新訳・転生マブラヴ オルタネイティヴジェネレーション移設版 作:うさぎたるもの
1985年2月20日頃には旧ロヴァニエミハイヴ周辺に一大軍事拠点と施設が国連軍主体で火星軍の力も借りて無事に作り終わっていた。
施設や軍事拠点等、物資は多くは火星軍が持っているミディア大輸送部隊とその指揮用に用意されたガルダ級三隻も投入していたのだから、終わって当然なのだ。
そしてフィンランド周辺の地域の防衛力は火星軍今や地上の主力として配備が進んでしまったライノサラスと陸上戦艦とガルダ級が配備されてる基地は完全にフィンランド亡命政府が火星軍の戦力をあてにしたために土地ごと貸し出したのだ。
ソ連領アルハンゲリスク州ヴェリスクハイヴから出てくるBETA群勢を倒すのも火星軍と国連軍の両方に使われていたのだ。実際にフィンランドとソ連は地続きであるために、十万規模のBETAが一週間おきにやってくるのだ。
その間には妨害用の地雷などは存在してない。半年もBETAの勢力系内で有ったのだ。地雷や植物も何もかも綺麗に消え去ってしまったただ広いだけの大地しか残っていなかった。
ロヴァニエミハイヴ跡地は国連軍の管理の元、一大軍事施設と拠点になっていた。これは少しでもハイヴ跡地から火星軍の使った兵器の一部やデータの入手並びとハイヴ内部の正確なデータが欲しかったこともある。
また地理的にも旧ロヴァニエミハイヴの近くにソ連領アルハンゲリスク州ヴェリスクハイヴとソ連領ベラルーシ州ミンスクハイヴの二つも存在している事で、火星軍もネプチューン作戦後からポーランドに色々と支援や戦力を振り分けていたこともありミンクスハイヴに近くの最前線国家となってしまったのが復興中のポーランド政府にそのような資金も資源も出せるわけなく。
ポーランドは【ビャウィストク地域】【ブレスト地域】【オルシャティン地域】の3か所の火星軍が一時的に軍事拠点として使ってもいいと許していた。そもそも国土の8割をBETAに奪われてしまったことで自国の軍隊の予算すらも国連に頼るのが実情の国だったのだ。
フィンランド方面軍がミンクスハイヴからでるBETAの軍勢を火星軍の力なしでは無理であるのは誰もがわかっていた。特にライノサラスの整備にはそれなりの規模の施設や軍事拠点が必須であった。
結果この3か所をポーランド政府から渡された火星軍はあの最初のハイヴ攻略戦時にもきっちりと仕事をしており、フィンランド地方に向かわないようにわざわざミンクスハイヴに攻撃を仕掛けて、BETA群の間引きをおこなっていたのだからすごいと言うほかなかったのだ。
また旧リトアニア国もミンクスハイヴから出たBETAによって一度は滅んでいる。亡命政府が国連内部にひっそりと残っている程度であるが、そこからもきっちりと火星政府は交渉をすることで、【ビリニュス地方】【ウテナ地方】そしてラトビア国もほぼ同じであるミンクスハイヴの近くにあるために、ソ連と欧州の支援によってなんとか踏みとどまっていた国だった。バルト海がBETA側に落ちればノルウェー側もよりつらい戦いをしなくてはいけないからだ。
ここで火星軍の力を借りるためには、【ダウガフピルス地方】と【ダグダ地方】にも火星軍の戦力を振り分けないと守れないほど戦力がなくなっていたのだから・・・。
この時のソ連は自らの国境を守る国々への支援を徐々に減らしていた時期でもあった、ソ連にしても自らの領土に2個以上のハイヴが乱立している上に第三計画のスピンオフ計画も始動していたのだから、資金が足りなくなるのはあたり前であった。
つまりこれによってラトビア国も実質BETAの勢力に飲まれそうになりかけたが、ロヴァニエミハイヴ陥落並びにその周辺のBETAも排除に成功した火星軍の実力を頼ってしまうのは仕方がない。
