新訳・転生マブラヴ オルタネイティヴジェネレーション移設版 作:うさぎたるもの
時系列は少しだけ戻り、火星政府がいまだに地球のBETA大戦に参加するためにさまざまな機体や補給パーツや物資などを大量生産してコロニーやルナツー要塞に貯めていた頃に地球側では【1981年】スカンジナビア半島に侵入したBETA群が【フィンランド領ロヴァニエミにハイヴの建設を開始した】事で、欧州側は【ダンケルク作戦発動】したのだ、BETAの西欧州進攻を受け、欧州各国は文明・民間人をアフリカ、南米、東南アジア、日本、アメリカなどの国々に脱出させる作戦であった。
本来の作戦である【ダンケルク作戦】は以降、正史の歴史ならば1984年まで継続していた。それが火星軍との協力の下になんとか民間人などは殆どは救出には成功していたが同時にその避難場所の軍港はあり得ないほどの人々が集まっていた。
なんといってもここにはすでに生産配備されたばかりの【ヘビィ・フォーク級・陸上戦艦3隻】と火星政府と様々な交渉した結果、地球側に許された一部の兵器のみ限定で各国ではライセンス契約生産され始めた61式戦車3個大隊や自走砲三個師団が平然とその腹に抱え込めるほどの巨大な陸上戦艦が堂々と軍港に居座っていたのだから。
それを上げる難民キャンプの人々は何かしらの言葉や相談をはじめていた。
「これが・・・火星軍の船か」
「しかもこれ陸上も走れるらしいぞ、姪のいとこが入ったフィンランド軍隊の戦車乗りが言っていたぞ、なんでもあの巨砲を大量に打つことでなんでも最前戦でも支援砲撃が届くらしいぞ」
「ほんとか・・それは・・・だとしたらここに俺たちの祖国に堂々とあんなものを立てたにっくきBETAどもはここにはこられないというわけか」
「そうらしいぞ、俺達が最近安全でちゃんとテントで寝れたり食料が届けられるのも、火星政府がああしてこんな所に軍隊を送ってくれることで、国連の野郎が横暴するのを未然に防いでいるっていう噂を聞いたことがあるぞ」
「それは本当だぞ、ここにいた奴から聞いた話じゃ前の難民キャンプは三日に一度は食えればいいらしい程度だったが、しかも一食だと聞いたけど、今のように三食毎日食べれるなんてありえなかったらしいぞ、それに大量の餓死者も出ていると言われてあの丘にはそれの死体を埋めるために大量に難民が墓ほりための穴を掘っていたからな」
「そういえば・・・お前はここでのキャンプの一番の古株だっだよな」
「そうだぜ、それに情報に疎くないとこんな所じゃあ・・・すぐに死ぬからな、俺はいとこが軍人だから、まだ飯は食えていたが、それも隠れて食っていたほどだ・・・わかるだろうそれの理由すらはよ」
「・・・・・・戦術機に乗っているのかお前のいとこは・・・だから・・・多少のお目こぼしが効くという事か」
「そういうことだ・・・戦術機のパイロットになった家族や一族は今の時代は手厚く保護されるからな、一族から優秀なエースやベテランが出てみろ、その血族を何としても国は守るだろうが」
「確かにな」
実際にそれほどまでに戦術機のパイロットの適性は1,000分の1と言われるほど難関な狭き門であった、だからこそ国側としても戦術機のパイロットの家族や恋人または親戚筋をまもるということは、今より後にその一族から戦術機パイロットの適正を持った子供などが生まれる可能性が高いからだ。
実際に東ドイツや西ドイツもBETAの最前線国や前線国ではこのような対処が撮られることが多かったのだか、そこまでして守る血族の多くは実際に未来の世界においては、多くが戦術機のパイロットになれた連中が多かったりする。
だからこそ自国の難民をよその国に逃がすのは実際に最終手段ともいえたのだ。
だがハイヴが作られている以上はどうしようもないために、こうして難民キャンプが脱出地点の軍港や基地沿いに大量のテントが作られるのも仕方がないのだ。
