新訳・転生マブラヴ オルタネイティヴジェネレーション移設版 作:うさぎたるもの
1985年四月一日、火星時刻 昼の一時すぎに火星の議会において、今回はマークが作り出してしまった化け物級機体の地球への即時投入と、呼び出す人材たちについての話し合いが、行われていたのだ。
実際に呼び出す人材【シリーズ】は、3シリーズに絞られていたのだ。
一つはドクターJ達がいた、ウイング世界である、実際にガンダムウイングをはじめする、多くの新規技術があり、人材も多くいるのだ、特に指導する人材はОZの組織でもいいのだから、彼らは元々地球連合軍でもトップクラスの腕前を持つ人材が多くいた連合内部では特殊な立場の独立系組織で有ったのだ、ОZは一部の人格破綻者もいるが、そいつらは呼ばなければ解決するために、問題はほぼなくなっていたがやはりドクターJ達にしてみれば自分達の世界の組織連中や幹部連中の一部を呼び出すことは反対であった。
だがこのマブラヴ世界ではすでにマークがクリアしたことでいつでも呼び出せるためにトレーズをはじめとするOZの一部の幹部連中はという組織的に組まれており現在は激戦区の欧州戦線に火消しや、防衛戦力として配備されているのだ。
それゆえにわざわざポイントを貯めればいつでも呼び出せる人材達に対して、このような特殊な処置を使ってまで呼び出す人材はいるかというと・・・それが一番の問題で有った。
リリーナ・ドリアンを筆頭に、OZの上層部やスポンサーは元々欧州貴族で構成されていたのだから、つまり今のマブラヴ側に対して火星側がこれ以上の戦力または政治力を欧州方面に向けることは本当にいいことなのか・・・またそれで火星技術や火星側の物資を貧困で苦労している欧州側に流さない火星側はいないのか?
それがわからないために士官や武官などの多くてもOZの組織の人数は合計で百万人近くになっていた、実際にベクトラ級二隻以上を多方面の戦場でトレーズ総指揮の元でゼクスやノインと言った常識的な指揮官クラスをあの二度目の地球のBETA威力偵察任務で使っているのだ。
ベクトラ級はフル機能を使うためにも十万人が必須な超ド級の大型母艦である。モビルスーツの搭載も、OZ派閥の連中は、基本的にはモビルドールシステムは使わずに戦場で今も戦っているのだ。
トレーズもゼクスもノインを筆頭する武闘派指揮官がモビルドールシステムを使った戦争は否定しているのだが仕方がない、また前世「ウイング世界」ではモビルドールビルゴ系やトーラス系にやられたOZの兵士達も同じで考えで有った。
「戦争とは・・・人と人が戦ってこそ美しい、その美学を忘れてしまった戦場は、旧世紀のボタン戦争と何が違う、人形同士が戦う戦場に意味はあるのか?」
こんな演説を平然と言えるのがトレーズという男でもある。
また元テロリスト達や反乱部隊であった、ガンダムチームもスカウトが可能になっていたことも大きかった、トロワやカトルなどウイング世界に未練が残っているスカウトは実際に成功が難しいことも大きかった。
トロワはサーカスの人達が家族であり、その人々や動物たちも一緒にスカウトする必要がある、カトルはカトルを慕うラシード達やそれの乗騎であるマグアナック大隊も用意しなくていけないからだ。
実際にカトルの家は複数のコロニーを有していた実業家であり、ウイング世界においてもサンドロックを中心としたモビルスーツ大隊の運搬と運用が平然とできていた資金力と資源力を色々とこちらの世界に持ってくる必要があったからだ。
つまりだコロニー複数を用意しなくてはいけなくなる、それが火星政府も腰が引けている案件でもあった。
次に残りのガンダムチームも似たようなものであった唯一の単独のディオとヒイロは呼び出せることは呼び出せるが・・・色々と大変になるのは目に見えていたからだ。
そのためか同じくOO世界も一緒であった、多くの人材という意味ではいい人材は確かに多いが同時に少しややこしい人材も多く存在している世界でもあったのだ。一部の連中は確実に呼べないからだ。
はっきりといえばティターンズよりも非道な行動したアローズの組織メンバーを流石に呼ぶのはマークも気が引けるからだ
そして最後にはGガンダムの世界だ、この世界では、ガンダムファイターという一騎当千型の人材が多くいるのだ、それにだ、格闘系に特化している、超人サイドの世界でもあった、
