新訳・転生マブラヴ オルタネイティヴジェネレーション移設版 作:うさぎたるもの
時は少しだけ戻り・・・・統一ドイツが設立する一か月ほど前に【旧ロヴァニエミハイヴ】の一大軍事拠点が完成したから一年間が過ぎていた。
1986年2月20日にハイヴ奪還1年記念としてフィンランド領ラッピ州ロヴァニエミ軍事拠点式典が開始されていたのだから。
この式典は多くの国々から政府高官が集められており、火星軍が主体となって攻略したハイヴではあったがその後の膨大な土地の管理はフィンランド政府に任されおり。
結果ここには国連と火星の資本と資源を大量に使って作られた地球ではありえないほど巨大な規模の基地が建設されていた。
これはビックトレー級をはじめとする一部のモビルスーツ等を格納する格納庫が必要なために、火星側もハイヴ後の巨大軍事基地化も認めていた。
これによってH4:ヴェリスクハイヴ H5:ミンスクハイヴのBETAの両方に睨みをきかせるためにここにもラー・カイラム級戦艦5隻とクラップ級10隻にジェガン部隊はギラ・ドーガ部隊で合計で200機配備されているほど、火星側もここの重要は分かっていたことであった。
またここには赤い彗星や黒い3連星やキマイラ隊の多くのエース級パイロット達が配備されていた、同時に様々な色をしたシナンジュのエース機専用機は地球の欧州戦線に参加している各国の戦術機のパイロットを喜ばしていた。
しかもそれがこの奪還記念式典で一堂に式典用としてモビルスーツもビックトレーも、ラーカイラムをはじめとする多くの火星軍の主力がこの式典に出ていたのだから、世界各国もこの重大なニュース並びに喜びは流石の情報統制なんてしている国はなかった。
あれは後に国連軍として戦うときに確実に話題が出るからだ。それを知らないというとさすがにまずいのは目に見えていたのだ。
おまけに国連側も盛大に広めたいのか、祝砲を上げるほどの気合の入れようがうかがえていた。
「本日このような重大な記念式典において、我々フィンランド政府の代表として、この旧ロヴァニエミハイヴを奪還してくれた火星軍並びに政府に大いなる感謝を、我々の救世主は火星政府並びに軍である事もここに宣言いたします」
「「「「「「「「「「「「「「「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」」」」」」」」」」」」」」」」」
当たり前である、フィンランド政府の代表がこんな重大な発表を国連に無視して独自に発表したことが国連に参加している多くの国々は驚くしかない、やっていることはただのサプライズ程度の発表ではあるが、だがそれはフィンランドという国を丸ごと飲み込むほど巨大な発表で有ったのはいうまでもない。
「実際に我々フィンランド政府は多くの支援を国連に強く言っておりましたが、実際に国連側は多少の援助はした程度であり、我々祖国にこの忌々しいハイヴが立つとあっという間に戦力を引いて逃げ帰る事しかしませんでした」
確かにそのとおりである、実際に核兵器が無理であってもだ、ハイヴ内には確実に突入した実績があるのだ、つまりフィンランド政府はさんざん特攻紛いの計画を国連にあげていた。
それは戦術機大隊に核兵器をそのままハイヴの内部に運び、自爆させるという方法である、これならば確かにハイヴの外部は核兵器も耐えれる強度をもっているが、だが内部は違うはずである、実際に国連主導したハイヴ攻略時にある程度のハイヴ内部のデータを国連は持ち帰っている。
つまり自爆特攻の核兵器で戦術機一個大隊で自国のハイヴを落とせるとなると・・・どの国だってやりたがるだか、この時にはすでに国連の全てがアメリカ合衆国に支配されているために、アメリカが欲しいG元素を完全に吹き飛ばす攻略作戦なんて提案されたところで、それを握りつぶせばいいだけである。
つまりこのフィンランド国代表はそれを言い続けた派閥に入っており、世界中が見ているこの時をもって国連に対してケンカを吹っ掛けたのだ。
これで国連軍がフィンランドから支援や国連軍など問答無用で引き抜いたり、また火星軍と国連軍の共同戦線においてフィンランド軍への情報提供をおこなったりすれば・・・
世間的にはどのように思われるか・・・特に国連の後ろで糸を引いているアメリカという国は間違いなく信頼などが失うのは確定する。
また今の演説をフィンランド代表が薬や身内なとが誘拐されて仕方なくいったとしても、それが本当であるか当然火星政府も現地に調べるのを得意とする者達を派遣するは誰だってわかっていた。
「しかもです・・・フィンランドの八割大地をBETAの勢力下になったとしても、国連は我々に滅べと言う感じに防衛戦力は出してくれましたが、だが亡命政権でも死者の数を数えるのをやめたほどの人数が出ていたのです、しっかりと国連が主導が支援してくれれば」