そんなさなか噂になっている【火星政府の難民救済作戦】の参戦は本当に避難民や難民に対する火星政府だからこそ、避難民と難民の多くはこの軍港近くが一番安全と分かっているために次々とやってくる避難船や避難民を乗せるためにやってくる輸送に特化したミディア級の輸送部隊を待っていたのだ。
海からはヒラヤマ級と呼べる宇宙世紀で地球連邦軍の海軍が使っていた、超ド級の大型空母も佐渡島、硫黄島、マダガスタル島の三島でようやく量産化された4隻をフル活用して、難民や避難民の多くを抱えて、海側を使って色々と手伝っているのだから。
そして空からは低空飛行ではあるがこちらも火星政府が手に入れた三島から生産され始めた【ミディア級輸送機】が30機の編隊で空から軍港の近くに次々と降りていくことが出来た、時々はレーザー級の照射を何度も受けてはいるが、そもそも対レーザー用の技術を付与されたミディア級にの装甲に傷すらつけれないのが実情だったりする。
護衛として【改ペガサス級】トロイホース級に契約者達のガンダムタイプのみを乗せて護衛をさせているのだちなみに下駄の装備と実戦訓練は忘れずに契約者達も戦っているのだから。
実際にBETAの10,000程度の軍勢であれば、改ペガサス級二隻の戦力がいれば、簡単に倒せるレベルになりつつあるのが、今のBETA大戦で有った。
実際にゲタと呼べるモビルスーツを運ぶ飛行機擬きを使うのは契約者の多くは嫌がるのは無理はなかった、だが対レーザー用の技術が付与されていると聞いて、恐る恐る乗って、実戦で一度のレーザーヤクトでレーザー級のレーザーを防げるようになるどころが、即時の展開力が違ってくるのだからそれは仕方がない。
最初は嫌がられたがそもそもレーザーヤクトのように迅速にその場所で行くとしたら、第一世代のモビルスーツではどうあがいても無理なのだいくら若干の改修などで総重量が減っているとはいえ基本的にはバックパック装備型が当たり前なのだ。
推進力で飛ばし続けることも第一世代機では無理なのだから、だからこそゲタである
そしてなによりもだ、ミディアは旅客機としても使えるように変更は可能なのだ、実際にコンテナ部分を変更するだけで旅客機にも化け物じみたペイロード160tとかなりの物資を輸送することが可能であるその上にさらにVTOL機能も持つため滑走路の未整備な最前線への補給活動には最適であった。
結果として補給も避難民も難民も併せて、比較的に輸送任務の作業はほとんど完了していたのだ。
さすがにこの間にも何度かBETA側の襲撃はあったが一回の襲撃に出てくるBETAの数も3万程度しかないわけでそうなってくると護衛任務として就いている契約者達は必然的に何度が拠点防衛用や整備のために拠点で整備が終わり次第そのままゲタをはいたまま、BETA戦へ突入はしていくがその部隊のマーキングは地球側にもわかるように元々契約者達がいた部隊やその契約者のパーソナル・マークが書かれるのが基本事項となっていたのだ。
つまり4回目の襲撃は元東ドイツ最強の666中隊のマークが入ったガンダム中隊と陸上戦艦からの砲撃支援や地上にされたばかりの量産型ガンタンク改60機の砲撃を食らってしまてはいかにBETA側とは支援砲撃を打ち落とすレーザー種が発見されると、髑髏のマークが入ったトルネードガンダム3機が突貫してバックパックのビームガトリング砲やビームキャノン砲や手持ちのビームライフルをバーストショットモードでその場にいたレーザー種はビームの弾幕によって簡単に消滅してしまった。
それ以降は続いている戦車級、要塞級、突撃級も完全に地球側の気温や気候に調整された弾幕を張ることに特化したビーム・ガトリング砲の威力を前にすれば、たったの一機ですら500程度は軽く倒せる威力を持っているのだ。
