新訳・転生マブラヴ オルタネイティヴジェネレーション移設版 作:うさぎたるもの
1986年二月のフィンランド宣言より、三ヶ月が経過した頃統一ドイツ軍と火星軍は事実上大慌てで、軍隊の再編成を行っていた。
確かにこれまでのH4:ヴェリスクハイヴ H5:ミンスクハイヴのどちらかの攻略の為にBETAの間引き作戦を一週間の間三回もハイペースで行っていた統一ドイツ軍と火星軍の両軍ではあったが。
だがやはりというか主に統一ドイツ軍の機体の整備や機体状態、パイロットの士気問題があるために。
どちらかのハイヴ攻略作戦は参加できない地球側の唯一の点数稼ぎの場所として、大量の物資や地球上の国連に参加している殆どの人間や各国の人々が集まり、ローテーションを組んで間引き作戦をやっていたのだから。
「ちっ・・・またか・・・国連軍奴ら・・・ジャマばかりしやがってなにが統一ドイツ軍の力を見せてもらおうだ・・・俺たちはやつらの盾はないぞ」
「そうだな・・・後ろから打ちたいが・・・・国連軍が祖国にいるのではな」
こんな会話が統一ドイツ軍の間では当たり前である、フィンランド宣言後に統一されたドイツの軍事行動に【契約者の第666中隊】や【警察部隊】も大体的に統一ドイツの式典に出た上で、しかも式典用装備に換装された【トルネードガンダム】が大々的に東ドイツと西ドイツの戦術機共に歩いていたのだから。
ゆえにこれを気に入らない国連側の国々は邪魔をするためだけに、大量の国連軍の部隊をわざと統一ドイツ軍と共にドイツ近くのハイヴの間引きをおこなっているのだが。
戦力になっているが、たが正直ジャマでという感じでしかないのがドイツ軍の本音であった。
このようにして統一ドイツ軍隊の再編成はやはり仕方がないといえるのだ、さまざまな国の主義主張が現場にまで回っているのだから、
それでもハイヴの圧力に負けていないのはライノサラス機二機の強大な火力と防御力としてもBETA側にも鬼門とも言える能力でしかなかった。
対レーザー用の技術で作られた塗料を塗るだけで、レーザーを防げるのだからレーザー種にとっては鬼門なのだから仕方がない。
それに加えて地上用にセッティングを施した【バーストライナー砲】二門の砲撃を食らえば3万程度のBETAなど簡単に消し飛ぶのは当たり前である。
またここに配備されている戦術機のほとんどは第二世代型機しかなく、実験的に第三世代機並みに性能を持った機体を配備して実戦経験を得るということを行っていのだ。
そのためか日本が開発した【瑞鶴】六十機や日本帝国ガンタンク部隊も併せて一個大隊が統一ドイツ方面軍に回されていた、日本帝国もドイツ付近の環境のデータは流石にもっていなかった為に、それに近い北海道辺りの寒冷地装備で出てしまったことで、瑞鶴は多少の機体不備が出てしまったが、それでも十分にBETAとの戦いに勝利はできた。
モビルスーツの技術も使っているおかげで、本来のマブラヴの瑞鶴機よりもスペックが三十%向上しているのが、こちら側の瑞鶴なのだ、おまけにジェガン部隊やギラ・ドーガ部隊も戦場にいるためか、戦死するほどの危機は訪れなかった。
神宮司まりも12歳 死の八分間を無事に突破をすることと成った、これは日本政府としても本来ならば、兵士の年齢を下げる必要はなかったのだが、だが火星軍のMSのパイロット達の年齢達は一桁台の人達が普通にMSを操縦するは当たり前であった。
モビルスーツは子供でも扱えるレベルのosと機体レベルの技術を有していることもあったが、その為か日本帝国としてもそれに習うように今回は日本帝国内で軍学校にすでに入学している人達を対象にした結果【神宮寺まりも】の適正も含めて問題ではなかった為に、今回のドイツ方面軍に特別に配備されている。
それにあわせて瑞鶴の量産型機の一機を任されたのだ、これは本来の歴史の日本帝国ではありえないことではあったが。だがこちら側では火星軍のおかげで地球上のハイヴは残り5個までしかない、つまり人類側に圧倒的に天秤が傾いてるのだ、
他のハイヴを立てようとする場所もすでに火星軍と国連軍のとの協力の元に、BETA封じ込めは完全であったからだ。
そのためか、人類側の新型機体開発のスピードは忠実の歴史よりも若干早くなっているおかげで多少の性能向上や第二世代機の登場も早まっていたのだ。