「言い合いや仲違いが国連の中で行われ、BETA共に有利なるしかない人類の派閥争い、それによって多くの戦場で我が国の無意味な犠牲があった事は言うまでない、だがそれを我が祖国の土地を全てBETAの手から奪還してくれたのは国連ではない、火星政府とその軍隊である」
実際に確かにそうである、フィンランド政府にしてみもだ第三派閥からさらに純国連派閥など反国連派閥など国連の名のもとに多くの派閥がいかに国連という莫大な権力を得るために自ら以外の国が早々にBETAに侵略されても逆に敵対派閥や元派閥にしてみれば最終的に争う席の取り合うかもしれない国が勝手に滅んでくれるのだ。
BETAという存在と勝手に戦ってだ、だからこそある程度の戦力や支援はするが本格的な支援や軍事開発しないのはこれが本音である。
未だに人類はBETAにたいして舐めた態度で有ったのだ、この時点では実際に1995年まではアメリカすらも新型爆弾でハイヴごと消し去ることができると考えていたほど、地球に与えるダメージを無視してもだ。
その結果がオルタ後の地球の殆どが塩の大地になった世界であり、一部の大地はそのまま水の底に沈んだほど、それでもBETAは生きている、その世界の武も近衛に入って頑張っているが結果死亡してループ世界に突入するのだから救われないどころではない。
火星軍が持ってきたハイヴすら吹き飛ばす艦載砲【ハイメガ砲】の威力とその後のモビルスーツの威力を目にしたフィンランド政府は国連に加盟しながら火星派閥になるとこの記念式典世界中に大々的に発表したのだから。
当然アメリカ政府や国連の極秘計画にいた中枢部にいた連中に慌てふためいたのは言うまでもない、特にソ連にしてみれば第三計画の初期ロットがうまくいったから今も膨大な資金や資源などを国連から貰ってなんとかソ連を維持しているほどであった。
だがまだフィンランド政府の言葉は続いていた、これを無理やり止めたとなると、国際連合の名前に確実に傷がつくのである、無論それを止めた国も一緒に。
「だからこそ我々フィンランド基地の防衛を一手に引き受けている火星軍に大いなる拍手を。また、これから我らは火星軍や政府が我らを見捨てない限りは、永続的にフィンランド政府は火星政府のよりよき隣人になれるでしょう、以上我々からの演説は終わります」
ぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱち
ぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱち
ぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱち
ぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱち
盛大なる拍手がその場からなりやむことはなかった、国連側も同じく拍手するしかない、それは各国も同じである、ここで拍手をしない国があればそれは同時になにか含むことがあると態度で示したようなものである。
しかもだこの演説は当然火星政府の協力で、ベクトラや現地にあるラー・カイラム級などを通信基地局にして各国に届くリレー拠点に使っているのだ、宇宙空間にはこの日のために用意されたベクトラ3隻が衛星軌道上に配備されているほか、通信衛星などの多くも使って各国に放送しているのだから、今の時代は各国は勝手に自国が危ないことになると勝手にその放送自体がはいれなくなるような仕組みは未だに存在してはしない。
しかもその仕組みを作るはずだった統一中華連合の汚職や共産党の一党独裁を企んでいる者達は物理的に粛清されたあとである、そのあとの政権が見本として一党独裁政権を作るはずはなかった。
選挙妨害なんてもってのほかである、つまり結果その仕組みが作られていないためにテレビ局はそのまま嫣然を各国のお茶の間に垂れ流ししたのである。
そう国連のおひざ元のアメリカ大陸の連中も全てこの放送をみてしまった、そして意図的に消していた情報で有ったという認識が後の世界中の教科書にのる【フィンランド宣言】の始まりであった。
その後に火星政府代表として、マークこの時初めて、自らの愛機になった【黄金の騎士】を世界中に見せることになった
「俺がマーク・ギュンター中将である。この度のフィンランドの演説を聞いたことで、我々もなにかこの世界にしなくてはならないと痛感した、ゆえに本来ではもっと後に見せる予定ではあった、火星政府と軍が共同で開発した最新鋭機であり、また俺専用機のスペリオル・ドラゴン・ガンダムである武装やスペックなどは後で公式に発表する予定であるが」
「ここにきて今年度の8月までドイツ側かソ連側のどちらかのハイヴを落とす計画を準備していることを、この放送で世界中に発表する、まだどちらかのハイヴかまた別のハイヴはわからないが、だが欧州戦線をこれ以上圧迫する元凶を少しでも取り除くのが今の火星軍の主目的である」
この発表は世界中に大きな波紋を示すことになる、確かにソ連側のハイヴは世界で唯一ハイヴ攻略時のデータが残っているのだ、またソ連としてもここを取り戻せば大きな前進にもつながることには誰だってわかっていた。
