新訳・転生マブラヴ オルタネイティヴジェネレーション移設版 作:うさぎたるもの
マークが言ったとあるハイヴ攻略戦ために少しで心残りがないようにそれぞれの国では親友や知人も、親戚、血縁者がいる連中は祖国にテレビ電話をしていた頃。
東ドイツ側のメンバーが急遽マーク中将からのダイレクトメールで盗聴や録音ができない特別な会議室に呼ばれたのは、以下のとおりである。
【テオドール・エーベルバッハ】【アイリスディーナ・ベルンハルト】【カティア・ヴァルトハイム】【グレーテル・イェッケルン】【アネット・ホーゼンフェルト】
【シルヴィア・クシャシンスカ】【ファム・ティ・ラン】【イングヒルト・ブロニコフスキー】【ヴァルター・クリューガー】そして整備兵士達代表の【オットー・シュトラウス】は驚きを隠せなかった、実際に整備士代表以外は東ドイツ陸軍が用意した強化服を着た状態でいるが、普通に国籍を考えればいるはずのメンバーがここにはいなかったのだ。
実際にこの第666中隊のメンバーは純粋に東ドイツ国籍の連中を探すのが面倒になるほど少ないのだ、それなのに義理の妹の【リィズ・ホーエンシュタイン】がいないのだ、だからこそテオドールはその怒りの感情を表に出していた。
「なんでだ、リィズは俺たちの仲間だろうが、なんで呼ばれてないんだ?」
「それは分からないがマーク中将閣下から集まれてメールという機能で手紙が来たのは我々だけという事ではないか?」
「それにね、テオドール君、本来ならば東ドイツは反乱とかさせる可能性があるから絶対に同じ部隊に血縁者とか知っている人はいれないのよ、それが貴方が契約者になる前にここに配属されたあなたの妹は今でもここにいるみんなは【シュタージュ】の手先かまたはそこに所属したままここに来たのではないかと思っているのよ」
「ファム姉のいう事もわかるが俺の妹リィズは絶対にシュタージュなんかじゃない」
そんな口ケンカをしている時に呼び出した本人であるマークと【ベアトリクス・ブレーメ】【リィズ・ホーエンシュタイン】が黒い強化服を着てマークと一緒に歩いてこの会議出に入ってきたのだ。
「遅くなってすまない、色々と雑務をして、この二人に資料を見せて説得するのに時間がかかったからな」
そしてマークが持っているA5サイズの500以上はある分厚い本を2冊持っていた。
ベアトリクスとリィズも同じくマークが持っている本よりかは薄いが、それでもある程度の資料を持っているのだ。
だがそれだけではここにいるみんなは驚かない、その強化服の色と所属を現すマークが問題であった。
「な・・・・・・・・なんで・・・なんで・・・リィズが・・・そんな強化服着ているんだよ・・・俺たちの強化服はどうしたんだよ・・・なぁ!!!!!!!!!」
テオドールは一番精神的にダメージが大きいとマークは予想はするが、テオドールの言葉を無視して、話を進めるしかない、この話は火星政府と東ドイツ政府との間ですでに政治的に決められた話でもあった。
「つまりだ、リィズ・ホーエンシュタインは君たちに新たに配属された、カティア・バルトハイム並びに君たちの内部調査をする二重スパイの意味も込めて、第666中隊に配備されたと、元シュタージュでリィズを配備した上官であるベアトリクス少佐から話を色々と聞いた結果、火星政府と東ドイツ政府との間で、色々と政治的な取引があった」
「そういうことだよ、兄ちゃん、それにさ、兄ちゃん・・・私たちは西ドイツに亡命しようとして失敗した家族だよ、シュタージュに拷問とか受けたのに、そんな人物がいきなり東ドイツ陸軍きってのエース部隊の補充要因として、配属されると思うかな?」
リィズ・ホーエンシュタインのその無邪気な表情とは裏側に、その言葉は真剣であった。
「だったらなんで・・・なんで・・・」
「そこで考えが止まっちゃうのは兄ちゃんの悪い癖だよ・・・本当は分かっていたのに、考えないようにしていたとか・・・私が・・・私がシュタージュ入りする条件に兄ちゃんを助けるようにたのんだのよ、それに私のシュタージュの仕事は、表に出れば東ドイツ政府が転覆するほど問題な事を多いのよ」
実際にリィズ・ホーエンシュタインは一部の政治家連中や軍の上層部と自らの体を使って寝たり、疑似的な恋人同士や、結婚擬きなどを色々とやっていたのだ。
それはリィズ・ホーエンシュタインのスタイルがあまりにもよかったことや一度心が完全に破壊されたことで、シュタージュの人形となっていることも大きかった。
無邪気にこんな事を喋っているリィズの表情は全然変わってはいなかった、むしろをそれを当たり前だと思っている感じである。
「なんでだよ・・・・・なんで・・・・・・なんで・・・こんなことに・・・」
「だって・・・私は兄ちゃんがいればそれでいいんだもの・・・それ以外ならばこの体を使って東ドイツのいいえシュタージュの有利なることは何でもやってきたわ」
「だからね・・・今・・・私は怒っているんだよ・・・だってせっかく再会した兄ちゃんの周りにはたくさんの泥棒猫がいっぱいするんだもの」
流石にこれ以上はだめだと判断したのか、強化服に元々用意されている鎮静剤の注射がベアトリクスの判断によって問答無用で注射されたのだ。
「少しは落ち着きなさい・・・全く・・・この辺の暴走は・・・まだ収まっていないようね」
「どういうことだ・・・ベアトリクス・・・こんな茶番を見せるために・・・・マーク中将閣下を巻き込んだのか?」
「そうはおもわないわよ・・・だって、今の私の経歴は東ドイツ唯一の警察組織が用意した戦術機部隊の隊長だもの、それの部下にたまたまたこの子がいたという感じよ」