そんな中、ようやく日本も常任理事国入りしたとはいえ、拒否権発動の権限が凍結されている以上、今回の間引き作戦で如何しても日本帝国はある程度の戦果が必要となっていた。
フィンランド宣言によって国連側では少しでも味方が欲しいと考えった結果、日本とオーストラリアの理事国入りを正式に認めた結果でもあった。このためか日本帝国は少しでも戦力を出すためと、火星軍のパイロット達が子供達がいたための特例でもある。
「今日も陽炎によって・・・BETAを倒せたけど・・・火星軍のおかげかな」
【神宮寺まりも特別少尉】は自らの機体陽炎を若干12歳で動かして死の八分間も余裕で終わらせているのだ、彼女のBETAの成績は突撃級三十 戦車級100 要撃級 500であるこれはまりもの戦術機を動かす才能もあるが同時に戦術機の性能と武装の影響も大きいのだから。
「だからって・・・あれだけの数に突貫するか、まりも特別少尉どの?」
「!!!!!・・・マーク中将閣下・・・すみませんまた・・・私を守って貰って」
「いい若干12歳でこいつを動かせる・・・それを日本帝国が世界に対して見せたいのは分かるが・・・だがそれで死亡していいほど、人類は追い詰められてないはずだ」
「それなのに・・・君たちを戦場に出したのは、日本帝国の見栄と国家のプライドでしかないからな、そんなことで君たちを戦場で死亡させるほど、火星側が甘くはない」
確かにマークの言っていることは間違いではない、実際に【神宮寺まりも】の名前を見た瞬間にマークは即座に契約者制度で縛るつもりだった、特例を使ってもだ。
だがそれは流石に危ない橋であると分かったために、こうしてマーク達の部隊はできる限り日本と統一ドイツの軍事力の消耗を抑えるために、戦場では3部隊の護衛をつけているのだ。
こうしてマークも光の騎士の性能を地球上の国家にも見せつつ、頑張っているのだ。
そして原作キャラがあまりにも幼いこともあり、ついにマークは自らの手をまりもの頭をなでて話していたのだから、それに気が付いているのはまりもや周りの人間達であり、マークのこの行いは癖の様なものである、子供をあやすようにまりにもの頭をなでているのだから。
「だからな・・・もう少しでいいから大人を信用しろよ、それか俺達を信用してくれないか? 神宮寺まりも特別少尉」
「それは・・・・・・マーク閣下・・・」
なぜか神宮寺まりもの顔は真っ赤になって、その場で構ってしまったが、これは仕方がない、元々まりも達の部隊はマークの直轄である部隊と一緒に戦場に出て戦っているのだから。
「だから頑張ってもいいが、まりも達はまだ子供だ、わがままを言ってもいい立場だとは忘れるなよ、今のこの特別編成その物がおかしいものだと思ってくれ」
「・・・・・・・・・・・はい・・・・・」
神宮寺まりもの感情にもとある変化が訪れても仕方がないのだ、この世界では指向性タンパク質などの人を洗脳する技術は封印されているのだから。
またこのような戦果は世界に対しての発言力を上げる為に如何しても必須なために、また本当に瑞鶴が戦場で使えるのか? という疑問を解消する為にも
日本帝国は量産された【瑞鶴機】を国内に配備したが殆どをドイツ方面軍に配備していたのだから、その力の入れようは他の国々にしても文句は言えなくなっている。
「日本帝国のあの第2戦術機の瑞鶴か、なるほど確かに優秀な戦術機といえるな」
「ジャップのクセに、我々よりも高性能戦術機の開発に成功するなんて!!!!」
「抑えろ、アメリカの指揮官よ、現状のドイツ方面軍の戦力は確かに圧倒的だろう、これほどの戦力が集まったのは一番初期段階のハイヴ攻略作戦以来だろう」
「確かにな、ドイツの司令官よ、だがなあの瑞鶴という機体は我々でも現状は手出しできないというではないか? 指揮系統も未だに組まれていないのだ」
確かにアメリカの司令官の言うとおりかも知れないが実際に日本側としても第2世代機という戦術機という最新鋭機のデータ等を簡単に他の国々渡すことは出来ないために。
「やはり、このコンテナ船を大量に持ってきて良かったということか、事実さまざまな国々の密偵達が現にこの最新鋭機の機体データを得ようとこちら側に色々と接触しようとしていると報告が上がっているが」