それが契約者が載っているトルネードガンダムというモビルスーツは、その機体性能を戦場で見てしまった以上は地球側としても、いち早くこの機体の独自生産の許可がほしかった。
さすがにガンダムタイプは第一世代としても、十分地球側に交渉の材料使えたのだから、早々に渡すことはできなかった、日本帝国は足元になるために色々と便宜を多少は図った程度である。
それ以外では地球側が切実に欲しかったのはミディア級輸送機であった。
あの化け物ペイロードはどの国にしても魅力的なのだ、モビルスーツを3機以上運べるうえに、それ以外でも十分に前線基地や最前線基地にもあり得ないほどの補給物資を迅速に運べるのだから、だからと言って現状のミディア級の生産ラインはすでに地球側にできた火星軍の補給基地並びに施設でしか作られてはいないのだ。
だがそれでも、ほかの国々は、その火星軍が現状使っているミディア級までも売りに出してくれと早く売ってほしいと火星政府と軍隊に打診し続けていたのだ。
「われわれ火星側が地球での補給路を完全に抑えるにはミディア級やガルダ級が必須なのは我々もわかるが、地球側も欲しいのは当然だろうな、だからこそいまだにミディア級の販売は地球側にはやめているのだからな、戦車とガンタンク程度の技術漏れは問題ではない、あれはあくまでも支援砲撃に特化したものだからな」
実際に戦車やミサイルバギーやホバートラック程度は、火星側も地球側に技術を売りに出していいと判断していた、実際にこれ以外でもモビルスーツの武装程度はそれぞれの国で大量に買われているのだから。
火星政府の上層部と軍の上層部もこれ以上の地球上にハイヴが増えるのを阻止してハイヴを攻略することで動いているのだから、だからこそのライセンス契約であり販売だ、流石の火星政府の政府側の重鎮である。
ゴップ提督すらも、これには黙って要られなかった、そもそもこの輸送機を一時的に貸したのはあくまでも人道的立場によって【避難民】と【難民】を戦争地域から逃がすことであり。
それを地球上の実質1つの国が独自生産しその販売を認めるということは、物流や補給という点においても火星政府側としてはどうしても我慢が出来なかった。
だからこそ次の地球と火星の議会【1984年八月の国連の緊急総会】にて火星軍が使っている【軍事兵器の生産】という話においてゴップ提督自ら地球に下りて、色々と議会工作をしたことで比較的に安くこちらが決めた値段にて【ガンペリー】と【61式戦車】二つだけではあったがことがことだげに各国にこちらが用意した、生産ラインをその場所まで護衛として【契約者達の船】で守り【ガンペリーの生産ライン】の場所をはっきり分かるようにすることが条件であった。
ミディア級よりも輸送能力は落ちるがそれでもモビルスーツや物資を前線基地に運べる能力は十分すぎるほど持っているのがガンペリーと呼ばれる大型のヘリコプターである。
実際に火星政府としてもこちら側でミディア級を作り続ける負担は輸送機部門に多大なる、負荷をかけていたのだから、それを減少するのであれば、ミディア級の代わりにガンペリーの量産体制を地球側の各国の特定の場所に限定させたうえで作ってもらったほうがその分技術者や製造部をほかの部署に人材を回せるのだから。
しかも【ガンペリー輸送機の一機あたりの値段は1000万円】であった、61式戦車の方も現状の地球側が使っている戦車よりも圧倒的に、高性能の部品が色々と多い為に多少高くなったが、それでも【一両100万】という値段であったからだ。
また1年近く火星政府と契約した契約者達の給料の大半は自国の国々ために自らの給料を使って量産型のガンタンク改か、または量産型ガンキャノン改を1機程度は仕入れていた、国によっては契約者の役割などが違うためでもあった、世界中からパイロットを集めたり他には整備兵や警備兵や基地の維持管理側などに地球の人材を使っているのだから、給料によって違いが出てもおかしくはなかった。
