新訳・転生マブラヴ オルタネイティヴジェネレーション移設版 作:うさぎたるもの
1985年五月過ぎに火星圏から【とある組織】が無事に宇宙要塞ルナツーに合流を果たしていた。
この【とある組織】ついに火星政府としても色々と協議をしたうえで決めた呼び出した新しい人材を元に作られた【新組織】であった、そしてようやく地上のハイヴ攻略作戦の為の切り札として、このルナツーの工房で作られた【とあるMS60機分】を一度パーツにばらした上で、佐渡島要塞にゆっくり送り出していた。
これを見ていたナナイ現場監督であり、このチームのプロジェクトリーダーでもあったからだ。
ちなみに色は赤い彗星が搭乗するために当然真っ赤な色になっていた。
「まったく・・・・・・これで大佐にも地球で活躍はできると思いたいが・・・・・地上におろした機体の微調整を始めとした多くの課題を残している機体ではあるが・・・・・・アメリカがアプサラス擬きを作っているとなるとこれは必須か」
ナナイが頭を抱えているのは無理はない、確かにあの機体はようやく作り終えたばかりである、しかも再設計をしたうえで重力下仕様にちゃんと作り替えた物をあまりにも重い荷物のために、一度ばらす必要が出てきたというのだから、その大きさには脱帽するしかないのが実情だった。
佐渡島要塞にできた大型の軍事基地内部で、静かに地下の工房で再度組み立て作業を複数のチームに分かれて開始していたのだ。
モビルスーツの腕のサイズだけでもあの大きさである、予備機も入れれば一つの場所でつくれるはずもない。
またとうぜん整備士の人数が足りないために、契約者達の中で比較的腕のいい整備士達がこの地下の組み立て上でなにかを組み立てていた最中であった。
「それにしてもでかいな、このMSは、確かにこれぐらいの大きさが有れば、ハイヴは簡単に攻略できるだろうな」
「だけどよ、これ・・・ほとんどが粒子兵器を搭載しているんだろう、物理攻撃はあんまり聞かないという装甲だろう、こいつの装甲は」
実際にウイング世界で技術で作られたガンダリュウム合金製技術はモビルアーマーやモビルスーツの耐久値を大幅に上げてくれた上に、実弾兵装やグリプス戦役程度のビームライフルの威力でも簡単に破壊できないほど装甲値を得ているのだ。
ただし赤い彗星が載るために赤い色を装甲で塗っている、日本人の契約者の多くは
「12の色は特別だと」文句をいう連中は多かった、篁家も色を得ているがだが火星の契約者になった時は自らのチームのメンバーを説得したのだ、紫色のモビルスーツや紫に近い色のモビルスーツはジオン系のエースパイロット専用機に使われていたこともあったからだ。
νガンダムも主に白と黒ではあるが上位機種版は紫色を使っているのだから、アムロと契約者達どっちが大切といえば・・・やはりアムロ達を取るのが火星政府であるのは仕方がない。
こんなことがあるために、多少の愚痴は見逃してもらっていたりする。
「まあっな、でもこいつの技術だけでも、外部に漏らせば、俺達技術者の契約者達でも簡単に切り捨てられるわ、祖国まで切り捨てられるという恐ろしい契約だからな」
「わかっていますが、それでもこいつの技術があれば祖国で戦っている連中が少しでも楽ができると思うと」
「それは俺達の仕事じゃないだろうな、ただでさえ契約者として火星政府と契約している身だぞ、しかもそれのおかげで、あのハイヴも落としているという連中なんだぞ」
「わかっていますよ、俺達の持っている技術や物量作戦が効かないBETAどもを簡単に倒せる連中だぞ、その恩恵を受けている俺達が変なことをして祖国に面倒をかけれるか、ホラ仕事に戻れよこいつが完成しないと、何時までたっても地上のハイヴが減らないんだぞ」
「わかっていますよチーフ、でもねそれでも・・・俺達のやっていることは本当に・・・意味があるんでしょうかね」
そんな会話をしながら、この機体を組み上げて完成するという工程を任せられるという位置にいることは大変な信頼を得ているのだが、それを知らないのは一部の技術者達だろう
だがそんな奴らでも契約者のメリットが大きすぎる上に、BETAの巣ともいえる地上のハイヴを一個潰している軍隊と政府の実績には誰も文句は言えなかった。
そしてその一方ではマークは【新しい組織ソレスタルビーイング】のメンバーと共に日本入りを果たしていた。