実際にベアトリクスは最初の契約者という位置づけである、それは世界的に見ても仕方がないことでもあった、火星政府がそれを積極的に宣伝しているのだから。
テオドール・ベアトリクス・アイスリの3人は最初の契約者として火星政府と軍隊がしっかりと宣伝に使っているのだ、東ドイツ政府もそれを受け入れる形で、事後承諾してしまったのだ。
「つまりは・・・今回火星軍がとある場所のハイヴを攻略する時は私達3人は絶対に呼ばれるのよ、それがどういうことなのかはアイリスもわかるわよね」
つまりハイヴ攻略戦の前の日ぐらいには正式な場所が発表されることになっているのだ、それにだもアイリスディーナもテオドールも最近は自分達の周りに他国のスパイや情報収集を目的として新聞記者が多く着ているのは知っているのだ。
「・・・・つまりは・・・そういうことなのかしら・・・」
「ええ、簡単にいえばテオドールの妹、つまりはリィズ・ホーエンシュタインの最初の配属先は最初から第666中隊に配備されたのが初めてとなる予定よ、履歴も何もかも関わったすべてのシュタージュ案件は完全に闇に消えるわ、すでに東ドイツ政府も要求を呑んでシュタージュが集めた機密情報は今頃・・全てどうなっている事かしらね」
「それは・・・いいのか?」
「それは仕方がないでしようね、世界が東ドイツと西ドイツの国をなくそうと動き出しているのよ、西ドイツ側も今頃はべつの会議室に呼ばれて、その話をしているでしょうね」
つまりは東西のドイツを吸収合併して、一つのドイツにしてしまえという感じに西も東も動き出しているのだ、この動きを作り出したのは確実に、火星政府と軍隊で有った。
当たり前の事ではあるが、すでにBETA大戦の戦後を考える国々も現れているのだ、つまり火星軍がBETAごとに負けるわけないと考えている後方国家が多かったが、一部の最前線国家や前線国家もこの考えであった。
そしてドイツと言う国も今の時期に一つにまとめてしまえばいいのではないかという考えが国連議会や国連に参加している国々も思っていたのだ。実際にドイツという国は国民が2つに分離してしまった、そしてBETA大戦で結構ダメージを受けているのだ。それを立て直すために支援する資金や物資の量を考えると、どうやっても2つの国を一つにしてしまった方が安上がりなるのだから。
それの第一段階としては英雄を作ってしまえばいいが、その英雄の過去があまりにもひどければどうすればいいのか、簡単である、過去全てを消してしまえばいいそれだけであった。
「そういうことだから、元シュタージュのリィズ・ホーエンシュタインの資料はすでに火星政府に存在してないわよ、今はあなたたちにはこの資料を渡すから、彼女のカバーするための履歴よ、しっかり読んで頭に叩き込んで頂戴ね」
「・・・本当に茶番だな、それでいいのかベアトリクス・・・貴様の理想は・・・」
「わかっているけど、私の理想よりも確実にドイツという国が誕生するのよ、それにケチをつけるほど私は壊れてなわよ」
「・・・そうだったな、ベアトリクスは貴様はそのような感じだったな、だが前よりもとげがいいや・・・なんでないだろうきっと気のせいだ」
「そうかしらね・・・アイリスディーナの考える事は当たっているわよ、だって政府の連中や一部の軍のいうことを聞くよりましでしょう」
「そうだが・・・ならライバルだな・・・ベアトリクス・・・」
「そうだけといいけど・・・彼は、私に強い敵意を示しているからそれが大変だわ」
「それはあきらめてくれ・・・だがベアトリクスのタイプが彼だったとはな」
「それは私が思っている事よ、アイリスディーナ、まだシスコンは治っていないようね・・・兄を好きになるのはいいけど・・・ちゃんとしなさいよ」
「ふふふ それはこちらの言い分だろう、もしシュタージュなんて組織がなければ、私の姉か妹になっていた存在なんだしな、ベアトリクスは」
「「こんなのと・・・家族なんて・・・・」」
こんな会話をとベアトリクスの二人は近くで話しているが、その会話にだれも話をついていなかった、それは仕方がない、今は一秒でも早く新たなリィズ・ホーエンシュタインの履歴を頭の中に入れる必要があるからだ。
実際にマークが持ってい分厚い資料はリィズによって直接配られた資料中には外に持ち出し厳禁な危険な情報が多く書かれていたのだから、特にハイヴ戦やその後のドイツと言う国の立て直しや看板部隊の設立など、色々と書かれていたのだ。
「わかったと思うが、君たちの部隊も新しくできるドイツの名の国で看板部隊の一つになる予定だ、つまりは政治的な意味も込めてハイヴ攻略戦には第666中隊と警察部隊の2つは確実に席はあると考えてほしいが、同時に1か月以上もあるんだ、腕を上げていなければ名前だけで席はあってもハイヴ内は連れていけないからな」
「「「「「「「「「「「了解」」」」」」」」」」」
「では解散してもいい、自分はまだ会議があるからな、ただしアイリスディーナ、テオドール、ベルンハルトの3名は資料の回収並びに、その資料を作戦室まで運ぶこといいな」
「「「了解です」」」
こうして結局東ドイツ側の多くは深夜の2時までこの会議室を使うことになった、主にリィズ・ホーエンシュタインの事や新たにできるドイツという国をそれぞれ思い浮かべながら、その考えを会議室内で話すことしかできなかった。
こうして東ドイツ側は色々と話し合いで自らの考えを出していく、またベアトリクスもなんでシュタージュという組織に入ったのかその理想をこの会議室内で話していたのだか、それは遅くなって仕方がない。