球側にも火星軍の力のみでハイヴを攻略したという成果を見せないといけない頃だからね」
実査にゴップが言っている事は間違いではない、だからこそアプサラスⅢやライノサラスなどジオン系のモビルアーマー系を再設計と量産の体制をようやく整いつつあったのだ。
皆の手元にはアプサラスⅢの実験データや様々なデータがちゃんと入っており、宇宙空間でのアプサラスⅢのハイメガ砲の試射データなど月から飛んでるハイヴを打ち落とすデータも存在はしていた。
ライノサラス機は地上のアンバール地方に配備されているために、それらの実戦データもゴップ達はこの議会で確認している、これらの兵器を持って量産化するのか、それとも・・・FAZZ機の大量生産なども火星政府が承認してようやく量産化がするのだから色々とやることが多いのだ。
「ジオンが一発逆転を目指して作られたジャブロー攻略する予定のアプサラスⅢの大火力が今ではハイヴを攻略するために必要な大火力となるか皮肉だな」
「そういうなよ、ガルマよ、我々のジオン側の技術や作られたモビルアーマーが優秀なのだからな」
実際にこのハイヴ攻略戦に間に合わせるように「ネオ・ジオング」の一機だけがあと三か月以内で完全に調整したうえで、使えるレベルまでもっていくというのがシャアやガルマに現場からの報告書として上がっていたのだから。
実際にシャアはこのために自分用に調整された「赤いシナンジュ」とそれに合わせるように作られた「ネオ・ジオング」に搭乗したことで開発スピードもわかっていた。
重量なども最新式のミノスキードライブを搭載することで、地球上でも空が飛べるうえにジェネレーター出力も大幅なアップにもつなげていた、また装甲素材もウイングガンダムで使われていたガンダリュウム合金を使うことで大幅な重量を削減することに成功していた。
この辺はウイングガンダムの技術者達の協力もあってなんとか装甲素材は作られている、実際にモビルアーマー系などはウイング側の技術者たちは何とも思ってはいなかったようで、無事に技術革新した機体の一つでもあった。
こうして火星政府初めての地球で行うハイヴ攻略戦のために、どのハイヴを攻略するかで火星の議会は議論を進めていく。