「それにしてもだ、日本かよ、全く俺達がいた日本よりおかしな歴史の歩み方をしているけどよ、マークのやつの護衛でオレや刹那をつけるか普通」
「ロックオン、それは問題ではないだろう いくら契約者制度でこちらの身元や身柄が守られているとはいえ、向こう側としてはこちらはただの異邦人でしかないんだからな」
「確かに、刹那の言うことも正しいな、この京都に入ってから、確実にこちらを見張っている日本の裏の人間が多くなっていやがるからな」
実際問題としては日本としてもだ、すでにハイヴ跡の軍事基地にはある程度の人材も派遣しているのだ。
特にあの近衛軍の膿だけの軍隊ではなくて、ちゃんとした「日本帝国軍フィンランド方面軍」の位置づけで日本帝国の戦術機二百機と支援兵器多数の一個師団をフィンランド方面軍に送っていたりする
これは世界的にも見ても日本が未だに国連理事国入りを果たしたい為とまたそれと同時に現地の対BETA戦の実戦データと実戦経験を積む為に、日本の軍隊もある程度はやはり送り出しているのだ。
その最中に【日本側のスパイが意図的に】手に入れた、佐渡島基地内部の地下で作られている【巨大なMS】があるという情報は日本以外も他の各国も情報は手に入れられることができていたのだ。
火星政府にしてみれば日本を火星側に巻き込むき満々で、エコーズの手引きでとあるスパイが巨大なМSの腕の写真と組み立て現場を堂々と見せていたりもする。
「わかっていると思うが・・・・・・これは貴国(日本)だけに見せている、他の国に見せれば・・我々の貴国に対する信用と信頼は一気になくなるからな」
「・・・・わかっています・・・・・そういえば・・・私に果て男性かなそれとも女性のように可愛い子供が生まれましてね」
「茶化すのはいいが・・・・・後で・・・・この付近を完全に掃除するかな・・・盗聴器の部類やそのモアイ像が見つかれば・・・・・お前の首が物理的に飛ぶか・・・それとも・・・日本がどのような立場になるのか考えてからやれよ」
そう言い残してエコーズ隊員は一時間この部屋には戻ってこなかった、それはこの日本人男性のスパイに対して一時間の猶予を与えるという意味でもあったのだから。
「やれやれ折角の土産を台無しにするとは・・・・・・でずか・・・・日本がどのようになるか」
もはやその男性は何も言わずにたっぷり一時間を使って色々の写真を撮ることはできたが・・・だが重要な機密の部分やモビルスーツの機械むき出している部品を奪っていくなんてことはしなかった。
やろうと思えばできたが・・・・それをしてしまったら契約者制度に確実に引っ掛かるとこのスパイもわかっていたからだ。
そして巨大なモビルスーツの機体性能と武装データや設計図などはやはり条約に引っかかるために事実上はその機体の作りかけの状態ではあるが【機体の写真】が数百枚を手に入れられることができたのだ。
カメラのフィルムを大量に使用してしまったがそれは仕方がないことでもあるとこのスパイも完全にあきらめていたが、なにも身の検査をしないまままたエコーズに連れられて佐渡島から出ている日本行きの飛行に乗せられてしまったのだ。
飛行機は爆破もなにもしないまま彼は無事にトップにこの写真を現像したうえで、情報も色々とばらすしかなかった、彼がもつ情報がどこからか漏れたのがエコーズが確認したが最後・・・日本は信頼を失ってしまうと考えてしまうのは仕方がない。
だからこそ、たった一週間後に日本側としてもマーク達がなぜ今の時期に日本にやって来て交渉をしたいという真偽を測りかねていた、そのために事実上はマーク達の行動をジャマされないようにするために、護衛の意味もこめて京都の町に護衛の者達を潜ませているのだから。
またこの情報は各国もつかんではいたが、元々重要度は【火星軍が佐渡島で作っている新型モビルスーツの完成】という重要度に比べると余りにも低かった、マークは確かに火星軍では中将と地位にいるが、ただそれだけの前線指揮官タイプと各国は判断したのだ。
おまけに、日本に入ったのもただの観光目的と誰もが思っていた、そう当事国の日本帝国以外は。
確かに各国はマーク本人に直接聞けば色々と答えてくれるかも知れないが、だがその代わりにそれに見合った対価を支払うのは分かりきっているために、中々手が出せなかったのだ。