またロヴァニエミハイヴ攻略のために国連軍主体で集められた各国の軍隊の大戦力も無傷なのだ。ハイヴ内部に確かに入ってはいるが、その入ったのは火星軍が完全に制圧した事を発表した1週間後なのだから、仕方がない。
この間の火星軍はハイヴ内部に存在する火星軍の技術などにつながるモビルスーツの破損した武装や装甲の一部またはエネルギーパックを見つけては地道に処理をしていた経緯も存在していたのだ。
この時ハイヴ奥地にある反応炉跡地に徹底的にユニコーンガンダムのビームマグナムやウイングガンダムのバスターライフルによって破壊され尽くした後であった。
マーク曰く。
「あんなものを残して置ければ人類は、確実に第4計画を主導させますよ、香月博士がいなくても、今から第4計画が始まれば、BETA側との情報のやり取り位は可能になるほどの技術は蓄えますし、作れますよ」
「実際に俺達が並行世界から来たという証拠を今の地球の人類は確実に手に入れていますからね。ガンタンクやガンキャノン等モビルスーツや戦車などはこちらの技術では作れないものです」
確かに言われてみればそうなのだ。地球人類と似たヒューマノイド生命体しかもBETAを倒すだけの技術や戦力を有しているほか、交渉もできるのだ。どうせ地球側ではDNA検査技術もあるかもしれないと踏めば。
火星軍のDNAマップが地球人類と完全に同じであると分かってしまうのは、誰だってわかっていたことであった。
後に並行世界という単語も生まれるかもしれないと考えれば、当たり前の処置でしかない。
特に00ユニットなんて凶悪な物なんて生まれない方がいいと火星政府と軍上層部の判断であった。
あんなものが作れられる組織、また基地があるならば火星軍の全戦力を投入すると地球へ偵察する前に火星の議会で決められた決定事項で有った。
そんなわけでロンド・ベル隊は本隊も含めて佐渡島要塞の軍港に一部の艦隊を除いて集合していたのだ。
これには仕方がない、主に火星側の事情が入っていたりするのだ。いくらハイヴをハイメガ砲で吹き飛ばしたとはいえ、3百万以上のBETAを相手にしていたのだ。艦艇の物資もモビルスーツの武装も機体も小破・中破をした機体もそこそこの数存在していた。
それらのデータを捕るために機体や破壊された武装なども一緒にもっていくしかなかったのだ。だからこそここまで厳重に警備をするために集まっているのだが。
実際にこの軍港には宇宙へ艦艇が行くためのブースター施設があるために艦隊へ装備させる為に集まっていたこともあり、インド方面軍とポーランド方面軍とアンバール方面軍に回された契約者達以外が会議室に集合させられていた。
また一時期は50機以上を超えていたがライノサラスは【ポーランド方面軍】【インド方面軍】【アンバール方面軍】の3方面に再配備されていた。
あの陸上戦艦も同じく再配備に伴い分散されることになってしまったが、地球側では戦力の分散と言われているほどされていたのだ。
簡単にいえばウテナ地方には陸上戦艦2隻、ライノサラス型5機である。他には量産型ガンタンクも200機配備されている。
火星軍が作った仮の基地施設も陸上戦艦やライノサラス型を整備できる程度の申し訳ないレベルの基地施設である、レーダー装置はあるが基地には砲台が一切ないのだから、地球側が心配するのは無理はない。
その分飛行場や格納庫が多く作られていたりもした。特にゲタ系は頻繁にモビルスーツを乗せるために、その整備が大変であったり、飛行や着陸には最低でも十二機はゲタ装備型モビルスーツが着陸できるほどの広さがなければ話にならないのだから。
砲台がなくなったのは仕方がない。むしろ大量に配備されたガンタンク部隊が砲台の変わりをしている程度なのだ。