それに契約者達の給料も基本は階級分けで決まっている、中にはBETAの撃破数によってボーナスが増えたり減ったりするが、それはマークのポケットマネーから出されている物であった。
契約者や火星軍がBETAを撃破しても資金や資源は入るようになっているのだ、これはマークが軍隊という一つの大きなシステムに入ったことで、Gジェネシステムもそれに合わせて変化したと判断したのが火星政府の見解なのだ。
つまり今は資金と資源を無限に生み出せるマークが契約者のボーナスや給料を支払うようになっていた。
「金は天下の周り物というじゃないか、マーク君、資源も資金も君の中で止めるのはいいが使ってある程度の流れを生み出さないと、経済というシステムは維持できないからね」
ゴップの言っている事はなにも間違いではない、大量に生み出し資金と資源をマークが持っていてもそれは使わなければたたの無駄でしかないと言っているだけなのだ。
そんなこともあり、今はマダガスカル島・硫黄島・佐渡島方面の三島で地球側の契約者の技術者や整備士を育ててはいるが、いまだにモビルスーツ等を触ってようやく半年程度しか育てていなかったからである。
だからこそ前線国家や最前線国家の整備士達は整備マニュアル通りにガンキャノンやタンクの動力炉は高性能バッテリーで動いていると分かっているために、各国はまず最初に他の部分は一機か二機は問答無用で、完全にばらばらにばらしており装甲素材・衝撃吸収素材など、さまざまな新しい技術が詰め込まれていたのが【量産型ガンキャノン、ガンタンク】であった。
また各国はバラバラにはしていない新品同様のガンキャノンやガンタンクはある程度の編成にまとめられた、そしてどの程度の武装を使って既存の第一世代型の戦術機と戦ってもどの程度の戦力で勝てるかとか色々と実験する、【極秘実験部隊】が極秘裏に各国の肝いりで作られていた、こうして1か月が経過したある日。
1984年 7月20日 佐渡島のMS訓練場の会議室でロンド・ベル隊所属のマーク中将から呼び出しを受けた契約者のメンバーが集まってた。
中には歩兵から異例すぎるほどの抜擢を受けた、東ドイツの歩兵【ヴィヴィ・シュバインシュタイガー少尉】もその中にいたのだ。
この子は元々基地の警備兵として契約者と政府と契約した者であったが、マークの遊び半分の提案によってモビルスーツのシミュレーションでやったところ、戦術機の乗り手としては素質はなかったが、モビルスーツの操縦する素質は持っていたようで、その日のうちに警備兵からパイロットに変更された異色の経歴を持っていたりする。
ちなみに同じ警備兵のクルトは戦術機とモビルスーツの素質は両方持っていないために、今は佐渡島の一つの警備部隊を纏める警備隊長のポストに入っていた。
その為かヴィヴィは初の戦場は1か月以上前に火星政府主導で行われたダンケルク作戦時において、難民達を助けるために改ペガサス級グレーファントムに配属されてトルネードガンダムに乗って10,000のBETAの軍勢の中でなんとか生き延びた程度の実力でしかない、彼女の機体は佐渡島で大破中で修理が行われている最中でもある。実際にこれだけでも十分な戦果でもいえるが。
だからこそヴィヴィだけはこの500人以上の契約者の中で顔をしたに向けて、マーク中将閣下からの呼び出しで顔面が真っ青になっていた。
『私・・・降格されるのかな・・・それとも・・・・・・契約者すらやめてきっとBETAの餌として・・・最前線の戦場で武器もなしで放り出されるのかな』
とヴィヴィは思いつつ、顔をしたに向けていたのだから。