実際にジャーナリスト達もスパイも火星軍や関係者、そして契約者達を誘拐して自白剤を使うなんてもってのほかだ・・・特に各国で独自の諜報機関で調べられた屑のジャーナリスト達、その人生すらもなくなっているほど徹底的につぶされていた。
特にこんな事を言っている一部のジャーナリストの連中は
「知る権利があるから・・・だから答えてください・・・あのモビルスーツはどうやって・・・ハイヴを吹き飛ばした兵器の詳細な情報教えてその技術を地球の全ての人々に伝えるのが私たちの使命です」
とかほざいている連中は確実に消えている、各国にしてみれば今はBETAの封じ込めもぎりぎりであるのだから無理はない。
現にフランス政府は一時期に戦術機用の中距離武装として【巨大な槍】を開発していたが、それも試作品として実験部隊に回されて使ったが。確かに槍はフランス政府にしてみれば使いやすい性能では有ったが、だが同時に問題も発生していたのだ。
元々戦術機は戦闘機から発生・開発した物であり、アメリカの思想があるために元々は長距離の武装を装備して戦う為の機体である、
つまり試験部隊の機体は色々と元になった機体をさらにいじっている機体であるために、槍を持って戦えてはいたが、だが普通の部隊の戦術機にそれを持たせて戦えば、確かに戦えるが、槍の反動によって腕のジョイント部分が壊れたり、下手をすると手の部分が壊れてしまうという結果になりえたのだ。
そのためか日本が火星政府と軍隊と取引したという情報を持っているフランスはかつての試作した槍の兵器に近い物を火星政府と軍に頼んだ結果、F91のコスモバビロニア軍が使っていた、槍型の武装のデータと実物を渡してくれたのだ、地上で生成できる金属データ付きではあったが。
無論それに伴うある程度の情報や軍隊が使っていた最新鋭機の情報も渡す羽目になってしまったが。
だがフランス政府にしてみれば、この武装は自分達の理想の形であった上に、ガンキャノンの解析もある程度進んでいた為に、1・5世代機以降の戦術機の各パーツの強度も上がっているためにこの渡された武装をデータを元に戦術機用のランスが開発・生産されて現在ではフランス政府の主力武装となっているのだ。
日本帝国側としてその情報が入っているからこの重要な警戒で合ったのだが。
だがマーク達は先鋒との待ち合わせ場所の山城・二条城にようやく着いたのである、元々京都の市内は交通の便も行き届いてはいるが、流石にエレカーを使うのはありえないためにマーク達は久々にゆっくりと自分達の足で歩いて、ここまでやってきたのだ。
「流石だ、もっとも今も政治の中枢として使われているなんて・・・俺達では考えられないけど」
「確かにな、でもよ、それも時代というかこんな歴史もあるという感じに受け止めればいいと思うぞ」
「ロックオン、しゃべりすぎだ、ここはすでに相手の内側だ、盗聴などの考慮すべきだぞ」
「へいへい、お堅いな、でも流石に手は出してこないだろうな契約者制度のおかげで俺達に何かあれば事実上日本は世界中から敵として扱われるからな」
実際に確かにそうなのだ、どんなにがんばっても日本としてもいや、現状各国は火星軍と政府の手助けなしには立ち行かないほどの厳しい状況に陥っているのだ。
そして交渉相手である、近衛軍中将紅蓮 醍三郎とまだ【若い外交官の榊是親】の二人がふすまを開けてマーク達がいる居間に入ってきた。
「どうも近衛軍の代表として着ました、紅蓮 醍三郎中将です」
「そして私は日本側の外交官としてやってきました榊是親よろしくお願いします」
二人ともやんわりとした感じの挨拶をしているが、実際には二人がなにかをしてしまった結果日本は事実上火星軍と政府の色々な支援を受けれなくなってしまう為に、実際に命がけの交渉といえるのだ。
「今日はわざわざ日本側にこの話を持ってきたのは、火星政府としても軍としてもやはり地球全体のパワーバランスを考えた結果、このような話を持ってきたのです」
二人にはすでにこの話をしている間にも紙で出来た説明書や報告書やさまざまなデータを見せているのだ。
実際にこの話が外へ漏れるだけでも色々と危ない為にこうして紙を使っているのだから重要な話は筆談で行われているのため、外で盗聴などしている連中にしてみれば、話の内容が分からなくなっている。
『これは……ですが、この機体は本当に我々日本側に流してよろしいのでしょうか?』