つまり裏での争いが激化する世界では、このファイターが一番いいのだ、生身で特殊部隊を制圧てぎるほどの、強さを秘めているからだ、ただし【ガンダムファイター】があまりにも強いためか、火星政府の言うことをちゃんと聞いてくれるか、それが心配のことであったのだ。
ドモンや一部の武闘家連中はガチでハイヴに入る可能性が高かったからだ、ゴットガンダムやマスターガンダム一機あればマスターアジアとドモン・カッシュの二人がいれば地球上のハイヴは簡単に落ちるだろう。
なんせ二人には超必殺技があるからだ、だがそれをされると地球の状勢は大混乱になる上にそのまま地球上で人間同士の戦争になる可能性があるからこそ、呼べない最高の人材であるのにも関わらず呼べない人材の一人となっていたのだから。
マークが頭を抱えるのは無理はない、ちなみにガンダムエイジをはじめとする多くの別作品も同じではあるが、結局呼び出す人材に問題があるのでは、呼び出す必要性がなくなるからだ。
「というわけですゴップ提督にレビル総司令官・・・・現在はスカウトシステムは完全に機能が停止しています、逆に機体生産能力は失われておらずにあの機体を作ってしまいましたが」
「仕方があるまい・・・・我々の技術でマーク君を守れるならば問題ではなかったが、現状ではあの【光の騎士】という機体性能のおかげで、我々が絶対にBETA側に敗北する未来はなくなったのだからな」
「それはありがとうございますゴップ提督・・・それにあの武装は流石に」
「うむ、確かにそうだな・・・・光の剣と光の弓矢の二つの武装は厳重に封印処置はさせてもらっているよ、化け物過ぎる兵器は人々にいらぬ不安を生んでしまうが、ただの機体性能であれば、地球側はこのように思うだろうな、補給さえなくなればあの化け物機体は動かないと」
「では・・・・・・動力炉などの偽装はすると」
「当たり前だ・・・・・まさか縮退炉を搭載している兵器ですと馬鹿正直に公式発表でもするつもりかね。マーク君はまだ若い、政治の事は我々に任せればいい。今の君は、軍人として…、中将として…、地球側の信頼を得る時間だよ」
「確かにそうですね、実際に契約者の一部とはいえ、宇宙空間で一か月も訓練をしていると公式に発表していますから、ついでにコロニーに住居をもって住んでいることも」
「それでいいんだよ、現に我々の出島になっている三島に地球側の多くの政治家や交渉官が火星政府にこのような要望書をだしているんだよ」
ゴップはマークに地球上にある国々が火星政府に出した嘆願書や要望書の多くを見ることになったが一番驚いたのはやはりこれである。
【オルタ計画予備プランである第五計画に地球上の国家が火星政府のコロニーを買う事や技術の購入によって、地球の汚染がなくなるまでの間の仮住まいの土地としてほしいと】
実際に地球の汚染がひどかったのは、BETA大戦によって普通の何倍もの拍車がかかっていたからだ。BETAを倒すために劣化ウラン弾を多く使ったり、対レーザー弾による重金属汚染で、地球の大地や海の自浄能力が追いつかないのが原因の一つである。
今は火星軍は主だった兵装はビーム兵器であり、実弾も実際にジェガンが使った大型ミサイル程度である。
火星側の技術でレーザーを完全に無効化できるために、対レーザー弾は戦場では完全に使わない兵装の一つであった。
BETAのレーザー種も火星軍のモビルスーツや戦艦にレーザーを当ててくるために、わざわざBETAを制圧できる火力を減らしても戦艦やミサイル発射台に搭載する意味が徐々に各国でも作る意味を失っていたのだ。
特にハイヴ内部ではレーザー種はレーザーを打たないことが火星軍が地球側に流したハイヴ戦の映像で分かったしまったのだ、ただし劣化ウラン弾は未だに戦場でも必須なために各国でも生産はされていた。
「これは・・・・マブラヴという世界の歴史が完全に崩壊したのか・・・第五計画は確かG弾を作った他の惑星に移住する計画が・・・これではコロニーを作ってそこに移り住む計画に代わっている」
「そうだ。確かに、地球上のハイヴの一個は我々が通常戦力でつぶしたのだ。あれが決め手だったといえるだろう。わざわざ重力異常や、その土地で二度と作物などが取れない新型爆弾を作る意味がなくなったのだ。おまけにだ、コロニーのトップになれば一国の主ともいえるな、ジオン公国が独立戦争を仕掛けたように…。」
「レビルよ・・・それは確かにそうだが・・・今の地球でその余力はアメリカ以外の国では難しいだろうな、だがアメリカとて今すぐにこの計画を進められるわけではない」