そんなさなか、ヴィヴィが現在恐れているマーク中将閣下が大会議室に現れていたのだから。
「契約者の皆、すまない、折角の機体の訓練中に呼び出したのは、色々とまずいと思っているが、これは火星政府と君達地球側の国連が決めた、決定事項だ」
そしてとある地方の地図を契約者達に見せる、そしてその地図にはとある記号が書かれているのだ、そしてその記号は軍人では誰もが知っている記号なのだ。
つまりハイヴの記号である、そこの場所にハイヴが立っているという地図上の記号を契約者達になぜ今頃見せるのかという、意見や考えがこの大会議場に呼ばれた連中の頭の中では考えられていた。
だがアイリスやベアトリクスやそれ以外の一部の士官達の多くは、まさかという感じでマークをにらんでいたのは仕方がないことでもあった。
「我々ロンド・ベル隊第二分隊は、10月25日にフィンランド領ロヴァニエミ存在するハイヴ攻略するための作戦に投入されることが決まった、よって君達は現状の母艦のまま待機だ、第二隊の旗艦の【ネェル・アーガマ】と共に戦場を移動することになる、たがハイヴ攻略時に連れていける契約者の数は120人が限度だ、改ペガサス級の搭載量は一隻当たり12機だからな、お前達言っている意味は分かるな、お前たちの母艦は今日からドック入り中だが、それぞれのパイロット達の交代要員達がそれぞれの母艦に乗っていた者達が多くいるだろうが、席は決まっている8月20日までにハイヴ攻略戦時のメンバーは決めておきたい、連携も必要だからな」
「寝るところは、現状は佐渡島になるからな、また、わかっていると思うが、地球側の君たち専用の整備兵達も一緒に改ペガサス級に乗って戦場に来てもらうぞ、我々でも十分に整備は可能だが、今後の戦局によっては、君達がMSを運用する立場になるからな」
マークの言葉にこの島に集められたメンバーの中では一番驚いたのはやはり【テオドール・エーベルバッハ中尉】であり、【アイリスディーナ・ベルンハルト少佐】【ベアトリクス・ブレーメ少佐】【カティア・バルトハイム少尉】の3名は冷静にこの説明を聞いて自分達なりに必死に感情を抑えていた。
この3名は元シュタージュが2名そしてそれにあらがう物が1名いるのだ、この位の事では驚かないようにポーカーフェイスが当たり前になっていた。
だが【イブラヒム・ドーゥル中尉】【フィカーツィア・ラトロワ少尉】【篁裕唯大尉】等多くのベテランパイロット達は黙るしかない、戦術機とは違うモビルスーツしかもガンダムを任されるほどの腕前である。
1名は若干強制的にガンダムに任されたことで大破させているが、だからこそ
「確かに機体性能はあのアメリカが作った第二戦術機よりも圧倒的に上だ、それは分かるが、あのハイヴを攻略するだと」
「あの数をどうにかすることが出来るのか・・・火星軍は・・・いやできるからこそのハイヴ攻略戦か」
「上官は私になにを期待しているんだろうか? 私はまだ少尉どまりです」
実際にそれ以外でも様々な声が議会中に響きわたるのは無理はない、ハイヴの攻略は地球側では挫折したのだから、第3計画に付き合わされて、確かにハイヴの中の一部のデータは手に入れたが、今回攻略するのはそのデータがあるハイヴではない、つまりノーデータでハイヴ攻略戦に挑めという事であった。
実際にここ以外でもアンバール地方に近いハイヴを落とす計画が上がっていたが、それは国連によって却下されている、確実にG元素があると思えるハイヴだから作られて新しいハイヴならばいくらでも壊してほしいと思っているのがアメリカという国である。
だからこそテオドールの態度も悪くなるのは仕方がない。
「チッ・・・、どういうことなんだ、上は、俺達に死んで来いとでもいうのか」
「落ち着け、テオドール中尉、確かに我々中隊は一度は三箇所に分断されてしまったが、その結果ある程度の安全地帯で今まであの機体の実戦訓練等がある程度まではできたのだ!!!」