『問題ではありません、実際に粒子兵器・超電磁砲の技術は抜いてあります、バッテリー内臓機なので稼動限界時間は存在しますが、それでもそちらの二つの軍部を抑えることは出来るでしょう』
『確かに、現状は帝国軍と近衛軍の二つの軍隊が日本内部に存在している上に、機体開発もばらばらですからな』
『はい、それも火星軍も政府も把握していることからも、できれば帝国軍と近衛軍が両方使える機体としてはこれがいいのではないかということで出させてもらいました』
『ですが、機体色は…』
『それはブルーフレームの性能もそうですが、我々の間ではアストレイ系列と呼ばれる機体です、つまり王道ではないという意味をこめられた機体です』
『それは分かります、確かに我々近衛軍も帝国軍も王では有りません実際に王を守る為の軍という意味もこめると…なるほど…確かに王道ではありませんな』
『はいですから、基本アストレイ系列は生産パーツもそうですが、整備コストも生産コストも安上がりです、実際に機体色が違うだけでどの機体も同じパーツを使いますから一部特殊な生産も行いますが』
それはブルーフレームサード以降の話である、実際にブルーフレームは戦場にあわせてその装備や武装すらも変更できるモビルスーツであり拡張性が大きすぎるモビルスーツなのだ。
だがらこそジャングル用・水中用・要塞攻略用などさまざまな物があるのだ。つまりアストレイ系列はマブラヴの世界観や戦場で使われる用途に優れているモビルスーツともいえる。
『確かに、ですがこれほどのモビルスーツの開発と生産は流石にまずいと思えます、ですから』
『わかっています、だからこそ最初のうちは機体の外側の装甲などをいじって日本製の戦術機と思えるように外装も変えますので、そうですね正式発表と同時に、この機体は帝国軍も近衛軍も両方使える機体だといえるように足場を整えるのが貴方達の仕事です』
『なるほど・・・確かに外装も変えてしまえば、モビルスーツとは思えませんな』
実際にこれは【GP04ガーベラ】で使われた手段でありこれを今回はマーク達は使ったのだ、それにだモビルスーツと戦術機基本的にも外見は結構似ていることもあるために瑞鶴をベース機にして新型機を作ったといってもばれないからだ。
『試作型不知火【しらぬい】94式戦術歩行戦闘機 (TSF-TYPE94)という型式番号を与えています、無論正式発表は・・・日本式に合わせる。つまりです、我々が極秘で持ってきた機体をベースにするもよし、しなくてもいいということです』
実際にマークとしては不知火の開発プロジェクトの時期が近いためにそれより早める意味もこめてこのようなことで第三世代型を作ってはどうかというのだ。
またこの不知火機は基本的には装備変更可能にしていることからも、ブルーフレームの様にさまざまな装備形態が取れる上に、戦術機ではもろかった両足と両腕の部分がどう見てもアストレイ系列であるために、将来の拡張性や汎用も高い機体となっていたのである。
現在の軍部で設計図として作られてるはずの不知火のように拡張性も汎用も殆どない状態の戦術機とは全く違っているために、近衛軍の紅蓮としてこの機体は申し分ないほどの性能であった。
ナイフの入れる場所や現在生産中の刀の装備をする場所も最初から作られているからだ、
外交官としてこの場所に来ている榊是親はその生産コストや整備コストに驚いていたが、だが元々はガンダムSEEDという世界でオーブという島国が防衛用のモビルスーツとして作ったのだ、またマークは火星にいた時は積極的にSEED系のステージをようやく全部クリアしたことで、新しい機体を作ることになったが。
だか施策にアストレイ系統を呼び出した時の宇宙世紀の技術者たちの落胆の顔は忘れられなかった。
「こんなろくでもない技術と大型バッテリー技術でなんでこれだけのモビルスーツを動かせるんだ?」
「だがよ・・・・これって使えないか・・・地球の勢力を火星側に完全に引き込むために餌としてはむしろ上物じゃないか」
「うーん確かにそうだけど・・・こいつらもビーム兵器は使えるぞ・・・レールガンの技術の応用の兵器もあるけど・・・これは大丈夫か?」
「心配するな・・・・それは弄れば良いし・・・ビーム兵器につながる分は全て抜け・・・レールガンが使われている兵装もだ・・・それで戦術機擬きで極秘に相手に渡せばいい、ОSはまともにしてな」
「いいなそれ・・・、ちよっと 上に報告してくるぜ」
「おお頼むよ」