このような基地がポーランド方面軍には多くみられていた。また地球側も近くに国連軍主体で本格的な軍事拠点を作り、ポーランド軍を主体として一部の国連部隊が入ることでせっかくBETA側から取り返したポーランド地方の防衛力を高めている最中であった。
フィンランド方面軍はラー級とクラップ級はそのまま配備中であった。モビルスーツジェガンに多くのバリエーション機が存在しているために、大火力機などに装備の換装は簡単にできるようになっていた。
特にスターク・ジェガン機はフィンランド地方軍に多く配備されたジェガンが選んだ換装装備であったのは言うまでもない、スタークジェガンに搭載されている核兵器に匹敵する巨大ミサイル四発には対レーザー塗装をしているためにレーザー種のレーザー攻撃では巨大ミサイル四発を迎撃されないようにしているのだ。
このフィンランド方面軍が投入されている戦場でもスターク・ジェガン十二機編成による、両肩に装備されている巨大ミサイル四発が十万以上のBETA群に向かって飛んでいく。
「今回の出撃でもまた一緒の工程ですか・・・ジェス隊長」
「仕方ないだろう・・・我々はロンド・ベル隊に入っている上に火星軍としてきちんと地球を救うための戦いだ・・・こんなまっすぐに動くしかない脳がない化け物相手でもだ」
「でも暇っすよ・・・・・うちらは元々アングレッサーチームっす・・・・特に格闘戦用にチューンしたこのジェガンタイプをわざわざスタークにしてミサイルを化け物にたいしてぶっ放すだけ帰るだけの任務なんて」
「そうです・・・格闘戦がやりたいですよ 隊長ーーーーーーーーーーー」
そんなつまらない会話をしつつも、しっかりと巨大ミサイルはBETAを目視すると・・・そのまま先頭を走っている突撃級百匹の中心に行くとミサイル一発が自動的に爆発する。
そのミサイルの爆発を最後まで確認するのがこの部隊の連中の任務であった、最初のBETAの群勢の多くは下駄ばき装備でありなおかつ大火力装備持ちのジェガン部隊が担当するのだから。
そしてその映像はジェガンから衛星に送られて、彼等の現在の本部があるフィンランド基地に戦闘データが送られてそれらのデータが陸上戦艦や砲撃部隊のガンダンクが受信して、一斉砲撃をするというある種のルーチンワークがこの戦場では作られていた。
地球側に配慮していまだにミノスキー粒子の情報も散布も行っていない戦場であるのだ。
そしてその巨大ミサイルの威力は地球側が持つ核兵器と同じではあるが、だか核を積まないままこの圧倒的な威力をだせるのだ。
この巨大ミサイル一発で突撃級の群れの三分の二は消滅するのだ、たった一発でBETAを三千以上を巻き込んで倒すのだ。それが十二機に四発つづ塔載されているのだ。
40発を超す巨大ミサイルの威力によって十万近くのBETAは五万以下まで一気に削れ、残りは簡単である。砲撃部隊を中心に衛星のデータリンクをしたガンタンク部隊の一斉砲撃や陸上戦艦の砲撃によって十万は綺麗に削れてしまう。
無論始末としてライノサラスが投入され、BETAの十万以上の死体を全てハイメガ砲によって消し飛ばしている。これはここがBETA側と人類側との戦場になっていることからもBETA側に火星軍が使用している兵器類の情報を一切渡さないようにするための処置でもあった。
この時は小型種もいると考えて護衛のモビルスーツ小隊も何部隊にわけてライノサラスを守っているのだから火星軍の力の入れようがはっきりとわかる瞬間でもあった。
こうしてフィンランド方面軍は今日も決まったノルマを達したモビルスーツパイロット達を出迎えに行くのがフィンランド方面軍では恒例行事となりつつあった。
実際にフィンランドをBETA側から奪還して二か月以上も経過していた。