アイリスの言っている事は何も間違いではない、実際に1か月程度の訓練機関やその後の実戦訓練等でトルネードガンダムをうまく扱えるようになっていたのだから。
「そうね、やっぱり、アイリスの所は馬鹿なのかしら、自分で考えようともしないなんて、地理的に見ても、戦術的に見ても、あそこの奪還は利にかなっているわ、それに火星軍の戦力とここにある機体ならば」
そんな会話に割り込んできたのがさっきまで顔面が真っ青になっていたヴィヴィであった。
「確かにそうです、私は、今まで歩兵でしかも戦術機の適性検査で落ちてしまいましたが、結果的にガンダムのパイロットになれたんです、クルトさんにはお礼をいわないと私と一緒に警備兵の契約者になれたのはクルトさんがいたおかげです」
クルトという面倒見がいい警備兵が色々と持っているコネや人材をフルに使って契約者の試験の枠に自分とヴィヴィを押し込めたのだから、本当にすごい人材と言えるのだ。あの東ドイツという国では。
そしてソ連のパイロットである、ラトロア少尉も同じく、さまざまな意見を言っていたのだ。
「確かにあそこを取れば戦術的にも、多少は欧州戦線が楽になるから、ソ連としても戦略、戦術的には大いに助かりますが」
「日本としても世界初めてのハイヴ攻略作戦に参加できるのはうれしい限りではありますが」
篁家として武家の地位は日本国内ではかなり高くなっている、実際に日本の上層部では篁家の嫁として迎え入れられた娘の面倒も日本政府と近衛が護衛を張り付かせてみているのだから。
契約者と言っても国には1か月のうちに10日程度は休みが取れるシステムになっている、ブラック企業ではないのだから、だからこその情報漏洩や家族などが人質に取られる事を防ぐためにそれぞれの国は色々な対策を立てているのだから。
「こちらもだ、ハイヴを攻略するとは上は本当になにを考えている、確かに火星軍のおかげで若干ではあるが、こちらには天秤が傾きつつあるのだが」
実際にこんな事を言われて戸惑うのは仕方がないが、事実ネェル・アーガマとアプサラスⅢが無ければだれもやらない作戦である、それほどまでに、無謀すぎる作戦でもあった。
無論この作戦の為に硫黄島側で契約者達の訓練用機として使っていた【ジムトトレーナー】をパワーアップキッドを使って【ジムパワードカーディナル】1個大隊、また射撃能力が圧倒的に高いが戦術機やモビルスーツの適正を持たない一部の契約者達の殆どは【量産型ガンタンク三個師団】に回すなど、色々とほかの島でも、やっていることはやっているのだ。
また、ブライト・ノア総司令が率いるロンド・ベル隊の本体も合流して行われる一大軍事作戦であった。
そのために予備戦力として、ルナツーやロンデニオンコロニー群からはラー級が10隻・クラップ級は20隻も多すぎる艦隊が地球上にて終結しつつあった、これは後詰艦隊として扱われる予定なのだから。
またこの艦隊の補給は当然のごとく、ドック艦のラビアンローズ級が行っているために作戦が発動されると同時に、この艦隊は大気圏をビームシールドによって突破して現場にて合流する予定がくまれていた。
そしてなによりも旗艦【ネェル・アーガマ】には、今も厳重に封印処置されている、モビルスーツ【ウイングガンダム改】と呼ばれる一騎当千型のMSであり、主兵装はバスターライフルであり、一撃で主要基地を破壊できるほどの火力がある。
なぜ封印かいえば簡単でマークが載りこんで単騎でBETAの100000の軍勢を一度バスターライフルの射撃3連発をして倒した実績がある、ただしまたフルメンテを行う必要があり、結果封印処理中という落ちがついていたりする。