確かに紅蓮の言うことはまちがいではなかった、実際に日本が第2世代機を作ったという情報はあの会場から時間差が殆どないほどに世界中に広まっていたのだ。
それからある程度時間もたった上で量産型機も生産ラインに乗せて現状も量産型機は本国で作られているのだ。瑞鶴の帝国軍仕様機【陽炎/かげろう】である、
またこれは忠実では日本帝国側が作ったということで近衛側が殆ど使っていなかったが、だが現状の日本帝国は様々な火星政府との取引により、日本帝国の技術力なども大幅に上がっているために、近衛軍が使っていた瑞鶴をなんとか帝国軍仕様機にすることで使わせてもらっている程度である。
ゆえに陽炎の名前が与えられている、これで近衛軍はある程度は納得したのだから。
「近衛軍が光で、帝国軍は影か・・・いいではないか」
「そうですね・・・帝国軍にも少しは良い目を与えておかないとね」
こんな感じで無事に帝国軍が瑞鶴を使えるようなったのはつい最近の事である、だからこそ今回の出張に近衛のトップ側にある、紅蓮が日本側の総指揮官としてドイツ方面軍にやってきたのだ。
近衛の一部の勢力では今回の瑞鶴の開発データから元に新たな近衛専用機体を作るという勢力がいるために、それを一時的に封じるために今回の瑞鶴の実戦配備と出張ということになったのだ。
実際に日本帝国は確かに戦術機開発では頭を一歩でたように思えるが、それは軍事技術力のみであり、日本の総合資金と資源においては、軍隊の装備の統一は昔から悩まされてきたことでもあったが。
今回の瑞鶴は日本側にしてみれば日本という国で使える戦術機といえたのだ、またこれを一部の性能をダウンさせた、タイプの発売も考えているのだから、中々商魂たくましいといえる。
つまり日本帝国側としても今回の近衛の勢力はジャマでしかないのだ、確かに瑞鶴より圧倒的上の機体を開発するのはいいだろう、でもそれを近衛軍のみ限定であるのならば、日本帝国側としてはいらぬ軍事負担でしかないのだ。
それを知っている紅蓮は今回は日本の政府の要求を呑む形で【神宮司まりも】を含む五名ほどは未だに14歳未満の子供を戦場に狩り出すのは大人として恥ずかしいのだが。
「だがな、あの火星軍のユニコーンのパイロット、バナージ・リンクスもジュドー・アーシアなども少年兵士といえる年齢ではないか、それでいて間引き作戦では最前線で立って我々よりも多くのBETAを倒しているのだから」
確かに紅蓮の言うことはまちがいではないが、それは二人がニュータイプといえる存在である上に二人が乗っている機体も二人用に専用機化されているのだから、仕方がないのだが。
実際にガンダムタイプの殆どはパイロットの専用機となってしまっているのは仕方がないのだ。
それほどまでにガンダムタイプは扱うパイロットの腕に大きく影響される為に、そのパイロット用に合わせて専用化するのは当たり前である。
こうしている間にも間引きが行われているのだが、今回は欧州同盟が主役としてがんばっているのだ。
つまり日本帝国側も戦力は持っているが、それを使う機会は欧州同盟側の指揮官が救援を求めてくるまで待つ必要が出てくるのだが。
実際には火星軍もこの戦場に参加しているために、間引きされているBETA側の被害が時間を過ぎるほど圧倒的に多くなっていく。
こうして間引きか完全に終了したのは四月一日の深夜を回ったときであった。
これほど長い間間引きをしてるのにもかかわらず欧州同盟側の被害というば戦術機が20撃破されただけであった、無論パイロットは死亡した者達もいるが、機体から脱出して無事に生き残った連中もいるために。
実戦経験を積むいい場所になっているために中々ハイヴ攻略作戦ということには移れない事情がこうしてドイツ方面軍の司令部にうずまっていた。
それから半年の期間が過ぎてーーーーーーーーー徐々にだが、統一ドイツ軍の練度も上がってきているのだ。
流石に戦場に出て、東だ西だと言っている戦術機パイロットや戦車兵士はことごとくBETAと戦って死亡しているのだから、その辺はなかなかシビアに判断しているのが、統一ドイツ政府の思惑である、それに統一ドイツの戦い方も戦場の人々からも受け入れられるようになってきたのだから。
この戦いは無駄ではなかった。
近衛軍の戦術機の呼び名と 帝国軍の呼び名はべつです 同じ機体ですけど、そうしないと国内で色々と問題が発生するので。