実際に色々とやることもあるのだ、国連議会の力関係も火星政府の介入で色々と変更されているのだから。
「ですが、アメリカはG弾の開発を止めたわけではありませんね・・・第六計画として地球上にG弾を落として人が住めない惑星にしたうえで、コロニーに住めばいいだけですし、原作では似たようなことをやったのがアメリカです」
そのことを含めて、ゴップとしても流石にこのままもしマークの言うことが本当の事であればまた戦力を地球に振り分ける必要があるからだ。
新しいコロニーの建設やそれにかかわる技術は火星政府は秘匿技術の部類に当たる存在であるもこれを地球の周りの宇宙世紀と同じ規模以上で建設はしているが、それでも戦略物資や補給品つまりは食べ物系のコロニーの開発は火星政府としても軍隊としても急務で有ったからだ。
食べ物の多くが生産可能になれば、それだけで今の地球に対して政治的な発言は大きくなる、医療物資も同じであるのだ、だからこそ。
今は予備戦力もほぼない状態が火星政府と軍隊の在り方であった、だからと言って、護衛艦隊を送らないわけにはいかないために、なんとか予備戦力から呼び出せる、戦力を編成するたったの50隻程度の艦隊でしかなかったからだ、
実際にマブラヴの世界では、火星軍が一個のハイヴを落としたことで、確かにBETAの進撃速度は大幅に遅れてはいるが、それでも地球側としては戦力の回復する為の時間稼ぎにもならなかったのだ。
これはマブラヴの世界では大戦初期においては多くの将兵が失われたことでその戦力を回復する為の時間が一年や二年では効かないことも含まれていた。
実際に五年や10年先ならば話は別ではあるが、だがまだ火星政府と軍隊の協力を得て、反攻作戦が開始されてから、まだ一年も時間は経過していなかった。
地球側は、新型機の開発や生産、それに伴う機体への完熟訓練や兵士の補充、インフラの回復などやることが多すぎる、軍事力だけではないのだ、人が住んでいるために当然必要な生活物資も火星軍との取引材料に使われている。
この生活物資はようやく新規に完成したロンデニオンコロニー群、50期からなる農業用コロニーや畜産コロニーなどで取れた食材を地球へ売り出したりして外貨をそれで儲けているのだ。
だからこそ人工素材という食材は徐々に消えている、戦場ですらロンデニオンコロニーが作った肉やパンなどが軍人の食材として使われて食べられているのだから。
そしてある程度の補給が可能になってくると、兵士たちは当然、休暇などを、取るようになるのは当たり前の、行動であった。
そして新しい新兵の交代要員や、ベテランの交代要員などが交代で故郷に戻ったりすると当然のごとくこの休暇をもたらした火星軍や政府のことを色々と家族に教えたりするのだ。
それは友人、知人、親族、家族、子供に兵士達が色々としゃべったりするのだ、激戦区であった事やなぜ自分達が生きて戻ってこれるのかを。
そうなれば、口づてに、火星政府と軍隊を応援や支援や援護をしようよ、という思いが、どんどん出てくるは、人間としては、当たり前すぎていたのだ。
こうして火星政府と軍隊は徐々にだが地球に自分たちの協力者達や支援者達を自然に増やしていったのだ。
これをよく思わない国家もたくさんあったが同時に火星軍の力を見せつけられたことで、さまざまな勢力は自国の火星勢力の排除などができなくなっていた。
これは中華をはじめとする一部の国家でも同じであった、独裁国家ほど情報の排除や喋る事を禁止していたが、火星軍と一度は軍隊して肩を並べて戦ったことがある連中は堂々としゃべる。
それによって国の情報部から自らが消されるという考えはこの者達はなかった、言ってみれば戦術機部隊の多くをいきなり消すなんてできないし、戦後を考えれば確実に火星との政治的付き合いが見えてくるからだ。
ようは火星側の情報が今国内に広まるのを阻止したところで、戦後に情報が広まれば独裁国家は色々な意味で終わってしまう、また戦場の兵士達を殺してしまうという事は、そのまま国力が減るということもつながるのだ。
ようやく地球側は火星側の力添えで、国力の回復などを行っている最中なのだ、それに自ら減らす行動は誰だっていやであるのだ。
こうして地球側に少しでも余力ができたことで、色々と考える結果につながってしまった。
それが火星側の戦略的な意味を持っていたとしてもこの時の流れはどの勢力にも留める事は出来なかった。