またドイツ側も一緒である、つまり統一ドイツの旗揚げの意味も込めて、近くのハイヴを攻略するは理にかなっているからだ。
ここを統一ドイツと言う名前で軍隊も再編成された状態でたたかえば東ドイツ西ドイツなど言っている兵士達の目を一気に覚まさせることができるからだ。おまけに、人類側でハイヴを攻略した部隊がある東ドイツの部隊を前面に押し出すことも可能であるのだから。
しかもフィンランドを完全に取り戻した1年の記念会場でマーク中将が自ら専用機体で乗り付けて堂々世界中に言っていることも信用性や信頼性にもつながっていた。
実際に東ドイツ付近の国境は完全にラーカイラム級5隻と砲撃戦用の陸上戦艦ヘビィー・ホーク級10隻とガンタンク部隊500という途方ない戦力で完全にBETAの進行跳ね返しているほどだ。
つまりそれがハイヴ攻略のための準備段階とも東ドイツ側の政府はそれを解釈することができたのだ、だからこそ余計に今まで好き勝手してくれた【シュタージュ】という組織の正式な解体と【スケープゴード部隊】が必要である。
ベアトリクス部隊は政府直轄の由緒駄々しい戦術機部隊をもっている警察組織であると火星政府との裏取引で、今は世界中に宣伝していたのだ、これによって一部の国々も戦術機部隊を政府直轄警察組織にも持たせるべきという意見が日本やアメリカなど比較的後方の国々で声が上がるほどの人気者になっているのが今のベアトリクスの部隊である。
ただし隊長ともう一人の部下は現在ロンデニオン・コロニーで生活をしており、その訓練の一部だけであるが、世界中の人々に見られている、ベアトリクスのスタイルとそのバッサリとした性格とハイヴ攻略した実績に契約者である。同じ部隊のテオドールという中尉に対して恋人になってほしいと猛アタックする一部も流れているのだから、これで人気が出ない方がどうかしている。
しかも確実に修羅場であるのだ、人はパンだけは生きられないつまりサーカスの部分が必要なのだ、そのサーカスの部分が火星政府が地球に向けて流しているあの放送なのだ、今回の放送はその回線を使っている。
同時刻ベルリンの壁内部に設置された極秘会議室において、この放送をみている連中がいた、周りには当然火星軍特殊部隊専門のエコーズが1個大隊ロトを含むモビルスーツを持ち込んでいた。
それを知る者は誰もいなかった、実際に光学迷彩使用中のロトシリーズのステルス技術はこの世界の技術はまず発見が不可能なほど高性能であるためである。
しかも西ドイツ政府の上層部の多くは東ドイツの上層府と結託しており、【ベルリンの壁】も徐々にだが一部だけ解除するなど、統一政府に向けて裏では動いていたが【今のシュタージを掌握したアックスマン】がそれを阻むのだから、排除するしかないのが実情なのだ。それに丁度いいスケーブ・ゴードができたと両政府とも喜んでいるのを彼らは知らないのだから、あきれるしかなかった。
「丁度マーク閣下・・・演説がはじまりしまたね・・・・東ドイツ政府と西ドイツ政府の皆様・・・」
「ええ・・・・・・我らの目先のハイヴを落とす・・・・・それをもって統一ドイツの旗揚げですな」
「まったくジョン・バウアー様の手腕はすさまじいですな」
「いえいえ・・・火星軍外郭独立地球方面軍ロンド・ベル大艦隊の設立をした方ですな、政治的にも優れております」
「ははは、昔取った杵柄ですよ、元々はエース部隊や愚連隊や軍隊の鼻つまみ者で構成されている部隊ではありましたが、我々も皆様の国連と同じで火星政府にもいくつかの派閥がありましてね、圧倒的武力で地球全てを制圧して素早くハイヴも攻略しろという10年以上前にそのような勢力がいましたからな・・・」
「「「「「「!!!!!!!!!!!!」」」」」
「なるほど・・・・それらを押さえつけるために・・急遽権力に真っ向から立ち向かえる独立な大艦隊が必要なだったわけですか・・・ジョン様」
「えええそういうことです・・・・その結果我々が勝ち、色々と準備をした結果も今に至りますその時の独立した大艦隊がロンド・ベルであり、彼等はいざとなるとその独立の権利をもって、地球上にのこっているすべてのハイヴすらも落とせる権限が今の火星政府からも軍隊からも与えられていますな」
実際にこのようなブラフや有ったかもしれない勢力の話をすることでジョン・バウワー議員達は宇宙世紀の事を引き合いにして両ドイツ政府の高官達を手玉に取っていた。
また自白剤や指向性タンパク質がこの時代では禁忌の部類になっており、基礎研究すらも行われてはいなかった、実際に論文は作られたり、学界では発表はされていたが、人類の天秤が確実に人類側に向かっている事や、火星政府の実力を見てしまった後ではこのような人の意思すらゆがめる技術は必要ないと政治的に判断されていた。
これも火星政府が地球に早めに介入したことでマブラヴ本来の歴史よりも大きく変わる結果に繋がっていく。