こんな会話があって無事にアストレイの一機、換装機構が多いブルー・フレームが選ばれることになった。無論ОSはジム系統のやつをぶち込んでマッチングもしているために、ちゃんと動くのは確認済みである。
そんなわけでSEED系のモビルスーツで唯一ここに登場したのは、生産性と整備製の中でアストレイ系と呼ばれるモビルスーツだ。元の製造コストも安くて当たり前、一機何十億という機体を作る余裕は原作のオーブという島国には当然ない、この辺は日本と一緒で有ったのだから、逆にマークは色々と喜んでこの交渉にいたる。
だからこそチタン合金よりも圧倒的に低い地位にいる【発泡金属】を装甲にしているために色々と安く済む上に機動力も上がっているが、その分装甲が強度が下がってしまったのは仕方がないのだが。ちなみに一機作るのにあたりブルーフレームのみでは五百万程度で作れたりする。言ってみればこいつはプチモビの延長性に当たる機体と言ってよいほど安いのだ。
『なるほど、確かに安い上に機動力もある、また攻撃力も武装の変更でなんとかなるか』
『はい、問題は技術者達ですね、現在のプロジェクトチームをそのまま抱えて、この機体の分解や技術応用で作らないこれはこの短い期間では・・・・・・第三世代機の誕生は』
一般機のオリジナル不知火よりも全体的にブルーフレームサードの後ろに後部スラスターをつけた程度はあるが、それでも十分に現行機のどの国の第二世代型よりも性能が圧倒的に上で有ったからだ。
同時に日本機仕様に変更する為にはそれなりの時間がかかるのだ、色々とデータ集めをして少しづつ日本人が使いやすい用に改造して、それを後の生産ラインにあわせるしかない。
『わかりました、では外交官の私が、説得を試みてみましょう色々と時間がかかりますが、それでもなんとかしなければ、火星軍と政府に現状見捨てられると困りますから』
確かに日本の現状は色々と迷っていたのだ、アメリカによって結ばれたあの条約を破棄する勢力、火星政府を頼る勢力、そして一番厄介なのは日本国内いる日本の完全独自の勢力である。
完全独立勢力派閥は日本帝国も手をもてあましている勢力であるのだ、実際にこの勢力の一部には軍の上層部や近衛軍の一部。政治の一部も入っており、第二次世界大戦時の栄光を忘れられない大人の人たちの子供達も入っているから余計にややこしいことになっている。近衛軍の一部はアンバール地域やインド方面軍で現在は地獄を見ている最中である。
一週間連続出撃はあたり前だったりするが、アンバール地域とインド方面軍であるのだから、彼等にしてみれば火星政府の力は借りたいが、これ以上の助力をし続けしまえば、いざ独立国と復帰したとしても、それは国連側から火星側に移動しただけであり、自らの領土を自らの手で守れない国に自国民は果たして着いてきてくれるのか?
それが心配の種であり、政治的な配慮からもアンジール地方やインド方面軍ではまずは砲撃部隊は当然ガンタンクや支援砲撃をする、レーザー種の確認も忘れてはいなかったりする。
あれらの標的は基本的に空を飛んでいるラー・カイラム級でそこから発射されているメガ粒子砲の威力にレーザー級が完全に沈黙した上で戦術機部隊をイエローラインからレッドラインの間に配備して戦わせている。
当然戦術機側にも犠牲も出てしまうのは仕方がないが、それをしてまでも彼は踏ん張っているのだ。
実際に戦術機の開発・生産の一本化を日本帝国も軍部もそれは望んではいたが、この純国産勢力によって日本の戦術機、外国の戦術機の輸入ではなくて、日本独自で作り上げるのだとか叫んでいるのだから。
しかもそれのおかげで現在も難しいことになっているのは仕方がなかった、あの瑞鶴もさえもトライアル機はガンキャノンの技術を大量に使っているのだ、今の瑞鶴もモビルスーツの技術は多少は入っている、特に機体全体の骨組みや格闘戦をするために腕の強度をあげたり、大型バッテリーの交換もやっているのだから、純国産派閥がどれだけ迷惑なのは誰だってわかっていたのだ。
こうしてマーク達は盗聴できない筆談しながら会合を続けていた。この談合が後に生まれる94式戦術歩行戦闘機不知火のきっかけになる。
日本もすでに瑞鶴とアメリカの第二世代機の技術を使った、日本陸軍の第二世代機か第三世代機を作ろうと現場は必至であるのだ。
それの完成形の見本をマークはあらかじめ渡す程度であった。