つまりはこれを、今回の戦いでは使う予定なのだ、しかもマークが自ら乗ることで、元々はネェル・アーガマの運用はすでにオットー艦長に任せてあり分艦隊としても、ロンド・ベル隊内で、十分に艦長職を行えると程の実績が宇宙世紀には存在していた。
後の【ラプラス事件】と呼ばれる時は最後まで艦を持たせた上で、事実上連邦にも追われても最後には、ロンド・ベル隊の第二艦隊のトップになった人物であった、それに今回はユニコーンガンダムは本来の乗り手に渡して宇宙空間で最中調整中なのだ、現状はこの場所にもいないが、ルナツーでの改造が本格的に終わるころ合いなのだ、
このハイヴ攻略戦にはなんとか間に合うようにスケジュール管理されているために現在はルナツーの最後の出発予定便の【補給艦隊】の中に配属される予定であり、バナージ達にあえないのがマーク的には悔しかったりする。
実際に宇宙世紀の主力メンバーや主役級のキャラ達は火星から呼び出してルナツー要塞に配属されて、コロニー群の補充要員として火星からやってきていた、ジュドー・アーシタ率いるシャングリア・メンバー達は現在はコロニーの警備とアングレッサーチームに分かれてもらっているのだ。
シャングリラチームは、元ともはジャンク屋をしていた経緯があるためにそのようにパイロットや経営者としても活躍しているのがイーノと呼べる青年であった。彼はいろいろなところに気遣いができる青年でもあったので、現在は社長としても活躍しているのだ。
【カミーユ・ビダン】と【ファ・ユイリィ】と【フォウ・ムラサメ】など結構なパイロット達も呼び出して地球側のMSの訓練教員やロンド・ベル隊の隊員として色々と活躍してもらっていた。
特に教官役は、だれでもが務まるわけではなかったのだ、また上につまりは宇宙空間でもこれほどの大艦隊を動かしていることや、フィンランド側ではすでにここに配属されていたビックトレー級なども動かして、大部隊が動けるように今のうちに準備段階が行われていることも
この大会議所でマークが皆に見せている映像によって、段々とこのハイヴ攻略戦が本当に捨石のような作戦ではないことを会議室のメンバー自覚しつつあった。
「それでは、今までのようにこちら側は貸した機体は契約者達の愛機となっている、契約者の機体の整備はこの会議が始まった時点で開始されているから」
「すでに格納庫には君達の愛機は存在しないが、その分は基地の自らのロッカー整理やまた祖国に残してきた親友や家族などに通信が可能となっているために明日の起床時間までは君達は現時刻を持って自由待機とする以上」
実際に契約者達といっても、下手すると、そのままハイヴ中で戦うことになりえる為に、家族や友人などに別れの時間を作ってあげるのも、ある意味では上官として勤めであった、これはマークが火星軍に入った時に色々と学ばされた仕事の一つでもあった。
どのみちハイヴ攻略作戦はすでに国連を通して各国の伝わっているのだ今更機密もなにもあったものではないのだから、心残りがないようにするのも指揮官として勤めであるのは言うまでもなかった。
たたじ500人以上集められた契約者の多くはこれからはライバル関係となってしまうのだ、ハイヴ攻略戦の連れていける人間は立ったの120人しか無理なのだから。
それ以上は三島やアンバール地方など他の戦線にも影響ができると判断されたためでもあった。
こうしてマークは佐渡島の大会議室から出ると、旗艦であるネェル・アーガマのオットー艦長との会議に向けて歩いていた、そして契約者達は、各国にいる親友や家族または知人などにハイヴの攻略作戦に火星軍が出ることを伝えるために三島の通信施設がだんだんと混雑しつつあった。
こうして世界は火星政府と軍隊がただの野蛮なだけの集団ではないことや軍隊として本当にハイヴを攻略できるのかも心配しつつ、その日が来る前に、火星側と地球側の8月の議会が始まろうとしていた。